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JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き 《4》民話「ものいう地蔵」 瀬川拓男・松谷みよ子・辺見しゅん編『日本の民話6土着の民話』(角川文庫 1981年刊)の中に次のような話が載っています。(内容は少々要約しています)「
JUGEMテーマ:歴史 今回の話題は決してホラーでもオカルトでもありません。タイトルだけ見て期待した方はすみません。 《1》ある誤解 ネットサイトの中のある日のQ&Aのコーナーに首かしげる質問と回答が載っていまし
ありし日の小川原湖民俗博物館と十和田観光電鉄<日本縦断紀行Classic 26日目-4 三沢>
三沢 ('03.11.9) 三沢駅は橋上駅になっていて、かなり大きい。※三沢駅は2020年に改築され、「駅前交流プラザみ~くる」がオープンしました。 駅前に…
ワールドにちょっと付け加えて・・・。T字路s 「泪橋」(2010.11.18 O-WEST)お久しぶり。約ひと月、まるっと何も書かない日々を過ごさせていただいた。書こうと思ったきっかけは、昨夜かかってきた「留守確電話」。つまり家の人がいるかどうかを確認するための盗人の確認電話
プチ感想・レビュー#320【現代民俗学入門: 身近な風習の秘密を解き明かす】
「現代民俗学入門: 身近な風習の秘密を解き明かす」のプチ感想・レビューです。 感想は読書メーターで書いた文章になります。 興味を持ってもらえると嬉しいです。
JUGEMテーマ:歴史 その4からの続き 《6》不吉な影 記紀(古事記・日本書紀)垂仁天皇の中にあるサホヒメ・サホヒコのエピソードに蛇(小蛇)が登場します。 天皇の后であるサホヒメは兄のサホヒコから天皇を殺して自分たちで
JUGEMテーマ:歴史 その3からの続き 《5》弥生・古墳時代の蛇 おそらく私の不勉強によるものでしょうが、前々回にも述べた通り弥生時代の土器の中にヘビをモチーフにしたデザインや造形があるのかを知っていません。同様に古墳
JUGEMテーマ:歴史 その2からの続き 《4》性の神 山梨県立考古博物館展示の津金御所前遺跡出土(縄文時代中期)の土偶は出産土偶として有名です。容器上部についているのが母親の顔、側面に見えるのが子どもの顔とされており、
忍び手神式葬儀の際は拍手の音をさせない。これを忍び手と言う。柏手「かしわで」とは拍手の扁が勘違いで誤ったために言うようになったという説がある。なお拍手の数は、伊勢・宇佐・出雲大社・及び弥彦神社は二礼四拍手一礼(伊勢では神職は腰を下ろして行う)。ほかは流行に
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き 《3》再生への願い 民俗学の谷川健一さんが『蛇〜不死と再生の民俗』(冨山房インターナショナル 2012年刊)で、沖縄・奄美地方でハブを頭に乗せて占いをするノロ(巫女)がいたことを
旧正月は中華圏の春節である。昔日本では1月15日を小正月といって正月の終わりを意味し、節分前の1月末日あたりを旧正月と言った。年末から節分まではもともと1セットで、冬のツゴモリの時期であり、節分で春のはじまりと認識された。筆者の子供時分は旧正月には「かき
JUGEMテーマ:歴史 あけましておめでとうございます。昨年は正月早々の地震やら大事故やらでたいへんなスタートとなりましたが、私の住む地域では今年は比較的穏やかな天候となり晴ればれとしたお正月を過ごしました。と思っていたら、ここ数
植木屋と民俗学者は、一見すると異なる職業に見えるかもしれませんが、実は共通点がいくつか存在します。以下に、植木屋と民俗学者の共通点を述べてみます。1.知識と技術の習得が必要植木屋と民俗学者の両方には、専門的な知識と技術の習得が必要です。植木屋は、植物の育成や剪定、病害虫の対処など、植物に関する豊富な知識と技術を持っています。一方、民俗学者は、民俗学という学問分野における研究や調査を行うために、歴史や文化に関する幅広い知識と調査技術を身に付けています。2.地域社会との関わり植木屋と民俗学者は、共に地域社会との関わりが深い職業です。植木屋は、地域の公園や庭園、個人宅の庭などで植物の手入れや管理を行うことで、地域の緑化や美化に貢献しています。一方、民俗学者は、地域の伝統や習慣、風習などを研究対象とし、地域住民と...植木屋と民俗学者の共通点
