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2019/08/14

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  • Bourgogne Côte d’Or cuvée V.V.2021(BERTRAND AMBROISE)

    ブルゴーニュコートドールVV(ベルトラン アンブロワーズ)21年物のブルゴーニュは生産者の限られたコメントを見てみるとクラシックな年という言葉を比較的見かけますが、まぁ個人的にいくつか飲んでみて思うのは赤に関して少し時間を要するワインが多いかな?という印象です。リリースしたての今飲んでみても開けた初日より2日目、3日目の方が大体美味しくなっているケースが殆どです。この作り手はACでVV有りと無しがあり、有りはボヤボヤしているうちに蒸発してしまい、飲むのは初めてです。果たしてどうでしょうか?開けてグラスに注いですぐは纏まっておらずチグハグながら10分もしないうちに整ってきます。 香りは還元からく…

  • Sancerre Blanc Les Boucauds 2021(Claude Riffault)

    サンセール ブコー(クロード リフォー)さて、ボトル差がないか早々に2本目です。 やはり1本目と変わらない印象で適度な要素がありながら決して重くなっていることはありません。満遍なく張り詰められた塩気を感じるミネラルは歪みなく端正、しっかりとした酸味、アタックから中盤そして余韻まで中抜けすることない今はフレッシュな柑橘の果実感。ベジタブルな感じもありますがそれが良いアクセントと思えるくらいでとどまっているのは他の要素がしっかりと自立しているからでしょう。 巷に溢れているブルゴーニュ アリゴテよりピリッとキリッとしています。そして、3本目も飲んじゃいました。笑 ボトル差もほぼ無し。こちらはビストロ…

  • Saumur Blanc2021(Guiberteau)

    ソミュール ブラン(ギベルトー)白い岩、若いパイン、少しの火打ち石、液体に馴染んできている樽、香りは弱くないもののタイトにまとまっています。 味わいも熟成の影響なのかVTの問題なのかはわかりませんが、21年のミネラル主体というよりは少し熟し始めた黄色い果実味主体。液体も張りはあるものの食中酒に最適と思われる開放度でやはり特筆すべきはダレない酸がフィニッシュを綺麗にまとめ上げるため、ついつい飲み進めてしまいます。 4日目になると香りに麦わら感が少し出るものの酸化の気配は皆無で、果実味が減衰して酸とミネラルで飲ませていく形に変化していきます。 食事的には和食より断然ビストロで出されるような料理がい…

  • R Barrique V.d.F. Vinifie par Junko (Domaine Christian Binner)

    ヴィニフィエ パー ジュンコ(クリスチャン ビネール)今日は手短に。 最近シャルドネ、アリゴテ以外の白ワインを集中的に飲んでおり、なんだか楽しくなってきて(笑)調子をこいてこんなのを購入してしまいました。 人間、調子がいい時というのは謙虚に生きているつもりでも、なかなか自分がコントロールできなくなってしまうというのは娑婆で生きる誰しもが経験してしまうのではないでしょうか? これを飲んでみて、君子危うきに近寄らずとうっすらと呟いてしまう自分がいるのでした。苦笑といっても、"あくまで個人的には"ワインはそこまで酷くないです。白ワインのナチュールに対して許容範囲が広いのも理由だと思います。 激しい揮…

  • Saumur Blanc2021(Guiberteau)

    ソミュール ブラン(ギベルトー)ブルゴーニュを飲み進めていくとそのVTの天候から来る全体の収量や専門家がつける出来の良さというものも気になってくるものなのですがロワールなどはどうなのでしょうか?一応VTチャートはあるもののあまり気にしたことはありません。この21年物ですが、20年と比較するとボトル差と飲んだタイミングを差っ引いてもとてもタイトであくまでミネラル主体の液体になっています。そこから白い花や黄色く始めたようなフレッシュな果実の香りに品の良い樽香。味わいもやはり果実云々というよりミネラルとシャープな酸味主導でそこから果実が後追いで乗ってくるような印象です。最近の生ぬるいアリゴテよりよっ…

  • Bourgogne Blanc2013(Hubert Lamy)

    ブルゴーニュ ブラン(ユベール ラミー)前回飲んだのが3年半前。その時はあまりのミネラル水ぶりに"まるで成長してない"という漫画slam dunkの安西先生の言葉を思い出してしまったくらいなのですが、笑 果たして今回はどうでしょうか?香りはやはり依然としてタイトながら白果実やうっすらと柑橘系の香りが立ち上がります。以前よりほぐれてきている印象。 味わいも酸がビシッとキマッていますが流石に3年ほど前のミネラル水は脱しており、果実も幾分感じます。余韻もワインのスケールもクラス相応だと思います。 まぁこの銘柄もラスト1本になってしまいました。4日目が1番良かったことを考えるとまだまだ持ちそうです。と…

  • Saumur Blanc2020(Guiberteau)

    ソミュール ブラン(ギベルトー)こちらはこの作り手のエントリーキュヴェ、さていかに。 香りは火打ち石、カリン、淡く蜜と樽、白と薄い黄色の花、気品はエントリーキュヴェから兼ね備えています。 味わいもダレない引き締まった果実ながらシリアスになりすぎていないところがエントリーキュヴェとして秀逸。当然ながらBrezeに見られる隙なく緻密に散りばめられたクリスタル的ミネラルまでは及ばないのですがこれで十分この作り手の力量はわかると思います。 仄かな甘さを感じさせながらタイトな酸味を引き連れて口内で長めの余韻。 うーむ、これで十分満足度が高い。情報によると関東では酒屋に卸すよりもレストラン、ビストロなどに…

  • Saumur Breze2019(Guiberteau)

    ソミュール ブレゼ(ギベルトー)さてこの時期にいつも書いているLamyですが、個人的にここからのLamyが今のフーリエの様に何となくダラダラと行くのか(失礼!)神格化していくのか興味があるところです。 ラミーについては超密植と言う誰もおこなわない道をいっており、その行為が味わいに転換される前からしっかりと批評と望みを託していたのはロマネさんと一部のワイン屋位でかれこれ10年くらい前になるでしょうか。 自分はと言えばー、確かに10年前はまだ安かった(多くのワインが)、ただ自由にできる金が少なく買えなかった。今は金にさほど不自由さを感じることは無くなった、しかし高くなりすぎて買えなくなった。ただそ…

  • Bourgogne Aligote2021(Michel Noellat)

    ブルゴーニュ アリゴテ(ミッシェル ノエラ)なんだか気がつけば1月も最終の土日で今年も既に12分の1が終了しようとしていてトーマスマンの小説ではないですが、1週間位の療養予定のはずがうっかり7年近く経っていたみたいな感覚はきっと自分だけではない様に思うのですがどうでしょうか? 閑話休題 香りはレモンなど若い黄色い柑橘、白色の岩、うっすらと蜜、時間経過で白い花などが浮かびあがります。 味わいも尖っていないもののアリゴテ特有の酸味主体に淡い黄色い果実が乗ってくる感じで終始だれることはありません。口に入れて中盤くらいのところで液体の要素が中抜けする様な感じはあるのですがまぁ、このVTにして3000円…

  • Bourgogne Pinot noir2021(HUDELOT BAILLET)

    言葉は悪いですが17年辺りを最後に理解不能になり買うのをやめてしまった作り手です。14年はバランスが良く個人的になかなか好きだったのですが、それから年々濃くなり15→16→17と年々濃くなるACブル三部作が爆誕。エレガントに流れたはずの17も濃ゆくとりあえず買い控えていました。 で、なんでお前再び買ってんじゃー?と言われれば価格が安いから買ってみた。と言うどうしょうもない理由です。笑 で、今回飲んでみてやっぱなという感じでした。初めに言っておきますがVTの影響もあってかあまり濃くはないです。 香りは、還元からくる少しの煙がまず上がるのでモヤモヤ感があります。それが何故か妙に懐かしく遠い目をして…

  • Bourgogne Cote-d'Or Rouge2020(Domaine Bart)

    ブルゴーニュ コートドール(バール) 香りは赤果実4、黒果実6くらいの割合、そこからナチュール的ではない濃い目の梅、ダークチェリー、乾燥タバコと少しの煙、灰色の岩。ミドルトーンからロウトーンの落ち着いた果実を想起させる香りで冷涼感もあります。 味わいも2020年にしてアル分12.5%で濃いと言うことはなく、しっかりあるものの柔らかいタンニン、赤い果実、果皮の苦味、構造や味わいはシンプルですが濃密ながら黒く沈んでおらずなかなか深い果実味があります。2日目は飲めず3日目に飲んだのですが決して落ちる事はなく酢酸に支配もされていないのでそれだけで十分。熟成もするでしょう。

  • Clos de La Roche 2003(Gerard Raphet)

    クロ ド ラ ロッシュ(ジェラール ラフェ)凡そ20年前にTV、携帯(当時スマホは無い),インターネットのどれか一つをやめようと思ってTVを見る事をやめました。それから20年TVはスポーツを見る位で殆ど見ないできています。スポーツを見るといっても年間自らテレビをつけている時間は12時間も無いです。それとは裏腹にYouTubeは結構見ちゃうかな。苦笑 今年はSNSの使用をうまいこと控えたいと思っているのと同時にワインのバックビンを買って放ったらかしにしとくのもやめないとなぁ、と思っています。酒も弱くなりつつあるのに積み上がるっているACブルの在庫 笑 を見てややぞっとしいる年始です。断捨離したい…

  • Ch.RIEUSSEC1996

    シャトー リューセックさて2024年が始まりましたが所信表明として今年は何かを始めるというより何かをやめる事を試みたいと思います。というわけで収支決算について考えてみました。ここでは単純にお金の話だけではないです。 例えば学問や学術にも収支というものがあり、時間をかけて丹念に調べ上げ、さりげなく控えめなものとして発表する。収入というのは大量の書籍を買い込み、時間をかけて読んで自分の中で咀嚼していく事で、金銭的には持ち出してあって一文の得になりません。それに対して支出は講演してお金が儲かったりうっかり有名になったりする事を言います。ここで収入と支出が反対だろと思われるかもしれませんが、お金の出入…

