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ソミュール ブラン(ギベルトー) 香りは大理石系の白いミネラル、ライム、レモン、レモンピール 味わいは厚みのある柑橘果実を程よく感じながら少し膨らみつつ酸が最後纏めあげてのフィニッシュ。21vtは酸性人耐性用だったのですが今年はバランス型に戻っていて玄人向けではないかもしれませんが万人受けという感じでしょうか。甘さがーという意見も見かけますが個人的には許容の範囲内、ただそう思わせてしまうのは入手度との難しさと値段も関わってきてしまうからなのかもしれません。 ま、これ以上高くなってしまうなら上のcuvée はまだ価格的に手に届く範囲なのでそちらを買うのが良いかもしれません。(もはやなかなか買えな…
ソミュール ルージュ(ギベルトー)白の方はそこそこの数を飲んだ経験から下から上まで品質は統一されていて、いつ飲んでも比較的おいしく飲めると思います。赤に関しては信頼のある愛好家の投稿などをみていると上のcuvée に関しては早飲み厳禁な印象でしっかり熟成を要した方がいいと思われる投稿が多いです。そういうわけでエントリーラインを開けてみました。香りはしっかりベジタブル香、というか強くないピーマン香。笑 スワリングすると黒系果実が出てきますがそれでも緑の香りが支配的。 味わいは液体はなめらがながら粒子の細かいタンニンがしっかりあって久々にカベルネフラン単体を飲んだこともあり、ボルドーを思い出します…
ソミュール ブラン(ギベルトー) 約3ヶ月ぶりで2本目香りは白い石、若いグレープフルーツの果皮、レモンなどの、強くないものの若い柑橘系とミネラルが混ざった均整が取れた端正な香り。 味わいもグレープフルーツの苦味、レモン、ミネラル、酸と果実は膨らまずタイトに伸びていきます。2日目は飲めず、3日目は酸味は衰えず果実が大きくなり味わいは向上。 4日目はアルコール分がだいぶとび、レモン水に。しかしナチュールの様な落ち方はしていません。 1本目飲んだ時よりも整ってきた様にも思います。 22年のブコーとこのソミュールブランが同価格でなかなか悩ましいのですが、当然ながら味筋は全く違うのでどちらを追加するかは…
Saumur Clos de Guichaux2018(Guiberteau)
クロ デ ギショー(ギベルトー)いい作り手というのは見つかったが最後、あっという間に手に入らなくなってしまいます。どうやらこの作り手も生産方数が少なくなったのかそもそも日本がアロケーションで買い負けしているのかは不明ですが入荷数が激減との事。まぁ、それはしょうがないとして個人的に残念なお知らせが届きました。 この作り手のワインは地方の酒屋で3ケースいかないくらい仕入れたのですが、今の情報だと、新しい入荷は地方には入らず関東と関西の都にしかいないとの事。ま、確かにレストランやビストロなどでこのワインが飲めれば満足度は上がるし、総合的に見ても感性の高さなどは東京が抜きに出ているものがあるとは思うの…
ソミュール ブレゼ(ギベルトー)さてこの時期にいつも書いているLamyですが、個人的にここからのLamyが今のフーリエの様に何となくダラダラと行くのか(失礼!)神格化していくのか興味があるところです。 ラミーについては超密植と言う誰もおこなわない道をいっており、その行為が味わいに転換される前からしっかりと批評と望みを託していたのはロマネさんと一部のワイン屋位でかれこれ10年くらい前になるでしょうか。 自分はと言えばー、確かに10年前はまだ安かった(多くのワインが)、ただ自由にできる金が少なく買えなかった。今は金にさほど不自由さを感じることは無くなった、しかし高くなりすぎて買えなくなった。ただそ…
ソミュール ブラン(ギベルトー)こちらはこの作り手のエントリーキュヴェ、さていかに。 香りは火打ち石、カリン、淡く蜜と樽、白と薄い黄色の花、気品はエントリーキュヴェから兼ね備えています。 味わいもダレない引き締まった果実ながらシリアスになりすぎていないところがエントリーキュヴェとして秀逸。当然ながらBrezeに見られる隙なく緻密に散りばめられたクリスタル的ミネラルまでは及ばないのですがこれで十分この作り手の力量はわかると思います。 仄かな甘さを感じさせながらタイトな酸味を引き連れて口内で長めの余韻。 うーむ、これで十分満足度が高い。情報によると関東では酒屋に卸すよりもレストラン、ビストロなどに…
ソミュール ブラン(ギベルトー)ブルゴーニュを飲み進めていくとそのVTの天候から来る全体の収量や専門家がつける出来の良さというものも気になってくるものなのですがロワールなどはどうなのでしょうか?一応VTチャートはあるもののあまり気にしたことはありません。この21年物ですが、20年と比較するとボトル差と飲んだタイミングを差っ引いてもとてもタイトであくまでミネラル主体の液体になっています。そこから白い花や黄色く始めたようなフレッシュな果実の香りに品の良い樽香。味わいもやはり果実云々というよりミネラルとシャープな酸味主導でそこから果実が後追いで乗ってくるような印象です。最近の生ぬるいアリゴテよりよっ…
ソミュール ブラン(ギベルトー)白い岩、若いパイン、少しの火打ち石、液体に馴染んできている樽、香りは弱くないもののタイトにまとまっています。 味わいも熟成の影響なのかVTの問題なのかはわかりませんが、21年のミネラル主体というよりは少し熟し始めた黄色い果実味主体。液体も張りはあるものの食中酒に最適と思われる開放度でやはり特筆すべきはダレない酸がフィニッシュを綺麗にまとめ上げるため、ついつい飲み進めてしまいます。 4日目になると香りに麦わら感が少し出るものの酸化の気配は皆無で、果実味が減衰して酸とミネラルで飲ませていく形に変化していきます。 食事的には和食より断然ビストロで出されるような料理がい…