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Vosne-Romanee2019(Meo-Camuzet)
ヴォーヌロマネ(メオカミュゼ) 貴族的な振る舞いで、どこか鼻持ちならないところを嗅ぎつけてしまうためなのか??ブルゴーニュを飲み込めば飲み込むほど縁遠くなってしまいそうな作り手ながら近年は評価も鰻登りの上がりっぱなしでやはりなんとなく気になる存在ではあります。なんせ、昔は神様を小作人と使っていたわけですからね。クロパラはともかく、神由来のブリュレまでとてつもない価格に跳ね上がってしまい…一体この上昇はれどこまで続くのだ、、と思わずにはいられません。閑話休題今回はこの銘醸畑を飲んでみました。 香りはとにかく柔らかい。赤黒の果実や花々がちょうど半々ずつ。そこから少しのスパイスに冷涼感もあります。味…
HdB Mazis Chambertin2004(La Gibryotte)
マジ シャンベルタン(ジブリオット) 今年も年末になり色々と思い浮かべているのですが、個人的には色々と苦しい事のあった最終年となりました。(というかそうあってほしい)ここでは自分の整理のために、いつもと違う感じになります。 ✳︎ 少し前に母を看取ったと思ったら今度は父が逝ってしまった。母が亡くなり1年位した時に父から”体がおかしい”という言葉を聞いた。あの父が死ぬ筈がないと思ったが、その喉から絞り出されたような声に心が動き医師の友人に無理を承知で検査をお願いした。 結果、正常範囲内高値から1000倍以上の数値が叩き出されていた。それを聞いた瞬間に軽く目眩がした一方、突き抜けた人生を送ってきたか…
Morley-Saint-Denis2011(Lecheneaut)
モレサンドニ(レシュノー)さ、忘年会の季節に入ってきてここからは古くからの友人と肩肘張らず心置きなく飲むわけですが以前、俺たち世代の3K問題は"金・結婚・髪"ということを書いたような気がするのですが、もっぱら金と結婚の話には脇見すらせず、1年間どーいう努力をしたのか熱い議論が交わされるのは髪の話だけ。爆 "育毛じゃ間に合わない、発毛だ!"や"ハゲって言葉が悪すぎる、薄毛という言葉の社会的浸透が必要"などの迷言珍言の嵐。アパレル関係の仕事のやつに、自分に似合う帽子を真剣に相談したり、ハリウッドセレブや文人墨客のイケてる薄毛のなり方の日々の研究など、笑うどころかもはや我々の中でこの話が1番真面目な…
シャブリ自分の投稿の1番最初の記事を見てみたら、価格高騰が激しいブルゴーニュにおいてどうやって飲めるか活路を見出したいー、みたいなことを書いていたのですが、もはやマイルールの変更を余儀なくされる程の価格高騰ぶり。19年の価格高騰も唖然としていますが、20年、不作の21年も値上がりの確定ランプは今から絶賛光っている様な気がします。 特にマイルールの一つである 村名で諭吉超えしたドメーヌは私から卒業。(たまにの例外あり) は再考しないとニュイのワインはミッシェルグロしか飲めなくなっちゃうよ。(んな事ない)苦笑ちょっと有名どころになるとAC5000円から、ニュイの村名1万から、プルミエ2万から、グラ…
Bourgogne Cote D’or2019(Glantenay)
ブルゴーニュ コートドール(グラントネイ)先日、井上陽水氏の曲を聴いていたらこんな歌詞がありました。 #1貴方を好きになれば幸せになれるかしら? おそらくなれない。 #2貴方を夢に見れば喜びは続くのかな? おそらく続かない #3貴方とお別れして幸せになれるかしら? おそらくなれないまさにこれは普通のブルゴーニュラヴァーの心境を表していると勝手に膝を打ってしまいました。 言葉の使い方は人によって色々とあると思うのですが、上級キュヴェや有名生産者への諦め、撤退、負け惜しみの感情… 個人的には分相応という言葉に帰結していくのですが言い変えれば自己への断念でしょうか。見渡してみると、あんだけ高いワイン…
Chorey-Les-Beaune 2019(Tollot-Beaut)
