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#4419 雪のごと灰降る夜空紅く染め一丁向かふの家が燃えてゐる
令和6年11月9日(土) 【旧 一〇月九日 赤口】立冬・山茶始開(つばきはじめてひらく)山茶花の散るにすっとぶ消防車 ~伊丹三樹彦(1920-2019)Photo:緊急出動 ~photoAC(matsuemon) 11月9日は「119番の日」。消防・救急の緊急通報用電話番号が119番であることから1987
#4413 嘆くべし否誇るべきかなボストンに日本の至宝温められしを
令和6年11月3日(日) 【旧 一〇月三日 赤口】霜降・楓蔦黄(もみじつたきばむ)嘆くべし否誇るべきかなボストンに日本の至宝温められしを ~林龍三 『塔』 2015年7月号Photo:ボストン美術館 日本美術の至宝展(2013年)(大阪市立美術館) 今日は日本国憲法が発布された
#4330 御巣鷹は尾根の名にして山の名は高天原とふ神の坐せる
令和6年8月13日(火) 【旧 七月一〇日 仏滅】・立秋 「寒蟬鳴」(ひぐらしなく)一瞬にしてみな遺品雲の峰 ~櫂未知子(1960-)Photo:日航ジャンボ機墜落事故現場の報道写真 ~毎日新聞 昨日、8月12日は19851985(昭和60)年の日航機墜落事故の犠牲者520人を傷む慰霊の行
既に電子書籍で販売していました拙書『烽(とぶひ)』が、上・下巻ともに紙書籍でお読みいただけるようになりましたのでお知らせいたします。(Amazon限定のペーパーバック版なので一般書店での販売はありません)烽(上)皇祖の血 ←詳しくはこちら烽(下)皇城騒乱 ←
#4288 同窓の宴果てし夜まなうらに残りし友は十五のままに
令和6年7月2日(火) 【旧 五月二七日 先勝】・夏至 半夏生(はんげしょうず)同窓の宴果てし夜まなうらに残りし友は十五のままに ~林龍三(1952-)Photo:修学旅行の記念写真(1967/5/17) 一昨日、中学校の同窓会がありました。不思議なもので昨日の夜に何を食べたか翌
#4286(号外)拙書:『烽(下)皇城騒乱』を刊行しました。
令和6年6月30日(日) 【旧 五月二五日 大安】・夏至 菖蒲華(あやめはなさく) 飛鳥時代を描いた『烽(上)皇祖《すめらぎ》の血』に続く待望の続編がAmazon Kindleの電子書籍にて求めいただけます。『烽(下)皇城騒乱』では奈良時代から平安時代に至る歴代天皇と藤原氏が織り
#4252 こぼされた砂糖の最後のひとつぶのかなしいひかり降りしきる ガザ
令和6年5月28日(火) 【旧 四月二一日 赤口】・小満 紅花栄(べにばなさかう)こぼされた砂糖の最後のひとつぶのかなしいひかり降りしきる ガザ ~岩尾淳子『眠らない島』Photo:怪我をしたガザ自治区南部ラファの少年 ~毎日新聞(2024年5月10日) パレスチナ解放戦線
#4228 たまきはるきみどりみどりふかみどりいのちとりどり夏山の雨
令和6年5月4日(土) 【旧 三月二六日 仏滅】・穀雨 牡丹華(ぼたんはなさく)たまきはるきみどりみどりふかみどりいのちとりどり夏山の雨 ~林龍三(1952-)Photo:雨の日の山 ~Akimama 5月4日は「みどりの日」。もともとは昭和天皇の天皇誕生日であった4月29日を埋めるた
#4227 真摯なる護憲改憲論ずるを悪しといふなら法は死すべし
令和6年5月3日(金) 【旧 三月二五日 先負】・穀雨 牡丹華(ぼたんはなさく)憲法記念日何はあれけふうららなり ~林翔《はやししょう》(1914-2009)Photo:Forbes JAPAN 大型連休を構成する国民の祝日ですが、その一つ一つには意味があります。とりわけ今日の憲法記念日
#4225 木菟の声きこゆる小さき図書館に耳きよらなる少年を待つ
令和6年5月1日(水) 【旧 三月二三日 先勝】・穀雨 牡丹華(ぼたんはなさく)木菟《みみづく》の声きこゆる小さき図書館に耳きよらなる少年を待つ ~寺山修司(1935-1983)Photo:大阪YMCA専門学校 今年のゴールデンウイーク、前半はお天気に恵まれてはいないようです。そ
