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ヒサカキ(姫榊)のツンと強い匂いが静かに治まって、林縁は甘い匂い。アケビ(木通)の雄花が揺れます。隣でゆっくりと開き始めるのは雌花。 鮮烈な赤を滴らすのはアカメガシワ(赤芽柏)、大きく広げる兆し見せる葉。 中日新聞、春になって「愛ラブ自然」欄、横書きに換わりましたね。 芽吹き間もなく花が見える、ヤマウルシ(山漆)とヤマハゼ(山櫨)からは強い生命力を感じます。 同じウルシ科でも、こっちはのんびり屋のヌル...
春のバラ科は華やかで、その代表はサクラたち。桜の花を待つうちに、追いつけ追い越せ芽吹き時。 アズキナシ(小豆梨)は濃い目の緑。葉裏の葉脈がシッカリしています。長枝に現われる皮目は「秤の目」、竿秤を知る人も減ってきましたね。 カマツカ(鎌柄)の葉身の縁、細かい鋸歯の赤みが美しい。芽吹き直後は「紅葉?」と思わせる橙色でした。 相生山のバラ科樹木のうち、ズミ(酢実)は一番ゆっくりしています。ようやく芽鱗が...
タカノツメの芽が大きくなりました。 いつの日か芽鱗は落ちて、この中に3出複葉の何枚の葉身が包み込まれているんだろう。 「唐辛子の鷹の爪じゃありませんよ」「タラノキ(棫)やコシアブラ(漉油)と同じウコギ科の樹木です」自然観察の始めに教わりました。春の陽浴びて、葉芽が伸びます。ほど良いところで・・・はい。空に向かって、鷹の爪! 猛禽類のね。 by アイ...
株による色変異のあるエドヒガン(江戸彼岸)この子はより白く、別の子は赤み差して開いていきます。 ソメイヨシノ(染井吉野)はエドヒガンの交配種とされています。その相方のオオシマザクラ(大島桜) 大きな蕾は未だ固い。白い花弁の一部が少しのぞいているような?古来この国の「花」といえば、ヤマザクラ(山桜) こちらは葉芽に交じって、ふくらみの大きいのが花芽かな・・・という程度。 3種のサクラ、勝手に決めた「相生...
「相生山の四季を歩く会」3月9日 「冬芽と花」資料部分 ウルシ科の類似3種、その後のようすです。 鱗芽のハゼノキ(櫨の木) いつの間にか芽鱗が外れて裸芽になってました。葉裏の葉脈がはっきり見えています。ヤマウルシ(山漆)の一番成長の早かった子を、誰かがへし折ったり切ったりしたので、この子は2番手。毛深い葉身の展開はのんびりですが、大きなハート型葉痕の上から側芽の成長が見られました。 同定が難しいのですが...
ウスノキ(臼の木)ツツジ科スノキ属 葉芽が伸びます。ひときわ華やか花芽が展開始めています。蕾と呼ぶには未だ早いかな。 今日は昨日までと変わって、肌寒くて小雨も落ちてきました。春雨を受けて、もう戻ることは無い季節の中で。名づけの由来の臼型花が、少し開いて、少し止まって。 by アイ...
ネジキ(捻木)葉芽2枚の芽鱗が赤く光って、割れて開いて、あざやか黄緑の芽吹き。葉身の先端もほんのり赤くて、初心な春だね。 ネジキの芽の色変わりが、春の指標だったことを今日発見。 by アイ...
続々、3月9日「相生山の四季を歩く会」の感想から今まで春が止まっていた感じで、冬芽の変化もあまりなかった。今日は少し季節が進んだ感じ。ゴンズイ頂芽にピンクが見えて、とてもかわいかったです。 アケビ冬芽がほどけて花になる小さな丸い粒を見ること出来ました。次の会まで待てません。また来ます。 by チエちゃん...
花曇りと名付けたい「4月中旬並み」に暖かい午後。相生山のツツジ群落。「今日も良いお天気で暖かくなるし、あと1週間で見ごろになるかも」「え~っ。未だ蕾、こんなに硬いのに」そんな会話を交わしたのが、日曜日の相生山の四季を歩く会。 ほらね!もう蕾の色が変わりましたよ。冬の間は頑なな茶色だった芽鱗は、アースカラーに優しくなって。早い子は待ち切れず、花弁の色がのぞいてます。 コバノミツバツツジ(小葉の三つ葉躑躅...
