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私たちは古墳の副葬品というと鏡〈かがみ〉、剣〈つるぎ〉、玉をまず思い浮かべますが、奈良県ホケノ山古墳や中山大塚古墳、黒塚古墳、京都府椿井大塚山古墳といった畿…
ブッダゆかりの宝飾品、サザビーズの競売が延期にインドが返還要求(CNN)詳細は上記報道の通りなのですが、競売大手サザビーズは、ブッダの遺骨に関連するとされる宝石類の競売を延期したそうです。理由は、インド政府が競売を非難し、宝石の返還を要求したことを受けた措置とのこと。なお、詳細は報道を見ていただければと思いますが、確かにこれは好事家の手に渡すのでは無くて、責任を持って学術機関が管理すべきでしょうね。#ニュースサザビーズでブッダに関連する装飾品の競売が延期との報道
岡山市の西端を流れる足守〈あしもり〉川は、かつて高梁〈たかはし〉川の支流と合して瀬戸内海へ注いでいました。吉備津〈きびつ〉と呼ばれたその一帯は対外交流の拠点…
国立科学博物館「古代DNA―日本人のきた道―」展が面白い!(3)
さて、この特別展で最も興味惹かれたのは日本列島の南と北に暮らした人々の展示です。南西諸島では弥生時代から貝の交易が盛んに行われていましたが、飛鳥時代には途絶…
国立科学博物館「古代DNA―日本人のきた道―」展が面白い!(2)
第2~4章で流される映像では、古人骨に自らの様子を語らせています。礼文島〈れぶんとう〉の縄文人はこの時代の老年にあたる40才の女性で、髪は縮れ毛、シミが出や…
国立科学博物館「古代DNA―日本人のきた道―」展が面白い!(1)
夏日が続いた3月下旬、桜まつりでにぎわう東京の上野公園を訪れました。この日のお目当ては国立科学博物館で開催中の「古代DNA―日本人のきた道―」展(6月15日…
現在、九州国立博物館を会場に「はにわ」展が開催されています。その様子はSNS等でさまざまに伝えられていますが、同じ埴輪を展示しながらも東京国立博物館の会場(…
岡山県北部の津山市にある高尾北ヤシキ古墳は、群集墳として著名な佐良山〈さらやま〉古墳群を構成する古墳の一つです。6世紀末に築かれた径13mの円墳で、長さ6m…
岡山県の弥生集落を発掘すると、土器を使った棺〈ひつぎ〉が見つかることがあります。いずれも九州に見られるような棺専用の土器ではなく、日常用の土器を転用したもの…
山陽自動車道と国道53号バイパスが交差する岡山市北郊の田益〈たます〉地区。その航空写真を見ると、住宅地と水田を囲む楕円形の区画が見て取れます。この一帯に国立…
皆さんはこの焼き物を何だと思いますか? 直径20㎝余りの鉢にフードを被せたようなこのうつわは、炭火を入れて暖を採った「手焙〈てあぶり〉」という古民具に似てい…
花崗岩〈かこうがん〉由来の酸性土壌が広がる岡山県において、古人骨を発掘する機会はそれほど多くありません。けれども、古墳の石室や石棺のように密封された場所では…
「第4章 国宝挂甲〈けいこう〉の武人とその仲間」はこの特別展の目玉だけあって、5体の埴輪に一室を当てる贅沢な展示。勢ぞろいした「挂甲の武人」たちをつぶさに見…
ようやく秋らしい日和となった10月下旬、東京国立博物館で開催されている「ハニワ」展を見学しました。埴輪の特別展は50年ぶりということで、一昨年の企画発表か…
JR岡山駅の北側には、弥生時代の中ごろ(約2400年前)にさかえた南方〈みなみかた〉遺跡があります。さまざまな開発事業に伴って住居や墓、貝塚などが発掘されて…
岡山県高梁〈たかはし〉市の臥牛山〈がぎゅうざん〉中腹にあるふいご峠駐車場は、ふもとの城見橋駐車場とシャトルバスで結ばれ、備中松山城跡(国史跡)へ上る起点とな…
平成5年(1993)、岡山県備前市にある備前高校(現備前緑陽高校)で校舎改築が計画されました。遺跡地図に記載はありませんでしたが、市教育委員会に照会したとこ…
岡山大学で考古学を学んでいた頃、鳥取県倉吉市で、ある遺跡の発掘調査に誘われました。聞けば、芋穴を掘っていたところ古墳時代(6世紀後半)の子持壺〈こもちつぼ〉…
岡山市街地の南部にある岡山大学医学部から県立岡山病院(現岡山県精神科医療センター)の一帯は、殿下渡領〈でんかわたりりょう〉として摂関家に受け継がれた鹿田〈し…
平成14年(2002)4月、美作岡山道の建設が計画されている赤磐市〈あかいわし〉土井遺跡を訪れました。まもなく始まる発掘調査を前に現地の様子を確認するためで…
皆さんは偕老同穴〈かいろうどうけつ〉という言葉をご存知ですか。同じ墓に入るまで添い遂げる仲の良い夫婦という意味です。ふるさと農道が縦断する勝央町間山〈はした…
平成15年(2003)、調整池の建設が計画された勝央町間山〈はしたやま〉の中腹で発掘調査をしていると、灰色をした小さな瓦のかけらが見つかりました。その表面を…
備前国分寺跡の西側にある赤磐市馬屋〈まや〉遺跡は、平成3~4年(1991~92)に山陽自動車道建設に伴って発掘調査が行われ、規則的に配置された奈良時代の建物…
岡山県の北東部にあった美作〈みまさか〉国の勝田〈かつまた〉郡は、平安時代の辞書に当たる「和名類聚抄〈わみょうるいじゅうしょう〉」によると勝田、飯岡、植月、塩…
温暖な気候を利用したオリーブ栽培や沖合の島々が織りなす多島美から、「日本のエーゲ海」と称される岡山県南東部の牛窓〈うしまど〉町(現瀬戸内市)。その東側に広が…