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悲しみが血となり苦しみが肉となるあなたを愛することはその血肉を見つめ受け容れること「愛してる」と安易に口にすることは虚しい風が吹くばかりわたしにはできないだから せめて野生の獣のようにあなたの傷を舐めてあげるそれで少しでもあなたの傷が癒えるならわたしはいつでも獣になるあなたの傷を舐めるためにわたしはいつでも獣になる#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...
母なる月に見守られわたしは過去へ返る返る過去に返ったわたしのそばにはあなたがいた二人ベッドの海で揺れ合ってときに荒波にときにさざ波に揺れ合って季節も時も何もかも二人のためだけにあるものと思ってた幻想は幻想と気づかないから美しくそして悲しいやがて東の空が紅桔梗に染まる頃幻想は月と一緒に消えて消えてあなたも海も一瞬にして消えた#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#悲しみ...
顔を覆った両手から染み出て来るのは後悔ばかり悔いても何も始まらないそう言わないでわかってるから宵の町アパートの窓店の看板地上に星がともる頃わたしの心は淫らに萌える静寂という饗宴の席観客不在の舞台上体を波打たせてはひとり踊って綺麗ねと悔い 取り戻して呟いている#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#悲しみ...
わたしの中から流れ出た赤い雫今では消えた赤い雫あの赤い雫が子猫をそっと抱くように愛おしく悲しい少女のわたしのまだ柔らかだった肌につたって落ちたあの雫もう会うこともない赤い雫色褪せた昔々が仄かに染まるあの雫さようなら少女だったわたし#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
わたしの秘密誰にも言えないわたしの罪夜ごと夜ごとの枕元責めつづけられる夢の中罪の寝床に横たわり寝汗に罪の大きさを知るもしも許されるならこの罪をわたしのいのちと引き換えに遠くの海の底の底にそっと沈めて藻屑と消えたい枕元#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ#いのち...
わたしはいつもあなたの手のひらで転がされていた海を持つあなたの前でわたしはせいぜい小さな貝殻でもあなたに転がされるのが嬉しくてそれはまるで母に抱かれた赤子のようで限りない安心と柔らかな快感に満ちていたなのになぜ別れが来てしまったの?あなたの手のひらから零れ落ちたわたしは捨て子のように行き場を失くして不安だらけの夜の闇の中であてどもなくさまようもう一度あなたが欲しい#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#...
抱きしめられた記憶がないと世界を信じられないの陽射しに埋もれるほどに抱きしめられて初めて人は世界に出てゆけるの抱きしめられたその支えがないわたしは幾つになっても世界が怖いまま愛に飢えて飢えてこの心に一滴の水さえもなくなってしまうの一滴の水さえも#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#生きる#悲しみ...
わたしの中の幼いわたしがいつも叫んでる恋しいよ寂しいよ抱いてよとわたしの内側から胸を叩く満たされなかった感情が心の奥から突き上げるすっかり孤児のようになってすっかり愛情乞食になって冬の心のまま母の匂いばかり追いかけている#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...
悲劇しかない人生なんてむしろ 喜劇悪運つづきの無限ループ終わらない日常悲劇の舞台といえどいつだってドサまわりの三文芝居どんな汚れ役でも演じ切るしかないの厚塗りをしたドーランとメイクが全然落ちなくて泥色の涙をこぼして泣く黒い涙をこぼして泣く素顔の自分を失くしたのなのにまだ緞帳が降りないなんて#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...
死者の骨を断ち肉を削ぎ粉々に砕き沢山の魂を踏み固めて作った土台に「文明」と言う名のご立派な家を建てるそんな暮らしは快適ですか?我が家はボロいお家だけれど自分の足元に埋められた魂をわたしは忘れたくないだから哀しいままのお家寂しいままのお家に住むの死者の魂を慰めるために死者の魂にごめんなさいと言うために#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
泣かないで って言うよりも存分に泣いていいのよって言ってあげたいがんばってって言うよりも無理してがんばらなくていいのよって言ってあげたい変わりやすいこの春の気候のように人の心も移ろいやすい雨粒に打たれてそれでも散らずにいる野の花もあれば微かな風に散ってしまう花もある人も同じ心底強い人なんかいない健気に咲く花を風から守るようにできるだけその人の丸ごとを受け容れられる者でありたい#ネガティブのままでい...