  • Best of 2023

    今年は色々と買い物をした年でちょっと趣を変えて勝手に良かったものをアップいたします。 殆どの人に参考になりませんので悪しからず。笑 CHAMPS-CHEVREY MONOPOLE2021(TOLLOT BEAUT)基本的に今年飲んだもので1万以下、複数本購入、ベタ凪銘柄としてこちらを選びました。チャンスがあればもう少し買い増しして3年に1回位のペースで開けていきたいです。 Auto Finesse Finale×Gross Enhancer 今年始まってしまった趣味がCar detailingなのですが、色々と購入して使ってみた結果この組み合わせはやはり凄かった。もうツルツルを通り越してテロン…

  • Bourgogne Aligote Raisins Dores2019 (Michel Lafarge)

    ブルゴーニュ アリゴテ(ミシェル ラファルジュ)毎年この時期は今年あったことを振り返ったりするのですが、今年起こった個人的エポックメイキングといえばどうしようもない事情で車を買い替えたことでしょうか。 それは冬が最も深まる2月。新東名を快適に名古屋方面に走行していたのですが、新清水付近で"パンパンパン"と爆音が鳴ったので、呑気な私は後ろからスーパーカーにでも煽られてるか〜?などとバックミラーを確認したら自分の車がゴトゴト言い出しマジかよ、パンクかついてねぇ〜(泣)と思ったのも束の間、ボンネットから白い煙がぁぁぁぁ、、、(白目) ということで車は動かなくなり(運が良いことに路肩に寄せられた)身動…

  • Sancerre Blanc Les Boucauds 2021(Claude Riffault)

    サンセール レ ブコー(クロード リフォー)これはある僧の講和で聞いたのですが、出家してすぐにダメになるかならないかは決して体力の問題ではないということらしいです。つまり娑婆への未練が断ち切れていない、後ろを断ち切ってきてない事ー、、昨日のカツ丼が美味かったとか恋人と会いたいなど、それに引きずられてズブズブと駄目になっていくと。なるほどそれはわかるかもしれません。 ここ最近、白では放浪の旅に出て色々と飲んでいるのですが、さて後ろを振り返らずにいられるか。まずはこの作り手。エントリーラインであろうこの辺りから。 香りはミネラル主体、とても若い黄色い柑橘、少しのフリンティー、スワリングで滴り落ちる…

  • SAVIGNY 1er LAVIERES 2021(TOLLOT-BEAUT)

    サヴィニー ラヴィエール(トロ ボー)音楽でも車でも美術でも小説でも料理でもワインでもある程度知識を深めていけば自分の好みの傾向と言うのが意識しなくとも出てしまうのは仕方がない事だと思います。批評をする言葉はうっかり鋭くなり、許せる範囲は狭くなる。ストライクゾーンなど針の穴のようなものになってしまう。しかしながらこれは全てにおいて言えると思うのですが、批評する側より何か(仮にどんな粗末なものであろうが酷評されようが)作る側の方が確実に幸せだろうと言う事。 その作る側の幸福感が自分の感性を通じて少しでも感じるような1本に出会えたら、それは熱い叫びとなるのか甘い囁きに変わるのかなどと思う年の瀬であ…

  • Gewurztraminer Beblenheim2021(Trapet Alsace)

    ゲヴェルツトラミネール(トラペ アルザス)自然派ワインですがそこはトラペ、危うい作りはしていません。下のキュヴェですが価格的にも穏当でこう言うのを飲んで味覚の見地を広げていこうかな来年は、などと思っています。そのとっかかりとしてこの辺から。香りはキツくないライチ香、丸く黄色い果実は感じるもののある程度抑制はされていてそこに蜜。バチバチに切り落とすスパルタ侍史上主義にはこの時点でややきついかもしれません。笑 味わいもトラペらしくやはり柔らかさがありますが灰色の岩のようなミネラルと酸がしっかりと下支えしていてだれる事はないです。液体としての質感はなかなか良いのではないでしょうか。キツくないもののエ…

  • Beaujolais vin de primeur2013(PHILIPPE PACALET)

    ボジョレー プリムール(フィリップ パカレ)結構、普通に飲めました。理由としては状態が非常に健全なのが第一。味わいとしては自然派ワインのそれですが、品種特性は不明ながらそれ以外は妙なところはなかったです。柔らかい液体に赤黒の果実、穏やかな酸味。今は最早作られていないみたいですね。あれから10年経ったわけでこの先10年の前途多難も軽やかに飛び越えていけるだろうか? ワインの世界はどうなっているのだろう?そっちはどうだい?こっちはなんとかやってます。そんな事をうっすら思いながらスティーヴン ハッセンのマインドコントロールについて見る機会がありました。そこには3つの段階があるとあり、従来の価値体系や…

  • Savigny les Beaune 2021(Tollot Beaut)

    サヴィニー レ ボーヌ(トロ ボー)今日はただの村名。さて現時点での失望を感じるか将来の希望が見えるか。赤色が透けるくらいの淡めな色。 香りは少し硬さのある赤系果実、ほんのりと硝煙、赤とピンクの花、アクセント程度にクローヴ、透明感のある香りは総合的にはシンプル。 味わいも少しの硬さをこちらも感じながらも無理にこねくり回している様な印象はなく、シンプルな赤系果実のエキスと酸味で飲ませていく液体。余韻も綺麗に伸びていくし、決して薄辛くギシギシしたところはありません。 アペラシオンデストロイヤー感は無く、模範的なサヴィニー村名という感じでしょうか。 味わい的に果実がスレンダーになり酸味が穏やかになる…

  • SAVIGNY 1er CHAMPS-CHEVREY MONOPOLE2021(TOLLOT BEAUT)

    サヴィニー シャン ジュヴレ(トロ ボー)ワイン好きの(誰もが)その時々でワインに対しての距離感は違うものの高い高いと言いつつ当方もまだうっすら買っています。飲む量より買う量の方が明らかに多い。一種の気の病。笑 かつて植木等はスーダラ節の歌詞に最初疑問を抱き浄土真宗の寺の住職である父に相談したところ親鸞聖人の教えがあると言われ決心がついたというエピソードがあります。歌詞を見てどの部分か考えると”わかっちゃいるけど、やめられない”というところだろうと何となく察しがつきます。 釈尊の時代から仏教の基本は現実と自己のギャップに直面して、現実が自己の思い通りにならない”苦”をいかに超克し心身の安らぎに…

  • HCdN2020(Guy Simon)

    オートコートドニュイ(ギィ シモン)何の覚えもなく風邪を引いてしまったようです。ますば喉の痛みから、その後に水鼻、そして身体のだるさ。熱はあるのかないのか測ってないです。苦笑 とりあえず寝て治すのが基本方針。 そんな時に欲しかったCDがメル仮から到着して慰めがてらに聞いてみたら何と初っ端から音飛びするじゃないか…という事で尚更具合が悪くなったのですが、傷が無いことからここは長年生きてきた知識をフル活用。冷凍療法にて冷凍庫に1分(やったことありますよね?)つけおいて外気欲に晒したら何かが整って復活。めでたしめでたし。まぁ、デジタルだったらこんな事にならないんですけどね。昔の人がヴァイナルにこだわ…

  • Fixin 2021(Chevigny-Rousseau)

    フィサン(シャヴィニー ルソー)ちょうど去年の今頃は熊野を旅していたはずで、今年は所用で何故か同じタイミングで彦根に。 一泊二日、車で弾丸。宿泊地は名古屋。夜は割烹を頂きそのままお暇しようとしたのですが、お付き合いということで場末のスナックに連行され久々に2時まで。ママはサミットプッシュ中の84歳。笑 命からがらホテルに帰り翌日鉛となった身体に鞭を入れてなんとか立ち上がり車を2時間飛ばして彦根まで。通常は大津から入るのでこちらから入るのは初めてであり、これはー、という事でずっと行ってみたかった太郎坊宮という修剣道の聖地まで足を伸ばしたのでした。自分自身かなり厳しい場所にあるのでは?と前段階では…

  • Bourgogne Pinot noir2014(HENRI GOUGES)

    香りはここ最近にしては久々にクラシカルな感じ。というか保守。笑 まぁ強くは香りませんが、作為も感じません。黒系果実、鉛筆の芯や鉛、タバコの葉、そこから差し色として紫の果実。比較的品温から低いところから始めたので、品温が上がると熟したベリーが立ち上がります。 味わいもカッチリしたスタイルで果実味ではなく透明感のある液体に赤、黒、紫の果実が染み出してくる印象。今のスタイルと比較するとワイン単体で飲むと分かりにくく面白みはないかも知れませんが、料理などと合わせると良い感じです。まだまだ当分先まで持ちそうです。しかしながらナチュール好きに全く面白味の無いワインかな〜。笑

  • Bourgogne Pinot noir2018(Robert Sirugue)

    ブルゴーニュ ピノノワール(ローベル シリュグ)香りはまず冷涼感があることに少し驚きます。そこから赤系と黒系果実が半々、柘榴、穏やかな黒土、テクニカル的なことは不明ですが少しの全房発酵を思わせる香り、但し嫌味にはなっておらず心地よい複雑性を与えています。 味わいもリリースから3年以上経ったせいでしょうか、液体は落ち着いて暑苦しさも脆弱さもなく中庸、果実は決して重くなく赤系果実主体で酸もいい具合にあります。ここから察するに余裕であと10年は変わらずに持つと思います。 2日目も要素が混ざり合って香り味共に柔らかくなり向上。3日目も崩れません。 某リアルワインガイドで散々足蹴にされていたドメーヌです…

  • Beaune 1er Greves2021(TOLLOT BEAUT)