心霊スポットは、単なる恐怖の場ではなく、民俗学的な視点から見れば文化的記憶や人間の感覚を開く特別な空間としても捉えられます。本記事では、心霊スポットと霊感の関係について、民俗学の視点を交えながら考察します。心霊スポットの文化的意義心霊スポットは、廃墟や死に関する記憶と結びつき、人々が非日常を体験する場として機能しています。以下はその研究事例です。心霊スポットは人間が恐怖を感じる,意味付けられた場所であり,潜在的なゴーストツーリズムの資源である。心霊スポットは東京都23区や大都市周辺地域に偏在し,その怪談は廃墟という非日常空間や死に関する場所の記憶によって規定される。ただ,これらの心霊スポットを消費するゴーストツーリズムは,倫理的な配慮や場所の雰囲気から,東京都23区よりも大都市周辺地域で実施されていた。矢...幽霊が開く感覚の扉:心霊スポットと霊感の不思議な関係
JUGEMテーマ:歴史 3年ほど前「ドール」という動物を紹介したことがあります(2021年6月4日「ニホンオオカミのことpart�〜オオカミとヤマイヌ」)。ドールを日本で唯一飼育しているよこはま動物園ズーラシアに先日、ようやく訪問
森薫さんの中央アジア漫画『乙嫁語り7』では、女性同士の結婚制度「姉妹婚」が紹介されていました。19世紀には廃れてしまった風習らしいのですが、その元ネタとなるのがこの『ペルシア民俗誌』という本です。中東の姉妹婚・ハーハル・ハーンデ『ペルシア民...
【今回の読書】 フレイザー (著), 永橋 卓介 (翻) 「金枝篇 1」とか
おはこんばんちは 久しぶりにブログとか書いてみるwまぁ所詮読書の話しかしないんだけどねwだいぶブログの執筆期間が空いちゃったから、今回から読書の記録を付けた最…
JUGEMテーマ:歴史 11月30日、大阪の近つ飛鳥博物館(富田林)において文挾健太郎氏(群馬県藤岡市教委)による『モノづくりが繋ぐ交流と信仰〜群馬県藤岡市の歴史文化の特性』という講演が行われました。“モノづくり&rd
JUGEMテーマ:歴史 能登半島地域を襲った地震と水害によって被害を受けた方々、およびそれにより平穏な日常を妨げられた方々にお見舞い申し上げます。一日でも早い復興を祈っております。 今回はあまり深く掘り下げず、シンプルか
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き 《4》龍と王権 春成氏は講演の中で、龍の信仰が伝わってきた理由についても言及されています。龍の観念が伝来した紀元1世紀頃の日本列島は気候が極めて不安定であったとされていて、極端な
祀るのは誰か? 〜「火山と断層から見えた神社のはじまり」を読む
JUGEMテーマ:歴史 よく読まれているようで、新聞などでも重版の広告をよく目にします。私も読んでみました。内容に共感する点は少なくないのですが、一方で少々納得できないところもありました。今回は、そのようなことも含めての感想じみた
第2話 欧米人は伸筋を、日本人は屈筋を多用する「文芸評論家の会田雄次は『日本人の意識構造』の冒頭に、日米の母親に質問紙法の調査を行っている。子ども連れの母親に「突然クマがこちらに向かってきた時、どのような姿勢を取るか」を尋ねたところ、日本人の母親の多くがク
貝輪出土分布図と弥生人が好んだ貝そして八咫鏡と平原内向花文鏡とスイジガイ
これはゴホウラ貝輪の出土分布図ここに山口県土井ヶ浜が入る。そしてこれはゴホウラ貝の産地地図日本の南西諸島からフィリピン沖、マレー半島、ボルネオ、ニュージーランド近海まで延々と続くが、南海でしか採集できない。ゴホウラ貝とそれ以外の南海産貝類ゴホウラ貝、イモ
1 ギアナ高地のホティ村のインディオホティ族(ヤノマミ族)狩猟採集生活をする原住民。つい最近になってはじめて発見された人々。縄文人や倭人の生活様式の素晴らしいヒントだ。NHKBSで発見。http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2528/1781006/参考サイト1万1000
もしこの地球上に霊魂なるものが本当にあるならば、なぜ、虫やアメーバやライオンの霊魂を見たというものはいないのだろうか。もしそれらの霊魂も存在するならば、地球は数回の生命の破滅的大打撃を受けて、あらゆるいのちが滅んだにも関わらず、それらの霊魂が「観た」とい
