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#現代詩
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臨終の姿勢
目覚めると無意識のうちに胸の上でしっかりと 組まれた両手の哀しさよまるで遺体になったような臨終の姿勢まるでそのまま棺に入れてもおかしくない臨終の姿勢私はもしかするともう生きてはいないのか生きているのか死んでいるのかその区別さえつかない 日常胸骨が 痛い体が 重たい臨終の姿勢#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
2024/06/07 06:08
現代詩
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間違えて産まれた
母親の股の間からただ流れてゆくはずだったいのちが間違って人 として産まれ落ちただから生きるのが苦しいのだと流れて消えるはずだったいのちが始まってしまったからだから生きるのが悲しいのだとつらい苦しい悲しいだけの人生を合理化するそうでもしないと歩いて行かれないから間違えて産まれたいのちだったのだと産まれる予定など本当はなかったのだと合理化する#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#...
2024/06/06 06:06
白猫あそべ(追記)
あそべ あそべ白猫 あそべ白猫 あそべば初夏の花白猫 走れば初夏の風白猫 眠れば初夏の夕暮れあそべ あそべ白猫 あそべあそんで あそんでこの ケガレた私をどうか洗い流しておくれお前のその雪のように真白な姿でそんなお前は今頃おそらでげんきいっぱいになってあそんでいるのだろうお前はもう苦しまないそれだけが私の 救い#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#猫#ねこ#白猫#猫との暮らし...
2024/06/05 06:04
安心して苦しむ
ただの幸せなら いらないだって ただの幸せはときに人を とてつもない不幸に貶めるものだから不幸を 貫き通して初めて絶対的な幸せを持つことができるのだから苦しみを 貫き通して初めて絶対的な楽を 持つことができるのだからそう信じてわたしは 今どっぷりとした安心に包まれながらひたすらに 苦しんでいるあきらめる人生を 目指して#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
2024/06/04 06:19
人は毎日死んでいる
有限だから終わりが来るからいのち と呼ぶ無限につづくいのちなどあるわけもない皆平等にいつか必ず終わりが来る人はそれをなかなか受け入れられなくてだから悩みも苦しみも増えるでも人は毎日死んでいる皿洗いをしながらベッドに横たわりながら歩きながら人は毎日死んでいる桜がはらはら散るようにそよそよ吹いていた風が止まるように朝露が木の葉から零れ落ちるようにいつもと変わらぬ朝と同じに当たり前に人は毎日死んでいる#...
2024/06/03 06:10
凡人の見上げる空は
凡人には凡人の 役割りがある凡人のわたしはひとにいのちを削らなければならないわたしはひとに生かされているから凡人のわたしはひとに心を砕かなければならないわたしはひとに支えられているから凡人のわたしは自分が 凡人であることを引き受けて生きなければならないそれでも 凡人にも天才にも関係なく抜けるような青ときらめく光が同じように広がっている#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
2024/06/02 06:10
私は影
私はいつも 影だからあらゆる人に踏まれて生きる私はいつも 影だから曇りの日にはいなくなる私はいつも 影だから光が差し込まない限りずっと闇の中にいる私はいつも 影だからあなたが輝くことでしか輝けない運命私はいつも 影だから「わたし」という一人称にさえなりきれない半端な わたし私はいつも 影だから私はいつも 影だから#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
2024/06/01 06:10
今日もジャメ・ヴの風が吹く
今日もジャメ・ヴの風が吹く花を見ても空を見ても実感がないそれはまるで全世界からしめ出しを食ったような恐怖世界と自分が乖離して何も見えない聞こえない闇の中であがいても浮上できない恐怖あなたの話を 聞いていても言葉は耳に入るけど何を言っているかが わからない今日もジャメ・ヴの風が吹くジャメ・ヴはときおり 紗がかかったように私を 襲い体だけ ここに置き去りにして心だけ どこか遠くへ持って行かれるうつのせ...
