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今回は福岡県宗像市にある、朝町竹重遺跡を巡っていきます。こちらは宗像市に数多く存在する遺跡公園の中でも、比較的早い時期に整備されたもので、敷地内に円墳が2基保存されています。同遺跡は宗像市南部に延びる丘陵上にあり、東側の麓には朝町川が通っています。川を挟んで向かい側でも、朝町妙見遺跡、朝町町ノ坪遺跡、朝町山ノ口遺跡など、数多くの遺跡が発見されました。敷地内に保存されている古墳は、古墳時代に築造され...
福岡県宮若市の旧若宮町一帯には古墳が数多く眠っています。今回はその中の一つ、竹原地区にある八幡塚古墳・斎藤塚古墳をめぐっていきます。八幡塚古墳は遠賀川支流の黒丸川・山口川に挟まれた小高い丘陵地帯にあります。装飾古墳として有名な竹原古墳がすぐ北側にあるほか、古墳の真横には山陽新幹線も通っています。八幡塚古墳の全長は35メートル、高さは6.5メートル。周濠も築造されており、犬鳴川流域では最大の円墳にあたり...
倉敷市と総社市を結ぶ県道54号線を小田川から北へ1.5km走ると、左手にうっそうとした竹林の小山が見えてくる。これが吉備の巨石墳の一つ、倉敷市箭田大塚〈やた…
スリッパを折り曲げたような形の奇妙な焼き物(写真)を、みなさんは何だと思いますか? 現在、東京国立博物館に収められているこの焼き物は、今から40年ほど前に勝…
古墳時代後期(6世紀)になると、吉備でも畿内にならって家形石棺がつくられるようになります。岡山県南西部の浪形石〈なみがたいし〉という石灰岩で製作された家形石…
岡山市街地を旭川に沿って遡り、新大原橋を渡るとすぐ、牟佐大塚〈むさおおつか〉古墳(国史跡)の標識が眼に入る。住宅の裏手にそびえる墳丘は、畑や道路によって周囲…
有馬伏見稲荷(→神奈川県川崎市宮前区東有馬5丁目)は、県営有馬団地の南西、たぬき公園内に保存されている有馬古墳(→宮前区№16遺跡)の墳丘上に祀られている伏見稲荷です。創建年代の詳細は不明ですが、『新編武蔵風土記稿』の内容から江戸時代後期には創建され、塚の由来が伝わらないほど古くからあったことが窺えます。馬絹古墳は、1989(平成元)年度の川崎市教育委員会による発掘調査により、南北径26.5ⅿ、東西径25.5ⅿ、高さ4.2ⅿの...
子母口富士見台古墳(しぼぐちふじみだいこふん→神奈川県川崎市高津区子母口)は、日本武尊(やまとたけるのみこと)の妻・弟橘媛(おとたちばなひめ)の櫛を祀った「御陵」との伝承をもつ円墳です。宅地造成により古墳の麓が大きく削られていますが、川崎市教育委員会によると現存部分の墳径は17.5ⅿ、高さ3.7ⅿあり、築造当初はかなり大きな円墳であったと推察されます。近くには日本武尊と弟橘媛を祭神とする橘樹神社(たちばなじんじゃ)...
今回お届けする「名残伊豆丸古墳」は名残地区にある史跡です。この古墳は複式構造の石室を持つ円墳とされており、まだ詳しい調査はなされていません。古墳の目の前にはお堂が設置されています。新興住宅地の多い地区とはいえ、いたって長閑な風景が広がっています。その名が示すとおり伊豆丸集落にある古墳で、そのすぐ前には名残公民館もたっています。▲古墳入口を示す看板▲名残公民館この古墳は宗像市で唯一、許可を取らずに石室ま...
馬絹(まぎぬ)古墳公園(→神奈川県川崎市宮前区馬絹5丁目)は、矢上川の沖積台地を望む標高43ⅿの台地の南縁にある円墳で、飛鳥時代の7世紀(→601年~700年)後半頃に築造されたと考えられています。現在は神奈川県の史跡公園として保存され、公園内にはパネルが設置されています。昭和時代後期の1971(昭和46)年に川崎市教育委員会による発掘調査が行われ、その結果、墳丘径約33ⅿ、墳丘高約6ⅿの円墳であることと、墳丘の周りには幅3.5ⅿ、...
津門大塚町にあるアサヒビール西宮工場跡で、古墳時代の円墳2基と方墳6基の古墳群が発見された。 最大の円墳は直径が約30mで、13日午前10時と午後1時から現地説明会があるという。[神戸新聞・gooニュース]※新発見以外の歴史ニュースは「歴史タイムッス」でどうぞ。...
今日は しだみ古墳群ミュージアム の紹介です。 ここは僕の住む同じ区域内にあって、このコロナ禍の前年(※2019年)にオープンした比較的新しい施設です。 実際のところミュージアムと言ってもその施設自