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~ラファ地上作戦に懸念の声~ 去2023年10月にイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が始まってから、23日で200日となりました。これまでの死者は3万4183人。ちなみに日本の交通事故の年間死者数は3215人(令和元年)です。イスラエルのネタニヤフ首相の責任は、極めて大きいと言えます。
20240415 イランのイスラエル攻撃についてのドイツメディアの報道ぶり②
イランによるイスラエル直接攻撃から一夜明けた本日(4/15)朝時点のドイツメディアの報道ぶり(当然ながら引き続きトップニュース)は以下の通りです。 イランはついにその仮面を脱いだ。ヒズボラ、ハマス、フーシなどのテロ組織を利用する代理戦争から、自ら公然とイスラエルを直接攻撃するようになった。 中東は新たな危険レベルに達した。今回この一線を超えたことは中東情勢にとって悪い意味で非常に大きい。 中核的当事者達(イラン、イスラエル、米国など)は誰も事態のエスカレーションを望んでいないが、ヒスボラ、ハマス、フーシなどのイラン代理組織が(制御不能な形で)勢いづき、予測不能な暴挙に出るリスクが高まっている。…
~衝突から半年 死者3万3100人~ ハマスとイスラエルの戦いは7日で半年となりました。イスラエルの国際社会での孤立化が目立ち始めています。ガザ地区では死者数は、ガザ保健当局の集計で6日までで約3万3100人。国連人道問題調整事務(OCHA)によると、死者には約1万4500人の子供が含まれとしています。
~米世論 イスラエル軍支持せず~ イスラエル軍は25日、過去24時間でガザ地区北部のシファ病院と南部のアマル病院で軍事作戦にあたったと発表しました。ガザ地区では、戦闘が始まってからの5か月で死者が3万717人でしたが、ガザ地区の保健当局は過去24時間で107人が死亡し、死者は3万2333人にのぼっていると発表しています。
~食料配給を待つ住民 空爆で死亡~ イスラエル軍の軍事作戦で人道状況が深刻化するガザ地区では、人道支援物資を待つ人の犠牲が相次いでいて、14日にも、食料の配給を待っていた住民8人がイスラエル軍の空爆によって死亡したと地元メディアが伝えました。
~ハマスとイスラエルの戦い5カ月~ 2023年10月7日、パレスチナ自治区ガサ地区を実行支配するハマスが、大規模は奇襲攻撃を実施しました。2024年3月7日で5カ月が経過しました。
ウクライナでの戦争が始まってから2年、改めて思うことと新たに思うこと
今回1日も早くウクライナに平和が訪れることを願ってジョン・レノンの「イマジン」の歌詞を交えて描いたイラスト。スペルの綴りの間違いについてはご容赦の程を。去...
みなさん、こんにちは。 先日、こんな問題を目にしました。 たしか教科書には、バイオリン持ったキリギリスの挿絵が、描かれてた筈です。 そう回
~ガザ地区で死者2万9千人超~ イスラエル軍が、多くの人が避難しているガザ地区南部ラファへの地上作戦を強行する姿勢を強める中、EU=ヨーロッパ連合の26か国が共同で声明を発表し、イスラエル政府に対してラファでの軍事作戦を行わないよう要請するなど国際社会からの懸念の声がいっそう高まっています。
~“まともさの感覚”が欠けていないか~ イスラエル軍がガザ地区の最も南のラファへの地上作戦を行う構えをみせるなか、現地で支援活動の調整にあたるユニセフ=国連児童基金の職員は「地上作戦が行われれば、最も弱い立場にある子供たちがさらに犠牲になる」と述べ、強い危機感を示ししていると報道されていました。 今回も何故停戦が出来ないのか?その要因を探ります。
~ハマスとイスラエル戦い4か月~ イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘が始まってから7日で4か月となります。イスラエル軍によるガザ地区への激しい攻撃は続いていて、ガザ地区の保健当局はこの4か月間の死者が2万7585人にのぼったと発表しています。 今回は、多くの人々が望んでいる停戦が何故出来ないのか?探ります。
~戦闘休止交渉は不透明~ イスラム組織ハマスに拘束されている人質の解放と戦闘休止に向けた交渉について、ハマスはイスラエル側からの提案を受け取ったと事を明らかにしたと複数のメディアが伝えています。今後、カタールなどの仲介国と条件面ですりあわせてを行うものと見られます。しかし、ガザ地区で死亡者は2万6751人。この虐殺を止める事が問われています。