雨音が聞こえる雨音が聞こえる路面を叩く雨音が聞こえる雨音が聞こえるとわたしは安心する安心してこの豪雨の分だけ泣き叫べるから安心して絶叫できるからわたしの声音を雨音がかき消してくれるから今日は思い切り泣き叫べる今日は思い切り絶叫できるどんなに叫びたくても大人 というレッテルを貼られるといつだって堪えるしかないからでも雨の日だけは子どもに戻って泣き叫べる絶叫できる春のひと夜#ネガティブのままでいい#現代...
海の青はいのちの色赤い血が流れ流れて安らかな吐息と混ざると海は次第に青くなる流したいのちの赤い血と流した涙を海が抱いてその優しさが青になる何万年も昔から海は沢山のいのちを抱いて抱いて抱きしめて来たから赤から次第に青になった優しい青に透明な青に流した血が海に流れ安らかな吐息がひっそりとあちこちから漏れる度海はその青さを増す海はいのちをそっと抱く#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#...
少女みたいな恋をして少女みたいに弾けて笑って少女みたいに夢を見てこの乾いた唇をすっかり忘れていたのこの濁った瞳をすっかり忘れていたのふと手鏡に映った自分の顔が哀しい錯覚を消し去ったきらめく春色の瞬間のままでただあなたが好きだったの哀しい錯覚そして戻って来たのはまるでもぐらの寝床のような色褪せた日常#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
遠く遠くのあの空に紡いだ言葉を花びらと風と一緒に解き放つわたしの言葉は雨になり歩く人々濡らすだろうわたしの言葉は雲になり形を変えて揺らぐだろうわたしの言葉はわたしを超えて春と戯れ自在になって季節の合間を舞うだろうわたしの言葉はわたしを超えていつの日か誰のものにもなるだろう#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
へその緒で首を吊るわたしの中で鳴きわめく野生のわたしをなだめすかしながら野生のわたしはこのわたしよりずっと鋭い人を見抜き風を読むその野生の叫びのままへその緒で首を吊る#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...
社会から乖離した孤島でひとりどこにいるの?わたしは一体どこにいるの?ひとりだと自分が見えなくなるその存在が消えてなくなる全てが虚構全てがまぼろしわたしはただ悪夢を見ているだけ目覚めたらきっと眩しい朝の光が見えるなのに目覚めない目覚めない独りぼっちの闇へ落ちる途方もなくひとり#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
心に負った傷はあなたで癒やすあなたが消えた今わたしはどうやってこの傷を癒やせばいいの?痛い痛いよあなたを探す遠い記憶の果てにまだいるはずのあなたを探すあなた色の海にまだいるはずのあなたを探すいつもいつもあなたの優しさばかりせがんでいたからあなたは消えてしまったの?わたしの傷はあなたで癒やしあなたの傷はわたしが癒やして来たつもりだったけどそれはわたしの自惚れだったの?ごめんなさいごめんなさいもう帰っ...
溢れて来る溢れて来る切なさが悲しさがわたしの中にいる産まれ出たのに産声をあげられなかったわたしがここにいるよここにいるよと声の出ない産声を必死であげようとしているそんな無垢な自分まだ何色にも染まっていなかった自分がわたしの中にいる産声をあげなくては思い切り泣き声をあげなくては泣いていいんだよ泣いていいんだよと言って聞かせて小さく泣くことしかできなくてそれでも必死で自分の存在を伝える#ネガティブのま...
涙の海の 底深く あなたとの思い出は そっと 沈めたい 青い雫は 密やかに 波の音さえ 立てることなく 沈めたい 愛なんて そんな言葉で語れない 悲しい思い出だけだから 私の唇は もうすっかり 色褪せた 涙の海の 底深く密やかに ただ 密やかに #ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#悲しみ...
ほんとのことは誰にも言えないだから嘘で塗り固められるだけ塗り固めて酔いどれたちの棲む街のネオンになって輝く酔いどれたちは塗り固めた嘘で喜んでくれるからほんとのことは誰にも言えないだから霞の空になって星たちを隠す星たちはどんなに隠されても必ずその向こうで輝いてくれるからほんとのことは誰にも言えないでもあなたにだけは知って欲しかった#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
この心に入りきらないほどの苦しみが溢れ出て来てどこへ流していいのかわからない人のせいにできない外にぶつけられないじゃあ一体どうしたらいいの?ひたすら封印して来た苦しみの記憶がもう入りきらないもう入りきらないとわたしの中で泣き叫んでる夕陽の空は出口を求めて溢れ出たわたしの苦しみの血の色せめて愛してるよと言って欲しいそれが贅沢だと言うのならひとりじゃないよと言って欲しいその言葉さえもらえたらわたしはま...
