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2019/08/14

  • Sancerre Blanc Les Chasseignes2021 (Claude Riffault)

    サンセール シャセーニュ(クロード リフォー)最近、勉強している地域でありそこそこ飲んでいるこの作り手。こちらのワインは2本目になります。 香りはやはりミネラル主体に強すぎないハーブ香、果実は感じることなく白い花がいいところといった態度でしょうか。 味わいもはブコーに比べると1本目同様柔らかめながら隙が感じられないミネラル。優雅な感じはないですが淡く品がよいです。過剰に感じて飲んでいて重くなることもなく、不足に感じて不満に思うこともなく、会話の邪魔も料理の邪魔もしません。総合的にみて個人的満足度が高い1本となりました。

  • N.V. Champagne Grand Cru Blanc de Blanc(Petitgean-Pienne)

    シャンパーニュ ブランドブラン(プチチャン ピエンヌ)リーズナブルゾーンのブランドブランなので、味わいは値段相応という感じですが泡はそこそこに細やか。派手さも凄みも虚飾もないですが、ちょっと最近シャルドネがなんとなく重いと感じつつも、シャルドネが何となく飲みたいなーという時に開けるくらいでちょうどいいかもしれません。 自分にとってはこれくらいでいいのかもしれません。苦笑

  • Bourgogne Cote-d'Or Rouge2021(Guillard)

    ブルゴーニュ コートドール(ギーヤール)個人的に買える21年ものの最後のリリース生産者。 香りはスイカのニュアンス、朱色の果実、乾燥した黒土にブラックペッパーと、赤系果実がトップノーズをくすぐりますが湧き出るように奥底から大地香と呼ばれるものが出てきます。 3日目は強さが和らぎ透明度が増した印象。赤い果実、真紅の薔薇、ダークチョコレートの様な香りが漂います。味もアルコール感が抜けてシンプルな構成ですが柔らかく透明感がありダレずに終始楽しめる印象。 個人的に21年はやはり少し時間が必要な印象かな。そういう意味では美味しくは飲めますがクラシックと呼ばれるVTの様な気もします。

  • Champagne Grande Reserve Brut(Gosset)

    テクニカル情報アイ、ブージイ、アンボネイ、ル・メニル=スュル=オジェ (Grand Cru) ほぼグラン・クリュのみ。収穫後は品種・村毎に全て分けてプレス。村毎にステンレスタンクで発酵。18℃で約15日間のアルコール発酵。マロラクティック発酵は行わない。約200種の原酒を12月にアッサンブラージュ。瓶詰めは翌年の3月~6月。48-60ヶ月の瓶内熟成。ドザージュ8g/L。ドザージュが多いのですが、マロをしていないからか乳製品的な香りはせず、味もまったりしていなくしっかりとした酸味にスレンダーな果実。 結構好みだった1本。

  • Riesling Beblenheim Sec2022(Trapet Alsace)

    リースリング ベレンハイム(トラペ アルザス)諸所あって家の壁の塗り替えを行うことになったのですが、全ての資源が高騰しており要求されたとんでもない金額に実質賃金の低下と資源の高騰を痛感している今日この頃なのですが、それはまぁいいとしてご迷惑をおかけする近隣の方々に、失礼ぶっこきまーすのご挨拶をしたのですがそこで漸く自分が普通ではない人たちが住んでいるエリアに住んでいることを自覚するのでした。一言で言うと…牧歌的な街に潜む沈静化されたスラム暮らし築30年。立って半畳寝て一畳を地のままいくヤバみが隠しきれないアパート。 もはやいい暮らしをしていた時もあるのかもしれないが、タワマンを出て高級時計とク…

  • NV S.A. (Nowack)

    サンザネ(ノワック)ドザージュは1gと少なめ香りは林檎、花梨、ほのかに柔らかいトースト、強くはないものの白い岩を思わせるミネラル。 味わいはコクや果皮の厚みはあまり感じることはないです。脆弱感は感じませんが力強さというより繊細な泡立ちとバランスを重視したような印象。

  • Chavignol Rose2019(Pascal Cotat)

    シャヴィニョル ロゼ(パスカル コタ)インポーター情報 サンセールの役所がパスカル・コタの所有地に 駐車場の建設を要求しパスカルがこれを拒否したため、 それ以降この土地はVDTに降格されています。白もいいですがじめっとしてきていますし少しサラッとしたものを。 香りは桜餅、ストロベリー、白色の石、少しの煙、甘さでべたっとする事はなく端正で芳香もまずまず強いです。 味わいは香りの強さから想像すると果実味に比較的振れているのかなと思ったのですが全くの誤解。果実味も花の要素も無くひたすら透明感のあるミネラル水がアタックから余韻にまで続き逆に拍子抜けしてしまいます。笑 ボトル差はあるかもしれませんが液体…

  • CHAMPAGNE JACQUESSON Cuvee 745

    ジャクソン745シャルドネ50%、ピノ・ノワール40%、ピノ・ムニエ10% ドザージュは0.75g/L今日は箸休め的に。 最近シャンパーニュを少しずつ飲んでいますが、まだ良し悪しはさほど分かりません。 1日で飲み切るというよりは2〜3日にかけて楽しむという感じです。まぁそんなに高いシャンパンは飲めませんがACブルブランがそれなりの価格をしている今、意図せずこっちに流れてしまった感じでしょうか。ロワールも悪くないですが暑苦しくなってきた昨今の季節、喉を潤すには良いですね。 こちらは結構コクがあり濃厚で強めなタイプという印象でドサージュが強めかなと思ったのですが、あとで見てみたらそうでもないようで…

  • Arbois Chardonnay Paradoxe Sans Soufre2020(Jerome Arnoux)

