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アリゴテ(エマニュエル ルジェ) 値段は言わずもがな、希少性ということを含めてもあまり飲めないー、つまり争奪戦必須になるワインをいちいち載せるのもどうかーと思うのですが自分の記録ということを含めてもご容赦お願いします^ ^。 こちらは値段的にはそれほどでもないのですが数は少ない、神様の甥の作品、更には引退間近ではないか?と囁かれていることもあり瞬間蒸発品です。 畑はヴォーヌロマネもしくはその近郊でレ パキエとスーラ ヴィル という区画からで樽は使わずにステンレスタンク。 香りを一嗅ぎ、黄色く熟した果実香があり結構ボリューミーな印象。味わいもまったりとしていて低域から中域の味わいがしっかりしてお…
コート ド ニュイ ヴィラージュ(ベルトージェルベ) 畑はジュヴレとフィサンに挟まれたプロションで準村名格の位置付けとなります。 これで樽がバッチリ効いていたらNew Worldと言ってしまいそうー な燦々とした太陽を浴びたであろう健全な果実のボリュームにタンニン。乾いた大地香、重心低めのブラックベリーに黒い果実、黒系スパイス。スワリングすると黒果実の扉から赤い果実とヨードが控えめに顔を出します。現状、液体は柔らかいものの果実味が酸をマスキングしてしまっているので酸性人には酸をおくれやす!となりそうです笑 このcuvée VT違いで何度か飲んでいるのですがどうも乾ききった様な大地香が毎回気にな…
Santenay 1er Clos Rosseau Les Fourneaux V.V.2016(Bachey Legros)
サントネイ クロ ルソー レ フルヌー(バシェ ルグロ) ユベールラミーのサントネイ1級を飲んで好き嫌いはあるにしても超密植そしてV.V.由来の深くてとんでもないエキスの凝縮感に、これはテロワールデストロイヤーだーなどと思ってしまいました。 で作り手は違うのですが以前から気になっていたのがこのドメーヌ。 Les Fourneauxはlieux-ditsとなります。 多層感のある黒い果実ながらただ黒く重く落ちることなく軽やかな液体に昇華されていて、それに加え独特の深みがありこれはー?と思ってみたところ1914年植樹というウルトラVV。これで6Kちょいというのは色んな意味で旨味がのってます。 この…
Bourgogne Blanc 2010(Albert Grivalt)
ブルゴーニュ ブラン(アルベール グリヴォー) リリース当初これはーと思って大事にセラーリングしていたワインが何故かスカスカで解脱しそうになる一方、うっかり出てきた広域が小品で品位があると娑婆で汗流すかーとなってしまうのだから我ながら始末に負えない笑 閑話休題 爆発的なepiphanyや圧倒するような香りの複雑性は当然ないものの、檸檬中心の柑橘系に粘性が入り熟成によってはにかむような果実の甘みが1級や特級とは別のー強いて言うなら単調ながら綺麗なハーモニーようなー複雑性を産んでいて染み入るように美味しいです。やはり名手の広域は銘酒になるなーなどと思いつつ、上のcuvéeは単に自分が位負けしてるだ…
HCdN Au Vallon2016(Michel Gros)
オートコートドニュイ オウ バロン(ミシェル グロ) マレイ・レ・フュッセイ村に位置し標高425〜440mの間。樹齢は30年。ノーマルオートコートと比較するとタンニンがシルキーで酸が優しく若くても柔らかく飲みやすいワイン。 以上がインポーターからの抜粋になります。 並々ならぬ広域にかける情熱が最近あるようで 微笑 AC1本、オートコート3本の合計4本もリリースしてましてこちらは16VTからリリースです。 紫果実、タバコ、うっすらとヨード、スワリングすると一輪挿しの赤い花。味わいは香りのままに樽由来と思われるクリームが現状少し浮き気味に主張。 ここのワインは誠実で素直〜ご当主そのままという印象で…
オートコート ド ニュイ(フランソワ ラマルシェ) 明らかに変貌を遂げてきたのは2010年くらいからでー、それでも当方含め猜疑心の強い昔からブルゴーニュ愛飲家はスルーを2,3年は続けていたのではないでしょうか? リアルワインガイドのお勧めも入り?エレガント路線に流れている昨今、もはや瞬間蒸発品となりつつあります。この辺のラインは値段もそこそこなので買いやすいですが結構すぐなくなってしまいます。 平均樹齢30年、東向きの粘土石灰質土壌。 フーリエに通じるような柔らかく赤いアロマの立ち上がりから始まりV-Rの包容力をオートコートで感じさせてくれます。もう少し突っ込んでいきますと香りはややスモーキー…
Gevrey-Chambertin 1er Clos St-Jacques V.V.2006(Fourrier)