20240130 国連機関のイスラエル攻撃関与疑惑に対するドイツメディアの報道ぶり
ガザ地区での人道支援に当たっている国連機関UNRWAの一部職員が、昨年10月7日のハマスのテロ攻撃に関与していたことが判明して以来、米国、ドイツ、日本などが当機関への資金提供を停止している問題についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 戦火の中で人的支援に依存しているガザ地区の約200万人の人々には何の罪もない。しかもその大部分は女性と子供だ。 支援者の採用を誤ったUNRWAを制裁するなら、最も弱い立場にある人たちが苦しまなくて済むような方法を探すべきだ。 折しもヨルダンの米兵(3人死亡)に対する無人機攻撃後、中東情勢が劇的に悪化するリスクが高まっている。 親イラン民兵は3人の米兵の…
UNRWA調査開始にはじまる国連のジレンマと中東地域の深刻な人道危機
国連スタッフがハマスのイスラエル奇襲関与か UNRWAが調査開始 ガザ地区における人道状況の悪化と国連スタッフのハマス奇襲攻撃関与疑惑は、国際社会において、道徳的ジレンマと複雑な課題が存在することを改めて明らかにしているのではないだろうか。
東京都は、北朝鮮や中国からのミサイル攻撃を想定し、地下シェルターの整備に乗り出すと報じられております。しかしながら、このプロジェクト、費用対効果を含め、様々な角度からの検討を経ているのでしょうか。地下シェルターという避難方法は、以下の理由から、実のところ、殆ど実現不可能なのではないかと思うのです。第一に、地下シェルター方式では、ミサイル攻撃を受ける範囲にいる全ての住民を施設内に収容できないことは明白です。ミサイルは、発射から短時間で飛来しますし、予め攻撃地点が正確に分かるわけでもありません。このため、仮に、全員を確実に収容できる地下シェルターを建設しようとすれば、莫大な費用と労力、並びに、時間を要します。そこで、地下シェルター利用者の人数を限定する必要が生じるのですが、ここで、第二の問題点として、トリアー...地下シェルター設置の重大問題
~イスラエルの攻撃はジェノサイドか~ イスラエルがイスラム組織ハマスへの攻勢を強めるガザ地区では、犠牲者の数が2万3000人を超えました。イスラエル軍は1月10日、ガザ地区でおよそ150か所の標的を空爆したうえに、南部ハンユニスなどでイスラム組織ハマスの戦闘員を多数殺害したと発表。また、南部ラファでも空爆の被害があり、複数の死者が出ていて、住民らは涙を流しなが…
~イスラエルの攻撃はジェノサイドか~ イスラエルがイスラム組織ハマスへの攻勢を強めるガザ地区では、犠牲者の数が2万3000人を超えました。イスラエル軍は1月10日、ガザ地区でおよそ150か所の標的を空爆したうえに、南部ハンユニスなどでイスラム組織ハマスの戦闘員を多数殺害したと発表。また、南部ラファでも空爆の被害があり、複数の死者が出ていて、住民らは涙を流しな…
~ガザ地区では連日100人超亡くなる~ 日本では正月早々、能登地震と羽田空港事故がありました。TVや新聞のトップニュースとして取り上げていました。しかしパレスチナ自治区ガザ地区では、年末年始もイスラエルの攻勢が続き、ガザ地区の保健当局は1月3日、24時間で128人が死亡、連日100人を超える死者がでていると報道もされていました。
バザーの商品を落として割ってしまったことへの懺悔を金で解決するが、この場合の金の使い方は間違っていないと思う
ワシ、バザーで売り物のコップを落として割ってしまうの巻 粗忽、そこつであります! チャリティーバザーで商品が陳列されていた台から、コップを落として割ってしまいました。 主催者の方は「気にしないで」と言ってくださったのですが、それはもう気になります(T-T) 他の商品を買ってお詫びしたかったのですが、販売中のお洋服は小さくて、私が着れないサイズ……。 後悔の念に押しつぶされそうな気持ちで帰路につき、その後も悩み続けました。 金で解決である 一晩悩み、金で気持ちを解決することに。 チャリティバザーは、ガザ地区人道支援の趣旨でした。 そう、そんなときはコップを割った後悔を払拭できる金額をドバンと募金…
今年のクリスマスは今年最大級の大寒波の中でのクリスマスとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか?今年のクリスマスはウクライナでの戦争と合わせてイエス・キリ...
