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Marsannay Rouge L’Ancestrale2014(Sylvain Pataille)
マルサネ ランセストラル(シルヴァンパタイユ) 最近話題の作り手。そのTop cuvée になります。開けるにはだいぶまだ早いということを念頭に書いています。ガチガチではないのですがポテンシャル飲みです。 その上でかなりの野心作だとは思います。ブルゴーニュの畑のブレンドは通常デクラッセを意味しますが、優れた畑の高樹齢の区画をブレンドしてヒエラルキーへの挑戦と勝手に解釈しています。(と言ってもこのアペラシオン、現状特級はおろか1級すらない)樹齢が高い3つのclimaの計算し尽くしたであろうアッサンブラージュ。 穏やかなバルサミコ系の酸味と柔らかい梅香とミドルトーンの赤系果実がトップーノーズ。果実…
Marssanay Rose 2016(Bruno Crail)
マルサネロゼ(ブリュノ クレール)ロゼワインは結構好きで産地にこだわり無く気になるものがあれば飲んだり試したりしています。まぁ、昔はペラペラなものも多くなんだこれー❓ということも多かったのですが、嗜好が変化したのかそれともそもそも期待値のハードルが下がったのかアペロとしてーという限定で何でも美味しく飲めてしまう自分がいます。因みにワイン好き女子がたまに言われるロゼの色を見て"キュン"とした事は当方1度もないです。笑閑話休題このロゼワインは某誌で知った記憶ではブルゴーニュで1番古くから使われているロゼとの事。もみろん凄みはないのですが、なかなかしっかりとした構造を持っていて雑味なども無く綺麗にま…
Marsannay Les Longeroies2019(H.Charlopin)
マルサネ ロンジュロワ(エルヴェ シャルパン)今、少し話題を振りまいているこの作り手ー、まぁ、なんといっても価格が安く、パスグラ、コトーブルギニョン以下の価格で村名ワインが飲めてしまう。アペラシオンを考えても安い、安すぎる… 本来はフィサンが良さそうなのですがそちらはsold out。ということでこちらを頂きました。開けたてはー、、、ん?黒い…というかサンテミリオンみたいな香りがする。笑 そこからスワリングするとブルゴーニュらしいさが出てきますが黒系果実や紫のプルーンなどを連想させるしっかりとしたかおり。 味わいはタンニンがうまく処理されていて、そこまで重苦しく感じないですが重心低い味わいは若…
Marsannay Clos du Roy2020(H.Charlopin)
マルサネ クロデュロワ(エルヴェ シャルロパン)しばらく前にスポーツ医学誌を読んでいて、痛みというものがとても長引いてしまうと、その痛みが実際に治癒していたとしても、脳にその痛みの残滓が残っていて治っているのに痛みを感じてしまうと言うのを読んでなるほど、と思ってしまったところがあります。実際当方も帯状疱疹からくる頭痛に苦しめられて明らかに治っているのにかなり長い間チクチクシクシク痛むなと言う経験があります。ちなみに人間の鼻は脳の一部だったという説もあり、これが本当なら思い出の香りは脳髄直結系となり、懐かしい香りを嗅いでノスタルジックになるというのも、頷けます。 例えばワインにちょっとでもナチュ…
マルサネ ルージュ(トラぺ)2019年のブルゴーニュ赤は今飲んでのバランスの良さ味わいの乗り方、将来性も有望と感じる部分が多いです。広域、村名は今飲んでも美味しく、1級もポテンシャル飲みになってしまいますがそれでも隠しきれない要素が出ていて結構美味しく飲めてしまいます。ただしここに来て個人的な懸念点が1つ。正直、書くのも心苦しいのですが、我らが同胞のドメーヌ又はメゾンのワインは疑問符をつけざるえないワインが頻発してしまっていることです。(村名レベル位までの検証ですが)このグレートビンテージにして何故かグレートナチュールビンテージになってしまっている。(ルーデュモンは飲めていないの除外)この自然…