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#3746 誰をかもしる人にせむ高砂の松もむかしの友ならなくに
令和5年1月8日(日) 【旧 一二月一七日 仏滅】・小寒・芹乃栄(せりすなわちさかう)末寺とて七草までを休みをり ~神蔵器《かみくらうつわ》(1927-2017)Photo:高砂神社の五代目「相生松」(兵庫県高砂市)~ゆき逢い旅日記 七草の行事を終えた今日は「正月事納め」。12
#3740 年ごとに生ひそふ竹の代々を経て変らぬ色を誰とかは見む
令和5年1月2日(月) 【旧 一二月一一日 仏滅】・冬至・雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)年ごとに生ひそふ竹の代々を経て変らぬ色を誰とかは見む ~紀貫之 『新古今和歌集』 巻7-0715 賀歌年ごとに生えて増えてゆく竹の、幾世代を経ても変わらないこの色をどなたのことだと
#3737 我が待たぬ年はきぬれど冬草の枯れにし人はおとづれもせず
令和4年12月30日(金) 【旧 一二月八日 先勝】・冬至・麋角解(おおしかのつのおつる)我が待たぬ年はきぬれど冬草の枯れにし人はおとづれもせず ~凡河内躬恒 『古今和歌集』 巻6-0338 冬歌待ってもいない年が来るというのに、冬草が枯れるように人が訪れることもない。Phot
#3728 久しくもなりにけるかな住之江の松は苦しきものにぞありける
令和4年12月21日(水) 【旧 一一月二八日 友引】・大雪・鮭魚群(さけのうおむらがる)久しくもなりにけるかな住之江の松は苦しきものにぞありける ~詠み人しらず『古今和歌集』 巻15-0778 恋歌五あなたと逢えないで久しくなりました。住之江の松ではないけれどあなたを待つ
令和4年10月21日(金) 【旧 九月二六日 仏滅】・寒露・蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)白露の色は一つをいかにして秋の木の葉を千ぢに染むらむ ~藤原敏行 『古今和歌集』 巻5-0257 秋歌下白露の色は一色なのに、どのようにして秋の木の葉を様々な色に染めるのであろうか。Ph
令和4年9月28日(水) 【旧 九月三日 大安】・秋分・蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)秋の野に人まつ虫の声すなり我かと行きていざ訪《とぶら》はむ ~詠み人しらず 『古今和歌集』 巻4-0202 秋歌上秋の野に人を待つという松虫の声が聞こえる。私を待っているのだろうか
令和4年9月24日(土) 【旧 八月二九日 赤口】・秋分・雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)あふことは雲ゐはるかになる神の音に聞きつつ恋ひ渡るかな ~紀貫之 『古今和歌集』 巻11-0482 恋歌一逢うことは叶わず、雲の彼方で轟く雷の音を聞くように、噂だけをたよりに恋
令和4年9月11日(日) 【旧 八月一六日 大安】・白露・草露白(くさのつゆしろし)君やこむ我やゆかむのいさよひに真木の板戸もささず寝にけり ~詠み人しらず 『古今和歌集』 巻14-0690 恋歌四あなたが来るか、私が行こうかとためらっているうちに十六夜《いざよい》の月が出
七五調の謎をとく―日本語リズム原論 作者:坂野 信彦 大修館書店 Amazon クラリネット五重奏曲といえばモーツァルトとブラームスだろう。モーツァルトは1789年(33歳、死の2年前)に「クラリネット五重奏曲 イ長調」を、ブラームスは1891年(58歳)に「クラリネット協奏曲 ロ短調」を発表した。 いずれも至高の傑作だが、その趣きははっきり異なる。モーツァルトの作品は雅やかな気品を湛えてゆるぎなく、明るくのびやかで屈折がない。対してブラームスの作品は際立って優美でありつつ、内省的で繊細な雰囲気を強くまとっている。このふたつの作品に対する吉田秀和の批評は核心を突いて容赦がなく、ブラームスが気の…
今日は百人一首の日なのですね。百人一首といえば、かるた取りです。幼少の頃は、家族でやったものです。因みに百人一首の中で僕の一番好きな歌はコレです。[902]ひ…
楽しい時間はすぐに終わってしまいますね…[902]ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ~紀友則・古今和歌集 2-84↓超・超訳↓ ※あく…
「もうやめた!!」って諦められたら、楽になれるのでしょうか?[901]散りぬれば 恋ふれどしるし なきものを 今日こそ桜 折らば折りてめ~詠み人知らず・古今和…
恋の行く末を暗示しているかのようです…[899]たれこめて 春のゆくへも 知らぬまに 待ちし桜も うつろひにけり~藤原因香・古今和歌集 2-80↓超・超訳↓ …