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#現代詩
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死に絶えた季節のままで
春は もうほらあそこの 横断歩道の所まで来ている夏が ほら雨粒に込められて街中を輝かせている皆が生き生きと活気に満ち溢れてる生の季節がようやく訪れたというのに私の心は 疲弊して真冬の孤独かじかむ この手死に絶えた季節のまま#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
2024/06/25 06:08
現代詩
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感情中毒
小さな花の花びらが震えるような切なさこの胸が押し潰されそうな痛みもう一人のわたしがわたしにつぶやく人を好きになる気持ちは抑えられないものだけれどそれはにせものの恋心あなたはただの感情中毒よもう終わりにしなさいとしきりに告げるこのままではずぶずぶと沼に足を取られて抜けられなくなるそれは 恋ではなくまるで 麻薬みたいな感情中毒恋する気持ちはにせものの感情麻薬の快感がわたしを冒すそして禁断症状に苦しみ悶...
2024/06/24 06:06
グレーゾーンのわたし
グレーゾーンの わたしは生にも死にも行かれないグレーゾーンのわたしは天国にも地獄にも行かれないグレーゾーンのわたしはケモノの仲間にも鳥の仲間にもなれないグレーゾーンのわたしはいつもひとりぼっちまた弔いの夏が来る#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
2024/06/23 06:09
人が死ぬ・人が死ぬ
お天気でも見るように人は 死んで行くものなの今日は天気が良くてよかったねえ と言うのと おんなじに雨が降って来ちゃったわねえと言うのと おんなじに人は死んで行くものなの毎日 ふと人は 死んで行くものなのまるで梅雨の日の木の葉に揺れる雨粒が零れ落ちるのとおんなじに毎日ふと人は 死んで行くものなの当たり前に朝が来て夜が来るのとおんなじに人は 死んで行くものなのだから私たちは精一杯生きなくてはいけないの...
2024/06/22 06:06
独りで見上げる空
昔 あなたと見上げた空を今は独りで 見上げてる二人で見上げる空と独りで見上げる空とでは青さが違うことを知った私独りの目に映るのは淡い淡い 悲しみに滲んだ 青あなたと二人の目に映るのは深い深い 優しさに包まれた 青私はあなたとあの空を見上げたいそうすればこの悲しみの空が癒されてきっと私も優しくなれるはずだから#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
2024/06/21 06:18
日常が苦しくて
朝 目覚めるのが苦しくて朝食の支度をするのが苦しくて買い物に行くのが苦しくて働くことが苦しくて何でもない日常が苦しくて逃げ場が ない生きているのが苦しくて逃げ場が ない太陽の下花はこんなに精一杯花びらを広げているのに雨に濡れた草木はこんなに深い緑に輝いているのに街は生き生きと活気に満ちているのに私の心にはそんな景色さえ何ひとつ映らない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
2024/06/20 06:44
One of them の宿命
夏だというのにどんどんさむくなるどんどんひとりになるせいぜいこの程度だろうという未来がもう見えているのにそれでも終わらない毎日を生きるしかないOnly oneなんかじゃない私はOnly oneなんかじゃないそれでも生きるしかない路地裏の野良猫みたいにひっそりと生きるしかないそれがOne of Themの宿命#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
2024/06/19 06:06
母の骨
熱波の火葬場母の骨懸命に生きた67年の人生が余りにもあっさりと骨壺に 納まったそれが無性に哀しくて納得ができなくて母の人生なんて人の人生なんてもしかしたら虚構なんじゃないかと思った秋なのに狂ったように暑かったあの日#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#いのち...
2024/06/18 06:06
愛おしい心の働き
わたしは奇跡を信じない主義でも現実が過酷なら 過酷なほど皆奇跡を信じようとする現実を受け容れたら心が壊れてしまうからだから 奇跡はあると思い込むことで心が壊れてしまわぬように自分を必死で守っているの奇跡を信じて自分を守るそんな人間の心の働きを私はいつも愛おしく思う生きることはまるで冬景色のようにつらいことが 多いから#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#心...