2024/05/31 06:07
置き忘れた感情
暗い淵に落ちたわたしはもう悲しみや苦しみを綴る言葉さえ忘れるほど疲れ果てた苦しみや悲しみを訴える 言葉を忘れてしまったらわたしは生きて行かれないなのに悲しみや苦しみを感じる心さえ麻痺して感情をどこかに置き忘れたままただ煙草のけむりを吐いているただけむりを吐いているそして置き忘れた感情を探している痴呆と化した心のままで疲れ果てた心のままで置き忘れた感情を探している#ネガティブのままでいい#シニア女性#...
2024/05/30 06:07
悲しむための夏休み
悲しいのは じきやって来る 夏のせい今年もまたお空へ昇った 者たちがもうすぐ帰って来るからこの部屋がいちめん悲しみ色の 深い紺碧の海になる涙にきらめく星空になるそこにどっぷりと浸かって悲しみにひたすら暮れる旅行に行く訳でもない帰省する訳でもないただ普段 悲しめない分だけ思い切り 悲しむための夏休み涙の分だけ海が 広がる死者の数だけ星が 瞬く思い切り 悲しむための夏休み#ネガティブのままでいい#シニア...
2024/05/29 06:05
苦しみから逃れる
弾むように 笑いたい季節を自分のものにして楽しみたいお日さまが照らす道を喜びたいそんな自然の欲求すら叶わない私暗がりで苦しみの数を数えては薬を煽って苦しみから 何とか逃れようと 必死になっている毎日 地獄を見ている神はいない墓場までは まだ遠い近道を知りたい背中をさするように柔らかな風が 通り抜けて行った風よ 教えてそれでも生かされていることの意味を墓場に辿り着く前に朽ちてしまいそうな日々私の友だ...
2024/05/28 06:23
いと くるし
桜も見ずに嗚咽する はるはあけぼの海も無縁に汗と涙を 交互に噴き出す なつはよる紅葉みたいな血反吐吐く あきはゆうぐれそして凍える体を自分で暖めるしかない ふゆはつとめて繰り返す 四季はいと くるしたったそれだけの感情に支配されて生きている#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#心#闇...
2024/05/27 06:06
不器用なままでいい
すねにアザどこでぶつけたのか思い出せない四六時中あちこちに ぶつかりながらよろけながらしか歩けない人生真っ直ぐに歩けなくてどちらが 東か西かもわからなくてだけどそんな粗忽な自分のことを私は 案外嫌いじゃない真っ直ぐに歩けなくていいのぶつかりながらでいいの器用に 歩いて行けなくてもぶつかる度に自分自身が 見えるからゆっくりでいいのかっこ悪くていいの自分自身と向き合えればそれでいいの#ネガティブのまま...
2024/05/26 06:07
思考を止める
人間が罪深いのは思考する頭を持ってしまったからわたしが苦しいのはひとりでは生きて行かれないから何も考えず何も望まずただ感じるだけでいられたら初夏の風に吹かれるまま梅雨の雨に濡れるまま寒さの冬に震えるままただ巡る季節を感じるだけでいられたら何の悩みも痛みもなくなるのに伸びたままの爪西日の孤独霞んだ瞳深夜の冷気#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ...
2024/05/25 06:24
苦しみというギフト
苦しむために 産まれて来ただけのこのいのちには苦しんだ そのあとの雨上がりの虹も 夜明けも待ってはいない私がもらえるのは「新たな苦しみ」という鉛のように 重たいギフト愛する者を失う というギフト病 というギフト孤独 というギフト次々と贈られて来る苦しみというギフトを背負いながら家々にともる灯りが私にはこの苦しみを分かつ人さえないと淡々と 伝えて来る神はいない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代...
