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イスラエルがパレスチナの地がイスラエルの土地であると主張するのは何故でしょう?更にあれだけ身勝手で残忍な行為をやり続けるのは何故でしょう?宗教的理由もあるのでしょうけれど、それだけではないようです。 その理由としてよく言われて来た事は、長い間迫害されて続けて来たユダヤの人々が築いた安住の地がイスラエルである。これからも迫害・攻撃されるであろうから、圧倒的な軍事力でパレスチナ人などアラブの人々を強...
少し前の記事【A few good men】2024/06/23 にはアメリカの“A few good men” の事を書きました。今回はユダヤ人の“A few good men” のことを書きます。イスラエルに住んでいるユダヤ人だけでなく、アメリカやイギリスなど外国に住んでいるユダヤ人も含みます。 現在のイスラエル政府は極悪そのものです。イスラエル国民の大多数には支持されていません。(丁度2割くらいしか支持者のいない日本の岸田政権のようです。)イスラ...
二つの原爆 そして 歳月が流れて、、 出来ればご声援お願いいたします m(__ __)m 2023年に放映されました。 何度も日本を訪れた彼の模索。そして、 広島の懐の深さ。 詳しくは、こちらで アリ ビーザーさんの生き様 真実を伝えるために。歴史は真実を残す8月1日 ...
昔、“A few good men” と言うタイトルの映画をテレビで観た記憶があります。ストーリーはほとんど覚えていませんが、タイトルが印象深くて覚えています。タイトル通り、少しだけ存在する良心に従って行動するいい人間が権力に立ち向かうと言うような内容だったような記憶です。 世界中にA few good menはいるでしょう。そして、この映画を制作したアメリカにも・・。 現在アメリカでは、イスラエルのガザ攻撃の為の武器支援を...
2023年10月7日に今回のパレスチナ紛争が始まって2、3ヶ月経った頃、この紛争を特集した民間のT V番組の中で、ドイツの若者がイスラエルの爆撃に抗議するデモをやっていました。それを観ていた通りすがりの年配の方にそのデモをどう思うかをレポーターがインタビューすると、ドイツ人と思われる年配の方々は、煮え切らない曖昧な答えをしてました。それについて、TV のスタジオにいたドイツ人のコメンテーターが、「我々ドイツ...
BBC News, 10 March 2024 2月17日にYouTubeにアップロードされたイスラエルチャンネル14のビデオで見られる、ガザで行われている新しい道路建設作業の一部 BBCが確認した衛星画像によると、イスラエル国防軍(IDF)はガザ北部を東から西に横断する新しい道...
ブログを読んで頂き、ありがとうございます。今回は中東戦争の舞台であるパレスチナについて、解説してみたいと思います。序章:パレスチナ、その土地と歴史の重みパレス…
昨年末における南アフリカ政府によるICJへの訴えは、平和的な紛争解決の手段としての国際司法機関の役割に改めて目を向ける大きな切っ掛けとなりました。この流れを変えず、国際社会にあって平和的紛争解決の手段を整えることこそ、日本国の人類に対する貢献といえるかもしれません。とは申しましても、昨年の2023年3月16日には、当事国であるウクライナの要請を受けて、ICJは、暫定措置命令としてロシアに対してウクライナ領域内における軍事行動の即時停止等を命じています。しかしながら、そもそもウクライナは内戦状態にありましたし、ロシアが軍事介入の根拠として主張したロシア系住民に対する弾圧行為も、アゾフ連隊が実在した以上、完全には否定できない状況にありました。また、ゼレンスキー大統領がユダヤ系であったため、国際機関におけるユダ...日本国政府は司法解決の流れを推進すべき
ブログ記事を読んで頂き、ありがとうございます。今回は最近、ニュースで目にする国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)について、解説記事を書いてみたいと思い…
