誰にでも、つい寄ってしまうような最寄りの寺社仏閣はあるのではないでしょうか。私にとってそんな身近な場所は、サンティッシマ・アヌンツィアータ教会です。いつも...
誰にでも、つい寄ってしまうような最寄りの寺社仏閣はあるのではないでしょうか。私にとってそんな身近な場所は、サンティッシマ・アヌンツィアータ教会です。いつも...
30度に近い気温が続いているフィレンツェ。サマータイムも相まって、何だか既に夏気分です。朝の空気だけは少し寒いけれど、直ぐに暑い空気に覆われます。そのため...
フィレンツェには幾つもの劇場があり、真夏以外はさまざまな演目で人々を楽しませてくれます。特に秋冬の季節はオペラが頻繁に上演され、日本からのお客様も当日チケ...
今年はアメリカの大統領選もありますが、実はフィレンツェの市長選もあります。その中でも去年からずっと紙面を賑わせてきたのが、一人の候補者。その方は政治家では...
最近、印象派について考えています。少し前までは中世からルネサンスの絵、しかも宗教画についてばかり考えていたのですが、一息ついたので、次の課題に。それにして...
春になると、気持ちが忙しくなります。「イタリアはいつもこうだから。」と、頭では分かっていても、時間に余裕がない状態で動くのが苦手な私は、勝手にドキドキして...
少し前の話ですが、カッラーラを訪れた際に昼食を取ったレストラン。中へ入っただけで、「ここは絶対美味しい」と確信できる場所でした。なぜそう感じるのか、と言え...
少し汗ばむような太陽で週末が始まりました。ところで、三十年以上前から続くシャツ屋が近所にあり、我が家のイタリア人がいつもお世話になっていますが、今日、店の...
チンクエテッレの街を巡るのに最適な方法は列車。どの本にもそう書いてあって、実際に乗ると本当にそうだな、と思います。勿論、これから暖かくなれば海から五つの街...
昨日の【お知らせ】から、再びカッラーラの話に戻ります。(【お知らせ】は記事最後尾に、引き続き掲載させて頂きます。)大理石の山を一望できる和子さんのB&Bで...
この数か月、フィレンツェを歩き回り写真を撮り直していたのは、《最後の晩餐》の作品群!なぜなら今年も【阪急交通社 たびコト塾】にて、美術史の講座を担当させて...
チンクエテッレを楽しんだ後、半時間ほど車を走らせてカッラーラへ行きました。実は(私にとっては)こちらが旅のメイン。大理石の山を目指したのです。滞在したB&...
皆が休暇の時に合わせて旅に出る時は、いつもより入念に予定を立てる様にしています。既に知っている場所でも、民族大移動の様に大勢の人が集まるだろう場所へ敢えて...
雨が降らない事を天気予報で確認してから、ふらっと来てみました。チンクエテッレです。小さな湾にある作られた街を巡る鈍行列車は、季節によって値段が変わる様で、...
私にとって、フィレンツェは宝の山なので、いつでも訪れたい場所が目白押しなのですが、生まれも育ちもフィレンツェの我が家の中学生にとっては、別に今行かなくても...
今日から、イタリアの学生さん達は春休みです。一週間ほどですが、ちょっとホッとする休みです。何故、木曜日から休みなのか?(キリが悪くない?)というと、ちゃん...
メディチ家の長い歴史を読んでいたら、マルスッピーニさんがメディチ家当主の死に際して詠んだ文面があり、へぇと思いながら、先日訪れたマルスッピーニさんのお墓を...
フィレンツェではあまり見かけない図像ですが、先日サンティッシマ・アヌンツィアータ教会で見つけたのでパチリ。色彩木彫の《悲しみの聖母》です。七本の剣がマリア...
我が家のイタリア人は料理をする時に、Youtubeで講座や小説の音読などを聞いています。週末は『許嫁』の朗読を聞きながら昼食を作ってくれました。私も最近そ...