2024/05/24 06:07
クズの叫び
わたしは叫ぶわたしはクズだとクズでいいとわたしは叫ぶわたしはダメだとダメでいいとクズにはクズの生き方がある闇の中で堪え忍び向かい風にも立ちつづけ握りしめた拳で自らを打つダメな自分を受け容れてダメな自分に素直になって背伸びをやめたその先の楽 を願うわたしは叫ぶわたしはクズだとわたしは叫ぶわたしはダメだと#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#苦しみ#闇...
2024/05/23 06:04
苦しみ慣れ
つらいこと苦しいことばかりつづくと学習性無力の犬のようにそこから逃れようとしなくなるそれを 解決しなくなる苦しむことにすっかり慣れてどこへ行っても何を見てもこの苦しみがやわらぐことなどないと思い込んでそしていつもと同じこの狭い部屋の片隅で膝を抱えて次々とやって来る苦しみを無防備に受けつづける苦しみに慣れ悲しみに慣れそれが人生そのものになって苦しみが私そのものになってまるで苦しみにこの いのちを捧げ...
2024/05/22 06:08
うわ言 戯言 世迷い言
うわ言戯言世迷い言目が覚めたら外が薄暗くて夕方なのか夜明けなのかわからないうわ言戯言世迷い言また海がやって来る蝉の鳴き声待っているうわ言戯言世迷い言孤独のパノラマ不安の病午前3時33分で止まったままの時計ああ苦しい海が恋しいもう 返りたいうわ言戯言世迷い言#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#闇...
2024/05/21 06:06
夢と一緒に散りたくて
夢の宴のそのあとで別れ際じゃあね またねとあなたはわたしに手を振ったわたしもじゃあね またねと言いながらまだ別れたくない思いを振り切るようにして踵を返して歩いて行った震えるほどに心が叫ぶ永遠に夢の宴をつづけたいと狂い咲きする花のように咲いて咲いて咲き乱れて夢と一緒に散りたいと季節を越えて狂い咲きする花の真っ赤な血のように真冬の風に散りたいと夢の宴のそのあとで夢と一緒に散りたいと#ネガティブのままで...
2024/05/20 06:05
過去行きの電車に乗って
過去行きの電車に乗っている今日という日も昨日という過去になって日が昇れば沈むという過去になって遠かったはずの未来も過去になって今この一瞬が過去になったときにまだ わたしは過去行きの電車に乗っているのだろうか過去行きの電車は常に各駅停車であの日あの頃 という駅に着く度わたしはそれを取り戻そうとするけれど途中下車は許されない過去行きの電車に終点はないだって わたしはこの世に産まれて来てしまったからどこ...
2024/05/19 06:07
つつじの悲鳴に号泣する
悲鳴のようなピンク色したつつじの花が 咲いている夜の闇にそこだけピンクに輝いているピンクの花にわたしはいつも我が子を 見るいなくなった我が子を 見る不意に悲しみが胸の奥から突き上げて来て我が子を思って号泣するいくら写真があってもあのあどけない姿はもうここにはないあの子の体温あの子の匂いあの子の瞳はここにはないつつじはあんなに鮮やかなピンクの光を放っているのにあの子はいないなぜ?なぜ?なぜ?と叫びな...
2024/05/18 06:05
夢を買う・その4
束の間の夢の中わたしの隣りであなたは寝息を立てている少し硬いその髪を撫でながらまだあどけなさの残る寝顔を見つめるカーテンを少しだけ開けてみると刑務所色した現実という朝日が差し込むわたしは慌ててカーテンを閉めるまるで砂浜に作ったお城のようにあっという間に跡形もなく消えて行く 夢あと一刻あと一刻あと一刻砂のお城が崩れて行くのを感じながらそれでもわたしは未練がましく夢に逃げる刑務所色の現実に戻ることがつ...
2024/05/17 06:05
ゴミ出しを忘れて死にたくなった
ゴミ出しを忘れて死にたくなった靴下が片方しかなくなって死にたくなったお気に入りのTシャツが消えて死にたくなったこの急いで過ぎる日常に私は着いて行かれないこの余りにもせわしい街に私はとても馴染めないただ日常に馴染んだフリをつづけてるから家に戻ると倒れ込むゴミを出し忘れて次のゴミ出しの日までこのゴミをどうしようかと悩みあぐねた疲れ切っているのに失くしたTシャツが忘れられなくて血まなこになって探し始めた...