人類史にあって、イスラエル・ハマス戦争は紛争の平和的解決に向けた転機となるかも知れない、と申しますと、多くの人々は首を傾げることでしょう。現実には、ガザ地区におおけるイスラエル軍の残虐行為を、嫌という程に見せつけられているのですから。悲劇的な状況下にありながら、僅かなりとも希望の光を見出すとしますと、それは、南アフリカによるイスラエルを相手取ったICJ(国際司法裁判所)への訴えなのではないでしょうか。昨年の12月29日、南アフリカは、イスラエルのガザ地区のパレスチナ人に対する行為をジェノサイドとして批判し、ICJに対して軍事作戦の全面停止を命じるように要請しました。南アフリカは紛争当事国ではありませんので、ICJの対応が危ぶまれたのですが、同裁判所は、この問題をICJの管轄権の範囲にあるものと認めて受理し...パレスチナ紛争はICJで司法解決を
聖典の民には、しばしば原理主義者が出現する傾向があります。イスラム原理主義者をはじめ、キリスト教原理主義者、そして、シオニストを含むユダヤ教原理主義者も・・・。原理主義者とは、聖典の記述をそのまま信じ、今日において忠実にそれを実行しようとする人々です。聖典に記された全知全能の神の言葉は絶対であるとみなしますので、聖書の記述に違うことを行なえば、それは、神に対する背信行為である考えるのです。聖典の記述が普遍性のある道徳律の啓示であったり、その全てが過去の出来事の記述であれば、現代における負の影響は深刻に懸念するほどではなかったかも知れません。ところが、聖典には、未来に関する記述が含まれているという問題があります。『新約聖書』の最後に記されている「黙示録」の内容は、誰もが読んだり、耳にはしたことがあるはずです...イスラエルがアブラハムに倣うなら
12月15日にイスラエル軍がガザ地区でハマスに拘束されていた人質3人を誤射で殺害した事件がありました。3人は上半身裸で、白旗のようなものを掲げていたのにも拘わらず、銃殺されてしまいました。 戦場の異常な精神状態だから、投降を装って騙し討ちされるのを過度に警戒し過ぎた為であるとも考えられるでしょう。 しかし、イスラエル政府は、人質救出よりも、ハマス殲滅を優先して来ました。パレスチナ人の民族浄化を目的にし...
イスラエルのネタニヤフ首相は、停戦を求める内外からの声を無視し、‘ハマス壊滅’を口実としたガザ地区制圧作戦をあくまでも貫く構えを見せています。同地区制圧後の将来的なヴィジョンについても、イスラエルを背後から支えてきたアメリカのバイデン大統領が二国家共存を主張する一方で、ネタニヤフ首相はこの案を否定しており、両者の間での意見対立も報じられています。解決策としての二国共存論、あるいは、二国併存論については、パレスチナ国に対するイスラエル側の入植状況に鑑みて、非現実的であるとする意見もあります。既に多くのイスラエル人が国連決議で定めた国境線を越えてパレスチナ領域内に居住している現状からすれば、今更これらの人々に‘立ち退き’を求めることは現実的ではないというのです。しかしながら、この‘既成事実の追認’という意味で...二国共存案の否定は侵略の肯定
11月24日から月末まで7日間続いた休戦があっけなく終了し、またイスラエルの無慈悲なガザ地区攻撃が始まりました。イスラエル政府はガザ地区に限らず、パレスチナの地を全部略奪しようとしているように見えます。とんでもない政府です。 パレスチナ紛争の根本原因は、イギリスの3枚舌(2枚舌)外交と言われています。それによって、イスラエル、パレスチナの双方が、騙された・・と言われていますが、実は騙されて犠牲になっ...
11月21日の夜、久々にjアラート(全国瞬時警報システム)が発令されました。私はいつも通り、特に何もせず、そのまま飲んでいたウイスキーを飲み、ツマミを食べていました。その前に北朝鮮がロケットを打ち上げると言う話もありましたので、北朝鮮はミサイルを日本に向けては発射しないでしょう。 でも、その日はちょっと考えました。 本当にミサイル(ロケットでも)が日本に着弾して、戦争になったら大変だ、絶対に嫌だ・・...