フィレンツェでは、教会でも街中でも「これから先は立ち入り禁止」の場所には、格子門が置かれています。鉄製の門のデザインが美しいので、私はいつも写真に収めてし...
地震大国に暮らしてきた私は、(恐らく皆様も)ベットの上に物を置く習慣はないと思います。(地震があったら、頭上に落ちて来るから。)でもイタリア人の家に行くと...
春の陽気の中、サンタ・クローチェ教会へ行きました。朝一番だったためか、人も少なく、ジョットのフレスコ画は未だ修復中でしたが、鑑賞を楽しむことが出来ました。...
言われて見れば、毎年そうですが、イタリアの春は突然やって来ます。(そして短い春の後、夏も突然…。)昨日、今日と恐らく20度を超えているだろう暖かさ。朝は少...
双方とも、キリスト教の祝祭には変わりないクリスマスと復活祭。でも、この二つの祝日の大きな違いは…、クリスマスはキリストが降誕日を祝うもの。つまり12月25...
ミケランジェロの《ダヴィデ》像で有名なアカデミア美術館の横には、芸術家の卵達が通う、フィレンツェ国立美大があります。アカデミア美術館と美大は元々同じ管轄の...
私は日本人なので、高い棚の上にズラリと並ぶワイングラスを見るとぎょっとしてしまいます。「これは、震度一でもダメなやつ。」と考えてしまって、ずっと気になる。...
あまり料理については記事にしないのですが、昨日も大好評だったので我が家のイカ墨パスタについて。(写真は友人にレシピを教えるためにたまたま撮っていました!)...
「ここで何人の修道士さんがご飯を食べていたのだろう…。」と思いながら、大きな食堂を眺めていたら、その心を読んだように、ボランティアをされている紳士が近寄っ...
アルノ川の近くにある教会で、今まで一度も扉が開いたところを見た事がなかった場所を今日、幸運にも見る機会に恵まれました。でもご覧の通り、天井が今にも落ちそう...
フィレンツェで16世紀後半に活躍した画家ベルナルディーノ・ポッチェッティ。この時代のフィレンツェ画家の作品は、色彩が美しいです。元食堂に描かれたこの作品も...
教会の宝物である聖遺物。それは信者さんが資金を投じて手に入れ、教会に奉納したもの。また巡礼者がローマまでの道のりで、教会に立ち寄り、祈りを捧げて見学するも...
ギリシャの神々は、自分が何者かを示すしるし(アトリビュート)を身に付けています。先日訪れた考古学博物館で観たヘルメスのブロンズ像。ヘルメスはいつも若い青年...
最寄りの市場にある花屋のお客は、フリージアが好きな方が多い様で(私もその一人)、少し出遅れると売り切れている事が多いです。そのため、本当は邪魔になるし気を...
女性に対する暴力は看過できません。それは、本当。だから女性の日の今日に旗を掲げて女性の自由、女性の権利についてデモをする意義はあります。と言う理由で、我が...
最近、気になる事があって、宗教と洗足行為について考えています。仏教には明記がありますし、イスラム教と言えばイスタンブールを訪れた際、モスク前に水場があって...
ブログに写真を載せる時には、画素数を小さくしなくてはならないのですが、いつも使っていた無料のAPPに急に宣伝が入るようになってしまって醜い…。他の画像処理...
アンティークジュエリーの鑑賞は大好きで、ピッティ宮殿のメディチ家のジュエリー・コレクションは数えられない程、訪問しています。しかしフィレンツェ考古学博物館...
フィレンツェの街を歩くと、旧市街の大きな邸宅の壁に付いている家紋を目にする事が頻繁にあります。良く目にする公共の紋や、フィレンツェ貴族の紋章などは区別がつ...
3月と言えば、フィレンツェでは既に観光シーズンが始まっています。ですから、第一日曜日に開催される美術館無料開放日には、長蛇の列が予想されるため、行く予定は...
