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ボランティア活動では子どもたちとの交流で笑顔がもらえます 団体の回復プログラムの詳細が決まりましたのでご報告いたします。 日時 2024年9月開始 場所 フィリピン シャルガオ島とセブ島 対象 義務教育終了後から50代ぐらいまで 中学生でも親子同伴ならお引き受けできます。 目的は不登校やひきこもっている人たちが一歩踏み出すためのきっかけづくりです。 日本人がいない場所なので人の目を気にすることなく様々な体験ができます。 その体験を通して自信をつけます。 ツアー以降、フィリピンでの滞在を望まれるならば、現地の高校や大学、専門学校への進学または卒業までのサポートもいたします。 またフィリピンリゾー…
体力作りの次が就労です。 私は9月下旬からセブに引っ越しをすることになりました。 理由はいくつかあります。 1、病院にかかることが多くなってきて、シャルガオ島には病院がないので困ります。 2、シャルガオ島には何もないので、退屈で困ってしまいます。 ひきこもっている人たちが支援を受ける為にシャルガオ島に滞在しています。 日本人がいない島の環境で英語を集中的に学んだり、社会常識を学んだりしています。 青木さんが、「映画を見たりコンサートに行ったりなど文化的な経験もあなたには必要だろうし、1人でも多くの人たちと接する必要性を考えたらシャルガオ島よりセブ島の方が良いのかな。」と言っていました。 それで…
他人からありがとうと言われたことがない私でした。 ゆっくり話しなさいは、会話の話題を出すスピードをゆっくりと進めなさいという意味でした。 私は相手の人と話が噛み合わないことがよくあります。 「何を言いたいのかわからない。」とよく言われます。 支援スタッフに指摘されてわかったことは、私は会話の中で主語述語を抜かしたり、順番を間違ったりすることです。 だから日本語として成り立たないのです。 何でそうなったのか? スタッフがいうのには、他者との会話がほとんどなかった。 とか、または耳が聞こえないので考えることがおっくうになって考えることをしなくなったからではらしいです。 そう言われても私にはわかりま…
笑顔の練習は5年間やっていますが、私にはとても難しいです お見合いをしました。 「お見合いという言い方は違うよ。」と支援してくれているスタッフに言われました。 事前に見た写真では可愛らいしい女性でした。 年齢は25歳です。 プロフィールはおとなしいという点が目につきました。 それと料理を作ることが得意とあったのでよかったです。 その女性と会うために、青木さんが私の服を選んでくれました。 私はその服がとても気に入ったので、手渡されたその日に着てしまいました。 青木さんからは「女性とデートをするときの為に買ったから、その時まで着てはいけないよ。」と言われていましたが、そのことを忘れてしまっていまし…
12キロ減 次は体力増強です みなさんこんにちわ。 私は目標体重をクリアしましたのでその褒美としてダバオ市にリフレッシュしに来ました。 そこで昔からの友達と3泊4日で過ごします。 お世話してくれているスタッフと 私は今健康を取り戻すために毎日朝、昼、夜とエクササイズに励んでいます。 体力がないと何もできませんから。 それで1ヶ月で目標の体重に到達したんです。 さてこれからは、体力をつけることが私の目標になります。 私のために作ってくれた、トレーニング室での体力増強を図ります。 期間は2ヶ月です。 その後にいよいよ、就労練習が始まります。 私は私の希望で食材調達係を選択しました。 調理の練習もや…
水道がとても良くないので濾過装置が必要です。50万円近くかかります。 本日支援している人の送り迎えの一環として日本帰国となります。 現在空港ラウンジでこの原稿を書いています。 セブの国際空港から日本の成田空港への便です。 搭乗手続きで周りを見てみますと、小さなお子さん連れのご家族や恋人同士の様な感じの方がとても多く見受けられました。 逆に大学生で短期英語学習者に該当しそうな若いグループ連れは全く見ません。 やはり、円安の影響なんでしょうね。 家族連れでセブで過ごすなんて通常誰も考えませんよ。 やはり、アメリカやハワイの物価が高すぎて変更されたのでしょうね。 フイリピンに来てお金を使うたびにレー…