#4204 欧州に別れを告げしビッグベン テムズの岸に夕影は落つ
令和6年4月10日(水) 【旧 三月二日 仏滅】・清明 鴻雁北(こうがんかえる)欧州に別れを告げしビッグベン テムズの岸に夕影は落つ ~林龍三 『塔』2016年10月号(改)Photo:テムズ河畔にそびえるビッグベン ~NEWT 1858年4月10日、ロンドンにあるイギリス国会議事堂の
#4194 行間に辞めたる部下の顔浮かべ日記のごとく決算書読む
令和6年3月31日(日) 【旧 二月二二日 大安】・春分 雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)行間に辞めたる部下の顔浮かべ日記のごとく決算書読む ~林龍三 『塔』2016年4月号Photo:三井住友銀行 Busines Navi 国の会計年度では3月を決算月としています。日本の企業の
令和6年3月28日(木) 【旧 二月一九日 友引】・春分 桜始開(さくらはじめてさく)満月に夢の匂いを抱きしめて遥かなる道楼蘭の花 ~飛鳥瑠璃 『永遠に届かぬ愛する人へ』 私が楼蘭《ろうらん》という地名を初めて耳にしたのは1980年に放送されていたNHK特集『シルクロー
令和6年3月16日(土) 【旧 二月七日 友引】・啓蟄 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)桜木の魁《さきがけ》ならむと杏花水面にそよぐ栗林の園 ~林龍三(1952-)Photo:栗林公園のアンズ(香川県高松市) 栗林公園《りつりんこうえん》は香川県高松市にある国の特別名勝です
#4147 わろてんかおもろいからとしゃべる君しゃあない聞いたろ ギブスのわけを
令和6年2月13日(火) 【旧 一月四日 仏滅】・立春 黄鶯睍睆(うぐいすなく)わろてんかおもろいからとしゃべる君しゃあない聞いたろ ギブスのわけを ~林龍三(1952-)『塔』 2018年1月号Photo:なんばグランド花月と吉本吉兵衛(右下) 今日は吉本興行の創設者である吉本吉
#4117 平安のをみなごのごとわが職で呼ばれなくてよかつた君は
令和6年1月14日(日) 【旧 一二月四日 先負】・小寒 水泉動(しみずあたたかをふくむ)平安のをみなごのごとわが職で呼ばれなくてよかつた君は ~林龍三(1952-)『塔』2019年8月号 清少納言、紫式部、和泉式部、赤染衛門など、平安期の女房達の本名はほとんど分かっておら
#4108 雪晴れの水面くろぐろ滔々とうみねこ浮かべ沖へ引きゆく
令和6年1月5日(金) 【旧 一一月二四日 仏滅】・冬至 雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)雪晴れの水面くろぐろ滔々とうみねこ浮かべ沖へ引きゆく ~林龍三(1952-)『塔』 2021年3月号Photo:朝靄の美しい海にカモメやウミネコが飛ぶ津軽海峡のはずれの冬景色 ~Salty Life
#4071 霜月の濡れ落ち葉蹴る子どもらの通学の路咳きひとつ
令和5年11月29日(水) 【旧 一〇月一七日 友引】・小雪 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)霜月の濡れ落ち葉蹴る子どもらの通学の路咳《しはぶ》きひとつ ~林龍三(1952-)『塔』2015年1月号Photo: FREEP!K 11月も今日を含めてあと2日、まさに今が紅葉の見頃です。色
#4069 見送れど君振り向かずからからと枯葉舞い散るあと追ふごとく
令和5年11月27日(月) 【旧 一〇月一五日 赤口】・小雪 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)見送れど君振り向かずからからと枯葉舞い散るあと追ふごとく ~林龍三(1952-)『塔』2015年10月号Photo:木枯らし ~GANREF(KAWAさん) 今日は七十二候の第59候「朔風払葉(きた