    アルボワ シャルドネ パラドックス サンスフル(ジェローム アルヌー) 香りは蜜蝋感、白い石、薄黄色の花、黄色い果実、高域までほど走る酸は舌先がややピリピリと感じます。 液体に冷涼感のある張り詰めたミネラルがありながら果実に温かみを感じます。口に入れた時のアタック感に果実の太さを感じる為か液体の比重が重く感じるのが個人的にはなかなか面白いポイントでしょうか。 久々の亜硫酸無添加ワインながら危ないところは無く普通に飲めます。ただどうでしょう、季節的な問題なのか地域的な問題なのか飲み進めていくにつれて少し重く感じてくるところがあり飲み疲れてしまうところがあるかもしれません。低域で感じる果実の要素が…

  • Bourgogne Blanc2011(Hubert Lamy)

    ブルゴーニュ ブラン(ユベールラミー)さて、これも最後の1本。 まぁ、今でこそ爆発的人気で価格も高騰していますが、そうなる片鱗が見えた最初の年かもしれません。VT的には翌年から超還元的に変わっていったように記憶しているのですが、さてどうでしょうか?香りはー、いい意味で全く熟成してないです。黄色い果実は感じられず、ミネラルと白く小さな白い花、少しフリンティーな要素もありますが、スワリングですぐに馴染む程度。広域なりですが粗野な部分はなくあくまでタイトで端正な香り。 味わいは少しこなれて柔らかくなっているものの硬質なミネラルがしっかりしてあり、だれた要素はありません。ACなので多少薄いかなと感じる…

  • NUITS SAINT GEORGES 1er LES SAINT GEORGES1995(Georges Chicoto)

    ニュイサンジョルジュ レ サンジョルジュ(ジョルジュ シコト)しばらく前に真贋はともかく、ジャンラフェの90年代初頭のワインが出回り、旧Twitter界隈のワイン民達の間で少し賑わったのですが、 (あくまで自分調べとしてー) 9:1でク○マズ○:美味しい くらいだったように思います。どこで見たか2本持ち込んで1本はブで1本は逝というbeast梅原も驚きのスーパーコンポを叩き込まれてしまった猛者もいて、もはやお悔やみ申し上げますとしか言えない状態。 それでラフェでだけでなくこの作り手も出ていたはずなのですが今回は当時のリリースものでリコルクも無し。さていかに。動かされていない状態だけあってネガテ…

  • Savigny Les Beaune V.V.2013(Louis Chenu)

    サヴィニー レ ボーヌ(ルイシェニュ)同銘柄をマルチプルで購入しても飲んでいればいつか最後の1本になってしまい、それがなかなか開けられないという難題にぶち当たるのですが多くの人はどう攻略しているのでしょうか。 次世代に預ける、失楽園的にワインと共に自分も逝く(笑)、鑑賞、思い出に浸る用として見守るなど色々とあると思うのですが、個人的に最後の2本目を飲んだ時にそこから大体の飲み頃を考えつつ(ボトル差はしょうがない)、その時に次開ける時期を大まかに決めてしまうというのが何となくしっくりきてます。人間っていうのは不思議なもので他人に決断させられるより、自分で決断したものからなかなか自由になれないとい…

  • Saumur Clos de Guichaux2018(Guiberteau)

    クロ デ ギショー(ギベルトー)いい作り手というのは見つかったが最後、あっという間に手に入らなくなってしまいます。どうやらこの作り手も生産方数が少なくなったのかそもそも日本がアロケーションで買い負けしているのかは不明ですが入荷数が激減との事。まぁ、それはしょうがないとして個人的に残念なお知らせが届きました。 この作り手のワインは地方の酒屋で3ケースいかないくらい仕入れたのですが、今の情報だと、新しい入荷は地方には入らず関東と関西の都にしかいないとの事。ま、確かにレストランやビストロなどでこのワインが飲めれば満足度は上がるし、総合的に見ても感性の高さなどは東京が抜きに出ているものがあるとは思うの…

  • Sancerre Blanc Les Boucauds 2021(Claude Riffault)

    サンセール ブコー(クロードリフォー)短期間で何本飲んだでしょうか? 個人的に飲み進めていくうちにギベルトーがフレンチ、ビストロ系の食事に合うとしたらこちらのワインは確実に和食だろうということでまぁ、持ち込む価格帯のクラスメントではないものの寿司屋で試してみることにしました。結論から言うと正解。柔らかさが、以前より少しあるものの飲んだcuvéeの中では1番硬質に感じます。ミネラルと少しのハーブと酸と塩味で飲ませていくワインで、重さを感じないのは低域で感じるところに鈍重さがなく中域のところで張り詰めたミネラルが少し膨らんで綺麗にフィニッシュの高域へと流れていくからではないかなと感じています。 白…

  • Bourgogne Pinot Noir2012(Bachelet)

    ブルゴーニュ ピノノワール(バシュレ)ここ最近半年に一度くらい飲んで定点観測しているワインです。現行VTを考えるとなかなか贅沢かなと思うのですが果たして今回はどうでしょうか。香りは乾燥タバコ、スーボワ、檜、湿った黒土、黒系果実が感じるものの輪郭は崩れてきている印象。ジュヴレらしい土や皮っぽさもありますが同様にモレらしさも感じます。味わいはやはりクラシカル。黒系果実中心ながら熟成により強さは落ち着いてきていて、少しの熟成から来るほんのりとした甘味を感じさせるのはやはり上手いと思います。(ただ薄辛くなっているものもありますので)初日は少しアルコールな感じが浮くとこもあるので翌日へ。 2日目もさほど…

  • Sancerre Blanc Denisottes 2021 (Claude Riffault)