心理検査の結果と息子Kの現状 弱みを把握しながらできる限り強みに注目していくことが支援していくうえで大切であることは主治医やKが受けているカウンセリングの先生からも言われています。 春休みに行ったWISC-Ⅳでは全体的なIQは同年の平均よりかなり高く、言語理解・ワーキングメモリ・知覚推理の得点がかなり高く、処理速度が平均内の得点との結果でした。 IQが高いなら勉強もできることが多く苦戦しないのでは?と思われることもあるKですが実際は苦戦も多く、なかなか周囲にはわかりにくいことも多いなと私は感じています。 WISC-Ⅳの結果では今回一番高い言語理解と処理速度は差が41もありました。 言語理解・知…
生きづらいと感じたなら、違う世界を覗いたら良いんだよ。 フイリピンの人たちが日本でひきこもっていたり不登校の人たちの支援をしてくれます。 長い間、日本だけで支援をしてきたこの団体です。 チャンスがありアメリカでの支援をおこないました。 ハワイやロスアンゼルスでの支援でした。 大きな成果をもたらしてくれた海外での支援でした。 彼らは人の目が気になるから自宅にひきこもってしまうのです。 日本ではみんなが同じことを求められる社会なのですから。 しかし、そうならなかったら・・・・。 自分は他の人と比べて劣っている。 そう感じて人前に出るのが不安になる。 この団体で支援してきた人たちのほとんどがその様な…
僕達はフィリピンのシャルガオ島に住んでいます。 すでに15年になります。 シャルガオ島だけではなく、ダバオ市やセブ市にも活動拠点があります。 僕達はシャルガオ島で就労支援施設としてのレストランを運営しています。 ひきこもっていたり、不登校の人たちを日本からフィリピンにお連れして、回復への支援をしているのです。 自分のことを誰も知らない場所なら、人の目を気にせずに再び社会や学校に戻れるのです。 その場所がフィリピンはシャルガオ島なのです。 シャルガオ島には格段にお世話になっている僕達です。 ですから、感謝の気持ちからシャルガオ島の小学校の支援をしています。 すでに15年目に入っています。 小学校…
いやあぁぁぁぁぁぁ。 とても忙しくなってまいりました私たちです。 先日このブログに「支援再開します。」と掲載した途端に5人の方から申し込みがありました。 依頼を含めますと12件の問い合わせです。 わずか5人ですかと言われるかもしれません。 しかし、私たちの団体は個別支援ですので一度に多くても3名程度の支援しかできません。 5人の支援でもう身動きが取れない状況なのです。 ところで、レストラン事業ですが、いやはやシャルガオ島。 毎日の停電に加えて、ライフラインの要である水までもがまともに供給されなくなってまいりました。 どういうことかと言いますと、今年に入ってから突然大手のホテルチェーンが進出して…
嬉しいお知らせです。 6年近くひきこもっていた青年がひきこもりから決別したのです。 フィリピンでの1週間の支援を受けて帰国後、気持ちが前向きになり、一日中ひきっぱなしにしていたカーテンを開け、自分の部屋にいることがもったいなく思えるくらいになったそうです。 そう思っただけではなく、実際部屋から外に出て色々な場所を歩き回っているそうです。 その様な報告を最初に聞いたのは、彼の父親からの電話でした。 「今息子の部屋に来ています。6年ぶりです。息子はフィリピンから帰ってきて変わったんです。小学校の時の様にとても前向きになりました。」 「そんな息子が、またフィリピンに行き、そこで生活したいと言っている…
わからないことは係の人に聞きましょう 私は56歳です。 私は独身です。 もちろん子どももいません。 それどころかつきあった女性もいません。 アルバイトはひとつだけ経験があります。 そして30年近くひきこもってしまいました。 30年間誰とも会話をしていません。 両親はいました。 でも両親とも会話がとても苦手な人たちなので、家庭の中には会話はありませんでした。 正確に言うと「風呂」「飯」「洗濯物だせ」という感じです。 だからと言って親を憎んだりはしていません。 ただ、親が私に対して何も期待していなかったことはとても辛かったです。 まあ、期待される様なことは何もしてこなかったのですよ。 私は同世代の…