2024/06/17 06:11
孤独病・その3
孤独はきっと病気なのだれかだれかと常に叫びひとり から逃げても逃げても逃げきれず汗と涙を同時に流しおろおろうろうろ震えながら行き先もわからぬままに闇の岸辺を歩いてるこの世はいつも不条理だと恨み節など 口ずさみ昨日のつづきの景色に堪えるひとりじゃないとわかっていてもひとりだとしか思えない重症な 孤独病#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
2024/06/16 06:06
絹が与えてくれたもの
絹 お前が与えてくれたものそれは当たり前の生活がどれほど貴重なのかということ絹 お前が与えてくれたものそれは病に苦しみながらそれでも 生き抜く生かされているということそして 絹 お前が与えてくれたものそれはこんな私にも誰かを愛せる力がまだ残っていたということ絹小さなお前が私に与えてくれたものは余りにも大きくて私の 救いにさえなった絹 お前が与えてくれたものを大切に大切に生きてゆくよ#ネガティブのま...
2024/06/15 06:07
夕暮れとわたしと
南の空に晴れ乞いをして東の街に人乞いをして北の風に流されるまま西の夕暮れと共にどっぷりと沈んで行きたいどっぷりとどっぷりと沈んだままでいたいのに誰にも言えない痛みを悩みをもう 乗り越える自信がないから沈んだままでいたいのにそんな私におかまいなしに必ず 日は昇る私の思いと裏腹に#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
2024/06/14 06:04
何十年分もの過去
昨日のことは 過去になる今日のことも 過去になるいまこの一瞬も過去になる明日のこともやがては 過去になるならば私は あと何十年分の過去を 生きれば許されるのか見えない未来が過去になる取り戻したくてももう取り戻せない過去になる10年20年30年私が許されるのは一体 いつ?過去を生き直したいと思っても過ぎてしまったことはもう変えられないならば未来を生き直そうと思っても見えない未来をどう生きるのか沈んだ夕陽は...
2024/06/13 06:06
人権なんかいらない
人権なんていらない自己決定なんかいらない主体なんかいらない尊厳なんかいらないそんなものだけ持たされて放置されるくらいなら私は誰かに飼われていたい人権も自己決定も主体も所詮は助けを呼べない者への方便に過ぎないから人権や自己決定や主体や尊厳を持てるのは持てるのはこの世というピラミッド社会のてっぺんのごく一部だからキレイごとは聞きたくない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
2024/06/12 06:07
夢を買う・その5
最期の夢最期はちょっと贅沢にお菓子の家へあなたと行こうキャンディやチョコレートビスケットで出来たお菓子の家の甘さに 二人溶けていく生クリームにまみれた体で抱き合って互いの体を舐め合って互いの傷を舐め合ってお菓子の家そんな童話があったよねお菓子の家には悪い魔女が住んでいてヘンゼルとグレーテルを食べようとしてたんだっけああ何とも私の心と重なるおはなし悪い魔女に食べられてもいいあなたと二人重なったまま甘...
2024/06/11 09:28
空だけが知る秘密
唇 噛んで見上げた 青空ため息 ついて見上げた 夜空肩 震わせて空といっしょに泣いた 朝空だけが 知るわたしの 孤独空は果てしなく広がりながら私の秘密を守ってくれる誰にも言えない悩みや痛みを空にだけ打ち明ける秘密は空だけに打ち明けて誰にも言えない悩みや痛みを乗り越える空だけが知るわたしの秘密#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
2024/06/10 06:04
この身を削る
一日 一日この身を削って生きている骨を断ち肉を削ぎ滴る自分の血でSOSの文字を綴りながら生きている上手く生きられなくて生きるのがヘタクソで震えるように人を求めて生きているそんなわたしに誰も 誰も気づかない熱い涙がひと粒落ちた初夏の未明のひとりごと#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
2024/06/09 06:14
蝕まれた心のままで
苦しみや悲しみとつきあうのは慣れているけど喜びや楽しみってどんなものだったのか私にもそんなひとときがあったのか思い出せない使いかけのままの口紅が私に過去を告げているけれど考えても考えても思い出せない余りに遠い昔のことで何も何も思い出せない悲しみばかりが先に立って過去の景色が見えない苦しみが過去の思い出まで蝕む蝕まれた心は私から生きる喜びを奪い生きる輝きを闇色に 塗りつぶす#ネガティブのままでいい#シ...