2024/05/16 06:07
希望も夢もない場所で
希望も 夢もない場所で夢を持てとか希望を捨てるなとか言われてもここには希望も夢もそもそも ないのだからそんなこと言われてもまるで意味が わからない希望も 夢も幸せもそんな言葉のある世界を私は もう忘れただからそういう言葉を耳にすると古傷が痛むんだよ11日が12日になって今日の次に明日が来てただ おんなじことの繰り返しでああ 今日もまたカーテンを開けなくちゃって思うときの 絶望感こんなただのリピート...
2024/05/15 06:08
三重苦
海底に沈んで行くような抑うつ気分と雨雲がどんどん厚くなって行くような不安と血が暴れ出す地獄の不眠三重苦の日常に声も出せずに喘ぎつづけるそんな私におかまいなしに季節は勝手に巡ってる窓を叩く北風に 怯え足元から這い上がる冷気に 震える三重苦三重苦三重苦の日常に声も出せずに喘ぎつづける三重苦三重苦#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#闇...
2024/05/14 06:05
心病んでなお
心病んでなおどこまでも人間でありたいと 願う心病んでなおひとに心砕きたいと 願う自分のための涙でなくひとのために涙を流したいと 願うだけど心病んでいると真夏の 灼熱のように知らぬ間にひとを焦がしひとを燃やそうとしてしまう自分が不幸だと思い込んで無駄な涙ばかり 流すひとを焦がさずに 燃やさずにいられるようにひとを愛せるようにと 願う沈む灼熱と夜の闇とが 溶け合うあの 柔らかな夕日のように悲しむ人の涙...
2024/05/12 06:09
アドレナリン中毒
広い宇宙の片隅にぽっかり浮かぶ私の姿は狭い天井一枚で何とか その場にとどまっているその天井が背中からだんだんと遠のいて行く恐怖空が 泣くとき夜中の目覚め頭に霞がかかるときどんな恐怖もひとりで堪えるしかないのその恐怖をかき消すように大音量で音楽をかけ踊る踊る踊り狂う赤い靴を履いたみたいに踊るのをやめられないアドレナリンが頭の中を占めると気持ちがいい気持ちがいい密かな遊びアドレナリンをガンガン ガンガ...
2024/05/11 06:06
夢を買う・その3
わたしはもう現実には戻れないかも知れないひたすら刹那の夢を買って逃げる逃げるこの現実から束の間で消えてなくなるうたかたの夢を今日も明日もあさってもとつなぎ合わせるように夢を夢だけを見つづけるいつだって残るのは抜け殻になったこの心なのに夢の甘さを忘れられずにわたしは今日も夢を買う花はなぜ 咲くのだろういつか散るのにそんなことをぼんやりと思いつつわたしは 今日も夢を買う#ネガティブのままでいい#シニア女...
2024/05/10 06:05
へその緒をぶち切れ
悲しい寂しいと ほざくな大した苦労もない癖に生ぬるい部屋から叫ぶだけの癖に病気?そんなのなくたってみんな悩んで苦しんでそれでも 生きてるんだよ病気がなんだよ!甘ったれんじゃねーよ!病気の辛さなんかいちいち訴えているうちはまだまだ幸せなのさ苦しみや悩みに耽っていられるうちは全然 幸せなのさ本当に苦しいともう苦しいとさえ感じなくなるんだよ苦しんでいる余裕なんかなくなるんだよ生ぬるい部屋からもう出よう母...