わたしはわたしを現実から切り離して妄想のヒロインになって自分自身を慰める心の自慰行為はもうわたしの習性でバッドエンドでもハッピーエンドでもどっちでもいいただ わたしはいつも美しいわたしはいつもこの世界の主役くだらない妄想で自分自身を慰めるこの顔に深いしわやしみが刻印された現実から束の間 逃げるわたしは少女になるのわたしは赤ん坊にもなるの自慰行為なしじゃつら過ぎて生きられないの#ネガティブのままでい...
お腹に宿した胎児を暖めるように大事に大事にもう一人のわたしを暖める流れ出てしまわぬように悲しみに感染しないように苦しみが伝わらぬように今度こそ世界を信じられる自分を産み落とすつもりで大事に大事に暖めるこのわたしが世界に出た瞬間の産声をみんなに聞いてもらえるように大事に大事に暖める#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
この部屋は何十年も変わらないぽっかりと闇に浮かぶ孤島だれかだれかと叫んでも誰もいないこの部屋の扉の鍵を失くしたのただ「あの頃」の虜になって朽ち果てるのを待っているそれじゃ駄目なのに扉を開けて外へ出なきゃいけないと知っているのにその先が見えないから「あの頃」を抱きしめるしかないの前を向きなさいと言われると鞭で叩かれる気がして痛い前向きとか前進とかそんな有り体の言葉ではわたしの心は動かないただやるせな...
苦しみは全部飲み込んで笑い飛ばすしかない日常醜さと美しさはいつだって背中合わせ生と死はいつだって背中合わせ誰にも言えないこの思いをずっと握りしめているのはつら過ぎて遠くの空に置いて来た誰にも言えないこの思いが青い色から茜色に染め変えられてゆっくりゆっくり沈んで行った#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#悲しみ#苦しみ...
あなたを追って行きたかったのに追えなかった幼い日の記憶涙ではなく堪えることを覚えた死なないで死なないで幼いわたしはただそう叫びたかっただけなのに泣くこともせず堪えた破れた心から溢れ出る切なさとやるせなさが抑えて来た涙の雨になって行く道を塞ぐ恋しくて恋しくて幼いわたしはただ抱きしめて欲しかっただけなのに恋しいと思えば思うほどあなたは遠くに行ってしまうこの震えるほどの恋しさにわたしは身悶えする死なない...
生きようとする赤い血とひたすら死を待つ青い海がわたしの中で矛盾を生む葛藤の波に呑まれる矛盾と葛藤の中でわたしは頭を抱えて転げまわる赤い血が忌まわしい青い海に恋焦がれる赤い血を滴らせていざりながら海までの道を歩いてる生きたいと叫び死にたいと願う心をずっと昔から持て余しているずっとずっと昔から血の熱さを海の冷たさで慰めながら#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
わたしの中の涙の海が溢れて溢れて仕方ないから涙のひと粒ひと粒を言葉にしてちゃんとあなたに伝えよう戯言みたいな日常会話ではなくてわたしだけのほんとの思いを伝えよう人に伝わらない言葉でもあなたになら伝わるからわたしの丸ごとを抱えるそう言ってくれたあなたになら伝わるから涙で紡いだわたしだけの言葉を#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
心はこんなに悲しいのに春の陽気に騙されてあなたが帰って来ると錯覚するわたしの心はいつだって孤独色あなたの言葉を信じたのあなたの言葉だけは信じられたのなのにあなたはわたしの視界から突然消えたうそつきうそつきあなたのいない世界に春なんかない心はこんなに悲しいのに色とりどりの花が咲く悲しみの花を花束にしてこんなに悲しいのよと遠くのあなたに贈りたいわたしの季節から春はもう無くなったのよと遠くのあなたに伝え...
わたしには悲しみの血が流れているのだから生きている限りわたしは 悲しむのわたしには苦しみの血が流れているのだから生きている限りわたしは 苦しむの悲しんでばかりいないでと言われても体中が悲しみでできているわたしにはその意味すらわからない悲しみだらけの心は死の誘惑にかられ苦しみだらけの心は孤独を呼ぶ駄目よ駄目よと言い聞かせ何とか ここに留まっているの何を見ても悲しくて何に触れても苦しくてそれでも生きろ...