~平和の鐘は鳴るか~ パレスチナ自治区ガザ地区にイスラエルが侵攻して、2カ月以上経ちました。ガザ地区では少なくとも2万人が殺害され、そのうち子供と女性が1万4千人と発表されています。
【後編】ガザ爆撃で病院に搬送された子供が自分の子で…帰国の日本人看護師が見た惨状
【後編】ガザ爆撃で病院に搬送された子供が自分の子で…帰国の日本人看護師が見た惨状 女性自身
【前編】どうしてこの状況を世界が許しているの…ガザで医療行為をしていた日本人看護師訴える“現地の悲鳴”
【前編】どうしてこの状況を世界が許しているの…ガザで医療行為をしていた日本人看護師訴える“現地の悲鳴” 女性自身
20231217 イスラエル軍による人質誤射についてのドイツメディアの報道ぶり
イスラエル人の人質3人がガザ地区でイスラエル兵により誤まって射殺された件についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 ハマスの手から逃れていたイスラエル人人質3人が誤って殺害された。 若者たちは白い布を縛り付けた棒(白旗)を使って自分たちを認識させようとしていたが、イスラエル兵士たちは罠だと信じて発砲した。 3人がハマスからうまく逃げたのか、意図的に置き去りにされたかは不明。 まだ230人以上の人質がおり、その解放を最優先として欲しい人々によるイスラエル政府に対するデモがますます激化している。 接近戦の中でテロリスト/相手兵士だけを特定して戦うというのがいかに難しいかを示している。 武…
~ガザ南部の地獄に終止符を~ イスラエル軍はガザ南部にも空爆を行い、20人以上が死亡しています。こうした状況の中で国連のパルスチナ難民救済事業機関のラザリニ事務局長は「この世の地獄」と表現し、強い懸念を示しています。
イスラエルのネタニヤフ首相は、停戦を求める内外からの声を無視し、‘ハマス壊滅’を口実としたガザ地区制圧作戦をあくまでも貫く構えを見せています。同地区制圧後の将来的なヴィジョンについても、イスラエルを背後から支えてきたアメリカのバイデン大統領が二国家共存を主張する一方で、ネタニヤフ首相はこの案を否定しており、両者の間での意見対立も報じられています。解決策としての二国共存論、あるいは、二国併存論については、パレスチナ国に対するイスラエル側の入植状況に鑑みて、非現実的であるとする意見もあります。既に多くのイスラエル人が国連決議で定めた国境線を越えてパレスチナ領域内に居住している現状からすれば、今更これらの人々に‘立ち退き’を求めることは現実的ではないというのです。しかしながら、この‘既成事実の追認’という意味で...二国共存案の否定は侵略の肯定
~戦争のルール~ 世界はロシアによるウクライナ侵攻に続き、中東でイスラエルとイスラム組織ハマスの衝突という紛争を抱えこんだ現在。対立と分断が深まる中で「法の支配」を守れるのか?と言う疑問が国際社会や私たちにあります。