    サンセール ブラン レ デニソット(クロード リフォー)先日、高校の同窓会がありました。担任の先生が退官されるとのこと。卒業してから会っている人間は3人のみで1人は蒸発してしまってので 今では2人。他のみんなとは卒業以来の再会となります。 意外に会っていなくても顔はわかるもので、自分が着座した前の女子の顔を見て、あーと昔を思い出し気持ちがティンコンカンコンしてしまったのでした。(真木よう子 ティンコンカンコンで参照)高校女子お得意のお菓子を作ってくるやつ、ありますよね。まぁ美味しいものは大体なくなり不評な物が当方に回ってくると言うお鉢システム。笑 その日はクッキーでした。 出されたものは何も言…

  • Meursault Le Pre de Manche2013(Douhairet Porcheret)

    ムルソー プレ ド マンシェ(モンテリー ドゥエレ ポルシュレ)赤は個人的にはVTは選ぶもののそこそこ何でも美味しく飲め、ACブルはなかなか好きで飲んでます。白はさほど経験はないものの、リリースしたての17年のモンテリー デュレスの白なんかはなかなか良かったという記憶があります。で、白は古参の方に言わせるとク◯不味オワコン、もしくはリリースしたては良かったが10年経たずに落ち切っていると聞いて、またまたも〜そんなに人を脅すのはよしましょうよ人が悪い、とこちらを開けてみたのですが間違っているのはワタクシの方でした。笑 瓶越しから見る色は特に問題があるようには思えません。キュプスルを外しコルクは合…

  • Sancerre Blanc Les Chasseignes2021 (Claude Riffault)

    サンセール ブラン レ シャセーニュ(クロードリフォー)最近はこの作り手やギベルトーを集中的に飲んでいて成長とまではわないものの自身の感性もまだまだ感じるものがあるんだなぁ、と感じさせられるものがあります。やはり物事は何も感じなくなくなった時に面白みがなくなってくるもので経験を積めば詰むほど当然そうはなっていくのですが、それでも賢者は少しずつ打開しているのだろうなぁ、などとぼんやり思っている今日この頃です。閑話休題香りは青リンゴ、ハーブ、マスカットと灰色の岩。言われてみて気づいたのですが確かにマスカットフレーバーはあります。しかしがながら甘くだれてはおらず他の要素も自立しているため個人的にはい…

  • Nuits Saint Georges 1er Les Petits Plets2011(L’arlot)

    プティ プレ(ラルロ)前回飲んだ時は真っ黒に覆われていて宇宙の暗闇に沈んでおり、クローズ期というよりもしかして失敗した?としか感じようがなかったこのワイン。 最後の1本ながらあけてみました。香りは独特の全房発酵の青み、漆黒に覆われていたであろう墨汁のベールを脱ぎ始めた赤系果実、乾燥タバコの葉、ブラックペッパー、黒土。強さはあるものの黒くは沈んでおらず一安心。 味わいも、ピノノワールにはしっかりなっており、艶が出始めている赤系果実に黒土、ブラックスパイスが混ざり合います。全房独特の味わいもあり、液体に複雑さも与えていますが、この感じが嫌いな人はダメかもしれません。2日目は落ち着いた朱色の果実にピ…

  • Bourgogne Côte d’Or cuvée V.V.2021(BERTRAND AMBROISE)

    ブルゴーニュコートドールVV(ベルトラン アンブロワーズ)21年物のブルゴーニュは生産者の限られたコメントを見てみるとクラシックな年という言葉を比較的見かけますが、まぁ個人的にいくつか飲んでみて思うのは赤に関して少し時間を要するワインが多いかな?という印象です。リリースしたての今飲んでみても開けた初日より2日目、3日目の方が大体美味しくなっているケースが殆どです。この作り手はACでVV有りと無しがあり、有りはボヤボヤしているうちに蒸発してしまい、飲むのは初めてです。果たしてどうでしょうか?開けてグラスに注いですぐは纏まっておらずチグハグながら10分もしないうちに整ってきます。 香りは還元からく…

  • Sancerre Blanc Les Boucauds 2021(Claude Riffault)

    サンセール ブコー(クロード リフォー)さて、ボトル差がないか早々に2本目です。 やはり1本目と変わらない印象で適度な要素がありながら決して重くなっていることはありません。満遍なく張り詰められた塩気を感じるミネラルは歪みなく端正、しっかりとした酸味、アタックから中盤そして余韻まで中抜けすることない今はフレッシュな柑橘の果実感。ベジタブルな感じもありますがそれが良いアクセントと思えるくらいでとどまっているのは他の要素がしっかりと自立しているからでしょう。 巷に溢れているブルゴーニュ アリゴテよりピリッとキリッとしています。そして、3本目も飲んじゃいました。笑 ボトル差もほぼ無し。こちらはビストロ…

  • Saumur Blanc2021(Guiberteau)

    ソミュール ブラン(ギベルトー)白い岩、若いパイン、少しの火打ち石、液体に馴染んできている樽、香りは弱くないもののタイトにまとまっています。 味わいも熟成の影響なのかVTの問題なのかはわかりませんが、21年のミネラル主体というよりは少し熟し始めた黄色い果実味主体。液体も張りはあるものの食中酒に最適と思われる開放度でやはり特筆すべきはダレない酸がフィニッシュを綺麗にまとめ上げるため、ついつい飲み進めてしまいます。 4日目になると香りに麦わら感が少し出るものの酸化の気配は皆無で、果実味が減衰して酸とミネラルで飲ませていく形に変化していきます。 食事的には和食より断然ビストロで出されるような料理がい…

  • R Barrique V.d.F. Vinifie par Junko (Domaine Christian Binner)

    ヴィニフィエ パー ジュンコ(クリスチャン ビネール)今日は手短に。 最近シャルドネ、アリゴテ以外の白ワインを集中的に飲んでおり、なんだか楽しくなってきて(笑)調子をこいてこんなのを購入してしまいました。 人間、調子がいい時というのは謙虚に生きているつもりでも、なかなか自分がコントロールできなくなってしまうというのは娑婆で生きる誰しもが経験してしまうのではないでしょうか? これを飲んでみて、君子危うきに近寄らずとうっすらと呟いてしまう自分がいるのでした。苦笑といっても、"あくまで個人的には"ワインはそこまで酷くないです。白ワインのナチュールに対して許容範囲が広いのも理由だと思います。 激しい揮…