日常生活の中で一つずつ!!でも支援は早いが良いです 人前でオナラをする。 全くしなくなりました。 以前は生理現象だから構わないと思っていたから。 映画で見るゾンビの様な歩き方をする。 体重を減らし筋肉をつけていくことで、体のバランスが良くなり、少しはまともな歩き方になったと支援者から言われています。 着替えない。 支援を受けてから1年後には毎日着替える習慣が身につきました。 体を洗わない。 お風呂に入ることと体を洗うことは別なんですね。 お風呂に入ればそれで良い。 シャワーを浴びればそれで良いとおもっていた私です。 支援者と一緒に銭湯に行って洗い方を学びました。 髭を剃らない。 支援を受けてか…
ビーチでエクササイズ。あと10キロやせないといけません 昨日テルさんが私の報告を書いてくれました。 その内容に関しては何も異議はありません。 全てその通りです。 私は30年近く自宅にひきこもっていました。 30年間誰とも会話をしてきませんでした。 私の家族は私と同じ様に会話がとても苦手なので、自宅でひきこもっていても家族との会話はほとんどありませんでした。 「風呂入れ。」「ご飯できたよ。」そのくらいでした。 30年近くひきこもる前は高校も大学も行っていましたが、いつも一人でした。 友達はいませんでした。 大学に入ったら途端にもっと一人にされた感じがして、どうすれば良いのかわからなくなりました。…
ガンバレ ガンバレ ゴールは遠くないよ エイジさんにはたくさんの癖や悪習慣があります。 他人から見るとその多くはとても奇妙なものなのです。 ですから、おかしさの大きな順番から癖をなくす努力をしてきたこの団体です。 人前でオナラをする。 映画で見るゾンビの様な歩き方をする。 着替えない。 体を洗わない。 髭を剃らない。 食事時に皿をリズムを刻む様に箸で叩く。 人と話をするときに相手の胸の辺りを見ながら話す。 会話が聞き取れないほど小さな声。 母、父、家などをお父さん、お母さん、おうちと話す。 鼻の周りをよくさわる。 自分のお尻をさわる。 笑顔を求めるとキッスをする仕草をする。 服を反対に着ている…
はじめての海外。30年ひきこもっていた僕は回復への一歩を踏み出した パンデミックが始まる前の最後の支援は2020年3月でした。 4月からフィリピンへの渡航に制限がかかり、自由に行き来ができなくなったのです。 そして私たちも新規の支援の受付は中断せざるを得ませんでした。 それから4年半が経過しました。 パンデミック以前から支援していた人たちの支援は全て終了しました。 全て就職もしくは大学に復学されたと言いたいのですが、お一人の支援はまだ続いております。 もちろん支援期間は終了しておりますが、パンデミックになったことで再びフィリピンでひきこもってしまったのです。 フィリピンはパンデミックに対して世…
コント55号のなんでそうなるの? DVD-BOX シャルガオ島の電気は毎日止まります。 宿泊予定の皆様、発電機があるホテルに泊まってくださいね。 安いホテルには発電機は備わっていませんから。 そして水までもが・・・。 えええええええ。 きんちゃんどうぞよろしくお願いします。 「なんでそうなるの?」 久しぶりに欽ちゃん走りを一人でやってみた。 水までも止まってしまったのか!! 大型台風が来たわけでもないのに。 フィリピン観光省は日本からインフルエンサーやマスコミ関係者をフイリピンの各地に招待してその魅力を発信してもらう事業をしているらしい。 その前にやることあるよね。 水と電気を毎日私たちに供給…
いまやフィリピンの方が日本より涼しくて過ごしやすいですよ。 大変な暑さの日本でした。 それにしても日本はフィリピンと比べても物価が安いですよね。 フィリピンの物価の高さの前に、無力さを感じてしまいます。 そういえば、日本からセブに観光に来た家族でしょうか? フィリピンのスーパーマーケットで時々見かけたんですが、やはり口々に物価の高さを嘆いていましたね。 うーん、今のセブの天気は晴天の日は少なく、曇り空で海に入るのには少し寒さを感じますね。 要は、やはりフィリピンはグアムやハワイのかわりにはなれないということです。 うそは言えないので、正直なことを言います。 台湾や香港の方が楽しいですよ。 フィ…