1947年11月29日に国連総会で成立した決議181号(Ⅱ)は、パレスチナ分割決議として知られています。しかしながら、同決議において、経済同盟の結成が定められていることを知る人は、今ではほとんどいないのかもしれません。同決議は、アラブ人とユダヤ人の双方に独立した主権国家の建国を認める一方で、聖地イエルサレムを事実上の国連の信託統治下に置く三分割案でもありました。そして、仮に同決議が実現していれば、経済同盟によって、これら三者を一つの枠組みに組み込まれていたのです。それでは、パレスチナ分割決議が定めた経済同盟とは、一体、どのような構想であったのでしょうか。パレスチナ経済同盟は、(1)関税同盟、(2)単一の外国為替相場を有する共同通貨システム、(3)鉄道、高速道路、郵便、通信サービス、国際貿易港や国際空港を含...パレスチナ分割決議が定めた経済同盟とは
~絶望のガザ~ ガザ地区ではハマスとイスラエルの戦闘停止が僅か7日で終了。パレスチナのガザ地区で、北部に続いて南部でも地上侵攻を進めるイスラエル軍は5日、南部の中心都市ハンユニスへの空爆を強め、地上部隊を市の周辺に展開しています。
20231203 イスラエルとハマスの戦闘再開についてのドイツメディアの報道ぶり
ガザ地区での停戦終了/戦闘再開についてのドイツメディアの論調は以下の通りです。 ハマス殲滅と人質解放の間には元々根本的な矛盾があり、停戦終了は時間の問題だった。 双方のどちらかが何かを諦めて妥協に動く気配は全く感じられない。 一つだけ確実なのは、停戦終了が、ガザ地区の一般市民とまだ囚われている人質達にとってBad Newsだということ。 西側同盟国を含む他の多くの国々からイスラエルに対して、自らの行動を正当化する圧力がますます高まっている。 テロから自国を守る権利は誰も疑問視しないが、パレスチナ民間人のより良い保護を求める声は日々大きくなっている。 パレスチナ人の将来のために、アラブ諸国とイス…
みなさん、こんにちは。 先程、「くしゃみ」を三回連続で、いたしました。(* >ω<)=3クシュン ×3 「食欲の秋」に乗じて、少し太りましたので、昨夕の食事で「炭水化物」を抜いたのです
NEWSなどで見聞きするので、ガザ地区と日本を比べてみた 地図で見る大きさ &lt;The true size of ...サイトでメルカトル図法比較&gt;(タップで拡大) 赤線で囲っているのが「ガザ地区」です(1950年休戦協定線) 青
かねてよりイスラエルのネタニヤフ首相は、ハマスによる人質の解放がハマスとの停戦の条件であると明言してきました。この言葉通り双方による停戦が合意され、今月24日からハマスは人質の解放を始めたのですが、同解放は、イスラエル・ハマス戦争に恒久的な和平をもたらすのでしょうか。ハマスとイスラエルによる停戦の合意は、11月22日にカタール政府によって発表されました。カタールやエジプトと言ったアラブ諸国の仲介が功を奏したと報じられていますが、その背後では、アメリカが水面下で働きかけを行なったとされています。何れにしましても、少なくとも外交の表舞台では、仲介者の登場によってイスラエルとハマスとの間に交渉ルートが開かれたこととなったのです。今般の停戦条件とは、ハマス側が10月7日の奇襲攻撃に際して奪った人質240人のうち5...ハマスの人質解放は和平への道を意味するのか?