    ボーヌ グレーヴ(トロボー)今日はサラッと。とりあえず村名から一級といくつか飲んでみたのですが、作風という意味でワインの方向性は一定していて、品質も安定しています。ナチュールではないですし時間経過でもしっかりと持つ作りをしています。 当方は飲めていませんがここのグレーヴの19と20は飲んだ人からするとかなり良かったようです。21に関してはVT的なところからでしょうが強さはありません。ラインナップに共通しているのは全体的に透明感のある赤系果実。このキュヴェに関してはそれにこの地の黒土が低域からフワァーと香ってきます。 9月くらいに飲んだ時のショレイはまだ整っていない感じがしましたが気温も下がって…

  • Chablis 1er Butteaux2015(Pattes Loup)

    シャブリ ビュトー(パット ルー)少し前に飲んだこの作り手の一級。果たしてどうでしょうか?香りは白い石、大理石、岩、少しの樽香など果実の香りはせず笑、そこからそこはかとなく湧きあがるように立ち上がる品のある黄色い柑橘、時間経過で淡い林檎の蜜。 味わいはここまでミネラル香が先行すると通常パキっと硬水飲んでいる様になってしまうのですが、芯がありながら柔らかさをを併せ持っており、この産地特有のどこか味が素っ気なく平坦で中抜けするような隙が一切ありません。味もキンメリジャンの石灰がバシッと決まっていて横にだれずに喉奥に留まり続ける苦味と塩味の余韻はひたすらに長いです。やはりシンプルシャブリとは格の違い…

  • Nuits St. Georges 1er Les Perrieres (Robert Chevillon)

    ニュイサンジョルジュ レ ペリエール(ロベール シュヴィヨン)今日はこの作り手。 品質の維持と安定供給が約束されているためか、全くレアモノになりません。だからこそ今の安定供給がなされていない妙な味?のワインが持ち上げられて価格もおかしなことになっている時には、普段飲みとして安心して飲むのに相応しい作り手かもしれません。香りは赤身肉、少し熟れ始めた赤系果実、薔薇、カカオ、冷涼感のあるグリーンフレーバーにブラックペッパー。黒土の大地香を感じるためか全体的には落ち着きながらもトーン高い赤い果実という二律背反があります。 味わいはVTの影響もあるのか果実ではなくエキスと酸味とミネラルで飲ませていく手法…

  • Bourgogne Rouge2020(Domine Amiot)

    ブルゴーニュ ルージュ今年の夏は久々に湘南に遊びに行ったのですが、自分の認識している湘南とは隔絶された景色になっていて驚いてしまいました。湘南とはいえばコンガリ焼けた寝転んだgalに砂場の上をナンパ師達が所狭しと端から端まで練り歩くという光景が名物だったのですが、今や家族でちびっ子たちが水筒ぶら下げてボランティアとして浜辺でゴミ拾いという光景。人もそんなにいず、やはり時代は変わるなぁ、などとボンヤリと海の家にいながら失われた30年に思いを馳せ遠くの地平線を眺めていたら5時間位たっていました。笑 閑話休題このドメーヌもこの年から兄弟で分かれています。 香りは檜、針葉樹、黒糖、黒果実、鉛筆、鉄分 …

  • Bourgogne Pinot Blanc2014(HENRI GOUGES)

    ブルゴーニュ ピノブラン(アンリ グージュ)前回のエントリーでallocationで購入と書きましたがここで最近起こる個人的な問題点が。 前年度リーズナブルでそこそこ美味しいワインを作っていて、これは来年は下から上まで買うぞー、と可処分所得が上がらない娑婆でペコペコマシーンとなり一年間労働に耐え抜き、待ちに待ったメルマガから爆速で注文。到着は最短指定。飲む日はビオカレンダーでチェック。漸くたどり着いた約束の日に飲んでみたらなんと予告も宣誓もなくナチュールワインにグレートリセットされてるじゃねーか。正体不明になったワインを見つめながら確かな神の存在を感じつつ、振り絞って出てきた言葉はたった一言君…

  • Chorey-Les-Beaune 2021(Tollot-Beaut)

    ショレイ レ ボーヌ(トロボー)ワイン、特にブルゴーニュを飲みつけていけばいくほど生産者に対しての承認は条件付きの承認になっていってしまうのはある程度仕方のないことなのかもしれません。例えばこの畑は上手く作れるがここはイマイチや裾は良いけどグランクリュが駄目など。しかし本来承認に値するのは無条件の承認なはずで、滑っていようが駄目なVTだろうが、出会う全て受け入れて愛しちまうというのが正しい心の在り方なのかもしれません。昔から飲まれている古参の方を見て羨ましいと思うのはそういう生産者を持っている、もしくは出会えたということでしょうか。人によってはそれがTruchotであり、Ponsotであり、更…

  • Bourgogne Blanc2011(D.Lafon)

    ブルゴーニュ ブラン(ドミニク ラフォン)白ワインはアリゴテは買ってすぐに飲むものの保有をしなくなったのはPMOというものが自分の中で確定的になりそれが要因となったのは間違いない事実です。多くの古参のブルファンがそれに泣かされているのをみて、気の小さい自分は多分心を病んでしまうだろうと思ったわけです。笑 そのPMOですが名声に1番影を落としてしまったのがこの作り手ではないでしょうか。 その作り手のプライベートライン。 果たして君は逝っているのか、昇っているのか。まずは色合い。 健全に輝くイエローゴールドは約束された勝利へのプロローグ。酸化劣化の気配すら見当たりません。 香りは淡い黄色い果実、樽…

  • Chablis2018(Pattes Loup)

    シャブリ(パットルー)最近、自身の葬儀でホログラムとなって蘇り参列者と会話を交わすことができるというサービスが出始めているとニュースを見て、まぁ今の時代イタコじゃないよなぁと思いつつ、あれっ?となって記憶を頼りに自分の書庫の中から目的の本をなんとか見つけ出しました。 そこにはMITのメディアラボのホログラフィーの第一人者と言われるStephen Anthony Benton の話があり、題目は仮想環境システム。死んだ両親とトランプ遊びをするという話で何と1991年の刊行。要約すると何でもない仕草や表情、紅潮、癖など100万以上の組み合わせをメモリーバンク(今で言うクラウド?)に、集積しておけば…

  • Bourgogne Rouge2021 (CHRISTOPHE CHEVAUX)

    ブルゴーニュ ルージュ(クリストフ シュヴォー)2021年VT事始め。香りはチェリーとベリーの赤系果実に黒土の大地香、灰色の砂利のようなミネラル。 味わいは液体は柔らかく優しめで赤系果実主体に酸味と果皮の程よい苦味がアクセント。 19年の広域にしては身の詰まった充実した味わいと別のベクトルで、厳しい環境で出来た葡萄を無理なく仕立てた今となっては死語かもしれない薄旨仕立て。(と言っても昔の薄旨とは違うと思います)だからこそブルゴーニュらしいと言えばらしいわけです。 そう考えるとこのVTの赤は村名を探していくのが充実していいかもしれません。ただ大幅な値上がりは避けられないようでそれはしょうがないん…

  • Bourgogne Aligote 2014(Porcheret)

    ブルゴーニュ アリゴテ(ポルシュレ)流石にここまで熱いとあまり赤は進まないのでこちらを。最近の物はあまりみないような。まずキュプスルを取って少し驚いたのはポンソを思わせる合成コルクの使用。ポルシュレはそこそこ飲んでいますがこれは初めてでしょうか。ただしポンソほどガチガチの物は使用しておらず結構楽に開けられます。(ポンソのそれはワインオープナーが壊れることあり 苦笑) 香りはカリン、八朔、熟成から来る麦わら、林檎、うっすらと蜜、チョーク。 味わいも熟成ピークと思われるもので角が取れて落ち着いた酸に強くないものの熟した黄色い果実。複雑性はさほど無し。香り、味わいなどで特筆するべきことはないですが、…

  • Bourgogne Rouge Plan Gilbert2018(Hubert LIGNIER)

    ブルゴーニュ プラン ジルベール(ユベールリニエ)香りは小梅、黒糖麩菓子、赤系果実、擦ったマッチ、小石などのミネラル、乾燥タバコ、スワリングでダークチョコ、ホワイトムース。 味わいもエキス系でありながら18年らしく果実味も乗ってきます。というわけで半々という感じです。dry嗜好の人には酸に温かみがありそれ故に果実の甘さを少し強く感じますが、果皮の苦味が中盤から余韻に欠けて締め上げてくるので甘さに引っ張られだれはしません。 飲んで思ったのはすげぇ絶妙なラインをついてきていて、やや困惑。笑 それは自然派懐疑派がこのワインを飲めるか否か。 1本目飲んだ時はビオだなくらいだったのですが今回飲んで確実に…

  • Bourgogne Pinot Noir Smbiose2020(Hubert Lignier)

    ブルゴーニュ ピノノワール サンビオーズ(ユベールリニエ)ユベールという名前で思い出したのが2021年のオルヴォー物Lamyのクリオバタールは80万を超すとのこと。 所有している皆さんおめでとうございます、ありがとうございます。(所有していませんが)笑 基本下から上まできっちり作ってくるのでどれもいいワインだと思いますが、コートドボーヌ21年はどうなのか赤白ともに気になるところです。閑話休題インポーター情報 ヴォーヌ・ロマネのフィネスとポマールのストラクチャーです。ポマールの区画から40a(2017年よりビオ)とヴォーヌ・ロマネの区画から15a(ビオに転換中、2022年の認証予定)のブドウを使…

  • Bourgogne Pinot Noir2016(Bachelet)

    ブルゴーニュ ピノノワール(バシュレ)香りは石灰色の岩、黒が混じる赤いバラ、梅、黒土、タバコ、ピジョンブラッドを思わせるような鉄分、鉛筆の芯。スワリングで一瞬艶感を感じさせるもののしっとりと落ち着いた香りに終結していきます。 味わいは少しの熟成の影響の為かリリースしたてにありがちだったこのVT特有の妙な凝縮感や無理な強さはなく、酸味を携えた少し緩めにさえ感じる赤黒の両果実の液体が無理なく口内に広がっていきます。余韻は長い。(リリースしたては飲んでいません)^_^ 2日目は、初日の印象から少し重みを増した印象で一杯で終了。ガラッと印象を変えてきたのが3日目。 余計なものが削ぎ落とされて複雑性など…

