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今日はXへのpostをブログver.としてre-arrangeした「最近のPostから」、その124回目を御届けする。 2026年、既に6月で梅雨入り間近というのに、こちらではまだ2~3月の事を擦っているという有様。だが、本来はこれに優先してフィーチャーしてすべきものがあるので、このシリ
映画『ウェディング・バンケット 2025』感想(ネタバレ)…クィア・キングダムハーツ
繋がる心がゲイの力だ!…映画『ウェディング・バンケット2025』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。原題:The Wedding Banquet製作国:アメリカ(2025年)日本では劇場未公開:...
トランスジェンダーやLGBTQ+に関する専門サイトのファクトチェックの整理
この記事では「LGBTQ+」、とくに「トランスジェンダー」に関する、一部で拡散されているいくつかの主張に対して、専門のファクトチェック・サイトや学会の検証/調査の結果を整理しています。あくまで私が収集して一覧にしているだけなので、検証の詳細...
『テレビの中に入りたい(I Saw the TV Glow)』感想(ネタバレ)…表象に埋没する
私は飲み込まれるのだろうか…映画『テレビの中に入りたい』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。原題:I Saw the TV Glow製作国:アメリカ(2024年)日本公開日:2025年9月26日...
映画『リトル・シスター 秘密』感想(ネタバレ)…ぎこちないムスリム・レズビアン
それでも少しずつ上手くなっていく…映画『リトル・シスター 秘密』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。原題:La petite dernière(The Little Sister)製作国:フラン...
映画『制服の処女』(1931年)感想(ネタバレ)…生徒と教師の同性愛の初期作
そしておやすみなさい…映画『制服の処女』(1931年)の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。原題:Mädchen in Uniform(Girls in Uniform)製作国:ドイツ(1931年...
アニメ『ハズビン・ホテルへようこそ』感想(ネタバレ)…動画天国!
中身は地獄!…アニメシリーズ『ハズビン・ホテルへようこそ』(シーズン2)の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。この感想はドラマ『ハズビン・ホテルへようこそ』の「シーズン2」のものです。「シーズン1...
ドラマ『Pluto』感想(ネタバレ)…同じ星の下で双思双愛なタイGL
自己肯定し合うガールズラブ…ドラマシリーズ『Pluto』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。原題:Pluto製作国:タイ(2024~2025年)シーズン1:2024~2025年にYouTubeで...
ドラマ『The Heart Killers』感想(ネタバレ)…殺し屋ハンバーガー食べ放題なタイBL
おなかいっぱいにします…ドラマシリーズ『The Heart Killers』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。原題:The Heart Killers製作国:タイ(2024~2025年)シーズ...
2025年の映画&ドラマをLGBTQの視点で振り返るお疲れ様でした、2025年!2025年も終了です。LGBTQを題材にした映画やドラマ、皆さんはどれくらい観ましたか? お気に入りに出会えるとなんだか嬉しくなりますよね。この記事では2025...
映画『Anders als die Andern(Different from the Others)』感想(ネタバレ)…1919年のドイツからクィア映画史が始まる
それは当事者を知ってもらうための始まり…映画『Anders als die Andern』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。原題:Anders als die Andern(Different...
彼を嗅いだら、あの頃とは違う匂いがした。 ――関西に転勤になりました。メッセージをSNSに残して彼は遠くへ行った。お互いが20代のときに、何度か会った。その後は、流れてくる写真や動画で近況を見るだけだった。半年前にたまたま時間が会い、池袋で食事をした。変わらないね。おじさんになったよ。彼は私の隣で寝ながら笑った。 春から、そっちに行くことになったよ。東北に住んでいる年下の子から、メールが来た。彼が旅行で来た時に、一緒に街を歩いた。パンダ、かわいいね。こっちで働くことにしたんだね。笑った彼は、私の部屋に泊まりに来た。年下の肌はハリが違った。私と歩いた上野を、今度は誰と歩くのだろう。 クラブで知り…
ドキュメンタリー映画『Rebel Dykes』感想(ネタバレ)…1980年代の反逆のダイク!
受け継ぎたい反骨精神!…ドキュメンタリー映画『Rebel Dykes』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。原題:Rebel Dykes製作国:イギリス(2021年)日本では劇場未公開監督:シアン...
映画『This is I』感想(ネタバレ)…トランス・アイ・メディカリズム
日本のトランスジェンダー史を直に見つめてきたアイドル…Netflix映画『This is I』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。英題:This is I製作国:日本(2026年)日本では劇場未...
映画『ブルームーン』感想(ネタバレ)…オクラホモ? 笑えるよな?