  • Saumur Blanc2021(Guiberteau)

    ソミュール ブラン(ギベルトー)ブルゴーニュを飲み進めていくとそのVTの天候から来る全体の収量や専門家がつける出来の良さというものも気になってくるものなのですがロワールなどはどうなのでしょうか?一応VTチャートはあるもののあまり気にしたことはありません。この21年物ですが、20年と比較するとボトル差と飲んだタイミングを差っ引いてもとてもタイトであくまでミネラル主体の液体になっています。そこから白い花や黄色く始めたようなフレッシュな果実の香りに品の良い樽香。味わいもやはり果実云々というよりミネラルとシャープな酸味主導でそこから果実が後追いで乗ってくるような印象です。最近の生ぬるいアリゴテよりよっ…

  • Bourgogne Blanc2013(Hubert Lamy)

    ブルゴーニュ ブラン(ユベール ラミー)前回飲んだのが3年半前。その時はあまりのミネラル水ぶりに"まるで成長してない"という漫画slam dunkの安西先生の言葉を思い出してしまったくらいなのですが、笑 果たして今回はどうでしょうか?香りはやはり依然としてタイトながら白果実やうっすらと柑橘系の香りが立ち上がります。以前よりほぐれてきている印象。 味わいも酸がビシッとキマッていますが流石に3年ほど前のミネラル水は脱しており、果実も幾分感じます。余韻もワインのスケールもクラス相応だと思います。 まぁこの銘柄もラスト1本になってしまいました。4日目が1番良かったことを考えるとまだまだ持ちそうです。と…

  • Saumur Blanc2020(Guiberteau)

    ソミュール ブラン(ギベルトー)こちらはこの作り手のエントリーキュヴェ、さていかに。 香りは火打ち石、カリン、淡く蜜と樽、白と薄い黄色の花、気品はエントリーキュヴェから兼ね備えています。 味わいもダレない引き締まった果実ながらシリアスになりすぎていないところがエントリーキュヴェとして秀逸。当然ながらBrezeに見られる隙なく緻密に散りばめられたクリスタル的ミネラルまでは及ばないのですがこれで十分この作り手の力量はわかると思います。 仄かな甘さを感じさせながらタイトな酸味を引き連れて口内で長めの余韻。 うーむ、これで十分満足度が高い。情報によると関東では酒屋に卸すよりもレストラン、ビストロなどに…

  • Saumur Breze2019(Guiberteau)

    ソミュール ブレゼ(ギベルトー)さてこの時期にいつも書いているLamyですが、個人的にここからのLamyが今のフーリエの様に何となくダラダラと行くのか(失礼!)神格化していくのか興味があるところです。 ラミーについては超密植と言う誰もおこなわない道をいっており、その行為が味わいに転換される前からしっかりと批評と望みを託していたのはロマネさんと一部のワイン屋位でかれこれ10年くらい前になるでしょうか。 自分はと言えばー、確かに10年前はまだ安かった(多くのワインが)、ただ自由にできる金が少なく買えなかった。今は金にさほど不自由さを感じることは無くなった、しかし高くなりすぎて買えなくなった。ただそ…

  • Bourgogne Aligote2021(Michel Noellat)

    ブルゴーニュ アリゴテ(ミッシェル ノエラ)なんだか気がつけば1月も最終の土日で今年も既に12分の1が終了しようとしていてトーマスマンの小説ではないですが、1週間位の療養予定のはずがうっかり7年近く経っていたみたいな感覚はきっと自分だけではない様に思うのですがどうでしょうか? 閑話休題 香りはレモンなど若い黄色い柑橘、白色の岩、うっすらと蜜、時間経過で白い花などが浮かびあがります。 味わいも尖っていないもののアリゴテ特有の酸味主体に淡い黄色い果実が乗ってくる感じで終始だれることはありません。口に入れて中盤くらいのところで液体の要素が中抜けする様な感じはあるのですがまぁ、このVTにして3000円…

  • Bourgogne Pinot noir2021(HUDELOT BAILLET)

    言葉は悪いですが17年辺りを最後に理解不能になり買うのをやめてしまった作り手です。14年はバランスが良く個人的になかなか好きだったのですが、それから年々濃くなり15→16→17と年々濃くなるACブル三部作が爆誕。エレガントに流れたはずの17も濃ゆくとりあえず買い控えていました。 で、なんでお前再び買ってんじゃー?と言われれば価格が安いから買ってみた。と言うどうしょうもない理由です。笑 で、今回飲んでみてやっぱなという感じでした。初めに言っておきますがVTの影響もあってかあまり濃くはないです。 香りは、還元からくる少しの煙がまず上がるのでモヤモヤ感があります。それが何故か妙に懐かしく遠い目をして…

  • Bourgogne Cote-d'Or Rouge2020(Domaine Bart)

    ブルゴーニュ コートドール(バール) 香りは赤果実4、黒果実6くらいの割合、そこからナチュール的ではない濃い目の梅、ダークチェリー、乾燥タバコと少しの煙、灰色の岩。ミドルトーンからロウトーンの落ち着いた果実を想起させる香りで冷涼感もあります。 味わいも2020年にしてアル分12.5%で濃いと言うことはなく、しっかりあるものの柔らかいタンニン、赤い果実、果皮の苦味、構造や味わいはシンプルですが濃密ながら黒く沈んでおらずなかなか深い果実味があります。2日目は飲めず3日目に飲んだのですが決して落ちる事はなく酢酸に支配もされていないのでそれだけで十分。熟成もするでしょう。

  • Clos de La Roche 2003(Gerard Raphet)