クロサンジャック(フーリエ) 今年も人生もワインも回顧する季節となってきてしまいました。自然派にしろイタリアにしろブルゴーニュにしろ今年もなかなか心に残るワインに出会えることができました。何より多くのワインラヴァーの方々と出会えたのが1番の財産となりそうです。 閑話休題 今や超一流になってしまったこの作り手ー、そしてこの銘醸畑のワイン。リアルワインガイド、並びに世界的な評価をされたのが2007年。もはやそこから価格も存在も銀河の果てに行ってしまいました。 しかしずっとこの作り手を追ってきた愛飲家はこの2006VTで革新的な変化を確信的に感じていたに違いないーと思います。それでもその変化に気づい…
M-S-D 1er cru Les Monts Luisants 1991(Pernia Rossin)
モレサンドニ モンリュイザン(ペルナンロサン) 今やなくなってしまったドメーヌで、暫く前に一連のバックビンテージが放出されていました。畑的にはポンソが白を作っていることもありなかなか面白味のある畑です。 好みの飲み頃はあると思いますが、美しく枯れ始めた美味しさがあります。穏やかに萎れた赤系の花、白っぽいミネラル、少しの粘土質、グラスからの優しいブーケにクラっとします。グランクリュのクロドラロシュの構成畑でもあり非常に長命とされていますが、この辺はボトル差などはある程度あるものと想定して楽しむのがいいです。当然ながらリコルク物でワインを補充しているものもあるはずです。ビンテージを考えたら異様に若…
Vosne-Romanee 2008(Hudellot-Baillet)
ヴォーヌロマネ(ユドロバイエ) 17VTの資料を元に、畑はバロットに0.07ha、平均樹齢15年、一回使用樽100%、年生産300本。 所謂”レア物”と言う部類に入ってきてしまうのかもしれませんが、レア物=美味しい という構図が簡単に成り立たないところがこのワインに限った話でなくワインの難しいところです。更に08VT特有の酸がなかなか解けずどうも果実が後退したように感じてしまう難しいVTというのが個人的な印象です。 このワインー、その難しさが軽く炸裂でヴォーヌロマネのワインでシャンボールの味筋と言いましょうか、シャンボールっぽい石灰系ミネラルのストラクチャーが強く赤い果実味がないわけではないの…
Bourgogne Rouge2017(Bernard&Thierry Grantnay)
ブルゴーニュ ルージュ(グラントネイ) 裾物のACブルゴーニュが平気で5k越え、一流生産者に至っては10kは必要となってしまったーこの時代において、このワインは素晴らしかったです。 畑はヴォルネイ下部のコンドメーヌ、ヴェーヴ、モンプーラン。モンプーランに至っては大半がポマールにあるとの事。完全除こう。平均樹齢40年。 ここ最近流行の、柔らかかい抽出に丸い果実味ー、ふんわりナチュラルといったような新ブルゴーニュ的な味わいではなく、甘みを完全に飛ばした完全発酵系のワインです。どちらかというとクラシカルな感じで、赤いチェリー系エキスに上質なワイルドラズベリーリキュールをちょいと添加のようなワインです…
Marsannay Rouge L’Ancestrale2014(Sylvain Pataille)
マルサネ ランセストラル(シルヴァンパタイユ) 最近話題の作り手。そのTop cuvée になります。開けるにはだいぶまだ早いということを念頭に書いています。ガチガチではないのですがポテンシャル飲みです。 その上でかなりの野心作だとは思います。ブルゴーニュの畑のブレンドは通常デクラッセを意味しますが、優れた畑の高樹齢の区画をブレンドしてヒエラルキーへの挑戦と勝手に解釈しています。(と言ってもこのアペラシオン、現状特級はおろか1級すらない)樹齢が高い3つのclimaの計算し尽くしたであろうアッサンブラージュ。 穏やかなバルサミコ系の酸味と柔らかい梅香とミドルトーンの赤系果実がトップーノーズ。果実…
Chambolle-Musigny 1er cru Les Sentiers2014(Anne et Herve Sigaut)
シャンボールミュジニー レ センティエ(アンヌ エ エルヴェ シゴー) こちらも気になっていた作り手とclimaだったので抜栓に感謝します。 香りの立ち上がりが早く、梅おかか系の香りから、優しい赤紫系の果実。刻一刻と変化する香りの七変化。pureというよりnatural という言葉が個人的に当てはまるワインです。女性醸造家らしい柔らかい体躯の酒質とシャンボールの石灰ミネラルが上手く解けていて全方位で愛想よいです。香りだけで行くと薄旨系なんですが口に含むと14VTの健全な果実味のボリュームがあります。提供者の方が方がこのワインは何人かで飲みたいワインと言われてました。1人でじっくり飲むワイン良い…
CLOS-VOUGEOT 2001(CHATEAU DE LA TOUR)