フィレンツェは気紛れな天気で、五分毎に太陽、雨、曇りと空が移り変わるので、もう心配しながら空を眺めるのを諦めました。ところでフィレンツェに街には、普段何気...
MIGONE。洗礼式や結婚式などに配るコンフェッティと呼ばれるお菓子を用意する老舗としてフィレンツェで慕われているお菓子屋です。私もお世話になりました。少...
携帯で写真を撮るようになってから、時々写真の整理をしないと大変なことになってしまいます。要らない写真、複数とった同じ写真などをこまめに消去しないとファイル...
宗教画主題にしても、世俗主題でも、近代になるまでは、画家の創意工夫と言うよりはむしろ、宗教・歴史的背景が作品に大きな影響を及ぼします。《最後の晩餐》と言え...
少し前に訪れたメディチ家礼拝堂は、ミケランジェロを独り占めでした。本当に贅沢。二月のフィレンツェは、美術愛好家におすすめのシーズンです。ミケランジェロを見...
フィレンツェは雨です。そして寒い。やっぱり春は未だだった。油断しなくて良かった、と久しぶりに暖かなセーターを着ました。久しぶりに図書館の最上階にあるバール...
アンドレア・デル・サルトと言えば、伝記作家ヴァザーリに「間違えのない画家。」と高評価を受けたルネサンス画家です。フレスコ画からテンペラ画まで様々な技法を用...
今は高校の校舎として用いられている旧修道院内にあるペルジーノのフレスコ画を久しぶりに訪れる機会に恵まれました。特別開館の知らせを友人に教えてもらい、案内付...
イタリアの生活は、まぁ好きな方だと思いますし、足りていない部分も、良い事を見れば我慢できると思いながら毎日を過ごしています。が、しかし、学校のストライキは...
最近、シニョーリア広場の噴水の水が出ていません。なぜなのかな、と思っていたら今朝、修復家の人達が作業をしていました。また何か壊れてしまったのかしらね?でも...
日に日に一日が長くなってきています。この写真は、六時頃にベッカリア広場を通った時、入道雲みたいな立派な雲がもくもくと空に浮かんでいて、凄いねと思って撮った...
フィレンツェは暖かい。18度くらいでしょうか。ポカポカ陽気が嬉しくて寄り道して市場へ寄りました。(中央市場ではなくサンタンブロージョ市場です。)するとブル...
宗派が異なる、というと何となく対立構造を想像してしまいますが、今日こんな絵を発見。聖ドメニコと聖フランクエスコがお互い目を見つめ合って手を握っている。仲良...
春の様な暖かな天気が続いているフィレンツェ。ふらふらと外へ出たくなる季節です。日曜日も二回洗濯機を回して、良い気分になって外へ散歩に出かけました。今日の散...
いつも優しい日本の家族から、小包が届きその中には沢山の本が入っていました。月刊雑誌から頼んだ立花さんの本、そして美術書までジャンルは様々です。私が普段こち...
少し前に修復が終わったな、と思っていましたが、寄る時間がなく、先延ばしになっていたオルサンミケーレ教会。入ろうと思ったら、入口でお姉さんに止められてしまい...
「ネット上に流れている情報を何でも鵜呑みにしてはいけないよ。」と我が家の中学生に注意を促す一方で、やはり自分自身がそれに頼る機会も増えている今日この頃…。...
市場へ買い物へ出かけると、必ず友人と立ち寄っていたバールがあります。友人は顔が広く、バールにいるお客さんも知り合いばかり。「あの人は鞄屋の女主人。あっちの...
今日も我が家の中学生は謎の休日。一応の名目は、”先生方の会議”。最早、深く尋ねようとも思いません。無駄ですからね。と言う訳で、私の用事に付き合ってもらって...