2024/06/08 06:06
臨終の姿勢
目覚めると無意識のうちに胸の上でしっかりと 組まれた両手の哀しさよまるで遺体になったような臨終の姿勢まるでそのまま棺に入れてもおかしくない臨終の姿勢私はもしかするともう生きてはいないのか生きているのか死んでいるのかその区別さえつかない 日常胸骨が 痛い体が 重たい臨終の姿勢#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
2024/06/07 06:08
間違えて産まれた
母親の股の間からただ流れてゆくはずだったいのちが間違って人 として産まれ落ちただから生きるのが苦しいのだと流れて消えるはずだったいのちが始まってしまったからだから生きるのが悲しいのだとつらい苦しい悲しいだけの人生を合理化するそうでもしないと歩いて行かれないから間違えて産まれたいのちだったのだと産まれる予定など本当はなかったのだと合理化する#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#...
2024/06/06 06:06
白猫あそべ(追記)
あそべ あそべ白猫 あそべ白猫 あそべば初夏の花白猫 走れば初夏の風白猫 眠れば初夏の夕暮れあそべ あそべ白猫 あそべあそんで あそんでこの ケガレた私をどうか洗い流しておくれお前のその雪のように真白な姿でそんなお前は今頃おそらでげんきいっぱいになってあそんでいるのだろうお前はもう苦しまないそれだけが私の 救い#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#猫#ねこ#白猫#猫との暮らし...
2024/06/05 06:04
安心して苦しむ
ただの幸せなら いらないだって ただの幸せはときに人を とてつもない不幸に貶めるものだから不幸を 貫き通して初めて絶対的な幸せを持つことができるのだから苦しみを 貫き通して初めて絶対的な楽を 持つことができるのだからそう信じてわたしは 今どっぷりとした安心に包まれながらひたすらに 苦しんでいるあきらめる人生を 目指して#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
2024/06/04 06:19
人は毎日死んでいる
有限だから終わりが来るからいのち と呼ぶ無限につづくいのちなどあるわけもない皆平等にいつか必ず終わりが来る人はそれをなかなか受け入れられなくてだから悩みも苦しみも増えるでも人は毎日死んでいる皿洗いをしながらベッドに横たわりながら歩きながら人は毎日死んでいる桜がはらはら散るようにそよそよ吹いていた風が止まるように朝露が木の葉から零れ落ちるようにいつもと変わらぬ朝と同じに当たり前に人は毎日死んでいる#...
2024/06/03 06:10
凡人の見上げる空は
凡人には凡人の 役割りがある凡人のわたしはひとにいのちを削らなければならないわたしはひとに生かされているから凡人のわたしはひとに心を砕かなければならないわたしはひとに支えられているから凡人のわたしは自分が 凡人であることを引き受けて生きなければならないそれでも 凡人にも天才にも関係なく抜けるような青ときらめく光が同じように広がっている#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
2024/06/02 06:10
私は影
私はいつも 影だからあらゆる人に踏まれて生きる私はいつも 影だから曇りの日にはいなくなる私はいつも 影だから光が差し込まない限りずっと闇の中にいる私はいつも 影だからあなたが輝くことでしか輝けない運命私はいつも 影だから「わたし」という一人称にさえなりきれない半端な わたし私はいつも 影だから私はいつも 影だから#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
2024/06/01 06:10
今日もジャメ・ヴの風が吹く
今日もジャメ・ヴの風が吹く花を見ても空を見ても実感がないそれはまるで全世界からしめ出しを食ったような恐怖世界と自分が乖離して何も見えない聞こえない闇の中であがいても浮上できない恐怖あなたの話を 聞いていても言葉は耳に入るけど何を言っているかが わからない今日もジャメ・ヴの風が吹くジャメ・ヴはときおり 紗がかかったように私を 襲い体だけ ここに置き去りにして心だけ どこか遠くへ持って行かれるうつのせ...
2024/05/31 06:07
置き忘れた感情
暗い淵に落ちたわたしはもう悲しみや苦しみを綴る言葉さえ忘れるほど疲れ果てた苦しみや悲しみを訴える 言葉を忘れてしまったらわたしは生きて行かれないなのに悲しみや苦しみを感じる心さえ麻痺して感情をどこかに置き忘れたままただ煙草のけむりを吐いているただけむりを吐いているそして置き忘れた感情を探している痴呆と化した心のままで疲れ果てた心のままで置き忘れた感情を探している#ネガティブのままでいい#シニア女性#...