グローヴージョ(シャトー ド ラ トゥール) April foolで”INAOが国道沿いのクロヴージョを格下げ “と言って信じてしまう人がいる位、玉石混交しているグランクリュだと思います。このシャトー、CdV1番の所有者で畑の中腹を殆ど所有しています。故に、玉石混交しているこの畑において味は安定しているとは思いつつ確固とした堅牢な作りという事は知っていたので果たしてどうかな?だったのですが中々の佳作で心に残りました。 ミドルトーンの赤い花、少しのカシス、淡いレーズン、ピークを超えた花のブケ、どれもグラス内で優しい協奏曲を奏でています。突き抜ける様に華やか〜と言うわけではないのですが香りにfin…
Bourgogne Rouge SOUVENIR 2017(PETIT-ROY)
ブルゴーニュ ルージュ スーヴニエール(プティロワ) 最近では日本ワインの品質も向上してきており、ワイン好きばかりか、あれほど頑なにブルピノしか飲まなかったブルゴーニュ愛飲家までもが色々と日本ワインを飲み込んできている現状が出始めてきているのではないかーなどと思っております。当方もそれに追随したいところなのですが、やはり原資は限られているものでせめてフランスで頑張っている日本人醸造家を追うのでいっぱいいっぱいというのが現状です。微笑 閑話休題 こちらのプティロワも斎藤さんという日本人が頑張っているメゾンになります。ネットで調べれば輝かしい経歴は出てきますのでそれはそちらに譲ることにしまして今回…
Bourgogne Passetoutgrain 2014(Hubert Lignier)
パストゥーグラン(ユベールリニエ) "古典的"という言葉がまず第一に頭に思い浮かんだ言葉になります。 セパージュは不明なのですが、抜栓したてはミディアムステーキ、モカ、プルーンなどの黒い果実が支配していて、しっかりガメイは入ってますよねーと感じます。味わいも液体は比較的柔らかいものの、キメが細かいながもイカついタンニンが当方の軟弱な舌を軽く痺れさせます。笑 ここで初日はノーサイド。 それでも2日目は香りも味わいもだいぶ丸みを帯びてきて、赤系のものはさほど見えないもののー笑、このクラスのワインを長く持っている人はそうそういないと思いますが10年後の2030年位に飲んだら面白いワインになっていそう…
Bourgogne Passetoutgrain 2014(Lejeune)
ブルゴーニュ パストゥーグラン(ルジューヌ) 昨年の暮れ、親友のオヤジさんが鬼籍に入られました。まぁ、ありがたい事に何かにつけて当方のことを気にかけて話題に出してくれていた事を葬儀の時に聞かされて、そんな人って自分の人生に片指もいないだろうな…などと思ったのでした。 これは3年前にその友人の家で飲んだワインになります。その時には既にオヤジさんはお酒を飲んでいなかったと思うのですが、おふくろさんの方はお酒を嗜み、友人と4人で楽しく会話をしながら飲んだのでした。 オヤジさんへ オヤジさん、若者もとい馬鹿者のたわいもない話を熱心に楽しそうに聞いてくれてありがとうございました。一緒に飲めて楽しかったで…
Bourgogne Rouge de Sousa2017(PETIT-ROY)
ド スーザ(プティ ロワ) しばらく前に投稿した斎藤さんが作るブルゴーニュルージュになります。ACブルを2本出していて前回のは除梗、今回のは全房発酵のcuvée になります。 色合いは写真で見るとイマイチ分からないのですが、除梗のスーヴニエールの方が綺麗なバーガンディレッドだったのに対してこちらのド スーザはそこに少しオレンジが入る感じでしょうか。 香りは除梗の方よりややトーンが高く、ストロベリーや小梅、スワリングすると黒すぐりにハーブ、煙などが立ち上がります。飲んだ日は近いもののヨーイドンで2本同時に開けてるわけではないのですが、酸がこちらのほうが冷ややかでナチュラル感(自然派のニュアンスと…
Bourgogne Passetoutgrain Rose2015(Robert Sirugue)
パストゥーグラン ロゼ ピノノワール100%から作られるパスグラのロゼになります。 もはやグランゼシェゾー などは遠くの果てに消えしまい、セット販売などとなっているのでこちらはしっかりと裏街道を歩むべく1番下のパスグラを全力で楽しむというわけです。笑 でリアルワインガイド では15VTのシリュグは甘過ぎーとかなりdisられていたように記憶していますが、現地試飲とボトリングされたものはやはり違いますからねえ。その辺どうなんでしょう。 15年VTという事で結構果実が張っているかなと思ったのですが、そんな事はなく綺麗なミネラルと果皮のニュアンスのあるおしとやか系ロゼワインでした。辺な雑味やエグミもな…
ブルゴーニュ アリゴテ(シルヴァン パタイユ) ここ最近のブルゴーニュ生産者のアリゴテの力の入れようはかなりのものがあり、その筆頭格はこの生産者なのではないかーなどと思っています。まぁ、かなり飲み込んできている古参のブルゴーニュラヴァーはコシュデュリはアリゴテで十分と言っているくらいですから、何を今更ーかもしれません。 で、パタイユは畑名付きのアリゴテまで数種類やっちゃってまして、何度かそちらを飲む僥倖に恵まれたのですが、その複雑性や液体の集中力と密度に驚かされたのでした。残念ながら畑名付きアリゴテは相当限られた人ではないと購入できないーというか、日本の正規インポーターには市場で出せるほどは入…