握力が弱い・身体の動きが硬い・障がい者・障がい児専門オンライン料理お菓子教室/サマーレッスン開催
ご訪問ありがとうございます 障がい者(児)が、ママと在籍できる料理お菓子教室ソーシャルクッキングマスターです 発達障害、自閉症スペクトラム、ダウン症、重度軽度…
2013年ボランテイア体験にて ダバオ市 僕は今幸せを感じています。 以前はなんのために生まれてきたのかとか生産性がない自分は死んだほうが良いのかと日々思っていました。 ひきこもりから出てフィリピンで支援を受け始めた時にも、幸せを感じた時がありました。 しかし、それ以降支援を受けていく中で、自分がいかに周りの人たちと比べて劣っているのかを知ることとなりました。 それは生きていても意味がないと思う感情を呼び起こしたのです。 1年、2年、3年と毎日朝から晩まで、同居するスタッフたちから徹底的に支援を受け続けても、できないことがやまほどあったのです。 特に、自分のおかしさを認識できないということが一…
下手ですがサーフィンもやるんです!!日本だったらやっていないだろうな 僕にはできないことが山ほどある。 世間の常識からするとあまりにも出来なさすぎて、こんなこともできないのか!!と、思わずひくりかえってしまう人たちが続出するかと思います。 一番困ったことは他者とのコミニュケーションがまったく取れずに、どんなシチュエーションにおいても孤立してしまうことです。 そのことが積み重なり、怖くなって外に出られなくなりました。 まあ、エイジさんもMr.Joeも青木も大統領もヒロさんもテルさん、ブンさん、シンゴさんもコミニュケーションが取りづらくなって不安になりひきこもってしまったのです。 だったらコミニュ…
懇談会 授業妨害の悩み相談した理由と衝撃の結果① 先日懇談会で、授業妨害の悩みを担任の先生に相談した結果、衝撃を受けました!!難しいテーマなので、ブログに書…
30年間ひこもった僕が楽しんでも良いのかと葛藤していました できないことが多すぎるのです。 こんなこともできないのかって・・・。 できないんですよ。 「なぜできないんだ?」とある人から問われて 「どうしてなんですかね?」と答えたらその人から烈火の如く怒られました。 あとから青木に翻訳してもらったら、自分の問題なのにひとごとの様な感じで答えたからと教えられましたが、正直その時にはピンとこなかった僕です。 ああああああ。 疲れますよね。 「いやいや、お前が疲れただって!?」 「周りにいる人がお前の不可解な発言や行動に疲れ切っているんだよ。」とも言われたことがあります。 もう僕はこの世の中に存在して…
アングリーバーズ 東京大学を卒業しました。 東京大学大学院に進みました。 院が終了後は企業に就職の予定でした。 僕は推薦で大手の企業に就職する予定でした。 誰もがその名前を知る日本を代表する規模の会社でした。 しかし、現実の僕は大学院を途中で休学。 そして30年近くひきこもるのです。 最初はとても焦りました。 色々と考えを巡らして、新しいことに挑戦しようともしましたが・・・・。 結果的には30年近く自宅にひきこもってしまいました。 あっという間の30年です。 そして突然知らない男から僕宛に手紙が来ることを知らされます。 それを聞いた僕は、いずれその男が自宅に訪問するはずだから、その時には窓から…
2013年4月23日の写真 11年前52歳の時です ダバオにて 昨日書いたことは全て事実です。 保安検査場でのX線通過ができなかったのです。 皆さんはそんな人を見たことないでしようね。 いかつい顔した男にとっては1000人近くの自閉症者の支援をしてきたわけですから、見慣れているわけですよ。 「どうされましたか?」と保安検査員から聞かれた僕は戸惑っていました。 「初めての海外で昨晩一睡もしていなくてふらついてしまって・・・」といかつい男は答えました。 事前に準備していたんでしょうね。 「医務室に行かれますか?」 「よろしくお願いします。」 「車椅子必要ですね。医務室までご案内しますから少しそこで…