JUGEMテーマ:歴史 その2からの続き 《6》葛城氏 そもそも役小角の出身である鴨氏=葛城氏とはどのような氏族なのでしょうか。 役小角が修行したとされる葛城山とは大阪府と奈良県の境にある山なのですが、それは河内長野市(
JUGEMテーマ:歴史その1からの続き 《4》葛城修験 修験道の聖地と言われる場所は大峰山(奈良)、出羽三山(山形)、英彦山(福岡・大分)や熊野(和歌山)、白山(富山他)、立山(富山)、富士山(静岡他)等々いくつか挙げられますが、
JUGEMテーマ:歴史 大阪(泉佐野市)と和歌山(紀の川市)の境となる和泉山系に犬鳴山はあります。2020年に公開された「犬鳴村」という恐怖映画とは全く関係ないのですが、映画のエピソードに出てくる犬鳴トンネルと同名の隧道があったり
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き ⦅3⦆ 具象と抽象 例えば、ルネサンス期の宗教絵画しか観たことのない人が、ピカソの『泣く女』(1937年)を観たらとても人の顔には見えないでしょう。そ
木曜日が祝日でしたから、イタリアの学生は4連休。というか、今年は復活祭が早かったためか(3月末)、その後はもう夏休みに向かっている気さえしています。でも生...
JUGEMテーマ:日本のTVドラマその2からの続き 映画『シン・ウルトラマン』(2022年 樋口真嗣監督)を私は観ていません。この作品にラルゲユウスが登場することを知ったのはごく最近です。ただ、どうもそれほど重く用いられていない様
JUGEMテーマ:日本のTVドラマその1からの続き 《3》鳥と少年 脚本を書いた山田正弘さんはインタビューでこの「鳥を見た」について以下のように述べています。 「この鳥は…“少年の思い&rdqu
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ 2024年2月27日朝日新聞(朝刊)の社説で、往年の特撮TVドラマ『ウルトラQ』の一作品(「1/8人間」)がツカミとして使われていました。書かれた記者がどのような方かは分からないのですが、196
《1》3年経ちました2021年4月4日にブログを始めて以来、この度4年目を迎えようとしています。記事もこれで120本目となります。当初の目標は「1週間で1本」をペースとし「100本」を目指しました。SNSの瞬間芸的な軽い文でなく、できればそ
菅野歩美・松田ハル二人展「アンビルトな生活」|ifの世界線における生活から理想像を問い直す展示をレポート
目に見えるものは、目に見えないものの積み重ねでできている。 では、目に見えないものは本当に意味のないものだったのか。 ifの世界線における生活から理想像を問い直すような展示が、HIRO OKAMOTOにて開催された、菅野歩美さん・松田ハルさ
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き 紀伊半島に人が住み始めたのは3万年前の旧石器時代のことで、その後の縄文時代の頃にはほぼ今の地形が出来上がっていたようです。 《4》東から西から 上は今回の紀伊風土記の丘
JUGEMテーマ:歴史 もう終了してしまったのですが、紀伊風土記の丘資料館で行われていた企画展『紀伊半島の東と西〜縄文・弥生時代の地域性〜』(1/20〜2/25)は、私にとってこの地域をあらためてとらえ直す良い機会になりました。&
JUGEMテーマ:歴史 その1からの続き 《3》 怪異の正体 “化け物の正体見たり枯れ尾花”というのは横井也有という江戸時代の俳人の作った句のようです。 その正体を“科学的&rdquo
韮崎市民俗資料館新府城に行く前に、続100名城スタンプのある韮崎市民俗資料館を訪れました。最寄り駅はJR韮崎駅ですが、駅から道程2km・上り90m弱と徒歩でアクセスするのはかなり大変です。というわけでまたしてもタクシー利用、870円でした。
JUGEMテーマ:歴史 あたり前のことですが…。この世界のあらゆる生き物は「人間」のために存在するのではありません。自然の一部として存在する生き物を人間が勝手に“神”にしたり“妖怪
その2からの続き 古い人間なので昔の歌しか事例に上げられないのですが、さだまさしさん自身が主演する映画『飛べイカロスの翼』のテーマ曲として作った『道化師のソネット』(1980年)という歌には、♪笑ってよ 君のために 笑ってよ 僕の