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『愛国百人一首』の選定された34首目は藤原良経です。これより鎌倉時代の歌となります。(著者所持の『愛国百人一首』の藤原良経の絵札) 昔 た れ …
#4034 荒熊のすみける谷をとなりにて都にとほき柴の庵かな
令和5年10月23日(月) 【旧 九月九日 大安】・寒露・蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)荒熊のすみける谷をとなりにて都にとほき柴の庵かな ~藤原良経(1001-1058)『秋篠月清集』 十題百首荒々しい熊が住むような谷のそばにある、都とはほど遠い柴葺きの庵だよ。Photo:HBC北
#4032 人すまぬ不破の関屋の板廂あれにしのちはただ秋の風
令和5年10月21日(土) 【旧 九月七日 先負】・寒露・蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)旗じるしひしめきし野の柿日和 ~水原秋櫻子(1892-1981) 秋櫻子が「関ケ原の戦い」の古戦場を訪れた際に詠んだ句。石田三成の「大一大万大吉」や徳川家康の「三つ葉葵」の旗印が目に浮か
#3741 あらたまの年をくもゐに迎ふとて今日もろひとに神酒たまふなり
令和5年1月3日(火) 【旧 一二月一二日 大安】・冬至・雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)なすとなくするともなしに三ケ日 ~井上井月《いのうえせいげつ》(1822?-1887)Photo:nippon.com 今年の元日は日曜日でした。国民の祝日なので2日は振替休日。したがって1月3日は
令和4年9月18日(日) 【旧 八月二三日 赤口】・白露・玄鳥去(つばめさる)巣を恋ふる心よいかにつばくらめかへる野中の秋の夕風 ~藤原良経 『秋篠月清集』巣を懐かしく思う気持ちは如何ばかりであろうか、帰ってゆく野中に秋の夕風が吹いている。Photo:平城宮跡・ツバメの
令和4年7月12日(火) 【旧 六月一四日 先勝】・小暑・蓮始開(はすはじめてひらく)蓮の香や水をはなるる茎二寸 ~与謝蕪村Photo:蓮の花 ~おおしま屋 鬼嫁ブログ 今日は「小暑」の次候にあたる七十二候の第32候「蓮始開(はすはじめてひらく)」。蓮の花が開き始める頃です
令和4年4月4日(月) 【旧 三月四日 赤口】・春分・雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)全滅の虎林にため息ほどの風 ~折笠美秋(1934-1990)Photo:2022年4月3日の記憶 「虎林《フーリン》」は中国、黒龍江省東部の地名で、昔から中国とロシアの間で国境紛争が絶え