20231125 ガザ地区一時停戦についてのドイツメディアの報道ぶり
ハマス/イスラエル戦争の一時停戦、人質交換についての現時点でのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 非常に困難な交渉(カタールの仲介)の後、人質の一部(ドイツ国籍を持つ二重国籍者4名を含む)解放まで漕ぎつけたのは良いニュースであり、外交努力の賜物。 しかしまだ200人以上の人質が残っており、これはあくまで最初の小さな一歩に過ぎない。 これを貴重な突破口として、停戦はできるだけ長く続け、その間にガザ地区の人々に対する人道支援を徹底しなければならない。 最終的にはイスラエルとパレスチナが二つの国として平和的に共存できる枠組みを目指すべきである。 こんなわずかな前進だけでも、米国からの相当な圧…
イスラエルによるガザ地区及び西岸地区に対する軍事作戦は、おそらく事前に策定されていたのでしょう。パレスチナ国側の内紛による両地区の分離も、後ろから糸を引いていたのはイスラエルであったともされており、ハマスはイスラエルあるいはアメリカが育てたと言われる所以でもあります。PLOの流れを汲む西岸地区のファタハ政権もイスラエル寄りとする批判もありますし、他にも多くのイスラム系武装政党や過激派組織が乱立している状況からしますと、‘分割して統治せよ’、あるいは、サラミ作戦が実行されているのかもしれません。何れにしましても、ハマスによる奇襲攻撃は、イスラエルにガザ地区を完全掌握する絶好の機会を与えることとなったのですが、その後のイスラエルの素早い対応が、テロ行為に対する同害報復、あるいは、正当防衛の範囲を超えた過剰防衛...イスラエルの誤算
~イスラエル人質解放で停戦~ ガザ地区でイスラム組織ハマスの人質となっている人たちの解放と戦闘の停止に向けた交渉をめぐりイスラエルやアメリカのメディアはイスラエルの閣議が22日、一部の人質の解放と引き換えに戦闘を4日間程度停止させることを承認したと伝えたと日経新聞やNHKが伝えています。
ガザ地区北部に集中していたイスラエルの攻撃は、ハマスの存在を理由に南部にまで広がりを見せています。遂にガザ地区全域が攻撃対象となるに至ったのですが、南部への避難を呼びかけながら、同地域を攻撃するイスラエルの行動は‘騙し討ち’に等しく、国際社会におけるイスラエル批判の声をさらに高めることとなりましょう。そして、ここで最初に問われるべきは、イスラエルが自己正当化のために主張している‘テロリストが存在するところは攻撃しても許される’という口実の是非です。イスラエルをはじめ、同国を支持している政府や人々は、ハマスによる‘人間の盾’という名の作戦を人道に反する行為として厳しく批難しています。‘人間の盾’とは、無辜の人の命を奪ってはならないとする、人類共通の倫理観を前提としており、民間人を相手からの攻撃を回避するため...深まるハマスに対する偽旗疑惑
イスラエル大使館近くの車突入事故。ガザ地区との関連は?オジ(おじさん)の疑念
おじさん視点で、東京のイスラエル大使館近くで起きた車突入事件についてのコメント。社会の安全と法の尊重、被害者への思いやり、事件の背景への関心を表明。
中東の現代史は、しばしば複雑な外交政策の結果として理解されている。特に、第一次世界大戦中のイギリスの行動は、この地域の長期にわたる緊張の一因と見なされている。この時期、イギリスはフサイン・マクマホン協定、サイクス・ピコ協定、バルフォア宣言という、互いに矛盾する約束を複数の当事者に対して行った。 フサイン・マクマホン協定は、1915年から1916年にかけて、イギリスの高官ヘンリー・マクマホンとメッカのシャリーフ、フサイン・ビン・アリ間で行われた一連の書簡交換によって成立した。イギリスはアラブ人に対し、オスマン帝国に対する反乱を支援する代わりに、戦後の独立とアラブ国家の設立を約束した。しかし、この…
~ガザ地区の病院攻撃~ イスラエル軍は15日、イスラム組織ハマスの拠点だとするガザ地区最大のシファ病院に突入して軍事作戦を行い、ハマスの作戦の指揮所や武器などを見つけたと主張しました。一方、ハマス側は作戦を強く非難したうえで病院は軍事施設ではなく、イスラエル側のプロパガンダだなどと強く否定しています。
20231115 米中首脳会談についてのドイツメディアの報道ぶり
