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Vosne-Romanee 2008(Hudellot-Baillet)
ヴォーヌロマネ(ユドロバイエ) 17VTの資料を元に、畑はバロットに0.07ha、平均樹齢15年、一回使用樽100%、年生産300本。 所謂”レア物”と言う部類に入ってきてしまうのかもしれませんが、レア物=美味しい という構図が簡単に成り立たないところがこのワインに限った話でなくワインの難しいところです。更に08VT特有の酸がなかなか解けずどうも果実が後退したように感じてしまう難しいVTというのが個人的な印象です。 このワインー、その難しさが軽く炸裂でヴォーヌロマネのワインでシャンボールの味筋と言いましょうか、シャンボールっぽい石灰系ミネラルのストラクチャーが強く赤い果実味がないわけではないの…
Vosne-Romanee2006(Mugneret-Gibourg
ヴォーヌロマネ(ミュニュレ ジヴール)ワインは嗜好品なので当然好きなスタイル苦手なスタイルというものがある程度飲みつけていけば出てきます。それ故に飲んでみて世間の評判通り納得!ということもあればいまいち掴み取れないと言うこともあります。良いワインになれば飲み頃の難しさーというのも足されてきて難しさは増してしまいます。自分の場合はどうもここのドメーヌと相性が悪いのかそもそも飲み時を誤っているのかいつもワインにそっぽをむかれてしまいます。 抜栓直後ー、うーん香らない。というか硬い赤い果実。また開ける日を誤ったか、、、という悲観が心を襲います。 飲んでみるとこれまた全ての要素が抜け落ちた用に軽くしか…
Grands Echezeaux 2004(Louis Jadot)
グラン ゼシェゾー(ルイジャド)今日は滑った話。日常はともかくできれば趣味くらいは滑りたくないものです。 04年のブルゴーニュと言えばオフビンと言われ、大量の虫発生、強いグリーンフレーバー、薄くて虫が跳ねている味がするーなどと揶揄されることもあるのですが、個人的には好きなVTでまぁ、今まで運が良かったのでしょうが淡さの中にも芯があり複雑性も兼ねたタフなビンテージという印象でした。 そんなこともあり、作り手には目を瞑りつつ 苦笑 このオフビンにしてのこの銘醸畑。 どちらに転ぶかな〜と思ったら、直滑降で転げ落ちてしまったのでした。 勿論ワインは死んでいるわけでもなく、熱劣化などもしていないのですが…
Vosne Romanee 2018(Laurent Ponsot)
ヴォーヌロマネ(ローランポンソ) どうにも、こうにも気になっていたcuvée です。17年ジュヴレを飲んでみて、独特の還元という気難しさは見せるもののそれが解けてくると柔らかく果実が飛び込んできておー.と唸る体験をしています。そしてこのヴォーヌロマネ。亜硫酸は使っていないのか?炭酸ガス噴射なのかは不明ですが自然派でありながら、その辺に勃興している"近よるな危険"の自然派とは一線を画すワインであります。香りは清涼感があり、黒スグリ、皮、グローヴ、そこからスワリングをすると赤いベリーやフランボワーズが立ち上がります。黒と赤の果実は半々くらい。派手さはないのですが18VTにして全く暑苦しくなく、よく…
Vosne-RomaneeV.V.2014(Robert Sirugue)
ヴォーヌロマネヴィエイユ ヴィーニュ(ロベール シリュグ)はっきりと某誌55号で疑問符と酷評され始めたこの作り手。まぁ、ざっというと抽出が強くニュアンスに乏しいと言うことを言っているのですが、多分これは現地試飲のはずで、一般消費者の我々が飲むのは当然ボトリングされた物。違うっちゃー違うはずなのでその辺は差し引かないといけないのですが、やはり雑誌の影響は大きく良い物は飲みたくなり悪い物は人の批評だろうが避けるのが人間の性。散々ブルゴーニュ好きは色んなものに裏切られても来ていますしね。笑&泣 しかし逆にそういうものを飲んでみたくなる趣味の悪さが顔を出してしまって手を出してみました。熟成も多少はして…
Vosne-Romanee2019(Meo-Camuzet)
ヴォーヌロマネ(メオカミュゼ) 貴族的な振る舞いで、どこか鼻持ちならないところを嗅ぎつけてしまうためなのか??ブルゴーニュを飲み込めば飲み込むほど縁遠くなってしまいそうな作り手ながら近年は評価も鰻登りの上がりっぱなしでやはりなんとなく気になる存在ではあります。なんせ、昔は神様を小作人と使っていたわけですからね。クロパラはともかく、神由来のブリュレまでとてつもない価格に跳ね上がってしまい…一体この上昇はれどこまで続くのだ、、と思わずにはいられません。閑話休題今回はこの銘醸畑を飲んでみました。 香りはとにかく柔らかい。赤黒の果実や花々がちょうど半々ずつ。そこから少しのスパイスに冷涼感もあります。味…
Vosne-Romanee2017(Bruno Desaunay Bissey)
ヴォーヌロマネ(ブリュノ デゾネイ ビセイ)テクニカル情報 畑の広さは約1haで国道74号線に隣接する緩やかな斜面の「Le Pré de la Folie(ル プレ ド ラ フォリエ):0.21ha」、丘の上部に位置し、南東向きで石が多い「Les Beaux-Monts Hauts Rougeots(レ ボー モン オー ルージョ):0.64ha」、同じく丘の上部に位置し、東向きの急斜面で小砂利の多い「Les Rouges du Dessus(レ ルージュ デュ ドゥシュ):0.15ha」の3つの区画の葡萄を使用しています。植樹は1966年、1982~1986年で約半分が所有畑、残りはフェルマ…