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#3920 躍り入り抜手切れどもここの海の渦巻く潮の力深しも
令和5年7月1日(土) 【旧 五月一四日 赤口】・夏至・菖蒲華(あやめはなさく)寄せる波大きく返す海開 ~稲畑汀子(1931-2022) 梅雨が明けた沖縄では既に海水浴シーズンに入っていますが、その他の地方では今日、7月1日が「海開き」。昨日からあいにくのお天気ながら、コロ
#3842 逢ひ見てののちの心にくらぶれば昔は物も思はざりけり
令和5年4月14日(金) 【旧 閏二月二四日 先勝】・清明・鴻雁北(こうがんかえる)御匣殿に初めてつかはしける今日そゑに暮れざらめやはと思へどもたへぬは人の心なりけり ~藤原敦忠(906-943)『後撰和歌集』 巻12-0882 恋歌四あなたと結ばれた今日だからと言って、日が暮れ
#3835 散り散らず聞かまほしきをふるさとの花見て帰る人も逢はなむ
令和5年4月7日(金) 【旧 閏二月一七日 赤口】・清明・玄鳥至(つばめきたる)散り散らず聞かまほしきをふるさとの花見て帰る人も逢はなむ ~伊勢(872?-938?)『拾遺和歌集』 巻1-0049 春歌散ったのかまだ散ってないのかお聞きしたいのですが、ふるさとの桜を見て帰ってく
#3796 百くさに八十くさそへて賜ひてし乳房のむくい今日ぞ我がする
令和5年2月27日(月) 【旧 二月八日 先負】・雨水・霞始靆(かすみはじめてたなびく)百《もも》くさに八十《やそ》くさそへて賜ひてし乳房のむくい今日ぞ我がする ~行基(668-749)『拾遺和歌集』 巻20-1347 哀傷歌百石に八十石を添えてお乳を与えて下さった母上の乳房への
令和4年9月30日(金) 【旧 九月五日 先勝】・秋分・蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)秋深み恋する人の明かしかね夜を長月といふにやあるらん ~凡河内躬恒 『拾遺和歌集』 巻9-0523 雑歌下秋が深まり、恋する人は眠れずに夜を明かしてしまう。そんな夜を長月と言ったのだ