2024/05/08 06:07
がらくたな心
うつの風に煽られて動けない日がつづきますまともに眠れなくて何の思考もできません鉛を背負っているように体中が重たいですフィルターのかかったこの目で歪んだ現実を見ています本物の現実は見えません主観の世界にだけ生きています消えて無くなりたい衝動をそれでも必死で抑えます私に明日は見えません私に夢は見られませんとっくに乾いた洗濯物がもう何日も、ぶら下がっています絶望するだけの気力さえもう ありませんまるで壊...
2024/05/07 06:26
死にながら生きる・その2
死にながら生きている死にながら生きている死にながら生きていると初夏の風も輝く緑も感じなくなるただ棺のように狭いこの部屋の中でわたしは死にながら生きている夏になるからと白いワンピースを着てみてもそれはまるで死に装束に見えるどこからも見えないのは誰の目にも映らないのはきっとわたしがもう死んでいるから亡霊になってこの世をさまよっているから死にながら生きている死にながら生きているわたしの魂はどこ?#ネガテ...
2024/05/06 06:05
私を括らないで
「病気の人」だと私を 括らないで病名のカテゴリに私を 当てはめないで病気じゃない人もときには 「病気」に なるものだから病気じゃない人も24時間のうち何時間かは「病気」になるときもあるのだから病名の括りや見事な当てはめ では誰も 元気にならないから私を 専門書の中の「症例A子」と決めつけないでひとつとして同じ症例などないのだから欠落は誰しもが 持っているものだからだから 人は一人では生きられないと...
2024/05/05 06:07
心の穴を埋めたくて
心に穴が 空いたまま歩いていると寂しくて 寂しくてどうしても他の誰かでその穴を 埋めたくなるでも人格を持った誰かで穴を埋めてはいけないのそれは やがて破綻するだけだから心の穴は自分で修復するしかないの穴の空いた心のままで生きるしかないのそれが どんなに痛くても寒くても何だかね年甲斐もなくここんとこ少し夢見てしまったのもしかして この人なら私の心の穴をそっと 埋めてくれそうななんてねでも夢は夢心の穴...
2024/05/04 06:11
空っぽの冷蔵庫と孤独と
何も入ってない冷蔵庫と私の孤独は比例する飲みかけのままのコーヒーカップが孤独を つぶやく干しっ放しの 洗濯物が孤独を 囁く誰かと一緒にいても孤独でひとりでいても孤独で深夜の静寂を破って孤独が 悲鳴をあげるわ た し は ひ と りだと部屋中の孤独に私は 侵される世界は何も変わらずに流れて行くわたしひとりをこの部屋に置き去りにして#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#闇...
2024/05/03 06:05
苦しみと共に生きる
つらい記憶は消えることがないどう消そうとがんばっても消えることがない過去のつらさを忘れようと無理矢理記憶の外に追いやっても忘れたはずの不幸は必ず 自分に返って来る悲しみを 回避せず苦しみを 厭わずに共に生きる理想の高みに昇るのではなくてダメな自分の現実に 降りればそのうちどん底に落ちるそしたらきっと今まで見えなかった暖かな春の風や陽に照らされて光る緑が穏やかに私を 地上へといざなってくれるだろうダ...
2024/05/02 06:06
360度の冬
桜吹雪のその下で恋人たちが語らっている私は 遠くにその様を見て冬の冷たい道を ゆく桜満開 その下で幼い子らが戯れている私は 遠くにその様を見て冬に咲く花探してる荒れた この手に一体何が 掴めるのか私は そっと思い出の石のペンダント首から下げて白い息 吐き冬を ゆく生きもの全てが巣の中で 息を潜める 360度 冬それが私の 宿命ならば受け容れるしかないのだろうそれが 私の宿命ならば#ネガティブのま...
2024/05/01 06:08
不安中毒
子供たちがひまわりの花の種でも植えるように不安の種を部屋中に 植えては芽吹きを 待ってしまう丁寧に水をあげ陽に当てているから不安はすぐに芽を出しぐんぐん伸びて私の体を絡めとるせきを切ったようにある日不安が押し寄せて来るのも不安の種を植えたせい嫌なんでしょう?不安になるのはつらいんでしょう?不安に絡めとられるのはなのに私はやっぱり不安の種を植える麻薬中毒患者のように悪いものとわかっていてもやめられな...
