メインカテゴリーを選択しなおす
#4189 今やかの三つのベースに人満ちてそゞろに胸のうちさわぐかな
令和6年3月26日(火) 【旧 二月一七日 赤口】・春分 桜始開(さくらはじめてさく)虹の環を以て地上のものかこむ ~山口誓子(1901-1994)Photo:山口誓子が晩年の居宅跡煮立てられた句碑(兵庫県西宮市苦楽園)~西宮流 俳人山口誓子が亡くなったのは平成6年3月26日。今
#4063 いと酢き赤き柘榴をひきちぎり日の光る海に投げつけにけり
令和5年11月21日(火) 【旧 一〇月九日 赤口】・立冬・金盞香(きんせんこうばし)いと酢き赤き柘榴をひきちぎり日の光る海に投げつけにけり ~北原白秋(1885-1942)Photo:ザクロ ~photoAC (mayuko_Nさん) 柘榴《ザクロ》はミソハギ科ザクロ属の落葉樹で古くから観賞
#4044 一身の衰余を透かす月下美人しろくかをりてわが掌に余る
令和5年11月2日(木) 【旧 九月一九日 先負】・霜降・霎時施(こさめときどきふる)一身の衰余を透かす月下美人しろくかをりてわが掌に余る ~大滝貞一(1935-2016)『枯野舟』Photo:ゲッカビジン ~tenki.jp 「月下美人」とはなんとも艶めかしい名前の植物です。サボテン
#4006 彼岸花咲ける間の道をゆく行き極まれば母に会ふらし
令和5年9月25日(月) 【旧 八月一一日 赤口】・秋分・雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)彼岸花咲ける間《はざま》の道をゆく行き極まれば母に会ふらし ~上皇后美智子(1934-)『瀬音』Photo:亀岡市曽我部の彼岸花(京都府)~tenki.jp 彼岸花はヒガンバナ科の多年
令和5年7月24日(月) 【旧 六月七日 赤口】・大暑・桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)曇り日の桐の梢に飛び来り蜩《かなかな》鳴けば人の恋しき ~北原白秋(1885-1942)『桐の花』Photo:桐の木 ~庭木図鑑 植木ペディア 二十四節気「大暑」の初候5日間(7月23-27日)
#3905 あまつ日の強き光にさらしたる梅干の香が臥処に入り来
令和5年6月16日(金) 【旧 四月二八日 先勝】・芒種・梅子黄(うめのみきばむ)梅の実の黄ばめるを食ふわが妻と ~山口誓子(1901-1994)Photo:瓶に入った完熟梅 ~photoAC(Kentaro55さん) 今日は七十二候の第27候「梅子黄(うめのみきばむ)」。二十四節気「芒種」の末候
#3659 森出でてあをき五月の太陽を見上ぐる額のなにぞ重きや
令和5年5月1日(月) 【旧 三月一二日 友引】・穀雨・牡丹華(ぼたんはなさく)森出でてあをき五月の太陽を見上ぐる額《ぬか》のなにぞ重きや ~若山牧水(1885-1928)Photo:新緑と太陽と空 ~photoAC 今日から五月。気候的には一年で最も過ごしやすいというイメージがあり
#3719 雪はもう降らないのかとシロクマに訊かれる冬だ 答えなんてない
令和4年12月12日(月) 【旧 一一月一九日 大安】・大雪・熊蟄穴(くまあなにこもる)熊の子が飼はれて鉄の鎖舐む ~山口誓子(1901-1994)『一隅』Photo:ニホンツキノワグマの親子 ~毎日新聞 今日は七十二候の第62候、「熊蟄穴(くまあなにこもる)」。二十四節気「大雪」
令和4年7月16日(土) 【旧 六月一八日 大安】・小暑・蓮始開(はすはじめてひらく)宗達の屏風ありやと鉾町をめぐりて歩く京の宵山 ~吉井勇(1886-1960)Photo:屏風祭(吉田家住宅) ~マン・レイと余白で 祇園祭は7月1日から一ヶ月にわたって行われています。今日16日は