2024/05/30 06:07
悲しむための夏休み
悲しいのは じきやって来る 夏のせい今年もまたお空へ昇った 者たちがもうすぐ帰って来るからこの部屋がいちめん悲しみ色の 深い紺碧の海になる涙にきらめく星空になるそこにどっぷりと浸かって悲しみにひたすら暮れる旅行に行く訳でもない帰省する訳でもないただ普段 悲しめない分だけ思い切り 悲しむための夏休み涙の分だけ海が 広がる死者の数だけ星が 瞬く思い切り 悲しむための夏休み#ネガティブのままでいい#シニア...
2024/05/29 06:05
苦しみから逃れる
弾むように 笑いたい季節を自分のものにして楽しみたいお日さまが照らす道を喜びたいそんな自然の欲求すら叶わない私暗がりで苦しみの数を数えては薬を煽って苦しみから 何とか逃れようと 必死になっている毎日 地獄を見ている神はいない墓場までは まだ遠い近道を知りたい背中をさするように柔らかな風が 通り抜けて行った風よ 教えてそれでも生かされていることの意味を墓場に辿り着く前に朽ちてしまいそうな日々私の友だ...
2024/05/28 06:23
いと くるし
桜も見ずに嗚咽する はるはあけぼの海も無縁に汗と涙を 交互に噴き出す なつはよる紅葉みたいな血反吐吐く あきはゆうぐれそして凍える体を自分で暖めるしかない ふゆはつとめて繰り返す 四季はいと くるしたったそれだけの感情に支配されて生きている#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#心#闇...
2024/05/27 06:06
不器用なままでいい
すねにアザどこでぶつけたのか思い出せない四六時中あちこちに ぶつかりながらよろけながらしか歩けない人生真っ直ぐに歩けなくてどちらが 東か西かもわからなくてだけどそんな粗忽な自分のことを私は 案外嫌いじゃない真っ直ぐに歩けなくていいのぶつかりながらでいいの器用に 歩いて行けなくてもぶつかる度に自分自身が 見えるからゆっくりでいいのかっこ悪くていいの自分自身と向き合えればそれでいいの#ネガティブのまま...
2024/05/26 06:07
思考を止める
人間が罪深いのは思考する頭を持ってしまったからわたしが苦しいのはひとりでは生きて行かれないから何も考えず何も望まずただ感じるだけでいられたら初夏の風に吹かれるまま梅雨の雨に濡れるまま寒さの冬に震えるままただ巡る季節を感じるだけでいられたら何の悩みも痛みもなくなるのに伸びたままの爪西日の孤独霞んだ瞳深夜の冷気#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ...
2024/05/25 06:24
苦しみというギフト
苦しむために 産まれて来ただけのこのいのちには苦しんだ そのあとの雨上がりの虹も 夜明けも待ってはいない私がもらえるのは「新たな苦しみ」という鉛のように 重たいギフト愛する者を失う というギフト病 というギフト孤独 というギフト次々と贈られて来る苦しみというギフトを背負いながら家々にともる灯りが私にはこの苦しみを分かつ人さえないと淡々と 伝えて来る神はいない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代...
2024/05/24 06:07
クズの叫び
わたしは叫ぶわたしはクズだとクズでいいとわたしは叫ぶわたしはダメだとダメでいいとクズにはクズの生き方がある闇の中で堪え忍び向かい風にも立ちつづけ握りしめた拳で自らを打つダメな自分を受け容れてダメな自分に素直になって背伸びをやめたその先の楽 を願うわたしは叫ぶわたしはクズだとわたしは叫ぶわたしはダメだと#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
2024/05/23 06:04
苦しみ慣れ
つらいこと苦しいことばかりつづくと学習性無力の犬のようにそこから逃れようとしなくなるそれを 解決しなくなる苦しむことにすっかり慣れてどこへ行っても何を見てもこの苦しみがやわらぐことなどないと思い込んでそしていつもと同じこの狭い部屋の片隅で膝を抱えて次々とやって来る苦しみを無防備に受けつづける苦しみに慣れ悲しみに慣れそれが人生そのものになって苦しみが私そのものになってまるで苦しみにこの いのちを捧げ...
