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#4324 河風のすずしくもあるかうちよする浪とともにや秋はたつらん
令和6年8月7日(水) 【旧 七月四日 仏滅】・立秋 「涼風至」(すずかぜいたる)河風のすずしくもあるかうちよする浪とともにや秋はたつらん ~紀貫之(872-945)『古今和歌集』巻4-0170 秋歌上川風が涼しく吹いている。その風に打ち寄せられて立つ波と共に秋は立つのだろう
#4255 長崎の麥の秋なるくもり日にわれひとりこそこころ安けれ
令和6年5月31日(金) 【旧 四月二四日 先負】・小満 麦秋至(むぎのときいたる)麦秋の中なるが悲し聖廃墟 ~水原秋桜子Photo:麦秋 ~AERAdot 二十四節気「小満」の末候5日間は、七十二候の第24候「麦秋至(むぎのときいたる)」。麦が熟して、薫風に黄金色の穂波がそよぎ
令和6年2月16日(金) 【旧 一月七日 先勝】・立春 魚氷上(うおこおりをいずる)春一番の思いよ届け青空はあなたに続く色の階段 ~俵万智(1962-)Photo:髪が乱れる埴輪くん ~photoAC(桃色小粒さん) 昨日2月15日には気象庁から関東・北陸・四国地方に春一番が吹いたと
#4032 人すまぬ不破の関屋の板廂あれにしのちはただ秋の風
令和5年10月21日(土) 【旧 九月七日 先負】・寒露・蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)旗じるしひしめきし野の柿日和 ~水原秋櫻子(1892-1981) 秋櫻子が「関ケ原の戦い」の古戦場を訪れた際に詠んだ句。石田三成の「大一大万大吉」や徳川家康の「三つ葉葵」の旗印が目に浮か
#3847 書きかけてしばし躊躇の躑躅の字行きては戻る季節に咲けリ
令和5年4月19日(水) 【旧 閏二月二九日 赤口】・清明・虹始見(にじはじめてあらわる)春愁のかぎりを躑躅燃えにけり ~水原秋桜子(1892-1981)Photo:ツツジ ~くるまのニュース 葉桜の下にもう赤紫の躑躅《ツツジ》が咲いていました。ツツジという呼称は、よく似た皐月