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Sancerre Blanc Les Boucauds 2021(Claude Riffault)
サンセール レ ブコー(クロード リフォー)これはある僧の講和で聞いたのですが、出家してすぐにダメになるかならないかは決して体力の問題ではないということらしいです。つまり娑婆への未練が断ち切れていない、後ろを断ち切ってきてない事ー、、昨日のカツ丼が美味かったとか恋人と会いたいなど、それに引きずられてズブズブと駄目になっていくと。なるほどそれはわかるかもしれません。 ここ最近、白では放浪の旅に出て色々と飲んでいるのですが、さて後ろを振り返らずにいられるか。まずはこの作り手。エントリーラインであろうこの辺りから。 香りはミネラル主体、とても若い黄色い柑橘、少しのフリンティー、スワリングで滴り落ちる…
Bourgogne Aligote Raisins Dores2019 (Michel Lafarge)
ブルゴーニュ アリゴテ(ミシェル ラファルジュ)毎年この時期は今年あったことを振り返ったりするのですが、今年起こった個人的エポックメイキングといえばどうしようもない事情で車を買い替えたことでしょうか。 それは冬が最も深まる2月。新東名を快適に名古屋方面に走行していたのですが、新清水付近で"パンパンパン"と爆音が鳴ったので、呑気な私は後ろからスーパーカーにでも煽られてるか〜?などとバックミラーを確認したら自分の車がゴトゴト言い出しマジかよ、パンクかついてねぇ〜(泣)と思ったのも束の間、ボンネットから白い煙がぁぁぁぁ、、、(白目) ということで車は動かなくなり(運が良いことに路肩に寄せられた)身動…
Sancerre Blanc Les Chasseignes2021 (Claude Riffault)
サンセール ブラン レ シャセーニュ(クロードリフォー)最近はこの作り手やギベルトーを集中的に飲んでいて成長とまではわないものの自身の感性もまだまだ感じるものがあるんだなぁ、と感じさせられるものがあります。やはり物事は何も感じなくなくなった時に面白みがなくなってくるもので経験を積めば詰むほど当然そうはなっていくのですが、それでも賢者は少しずつ打開しているのだろうなぁ、などとぼんやり思っている今日この頃です。閑話休題香りは青リンゴ、ハーブ、マスカットと灰色の岩。言われてみて気づいたのですが確かにマスカットフレーバーはあります。しかしがながら甘くだれてはおらず他の要素も自立しているため個人的にはい…
Sancerre Blanc Les Boucauds 2021(Claude Riffault)
サンセール ブコー(クロード リフォー)さて、ボトル差がないか早々に2本目です。 やはり1本目と変わらない印象で適度な要素がありながら決して重くなっていることはありません。満遍なく張り詰められた塩気を感じるミネラルは歪みなく端正、しっかりとした酸味、アタックから中盤そして余韻まで中抜けすることない今はフレッシュな柑橘の果実感。ベジタブルな感じもありますがそれが良いアクセントと思えるくらいでとどまっているのは他の要素がしっかりと自立しているからでしょう。 巷に溢れているブルゴーニュ アリゴテよりピリッとキリッとしています。そして、3本目も飲んじゃいました。笑 ボトル差もほぼ無し。こちらはビストロ…
ソミュール ブレゼ(ギベルトー)さてこの時期にいつも書いているLamyですが、個人的にここからのLamyが今のフーリエの様に何となくダラダラと行くのか(失礼!)神格化していくのか興味があるところです。 ラミーについては超密植と言う誰もおこなわない道をいっており、その行為が味わいに転換される前からしっかりと批評と望みを託していたのはロマネさんと一部のワイン屋位でかれこれ10年くらい前になるでしょうか。 自分はと言えばー、確かに10年前はまだ安かった(多くのワインが)、ただ自由にできる金が少なく買えなかった。今は金にさほど不自由さを感じることは無くなった、しかし高くなりすぎて買えなくなった。ただそ…