日曜日なので教会内で開催されている展覧会はいけないな、と思っていましたが、どうやらミサで入れない日曜日午前には特別な入り口が使えるらしいと分かり、行って参...
”西洋の邸宅や教会には、見難いにも関わらず、なぜ天井に絵が描かれているのか?”と言う問いについては、いくつかの答えは出してみたものの、これで解決!と自分自...
私が通う図書館の家具はほとんどがアンティーク。今時見かけない様な大きな机や、年季の入った本棚はため息がでる美しさです。しかし、困った家具が一つあります。そ...
大聖堂広場で待ち合わせをしました。約束の時間より少し前に着いたので、ビガッロの開廊を観察。白大理石を主として、緑色の石をアクセントに用いた美しいロッジアは...
冬の旬野菜は市場へ行くと一目瞭然ですが、スーパーでも山盛りになっているのが大概季節の野菜です。今なら例えばアーティチョーク。下準備が面倒ですが、それを上回...
関東地方では雪が降っているそうですね。フィレンツェは曇天ですが気温が上がりました。今はカーニバルのお菓子をバールでもスーパーでもよく見かけます。主に揚げ菓...
イタリアの小さな博物館や美術館、またはレストランでは、十分な空間や設備がない場合、男女兼用トイレを見かけることは少なくありません。「でも、こんなシンボルは...
建築家の友人が、我が家の中学生にとても素敵なプレゼントしてくださいました。厚紙製の大聖堂の模型です。とても発色が良く、美しいレンガ色が魅力的。我が家の中学...
『Killers of the Flower Moon』 で夜更かしと衝撃
本ばかりでなく、映画やテレビで自分の無知と遭遇する体験は多々ありますが、今回もそうでした。一つの物事を、一方の側のみから見聞きしていると、知らぬ間に、見せ...
久しぶりにメディチ家礼拝堂へ行きました。1階が模様替えされ、随分とスッキリとした雰囲気。君主のお墓が並ぶ空間にふさわしい厳かな空気が流れている様な気がしま...
食器の整理をしていたら、二十代の頃にシチリア島で手に入れたお皿を発見。「ああ楽しかったなぁ。」と、分厚いけれど軽い、大好きな色の絵皿を見ながら思い出しまし...
フランスに嫁いだメディチ家の娘達について調べていたら、フランス王アンリ四世の妻、マリア・デ・メディチの手紙を見つけました。これはマントヴァ公に嫁いだお姉さ...
150周年を迎えたばかりのサンタンブロージョ市場。今日行くと青空市場の屋台がありませんでした。びっくり!花屋は?八百屋は?と訳が分からず立ち尽くしていると...
一昨日の朝、大背堂前を通ったらおじさんが二人、一生懸命作業をしていました。何をしているのか気になって近づいてみると、聖ゼノビウスの奇跡が起こった後に設置さ...
『仏像鑑賞入門』を読み終わり、本棚に戻すと、知らない間に仏像や仏教の本が多くなっている事に気づきました。梅原猛さんは元々ファンなので、仏教に限らず乱読して...
市場のお肉屋さんで買い物をした後、花屋に寄りました。すると、見た事もないビビットは赤色の植物があり、目が釘付けになりました。そこで、一見無愛想だけれど、実...
先日、我が家の中学生をホルン演習へ連れて行った時、たまたまいらっしゃった高名なホルン奏者と話をする機会がありました。そして仰る事には、言語によって得意な演...
先日、バルディーニ庭園を訪れた時、ぐぅぐぅ寝ている猫に遭遇しました。アメリカ人の青年二人が上から眺めてもぐぅぐぅ。我が家の中学生が顔を近づけると、細目を開...
スーパーやお店が季節の行事をかなり先取りするようになったので、毎年日にちが変わる行事は、一体いつなのかが分かり難いです。クリスマスの後、出回っているのがカ...
金曜日の夜から寒風が吹き始め、寒い週末になりました。でも天気は驚くほど良い。日曜日の今朝は、快晴でした。家でジッとしているのは勿体ないな、と思い、(寒いけ...