う、うん…映画『ブルームーン』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。原題:Blue Moon製作国:アメリカ(2025年)日本公開日:2026年3月6日監督:リチャード・リンクレイター恋愛描写ブル...
ドキュメンタリー映画『あかるい光の中で(Come See Me in the Good Light)』感想(ネタバレ)…最期を迎える
それでも言葉は残る…「Apple TV」ドキュメンタリー映画『あかるい光の中で』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。原題:Come See Me in the Good Light製作国:アメリ...
映画『A Florida Enchantment』感想(ネタバレ)…性転換ジャンルの映画史の種
その種からクィア映画史が芽吹く…映画『A Florida Enchantment』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。原題:A Florida Enchantment製作国:アメリカ(1914年...
【2025年】LGBTQ+映画祭「OutfestNEXT」の上映作品を紹介
「OutfestNEXT」(アウトフェストネクスト)が2025年11月6日~9日にわたって開催されました。「Outfest」は1982年に設立され、LGBTQ+を基盤にフィルムメーカーの育成、映画祭の企画などを行っているアメリカのロサンゼル...
【2026年】第76回ベルリン国際映画祭のテディ賞の受賞作&ノミネート作の映画を紹介
第76回ベルリン国際映画祭が2026年2月12日~22日にわたって開催されました。長編コンペティション部門の最高賞である金熊賞には、“イルケル・チャタク”監督の『Yellow Letters』が選ばれました。一方で、ベルリン国際映画祭には「...
シーツの染み。斜めのテーブル。埃を被った弁当箱。 ひどく寒い雲ひとつない朝の空。函館フェリー乗場の土産屋。新宿アイソトープ楽屋の鏡。 「恋人ができたら、一緒に見たい景色とか行きたい場所とかあるじゃん」友人は言い、私は目を閉じて唸る。 「前に付き合ってた人とも来たんだ」当時の恋人は、夜景を見ながら私に言った。「そうなんだ」私は夜景を眺めた。隣の恋人は、嬉しそうな顔をしていた。 誰かとどこに行こうか話をする。「ここに行ったことある」その言葉を聞くと、私の選択肢からは外れる。思い出はCtrl+S。 SNSで誰かが旅行の写真を流す。そこに誰と居たか。浅草寺。上野公園。最終更新日だけが残る。 恋人ができ…
茶道部がマラソンでいつも以上にパワーを使うように、人見知りは人と会うのに相当のパワーを使う。出会い系アプリの「こんにちは」で手に汗をかく。「会いましょう」なんて日には、待ち合わせ場所まで全身から汁が吹き出る。そんな私が一滴も体液を出さずに会える友人は言った。 「お昼ご飯食べて、遊んで、夕飯も食べることってある?」 唸りながら脳みそにある箪笥の引き出しを漁る。昼食を人と食べた記憶は奥のほうでカビが生えかけていた。 「ある」 腐りかけであることは伏せておいた。 「僕は全然無くてさ」 友人は言った。 「僕と一緒にいると相手を疲れさせてしまうんじゃないかと思って」 少し喉の奥に引っかかったような物言い…
映画『サロメ』感想(ネタバレ)…1920年代のクィア映画のカルト・クラシック
100年以上前の映画に漂うクィアネス…映画『サロメ』(1922年)の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。原題:Salomé製作国:アメリカ(1922年、一般公開は1923年)日本では劇場未公開監督...
【2026年】「BFI Flare」(BFIフレア ロンドンLGBTQIA+映画祭)の上映作品を紹介
「BFI Flare」(BFIフレア ロンドンLGBTQIA+映画祭)が2026年3月18日~29日にわたって開催されました。「BFI Flare」は「英国映画協会(BFI)」が主催しており、 1986年から始まりました。毎年、LGBTQ+...
「カミングアウト」は誰の言葉? LGBTQの歴史との関わりと意味の変移
LGBTQ+関連で「あらためて考えてみる基本用語」のシリーズ記事。今回は「カミングアウト」という用語をとりあげます。性的マイノリティ(セクシュアル・マイノリティ)の文脈における「カミングアウト」の意味するものは、「自身の性的指向やジェンダー...
ドラマ『デッドロック 女刑事の事件簿』感想(ネタバレ)…レズビアン・ワニワニパニック
もしくはワニの里帰り…「Amazon」ドラマシリーズ『デッドロック 〜女刑事の事件簿〜』(シーズン2)の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。この感想はドラマ『デッドロック 女刑事の事件簿』の「シー...