#4065 朝市に朝採り蕪の並びをり今朝は値切らぬ勤労感謝の日
令和5年11月23日(木) 【旧 一〇月一一日 友引】・小雪 虹蔵不見(にじかくれてみえず)朝市に朝採り蕪の並びをり今朝は値切らぬ勤労感謝の日 ~林龍三(1952-)『塔』2023年3月号Photo:朝市 ~Hakken! 今日、「勤労感謝の日」は年内最後の祝日です。祝日法によると「勤労
二と四と一のサインを出し終えてとどめの直球内角低めに ~林龍三『塔』 2017年9月号Photo:阪神タイガース公式サイト 坂本捕手のミットをめがけて岩崎渾身の一球が唸ると、オリックス杉本のバットが一閃。あわやスタンドオーバーかと思われる大飛球でしたがレフトノイジ
#3973 夏の海秋の空とを分かつ線なぞるがごとくコンテナ船行く
令和5年8月23日(水) 【旧 七月八日 友引】・処暑・綿柎開(わたのはなしべひらく)夏の海秋の空とを分かつ線なぞるがごとくコンテナ船行く ~林龍三(1952-)『塔』 2023年2月号Photo:出向した船と夕焼け ~photoAC(ハル14さん) 今日は二十四節気の14番目「処暑」。「
令和5年8月20日(日) 【旧 七月五日 大安】・立秋・蒙霧升降(ふかききりまとう)青信号待ちゐし園児の列を抜け赤信号を紋白わたる ~林龍三(1952-)『塔』 2021年7月号Photo:フリーブログ。 今日は「交通信号設置記念日」です。1931年のこの日、銀座の尾張町交差点や京橋
#3967 薄暮とふ言ひ訳をせぬ外野手に届く投手のドンマイの声
令和5年8月17日(木) 【旧 七月二日 友引】・立秋・寒蝉鳴(ひぐらしなく)薄暮とふ言ひ訳をせぬ外野手に届く投手のドンマイの声 ~林龍三(1952-)Photo:阪神甲子園球場のスタジアム照明 ~東芝ライテック株式会社 1948(昭和23)年8月17日の「夜」、読売ジャイアンツ対
#3947 言ひたくも聞きたくもなしあつあつと日なたも人も避けて過ごさむ
令和5年7月28日(金) 【旧 六月一一日 仏滅】・大暑・土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)言ひたくも聞きたくもなしあつあつと日なたも人も避けて過ごさむ ~林龍三(1952-)『現代万葉集』2020年版Photo:日傘男子が増えている ~日刊ゲンダイ 二十四節気「大暑」の次候
#3866 追い出したコロナウイルス新しき年を身軽になりて迎える
令和5年5月8日(月) 【旧 三月一九日 先負】・立夏・蛙始鳴(かわずはじめてなく)追い出したコロナウイルス新しき年を身軽になりて迎える ~新川克之 『塔』 2023年4月号Photo:ATEXNOS 作者は新型コロナウイルスに二度感染され、二度目は新しい治療薬をを飲んで5日間戦わ
#3847 書きかけてしばし躊躇の躑躅の字行きては戻る季節に咲けリ
令和5年4月19日(水) 【旧 閏二月二九日 赤口】・清明・虹始見(にじはじめてあらわる)春愁のかぎりを躑躅燃えにけり ~水原秋桜子(1892-1981)Photo:ツツジ ~くるまのニュース 葉桜の下にもう赤紫の躑躅《ツツジ》が咲いていました。ツツジという呼称は、よく似た皐月
#3845 彼等とのつきあひ方と人のごとく語られてゐる人工知能
令和5年4月17日(月) 【旧 閏二月二七日 仏滅】・清明・虹始見(にじはじめてあらわる)彼等とのつきあひ方と人のごとく語られてゐる人工知能 ~内田しず江 (平成28年宮内庁歌会始詠進歌)Photo:Artificial Intelligence Investing NEWS 7年前の宮中歌会始のお題は「人」
#3828 春の雷いみじく鳴りてすぎしあと暗き湖べにわれひとり立つ
令和5年3月31日(金) 【旧 閏二月一〇日 大安】・春分・雷乃発声(かみなりすわわちこえをはっす)春の雷《かみ》いみじく鳴りてすぎしあと暗き湖べにわれひとり立つ ~古泉千樫(1886-1927)『屋上の土』Photo:~釣りたいバス釣り日記 今日は七十二候の第12候「雷乃発声(