Montelie 1er Les Duresses 2017(Monthelie Douhairet Porcheret)
モンテリー レ デュレス ブラン(ポルシュレ) はっきり言ってしまえばオーセイ デュレスより格下、自然派ワイン好きからすれば全くもってナチュラル感無し、少しブルゴーニュを飲み始めた人からすれば、モンテリー?そんなアペラシオン知らんし飲まんーかもしれませんし、飲みつけた古参の方からするとここに御大の面影はないのかもしれません。 とまぁ、さんざんdisっぽい事を書いておいて言うのもなんですが 笑 このワインは素晴らしいし美味いです。リリースしたての旨さはあるにしてもブラインドで出された日には、アペラシオン デストロイヤーになる事間違い無いです。厳しいミネラルをなくしたムルソーかもしれませんし、個人…
シャブリ(パット ルー) 色合いから見て全く問題なしとは分かるものの、抜栓して10分間、このクラスメントでもピクリともせずに死んだふりー、危なく「お前は既に〜」と言いかけそうになった時にグルンとひっくり返るんだから、シャルドネの狸寝入りには騙されてはいけません。 すりおろしたリンゴ、柔らかい蜜、レモン、ゆず、樽由来から来るクリームがほんのりと入り1番最後にうっすらバナナ香。味わいはアルコール感は殆ど飛び、酸も角が取れており、大きくないながらも、たおやかに丸いパレットを描いてくれます。自然派ワインとされていますが亜硫酸は使うところでは使っていると思われるため、危ういところは全くないです。このVT…
Bourgogne Aligote(Marquis d’Angerville)
アリゴテ(マルキ ダンジェルヴィーユ) ヴォルネイ村の東にあるアン モンプランという区画。平均樹齢20年。 元々、ヴォルネイでは1番重要なドメーヌなはずでいい言葉の善し悪しはさておき貴族ドメーヌとなるなでしょう。 年々美しさに磨きがかかっているとは聞いていたのですが、裾物のアリゴテでありながら久々に当方の勝手な妄想ながら情景の見えるワインに出会ったのでした。 シルヴァン パタイユとは全く違った世界観を描いていまして、パタイユが滝に打たれて清められた身体から発するどこまでも透明感のあるアリゴテだとしたら、ダンジェルヴィーユは自分の意思では決められない名家に生まれた宿命に挑み立つ男が発する孤高のア…
Saint-Aubin 1er Champlots 2013(Pierre-Yves Colin-Morey)
サントーバン シャンプロ(ピエール イヴ コラン モレ) ブル白好きの間では話題の作り手になるようです。ピュリニーやシャサーニュなどの銘醸畑も良いのですが村名で諭吉が必要になってくる事を考えるとこのアペラシオンはなかなか面白い位置づけになると思います。また、この地から次世代のスターというかスターになりつつあるユベールラミーからも目が離せません。 閑話休題 香りは重心低めの粘度質なオイリーに熟し始めた黄色い果実、燻した白ゴマの様なニュアンスを感じるのはこの作り手得意の絶妙な樽の使い方からでしょうか。味わいも縦切れしていく様な酸、横に広がる果実、厳しいミネラルなどな突出したものはないのですが、平均…
Bourgogne Pinot Noir V.V.2017(Bruno Desaunay Bissey)
ブルゴーニュ ルージュ(デゾネイ ビセイ) 明らかに顕著になってきたのはこの1,2年位の話だと思うのですが、フィネス輸入のワインがエレガンスを極めつけているーというかフィネス印とでも言えようスタイルが出てきている様に感じています。まぁ、たまたまなのかもしれないですし、時代の味が変わってきたのかもしれません。このドメーヌも変革が顕著に現れてきた一つになると思います。味筋や香りの立ち上がりからいうとフーリエやラマルシェの様な感じではないです。 まず透明感のあるミネラルが先行してそこに薄紫のベリーに土の黒っぽいニュアンスが優しくのります。ニュアンス不足になっているかもという17VTですが、こちらはそ…
Chassagne-Montrachet 1er Morgeot rouge 2017(Heirz-Lochardet)
シャサーニュ モンラッシェ モルジョ ルージュ(ハイツ ロシャルデ) シャサーニュ モンラッシェ1級モルジョ ルージュ[2017]ハイツ ロシャルデ(赤ワイン ブルゴーニュ)価格: 7790 円楽天で詳細を見る 本来この記事を書いているときには休暇を取っていて、南仏のコートダジュールからイタリアにかけて旅をしているはずだったのですが、原因不明のコロナウイルスのせいで全てパーになってしまいました。いつもはそんなの関係ない〜と他人を気にせず能天気に出掛ける方なのですが、今回は仕方のない事情もあり全てキャンセル。今や完全に疲弊しながらというか、やはり不運な星から生まれ落ちてきたーと実感している最中で…