今から誕生日会に出席します どうして障害者雇用の話を書いたのか? 自分で不思議に感じてました。 僕たちの団体は障害者雇用や就労移行支援を必要とする人たちへの支援ではないのです。 僕たち自身、障害者という概念もありません。 なぜ僕が障害者雇用の話題を出したのか? それはヒロさんの夢を見たからです。 ヒロさんは家族からいつも疎外されていたと怒っていました。 「自分が問題を起こしたのは、起こしたくて起こしたのではなく、自分の無知さから出たものが多かった。わからないことはできない。でも丁寧に教えてもらい、わかる様になったらできる様になったこともあったんだ。」と熱く語っていたのです。 「お前は障害者なん…
大将その節はお世話になりました。東京のラーメン屋にて どんなに練習してもできないことはあるのです。 10年近く毎日朝から晩までの支援を受け、練習をしてきた僕が言うのですから間違い無いでしょう。 他の人に比べてこんな簡単なこともできないのかと指摘を受け続けてきた僕です。 東京にあるラーメン屋のご主人はとても優しくて、青木の活動を応援してくれていました。 経営するラーメン屋で青木が支援している人の就労練習をしてくださっていたのです。 しかし、僕には無理でした。 青木たちがラーメン屋での仕事を細分化してくれました。 ラーメン屋の現場では無理なく、無駄なく就労支援が行われていたのです。 しかし、僕には…
放課後等デイサービス正しい料理活動の手引き③職員が教えるメリットデメリット
ご訪問ありがとうございます 障がい者(児)が、ママと在籍できる料理お菓子教室ソーシャルクッキングマスターです 発達障害、自閉症スペクトラム、ダウン症、重度軽度…
他人の目が気になるから家から外に出られない。 他人というのは自分を知っているだろう誰かのことです。 じゃあ自分の住んでいる地域から遠く離れたら良いのではと思いますよね。 でも、日本国内どこに行っても交流を持った誰かから自分の過去のことを色々と聞かれるでしょう? そう想像するだけで不安な気持ちになり怖くなって家から出られなくなるんです。 それなら思い切って海外ならどうでしょうか? 「誰もあなたのことを知らない場所なら、不安な気持ちにならなくて良いのでは?」と初めて会った青木に言われました。 確かにそうだと思ったんです。 だったらそこならやり直せるかとも感じたのですが、もうすでに50歳になっていま…
放課後等デイサービス正しい料理活動の手引き①放デイだからこそできることって??
ご訪問ありがとうございます 障がい者(児)が、ママと在籍できる料理お菓子教室ソーシャルクッキングマスターです 発達障害、自閉症スペクトラム、ダウン症、重度軽度…
6年前の私です。どうなってしまったの? 私毎日、毎日同じことの繰り返しです。 自立の為の練習をしています。 それで分かったことは私はできないことが驚くほどあるということです。 その原因は特性と30年間誰とも交流をもたなかったことです。 まあ、スタッフの皆さんからそう教えられてわかったんです。 それで来る日も来る日も自立の為の特訓を受けているのですが、正直言って遅かったんです。 青木さんがいうには30歳くらいから支援を始められたら今頃は自立はできていたと思うと言われました。 もう60歳近いんですよ。 このままですと「ゴミの山に埋もれた腐乱死体が見つかる」と言う新聞記事が出るでしょうね。 相談を受…
子どもたちとの遊び 最初に書きますが、わたしはあなたの名前やどこに住んでいるかなども知りません。 知っているのは20代後半で、発達障害と診断されている。 大学は出たけれど、友達はできなかった。 大学卒業後就職したが短期間で離職。 一人暮らしでひきこもっていた。 障害者雇用で働いたけれど、自分の苦手さを何とかしないと何も変わらないと感じている。 日本のスピードに合わせることがとても難しく、とても息苦しさを覚える。 フィリピンで働けないかと思ったが、フィリピンで就ける仕事は雑用的なことでしかないので勧めないと青木さんに言われた。 日本に帰って成長するために何ができるか考えたい。 この団体はプライバ…