仄青い水の底でわたしはひとり涙を零す地上で涙を零したら嫌われる硬くなったわたしの心はそう思い込んでいたんだねだから仄青い水の底でひっそりと悲しもうと泣きたいときは沈んでくこんなに幼い頃からひとりで泣いていたんだね泣く場所を決めてみんなの前ではいつも堪えていたんだね可哀想に可哀想に太陽の下で泣いていいんだよみんな優しくしてくれるよ仄青い水になったわたしごと抱きしめて欲しかったのに誰にも見つけてもらえ...
わたしの心が死んでその亡骸が空に浮かぶのが見えた雨が降る度わたしの手に冷たくなった亡骸の破片が触れてわたしは泣いた心が死んだはずなのにどうしてこんなに涙が出るの?もしかしたらわたしまだ生きてるの?わからない安否不明のまま眩しい人の背中 追うもしもわたしが生きているなら誰か過去の奴隷になっているわたしを解放してもしもわたしが死んでいるなら燃えるゴミと一緒に焼いて尊厳 なんて難しい言葉は何のことだかわ...
老いれば醜くなるけれど醜さと美しさは背中合わせ自分の顔に刻印されたしわに歴史が通うなら老いもまた美しくなるだろう背中に重たい荷物を背負いながらそれでも苦しみは笑い飛ばすしかない日常道化の悲しみ人生の意味泣くほどの悲劇でもなく笑うほどの喜劇でもないどこにでも転がってるだけの人生老いた顔に施す化粧はもっと老いた顔になるから十分に注意して赤ではなくピンクベージュの紅を引くわたしの人生こんなもんだと心の中...
胸の中がいつも熱くて眠れないまま悲鳴をあげている遠い地の果てに孤独は預けて来たはずなのに一体いつ戻って来たの?永遠にあなたと一緒という幻想の心が破けて流れ出た血が空を真っ赤に染めるほどわたしは叫んでいたんだね愛されたくて愛されたくて狂うほどに愛を乞うていたんだね大丈夫だよ今度こそちゃんと愛してあげるからちゃんと聞いてあげるから哀しい悲鳴が安らかな寝息に変わったらきっと孤独は安心して溶けてなくなるは...
自分の内側から突き上げる寂しさに蓋をして笑っているの年を重ねたこの顔の哀しさに空を見上げることも忘れているの空は いつでも無口であの青さを教えてはくれないのつらいことも苦しいこともみんな西日と一緒に沈めてずっと笑っているのもう花は咲かないとわかってるもう芽は出ないとわかってるでも朽ちそうな花に何度も語りかけてずっと笑っているのきらきらと若かった頃をひたすら懐かしんで#ネガティブのままでいい#現代詩#...
抱きしめられた記憶を探す探すだって抱きしめられた記憶なしじゃ生きられないから産まれた頃も幼い頃も泣けなくてだから余計に誰にも気づいてもらえなくてわたしの中に息づいたもう一人の わたしにつらかったね悲しかったねって言ってあげるでも記憶は遠くの海に沈んだように出て来ないその代わりに自分を切り刻んで赤い雫見ることで自分を慰めている遠くの海へ行きつけば抱きしめられた記憶を取り戻せるの?青い雫の涙でいっぱい...
ひとつふたつみっつよっつ・・・心配の種は尽きることがないそれはきっと自分の存在が不確かで曖昧だからこの日常の全ては虚構 なんじゃないかと思うから自分の存在を信じることができないと心配は増すばかりまるで大きな雨雲のようにいつもわたしの上にたれ込めるこわいこわい#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
言えなかったんだね何も怖い とも悲しい とも言ってはいけなかったんだねそんなあなたたちが悲しくて愛しくて熱い雫が瞳から溢れ出てこの頬に幾つも幾つも流れます春真っ盛りの開いたばかりの花だったのにまだこれからの若木だったのに夢も希望も置き去りにしていのち短き桜の花の花吹雪みたいに大空に 散った若きいのちたちわたしは決して忘れないそのいのちを語り継ぎ今に繋げるそれが今を生きる私たちの責務だと思うから#ネ...
