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#4582 わが地球地軸かたむけ来たる時年をあらため事あらたにす
令和7年4月22日(火) 【旧 3月25日 先負】 穀雨・「葭始生(あしはじめてしょうず)」わが地球地軸かたむけ来たる時年をあらため事あらたにす ~窪田空穂(1877-1967)『老槻の下』Photo:アースデイの旗 ~Wikipedia 4月22日は「地球の日(アースデイ)」。1969年にユネ
#4498 日章旗立ちつづきたる町ゆけば みな隣人の家のごと見ゆ
令和7年1月27日(月) 【旧 一二月二八日 先負】 大寒・水沢腹堅(さわみずこおりつめる)日章旗立ちつづきたる町ゆけば みな隣人の家のごと見ゆ ~窪田空穂(1877-1967)『卓状の灯』 『卓状の灯』は1955年9月に上梓された歌集です。その中でこの歌は「年のはじめに」と
#4496 冬空の澄み極まりし青きより現はれいでて雪の散り来る
令和7年1月25日(土) 【旧 一二月二六日 先勝】 大寒・水沢腹堅(さわみずこおりつめる)冬空の澄み極まりし青きより現はれいでて雪の散り来る ~窪田空穂(1877-1967)『泉のほとり』Photo:水沢腹堅(さわみずこおりつめる)~七十二候だより 今日から1月29日までの5日
#4337 枝はなれ地のものとなるくれなゐに染み極まりて照れる楓葉
令和6年11月27日(水) 【旧 一〇月二七日 赤口】 小雪・「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」枝はなれ地のものとなるくれなゐに染み極まりて照れる楓葉 ~窪田空穂(1877-1967)『老槻の下』Photo:枯れ葉が舞う風景 ~photoAC(BLUEAMBERさん) 今日は二十四節気「小
令和6年10月27日(日) 【旧 九月二五日 先負】霜降・霜始降(しもはじめてふる)読本《とくほん》の栞にと我がしたりける銀杏の黄葉を娘の拾ふ ~窪田空穂(1877-1967)『歌集 郷愁』Photo:ハルメク365 今日10月27日(日)から「文化の日」を挟んで1月9日(土)までの2週間は
#4206 日あたりの若葉ほぐるる楢山にあな珍しやちごちごの花
令和6年4月12日(金) 【旧 三月四日 赤口】・清明 鴻雁北(こうがんかえる)日あたりの若葉ほぐるる楢山にあな珍しやちごちごの花 ~窪田空穂(1877-1967)Photo:オキナグサ ~光と風と薔薇と 今日4月12日は窪田空穂のご命日。この歌は神奈川県秦野市の震生湖《しんせい
#4154 春の土もたげて青むものの芽よをさなき物の育つはたのし
令和6年2月20日(火) 【旧 一月一一日 大安】・雨水 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)春の土もたげて青むものの芽よをさなき物の育つはたのし ~窪田空穂(1877-1967)『丘陵地』Photo:Pacoma 二十四節気「雨水」の初候5日間は七十二候の第4候「土脉潤起(つちのしょ
#4039 目的を持たぬ読書のたのしさを老いてまた知る若き日のごと
令和5年10月28日(土) 【旧 九月一四日 仏滅】・霜降・霜始降(しもはじめてふる)目的を持たぬ読書のたのしさを老いてまた知る若き日のごと ~窪田空穂(1877-1967)『木草と共に』 昨日から11月9日までの2週間は読書週間です。10月27日を「読書の日」と定められたのは終戦
#4000 つばくらめ飛ぶかと見れば消え去りて空あをあをとはるかなるかな
令和5年9月19日(火) 【旧 八月五日 赤口】・白露・玄鳥去(つばめさる)歸りかけて又立ち戻る燕哉 ~正岡子規(1867-1902)Photo:ツバメのねぐら入り(平城宮跡) ~なぶんけんブログ 一日遅れましたが、昨日から七十二候の第45候「玄鳥去(つばめさる)」。二十四節気「白