2024/05/22 06:08
うわ言 戯言 世迷い言
うわ言戯言世迷い言目が覚めたら外が薄暗くて夕方なのか夜明けなのかわからないうわ言戯言世迷い言また海がやって来る蝉の鳴き声待っているうわ言戯言世迷い言孤独のパノラマ不安の病午前3時33分で止まったままの時計ああ苦しい海が恋しいもう 返りたいうわ言戯言世迷い言#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#闇...
2024/05/21 06:06
夢と一緒に散りたくて
夢の宴のそのあとで別れ際じゃあね またねとあなたはわたしに手を振ったわたしもじゃあね またねと言いながらまだ別れたくない思いを振り切るようにして踵を返して歩いて行った震えるほどに心が叫ぶ永遠に夢の宴をつづけたいと狂い咲きする花のように咲いて咲いて咲き乱れて夢と一緒に散りたいと季節を越えて狂い咲きする花の真っ赤な血のように真冬の風に散りたいと夢の宴のそのあとで夢と一緒に散りたいと#ネガティブのままで...
2024/05/20 06:05
過去行きの電車に乗って
過去行きの電車に乗っている今日という日も昨日という過去になって日が昇れば沈むという過去になって遠かったはずの未来も過去になって今この一瞬が過去になったときにまだ わたしは過去行きの電車に乗っているのだろうか過去行きの電車は常に各駅停車であの日あの頃 という駅に着く度わたしはそれを取り戻そうとするけれど途中下車は許されない過去行きの電車に終点はないだって わたしはこの世に産まれて来てしまったからどこ...
2024/05/19 06:07
つつじの悲鳴に号泣する
悲鳴のようなピンク色したつつじの花が 咲いている夜の闇にそこだけピンクに輝いているピンクの花にわたしはいつも我が子を 見るいなくなった我が子を 見る不意に悲しみが胸の奥から突き上げて来て我が子を思って号泣するいくら写真があってもあのあどけない姿はもうここにはないあの子の体温あの子の匂いあの子の瞳はここにはないつつじはあんなに鮮やかなピンクの光を放っているのにあの子はいないなぜ?なぜ?なぜ?と叫びな...
2024/05/18 06:05
夢を買う・その4
束の間の夢の中わたしの隣りであなたは寝息を立てている少し硬いその髪を撫でながらまだあどけなさの残る寝顔を見つめるカーテンを少しだけ開けてみると刑務所色した現実という朝日が差し込むわたしは慌ててカーテンを閉めるまるで砂浜に作ったお城のようにあっという間に跡形もなく消えて行く 夢あと一刻あと一刻あと一刻砂のお城が崩れて行くのを感じながらそれでもわたしは未練がましく夢に逃げる刑務所色の現実に戻ることがつ...
2024/05/17 06:05
ゴミ出しを忘れて死にたくなった
ゴミ出しを忘れて死にたくなった靴下が片方しかなくなって死にたくなったお気に入りのTシャツが消えて死にたくなったこの急いで過ぎる日常に私は着いて行かれないこの余りにもせわしい街に私はとても馴染めないただ日常に馴染んだフリをつづけてるから家に戻ると倒れ込むゴミを出し忘れて次のゴミ出しの日までこのゴミをどうしようかと悩みあぐねた疲れ切っているのに失くしたTシャツが忘れられなくて血まなこになって探し始めた...
2024/05/16 06:07
希望も夢もない場所で
希望も 夢もない場所で夢を持てとか希望を捨てるなとか言われてもここには希望も夢もそもそも ないのだからそんなこと言われてもまるで意味が わからない希望も 夢も幸せもそんな言葉のある世界を私は もう忘れただからそういう言葉を耳にすると古傷が痛むんだよ11日が12日になって今日の次に明日が来てただ おんなじことの繰り返しでああ 今日もまたカーテンを開けなくちゃって思うときの 絶望感こんなただのリピート...