映画『つばさ』&『Coming Out Under Fire』感想(ネタバレ)…軍の中で男たちはキスし合っていた
そしてそこにゲイは確かに存在した…1927年の映画『つばさ』と1994年のドキュメンタリー映画『Coming Out Under Fire』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。原題:Wings製...
ドラマ『ハンティング・ワイブス』感想(ネタバレ)…女と妻と銃と
そして犯人は…ドラマシリーズ『ハンティング・ワイブス』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。原題:The Hunting Wives製作国:アメリカ(2025年)シーズン1:2025年にNetfl...
映画『パンドラの箱』感想(ネタバレ)…初期のバイセクシュアル・テンション
ルルの場合…映画『パンドラの箱』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。原題:Die Büchse der Pandora(Pandora's Box)製作国:ドイツ(1929年)日本公開日:193...
映画『愛しのセニョリータ』感想(ネタバレ)…Netflix;インターセックスの自己愛を見つける旅路
みんなに支えられて…「Netflix」映画『愛しのセニョリータ』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。原題:Mi querida señorita(My Dearest Señorita)製作国:...
映画『モロッコ』感想(ネタバレ)…プレコード時代だから描けた女と女のキス
数年後には描けなくなる…映画『モロッコ』(1930年)の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。原題:Morocco製作国:アメリカ(1930年)日本公開日:1931年2月25日監督:ジョセフ・フォン...
【シュガードッグライフ】(2024)原作:シュガードッグライフ(著:依子) 《あらすじ》※朝日放送テレビより転記童顔で身長が低いことがコンプレックスな大学…
ベランダの下で繰り広げられた「ふたりの世界」♪レズビアンカップルの微笑ましいラブラブぶり♪
週明けの月曜も雨模様のブリュッセル。今週はずっと雨マーク☔️の天気予報です。 話はまだ天気の良かったこないだの土曜日のこと。 …
世界に一つだけの花。毎日がスペシャル。人生は紙飛行機。 あなたは特別なんだよ。ひとりひとりが違っていていいんだよ。沢山の歌が伝える。つまり私は特別なのである。 盲点の窓、という言葉がある。自分は気づいていないが、他人は知っている自分。これまでに書いたブログの記事データを整理してChatGPTに全データを投入して分析する。私の作家性とやらが画面にスクロールしていく。表現の癖、モチーフの傾向、文体の向こうにある人物像まで。 ここまで私のことがわかっているのなら、代わりに書けるのではないか。私はGPTに「できる?」と打った。 できます。 1秒もしない間でGPTは答えた。 テーマは「ゲイの生きづらさ」…
田舎の高校に通っていた私は自転車通学だった。片道1時間かけてペダルを漕ぐ。時々、帰り道の自販機で缶ジュースを買って、飲みながら帰っていた。自販機のラインナップの隅には、ハテナマークがあった。 なにがでるかはおたのしみ 指先が、ファンタとハテナマークの間を何往復かしたあと、ハテナの誘惑に負ける。出てきたブラックコーヒーを苦い顔で飲む。途中のゴミ箱に空き缶を捨てて、立ち漕ぎで坂道を登っていた。 気づけば、彼を目で追っていた。楽しそうな声は、うなじのあたりで疼いた。指先が、彼とのメッセージ履歴をスクロールしていた。何を考えているかは、わからなかった。 みんなでバイバイをしたあと、時々途中まで二人きり…
「僕が見ている世界の話をしようと思う」リアリストの友人がスピな感じで切り出した。私はお菓子をもぐもぐしながら次の言葉を待つ。「誰かの話を聴いたりすると、頭の中で映像で再現するんだよ」もう一人の友人も黙ってコーヒーを飲む。 その友人は凝り性で、ピンマイクを買った。組み合わせは私と友人か、友人同士の二人が多い。今日は三人でテーブルを囲んでいた。それぞれ襟元にマイクをつけている。カチャ、とカップを置く音すら拾われる。 「僕は、皆そうだと思ってた」聞いた話が、頭の中で質量をもった映像で再現されるらしい。夜の営みの話を聞いたらとんでもないのでは、と下世話なことを考えたが、友人の頭の中でとんでもない映像が…
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「【渋谷区渋谷】美川憲一が現在暮らす自宅マンション」と「世田谷区の旧宅」を探訪
今回は「美川憲一が渋谷区渋谷で現在暮らす自宅マンション」と「世田谷区深沢にある旧宅」を探訪します。後半では、(1)オネエキャラ(自身がLGBT(性的少数者)(※)であることを公表した芸能人・著名人)の自宅まとめを掲載します。(2)【美川憲一と親しい芸能人】大親友である水前寺清子、後輩の神田うのや藤あや子、うつみ宮土理の4人の自宅、妹のようにかわいがっている研ナオコ、古くからの旧友であるデヴィ夫人・カルー...