コーラの缶を開けることが苦手です。 フイリピンに新しい人が来ました。 年齢は20代後半の男性でした。 青木さんが「彼に挨拶しますか」と私に聞いてくれましたが、わたしはやめておきました。 20代の青年を見て落ち込むからです。 数室離れた部屋で聞いたその人の声から、楽しんでいる様子がわかりました。 少し羨ましく思えました。 みんなの気がその青年に向けられていたからです。 (みんなではないですよ。あなたの支援をしているスタッフはその青年の支援をしていません。間違った書き込みは、読んでいる人に誤解を招いてしまいますので、注意してください。) 青年が日本に帰国してから、わたしは青木さんにその青年のことを…
顔の下からなら大丈夫 一人の青年がフィリピンにやってきました。 一人では不安が強くて行けないので、連れて行って欲しいということで、僕が日本に帰り、その青年をフィリピンにお連れした次第です。 高校から行けなくなったのです。 大学には行きましたが、友達はひとりもいなかったそうです。 それから就職できたのですが、仕事についていけずにすぐにやめてしまいました。 その後就労移行サービスを受けて障害者枠で就職して一年半の契約期間を働くことができました。 しかし、それ以上働くことは無理でした。 自分には苦手なところがあって、それをどうすれば良いのかがわからなかったということと、日本では特にだれとも交流が持て…
ボランテイア活動で少し前向きになれた僕です 僕は今フィリピンにある小さな島、シャルガオ島に来ています。 この団体の活動を支援するために来ています。 小さなレストランとゲストハウスそして僕たちの団体のプログラムのお手伝いです。 「お手伝いだって?? 何をやってもダメな僕なんだろう?」 はいその通りです。 しかし、支援を10年近く受けて来てようやく落ち着くところに落ち着けそうな僕なんです。 決められた事をこなしていくことはできます。 自分で予測しなければならないことがあると、たちまち問題を起こしてしまうのです。 長い支援をし続けてきた中で支援者の人たちは、何が僕に最適な仕事なのかを理解してくれたの…
笑顔で!!と青木さんに言われました 青木さんはクリスチャンです。 それでフィリピンの教会関係からたくさんの支援依頼が来ます。 今回1家族の支援を青木さんが決めました。 ご主人がドラッグに手を出して中毒になり、子どもたちに暴力を振るうようになったケースです。 フィリピンには、行政が管轄する福祉施設がありますが、ほんの少しでそこで支援を受けられる人も少しなのです。 行き場のない人たちはホームレスかもしくは周りの人たちの助けを借りて、生きていくしかないのです。 それも、毎日の食事にありつけない様な状況です。 日本とは違います。 マニラから5時間かけて家族が到着しました。 わたしも子どもたちの名前を書…
練習そして練習 日本ではできないこと いまシャルガオ島に主要なスタッフの人たちが来ています。 なんでも大統領がこの島を視察に来るそうなんです。 大統領は日本料理が大好きらしくて、うちの店に来るかもしれないと地元の行政関係者に言われたので、その為の打ち合わせです。 しかし、青木さんが言うにはまだその段階ではないので、うちは申請はしないと言う考えです。 他のスタッフは「全世界に向けての大きなアピールになる。広告費として考えるならば膨大な金額に該当する。」ということで、なんとか大統領が来る権利を獲得できないかということです。 そんなこんなで、今まで以上に忙しくなってきました。 それ以上に団体への支援…
ガンバレ 力の限り!! エイジです。 ご無沙汰しております。 みなさまお元気ですか? 私はちよっと元気がありませんでした。 なぜかというと、毎日失敗ばかりしていましたから。 何度同じことをやっても失敗してしまいます。 それで、その仕事は諦めて、違う仕事にチャレンジしているのですが・・・・。 こんなことを1年間近くやっています。 最初はレストランでの調理。 覚えることがたくさんありすぎて断念。 食材調達の為の旅行。 間違えてばかりで店に損失を与えてしまい断念。 たこ焼き職人。 暇な時に寝てしまい、お客さんから苦情が来て断念。 などなど。 今現在取り組んでいることは、通訳になること。 そして現地食…