Chambolle-Musigny 1er Les Amoureuses 2009(Robert Groffier)
シャンボール ミュジニー レザムルース(ロベール グロフィエ) 最も特級に近い1級畑の一つで、かつ"恋人たち"という官能感ある畑の名前から人気もあります。神の雫第一の使徒はルーミエのレザムルーズだったのもある程度ブルゴーニュを飲んでいれば行き当たることなのですが価格がですなぁ、もはや特級すら軽く凌駕しているんですよね。17VTは余裕の5万超え。どうしても飲みたいなら買えば良いと思いますが、自分にはなかなか無理な話です。ボヤキ、いや負け惜しみです。笑 閑話休題 で色々言っておいてブラインドー 熟成感は出ているがそこまで古くない、香りの果実はこなれており赤系果実に重心低めの黒系の果実と大地香が混ざ…
Gevrey-Chambertin 2017(Berthaut Gerbet)
ジュヴレシャンベルタン(ベルトージェルベ ) 代替わりしたのが難しかった13年でその年のワインはやっと色がつきましたー位の色合いの薄さながら柔らかくニュアンス溢れる構成に古参のワインラバー含めてプティプームになったのですが恵まれたVTになった翌年以降強くなってしまって、その淡さを期待していた方々はちとガッカリーとなってしまったのをよく知っています。まぁ、VTごとにスタイルドリフトと思われても仕方がないのはあると思います。というのも当方多分この作り手を1番飲んで買って最早かなり保有までしています。上はかなりしっかり作っているだろうという憶測のもとに。最近思っているのは同VTでもジュヴレとヴォーヌ…
Gevrey Chambertin Clos des Chezeaux 2017(Berthaut Gerbet)
ジュヴレシャンベルタン クロデシェゾー(ベルトージェルベ) 父型はジュヴレのドメーヌ、母型はヴォーヌロマネのドメーヌなのですが代替わりして劇的に自分のスタイルに変えるわけではなく、自分のスタイルも出しつつやはり家族が培ってきたものも大切に継承していくというのも大事なことの一つであるように思います。特にアメリーのジュヴレ系のcuvée に関していえば父親のスタイルを継承しつつ自分の求めるタンニンの処理と出したい果実味に取り組んでいるのではないかー?と勝手に想像しています。 閑話休題 新樽率30%、20ヶ月のエルヴァージュ、樹齢は40 〜60年。 赤い花、紫の果実に草のフレーバーがほんのりとあり、…
フィサン(ベルトージェルベ) コロナ騒動が全く収束しません。イタリア旅行をキャンセルした時は日本のほうが感染者が多かったのですが、今はイタリア中心に欧州が危機的状況。行ってたら確実に感染してたな…東京も日に日に感染者が増えており、うーん、先が見越せない。。どこかに行くのも難しく、結局家の中にいる事が多くなり運動不足になっているところへのストレスからくる暴飲暴食気味の生活。これはこれで身体に悪いじゃないかー、と1人自分につっこんでいます。 何にせよ個人的には免疫機能を落とさないそして適度な運動。自転車こぎ、ランニング、軽い自重での筋トレを軸に何とか乗り切りたいと思います。皆さまもこのストレスのか…
Bourgogne Rouge Les Prielles 2016(Berthaut Gerbet)
ブルゴーニュ レ プリエール(ベルトージェルベ) 正式に代替わりしてからVT15までと何が違うのかー、と言いましたら15までは抜栓したて、グラスに注いで香りを一嗅ぎ、あー、ビオ系だな(危うい感じはありません)とすぐに分かったのですがこのVTからそれが顕著に減ったと思います。勿論タイミングや感性の差は出ると思いますが。 村名フィサンより写真から見るだけでも液体は赤いです。香りは淡いカシスに赤系果実とベルトー特有のヨード香(前年までより弱い)、そこに全房の梗のニュアンスが新しく入ってくるでしょうか。液体はやはり16VT特有の硬質感はあります。ポテンシャル的に考えるなら17より16なのかもしれません…
Savigny les Beaune 2017(Simon Bize)
サヴィニー レ ボーヌ(シモンビーズ) 遂に国家非常事態宣言が発令されました。基本的には今まで通り、もしくはそれ以上に粛々と自粛していくのみなのですが、やはりこうまで長く続くと顕在的にも潜在的にもストレスが心にも身体にも押しかかっているのがわかります。病気にかからず人に移さない事と、経済が死んでいかない事の両立が難しく、まだまだ出口は見えず想像以上の事も今後起こってしまう可能性もある中でどのように生き延びるか当方も考えております。個人的に今、再確認しているのは自分の人生においてはー、酒が自身の現状を慰めてくれることは決してない、ということに尽きます。どんな場合でも悲しみ不安を打ち消すために浴び…
