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第六十四候 12/22〜12/26 乃東生 なつかれくさしょうず 靫草が芽を出す時期 初瀬川足早に去る冬の寺 法起院の次にお参りしたのは長谷寺 創建は奈良時代、8世紀前半と推定される ご本尊は十一面観世音菩薩 国宝に指定されている本堂は、小初瀬山の中腹にぐいと張り出した懸造り(舞台造り) 登廊も趣があって、とても素敵です 年中花が楽しめ「花の御寺」と言われています そして長谷寺は紀貫之があの有名な和歌を詠んだお寺です 百人一首にも収められている 人はいさ 心もしらずふるさとは 花ぞ昔の香ににほひける 「花ぞ」の花が長谷寺の梅の花だそうです 歌碑があります 紀貫之の他にも、万葉集(詠人知らず)、…
#3920 躍り入り抜手切れどもここの海の渦巻く潮の力深しも
令和5年7月1日(土) 【旧 五月一四日 赤口】・夏至・菖蒲華(あやめはなさく)寄せる波大きく返す海開 ~稲畑汀子(1931-2022) 梅雨が明けた沖縄では既に海水浴シーズンに入っていますが、その他の地方では今日、7月1日が「海開き」。昨日からあいにくのお天気ながら、コロ
【ブログ記事との向き合い方】「不易流行」「序破急」「守破離」 心構えを考える
< 「ブログ道」? いやいや そこまでのことを言えるような者ではござんせん 考えるだけです > もちろん、いろんな考え方があって、単にブログ記事を書くって言っても、その行為をする自分との向き合い方も人それぞれだと思います。 数いるブログ運営者の中には、記事を書き続けることに煮詰まってしまっていたり、最近ちょっと記事を書くことから遠ざかってしまっているなあっていう人も少なくないと思われます。 今回は、記事の書き方とか、記事ネタの見つけ方っていうことからはちょっと離れて、まあ、ブログに限らないんですけど、記事を書くにあたっての心構え、みたいなものを、昔の人に倣いながら考えてみたいと思います。 散文…
にほんブログ村 一昨日3/3高知入り先週に続いてのロングドライブのせいか現在、腰がヤバいっすランチで寄った村の駅ひだかでは野菜や果物で造ったお雛様が 夕方から…
#3793 三輪山をしかも隠すか春霞人に知られぬ花や咲くらむ
令和5年2月24日(金) 【旧 二月五日 赤口】・雨水・霞始靆(かすみはじめてたなびく)三輪山をしかも隠すか春霞人に知られぬ花や咲くらむ ~紀貫之(872-945)『古今和歌集』 巻2-0094三輪山をそんなふうに隠すのか春霞よ。きっと人に知られぬ花が咲いているのだろうな。Phot
#3740 年ごとに生ひそふ竹の代々を経て変らぬ色を誰とかは見む
令和5年1月2日(月) 【旧 一二月一一日 仏滅】・冬至・雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)年ごとに生ひそふ竹の代々を経て変らぬ色を誰とかは見む ~紀貫之 『新古今和歌集』 巻7-0715 賀歌年ごとに生えて増えてゆく竹の、幾世代を経ても変わらないこの色をどなたのことだと
#3737 我が待たぬ年はきぬれど冬草の枯れにし人はおとづれもせず
令和4年12月30日(金) 【旧 一二月八日 先勝】・冬至・麋角解(おおしかのつのおつる)我が待たぬ年はきぬれど冬草の枯れにし人はおとづれもせず ~凡河内躬恒 『古今和歌集』 巻6-0338 冬歌待ってもいない年が来るというのに、冬草が枯れるように人が訪れることもない。Phot
令和4年11月4日(金) 【旧 一〇月一一日 友引】・霜降・楓蔦黄(もみじつたきばむ)遠つおやのいつき給へるかずかずの 正倉院のたからを見たり ~昭和天皇(1901-1989) 一昨日、第74回正倉院展に行ってきました。この日の奈良公園は児童、生徒、学生の団体と海外からの観
「辞世」の和歌や俳句などに見る死に直面した人の心の風景(その4)平安時代
団塊世代の私も73歳を過ぎると、同期入社した人や自分より若い人の訃報にたびたび接するようになりました。そのためもあってか、最近は人生の最期である「死」を身近に感じるようになりました。「あと何度桜を見ることができるのだろうか」などと感傷に耽っ
令和4年10月13日(木) 【旧 九月一八日 友引】・寒露・菊花開(きくのはなひらく)露ながら折りてかざさむ菊の花おいせぬ秋のひさしかるべく ~紀友則 『古今和歌集』 巻5-0270 秋歌下露を残したまま手折って髪飾りにした菊の花。老いることのない秋が久しくありますように。
令和4年9月24日(土) 【旧 八月二九日 赤口】・秋分・雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)あふことは雲ゐはるかになる神の音に聞きつつ恋ひ渡るかな ~紀貫之 『古今和歌集』 巻11-0482 恋歌一逢うことは叶わず、雲の彼方で轟く雷の音を聞くように、噂だけをたよりに恋
西日本完乗への道-三重滋賀編(24) 坂本ケーブル もたて山駅 ~恐怖の板張り傾斜ホーム~
ほうらい丘駅から再び坂本ケーブルを登ります。車内には荒井由実の「やさしさに包まれたなら」のオルゴールが流れます♫オリジナルが上がってないのでDTMのインストを紹介。カントリー風のアルバムバージョンです。 →→【YouTube】荒井由実/やさしさに包まれたなら ~DTM Instrumental Sound~後方展望。中間地点に差し掛かったところで下りと列車交換。更にはトンネルを抜けていきます。基本的に森の中を走りますが、時折視界が...
紀貫之の『土佐日記』の有名な冒頭部分。高校で古文の時間に習って、すごく気になりました。男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。 〈現代語訳〉 男のひともするという日記というものを、女の私も試しに書いてみようと思うのよね。紀貫之は、今日でいうところのトランスジェンダーなのかなって思います。というかこの作品は、女性目線で書かれています。言い方をか変えるとこの物語を書いた紀貫之は、自分自...