家のワイン・ストックがなくなったので、行き付けのエノテカに行きました。するといつも見ていたハズなのに、目に入っていなかった、ギリシャ・ワインの棚を発見。店...
こちらはヴェローナの大聖堂の壁画。かなり傷みの激しいフレスコ画でしたが、面白いなぁと思って写真を撮りました。キリストが十二使徒と最後にテーブルを囲んだ最後...
今日も朝から大好きなウフィツィ美術館の作品を美術をお好きな方々にご紹介でき、良い日でした。その後用事を済ませて共和国広場近くを通ると、毎週木曜日の植木市が...
昨年一時帰国の際にYAMAHA銀座店内にある本屋さんで見つけました。この本屋さんは小さいけれどセレクションが好きで、いつも時間を費やしてしまいます。大学の...
イタリアの中学校では三年生になると世界地理を学びます。小グループを作り、指定された国についてパワポを制作して発表するのが次の課題だそうです。予想していた通...
ベッカリア広場に映画館が復活した。たまたま我が家の人達が先週ジブリ映画を観に行ったので、持ち帰ったプログラムをのぞいてみるとちょっとマニアックな映画をオリ...
今朝はとても寒かったですが「えいやっ」と自転車に乗ってウフィツィ美術館へ行きました。我が家のイタリア人や中学生はプールに通い、日々トレーニングしていますが...
弟子のコピー ~Pier Francesco Foschi展~@アカデミア美術館
16世紀フィレンツェで活躍したアンドレア・デル・サルトの弟子としてしられる画家フォスキ。しっかりヴァザーリの伝記にも記されているし、公の仕事もしている画家...
「ユネスコの文化遺産であるヴェローナの街を、”雑感”で書こうなんて失礼な!」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、初訪問した街の、遠足の感想文的な(軽...
「巨人の間」、撮影は無理 @Palazzo Te a Mantova
ゴンザーガ家のヴィッラとして有名なテ宮殿。街から少し外れた場所にありますが、マントヴァへいらっしゃったら、是非お忘れなく。おすすめです。ラファエロの弟子ジ...
2024年の初旅だったマントヴァ美術探訪でしたが、美術館訪問の後には、やっぱり美味しい物を頂きたい!と、フィレンツェではお目にかかれない美味しい物探しを頑...
エイリアン @Palazzo Ducale a Mantova
冬休み最後の週末、イタリアンキッズ達と共にヴェッキオ宮殿へ出かけ、16世紀の錬金術&Wunderkammer(驚異の部屋)の世界を堪能して参りました。中学...
アルベルティの教会 @ Sant'Andrea a Mantova
フィレンツェ出身の建築家レオン・バッティスタ・アルベルティの教会がマントヴァにあります。外見はルネサンス的ですが大変謙虚な見た目のファサードなので、広大且...
アルベルティの教会 @ Sant'Andrea a Mantova
フィレンツェ出身の建築家レオン・バッティスタ・アルベルティの教会がマントヴァにあります。外見はルネサンス的ですが大変謙虚な見た目のファサードなので、広大且...
アラッツィの間 @Palazzo Ducale a Mantova
今回の旅で一番驚いたのは、ドゥカーレ宮殿でした。記憶の中ではただただ大きい宮殿、でしたが、天井画や各部屋の装飾が素晴らしくイザベッラ・デステも過ごしたゴン...
行動と気持ちがちぐはぐで鑑賞 @Palazzo Te a Mantova
調査旅行という名の美術館巡りに出たはよいが、夜、ホテルに戻って覗くネット新聞には、日本の新聞も世界のニュースもびっくり驚き、心配が募るものばかり。正月早々...
観に行きたいと、長年思いながらようやく再会できたマンテーニャのフレスコ画。やはり名画は何度観ても素晴らしく、新鮮な驚きと感動をくれるのだなあ、と惚れ惚れ鑑...
