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#4166 ひとづてに聞きしことばはかなしくて木馬の耳がとほくひかるよ
令和6年3月3日(日) 【旧 一月二三日 大安】・雨水 草木萠動(そうもくめばえいずる)聞き耳を冷たき耳に立てざらむ ~相生垣瓜人(1898-1985)『明治草』Photo:うさぎとの暮らし大百科 3月3日は桃の節句、ですが他に何かないか探してみるとありました。「耳の日」です。
#4034 荒熊のすみける谷をとなりにて都にとほき柴の庵かな
令和5年10月23日(月) 【旧 九月九日 大安】・寒露・蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)荒熊のすみける谷をとなりにて都にとほき柴の庵かな ~藤原良経(1001-1058)『秋篠月清集』 十題百首荒々しい熊が住むような谷のそばにある、都とはほど遠い柴葺きの庵だよ。Photo:HBC北
#3925 はなびらの迷路のなかを彷徨へる薔薇苑の蟻想ふ昼すぎ
令和5年7月6日(木) 【旧 五月一九日 大安】・夏至・半夏生(はんげしょうず)はなびらの迷路のなかを彷徨へる薔薇苑の蟻想ふ昼すぎ ~大塚寅彦(1961-)Photo:結婚スタイルマガジン バラがバラ科バラ属であることは当たり前ですが、バラ属の総称として使われているのため
#3824 けがさじとおもふ御法のともすれば世わたるはしと成るぞかなしき
令和5年3月27日(月) 【旧 閏二月六日 先勝】・春分・桜始開(さくらはじめてさく)けがさじとおもふ御法《みのり》のともすれば世わたるはしと成るぞかなしき ~千利休(1522-1591)穢すまいと尊ぶ道なのにそれを世渡りの術としてしまったわが身の哀しさよ。Photo:千利休像
#3752 奥山の菅の葉しのぎ降る雪の消なば惜しけむ雨な降りそね
令和5年1月14日(土) 【旧 一二月二三日 仏滅】・小寒・水泉動(しみずあたたかをふくむ)奥山の菅の葉しのぎ降る雪の消なば惜しけむ雨な降りそね ~大納言大伴卿 『万葉集』 巻3-0299 譬喩歌奥山の菅の葉を覆って降る雪が消えるのは惜しいことだ。雨よ降らないでおくれ。
令和4年6月29日(水) 【旧 六月一日 赤口】・夏至・菖蒲華(あやめはなさく)ふりやめばすなはち乾く土ぼこり夾竹桃のみどり厚葉に ~川田順(1882-1966)Photo:三宝公園のキョウチクトウ ~堺市堺区 わたしの家のすぐ近くにある「三宝公園」の道路沿い、毎年この時期にな