  • Bourgogne Aligote 2020(Bachelet)

    ブルゴーニュ アリゴテ(バシュレ)前回のエントリーとは対照的だったのがこの銘柄。 香りはレモン、白い岩、樽香からの蜜、少しのフリンティー。 味わいもしっかりとアリゴテらしい酸がありつつ、尖っていることありません。果実もはにかむ程度に控えめなもの。なによりこのVTにしてアル分11.5%と驚きの低さ。 何より香りー、、、新樽由来と思われるリッチな香りがくどくならない程度に立ち上がり白ワインをあまり飲まない身としては香りで気分良くさせてくれます。笑 ていうか新樽だよね?この香り。 香り味わいともに複雑性や深みを求めるワインではなく期待過剰は禁物ながら、熱帯夜になってきたこの季節に気持ちよく喉を潤して…

  • Bourgogne Aligote 2020(Robert Chevillon)

    ブルゴーニュ アリゴテ(ロベール シュヴィヨン)何が自然派ワインか?というのは一括りにはできないですし、自分自身の考えも纏まらないのですが、自然派ワインに対して思うことは、揮発酸でキマッてるワインやリリースからヴィネガー化していて、(梅昆布オカカ系の香りは可愛いもの)時間を使って落ち着かせるプロセスを使用しても鮮やかなまでに修正不能なワインに対して熟練の飲み手や一般愛好家が疑問を呈するのみでプロの方の意見が殆ど見受けられないことでしょうか。(ただ単に私のリサーチ不足かもしれませんが)ワイン屋でも危うすぎるナチュラルワインが勃興している事に対して危惧感を抱いている方々はいるものの論評するのが仕事…

  • Monthelie Clos Du Meix Garnier Monopole2013(DOUHAIRET-PORCHERET)

    モンテリー クロデュメ ガルニエール モノポール(ドゥエレ ポルシュレ)マジックを見た時の男女の違いがよくわかるなぁという反応の1つが女性の場合、不思議を不思議のまま受け入れて楽しめるのに対して、男性は不思議をなんとかして暴こうと試みる行為をすることが多いように思います。(例外は勿論あり)ま、自分などもその口で最終的には何もわからずイライラまでしているという。苦笑 ワインに関しても究極的には"好みかそうでないか"だけでいいにも関わらず作りがーや、ビオがーや、畑の細部、代替わりでー、などその他諸々含め掘って掘って掘り下げまくって来るのが男性に多いのはいわば男性である事の宿命的なものでしょうか?い…

  • Sancerre La Grande Côte2019(Pascal Cotat)

    サンセール ラ グラン コート(パスカル コタ)なんだかなんの生産性もなく今年もダラダラと半年が過ぎようとしています。それとは逆に時間の流れるスピードが猛烈に早い様な気がするのは当方だけでしょうか。 そんな中、少し昔のコラムの様なものを読んでいたらこんな文章に出くわしました。 ある日本人画家がスペイン人の夫人に対して”早飯、酒もやめ、ギャンブルもしない、いい亭主だろう?”と自慢したところ夫人から”それじゃまるでロバだわ”と言い返され閉口してしまったという話。つまり彼女がいうには、”ゆっくり食事を楽しみ、飲んで愉快になり、宝くじで夢を見る。そのために仕方なく働くというのが人生というものよ”という…

  • Fixin 1er Cru les Arvelets2017(Berthaut gerbet)

    フィサン ザルヴレ(ベルトージェルベ)ここ最近AIアイドルというのが巷で騒がれていますが、個人的に心をざわつかせるのはどちらかというと人間のAI化でしょうか。 元々人には変身願望があるのかもしれませんが、メンズで言えば過剰なまでのタトゥー、スッピンだけどアプリ使用の世界線から整形更にアプリ使用という新型サイボーグ的な世界線への突入。いやそれならまだ潔くて気持ちいいのですが、個人的に整形に否定的ではないものの、何かを繰り返しているためか?(何かは不明ですが)実年齢より自然にちょい若く美しく見せようとして、どんどん本来の自然さからかけ離れていってしまい何故か若さをなくしてしまうどころか本当のサイボ…

  • Bourgogne vote d’or 2020(Lippe Boileau)

    ブルゴーニュ コートドール(リップ ボワロー)最近ワインを飲みつけてきた方々はまた別の楽しみ方をしているようでワインを混ぜて楽しむmixture wine(勝手に命名 笑)で楽しんでいるようです。その是非や賛否をどうこういうつもりは全くなく所謂、音楽で言うところのMashupに近い感覚かなぁ?などと思いました。“Mashupとは片方はボーカルトラック、もう片方は伴奏トラックを取り出して、それらをもともとあった曲のようにミックスし重ねて一つにした音楽の手法である。”(wiki より)この音楽のMashupもどっちも知らない曲の場合オリジナルの楽曲に聞こえるものの、ボーカル曲が知っている場合、生理…

  • Chambolle-Musigny 1er Cru les Feusselottes2011(Louis Jadot)

    シャンボールミュジュニー フュスロット(ルイジャド) 自分のポートフォリオを見てみるとこの村が明らかに少なく、結局のところジュヴレ辺りが多くなってしまっているのは、価格の問題なのか、どこか苦手意識があるのか。まぁ、基本振り向いてくれないとシリアスに感じてしまうクリマなのかもしれません。香りは赤スグリと黒スグリ、蛇を感じさせる様な皮、少しのホワイトペッパー、乾燥タバコ。時間の経過のスワリンクで赤い薔薇。 味わいは果実でもエキスでもなくミネラル系。笑 まぁ、エキス系になるのでしょうが、やはり石灰系ミネラルがしっかりあるので果実はでしゃばりにくく、液体は横に広がらずスレンダーに縦伸びしていくイメージ…

  • Pommard 1er Cru les Jarollieres2011(Domaine de la Pousse d'Or)

    ポマール ジャロリエール(プスドール)最近日本ワインを飲む機会があり、自分の見識を広げる意味でとてもいい機会になったのですが、そもそも数が少なすぎて圧倒的情熱がないと手に入らないですね。苦笑 また味筋的に全体的な流れはこっちなんですね〜というのは理解できたのが1番の収穫。それであくまで個人的にー、ですが1番響いたのは、 宮本ヴィンヤードのプリズム2020 樽の使い方が上手いのか、香りでいえば日本ワインっぽくなかったです。気になってちょっと調べてみたのですが、あ〜そういう事なのかとなりました。そして自分の中で1つ謎が解けました。 でも赤はそんなに響かなかったなぁ〜。(美味しい不味いという事ではな…

  • Volnay 1er Brouillards2015 (R.Rossignol-Changarnier)

    ヴォルネイ ブルイヤール(レジス ロシニョール) このドメーヌもどうやら2019年を最後に閉じてしまったようで、これからは当然飲めなくなってしまいます。初日は完全に閉じているというわけでないのですが、なんとなく赤系果実と白いミネラル系の香りを感じる程度。味わいもガチガチではないにしろミネラルに覆われてしまっている赤系果実が終始余韻まで続いてフィニッシュ。 2日目は少し香りは開き、干した赤身肉、真っ赤な薔薇が支配的。味わいの方は香りより親しみやすくなっていて、低域には村名ヴォルネイ同様、黒系果実があるものの低中域以降は純度の高い赤系果実、飲み込んだ時から余韻にかけて集中力のあるチェリーエキス系の…

  • Chambolle-Musigny 1er Cru les Baudes2011(Louis Jadot)

    シャンボール ミュジュニー ボード(ルイジャド)ここ最近健康について考えることが多く、まぁ、酒は飲まないにこした方が基本は良い訳なのですが、人との潤滑油とかそういうことを抜きにしてもなくなったら寂しいわけです。そうなるとやはり余計な酒は飲まない。危ういワインは近づかないと思考は傾いていきます。そんな事を思っていたらこんな会話に出くわしました。「あなたは人のこともそうだけど普通のワインの事も本当に愛していないんでしょう?」「そうかな」「そうよ、気の毒な人ね」「だけど…」「何よ?」「酢酸ワインは短鎖脂肪酸の観点から腸内が整うと思うんだ」そうかー、みんなお高いお金をだして腸活してるんだね。爆 個人的…

  • BOURGOGNE PASSETOUTGRAINS 2007

    ブルゴーニュ パストゥーグラン(フレデリック コサール)自然派というより最近はどんどんプリミティブな方にいってるような気がするこの作り手。 自然派ワインラヴァーや日本ワインラヴァーでブルゴーニュは飲まないけどこの手の作り手など喜んでのむ人とかいませんか?笑 自分の限られた世界線の問題でしょうか。味筋云々の前に、この手のタイプの難しさは流通経路、購入したワインショップの考え方と保管環境、購入後自身の保管状況、例えば繰り返されるセラーの開閉による温度変化の積み重ねなどにより劣化とまではいかないまでも本来の味わいを味わうことに対して相当な神経を使うということでしょうか。熟成はするのでしょうが色々とハ…

  • Bourgogne Passetoutgrain2007

    ブルゴーニュ パストゥーグラン(フレデリック コサール)自然派というより最近はどんどんプリミティブな方にいってるような気がするこの作り手。 自然派ワインラヴァーや日本ワインラヴァーでブルゴーニュは飲まないけどこの手の作り手など喜んでのむ人とかいませんか?笑 自分の限られた世界線の問題でしょうか。味筋云々の前に、この手のタイプの難しさは流通経路、購入したワインショップの考え方と保管環境、購入後自身の保管状況、例えば繰り返されるセラーの開閉による温度変化の積み重ねなどにより劣化とまではいかないまでも本来の味わいを味わうことに対して相当な神経を使うということでしょうか。熟成はするのでしょうが色々とハ…