ショレイ レ ボーヌ(トロボー)自分の事ではないのですが、市場から払底してきているので、後出しジャンケンにならない程度にさっさと書いてしまいますが、この作り手、多くの人にとってはブルゴーニュブランとコルトンシャルルマーニュが素晴らしい、飲みたい、保有したいだと思うのですが、19のこの赤に関しては凄い品質を作っていると思います。 飲まれた方は既にリピートしながらも市場全体としてはまだあまり気づいていないようですが昨年の10月終わりくらいから同時多発的に起こった最も早い震源地は当方の知るところ2か所あり、1人は中野の中華のオヤジ様、1人は北日本のワイン屋のオヤジ様。2人とも御年70を超える方だと思…
Santenay 1er Clos des gravieres Blanc2018(Hubert Lamy)
サントネイ クロ デ グラヴィエール ブラン(ユベールラミー)日本での18VTのリリース直後からの瞬殺完売ぶりをみると日本での愛好家の評価はほぼ確立されてしまったのではないでしょうか? 熟成前酸化というものが叫ばれるようになって久しいですが、その対策のためかかなり還元的に作っていますし、酸化耐性もかなり強いと思います。白はコルクもとてつもなく長い。ただ個人的にずっと考えていた事なのですが、これだけ時代が早く進んでいるのでワインの瓶内熟成だって早くなっちまうのではないかーとややオカルティックに(やや神秘的にという意)考えてしまうこともあります。この熟成前酸化問題は畑の強さや温暖化、バトナージュな…
Santenay 1er Clos des gravieres Rouge2018(Hubert Lamy)
サントネイ クロ デ グラヴィエール(ユベールラミー) 前回、エントリーの同じ畑の赤。 こちらも日本で買う場合一本のみという本数制限付き。このアイテムに関しては知り合いがBBRで何故か叩き売りをしているのを見つけてお願いして買ったものになります。本数制限は無しで一本30€。保管コストにシッピング含めても日本で買う半額くらいで済んでしまうのではないでしょうか。やはり、快楽は海外にありなのでしょうか?閑話休題関東一帯が雪が降るような冷たい気候が続き、その為か抜栓したてはややくぐもっていて閉じ気味。という事で初日は一杯しか飲まないと決めてポテンシャル飲みに徹します。清涼感あふれる香り、赤い花、薔薇、…
Clos de L’arlot Blanc 2001(L’arlot)
クロドラルロ ブラン (ラルロ)当然ながらリリースしたてで買ったものではなく近年に購入した物。しかしながら、出自(出処)は、しっかりとわかっていて1度も動かされた事はない物になります。但し飲めるか飲めないかの勝負は半々。 その理由はしっかりと漏れていて、キャップシールは液体でバチバチに固まっています。当然いつ漏れていつ固まったかは不明。店主に話を聞くとその頃の輸入は吹いているものが多々あったとか。熱が入っている可能性、既に涅槃入りしている事も考えられますが、これも何かのご縁。 そちらが一元論ならこちらは諸行無常でいこうじゃないか(なんだそれは笑)という事で身元を引き受けました。 瓶から見る限り…
Bourgogne Aligote2019(Ambroise)
ブルゴーニュ アリゴテ(ベルトラン アンブロワーズ)のっけから若いビンテージのアリゴテながらこの色に驚愕。 香りはレモン、グレープフルーツの果肉、白い石のようなミネラル、蜜。尖ったところはなく色通り既に丸いです。香りはリリース直後だからなかなかいいです。 味わいは、なんていうか水…苦笑 とかいうと怒られそうですが、なんだろうなー、ポカリスエットみたいに飲めると言えばいいのでしょうか?飲めば飲むほどポカリより酸も少ないと感じてしまう。爆 因みに余韻もほぼ無いです。 まぁ、だいぶ問題発言を繰り返していますが、兎に角飲みやすいです。亜硫酸は少ないのは前提として、3日かけて飲みましたが自然派的なニュア…
Gevrey-Chambertin(Claude Dugat)
ジュヴレ シャンベルタン(クロード デュガ)価格面からなかなか手が出せない作り手だったのですが、この価格がスタンダードとなってきてしまった今、安いとはいえないながらも選択肢の一つに入ってくるようになってきました。とはいえここはインポーターによって見過ごせないまでの価格差があるので、まずはお値打ちなところから当たりましょう。笑閑話休題香りは小粒の赤い果実、紫の果実、黒味を持った果実と大地香が、綺麗に三等分の香り。とはいえ時間や品温によってこのバランスは刻々と変わっていきます。冷涼感のある風と共に香木のニュアンスと少しの血も漂います。香りに艶があり果実の香りも積層感があります。 味わいはビックリす…