    クロ ド ラ ロッシュ(ジェラール ラフェ)凡そ20年前にTV、携帯(当時スマホは無い),インターネットのどれか一つをやめようと思ってTVを見る事をやめました。それから20年TVはスポーツを見る位で殆ど見ないできています。スポーツを見るといっても年間自らテレビをつけている時間は12時間も無いです。それとは裏腹にYouTubeは結構見ちゃうかな。苦笑 今年はSNSの使用をうまいこと控えたいと思っているのと同時にワインのバックビンを買って放ったらかしにしとくのもやめないとなぁ、と思っています。酒も弱くなりつつあるのに積み上がるっているACブルの在庫 笑 を見てややぞっとしいる年始です。断捨離したい…

  • Ch.RIEUSSEC1996

    シャトー リューセックさて2024年が始まりましたが所信表明として今年は何かを始めるというより何かをやめる事を試みたいと思います。というわけで収支決算について考えてみました。ここでは単純にお金の話だけではないです。 例えば学問や学術にも収支というものがあり、時間をかけて丹念に調べ上げ、さりげなく控えめなものとして発表する。収入というのは大量の書籍を買い込み、時間をかけて読んで自分の中で咀嚼していく事で、金銭的には持ち出してあって一文の得になりません。それに対して支出は講演してお金が儲かったりうっかり有名になったりする事を言います。ここで収入と支出が反対だろと思われるかもしれませんが、お金の出入…

  • Best of 2023

    今年は色々と買い物をした年でちょっと趣を変えて勝手に良かったものをアップいたします。 殆どの人に参考になりませんので悪しからず。笑 CHAMPS-CHEVREY MONOPOLE2021(TOLLOT BEAUT)基本的に今年飲んだもので1万以下、複数本購入、ベタ凪銘柄としてこちらを選びました。チャンスがあればもう少し買い増しして3年に1回位のペースで開けていきたいです。 Auto Finesse Finale×Gross Enhancer 今年始まってしまった趣味がCar detailingなのですが、色々と購入して使ってみた結果この組み合わせはやはり凄かった。もうツルツルを通り越してテロン…

  • Bourgogne Aligote Raisins Dores2019 (Michel Lafarge)

    ブルゴーニュ アリゴテ(ミシェル ラファルジュ)毎年この時期は今年あったことを振り返ったりするのですが、今年起こった個人的エポックメイキングといえばどうしようもない事情で車を買い替えたことでしょうか。 それは冬が最も深まる2月。新東名を快適に名古屋方面に走行していたのですが、新清水付近で"パンパンパン"と爆音が鳴ったので、呑気な私は後ろからスーパーカーにでも煽られてるか〜?などとバックミラーを確認したら自分の車がゴトゴト言い出しマジかよ、パンクかついてねぇ〜(泣)と思ったのも束の間、ボンネットから白い煙がぁぁぁぁ、、、(白目) ということで車は動かなくなり(運が良いことに路肩に寄せられた)身動…

  • Sancerre Blanc Les Boucauds 2021(Claude Riffault)

    サンセール レ ブコー(クロード リフォー)これはある僧の講和で聞いたのですが、出家してすぐにダメになるかならないかは決して体力の問題ではないということらしいです。つまり娑婆への未練が断ち切れていない、後ろを断ち切ってきてない事ー、、昨日のカツ丼が美味かったとか恋人と会いたいなど、それに引きずられてズブズブと駄目になっていくと。なるほどそれはわかるかもしれません。 ここ最近、白では放浪の旅に出て色々と飲んでいるのですが、さて後ろを振り返らずにいられるか。まずはこの作り手。エントリーラインであろうこの辺りから。 香りはミネラル主体、とても若い黄色い柑橘、少しのフリンティー、スワリングで滴り落ちる…

  • SAVIGNY 1er LAVIERES 2021(TOLLOT-BEAUT)

    サヴィニー ラヴィエール(トロ ボー)音楽でも車でも美術でも小説でも料理でもワインでもある程度知識を深めていけば自分の好みの傾向と言うのが意識しなくとも出てしまうのは仕方がない事だと思います。批評をする言葉はうっかり鋭くなり、許せる範囲は狭くなる。ストライクゾーンなど針の穴のようなものになってしまう。しかしながらこれは全てにおいて言えると思うのですが、批評する側より何か(仮にどんな粗末なものであろうが酷評されようが)作る側の方が確実に幸せだろうと言う事。 その作る側の幸福感が自分の感性を通じて少しでも感じるような1本に出会えたら、それは熱い叫びとなるのか甘い囁きに変わるのかなどと思う年の瀬であ…

  • Gewurztraminer Beblenheim2021(Trapet Alsace)

    ゲヴェルツトラミネール(トラペ アルザス)自然派ワインですがそこはトラペ、危うい作りはしていません。下のキュヴェですが価格的にも穏当でこう言うのを飲んで味覚の見地を広げていこうかな来年は、などと思っています。そのとっかかりとしてこの辺から。香りはキツくないライチ香、丸く黄色い果実は感じるもののある程度抑制はされていてそこに蜜。バチバチに切り落とすスパルタ侍史上主義にはこの時点でややきついかもしれません。笑 味わいもトラペらしくやはり柔らかさがありますが灰色の岩のようなミネラルと酸がしっかりと下支えしていてだれる事はないです。液体としての質感はなかなか良いのではないでしょうか。キツくないもののエ…

  • Beaujolais vin de primeur2013(PHILIPPE PACALET)

    ボジョレー プリムール(フィリップ パカレ)結構、普通に飲めました。理由としては状態が非常に健全なのが第一。味わいとしては自然派ワインのそれですが、品種特性は不明ながらそれ以外は妙なところはなかったです。柔らかい液体に赤黒の果実、穏やかな酸味。今は最早作られていないみたいですね。あれから10年経ったわけでこの先10年の前途多難も軽やかに飛び越えていけるだろうか? ワインの世界はどうなっているのだろう?そっちはどうだい?こっちはなんとかやってます。そんな事をうっすら思いながらスティーヴン ハッセンのマインドコントロールについて見る機会がありました。そこには3つの段階があるとあり、従来の価値体系や…