Volnay 1er Santenos 2017(Glantenay)
ヴォルネイ サントノ(グラントネ)ACを飲む限り個人的には3000円ちょいで買える最強の広域ブルゴーニュだと思っていたので機会があってようやく1級クラスを開けることができました。 粘土質な赤系果実、シャンボールの様な強い石灰系ミネラルはなく、動物系、獣、皮革、少しの血のニュアンスとリリースしたてにも関わらずワイルドな香りががムンムンと立ち上がってきます。香りだけでいうとヴォーヌロマネにちょっとジュヴレを足した様な感じかなぁ、というのが個人的見解です。 味わいは凝縮感がありヴォルネイらしく軽やかさがありながらもパワープレイに持っていかない作り手の力量を感じずにはいられないです。ヴォルネイ サント…
フィサン(ベルトージェルベ ) オルヴォー輸入物の2017年に限っての話ですが、VT17は何故か例年よりリリースがかなり早かったという経緯があります。そういった中でワインがまだ整っていないという声もチラホラ聞こえてきたので少し休ませてから飲んでいます。 重ね合わせたチェリーが赤紫に感じ、そこに白い石灰系ミネラル香が立ち上ります。歌いたくなる様な赤い透明感と浮遊感ではなくしっとり濡れた大人な果実味。ミネラルの後からジンワリ果実がついてくる様な最近のフィネス輸入に多い作り手の感じでもなく、近年のバイエ的なブルッとした紫果実をもろに感じさせるものでもないと考えるとやはり独自路線の果実味を表現している…
Fixin Les Clos 2013(Berthaut Gerbet)
フィサン レ クロ(ベルトージェルベ) と言い訳でここに来てやっとアメリーが正式に代替わりしてからファーストVT。抜栓仕立ては赤い花、梅、淡いカシスそこから少々の野性味ある香りと野いちご、少しの熟成香。味わいもVT特有の強い酸があると思いきやそんな事はなく果実味も出てきていて酸と調和が取れバランスが良いです。決して薄旨と言う事はなくブルゴーニュらしいブルゴーニュだと思います。最近の作りに比べるとVTの影響もあると思うのですが作りは淡いです。
Bourgogne Rouge 2007(Gerard Raphet)
ブルゴーニュルージュ(ジェラール ラフェ) 香りは熟成香が出ていて、赤系果実の柔らかく枯れたニュアンスに鉄系のミネラルが少々。味わいは結構フレッシュさが残っています。と言うかどっちかというと硬い印象で、ニュアンス不足はやや否めずコンディション不良というわけではないと思いますが、ちょっと外れボトルの可能性あると思います。まぁ、それでも07年の頃を思い浮かべるとまさか2020年がくるなんで思ってもいませんでした。ましてやこんな状況になっているとは。。色んなことが未熟で上手くいかなかった07年。それでも勢いだけで懸命に生きようとしていたなぁ。。そしてまた新たに今、懸命に生きていかないとーというより生…
ブルゴーニュ ルージュ(アニエス パケ) 女性の作り手で当方も今回初めて飲みます。ドメーヌを立ち上げた若手などはここで、研修修行をしたーなどというのも結構目にしますね。 香りは熟したラズベリー、小粒のチェリー、赤い薔薇、ヨード香。味わいは冷ややかな酸、やや粘性のある液体から現れるしっとりした赤い果実。一緒に飲んだら全然違うのかもしれませんが、ベルトージェルベの14VT〜15VTあたりの雰囲気に近いかもしれません。 ただベルトーの方がもう少し果実味も酒質も強く感じられる味わいです。VTの恩恵なのか要素はあるのに柔らかい表情を見せてくれています。女性ならではの感性なのでしょうか?自然派ワインに属す…
N-S-G 1er Les Vignes Londes 2006(Georges Mugneret)
ニュイサンジョルジュ ヴィーニュロンド(ジョルジュ ミュニュレ)こちらも価格高騰、しかしながらリリースされれば瞬殺で売り切れという作り手になってしまいました。当初は価格も今思えばそれなりにこなれていながらだいぶ時間が経っても売れ残っていたような。時代が味わいに追いついたのか、はたまたメディアの作用なのかは不明ですが、火がついたら価格的にも争奪戦的に全くついていけなくなってしまいます。 そんな事を思いながら空けてみたのですが、色がまずツヤツヤです。 香りもおっ!と思わせるものの、急激に閉じていき、残るのは草の香り、いやもっと突っ込むど芝生でずっこけた時にする香り、ヤバイ、、背筋に寒気が。笑 味わ…
Gevrey Chambertin cuvée ALEXANDRINE 2017(Marc ROY)
ジュヴレシャンベルタン アレクサンドリーヌ(マルク ロワ) こちらも素晴らしい試みそしてワインになります。ミルランタージュと言って結実不良の葡萄のみで作られたcuvée になります。通常は収穫量が減ってしまうのであまり良しとされませんがこれを歓迎する生産者もいまして、神様ジャイエ などもミルランタージュ好んだと記憶しています。粒が大きくならず非常に凝縮されたピュアな果実味と風味を得ると言われています。当方もジャイエは飲んだことはないのですが人によってはこのcuvée がジャイエの感じに1番近いというか方もいらっしゃいますね。確かこの生産者は梗の青臭い感じがたまらなく嫌いで100%除梗で作ってい…