シオニズム[Zionism]とは、昔(2000年くらい前の古代に)パレスチナの地を追われて各地に離散したユダヤ民族が、「シオンの丘へ帰ろう」と母国への帰還をめざして起こした民族運動・国家の建設運動という事です。19世紀末(1896年)から盛んになり、1948年、ユダヤ人国家イスラエルの建国に至りました。1896年に『ユダヤ人国家』を出版して 政治的シオニズム運動を本格的に始めたテオドール・ヘルツル しかし、自分達が2000年...
パレスチナガザ地区の完全制圧を企図しているイスラエルは、同地区に対する核兵器の使用をも視野に入れているのかもしれません。同地区の地下に張り巡らされているトンネルは最も深い箇所で地下80メートルともされ、通常の地中貫通爆弾では破壊できないからです。戦術核を使用すれば目的を達成できるのですから、少なくともイスラエル軍の核戦略上の選択肢の一つではあるのでしょう。何と申しましても、公表はされてはいないものの、イスラエルは、核兵器を保有しているのですから。先日、核兵器使用を‘選択肢の一つ’として仄めかしたアミハイ・エリヤフエルサレム問題・遺産相は、ネタニヤフ首相によって一時停職の処分を受けたのも、‘フェイク発信’が咎められたというよりも、迂闊にも極秘作戦を漏らしてしまったからなのかもしれません。しかも、同発言は、イ...イスラエルに見るNPT体制のパラドクス
アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は、東京での記者会見の席で、パレスチナのガザ地区に関する戦後構想についてアメリカ政府の方針を明らかにしました。同長官が語るには、イスラエルがガザ地区を占領したとしても、一定の移行期間を置いた後に、ヨルダン川西岸地区のパレスチナ国の政府に統治権を移すとする案のようです。ネタニヤフ首相は、ガザ地区の再占領後は、同地域はイスラエルが安全保障の責任を負う、即ち、事実上の‘併合’を表明していましたので、ブリンケン国務長官の案は、ネタニヤフ首相の方針と真っ向方対立すると共に、より穏健で平和的な紛争可決案であるように見えます。しかしながら、細かい点に注しますと、そうとも言えないように思えてくるのです。第一に、ブリンケン国務長官は、停戦についてはきっぱりと反対しています。その理由と...ガザ地区はもとよりパレスチナ国の領土では?
パレスチナ自治区、ガザ地区へのイスラエル軍の連日の爆撃に続き、地上侵攻もかなり進んでいます。イスラエルはパレスチナの難民キャンプをも爆撃し無差別攻撃の様相です。(10月17日のアル・アハリ病院の爆撃も、イスラエルやアメリカは「イスラム聖戦の誤爆」と言ってますが、イスラエル軍の空爆の可能性が高いと思われます。) 爆撃されたガザ地区のアル・アハリ病院 長周新聞より 「自衛権の行使」「ハマスの殲滅」を名...
イスラエル並びにハマス双方による残虐行為の応酬を前にして、ユダヤ系の人々が絶大なる影響力を保持しているアメリカやヨーロッパ諸国、特に政府並びに主要メディアの論調は、イスラエル支持が圧倒しているようです。ユダヤ人であればイスラエルを支持するのは当然のこととしても、ユダヤ人にして『サピエンス全史』の著者ある歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏でさえ、イギリスの『ガーディアン』紙からのインタヴューに応じて「ハマスへの非難をしないばかりか、すべての責任をイスラエルに押し付けるような反応を聞いて、ショックを受けた・・・」と述べています。‘超天才’とも評された同氏をもってしても、ユダヤ人としての自らのアイデンティティーから離れられず、超越した視点から全体を客観的に捕らえることはできないようなのです。その一方で、パレスチナ...確認すべきは一般のパレスチナ住民には罪がなかったこと