辰年の2024年が始まりました。今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。朝、日本の家族へお正月のご挨拶をしよう、とラインをかけたのですが、なかなか繋がらず、...
とはいえ、”穏やか”な年越しとは縁遠いイタリアい住んでおりますので、きっと今夜はこのボテロの絵の様な賑やかな年越しとなるでしょう。先日友人宅で開催される年...
イタリアの学校は、中学校から本格的な美術史の授業があり、「流石だな。」と思う点も多々あるのですが、特に公立学校の場合、実技の設備が整っていない事が多いと思...
Cacao Entres Dos Mundos展 @ラウレンツィアーナ図書館
ラウレンツィアーナ図書館で年に数回開催される展覧会へは必ず足を運びます。今回の主題はカカオ。そうです。チョコレートを作る材料になる、あのカカオです。新大陸...
冬休みのアート制作のため、近所の文房具店でカーボン紙を買ったらペリカン社製でした。またマニアックな文房具話になりますが、私はペリカン社のボールペンの書き味...
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誰にでも、つい寄ってしまうような最寄りの寺社仏閣はあるのではないでしょうか。私にとってそんな身近な場所は、サンティッシマ・アヌンツィアータ教会です。いつも...
30度に近い気温が続いているフィレンツェ。サマータイムも相まって、何だか既に夏気分です。朝の空気だけは少し寒いけれど、直ぐに暑い空気に覆われます。そのため...
フィレンツェには幾つもの劇場があり、真夏以外はさまざまな演目で人々を楽しませてくれます。特に秋冬の季節はオペラが頻繁に上演され、日本からのお客様も当日チケ...
今年はアメリカの大統領選もありますが、実はフィレンツェの市長選もあります。その中でも去年からずっと紙面を賑わせてきたのが、一人の候補者。その方は政治家では...
最近、印象派について考えています。少し前までは中世からルネサンスの絵、しかも宗教画についてばかり考えていたのですが、一息ついたので、次の課題に。それにして...
春になると、気持ちが忙しくなります。「イタリアはいつもこうだから。」と、頭では分かっていても、時間に余裕がない状態で動くのが苦手な私は、勝手にドキドキして...
少し前の話ですが、カッラーラを訪れた際に昼食を取ったレストラン。中へ入っただけで、「ここは絶対美味しい」と確信できる場所でした。なぜそう感じるのか、と言え...
少し汗ばむような太陽で週末が始まりました。ところで、三十年以上前から続くシャツ屋が近所にあり、我が家のイタリア人がいつもお世話になっていますが、今日、店の...
チンクエテッレの街を巡るのに最適な方法は列車。どの本にもそう書いてあって、実際に乗ると本当にそうだな、と思います。勿論、これから暖かくなれば海から五つの街...
昨日の【お知らせ】から、再びカッラーラの話に戻ります。(【お知らせ】は記事最後尾に、引き続き掲載させて頂きます。)大理石の山を一望できる和子さんのB&Bで...
この数か月、フィレンツェを歩き回り写真を撮り直していたのは、《最後の晩餐》の作品群!なぜなら今年も【阪急交通社 たびコト塾】にて、美術史の講座を担当させて...
チンクエテッレを楽しんだ後、半時間ほど車を走らせてカッラーラへ行きました。実は(私にとっては)こちらが旅のメイン。大理石の山を目指したのです。滞在したB&...
皆が休暇の時に合わせて旅に出る時は、いつもより入念に予定を立てる様にしています。既に知っている場所でも、民族大移動の様に大勢の人が集まるだろう場所へ敢えて...
雨が降らない事を天気予報で確認してから、ふらっと来てみました。チンクエテッレです。小さな湾にある作られた街を巡る鈍行列車は、季節によって値段が変わる様で、...