幸せなるものを一心に求めたり必死で願ったりするのはやめたほうがいい全てあきらめたほうがいい本気であきらめたら幸せはある日ふと自然に訪れるはずどんなに寒くてもどんなに凍った道でもやがて暖かな春が凍った道を溶かすように草木が芽吹くようにあきらめることは難しいけれど全てあきらめて自然なままの自分と向き合うことのほうが大事#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
私に 見せて海の青を私に 聞かせて柔らかに吹く 風の音を私に 感じさせて季節の うつろいを何も見えない聞こえない汚れた心で見る 景色はいつも 空っぽになったままのグラスのようで咽喉が渇いて仕方ない#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
私の暦に ない春がもうやって来てるのね春は 暖かいんでしょう春は 楽しいんでしょうせめて 私も骨になる前に見つけたい春のかすみの闇空に明けの明星ひとつだけ希望は持たない主義だけど明かりをひとつ見つけたら何とか歩いて行けそうだから肉体と 一緒に欲求も 感情もしがらみも 皆焼かれて白いだけの骨になるその前にせめて明けの明星見つけたい#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
わたしのごはんは叶わなかったあの頃の夢わたしのごはんはとうに過ぎ去った春夢を食べて春を食べて何とか生きながらえている何とかこの人生をつないでる春は空も 花も 木も生き生きと輝くわたしは失った夢を過ぎ去った春をかき集めるように狭い部屋の中に押し込んで毎日春を夢を食べながらようようながらえている#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...
かけがえのないかけがえのないかけがえのないお前の いのち小さな体に病をたくさん抱えてそれでもきらきら輝くいのち痛みもしんどさも受け容れて堪えているその いのちその輝きを絶やさぬようにわたしは守った雨の日も風の日も必死で守ったでもやがてお前はあの空に 旅立って行ったお前を見ているときのあの 溢れるような感情は 何だったのだろうあの感情を愛 と呼ぶのだろうきっとかけがえのないかけがえのないかけがえのな...
私の 物語をあなたは 知らなかったあなたの 物語を私は 知らなかったあなたの物語はきらきらと朝の陽射しのように輝いていたわたしもあなたの物語にエキストラでもいいから混じりたかった闇の中で ようやく見つけた 光なのにほんの些細な出来事でわたしはあなたの物語から削除 されたわたしは深い闇 という物語を結局 また書き換えられずに他人事のような春の景色を呆然と見つめてた#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自...
春は名のみの寒い日は熱い珈琲と 煙草で凌ぐときに 火を焚いて凌ぐでも 本当に温まるのは珈琲の湯気でも 火でもなく湯気の 向こうにひとの気配が生きものの気配があることひとの気配の ないこの家の何と 心寒いことか家の中のソファもベッドも何もかも死んだようにただ 置いてあるこの ひとの気配のない家でひとり煙草を吸う私はまるで地中で うごめく虫のように息を 潜めて死者たちと共に暮らしてる何の 気配も誰の ...
私の春は暦の上を 駆け抜けて行った切ないほど速く 遠くに飛んでった時計を 逆戻りさせることは出来ないのわかりきった 事実が改めてこの胸に 突き刺さるあの頃に あなたと出会っていたならばなんて思っても時の流れは いつも残酷で私には 何も残らなかった春の時代の 賜物の絶えない笑顔やあの人の熱い心や花を愛でる間もなく咲き終えた花の 花びらが私の頬を 静かに 叩きながらはらはら はらはら落ちてった私の春よ...
社会のルールだとかマナーだとかモラルだとか社会的規範だとかそんな色メガネで物事を見ていては 何も創造出来ないひとは 気づかぬうちに色メガネと言う フィルターを通して物事を見てしまうものだけど私は 出来るだけそんなものを 一切外して見てみたい感じてみたい触れてみたいあの空の本当の青をあの雲の本当の行き先をこの季節の本当の暖かさをこの わたしのそのままの姿を#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム...
さびしさびしと寂し鳥が鳴いている寂し鳥は孤独な人が飼っているこんな暖かな春なのにさびしさびしさむいさむいと鳴いている鳴いている桜吹雪を夏が追いかけ散りゆく木の葉に雪が舞うそんな季節も無縁だと寂し鳥はさびしさびしと鳴きつづけるさびしさびしと寂し鳥が鳴いている鳴いている#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心...
どれだけの道を 歩いて来ただろう幾つの山を 越えて来ただろう幾度 つまづいて来ただろう歩くことに 疲れて幾度 休んだことだろう終わらない 旅を続けるしか ないのなら誰も 知らない遠くへ行きたいどこへ 行こうか南の 国か北国か海辺の 町か天国か出来ることなら夕陽が 沈んで行くように私も 沈んで行きたいけれど終わらない 旅に終わりはない#ネガティブのままでいい#現代詩#詩#自作ポエム#ポエム#心#生きる...