2024/04/30 06:09
一人称世界
わたし独りの世界ではわたし という一人称さえ いらなくて私の呼ぶ あなたはいつもとっくに過ぎ去った昨日の あなたやこの世からもう消えた向こうの あなた一人称の わたし さえいらない世界私しか いないのだからわたし という言葉すら必要ないわたし はいないどこにもいないそんな世界で私は 言葉を綴りわたし と自分を 呼んでいる#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#闇...
2024/04/29 06:14
季節もわからぬ夜の闇
春一番が とうに吹き過ぎて街は 春の気配なのに日陰のお部屋で火を焚いている孤独は 私に季節さえ 感じさせてくれないただ うわ言みたいにうつろうだけで夏も冬も同じようなものカップルを包む 陽だまり家族の食卓 湯気の窓子供たちの笑い声どれも 眩し過ぎて直視できない私が持っていないものたちもう どうあがいても手に入れることのできないものたちひとり寝に胸を押さえて天井に見る 地獄烙印みたいに一刻一刻痛みと...
2024/04/28 06:40
終わりを夢見て
胸の鼓動が得体の知れない不安を 呼び得体の知れない 不安が根拠のない恐怖を 呼び根拠のない 恐怖が激烈な緊張を 呼ぶ誰の前でも緊張どこに行っても緊張一人でいても緊張逃げ場がないから眠剤を煽って眠りに逃げる症状を連れて 生きるそう決めたはずなのにやっぱり とても苦しくて悲しみの涙さえ奪われて雪解けの春にも病の呪縛は解けなくていつ終わるとも知れないこのくだらない人生のエンドロールをいつも いつも夢見て...
2024/04/27 06:06
無意味な日常
コンビニの袋を ためて何になる?無意味なことの連続が所詮 私の日常ですさんだ魂はあの世とこの世を行きつ戻りつこんな魂いつまでも後生大事に ぶら下げて何になる?素朴な疑問もこの世ではまるで答えは 出なくって大事なものも守るべきものも私には ないけれど心の片隅に微かに燃える灯りだけはどうやらまだ消えてはいないだからこんなに苦しいのきっとこの灯りを吹き消してしまえばいいのに消してはいけないともう一人の私...
2024/04/26 06:17
懲役色の街
雨の日に安堵するのは街が 私と同じ色に染まるからグレーに染まる雨の日の 街が好きこの世 という 懲役の中でいつまで経っても 出所を許されない 私の心と同じ色懲役色に染まる 雨の日の 街が好き海も 空も 私の明日も 懲役色懲役色の 街が好き#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#闇...
2024/04/25 06:14
毎日が命日
毎日が 命日なんです毎日が 喪中なんです毎日が 喪主なんですだから遊びに行くことも旅行に出ることも一切 ないんです悲しくても喪主の私は悲しむ暇もない頭はパンパンに張り詰めています何もかも 失くしました恋も 夢も 大切な人もみんな線香のけむりがひとすじの光みたいに部屋の中をつたって行きます毎日喪に 服しています黒い服しか 着ていません毎日が 命日なんです毎日が 喪中なんです毎日が 喪主なんです#ネガ...
2024/04/24 06:16
そしてわたしはいなくなる
わたしは 涙幾つも幾つも零れては人々の悲しみを浄化するわたしは 涙わたしは 雨路面を叩きつけて降りしきるけれどすぐにあがって陽射しに溶けるわたしは 雨わたしは 水川の流れに逆らわず人々ののどを潤すわたしは 水わたしは 朝露大きな葉の上を転がって朝陽に暖められて光るわたしは 朝露涙になる雨になる水になる朝露になるそしてわたしはいなくなる#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
2024/04/23 06:14
人の心を確かめる
白猫の私を見上げるあどけない表情がたまらなく 愛おしいこの子の存在が私を人間たらしめている春の宵が街を包む私を包む生きている限り苦しみは 途切れることがない一体何の試練なのかと叫びたくなるだけど季節を感じられるならまだ 大丈夫白猫を愛おしいと思えるならまだ 大丈夫苦しみの余り人の心を失うのが 怖くって恨みや憎しみだけに心を支配されてしまうのが怖くって何度も 白猫の頭を撫でて窓を開けて風の香りを感じ...