#3982 地はすべて赤き熾火なりこの下に甥のありとも我がいかにせむ
令和5年9月1日(金) 【旧 七月一七日 大安】・処暑・天地始粛(てんちはじめてさむし)大正十二年九月一日地はすべて赤き熾火《おき》なりこの下に甥のありとも我がいかにせむ ~窪田空穂(1877-1967)Photo:YAHOO! 防災カレンダーより 今日は1923年の関東大震災からちょう
#3965 何処むき頭は垂れむ弟よとらはれ死にしシベリアいづへ
令和5年8月15日(火) 【旧 六月二九日 仏滅】・立秋・寒蝉鳴(ひぐらしなく)何処《いづく》むき頭《かうべ》は垂れむ弟よとらはれ死にしシベリアいづへ ~窪田章一郎(1908-2001)『素心蝋梅』Photo:舞鶴港に上陸する翼竜からの帰還兵(1946年)~Wikipedia 1945(昭和20
#3882 泰山木つぼみ日を経て花となり思ひ遂ぐればたちまち衰ふ
令和5年5月24日(水) 【旧 四月五日 友引】・小満・蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)泰山木つぼみ日を経て花となり思ひ遂ぐればたちまち衰ふ ~窪田空穂(1877-1967)『去年の雪』Photo:タイザンボク ~LOVEGREEN 泰山木《タイザンボク》はモクレン科の常緑高木。開花
#3771 しらしらと障子をとほす冬の日や室に人なく臘梅の花
令和5年2月2日(木) 【旧 一月十二日 赤口】・大寒・鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)臘梅の花臘梅の花を透かす ~後藤比奈夫(1917-2020)Photo:ロウバイ ~みんなの園芸(NHK) 1月から2月頃にかけて花を咲かせる蝋梅《ロウバイ》は中国原産の落葉低木です。故に
令和4年9月23日(金) 【旧 八月二八日 大安】・秋分・雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)秋分の日の電車にて床にさす光もともに運ばれて行く ~佐藤佐太郎(1909-1987)『帰潮』Photo:初秋の杉並木から流し撮りした東武鉄道日光線 ~鉄道ホビタス(P:森本裕之) 秋
令和4年9月4日(日) 【旧 八月九日 仏滅】・処暑・禾乃登(こくものすなわちみのる)あはれなる秋海棠の花のさく九月の日ともなりにけるかな ~窪田空穂(1877-1967)『濁れる川』Photo:シュウカイドウ ~静かな時が流れる「風の庭」 秋海棠《シュウカイドウ》は江戸時代
令和4年6月6日(月) 【旧 五月八日 赤口】・芒種・蟷螂生(かまきりしょうず)ごんごんと芒種の水を飲み干せり ~夏井いつき(1957-)Photo:小麦 ~SMART AGRI 今日は二十四節気9番目の「芒種(ぼうしゅ)」。『暦便覧』には「芒《のぎ》ある穀類、稼種する時なり」とあり、
令和4年5月17日(火) 【旧 四月一七日 友引】・立夏・竹笋生(たけのこしょうず)新緑の低き庭木にさす朝日ひかりとかげの濃き綾を織る ~窪田空穂(1877-1967)Photo:【新緑】水辺と光の写真 ~エピモク 「五月」と言っても新暦と旧暦では大違い。新暦の五月は風薫るさわ
令和4年4月12日(火) 【旧 三月一二日 友引】・清明・鴻雁北(こうがんかえる)眼閉《とざ》せど浮かみもかぬる面影や君は春吹く微風《そよかぜ》のごと ~窪田空穂(1877-1967)『まひる野』Phoro:窪田空穂記念館 ~イグレックの大学物語その後 窪田空穂《くぼたうつぼ》
令和4年4月9日(土) 【旧 三月九日 大安】・清明・玄鳥至(つばめきたる)チューリップを幾百種類咲かしめて朝明るき公園の道 ~細川謙三(1924-)Photo:ハウステンボス(長崎県佐世保市) チューリップはユリ科チューリップ属の植物です。和名の鬱金香《うこんこう》はウ