Bourgogne Pinot Noir2018(Olivier Jonan)
ブルゴーニュルージュ(オリヴィエ ジュアン)インポーター情報アルスナン村のオート・コート・ド・ニュイ区画(樹齢55~60年)80%、AOCモレ・サン・ドニに地続きで接するACブルゴーニュ区画「レ・シャン・ド・ラ・ヴィーニュ」(樹齢約65年)20%のブレンドです。現状香りは強く無いものの冷涼感のあるフランボワーズなどの赤系果実、やわらかいスーボワの香り、ミント、湿った黒土などプティ モレサンドニを想起させる感じがあります。 味わいも赤3黒7くらいの感じですがどこかほっこりとした優しさの様な包み込む様な感じもあり、黒土風味の甘みのあるエキスがじんわり広がるのが心地よいです。2日目はさらに優しくなり…
Morey-Saint-Denis Clos Solon2011(Olivier Jouan)
モレサンドニ クロソロン(オリヴィエ ジュアン)スタイル変換をしてきている証左というのがこのcuvée で分かります。 基本黒い果実の風味なのですが、エキス系ではなく果実味をしっかり感じさせる味わい、その果実味も冷涼感ではなく温かみのある果実味を感じさせてくれます。状態が良かった為かあまり熟成は進んでおらず、モレ風味は少ないのですがここのドメーヌスタイルを楽しむというのでは十分役を果たしてくれました。このボトルの状態ならあと5年位またないとまだ少し黒く強く感じてしまうところがあるかもしれませんが、後ろの背景を見て分かる通りお洒落な赤身肉系焼肉屋ではなく古典派的つけダレ系焼肉屋にも負けないです。…
Chassagne-Montrachet (Bachelet-Monnot
シャサーニュ モンラッシェ(バシュレ モノ)14年のブル白は市場で見かけることも珍しくなってきてしまったのですが、ここの14年は良くできている、しっかり10年待て!と言うことは聞いていたものの、14年の白ですら熟成前酸化している情報などに出くわすと、とっとと開けておこう、ということで開けてしまいました。色はまだ淡さの残るイエロー。 香りは果実よりまずミネラル香が飛び込んできてそこから徐々にカリンや白い花、若い黄色い果実。非常に健全すぎる香りで驚く。笑 味わいも果実がもったりすることがなく、シャープな酸を伴いながら、若い果肉が口内を押し広げていく感じで余韻も長いです。 ここの14年 Chassa…
Bourgogne Rouge 2018(Robert Chevillon)
ブルゴーニュ ルージュ(ロベール シュヴィヨン)コロナ禍になってひさしぶりに始めてしっかりと飲酒同様に続いているのが筋トレなのですが、折角頑張った筋トレも毎日の飲酒でしっかりカタボリックさせてしまっているためか 笑 筋肉は本当につかない。まぁそれはいいとして、もう一つはトレーニングは肝臓にもある程度負担がかかっているのか、すっかりお酒に弱くなったように思います。これの効用は2日目、3日目とワインの経過を見れることで、お金も多少浮くので悪くはないぜ!と思いつつ自分のせこさに少し嫌気がさします。苦笑閑話休題そんなわけでしっかりと時間経過で飲み進めたいvintageのワインは現在これしかないです。開…
ブルゴーニュ ピノノワール(バターフィールド)今や情報のプラットフォームはInstagramが強くフランス以外の小規模自然派インポーターの方などがLive配信などをしておりたまに耳にしながら寝落ちするのが気持ちいいのですが(嫌味でなくお経みたいな感じなので本当によく寝れる)ポテンシャルという意味でどこかブルゴーニュと比べてしまっていると感じる節がチラホラ見えるのはいいことなのかどうか? 個人的にはそんな比較しなくてもいいんじゃないかなぁ、、と思いつつ一つはっきり言えるのは、良いか悪いかブルゴーニュの全体傾向は自然派に寄ってきているぞ、安心してくれ!と言いたいです。笑閑話休題この作り手は基本、白…
Bourgogne Aligote2011(Nicolas Rouget)
ブルゴーニュ アリゴテ(ニコラ ルジェ)ここ日本ではそろそろ代替わりする、するーといわれていますが実際どうなのでしょうか?偉大な父を持つというのはこれはこれで大変なことで、家族伝承の家業となるとそれはなおのことと想像に難くありません。ただそんな父の育ての親は神様と称された人だったのでそれはそれでまたとてつもないものを背負っていたのではないかと思ってしまいます。 そんな倅のアリゴテですが、特段記載することはない普通のワインをこの時は作っています。 香りはレモン、ライム、グレープフルーツの果皮、若いメロンの皮、白い岩の様なミネラル香。 味わいも張り詰め感じはなく、穏やかながらアリゴテ特有の酸味、そ…