2024/05/15 06:08
三重苦
海底に沈んで行くような抑うつ気分と雨雲がどんどん厚くなって行くような不安と血が暴れ出す地獄の不眠三重苦の日常に声も出せずに喘ぎつづけるそんな私におかまいなしに季節は勝手に巡ってる窓を叩く北風に 怯え足元から這い上がる冷気に 震える三重苦三重苦三重苦の日常に声も出せずに喘ぎつづける三重苦三重苦#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#闇...
2024/05/14 06:05
心病んでなお
心病んでなおどこまでも人間でありたいと 願う心病んでなおひとに心砕きたいと 願う自分のための涙でなくひとのために涙を流したいと 願うだけど心病んでいると真夏の 灼熱のように知らぬ間にひとを焦がしひとを燃やそうとしてしまう自分が不幸だと思い込んで無駄な涙ばかり 流すひとを焦がさずに 燃やさずにいられるようにひとを愛せるようにと 願う沈む灼熱と夜の闇とが 溶け合うあの 柔らかな夕日のように悲しむ人の涙...
2024/05/12 06:09
アドレナリン中毒
広い宇宙の片隅にぽっかり浮かぶ私の姿は狭い天井一枚で何とか その場にとどまっているその天井が背中からだんだんと遠のいて行く恐怖空が 泣くとき夜中の目覚め頭に霞がかかるときどんな恐怖もひとりで堪えるしかないのその恐怖をかき消すように大音量で音楽をかけ踊る踊る踊り狂う赤い靴を履いたみたいに踊るのをやめられないアドレナリンが頭の中を占めると気持ちがいい気持ちがいい密かな遊びアドレナリンをガンガン ガンガ...
2024/05/11 06:06
夢を買う・その3
わたしはもう現実には戻れないかも知れないひたすら刹那の夢を買って逃げる逃げるこの現実から束の間で消えてなくなるうたかたの夢を今日も明日もあさってもとつなぎ合わせるように夢を夢だけを見つづけるいつだって残るのは抜け殻になったこの心なのに夢の甘さを忘れられずにわたしは今日も夢を買う花はなぜ 咲くのだろういつか散るのにそんなことをぼんやりと思いつつわたしは 今日も夢を買う#ネガティブのままでいい#シニア女...
2024/05/10 06:05
へその緒をぶち切れ
悲しい寂しいと ほざくな大した苦労もない癖に生ぬるい部屋から叫ぶだけの癖に病気?そんなのなくたってみんな悩んで苦しんでそれでも 生きてるんだよ病気がなんだよ!甘ったれんじゃねーよ!病気の辛さなんかいちいち訴えているうちはまだまだ幸せなのさ苦しみや悩みに耽っていられるうちは全然 幸せなのさ本当に苦しいともう苦しいとさえ感じなくなるんだよ苦しんでいる余裕なんかなくなるんだよ生ぬるい部屋からもう出よう母...
2024/05/08 06:07
がらくたな心
うつの風に煽られて動けない日がつづきますまともに眠れなくて何の思考もできません鉛を背負っているように体中が重たいですフィルターのかかったこの目で歪んだ現実を見ています本物の現実は見えません主観の世界にだけ生きています消えて無くなりたい衝動をそれでも必死で抑えます私に明日は見えません私に夢は見られませんとっくに乾いた洗濯物がもう何日も、ぶら下がっています絶望するだけの気力さえもう ありませんまるで壊...
2024/05/07 06:26
死にながら生きる・その2
死にながら生きている死にながら生きている死にながら生きていると初夏の風も輝く緑も感じなくなるただ棺のように狭いこの部屋の中でわたしは死にながら生きている夏になるからと白いワンピースを着てみてもそれはまるで死に装束に見えるどこからも見えないのは誰の目にも映らないのはきっとわたしがもう死んでいるから亡霊になってこの世をさまよっているから死にながら生きている死にながら生きているわたしの魂はどこ?#ネガテ...
2024/05/06 06:05
私を括らないで
「病気の人」だと私を 括らないで病名のカテゴリに私を 当てはめないで病気じゃない人もときには 「病気」に なるものだから病気じゃない人も24時間のうち何時間かは「病気」になるときもあるのだから病名の括りや見事な当てはめ では誰も 元気にならないから私を 専門書の中の「症例A子」と決めつけないでひとつとして同じ症例などないのだから欠落は誰しもが 持っているものだからだから 人は一人では生きられないと...
2024/05/05 06:07
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