2024/04/22 06:24
【現代詩】「軽い朝」 思いの隅に溜まっていたもののイメージ 現代詩の試み
軽い朝 いつもより眠れた 身体がゆったりと よくのびてい 今日はこのまま 眠っているように 過ごそうか 軽く あそこまで行ける そんな気がする ああ、雪が 降っていたのか それで こんなに 軽いのか ***** 記憶とは、頭のどこかに記録されているものではなく、いつもずっと考え続けているものだと思うことがあります。 考える部分が小さいだけで、いつもそれを考えているので、覚えている。 だから、それを大きくすることで、思い出すことができるということで。 忘れてしまうというのは、いつもずっと考え続けているということをしなくなったこと。 それを、もう考えることをやめてしまったということ。 そうすると、…
2024/04/21 08:49
悲しみのその先に
悲しみのその先には一体何があるのだろう私の頬に零れた涙を春の夜風がそっと拭って行く悲しんで憎しんで傷つけ合って血を流して絶望の淵で膝を丸めてうずくまっていても新たな誰かと手を繋ぐことを忘れずにいれば悲しみが深い分繋ぐその手は温かい悲しみも憎しみも他の誰かを思うことでやがては炎が燃え尽きるように静かに 消えて新たに愛情や喜びと言う名の感情として優しく火が灯るのだろうかいつか悲しみのその先に辿り着き何...
2024/04/21 06:15
お母さんが死にました・その10
1999年11月10日水ようび はれおかあさんが 死にましたおかあさんの命はあと1ヶ月とお医者さんにいわれましたまだピンピンしていたおかあさんがあと1ヶ月でいなくなるわたしにはよくわかりませんでした1999年11月10日水ようび はれおかあさんが 死にましたおかあさんはもうすぐ死ぬ患者だから雑に扱われましたもうすぐ死ぬ患者だからだいじにして欲しいのに雑に扱われました1999年11月10日水ようび はれおかあさんが 死にまし...
2024/04/20 06:08
孤独な女の恨み節
夜明けの空は赤紫色をして私には見えない希望を告げているらしいはらはらと舞い落つ桜の花びらは短いいのちを生きて 散りゆく天国も地獄もないあるのは有限なこの現実と無限に広がる永遠の虚無天に向かって誰のせいにすればいいのかわからないこの世の苦しみを叫ぶなぜ私は産まれて来たの?私は誰でもなく選ばれた者でもないのにと誰も知らない孤独な女の恨み節#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心#闇...
2024/04/19 06:08
【現代詩】「灯」 微睡のなかで思い出すもの 現代詩の試み
灯 雪、の夢をみた 少年は膝を抱えて 窓際にうずくまっていた そこが一番暗いことを知っていたから少年の祖母は ストーブの上で 干し芋を焙っていた 猫は丸くなって寝ていた外は吹雪いている 父も母もまだ帰らない * 目覚めると、まだ雨が降っていた * ああ、あの家に、灯がともる頃だ ***** 自分の暮らしは、長く長く続く旅のようなものだと思うことがあります。 旅立ったところに、もう戻ることのない。 自分が生まれ落ちたところから、南に進んだ距離、北に進んだ距離、東に進んだ距離、西に進んだ距離、それぞれ、かなりの値になると思いますが、それらを全部ベクトルで足し合わせると、結局は、生まれ落ちた場所から…
2024/04/18 07:34
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