#3788 如月のぬかるみを踏み自転車の車輪はすぐに重たくなりぬ
令和5年2月19日(日) 【旧 一月二九日 大安】・雨水・土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)如月のぬかるみを踏み自転車の車輪はすぐに重たくなりぬ ~前田康子(1966-)『黄あやめの頃』Photo:Cycle Sports 今日は二十四節気2番目の「雨水《うすい》」。「陽気地上に
令和5年1月28日(土) 【旧 一月七日 先勝】・大寒・水沢腹堅(さわみずこおりつめる)密やかに旧正月も来て去れり ~相生垣瓜人《あいおいがき かじん》(1898-1985)Photo:コロナ禍前の神戸南京町の春節風景 ~Lmaga.jp東アジアの多くの国々では旧暦に従って新年を祝う
#3762 街上に轢かれし猫はぼろ切か何かのごとく平たくなりぬ
令和5年1月24日(火) 【旧 一月三日 先負】・大寒・款冬華(ふきのはなさく)街上《がいじょう》に轢かれし猫はぼろ切か何かのごとく平たくなりぬ ~斎藤茂吉(1882-1953)『白桃』Photo:柳瀬川たより たまたま私もこんな光景を目にしてしまったので取り上げました。今日
#3761 寒椿ほとろと散りてなほ紅し記憶のかけらを重ぬるやうに
令和5年1月23日(月) 【旧 一月二日 友引】・大寒・款冬華(ふきのはなさく)もののふの忌むと言ひける血の色の椿の首は落ちて笑へり ~林龍三 『塔』 2018年5月号 椿と山茶花《サザンカ》の見分け方の一つに散る時の様子があります。山茶花は花びらが散り、椿は花全体が
#3756 オリオンもサソリも星となりたるにいまなお同じ空には出でず
令和5年1月18日(水) 【旧 一二月二七日 友引】・小寒・雉始雊(きじはじめてなく)ビル風の荒びし夜空オリオンの腰の三ツ星眺めて帰る ~林龍三 『塔』 2022年4月号Photo:オリオン座 冬の夜空を何気なく見上げるとオリオン座が目にはいります。2つの1等星と5つの2等星が
#3750 喜びを音符に記ししベートーヴェン山栗はいま花に満ちたり
令和5年1月12日(木) 【旧 一二月二一日 友引】・小寒・水泉動(しみずあたたかをふくむ)喜びを音符に記ししベートーヴェン山栗はいま花に満ちたり ~田中勝美(島根)「第22回全国短歌大会」特選二席(小島なお選)Photo:我が家のテレビ画面です。2022年12月31日放送。N
#3736 同窓の友なるゆゑか親の死を互ひに知れり師走の文に
令和4年12月29日(木) 【旧 一二月七日 赤口】・冬至・麋角解(おおしかのつのおつる)同窓の友なるゆゑか親の死を互ひに知れり師走の文に ~林龍三Photo:PORTA 年末には訃報が多いものです。私の義母も、友人の父も90台で天寿を全うしました。今年令和4年に亡くなった有名
#3713 いつもそこで必ず狂ふレコードの瑕のごときを身に持てりけり
令和4年12月6日(火) 【旧 一一月一三日 大安】・小雪・橘始黄(たちばなはじめてきばむ)いつもそこで必ず狂ふレコードの瑕のごときを身に持てりけり ~蒔田さくら子(1929-2021)Photo:His Master's Voice ~flickr 今ではMDはまったく、カセットテープもほぼ使われな
#3710 朝まだき隣家より漏る叫び声ドーハの歓声に少し遅れて
令和4年12月3日(土) 【旧 一一月一〇日 友引】・小雪・橘始黄(たちばなはじめてきばむ)サッカーのルールも選手も知らずして暁闇に起き昼朦朧として ~轡田道子《くつわだよりこ》 『現代万葉集』 2018年版Photo:日本vsスペイン戦の後半、同点ゴールを決める堂安選手⑧
#3695 マドレーヌあまく舌を焼く二十代いつか終りにさしかかりゐて