  • Bourgogne Passetoutgrain2007

    ブルゴーニュ パストゥーグラン(フレデリック コサール)自然派というより最近はどんどんプリミティブな方にいってるような気がするこの作り手。 自然派ワインラヴァーや日本ワインラヴァーでブルゴーニュは飲まないけどこの手の作り手など喜んでのむ人とかいませんか?笑 自分の限られた世界線の問題でしょうか。味筋云々の前に、この手のタイプの難しさは流通経路、購入したワインショップの考え方と保管環境、購入後自身の保管状況、例えば繰り返されるセラーの開閉による温度変化の積み重ねなどにより劣化とまではいかないまでも本来の味わいを味わうことに対して相当な神経を使うということでしょうか。熟成はするのでしょうが色々とハ…

  • Bourgogne Passetoutgrain2007

    ブルゴーニュ パストゥーグラン(フレデリック コサール)自然派というより最近はどんどんプリミティブな方にいってるような気がするこの作り手。 自然派ワインラヴァーや日本ワインラヴァーでブルゴーニュは飲まないけどこの手の作り手など喜んでのむ人とかいませんか?笑 自分の限られた世界線の問題でしょうか。味筋云々の前に、この手のタイプの難しさは流通経路、購入したワインショップの考え方と保管環境、購入後自身の保管状況、例えば繰り返されるセラーの開閉による温度変化の積み重ねなどにより劣化とまではいかないまでも本来の味わいを味わうことに対して相当な神経を使うということでしょうか。熟成はするのでしょうが色々とハ…

  • Bourgogne Cote-d'Or Rouge2020(Guillard)

    ブルゴーニュ コートドール(ギーヤール) この10年間でブルゴーニュが進んだことといえば親子での代替わりと自然派への流れだと思うのですが、自身の年齢を考えてもちょうど代替わりした倅、娘と同じ世代なのでそういうものだよなぁ、などと思っています。こちらのドメーヌは、跡付きがいないと何かで見たのですがこのビンテージを飲んでみて全く液体が変わっていたので驚いてしまったのでした。 ちなみに自然派の流れは今の言葉で簡単に言えばサスティナブルという言葉に集約されていくのでしょうが、自分の感性がイマイチということも含めて出来上がったものはブルゴーニュでわざわざする必要があるのか?などと考えたくなってしまうのは…

  • Bourgogne Rouge Les Paquiers 2019(JEAN LOUIS RAILLARD)

    ブルゴーニュ レ パキエ(ジャン ルイ ライヤール)テクニカル情報ドメーヌがリュー・ディ“レ・パキエ”に所有する区画は、平均樹齢51 年、栽培面積0.35ha の小さな区画。 2019 年物は9 月20 日に収穫。全房比率10%。新樽比率20%、熟成期間15 ヶ月。2021 年1 月時点のSO2 トータルは65mg/l。香りは少し黒みがかった薔薇、濃いめのベリーキツくない黒胡椒に柔らかい黒土、そこから少し時間が経つと全房発酵由来と思われる冷涼感のあるグリーンな香りが漂います。 味わいも広域なりのある意味薄さのようなものは否めませんが、赤黒のエキス主体の味わいで果皮の苦味がアクセントになっていて…

  • Mercury le Bois Cassien 2019(Maison Chanzy)

    メルキュレ ル ボワ カシアン(メゾン シャンジー)1つ思うのは歴戦の古参の飲み手の方々もブルゴーニュ、しかも普通のつくり手ですらここまで値上がりするとは思っていなかったのではないかと思います。もはや3000円台のACブルは絶滅状態で、5000円からエントリーとなるとまぁ、まず当方の友人は買わない飲まない。しかしこちらは飲めるものはとりあえず飲んでみると言う心意気ではいます。笑 こちらは輸入元特化の為か3000円台で購入できたものになります。詳しくは知らないのですが、大手資本の元、ドメーヌもあるのかな?と。 それで音楽の振動数はバクテリアや水の分子に影響するということで発酵時にモーツァルトを流…

  • Chassagne-Montrachet la Goujonne Vieilles Vignes2019(Hubert Lamy)

    シャサーニュ モンラッシェ ラ グージョンヌ(ユベールラミー)前回の投稿でラミーで人気薄なのはシャサーニュ白と言いましたが、もっとも人気薄はこちら。 苦笑 20年も残っているところには残っておるのではないかなーという感じです。村名サントネイもビンテージを反映してか?飲んだ経験から語ると13や17年の様な比較的オフビンと言われる年に柔らかく作っていて美味しく飲めるのですが、強いビンテージでは結構イカついタンニンに苦しめられる様な印象があります。こちらは結構いいと聞いていたので果たして?香りはクローヴ、ハーブ、柔らかな黒系果実、黒土、少しの黒胡椒、終始冷涼感のある香り。 味わいは、滑らかに処理され…

  • Chassagne-Montrachet le Concis du Champs2018(Hubert Lamy)

    シャサーニュ モンラッシェ ル コンシ デュ シャン(ユベールラミー)オルヴォー輸入物のラミーの行き先のワイン屋は大体決まっているはずで、どのお店も基本はフルラインナップで届いてると思うのですが、今となってはどの銘柄も瞬間蒸発品ながら、今も昔も常に殿を務めている(最後まで売れ残る)のがこの銘柄になります。それでも一級ショーメはお高いですがバリバリの気品に溢れていますし、この村名シャサーニュもサントーバンに比べると高いものの悪くはないと考えています。香りはフリンティー、白い大理石、八朔、若いグレープフルーツの皮、軽く燻した白胡麻。 味わいも、ラミーマニアからすればちと甘さがと言われそうですが、普…

  • Pommard 1er Chanlins 2013(Porcheret)

    ポマール レ シャンラン(モンテリー ドゥエレ ポルシュレ)香りは熟成香、干し肉、雨に濡れた様な赤い熟れた花、奥から黒系果実、ブラックスパイス。 味わいは初めは酸とミネラルしか感じられず悪しき13年の炸裂かーと思ったのですが、ヴァイオリンが鳴り出すようにゆっくりと果実が起き上がってきて調和を取ります。驚くべきはこの地にして液体が超絶にスムースで何ら引っ掛かりなく終始流れていきます。余韻は酸とミネラルで奏でていく感じで単調ながらクラス相応。 やはりこのビンテージは果実の線は細いものの酸がビシッとキマっていてミネラルと酸を主体としながらそこに果実が追いついてくるという印象で、15のような分かりやす…

  • Bourgogne rouge En Lutenière2019(Aurelien Verdet)

    ブルゴーニュ ルージュ(オーレリアン ヴェルデ)テクニカル情報 ヴ ォ ー ヌ ロ マ ネ 村 の 国 道 を 挟 ん で 東 側 に あ る 畑「 ア ン リ ュ ト ゥ ニ エール」のピノノワールを除梗後、ステンレスタンクで醸しプレス、 20日間発酵し228Lの古樽でマロラクティック発酵・熟成を行いまし た。淡いガーネット色、ラズベリーやベリーのジャミーな濃い香りが 立ち込みます。甘い果実のニュアンスが心地良く、さくらんぼの酸 味が溶け込み、バランスよくアフターが長く続きます。香りはドライな赤い花、少しの獣香、硝煙、抜栓後すぐは還元のため、かなりドライな香りですが時間経過で徐々に開き始め、…

  • Bourgogne Pinot Noir2020(Olivier Jouan)

    ブルゴーニュ ピノノワール(オリヴィエ ジュアン)某RWG誌やこの作り手を扱うワイン屋は、結構推しているのですが、いまいち火がつかないというか歴が長い人は比較的スルー気味な作り手のような気がするのですが、個人的には結構いい思い出がある作り手です。まぁ、それでも10〜15年くらい熟成されてリリース当初は少し過多に感じる果実が削ぎ落とされたものなので、そりゃあんまり人気出ないかーなどと思ったりもします。 というわけで今年もいろんなところから推し活が入っているので難しい20年は?ということで開けてみました。 香り一つ一つの要素は全て落ちつていてスーボワ、黒土、得意の黒系果実とミドルトーンの赤系果実が…

  • Bourgogne Passsetoutgrain 2018(Marquis d'Angerville)

    ブルゴーニュ パストゥーグラン(マルキ ダンジェルヴィーユ) 香りは木苺、上に抜けるような酸味、鉄、後は久しぶり飲んだためかビシバシ感じるガメフレーバー。笑 味わいもさほど複雑性のない薄めな赤系果実がアタックから余韻まで流れていきます。酸はあるため余韻はブツっと着れることはなく口内に結構残ります。ただ初日は酸が結構キツめに感じて前回エントリーのアリゴテの酸が柔らかく感じるくらいです。苦笑 日常飲むには良いと思いますが、それでもこれ飲むならACブルを選択するかなぁ安くないし、、、と思いつつ4日目以降から少しきついと感じた酸がグッと和らぎ果実と上手くマッチングしてかなり良い感じに。香りも色っぽさが…

  • Bourgogne Aligote 2018(Marquis d'Angerville)

    ブルゴーニュ アリゴテ(マルキ ダンジェルヴィーユ)この銘柄もリリース当初はかなり美味しくて何回か飲んだのですが今回久々に開けてみました。香りは花梨、淡い蜜、少しのフリンティー、白い大理石的なミネラル、グレープフルーツを剥いた時の柑橘の香り。 味わいはアリゴテらしく軽さはあるものの軽薄にはなっておらず、果実も十分に感じられます。余韻は長めだと思うのですがやや水っぽいでしょうか。 3日かけて飲みましたが劣化することなく、ミネラル感は薄れるものの3日目が全体的なバランス、果実の膨らみも出てきて1番良かったかもしれません。リリースした時のようなキラキラした感じは今回感じられませんでしたが、十分に楽し…

  • CdNV 2014(Bachelet)