  • Savigny les Beaune 2021(Tollot Beaut)

    サヴィニー レ ボーヌ(トロ ボー)今日はただの村名。さて現時点での失望を感じるか将来の希望が見えるか。赤色が透けるくらいの淡めな色。 香りは少し硬さのある赤系果実、ほんのりと硝煙、赤とピンクの花、アクセント程度にクローヴ、透明感のある香りは総合的にはシンプル。 味わいも少しの硬さをこちらも感じながらも無理にこねくり回している様な印象はなく、シンプルな赤系果実のエキスと酸味で飲ませていく液体。余韻も綺麗に伸びていくし、決して薄辛くギシギシしたところはありません。 アペラシオンデストロイヤー感は無く、模範的なサヴィニー村名という感じでしょうか。 味わい的に果実がスレンダーになり酸味が穏やかになる…

  • SAVIGNY 1er CHAMPS-CHEVREY MONOPOLE2021(TOLLOT BEAUT)

    サヴィニー シャン ジュヴレ(トロ ボー)ワイン好きの(誰もが)その時々でワインに対しての距離感は違うものの高い高いと言いつつ当方もまだうっすら買っています。飲む量より買う量の方が明らかに多い。一種の気の病。笑 かつて植木等はスーダラ節の歌詞に最初疑問を抱き浄土真宗の寺の住職である父に相談したところ親鸞聖人の教えがあると言われ決心がついたというエピソードがあります。歌詞を見てどの部分か考えると”わかっちゃいるけど、やめられない”というところだろうと何となく察しがつきます。 釈尊の時代から仏教の基本は現実と自己のギャップに直面して、現実が自己の思い通りにならない”苦”をいかに超克し心身の安らぎに…

  • HCdN2020(Guy Simon)

    オートコートドニュイ(ギィ シモン)何の覚えもなく風邪を引いてしまったようです。ますば喉の痛みから、その後に水鼻、そして身体のだるさ。熱はあるのかないのか測ってないです。苦笑 とりあえず寝て治すのが基本方針。 そんな時に欲しかったCDがメル仮から到着して慰めがてらに聞いてみたら何と初っ端から音飛びするじゃないか…という事で尚更具合が悪くなったのですが、傷が無いことからここは長年生きてきた知識をフル活用。冷凍療法にて冷凍庫に1分(やったことありますよね?)つけおいて外気欲に晒したら何かが整って復活。めでたしめでたし。まぁ、デジタルだったらこんな事にならないんですけどね。昔の人がヴァイナルにこだわ…

  • Fixin 2021(Chevigny-Rousseau)

    フィサン(シャヴィニー ルソー)ちょうど去年の今頃は熊野を旅していたはずで、今年は所用で何故か同じタイミングで彦根に。 一泊二日、車で弾丸。宿泊地は名古屋。夜は割烹を頂きそのままお暇しようとしたのですが、お付き合いということで場末のスナックに連行され久々に2時まで。ママはサミットプッシュ中の84歳。笑 命からがらホテルに帰り翌日鉛となった身体に鞭を入れてなんとか立ち上がり車を2時間飛ばして彦根まで。通常は大津から入るのでこちらから入るのは初めてであり、これはー、という事でずっと行ってみたかった太郎坊宮という修剣道の聖地まで足を伸ばしたのでした。自分自身かなり厳しい場所にあるのでは?と前段階では…

  • Bourgogne Pinot noir2014(HENRI GOUGES)

    香りはここ最近にしては久々にクラシカルな感じ。というか保守。笑 まぁ強くは香りませんが、作為も感じません。黒系果実、鉛筆の芯や鉛、タバコの葉、そこから差し色として紫の果実。比較的品温から低いところから始めたので、品温が上がると熟したベリーが立ち上がります。 味わいもカッチリしたスタイルで果実味ではなく透明感のある液体に赤、黒、紫の果実が染み出してくる印象。今のスタイルと比較するとワイン単体で飲むと分かりにくく面白みはないかも知れませんが、料理などと合わせると良い感じです。まだまだ当分先まで持ちそうです。しかしながらナチュール好きに全く面白味の無いワインかな〜。笑

  • Bourgogne Pinot noir2018(Robert Sirugue)

    ブルゴーニュ ピノノワール(ローベル シリュグ)香りはまず冷涼感があることに少し驚きます。そこから赤系と黒系果実が半々、柘榴、穏やかな黒土、テクニカル的なことは不明ですが少しの全房発酵を思わせる香り、但し嫌味にはなっておらず心地よい複雑性を与えています。 味わいもリリースから3年以上経ったせいでしょうか、液体は落ち着いて暑苦しさも脆弱さもなく中庸、果実は決して重くなく赤系果実主体で酸もいい具合にあります。ここから察するに余裕であと10年は変わらずに持つと思います。 2日目も要素が混ざり合って香り味共に柔らかくなり向上。3日目も崩れません。 某リアルワインガイドで散々足蹴にされていたドメーヌです…

  • Beaune 1er Greves2021(TOLLOT BEAUT)

    ボーヌ グレーヴ(トロボー)今日はサラッと。とりあえず村名から一級といくつか飲んでみたのですが、作風という意味でワインの方向性は一定していて、品質も安定しています。ナチュールではないですし時間経過でもしっかりと持つ作りをしています。 当方は飲めていませんがここのグレーヴの19と20は飲んだ人からするとかなり良かったようです。21に関してはVT的なところからでしょうが強さはありません。ラインナップに共通しているのは全体的に透明感のある赤系果実。このキュヴェに関してはそれにこの地の黒土が低域からフワァーと香ってきます。 9月くらいに飲んだ時のショレイはまだ整っていない感じがしましたが気温も下がって…