令和4年11月18日(金) 【旧 一〇月二五日 仏滅】・立冬・金盞香(きんせんこうばし)マドレーヌあまく舌を焼く二十代いつか終りにさしかかりゐて ~松平盟子(1954-)『青夜』 Photo:アンリ・シャルパンティエ(兵庫県芦屋市)の洋菓子 マドレーヌというお菓子を始めて知っ
#3690 銀杏が傘にぽとぽと降つてきて夜道なり夜道なりどこまでも夜道
令和4年11月13日(日) 【旧 一〇月二〇日 大安】・立冬・地始凍(ちはじめてこおる)銀杏《ぎんなん》が傘にぽとぽと降つてきて夜道なり夜道なりどこまでも夜道 ~小池光(1947-) 穂村弘著『はじめての短歌』よりPhoto:イチョウとギンナン ~tenkijp 今でこそ御堂筋の銀
令和4年10月27日(木) 【旧 一〇月三日 赤口】・霜降・霜始降(しもはじめてふる)書《ふみ》よみて賢くなれと戦場のわが兄は銭を呉れたまひたり ~斎藤茂吉(1882-1953)『赤光』Photo:司馬遼太郎記念館の蔵書(東大阪市) ~KOBECCO スポーツの秋、食欲の秋、そして読書
令和4年10月25日(火) 【旧 一〇月一日 仏滅】・霜降・霜始降(しもはじめてふる)錦城の草むす堀に夕陽入りアワダチ草が黄金を撒ける ~林龍三(1952-)『塔』 2020年5月号 「錦城」は復興90周年を迎えた大阪城の別称です。Photo:セイタカアワダチソウ ~青柳庵日記 北
令和4年9月21日(水) 【旧 八月二六日 先負】・白露・玄鳥去(つばめさる)死に際を思ひてありし一日のたとへば天体のごとき量感もてり ~浜田到(1918-1968)『架橋』Photo:朝日新聞DIGITAL 浜田到は大正7年ロサンゼルスで生まれの日本の歌人。4歳で鹿児島に帰り、後に詩
令和4年8月31日(水) 【旧 八月五日 赤口】・処暑・天地始粛(てんちはじめてさむし)わが夏を憧れのみが駆け去れり麦藁帽子被りて眠る ~寺山修司(1935-1983)Photo:tenki.jp 季節の変わり目などは空を見ても暦を見てもこれが正しいと言う基準はありません。子供の頃から
令和4年8月23日(火) 【旧 七月二六日 友引】・処暑・綿柎開(わたのはなしべひらく)掌に書く字や処暑の湯に沈み ~長谷川かな女(1887-1969)『花寂び』Photo:ひつじ雲 ~じゃらんニュース 今日は二十四節気の第14、「処暑」。夏の暑さが峠を越える頃。「陽気とどまりて
令和4年7月15日(金) 【旧 六月一七日 仏滅】・小暑・蓮始開(はすはじめてひらく)何処からかそうめん届いておらぬかと居間覗き見る七月中元 ~林龍三Photo:郵便局のネットショップ より 「中元」は旧暦の7月15日に行われる道教の行事でした。上・中・下の三元があって、
令和4年7月1日(金) 【旧 六月三日 友引】・夏至・菖蒲華(あやめはなさく)遠き星に咲く花のごと一群れのアガパンサスが薄明に浮く ~清水あかね 『白線のカモメ』Photo:アガパンサス属 ~Wikipedia アガパンサス、和名はムラサキクンシラン。君子の名にふさわしい優美さ
令和4年6月27日(月) 【旧 五月二九日 先負】・夏至・菖蒲華(あやめはなさく)五月雨の晴れ間にいでて眺むれば青田すずしく風わたるなり ~良寛(1758-1831)梅雨の晴れ間に庵を出て眺めてみると、青々と稲の育った田んぼにそよ風が吹いているよ。Photo:梅雨の晴れ間の田ん
令和4年6月15日(水) 【旧 五月一七日 先負】・芒種・腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)梅雨入りの例年通りなるがよし ~右城暮石(1899-1995)『一芸』Photo:TABIZINE 昨日14日、ここ大阪も平年よりかなり遅れて梅雨に入りました。気象庁の発表では「梅雨に入ったと
令和4年6月10日(金) 【旧 五月一二日 仏滅】・芒種・蟷螂生(かまきりしょうず)何者に操られてか時を告げる電波時計に従ふわれは ~林龍三 日本歌人クラブ『風』 2017年4月号Photo:近江神宮の漏刻の模型(昭和39年オメガ社より奉納) ~たび・こふれ 今日は「時の記念日