Bourgogne Rouge 2013(Douhairet Porcheret)
ブルゴーニュ ルージュ(モンテリー ドゥエレ ポルシュレ)こちらのcuvéeは昨年の今頃一度飲んでいます。今でこそ孫娘が運営となっていますが、このVTもしくは14くらいまでは御大がしっかり関わっていたとインポーター資料には載ってます。今から書くことは、これまたブルゴーニュブログの巨匠Qさんのところで書かれていた御大の独自メソッドについての引用をざっと書かせてもらいます。"葡萄はフレッシュ感と酸を大事にする為、比較的早摘みをしシャプタリゼーションを行いアルコールを確保。樽からの粗いタンニンを抑制する一方、キメの細かいタンニンを添加。"というまぁ、何というか今の自然派からはかけ離れていると言うか、…
Monthelie Cuvée Miss Armande 2013
モンテリー ミス アルマンド(モンテリー ドゥエレ ポルシュレ)たまに見る世評や他の方が飲まれたブログ、小規模インポーター?のコメントなど見ると殆どのコメントがここの赤の13年ヴィンテージに関しては顔色が悪く表情に乏しいや、果実味が乏しいなどと思わしくない記事が多いです。まず現地での樽試飲とボトリングされたものでは違ってきてしまいますし(樽からの試飲が1番美味しいと聞くこともあります)ワインはー、特にブルゴーニュはボトル差つまり輸入のロット差などがまずあると考えられ、あとは飲む日やその時の自分の体調などでもだいぶ味わいが変わってしまうという難しい問題も抱える事になります。鼻が詰まっていただけで…
Fixin En Combe Roy2017(Berthaut Gerbet)
フィサン アン コンヴ ロワ(ベルトージェルベ)今ワイナート78号を見返してみるととても素晴らしい作り手を特集していることがわかりながら、"今じゃ言えない 秘密じゃないけど できる事なら言いたくないよ〜♪"という事で自分の選択眼のなさに嘆きたくもなります。(白目) 何というか、保有しているワインと保有したいワインのギャップがあり過ぎる(^^;) 特集ではユベールラミー、マルクロワ、ジャンフルニエ、ハイツロシャルデ、そして当方がもっもと飲んでいるかもしれないベルトージェルベ。価格的に魅力なのは現状ラミーとベルトージェルベかな、と個人的には思っています。 基本的にブルゴーニュにはまっていくと(そう…
Gevrey-Chambertin 1er Les Cazetiers2017(Berthaut Gerbet)
ジュヴレシャンベルタン カズティエ(ベルトージェルベ)代替わりしてアメリーがワインを作るようになってからRWG誌はアメリーの作るワインを"父親の構造に母親のエレガンス"を融合させたーみたいな事が書かれていたと思いますが、当方もなるほど!と思ったものの昔のここのワインを考えると"父親のいかついタンニンに母親の薄さ"になってしまうのではないかなどと勝手に思ってしまいました。まだ考察中ではあるのですが、個人的にここはヴォーヌロマネとジュヴレ・フィサンに多く畑を持っていて、ヴォーヌロマネ系とジュヴレ系ではややアプローチを変えているのではないか?と勘ぐっています。母はヴォーヌロマネ系、父はジュヴレ系で自…
Santenay Clos des Hates 2013(Hubert Lamy)
サントネイ クロ デ ザート(ユベールラミー) "仕方ないなと分かっていながら どこかイマイチ割り切れないよ♪"という事で冒頭から何意味分からない事をいっていると思われますが、個人的に抱えてるブルゴーニュ2013VT問題です。やはり、リリースしたての時はメディア評価にも流されて、実際自分でも飲んでみて果実味薄めの酸が突出で、うーんよく分からないなぁ、、、という印象だったのですが、自身の軟弱な舌も磨かれ (笑)今、飲んでみるとだいぶ好みの味筋でセコセコと買い戻しをしています。これがあるからただでさえ薄い財布がペラペラに。それ故の冒頭の言葉に繋がります。笑閑話休題 香りはダークチェリー系の黒系果実…
Bourgogne Rouge 2017(Guillard)
ブルゴーニュルージュ(ギーヤール)個人的には毎年飲んでいる作り手で年々柔らかさを増してきて価格もこなれていることもあり重宝しています。某神○雫(隠れてない笑)でも取り上げられていたと思うのですが愛好家や市場的にはあまり人気はないようで、その理由を個人的にですが考えてみると、昔はなかなか美味しくならずにクラシックな作りだった、グランクリュを持っていない、などがあるかもしれません。で今年も早速飲んでみたのですがスタイルが更に変わって赤く柔らかくなっているのに驚いてしまったのでした。 今までギリシャ彫刻の様なマスキュリンなワインを造ると思っていたのですが、いきなり柔らかいミドル〜ハイトーン…