「マニラに着きましたけど。」とエイジさんが僕に電話をかけてきた。 0.01秒?の時間で僕は次の事を考えた。 「間違え電話?マニラについたということはレストランの買い出しだ。青木さんも一緒のはず。でも青木さんは今、エイジさんと一緒にはいない。」 「エイジさんこんにちわ。テルですけれど。」 「青木さん電話に出ないんですよ。」とエイジさん。 また0.01秒で考えた。 「青木さんが電話にでない?いつものエイジさんのやり方で、一回電話しただけで出なかったので僕に電話してきたんでろうな。」 「青木さんに何回電話したんですか?」 「一回電話しましたけれど。」 (やっぱり。) 一回電話して出なかったので、諦め…
www.fnn.jp 番組 イット! より 「日本の物価がフィリピンより安くて驚いた。」 こんなフィリピン人観光客が答えたインタービュー記事がテレビのニュース番組で少し前にながれました。 フイリピン在住の日本人たちの反応は凄まじく、多くの方がSNSでこのニュースに触れました。 「わかっていたけど、フィリピン人に言われたことがとても辛い。」 「もう少しで日本帰国なので、できるだけ為替に関しては触れないでおこうと思ったけど、現実は大変なことになっている。」 「フィリピンでの買い物は控えて、日本帰国時に食品などを購入して自衛するしかない。」 「年金生活の夢も消えました。」 などなど。 僕の彼女もニュ…
夜中に電話の鳴る音で起こされました。 「東大さん、明後日にフィリピンに来てください。人手が足りない」との内容。 時間は2時過ぎ。 「まだ営業しているんですか?」と聞き返したが「アリガトウゴザイマシタ」の声が聞こえて電話が途切れた。 明後日の便を予約して、もう一度寝床に入った。 再び電話の鳴る音で起こされた僕。 「今日来るの?」と聞いたのは青木。 「無理に決まってるでしょ。」と小さな声で答えた僕。 「待っているよ。」と言ったきり電話が切れた。 朝めざめて支度をした。 週末の外出の予定がダメになった。 少しは期待していた催しだったのだけれど・・・。 メールをチェックしたら、日本で買って行く注文の山…
忘れないためにメモをします。 それはそれで良いのです。 しかし、メモしたことを見返すのを忘れてしまう僕なのです。 意味がない!! はい、その通りです。 メモしたことを忘れてしまう。 見返すことを忘れてしまう。 何を書いて良いのか迷ってしまい。 書いていて強いストレスを感じてしまう。 だからメモに残して見直すと言うのは僕には無理なことなのです。 それに気づくまでに1年はかかりました。 だからマルチタスクはとても苦手なのです。 できないと言った方が良いと思います。 でも日本の社会というのはマルチタスクを求められますよね。 今はアルバイト生活をしています。 その現場でもマルチタスクなんです。 だから…
他の人たちには普通にできることも僕の様な特性の人たちにはできないことが山ほどあります。 支援を長期間受けてきて、自分が他の人たちと違うということがわかりました。 どの程度違うのかという様なことは分かりません。 ただ、僕は周りの皆さんとは違うということです。 特に動作が変なところがあります。 よく見ていなくても分かります。 僕が動かなくて何も話さなければ普通に見えます。 しかし、動作がともなうコミニュケーションでは、てきめんに僕のおかしさが周りに伝わってしまいます。 周りが僕のおかしさを感じたあとで、僕が東大を出たことを知ったら・・・・。 人によって様々な反応があります。 1、僕がわざとおかしな…
ミスをしてしまいました。 支援している青年からの注文がありました。 青年がアマゾンで注文した商品が僕の部屋に届けられました。 青木が日本に帰ってきていたので、その商品を青木に渡し、青木がフィリピンに滞在している青年に渡す予定にしていました。 それを僕が青木に渡し忘れたのです。 青木に商品を渡す予定の日に、青木は何度も「渡すのを忘れないでください。」と僕にメールをしました。 その都度確認ができていた僕です。 しかし、青木が肉離れを起こしてしまい、歩行ができなくなり、成田空港から僕の住む大田区まで来られなくなってしまいました。 それで僕が青木に渡す荷物をスーツケースに詰めて、リムジンバスにて青木の…