いつも突然だった。幼稚園の時は気づけば体操教室に通っていた。小学校にあがるとピアノと水泳を習っていた。どれもやりたいと言った記憶が無い。 父親は、サッカー部だった。小学3年生になると、サッカークラブに入団できる。水泳かサッカーの2択を迫られた。私は水泳を選ばなかった。 友達の母親が英語教室をやっていた。放課後に何も無いのは、金曜と日曜だけになった。 学校の休み時間は、女の子と絵を描いていた。週に2日は、絵を描く日になった。 たいいく係、いきもの係、ほけん係。誰かが何かの役割を担う。私が立候補したのは、おぼん係だった。 給食のおぼんだけは生徒が手洗いをする。通常は日直の仕事だが、私は担任に新しい…
私が眠れないときに数える羊は、数えるタイミングで牧場の柵をジャンプして隣の牧場へ移動する。すべての羊が白く、ツノがある成人である。目を閉じてから数えていたら二千匹にはなっているであろう時間に、目を開けた。横では、羊飼いが静かに寝息を立てて肩を揺らしていた。寝息に被せるように大きめの溜息をつく。上着を手に取り、靴を履いて、私は羊小屋から出た。静かな夜だった。 何度目の夜廻りだろうか。コンクリートを踏む音が夜に響く。時折、車のヘッドライトが私の影をつくる。 同じ時間を過ごせば大丈夫だと思っていた。振り返ると、羊小屋は見えなくなっていた。 「こんな遅くにどうしたの」ドアを開けながら、友人は私に言った…
ピーマンが美味しい。生ビールが身体に沁みる。他人の成長に感動する。 サウナでととのう。私は未だに理解できていない。銭湯で理解できるのは、男の身体のよさだけである。 幼少期から、自然とソレを目で追っていた。プールの着替え中。銭湯。芸人が脱ぐバラエティ番組。同級生たちと笑っている中で、私の目だけ笑っていなかった。美術の教科書の裸婦像に声を上げる中で、私は白い彫刻から目が離せなかった。 銭湯は男女別であるべき。それを決めた人にノーベル平和賞をあげるべき。私は湯船に浸かりながら考える。位置取りは入口近くを狙う。入ってきた直後の無防備な姿に集中する。 動かすのは視線だけ。数秒で逸らす。目を瞑って噛みしめ…
子供の頃、友人から貰うお土産で一番困ったのは、キーホルダーだった。趣味が合わなくても、貰ったからには付けなければ失礼な気がして、学生時代の私の鞄には百鬼夜行がぶら下がっていた。違和感があっても時間が経てば愛着が沸くと信じていた。私は、高校の時に彼女と付き合うことにした。 男子校の教室は、常に飢えていた。吹奏楽部の部室にもエロ本が積まれていた。たまに他校と一緒に演奏することがあったのだが、我々男子部員は女子がいるだけでブレスが深くなった。私が息を乱すことはなかった。同じ楽器の女子とすぐに仲良くなった。 彼女は「かあさん」と呼ばれていた。部長で、やんちゃな部員を叱り飛ばしていた。昭和なら割烹着を着…
XでもLGBT法についての議論やら女性スペースにトランス女性を入らせないのは差別だ!いやそれは違うだろ!と意見が飛び交っています。最近見たので「えっ!?」と思ったのは小学5年生の男女を同じ教室で着替えをさせているのだとか。そこは分けてあげなよ。女子は嫌だろうし
小学6年の担任は、毎朝必ず出席番号順に呼名をしていた。学校の出席番号順は誕生日順で、私は大体最後のほうだった。自分が呼ばれるまで、名前を追っていく。半年も経つと、クラス全員の名前と順番を覚えていた。人の誕生日だけは、よく覚えていた。 高校で作ったメールアドレスを、私は未だに使っている。20代後半までは連絡手段は電話かメールだった。友人の誕生日をアドレス帳に登録して、その日になると、自分宛にメールが来るようにしていた。 メールが来ると、その人のことを思い出す。大学の時に、アドレス帳を消した。今でも2人だけメールの通知が7月に届く。届いても、数秒思い出して、すぐに削除する。 LINEでは誕生日の表…
【ラブメイト - 本当の愛、探しませんか?】(2023)原題:러브메이트 《あらすじ》※楽天TVより転記恋愛を信用しない主義のソ・イジュン。快適なシングルラ…