Bourgogne Blanc 2013(Hubert Lamy)
ブルゴーニュブラン(ユベールラミー)マニアックなブルゴーニュ愛飲家の間で飲まれている作り手で、とにかく甘味で膨らまないワインを好む人、舌を縦切れしていくような酸とミネラルが好きな人には好まれているように感じます。基本的にはプレフィロキセラ手法の密植というのに取り組んでいて同時にまたこれほどPMO(熟成前酸化)を意識しているだろう作り手もいなく基本的にはバトナージュは一切していないはずです。閑話休題香りは柔らかく強くない蜜、白い花、花梨、白い石の様なミネラル、少しの時間経過で乳酸発酵系とフリンティがほんのり乗ってきて香りから横に拡がらずタイトにスレンダーに縦伸びしてきます。味わいもク…
ブルゴーニュブラン(フーリエ)今やグリオットシャンベルタン、クロサンジャックは価格的にも存在的にも宇宙の果てに行ってしまい個人的なボーダーラインの村名で諭吉も越えてしまっています。ただどうでしょうか?理由は不明ながら以前ほどの瞬殺具合は薄れてきているようにも感じています。 まぁ、当方はいつも通りの下を律儀にしかも白です。笑で、初体験ながらこれが美味しかったのだからワインは飲むまで分からないものです。 詳しいテクニカル的なことはちょっとわからなかったのですが、ニュイの白ということは間違い無く、最初は綺麗なミネラル系の透明感と伸びがあるワインと思ってたのですが、時間経過で、メロンの皮の様なニュアン…
Gevrey-Chambertin 1er Poissenot2007(Guillard)
ジュヴレシャンベルタン ポワズノー(ギーヤール)17VTのACが充実の内容でだいぶ赤い果実系によっていたので、以前の作品を確認する意味で07VTを開けてみました。07はまぁ、オフヴィンと言われていて、プラスしてこのポワズノーという畑は地図で見る限り辺鄙なところにあり(失礼)、果たしてどうなっているかーという興味もありました。抜栓直後ー、香らない、しかし飲んでみると劣化や死んでいるニュアンスはないので放置。30分以上は香りは上がってこず膠着状態だったのですが徐々にほぐれ始め、黒系果実だったであろうものが綺麗に落とされてセパージュが崩れかけている赤系果実のブーケに変わってきていて派手さはないながら…
Vosne-Romanee2006(Mugneret-Gibourg
ヴォーヌロマネ(ミュニュレ ジヴール)ワインは嗜好品なので当然好きなスタイル苦手なスタイルというものがある程度飲みつけていけば出てきます。それ故に飲んでみて世間の評判通り納得!ということもあればいまいち掴み取れないと言うこともあります。良いワインになれば飲み頃の難しさーというのも足されてきて難しさは増してしまいます。自分の場合はどうもここのドメーヌと相性が悪いのかそもそも飲み時を誤っているのかいつもワインにそっぽをむかれてしまいます。 抜栓直後ー、うーん香らない。というか硬い赤い果実。また開ける日を誤ったか、、、という悲観が心を襲います。 飲んでみるとこれまた全ての要素が抜け落ちた用に軽くしか…
Chassagne-Montrachet 1er Morgeot Monopole Clos de la Chapelle 2012(Louis Jadot)
シャサーニュ モンラッシェ モルジョ クロドラ シャペル(ルイジャド) 一般的に大手ネゴシアン(ネゴシアン兼ドメーヌ)はブルゴーニュを飲みつけていくと何だかdisってしまいがちなのはあながち当方だけでもない様な気がします。特に下級cuvée は品質管理をさして気にいていない場所にも大量流通していてワインが熱劣化していたりなんだりと色々と疑問な部分が残されてしまうのも事実としてはあります。ただ資本がしっかりしているため畑をたくさん持っておりしっかりと畑を選んで品質管理を行っているショップで購入すれば味わいも価格に優れたものに出会うことができると最近感じています。 このモルジョもその一つで、通常は…
Beaune Longbois 2017(Christian Bellang)
ボーヌ ルージュ(クリスチャン ペラン)コートドボーヌのピノノワールという事あるのかもしれませんが、それでも村名ワイン。インポーターはフィネス。で価格がACブルゴーニュと変わらないのだからこのご時世まずはそこが素晴らしいと思わなければいけません。ただ安いけど(高いけども往々にしてありますが笑)味わいはガックリというのも多い中、価格に対して味わいはしっかり超えてきています。ボーヌの赤なのでもっさり野暮ったいものを想像しがちですが、こちらは重心低めから立ち上がるダークチェリーからフランボワーズなど軽快な赤い果実も心地よくノーズに入り、ヨード香がそれに少し混ざってくる感じでしょうか。味わいもドライで…