youtu.be アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて本日予定されている、バイデン米大統領と習近平中国国家主席の首脳会談についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 米中は、①民主主義/専制主義、②経済/テクノロジー、③国際政治(特に太平洋地域)、④軍事/核兵器、⑤世界の覇権を巡って鋭く対立している。 米中関係は気球撃墜以降、極端に冷え込んだ状態が続いていたが、最近は閣僚間の対話など、関係改善を模索する動きが散見されている。 バイデン/習会談は、何か月もかけて周到に準備されてきた。 中国は最近の経済低迷を受けてか、以前のように威嚇的で強硬なスタンスをあまりとらないよう…
パレスチナガザ地区の完全制圧を企図しているイスラエルは、同地区に対する核兵器の使用をも視野に入れているのかもしれません。同地区の地下に張り巡らされているトンネルは最も深い箇所で地下80メートルともされ、通常の地中貫通爆弾では破壊できないからです。戦術核を使用すれば目的を達成できるのですから、少なくともイスラエル軍の核戦略上の選択肢の一つではあるのでしょう。何と申しましても、公表はされてはいないものの、イスラエルは、核兵器を保有しているのですから。先日、核兵器使用を‘選択肢の一つ’として仄めかしたアミハイ・エリヤフエルサレム問題・遺産相は、ネタニヤフ首相によって一時停職の処分を受けたのも、‘フェイク発信’が咎められたというよりも、迂闊にも極秘作戦を漏らしてしまったからなのかもしれません。しかも、同発言は、イ...イスラエルに見るNPT体制のパラドクス
イスラエル・ハマス戦争の背景には、約束の地であるカナン全域をイスラエルの国土としたいシオニストの願望が潜んでいるとされます。ネタニヤフ首相もその急先鋒の一人であり、内外からの批判を受けて発言を撤回をしたものの、ガザ地区のイスラエルによる統治、即ち、イスラエルによる‘併合’が同戦争の最終目的であったのでしょう。おそらく、ガザ地区のみならず、ゆくゆくはヨルダン川西岸地区並びに東イエルサレムも自国の版図に組み込む予定であったのかもしれません(シオニストの運動を大イスラエル主義とすれば、全世界の支配を目指すグローバリストの野望は、大ユダヤ主義と表現できるかもしれない)。あくまでも古代ユダヤ王国の版図を現代に復活させようとするシオニストの思想の原点には、『旧約聖書』の記述があります。『旧約聖書』と総称されていますが...一神教のパラドクス-ユダヤ教は‘隠れ多神教’だった
みなさん、こんにちは。 このところ、「小春日和」の「爽やかな天気」が続いています。 「小春」という言葉は、陰暦の10月の別名で「穏やかさ」&「爽やかさ」という意
人道的中断であれ、停戦であれ、世界各地において戦闘中止を求める声が高まる中、イスラエルのネタニヤフ首相は、ハマスの壊滅、否、ガザ地区の制圧を目指した地上侵攻続行の構えを崩してはいません。もっとも、ポーズとしては停戦の条件としてハマスが連れ去った人質の解放を挙げているのですが、イスラエルとハマスとの間には、どこか気脈を通じている気配が感じられるのです。この‘気配’は、第六感によるものというよりも、両者が示す相互反応の観察に基づいています。既に、中東地域における過激派武装集団の存在自体が、CIAあるいはその背後にあって同組織をもコントロールする世界権力が育成・支援したとする指摘があります。ハマスもその一つである可能性も当然に頭に入れておくべきことです。そして、この疑いを一層強めているのが、両者に見られる幾つか...限りなく怪しいイスラエルとハマス
‘歴史にもしもはない’、という言い方があります。この言葉は、E.H.カーがその著書『歴史と何か』において未練学派に対する批判として述べたとされています。‘未練たらたら’と過去の出来事について愚痴をこぼすような態度への批判なのですが、その一方で、過去の可能性について客観的な検証を加えることは、現実を理解する、また、未来をよりよい方向へ導く上で極めて重要な作業となりましょう。何故ならば、それは、一端であれ、今日直面している問題の原因を見つけ出し、かつ、それを未来に向けて取り除いてゆくステップともなるからです。この視点からしますと、今般のイスラエル・ハマス戦争を含むパレスチナ紛争についても、‘もしも’について考えてみることも、決して無駄ではないように思えます。パレスチナ紛争に関して、本記事で仮定してみるのは、“...‘パレスチナ国’の‘もしも’が語る未来
~衝突から1ヵ月~ パレスチナ自治区を実行支配しているハマスがイスラエル側へ奇襲攻撃をかけたのが10月7日(日本時間)、1ヵ月が経過しました。TVのニュースが、イスラエル軍の報道官が「ガザ地区は実質的にガザ北部とガザ南部になった」と軍事的に南北に分断したと発表した事を伝えていました。