この春、ボコさん(同性パートナー)の甥っ子ちゃんが高校生になった。 小学生の頃から知っているけれど、最近は妙に気を遣ってしまって、一緒に江ノ島に行くのは遠慮した。 でも、ボコさんから届いた江ノ島の写真ハガキ。 あれだけで、お留守を選んだ寂しさが全部ふきとんだ。 ほんと、こういうところなんだよな。 先日、ボコさんの帰省のとき、久しぶりに甥っ子、姪っ子ちゃんと会った。 みんな成長してて、恋愛の話なんかもして、かわいらしかった。 あと数年もしたら、それぞれの道を歩いていくんだろう。 そうしたら、また静かに、あきさんと二人の暮らしになる。 その時は、2人で江ノ島旅行もいいなと、ふと思うの
「あなたはパラディンなの」網の上のカルビをひっくり返しながら、女は言った。私は黙って話の続きを待つ。「パラディンはみんなの盾になって攻撃から守るの。元は武闘家だから、戦士みたいに武器は持たないの。そうして傷ついたら、自分の周りに壁をつくって傷が癒えるのを待つの」女はニヤニヤしながら、どう?当たってるでしょ?という顔で私の皿にカルビを置いた。私はこの女が苦手だ。 タスクが両手両足でも足りなくなり、上司にぐうの音を出したのが年末。タスクのひとつを、同僚の女性に任せることになった。彼女と私の境遇は似ていた。同学年、やっていた部活が同じ、仕事への強い思いはある。恋愛対象が男、というところも一緒だが、そ…
LGBT法を推進したエマニュエル大使が最後まで理解できなかったこと
ラーム・エマニュエル駐日アメリカ合衆国大使が帰国した。エマニュエル大使が在任中に振りまいた話題の中で、最も大きかったものの1つがLGBT理解増進法の推進だろう。 経緯を振り返ってみよう。 2023年5月13日、エマニュエル大使は「LGBTQI+の権利を支持する在日外国公館のメッセージ」という動画をTwitterなどのSNSに投稿した。(魚拓) www.youtube.com この動画はエマニュエル大使の挨拶から始まることから判断して、おそらくは彼の呼びかけにより作成されたものだろう。この動画に参加したのは EU に加え以下の14か国の大使館である。 アメリカ合衆国、アルゼンチン、アイルランド、…
桜の季節。 ボコさん(付き合って8年のパートナー)のご実家にお邪魔した。 帰省のたび、お義母さまはよく手作りご飯をご馳走してくれる。 今回はセリのお吸い物、セリのまぜご飯、セリの天ぷら。 感動してたら、お義母さまが外で群生してるセリを1時間かけて摘んで、お土産に持たせてくれた。 これが野生の芹(セリ)!! 七草でも有名な草! 東京に帰り、教わったレシピで早速セリ料理に挑戦する。 セリご飯とセリ鍋っぽい汁を作った。 これをご飯に混ぜる 味付けが多少ずれても、独特の風味とうまみが引っ張ってくれる。 ボコさんもおかわり連続(久しぶり)。 お義母さま曰く、売ってるセリでもおいしくできる
夏は海とプールの季節。小麦色の肌ではしゃぐ若者たちは、全身で夏を満喫しているなと思う。それを横目に、私は日焼け止めを全身に塗りたくる。色白で、日焼けすると黒くならずに赤くなる。 部屋の引き出しにはTシャツがそれなりにあるが、殆ど白いシャツである。黒いシャツは私の肌色を青白く不健康に見せる。1ミリでも細く見られたい私としては収縮色を選びたいが、白のほうが自分に合うし光を吸収しない。Tシャツを買い替える時は、本能的に白を選ぶ。 部屋にあるものも同じである。好きな緑を基調に、白の配色が多い。ベッドのシーツも白だった。 仕事から帰ると、身体をベッドに委ねる。横になってスマホをぽちぽちしながら、シーツに…
中学では、理科を教えていた。社会人採用枠の試験は、論文と面接だけだった。本採用ではなく臨時採用だった。臨時採用は本採用の配属が決まったあと、空いた枠に配属される。そのため配属の決定が遅い。そもそも決まる保証もない。 声がかかったのは、桜が咲く3月下旬だった。知らない土地に面接に行き、すぐに決まった。2年の理科を教えることになった。 「4月からの授業、よろしく頼むよ」校長に言われてハッとする。教師になったのだ。嬉しいことだが、授業をしなければならない。 思い返してみれば、論文と面接の対策のみだ。理科の科目に最後触れたのはいつだったか。教科書をパラパラとめくり、顔が真っ青になる。理科は、得意科目で…
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