ソミュール ブラン(ギベルトー)こちらはこの作り手のエントリーキュヴェ、さていかに。 香りは火打ち石、カリン、淡く蜜と樽、白と薄い黄色の花、気品はエントリーキュヴェから兼ね備えています。 味わいもダレない引き締まった果実ながらシリアスになりすぎていないところがエントリーキュヴェとして秀逸。当然ながらBrezeに見られる隙なく緻密に散りばめられたクリスタル的ミネラルまでは及ばないのですがこれで十分この作り手の力量はわかると思います。 仄かな甘さを感じさせながらタイトな酸味を引き連れて口内で長めの余韻。 うーむ、これで十分満足度が高い。情報によると関東では酒屋に卸すよりもレストラン、ビストロなどに…
ソミュール ブラン(ギベルトー)ブルゴーニュを飲み進めていくとそのVTの天候から来る全体の収量や専門家がつける出来の良さというものも気になってくるものなのですがロワールなどはどうなのでしょうか?一応VTチャートはあるもののあまり気にしたことはありません。この21年物ですが、20年と比較するとボトル差と飲んだタイミングを差っ引いてもとてもタイトであくまでミネラル主体の液体になっています。そこから白い花や黄色く始めたようなフレッシュな果実の香りに品の良い樽香。味わいもやはり果実云々というよりミネラルとシャープな酸味主導でそこから果実が後追いで乗ってくるような印象です。最近の生ぬるいアリゴテよりよっ…
ソミュール ブラン(ギベルトー)白い岩、若いパイン、少しの火打ち石、液体に馴染んできている樽、香りは弱くないもののタイトにまとまっています。 味わいも熟成の影響なのかVTの問題なのかはわかりませんが、21年のミネラル主体というよりは少し熟し始めた黄色い果実味主体。液体も張りはあるものの食中酒に最適と思われる開放度でやはり特筆すべきはダレない酸がフィニッシュを綺麗にまとめ上げるため、ついつい飲み進めてしまいます。 4日目になると香りに麦わら感が少し出るものの酸化の気配は皆無で、果実味が減衰して酸とミネラルで飲ませていく形に変化していきます。 食事的には和食より断然ビストロで出されるような料理がい…
Sancerre les Charmes Blanc2021(Andre Vatan)
サンセール レ シャルム(アンドレ ヴァタン)さて2020年ブルゴーニュですがまだ一本も飲んでいないです。苦笑 グランクリュの値上がりはもうおめでとうとしか言えない状態。笑 元々市場では下(ACブル)と上(グランクリュ)から無くなっていくのが定石なのですが、上は価格がとんでもない、下は数が異常に少なくあまり買えないというどうにもならない状態。そこで村名にとなるのですがこちらも諭吉1枚では買えない。苦労しているのはワイン屋もでしょう。 というわけでこれからはパスグラかー、、、基本誰でも買えるし飲めるというワインをなるべく取り上げてきただけにこの暴露系ならぬ自虐系ブログの別れも近い。かも。閑話休題…
フラン ド ピエ Franc de Pied(アメリカ産台木なし)のフランスワイン生産者リスト
アメリカ産台木を使用しないフラン ド ピエ Franc de Piedのキュベを生産・販売しているフランス・ワイン生産者のリストを作成した。ロワール地方に多い。フィロキセラ以前のブドウ畑を維持している生産者と、近年新たに植えはじめた生産者の両方がいることに注意
Saumur Champigny Franc de Pie 2012(Domaine des Roches Neuves)
ソミュール シャンピニー フランドピエ(ロッシュ ヌーヴ)ブルゴーニュピノノワール以外にもやはり気になる作り手は結構いて、あくまでー価格的にも、入手度的にも手に入るということが前提なのですが、この作り手などそれにあたります。 ローヌの自然派、ブランドピエ、ボトルから見た液面は綺麗に透けていて、時刻で言ったら午後4時位か?と思って、数日たてて抜栓してみました。 この色を見てわかるように、あれ?お昼の12時位ですか?というしっかりした色合い。笑 ついに目もおかしくなってしまったか… 味わいもくぐもってはいないものの、黒系果実に、杏、カベルネフラン特有のピーマン香が個人的には支配的に感じられ、うーん…