私にとって、フィレンツェは宝の山なので、いつでも訪れたい場所が目白押しなのですが、生まれも育ちもフィレンツェの我が家の中学生にとっては、別に今行かなくても...
今日から、イタリアの学生さん達は春休みです。一週間ほどですが、ちょっとホッとする休みです。何故、木曜日から休みなのか?(キリが悪くない?)というと、ちゃん...
メディチ家の長い歴史を読んでいたら、マルスッピーニさんがメディチ家当主の死に際して詠んだ文面があり、へぇと思いながら、先日訪れたマルスッピーニさんのお墓を...
フィレンツェではあまり見かけない図像ですが、先日サンティッシマ・アヌンツィアータ教会で見つけたのでパチリ。色彩木彫の《悲しみの聖母》です。七本の剣がマリア...
我が家のイタリア人は料理をする時に、Youtubeで講座や小説の音読などを聞いています。週末は『許嫁』の朗読を聞きながら昼食を作ってくれました。私も最近そ...
フィレンツェでは、教会でも街中でも「これから先は立ち入り禁止」の場所には、格子門が置かれています。鉄製の門のデザインが美しいので、私はいつも写真に収めてし...
最近、健康志向のイタリアではお洒落な店のアペリティフやレストランのメニューにも上るようになった、フムス。一番最初に食べたのは、確か6,7年前に招待された、...
「普通の植物画とは違って、画家の気持ちが入っている良い作品が多かったよ。」と友人に推薦された展覧会を観に、ダンテの家に行きました。沢山の植物画は水彩で描か...
フィレンツェでは復活祭の日にその年の豊穣を占う、有名な聖霊の鳩が収められている教会として知られるサンティ・アポストリ教会を久しぶりに訪れました。今は開いて...
春から夏にかけては、フィレンツェの様々な美術館で展覧会が開催されます。チケット代金が少し割り増しになるデメリットはありますが、普段目に出来ない作品を鑑賞す...
今年は従来の復活祭が戻り、パスクワ当日は、以前と同じように多くのイタリア人が家族で集まり、昼食のテーブルを囲んだのではないかしら、と思います。そしてイタリ...
旅のスタイルは人それぞれで、素敵なホテルに泊まるもよし、台所付きのアパートで生活する様に滞在するもよし。因みに食いしん坊な私は、二泊以上の場合は後者を選ぶ...
少し肌寒いですが、日向は暖かなフィレンツェの復活祭です。友人は大聖堂まで聖霊の鳩の行方をを観に行ったようでビデオを送ってくれました。ご加護がありそう!あま...
もうすぐイースターです。街はウサギや卵型チョコ、鳩型ケーキで溢れかえり、春色の可愛いデコレーションが何処彼処で見られます。街を歩きながら、それらを目にし、...
昨日から、今は亡き私の友人の画家ジャンフランコ・メッロ氏の展覧会がヴェッキオ宮殿で始まりました。久しぶりに観るメッロさんの絵。色鮮やかなフィレンツェの姿を...
日本で美術館を訪れる度にミュージアムショップの充実度に感服していますが、(大好きなのは東博!)最近は、イタリアも負けていません。欲しい物があるか、ないかは...
時々、突然甘いものが食べたくなる時があります。先週末も、鼻の奥が痛くなる程甘いお菓子が食べたくなりジャム入りクッキーを作りました。私にとってMAXの甘さで...
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私が好きな文房具の一つにタイプライターがあります。手動の”機械”なので”道具”とは言えないジャンルなのかもしれませんが、大好きです。亡き祖父のコレクション...
素敵な素敵なサラダ・ボールを手に入れました。ずっと以前から、一度は行ってみたいと思っていたとてもカラフルな食器を売っているお店。ストロッツィ宮殿のすぐ近く...
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写真はミラノで訪れた中華料理店の照明ですが、今フィレンツェでも中華料理のレベルが上がったなぁと思えるお店が増えてきた様に思います。それは中国からの観光客が...