  • Chablis 1er Butteaux2015(Pattes Loup)

    シャブリ ビュトー(パット ルー)少し前に飲んだこの作り手の一級。果たしてどうでしょうか?香りは白い石、大理石、岩、少しの樽香など果実の香りはせず笑、そこからそこはかとなく湧きあがるように立ち上がる品のある黄色い柑橘、時間経過で淡い林檎の蜜。 味わいはここまでミネラル香が先行すると通常パキっと硬水飲んでいる様になってしまうのですが、芯がありながら柔らかさをを併せ持っており、この産地特有のどこか味が素っ気なく平坦で中抜けするような隙が一切ありません。味もキンメリジャンの石灰がバシッと決まっていて横にだれずに喉奥に留まり続ける苦味と塩味の余韻はひたすらに長いです。やはりシンプルシャブリとは格の違い…

  • Nuits St. Georges 1er Les Perrieres (Robert Chevillon)

    ニュイサンジョルジュ レ ペリエール(ロベール シュヴィヨン)今日はこの作り手。 品質の維持と安定供給が約束されているためか、全くレアモノになりません。だからこそ今の安定供給がなされていない妙な味?のワインが持ち上げられて価格もおかしなことになっている時には、普段飲みとして安心して飲むのに相応しい作り手かもしれません。香りは赤身肉、少し熟れ始めた赤系果実、薔薇、カカオ、冷涼感のあるグリーンフレーバーにブラックペッパー。黒土の大地香を感じるためか全体的には落ち着きながらもトーン高い赤い果実という二律背反があります。 味わいはVTの影響もあるのか果実ではなくエキスと酸味とミネラルで飲ませていく手法…

  • Bourgogne Rouge2020(Domine Amiot)

    ブルゴーニュ ルージュ今年の夏は久々に湘南に遊びに行ったのですが、自分の認識している湘南とは隔絶された景色になっていて驚いてしまいました。湘南とはいえばコンガリ焼けた寝転んだgalに砂場の上をナンパ師達が所狭しと端から端まで練り歩くという光景が名物だったのですが、今や家族でちびっ子たちが水筒ぶら下げてボランティアとして浜辺でゴミ拾いという光景。人もそんなにいず、やはり時代は変わるなぁ、などとボンヤリと海の家にいながら失われた30年に思いを馳せ遠くの地平線を眺めていたら5時間位たっていました。笑 閑話休題このドメーヌもこの年から兄弟で分かれています。 香りは檜、針葉樹、黒糖、黒果実、鉛筆、鉄分 …

  • Bourgogne Pinot Blanc2014(HENRI GOUGES)

    ブルゴーニュ ピノブラン(アンリ グージュ)前回のエントリーでallocationで購入と書きましたがここで最近起こる個人的な問題点が。 前年度リーズナブルでそこそこ美味しいワインを作っていて、これは来年は下から上まで買うぞー、と可処分所得が上がらない娑婆でペコペコマシーンとなり一年間労働に耐え抜き、待ちに待ったメルマガから爆速で注文。到着は最短指定。飲む日はビオカレンダーでチェック。漸くたどり着いた約束の日に飲んでみたらなんと予告も宣誓もなくナチュールワインにグレートリセットされてるじゃねーか。正体不明になったワインを見つめながら確かな神の存在を感じつつ、振り絞って出てきた言葉はたった一言君…

  • Chorey-Les-Beaune 2021(Tollot-Beaut)

    ショレイ レ ボーヌ(トロボー)ワイン、特にブルゴーニュを飲みつけていけばいくほど生産者に対しての承認は条件付きの承認になっていってしまうのはある程度仕方のないことなのかもしれません。例えばこの畑は上手く作れるがここはイマイチや裾は良いけどグランクリュが駄目など。しかし本来承認に値するのは無条件の承認なはずで、滑っていようが駄目なVTだろうが、出会う全て受け入れて愛しちまうというのが正しい心の在り方なのかもしれません。昔から飲まれている古参の方を見て羨ましいと思うのはそういう生産者を持っている、もしくは出会えたということでしょうか。人によってはそれがTruchotであり、Ponsotであり、更…

  • Bourgogne Blanc2011(D.Lafon)

    ブルゴーニュ ブラン(ドミニク ラフォン)白ワインはアリゴテは買ってすぐに飲むものの保有をしなくなったのはPMOというものが自分の中で確定的になりそれが要因となったのは間違いない事実です。多くの古参のブルファンがそれに泣かされているのをみて、気の小さい自分は多分心を病んでしまうだろうと思ったわけです。笑 そのPMOですが名声に1番影を落としてしまったのがこの作り手ではないでしょうか。 その作り手のプライベートライン。 果たして君は逝っているのか、昇っているのか。まずは色合い。 健全に輝くイエローゴールドは約束された勝利へのプロローグ。酸化劣化の気配すら見当たりません。 香りは淡い黄色い果実、樽…

  • Chablis2018(Pattes Loup)

    シャブリ(パットルー)最近、自身の葬儀でホログラムとなって蘇り参列者と会話を交わすことができるというサービスが出始めているとニュースを見て、まぁ今の時代イタコじゃないよなぁと思いつつ、あれっ?となって記憶を頼りに自分の書庫の中から目的の本をなんとか見つけ出しました。 そこにはMITのメディアラボのホログラフィーの第一人者と言われるStephen Anthony Benton の話があり、題目は仮想環境システム。死んだ両親とトランプ遊びをするという話で何と1991年の刊行。要約すると何でもない仕草や表情、紅潮、癖など100万以上の組み合わせをメモリーバンク(今で言うクラウド?)に、集積しておけば…