ボーヌ1級(ローランポンソ)19年ビンテージも大体出揃ってきて自分の中での大まかな感じは掴めてきました。言葉は悪いかもしれませんが、あまり目立っていない生産者の地味目な村名クオリティーが意外に高かったりします。あまり見向きされないからいい意味でpriceも反映されてない。まあ、村名はいくつかの区画が混ざっていることが多いので結果としてバランスが良くなりワインが美味しくなるのではー?と以前から思っているのでもう少し19年村名を掘り下げてみようかなと思います。 で、こちらは18年。エチケットがギンギラギンにさりげなく無い 笑 ボーヌ1級畑の名手ブレンドになります。8つのクリマを混ぜているらしくどこ…
ブルゴーニュ ルージュ(ギーヤール)低域にしっかりとした黒系果実、そこに冷涼感のあるハーブ、プラム、ブラックスパイス。スワリングをすると高域にはピンクの薔薇、フランボワーズが舞います。現状、黒系果実主体ながら赤やピンクの薔薇の感じも時間経過で垣間見せてくれます。重さはさほど感じません。 味わいはこの作り手もクリーン化されて柔らかい酒質ながらタンニンはしっかりとあり、甘さはない完全発酵系、黒系果実と果皮のビターを引き連れて終始余韻まで連れて行きます。 単純に赤さで言ったら17の方がありますし、ここの売りは、個人的にはギリシャ彫刻を思わせる筋骨隆々な感じなので、少しスタイルが変わったといえば変わっ…
ヴォルネイ(ルシアン ボワイヨ)ここ最近のジムでの話、、、。 まぁ、公共のジムなので使えるマシーンの使用時間は周りを気にしながら行うのですが、ちょっとした勘違いからお前はこのマシーン使いすぎだ、いやいやお前も色んなダンベル占領してんじゃねーか、などと争っていて大男2人がそんな事で揉めていたら周りの人はさぞ嫌だよなぁとか思いつつ、こんな事で本気で揉めてんだから、そりゃ世界から戦争など簡単になくなるわけないよなぁ、と漠然と思ってしまいました。綺麗事ながら平和を願うばかりです。閑話休題 畑はヴォルネイの外れにあるLes Grands Poisots(レ・グラン・ポワゾ)の区画にあります。この区画はポ…
Pernand-Vergelesses Rouge Les Boutieres2019 (Chantereves)
ペルナン ヴェルジュレス"レ・ブティエール"(シャントレーヴ)以下、生産者の説明文「ちょうどサヴィニーとペルナンのアペラシオン境にある畑。厚めの粘土質の表土に石灰の礫が混ざり、果実味豊富なピノに仕上がりました。ペルナンの赤ならではのスパイシーさは、シャントレーヴ の他の赤には見られないもので、色々なお料理との接点があります。」グラスに注いだ色からVTにしてはややエビ茶色をしていてこれはもしやー?と思いグラスに鼻を突っ込む。香りをひと嗅ぎ。うむ自然派だ。 梅、アセロラ、木苺、煮詰めたストロベリー、綿菓子風のふわふわした甘さのある自然派特有の香りで、この時点でダメな人はダメかも。 味わいも自然派特…
Savigny Les Beaune 1er Aux Guettes(Machard de Gramont)
サヴィニー レボーヌ オーゲット(マーシャルド グラモン) 多くの人の興味はここはゴーディショ位なものでその価格も諭吉2枚程度と考えるとお値打ちといえます。故に瞬間蒸発。ルジェに置き換えたらサヴィニー村名位の価格ですか、ね。。そしてこちらのサヴィニー 1級ですがダンジェルヴィーユのアリゴテ価格。最早安いけどいーんすか?という感じです。 香りは火薬、濡れたニュアンスを含んだ赤い薔薇、それに反して少し重みのある乾いた赤果実、白い石。リリースしたての若いVTの為やや気難しさを見せる香りながらおっ?と思わせるところあり。 味わいも重さはなく黒系は感じず赤系果実主体でジンワリと舌に広まる感じ。余韻に大し…
ドメーヌ・トラぺの新キュベ「ジュヴレ・シャンベルタン キュベ”1859″ 」
ジュブレ・シャンベルタン村に本拠地を置くドメーヌ・トラぺは、2019年ミレジムに新しいキュベをリリース「ジュヴレ・シャンベルタン “キュベ 1859” 」をリリースした。