    コートドニュイ ヴィラージュ(ドニ バシュレ)香りは還元気味からくる火打ち石、艶のある黒系果実、黒糖、赤身肉、薔薇。スワリングでトーンの高い赤果実と小梅。若い色気というより大人の深みのある落ち着いた果実感。芳香性はおとなしめ。 味わいも液体は瑞々しく冷涼感があり、果皮の苦味も感じながら果実は感じるものの過度な広がりはなく終始スレンダーでエレガントに流れていきます。奥底からラズベリー。 2日目は黒系果実は消えて、赤い薔薇と赤系果実。味わいは小粒の凝縮されたチェリーが加わります。余韻は果実が伸びるというより酸とミネラルが舌にずっと居続ける感じでしょうか。 現時点で最近感じることとして全体的に13と…

  • Saint-Aubin 1er Clos du Meix2018(Hubert Lamy)

    サントーバン クロ デュ メ(ユベールラミー)メディア評価 2018年もの 93 Points Decanter Tim Atkin 90~92 Points The Wine Advocate 90~92 Points Vinous 89~91 Points Jasper Morris 90~92 Points Allen Meadows - Burghoundエージェント情報 面積:0.7ヘクタール植密度:14.000本/ha 畑・土壌:小石が多く混ざる南南東向きの石灰が多い粘土石灰質土壌。 軽い土壌で表土は10~30センチ。標高:300メートル 斜度:30% 樹齢:1985年と1995年…

  • Savigny les Beaune V.V.2019(Domaine de Bellene)

    サヴィニーレボーヌ(ベレーヌ)ラミーについて以前からブログでしっかりと言及されていてのはロマネさんでhttps://laromanee.exblog.jp/26715518/この記事などはVTの雑感含め本質をついていて言っていることがシブいなー、と個人的には唸ってしまいます。 ここまで先見の明があるとブルゴーニュのいい生産者を探すのはスポーツの名コーチ、名監督に近いものを感じます。選手の圧倒的な隠れたポテンシャルを見つけたら徹頭徹尾その選手から離れない。 パッと思いつくのは金メダル養成マシーンとかした故 斎藤仁氏などがそれにあたるでしょうか。 金メダリストもその後の人生色々とあるものですが、ブ…

  • M-S-D Trilogie 2019(Hubert Lignier)

    モレサンドニ トリロジー(ユベール リニエ)やはりLamy の20年はとんでもない価格になっていて以前から買って保有していた方はおめでとうございます、という状態になりました。まぁ、例えは悪いですが売れないグラビアアイドルや歌手をずっと応援していたら何かの拍子に爆発的に売れて嬉しい反面、ちょっと寂しさもあり俺からは卒業したか…みたいな謎の感情に包まれる感じでしょうか。(俺だけ?笑) これからも買うべきかどうか?悩んでいるのは当方だけではないはず。(もはやブルゴーニュワイン自体においてそういう状態ですよね)そんな中、モンテーニュの本の中にあるこんな言葉が目に入ってきました。「なぜ、たっぷりと食べた…

  • Bourgogne Rouge Ronceive(Arlaud)

    ブルゴーニュ ルージュ ロンスヴィ(アルロー)今、愛好家が待ち構えているのは、ユベールラミーなはずで、笑 そろそろ出るのは間違い無いのですがやはり気になるのは価格面。クリオバタールが上代40万超え!!というのは噂で入ってきているものの全体像があまり掴めずにいます。 個人的に予想しておくとAC6000円以上 赤9000円位からのスタート オートデンシテ5万位と言った感じでしょうか。 多分スカッとなくなると思うのですが買いたい気持ちも多少あるもののここまでくると皆さんに任せました。苦笑 閑話休題黒土、タバコの葉、淡い酸味、腰がしっかりした中低域の果実は紫を感じさせ、ベリー、ブラックカラントが立ち上…

  • Pommard 2011(Thierry Violot-Guillemard)

    ポマール(ティエリー ヴィオロ ギュイマール)最近うすらゾッとするのは同級生含め歳をとったなぁ、としみじみ思う事でしょうか。もはやスマホのカメラ機能の性能向上に比例して我が劣化具合を美しく映してしまっていて目頭が熱くなる事もしばしば。苦笑 みんな10代のつもりでカメラに向けて気合入れてるのに写っているのはただの不健康に見えるオヤジたち。そして体型。みな丸々となってきており服のサイズは XL Japan forever debu が爆誕中。笑 健康にも気をつをつけていかないと…などと言う弱気の虫がちらついてきます。閑話休題こちらのワインは2本目。 品温も関係していると思いますが前回より熟成が進ん…

  • Bourgogne Rouge Plan Gilbert2018(Hubert LIGNIER)

    ブルゴーニュ プラン ジルベール(ユベールリニエ)最近感じるのはナチュール好きのナチュラルワインと一緒に合わせてブルゴーニュワインを飲むと絶対的に相性の悪い作り手というか(作り)があるなぁというのを感じています。まぁ、味わいのどこに主眼を置いてどのような言葉にするかの問題だと思うのですが、旨味と綺麗と言う言葉においてお互いの乖離があるような。ま、少なくなってきていますがフィルターが少しでもかかっているワインにはあちら様は結構冷淡かもなどと思っています。だけどもしからしたらって、と思うのですがその距離は未だ平行線です。笑閑話休題抜栓したての香りは赤系果実、スモモ、小梅、ローズヒップ、ピンクの薔薇…

  • Bourgogne Rouge 2019(CHRISTOPHE CHEVAUX)

    ブルゴーニュ ルージュ(クリストフ シュヴォー)ローズヒップ、ピンクの薔薇、カシスリキュール、熟れた柘榴、中域から高域ににかけての透明感のある赤系果実と落ち着きと艶を持った朱色の果実が綺麗に重なり合います。暫くして、タバコの葉、なめし革、黒土の大地香そこを貫く様に柔らかい酸味。低域、中域、高域の香りがどこも突出する事なく、不足する事もなくバランスしています。 味わいもやはりヴォーヌロマネ系のバランスを見せる味わいで、畑はフラジェエシェゾーというのをみて納得。 リニエにしろシュヴォーにしろ19年の広域はやはりクラスを超えたおいしさがあり、何より今飲んでとても楽しく美味しいです。というわけで昔のを…

  • Volnay2015(R.Rossignol-Changarnier)

    ヴォルネイ(レジス ロシニョール シャンガルニエ) 2022年は誰にとっても難しかった年で年初からきな臭くなり、そこからの戦時下へ。日本では元首相の…。相場や為替のボラの大きさ。物価高。その流れは引き継いでいて早く収束を祈るばかりなのですが、"あなたの管"を見ても不安を煽るようなことしか言ってなく今度はグレートリセット、グレートリセットの連呼。世界がグレートリセットしても自身の肉体はそうはいかないと思うので、不健全な心を飼い慣らす健全な肉体の維持は必須。ワインは飲み過ぎ注意、買い過ぎも注意、基本は日常に寄り添うワインライフで今年も行きたいと思います。閑話休題1本目を飲んだ時は、熱にあたったよう…

  • CdNV les Fourneaux cuvée Daniel Chopin2005(Maison Pascal Lachaux)

    引退してからパスカルラショーを通して売られていたのもので知っている人は既知の事実ながら、今となっては?もしかしたら知る人ぞ知る的になつつあるのかもしれません。抜栓したては乾いた黒土、少しコンポートされたストロベリー、ミネラル、低音には落ち着いた黒果実に少しの熟成香。2杯目を注ぐとそこに黒糖的な甘い蜜が優しく加わります。芳香性はクラス相応。 味わいはVTにしては抽出は強くなく熟成の力も相まって適度にこなれているものの骨格は保たれていていい意味で力の抜けてきた果実で楽しめます。大きく発展しないかもしれませんがワインとしてはまだまだ先まで持ちそうです。こういうものも、もう飲めなくなってくると考えると…

  • Bourgogne Pinot noir 2012(Bachelet)

    ブルゴーニュ ピノノワール(ドニ バシュレ)これはどこで見たかー、レヴィ=ストロースの言葉だったと思うのですが、「正常な思考は常に意味されるものの欠如に悩むのに対して、いわゆる病的な思考は、ー少なくとも発現のある場合においてー意味するものの過多を利用する」と読んだ事があります。かなり意味深長な言葉だと思うのですが独断で拡大解釈すると、例えば夜空に浮かぶ星はただの点に過ぎませんが、それを線で結ぶと星座になるといったところでしょうか。staticから躍動感のあるdynamicへの変換。 全てのワインにおいても(ここではブルゴーニュにおいて)、可能であれば様々な優秀な作り手、VT、秀逸なクリマなどを…

  • Bourgogne Rouge 2013(Douhairet Porcheret)

    ブルゴーニュ ルージュ(ポルシュレ)さて、今年も終わりを迎えるにあたって皆それぞれ色々とあったと思うのですが、自身を振り返ってみると、顔面の大怪我、流行り風邪の罹患、軽い後遺症、停止中の後ろからの追突事故、その他手続き関係の苦悩などで忙殺される様な日々だったと思います。ま、1番辛かったのは2人でナチュールワインを5本開けたことでしょうか。笑 味わいとかではなく、ここまで飲むとナチュールは身体に優しいとか、そんなの関係ねぇとなることを身をもって体験。白目 明らかに酒の分解能力も落ちてきてます。 こうみるとあんまいいことがなかった様に思うのですがそんな時は天才数学者で医師で占星術師でもあったルネッ…

  • Beaune 1er Les Bressandes2019(Butterfield)

    ボーヌ ブレッサンド(バターフィールド) フーリエの広域を飲んだ時にこのスタイルは溢れかえりすぎた。などと偉そうにいってしまいましたが、この作り手などスタイルは酷似しているなぁ、と思ってしまいました。 香りは少しの還元からくる煙、それが消えるとややザラっと感じさせる黒土、赤系果実、チェリーとストロベリー。 味わいはもはやこの地にしては磨かれずきて何も感じないタンニンに最早物足りなさと産地不定感を感じながら 笑 、透明感のある赤系果実からかもしだす薄めの液体は良くも悪くも今のクリーンでエレガンス命なブルゴーニュの醸造を感じさせるものであると思います。現状あまり香らないー、だけど味ののりはそこそこ…

  • Bourgogne Rouge Plan Gilbert2019(Hubert LIGNIER)