  • Bourgogne Rouge2021 (CHRISTOPHE CHEVAUX)

    ブルゴーニュ ルージュ(クリストフ シュヴォー)2021年VT事始め。香りはチェリーとベリーの赤系果実に黒土の大地香、灰色の砂利のようなミネラル。 味わいは液体は柔らかく優しめで赤系果実主体に酸味と果皮の程よい苦味がアクセント。 19年の広域にしては身の詰まった充実した味わいと別のベクトルで、厳しい環境で出来た葡萄を無理なく仕立てた今となっては死語かもしれない薄旨仕立て。(と言っても昔の薄旨とは違うと思います)だからこそブルゴーニュらしいと言えばらしいわけです。 そう考えるとこのVTの赤は村名を探していくのが充実していいかもしれません。ただ大幅な値上がりは避けられないようでそれはしょうがないん…

  • Bourgogne Aligote 2014(Porcheret)

    ブルゴーニュ アリゴテ(ポルシュレ)流石にここまで熱いとあまり赤は進まないのでこちらを。最近の物はあまりみないような。まずキュプスルを取って少し驚いたのはポンソを思わせる合成コルクの使用。ポルシュレはそこそこ飲んでいますがこれは初めてでしょうか。ただしポンソほどガチガチの物は使用しておらず結構楽に開けられます。(ポンソのそれはワインオープナーが壊れることあり 苦笑) 香りはカリン、八朔、熟成から来る麦わら、林檎、うっすらと蜜、チョーク。 味わいも熟成ピークと思われるもので角が取れて落ち着いた酸に強くないものの熟した黄色い果実。複雑性はさほど無し。香り、味わいなどで特筆するべきことはないですが、…

  • Bourgogne Rouge Plan Gilbert2018(Hubert LIGNIER)

    ブルゴーニュ プラン ジルベール(ユベールリニエ)香りは小梅、黒糖麩菓子、赤系果実、擦ったマッチ、小石などのミネラル、乾燥タバコ、スワリングでダークチョコ、ホワイトムース。 味わいもエキス系でありながら18年らしく果実味も乗ってきます。というわけで半々という感じです。dry嗜好の人には酸に温かみがありそれ故に果実の甘さを少し強く感じますが、果皮の苦味が中盤から余韻に欠けて締め上げてくるので甘さに引っ張られだれはしません。 飲んで思ったのはすげぇ絶妙なラインをついてきていて、やや困惑。笑 それは自然派懐疑派がこのワインを飲めるか否か。 1本目飲んだ時はビオだなくらいだったのですが今回飲んで確実に…

  • Bourgogne Pinot Noir Smbiose2020(Hubert Lignier)

    ブルゴーニュ ピノノワール サンビオーズ(ユベールリニエ)ユベールという名前で思い出したのが2021年のオルヴォー物Lamyのクリオバタールは80万を超すとのこと。 所有している皆さんおめでとうございます、ありがとうございます。(所有していませんが)笑 基本下から上まできっちり作ってくるのでどれもいいワインだと思いますが、コートドボーヌ21年はどうなのか赤白ともに気になるところです。閑話休題インポーター情報 ヴォーヌ・ロマネのフィネスとポマールのストラクチャーです。ポマールの区画から40a(2017年よりビオ)とヴォーヌ・ロマネの区画から15a(ビオに転換中、2022年の認証予定)のブドウを使…

  • Bourgogne Pinot Noir2016(Bachelet)

    ブルゴーニュ ピノノワール(バシュレ)香りは石灰色の岩、黒が混じる赤いバラ、梅、黒土、タバコ、ピジョンブラッドを思わせるような鉄分、鉛筆の芯。スワリングで一瞬艶感を感じさせるもののしっとりと落ち着いた香りに終結していきます。 味わいは少しの熟成の影響の為かリリースしたてにありがちだったこのVT特有の妙な凝縮感や無理な強さはなく、酸味を携えた少し緩めにさえ感じる赤黒の両果実の液体が無理なく口内に広がっていきます。余韻は長い。(リリースしたては飲んでいません)^_^ 2日目は、初日の印象から少し重みを増した印象で一杯で終了。ガラッと印象を変えてきたのが3日目。 余計なものが削ぎ落とされて複雑性など…

  • Bourgogne Aligote 2020(Bachelet)

    ブルゴーニュ アリゴテ(バシュレ)前回のエントリーとは対照的だったのがこの銘柄。 香りはレモン、白い岩、樽香からの蜜、少しのフリンティー。 味わいもしっかりとアリゴテらしい酸がありつつ、尖っていることありません。果実もはにかむ程度に控えめなもの。なによりこのVTにしてアル分11.5%と驚きの低さ。 何より香りー、、、新樽由来と思われるリッチな香りがくどくならない程度に立ち上がり白ワインをあまり飲まない身としては香りで気分良くさせてくれます。笑 ていうか新樽だよね?この香り。 香り味わいともに複雑性や深みを求めるワインではなく期待過剰は禁物ながら、熱帯夜になってきたこの季節に気持ちよく喉を潤して…

  • Bourgogne Aligote 2020(Robert Chevillon)

    ブルゴーニュ アリゴテ(ロベール シュヴィヨン)何が自然派ワインか?というのは一括りにはできないですし、自分自身の考えも纏まらないのですが、自然派ワインに対して思うことは、揮発酸でキマッてるワインやリリースからヴィネガー化していて、(梅昆布オカカ系の香りは可愛いもの)時間を使って落ち着かせるプロセスを使用しても鮮やかなまでに修正不能なワインに対して熟練の飲み手や一般愛好家が疑問を呈するのみでプロの方の意見が殆ど見受けられないことでしょうか。(ただ単に私のリサーチ不足かもしれませんが)ワイン屋でも危うすぎるナチュラルワインが勃興している事に対して危惧感を抱いている方々はいるものの論評するのが仕事…

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