東大さんがエイジさんの成長を讃えるブログを書かれました。 確かに成長はしているでしょう。 しかしそのスピードは僕たちの変わるスピードとは比較できないものなのです。 あの文章を読むとなんだか将来に対しての大きな期待みたいなものを感じる人たちがいると思います。 でも、その期待は裏切られると思います。 どんなに努力をしても変わることができない部分があるのですから。 何が問題なのかと僕が考えるならば、やはり他者とのコミニュケーションが取り辛いということです。 例えば、エイジさんはオンライン授業を受けています。 その日は停電で朝食が提供される時間がオンラインチャットの時間と被ってしまったのです。 皆さん…
僕はASDの特性をよく持っている人間。 宇宙人扱いされたことも良くあります。 それを悪く捉えるのではなく、それほど周りの人たちと違いがあると捉えると良いと思います。 違いがあるんだと認識してくれたら僕たちはほっとします。 地球人と同じ様な顔で同じ言語を話す。 それ以上に東大を出ているんだって?? 「だったらいろいろなことが僕たちよりできるよね。 例えば・・・・。」 そう言われこともありますけれど。 実際は周りの人たちと比べて全然できないのですよ。 「えええええ、こんなこともできないの?」ってどれだけ言われたことか。 違いを強調しすぎると、距離を置こうとしていると勘違いされやすいです。 みんな同…
最初に作ったカフェはゲストルームに変更しました。 理由は日本料理店が思った以上に盛況なので、人手をそちらに回すためです。 また、日本料理店に関しては、盛況としか報告できません。 皆様に日本料理店を作ることを報告しながらその後、何も報告していませんでした。 申し訳ありません。 この日本料理店は、日本でひきこもったり不登校だった人たちが働く練習をする場です。 日本でも就労練習の場を持っていましたが、思ったほど効果は出ませんでした。 なぜなら、自分は理解ある場所で支援を受けているのだという考えは、当事者たちのモチベーションを削いでしまうからです。 誰も自分の過去を知らない環境で、他者から受ける賞賛こ…
青木と話した。 10日ぶりになります。 お店に関しての情報を共有したほか、支援している人たちの様子も聞いた。 ここにきてエイジさんの成長がはっきりと見えてきたことを青木は喜んでいました。 自主的になってきたそうです。 「今、私がやらなければならないことは何ですか?」と聞いたり。 「今日の反省会をお願いします。」と自ら連絡してくる様になったそうです。 また、ビザヤ語と英語を自由に使える様になりたいのでまた、オンラインチューターをお願いしますと要望してきたそうです。 それで、いろいろな先生とのマッチングを兼ねて、フリートークをしたエイジさんです。 それをモニタリングしていた青木です。 そのモニタリ…
エイジさんからメールをもらいました。 「元気ですか?日本の春を満喫していますか?お元気で。」 こんなメールをもらったのは初めてです。 そういえば、青木さんからエイジさんに関する報告がありました。 スタッフの誕生日にケーキをプレゼントしたそうです。 エイジさんが女性に誕生日ケーキをあげたのは初めてだそうです。 写真をご覧ください。 ホールケーキは流石に本命の彼女ではないので良しとしても、なぜに3個なのでしょうか? 1、彼女に1個でエイジさんが2個食べたかった。 2、入れ物の大きさを見て3個ならば収まりがいいと思った。 疑問です。 エイジさんに一度聞いてくださいと青木さんに頼みました。 それにして…
昨日の記事のことですが、僕は怒っているわけではないのです。 大学院で周りから色々と責められたりした時には、彼らに対して怒りを覚えたことはあります。 その怒りは消えることなく、30年近くひきこもりが終わるまで、持ち続けていました。 今は過去のことに対しての恨みなどは何もありません。 なぜならば、周りが僕に対して否定的だったのは、僕が原因だったからとわかったからです。 これは僕にとってはとても大きな出来事でした。 原因が僕の特性だということがわからなければ、いまだに過去のことに対しての怒りを持ち続けていたし、社会に対しても強い怒りを持っていたと思います。 それは、僕の心を頑なに閉ざすものでもありま…