    ブルゴーニュ ピノノワール プラン ジルベール(ユベールリニエ)良いワインは作っているとわかっているもののクラシカルなイメージを勝手に先行させてなかなか手が出せないのは当方だけでしょうか?実はこの作り手のワインは結構持っているのですが、前述の考えから時を待ってしっかり放置民中ながら、この19VTは違います。 まず最初に述べておくと当方の開けたボトルには軽度ながらコルクの問題がありました。(何故か途中で裂けるように折れた)若干の朽木のnoiseが入るものの、しかしそれすらも吹き飛ばす気品のある佇まいー、をしています。 芳香の強さは普通ながら、このクラスメントとは思えないレベルで整っています。透明…

  • Gevrey Chambertin 1er Lavaux St-Jacoques2015(GERARD SEGUIN)

    ジュヴレシャンベルタン ラヴォーサンジャック(ジェラール セガン)かなり前にお店のボトルでフィサンの16を飲んで、クラシカルながら悪くないなー(かなり冷えていたからそう感じたのかも)と思ったのと、そのお店も少し特殊で入場料を払って基本原価に近い提供ということもあり確かボトル2000円ちょいだったように記憶しています。そんなわけでま、1級もこの頃は安かったものになります。 抜栓すぐにはハイトーンなストロベリーが香りますが、すぐさまそれを被せる様にラズベリー、鉄、または鉛、タバコの葉、干し肉、黒土。ガンガンくる芳香性はないものの典型的なジュヴレと思われるものでなかなか複雑。 味わいは丸いタンニンに…

  • Monthelie Les Duresses2014(Monthélie-Douhairet-Porcheret)

    モンテリー レ デュレス ルージュ(モンテリー ドゥエレ ポルシュレ) ここも少し前に一連のバックビンテージが放出されましたがその直後後あたりに御大が鬼籍入りと言うのは何かの偶然だったのでしょうか?バックビンテージはしっかりと熟成期間という価値が上乗せされてしまっているので、普通に買って飲むなら13VT以降が価格もそのままで探せばあちこちに落ちているので良いように思います。 香りはブラックカラント、カカオ、ピークを超えた赤い花、熟したベリー、ザラっとした黒土香、黒系7赤系3くらいの割合ながら重くはなっておらず奥行きがあり、しっとりとしていますが、ミネラル香がダレないように引き締めています。芳香…

  • Volnay 1er Fremiet2017(Marquis d'Angerville)

    ヴォルネイ フルミエ(マルキ ダンジェルヴィーユ)ヴォルネイでは最高峰ドメーヌの一つであり、価格もしっかりと反映されてしまっているのですが、まだ売れ残ることも結構あるようで時に歳末ディスカウントなどされる時があります。ま、それでも決してお安くはないのですが、品質は高いと思います。 香りは少しコンポートされたストロベリー、チェリー、そこから黒系果実に柔らかい黒土。芳香性は強くないです。味わいもこのビンテージらしく強さではなく瑞々しさ、硬さではやなく柔らかさを持っています。1時間後位から香りが開いてきて、赤い花、淡いラベンダーにうっすらとお香の香りが立ち上がってきます。 ウルトラスムーズとまではい…

  • Bourgogne Rouge Les Grands Chaillots2007(Thibault Liger-Belair)

    ブルゴーニュ・ルージュ グラン・シャイヨ(ティボー リジェ べレール)前回のエントリーで手に入らない物は大抵は必要の無い物ーと書きましたが、つまるところ割り切るということになるのだと思います。 そうは言っても前にしか進まない時の中、誰もが前のめりにしか生きていくしかないなかで、それでも後ろを振り返りやりきれない思いの中に身を置く。なかなかピントが合わない”思い残しの風景”に可能な限り曇りない心で目を向ける。自分の世界を肯定しつつ後ろ髪を引かれるような感情。一度はそうしたsentimentalに誰もが身を浸した事があるのではないでしょうか?そう本来、人は割り切るのは下手です。 そんな中で、お前は…

  • Bourgogne Aligote 2017(Marius Delarche)

    ブルゴーニュ アリゴテ(マリウス ドラルシェ)ある飢えた狐が葡萄棚から葡萄を手に入れようと思いましたが手に入れることが出来ませんでした。そこを立ち去りながら一人言を言いました。 (あれはまだ熟れてない) 一般的にこのエピソードは負け惜しみー、もしくは自分の力不足で物事がうまく運ばないにも関わらず別の口実をつける、と理解されていますが我が学問の師はこの狐は幸福の秘訣を知っているように見えると喝破します。つまり、、、 "手に入らないものは大抵必要のないものだ"と。 一見すると曲解しているようにも見えますが分からなくもないと思ってしまうのは、年齢を重ねるに連れて、必要な物を手にするより不要な物を持た…

  • CHOREY LES BEAUNE 2019(Lou Dumont)

    ショレイ レ ボーヌ(ルーデュモン)色合いは淡く透明感のあるバーガンディーレッド。 香りはチェリーにベリーの赤系果実、胡椒、ローズヒップ、少しの革に灰色の岩、柔らかい黒土フワリと舞う程度に。芳香性は柔らかくクラス相応。 味わいは透明感があり瑞々しくエキシーでチェリッシュ。亜硫酸は少ないながら危ういナチュラルな要素は皆無で、日本人醸造家19VT購入ワインが妙にナチュラルに寄っていて個人的な連敗記録は、ここで終焉を迎える。笑 味わいも果実と酸味のバランスがよく何の引っかかりもなく抜けていくのでいくらでも飲めてしまいます。雑味のないfemininな果実は一飲シンプルな構成、それ故に酸とミネラルの複雑…

  • Bourgogne Pinot noir 2020(Michel Noellat)

    ブルゴーニュ ピノノワール(ミシェル ノエラ)世界的に見たら安いのかもしれませんがー、セシルトランブレーの2020年ものの価格もぶっ飛んでますねー。ACブル15000円、村名VR30000円、エシェゾー160000円(良心的な店でこの価格) 。勿論楽しみたい人は楽しめばいいと思うのですが、自分の考える日常にあるささやかなブルゴーニュワインと微笑みと楽しさとーとはちょっと違う世界線なので、買える、飲める、要素もそこそこある作り手を丹念に探さないとなーというのが急務でしょうか。そんな訳で今日はこちら。香りは濃縮ブルーベリー、プルーン、黒系果実、鉛筆の芯、墨、樽、赤系果実もありますが現状黒系果実のプ…

  • Nuits-Saint-Georges1997(Robert Chevillon)

    ニュイサンジョルジュ(ロベール ジュヴィヨン)実際美味しくなっているかはともかくリリース当初95、96はいい年だー、と言われていたはずで97年はあまり良くない?とされリリース当初は結構スルーされて売れ残っていたと思うのですが、2000年ごろ開けてみたら"あら美味しい"となって売れていった感じでしょうか。 このワインも注ぎ口を見て貰えばわかるようにしっかり漏れていて、コルクは綺麗にレスキュー出来たものの開けた時の香りは一言で、オワタww だったのですが、ワインを簡単に見限ってはいけなく上部液体部分だけ別グラスに移して、飲み始めたら何の異常もなく飲み進められました。 香りは樽、果実、ミネラルなどす…

  • Bourgogne Passetoutgrains2009(Robert Chevillon)

    ブルゴーニュ パストゥーグラン(ロベールジュヴィヨン)コルクを見て貰えばわかるように、液面は低くはなっていなかったものの漏れがあるため、状態に難はあるだろう思いながら開けてみました。 香りは干した赤身肉、シェイプされた黒系果実に熟成香、気にならない程度に少しの硫黄が混ざるかな?。マデラ酒、紹興酒、醤油ほ混じらないので思ったより健全ながらそれでもビンテージより5年は歳をとっている印象。 味わいは香りより若々しく、アルコール感はもう殆どなく、ドライな葡萄ジュースといった印象で歪な感じやイガイガした感じはなく甘味のない黒系果実が穏やかに口内に広がります。 2日目も終始変わらずで、誰かと飲むワインでな…

  • Vougeot 1er Cru Les Petits Vougeot2017(CHAUVENET-CHOPIN)

    ヴージョ プティヴージョ(ショーヴネ ショパン) 畑的にあまり飲むことがないのでいいか悪いかともかく例えてしまうならシャンボールチックなワインです。ただし陰のあるシャンボールといった風情で小粒なベリー、柘榴、朱色の果実、ほんのり煙、白い石灰系ミネラル、穏やかな黒土、少し熟成から来ている香りも混じるでしょうか。スワリングでピンクの薔薇。 味わいは瑞々しくエキシー。陰はありながら重さはなく冷涼感もあり、綺麗な赤系果実のほんのりと甘みを持ったエキスが中域で適度に広がり無理なく伸びていきます。余韻はクラスなり。 化粧っ気もなければ、ひけらかす事もせず、それ故に煌びやかではないもののー、土に汚れた人の手…

  • Bourgogne Pinot Noir2020(Jean-Marie Fourrier)

    ブルゴーニュ ピノノワール(ジャンマリーフーリエ)会計の時に”やっちまったー”と思ったのは元々買う気などさっぱりなかったわけで、笑 それでも何でも人から(ここでは店主)薦められたものは基本ことわないという主義なので買ってみました。まぁ、偶然を仕込むのは難しいものなので自分の身に起こることは全ていいことだと前向きに考えるようにします。 この作り手をリリース時すぐに飲むなんて5年以上ぶりかもしれません。だいぶ人気も落ちたしね。因みにドメーヌではなくジャンマリー名義。赤と紫の果実、オレンジビール、黒糖、煙草の葉、スワリングするとピンクのパラに冷涼感のある風がグラス内で流れます。あけて10分はまとまら…

  • Nuits-Saint-Georges2019(Decelle)

    ニュイサンジョルジュ(ドゥセル) 開けたてはチェリー、ベリーなどの小粒な赤果実、ほんのりと梅香、ローズヒップ、白い岩のミネラル、ニュイらしい大地香がほんのりと立ち上がります。 味わいは現状、口当たり最初のファーストタッチは柔らかく、ほぼ何も感じないタンニンにフワリとした黒土の甘みに赤系果実のエキスそのものといった味わいの印象で軽いのに希薄さはなく暖かみのある酸が緊張させる事なくどこまでも飲み続けられてしまいそうです。果実の要素や複雑性はクラスなりかもしれませんが余韻は比較的長いです。時間経過で真紅の薔薇、湧き立つ黒土の大地香の香りが立ち上がります。VTの恩恵なのか亜硫酸は多分控えられているよう…

  • Bourgogne Passetoutgrains2020(Fontaine-Gagnard)

    ブルゴーニュ パストゥーグラン(フォンテーヌ ガニャール)ようやく20年ものを飲んでみたのですがやはり3000円代のACブルはほぼなく、今後飲まないという事はないでしょうが予告通りパスグラから始めます。笑香りはふわっと軽いチェリー、強くない朱色の果実、白いミネラル、黒土、ガメイのコク。当然ながらピノだけの香りではないですが、構えていたよりも黒く重くなく、軽やか。 味わいは重くなく、ピノの酸味と軽い赤果実にガメの強すぎない黒果実が下支え。口当たりはスムーズでカドがなくギシギシしないので気持ちよく飲み進められます。口内での果実の複雑さやハーモニー、飲んだ時から余韻までのリズムはないのでそういってこ…

  • L'extase matérielle

    神内神社(こうのうち)の外観丁度10年ぶりに訪れた熊野は無料のハイウェイが開通されて交通の便が格段に良くなったとはいえその本質的な美しさは何も変わっていることがなく、(一般的には人がありのままの景観や神秘的な雰囲気を壊してしまう)変わっちまったのは俺の方だ 笑 とまざまざと感じてしまいました。通常この辺りだと熊野三山(本宮、速玉、那智)とそれに付随する神社を巡るのが一般的だと思うのですが、折角なので特別にしておきたい場所をうっかり書いてしまいます。 情報化社会なのでそれでも昔より知っている人は増えてはいるのですが、ここにきて他人様と会った事が1度もないのは場所が三重と和歌山の丁度県境にあり1番…

  • L'extase matérielle

    これまでの旅してきた事はかなり多く書けると思うのですが、残念ながら面白い話というのはブログに書けないどころか空気にすら乗せられません。ま、これが1つのテクノロジーの限界。(なんだそれ)笑 ただ旅をして新しいものを見て外に向かって配信というのも大事なのですが、自分の場合は自分の心にどんな変化が起こるのか静かに見つめていたいというのがあります。それ故に今まで見てきたものなどについては殆ど記述しないできたというのがあります。今回あまり人が行かないところに出て行ったのでまとまらないながら記録だけしてみたいと思います。 八畳岩からの景色1.大体の目的地は決まっていたが2通りのルートの選択に最後まで悩む。…

  • Fixin 2013(Berthaut Gerbet)

    フィサン(ベルトージェルべ)オフビンテージにうまく作る作り手というのがいて、自分が飲んでいる作り手としてはここなどそうだと勝手に思っているのですが、彼女自身多分狙ってるのではなく、オフビンテージが普通のビンテージの時に感じる余計な力強さがうまく出せずに?もしくはいい具合に中和されて結果いい方向にいっちゃってるなぁなどと穿った見方をしています。よって20年VTは怪しさ満載でどんなにワイン屋がうまいセールストークをしてもオールスルーと決め込んでいます。笑 その代わりかなり悲惨な21年は逆にちょっと楽しみで、実際強くない17年はジャヴレ、フィサン方面のワインは悪くないと思っています。19年も1年おい…

  • Savigny-Les-Beaune Les Planchots2017(Decelle &fils)

    サヴィニー レ ボーヌ レ プランショ(ドゥセル)普通に飲んでいけばわかるのですが、ブルゴーニュは博打要素が多すぎます。VT、作り手の力量、畑の個性、それらの相性からボトル差まで。 かつて寺山修司が競馬について"俺たちが欲しいのは予想ではなく理想だ"というようなことを言っていたのですがこの言葉などワインの熟成に当てはまりそうです。 これは将来良くなりそうだー、などと思ってワイン会で威勢よくあけてみたら絶賛スカスカで絶句からの気絶。笑 自分の思っていた理想郷は廃墟だったという幻想の呆気ない裏切りに合った事があるのは当方だけではないはず。 このなんとか滑り込んで手に入れた作り手。飲み込んでいる方々…

  • Marsannay rouge 2017(Trapet)

    マルサネ ルージュ(トラぺ)2019年のブルゴーニュ赤は今飲んでのバランスの良さ味わいの乗り方、将来性も有望と感じる部分が多いです。広域、村名は今飲んでも美味しく、1級もポテンシャル飲みになってしまいますがそれでも隠しきれない要素が出ていて結構美味しく飲めてしまいます。ただしここに来て個人的な懸念点が1つ。正直、書くのも心苦しいのですが、我らが同胞のドメーヌ又はメゾンのワインは疑問符をつけざるえないワインが頻発してしまっていることです。(村名レベル位までの検証ですが)このグレートビンテージにして何故かグレートナチュールビンテージになってしまっている。(ルーデュモンは飲めていないの除外)この自然…

  • Sancerre les Charmes Blanc2021(Andre Vatan)

    サンセール レ シャルム(アンドレ ヴァタン)さて2020年ブルゴーニュですがまだ一本も飲んでいないです。苦笑 グランクリュの値上がりはもうおめでとうとしか言えない状態。笑 元々市場では下(ACブル)と上(グランクリュ)から無くなっていくのが定石なのですが、上は価格がとんでもない、下は数が異常に少なくあまり買えないというどうにもならない状態。そこで村名にとなるのですがこちらも諭吉1枚では買えない。苦労しているのはワイン屋もでしょう。 というわけでこれからはパスグラかー、、、基本誰でも買えるし飲めるというワインをなるべく取り上げてきただけにこの暴露系ならぬ自虐系ブログの別れも近い。かも。閑話休題…

  • Vosne-Romanee2017(Bruno Desaunay Bissey)

    ヴォーヌロマネ(ブリュノ デゾネイ ビセイ)テクニカル情報 畑の広さは約1haで国道74号線に隣接する緩やかな斜面の「Le Pré de la Folie(ル プレ ド ラ フォリエ):0.21ha」、丘の上部に位置し、南東向きで石が多い「Les Beaux-Monts Hauts Rougeots(レ ボー モン オー ルージョ):0.64ha」、同じく丘の上部に位置し、東向きの急斜面で小砂利の多い「Les Rouges du Dessus(レ ルージュ デュ ドゥシュ):0.15ha」の3つの区画の葡萄を使用しています。植樹は1966年、1982~1986年で約半分が所有畑、残りはフェルマ…

  • Volnay V.V.2019(Bernard et Thierry Glantenay)

    ヴォルネイ(グラントネ)あくまで個人の感想ーですが、最近の自分自身を省みても思うのは多くの人が某SNSに疲れてきているのではないかー?と思うところがあります。イーロンマスクが某スタグラムは嫉妬増幅器だと言っているのをどこかで見たのですがなかなか確信をついてきているのではないかと思う人もいるのではないでしょうか?結婚、子育て、年収、キャリア、美食、肉体美、整形美、旅行、人間関係コネクション、パリピ、資産、そして希少な酒など自分の傾向を掴んだありがた迷惑なアルゴリズムがありとあらゆる自分に持ってない物を自分自身にgiftとして降り掛けてきてくれます。笑 かつては全てとつながりどこにいるか一瞬で全て…

  • Volnay 1er Clos des Chenes2016(Reyane et Pascal Bouley)

    ヴォルネイ クロデシェーヌ(レイエンヌ エ パスカル ブーレ)これはQさんの言葉だったと思うのですが、ワインを選んでいるのではなく、ワインに選ばれているのであるーという印象的な言葉があるのですが旅をしていると同じような心境になるようなことがあります。どういう事かというと、日程的に難しくどんなに難しい場所にあっても行けるところには行けるし、比較的容易に行けるはずなのに何度その土地に行ってもその場所にたどり着けないということがあるからです。個人的にはバルセロナに何度行ってもグエル公園にはいけてないし、ポルトガルのリスボンなどは初めてきたにもかかわらずそこにいたかのように全てがスムーズに行ってしまっ…

  • Morey-Saint-Denis 1er les Ruchots2007(Olivier Jouan)

    モレサンドニ ルショ(オリヴィエ ジュアン)前回のエントリーで何となく旅のことを書いたら色々と昔のことを思いだしてしまいました。そういえば高校の時に東京から京都までヒッチハイクで行ったことがあったけどよくそんな事したなぁと… いろいろ振り返ってみてもあの旅だけはもうできないかもしれません。旅も日常も3日と同じところには留まらず、糸の切れた凧みたいな生活を今も続けている感じですが、あの頃からその前兆は出ていたことに今気づきます。18の頃、毎日のように海やプールで全力で遊びながら心のどこかでは"もうこんなふざけた生活はできないだろう、これからはきっと大変になって別の人生が始まる"と思っていたのです…

  • Morey-Saint-Denis 1er les Ruchots2019(Pierre Amiot et Fils)

    モレサンドニ ルショ(ピエール アミオ)コロナ禍になって個人的に何が1番しんどい事かと言ったら旅に出掛けられなくなってしまったことがあります。まぁ、日常でも3日と同じ場所にはいないのでほとんど旅しているようなものなのですが、国内旅行も悪くはないと思いつつ、それでは日常自分に積もった(と思われる)塵や煤みたいなものは払われず、マイノリティーになって様々な言語や文化的制約などを受ける中、普段考えなくてもいいことを考え、色んな思いをしながら日常の煤払いをしてきた(つもり)の自分としてはもう今や塵だらけでどうにかして外に出たいとは思いつつ、お上の方針は超スローペース、そして制約も現段階ではありなかなか…

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