「相生山の四季を歩く会」参加者コメントの続きです。*春が遅いということは裏を返せば、春を待つワクワクの時間が長いと思い、今の『相生山』を楽しみました。 今年もヒサカキの雌花・雄花が見られて良かったです。(MICHI) *シジュウカラやメジロ、鳥のさえずりも聞こえて歩いてても気持ちよかった。 ヤマコウバシやヒサカキなどの小さな芽の中に葉や花が詰まっているのに感心しました。 タネツケバナ、オオイヌノフグリ足...
暖かい朝になって、今日から春! 梅畑行き、樹林行き草地で、工事跡地で みんなで思い思いに春を探しました。花のしくみを調べたり、芽吹きの花芽・葉芽を観察したり「相生山の四季を歩く会」参加者は43人この続きは、みなさんの感想コメントで。 by アイ...
春はやっぱり遅れているようですね。 「相生山の四季を歩く会」3月9日のサブテーマは~ヒサカキ・スミレ・ツツジ、春一番は誰?~それは昨年の実績 こちら から。 春の実証を探して、下見を歩きました。去年と比べるとポイントが少なくて、なかなかコースが決まらない。 匂いも手掛かりにヒサカキ(姫榊)の、上が一番咲いていた株。下左、やっと見つけた雌花。右は雄花。 スミレはニオイタチツボスミレ(匂い立壷菫)の蕾がやっと...
3日続きの雨。もうそろそろ上がる頃。 コバノガマズミ(小葉の莢蒾)の葉芽と花芽。ウスノキ(臼の木)の芽吹き。 中日新聞県内版、自然観察関係「愛ラブ自然」欄には、この土日≪春探し≫企画がいっぱい。 冬の間に育った冬芽たち、早春の樹林の小さな変化。 咲き誇る梅畑の奥に、ひっそりと冬鳥=シロハラ(白腹)が旅立ちの準備。「相生山の四季を歩く会」も歩きます。 by アイ...
頼まれて 役所に 書類を取りに 出掛けた カウンター越しに 係りの人が言うには 「代理の方には いくつかお尋ねさせて頂きます」 「ご本人様の生年月日を…
寒波が抜けたようです。うららかとまではいかないけれど、春風情。ヤマコウバシ(山香ばし)の冬芽。その膨らみの、その尖がりに、光が遊ぶ。 by アイ...
芽鱗で保護された冬芽の代表格・・・タブノキ(椨) 厳しい寒さの中でも、着実に育っている感があります。あの一番高い頂芽が、一番ふくらんでいるんだろうな・・・と狙ってみましたが。あいにくの強風に激しく揺れるし、背景の空が照ったり曇ったり。量感が収めきれませんでした。 こちらは手もとの子。鱗芽だけでなく、越冬した葉の葉柄も赤み増して。貫禄のタブノキ、洋々と春に向かう・・・勢いに充ちてきました。 by ...
梅の開花を押し戻す、強い寒波。それでも見つかりました。春の知らせは気づかぬうちに、ある日突然現れる。。。ネジキ(捻木)の芽鱗に赤味が差して、2枚合わさる産毛の先端に、小さな緑。コナラ(小楢)の鱗芽がゆるんで外れて、ふわふわ生まれたての葉身お目見え。 イソノキ(磯の木)の早い子は、完全に裸芽に変身。小動物の毛皮を思わせる装いと愛嬌。 「おっとお待ちなせえ」見栄切るリョウブ(令法)は、頂芽に陣笠、わき芽...
「相生山の四季を歩く会」2月9日 参加者の感想コメントから《良かったこと》一言ずつ *冬芽の観察がしっかりできた。(ひとみ)*季節の変わり目の自然の変化。(ジョージさん) *冬芽の多さ(明子)*色々の新芽が見れた。(いち)*何回も名前を教えて頂いた事(武) *じっくり観察できたこと。(kiku)*冬芽が色々見れたと思います。(純)ホームページの活動報告、更新しています。当日配布の資料もどうぞ。こちら by ア...
相生山の四季を歩く会*2月は~立春、育った冬芽に春を見よう~のテーマで、しっかり冬芽観察をするために[冬芽・葉痕人気コンテスト]を試みました。ノミネートされたのは31種の樹木 こちら 先月の参加者に推薦してもらい1票でも入ったものは全て対象として回るコースを計画しました。 相生口をスタートして、西端の周回道路入口から北尾根半ばまで、ただ歩くだけでも60分くらいかかるところを31種の樹木を観察し、各人持ち点3ポ...
少し積もった雪が止みました。午前の用事を済ませて相生山に出かけます。ミカン畑のジョウビタキ(尉鶲)は寒い方が得意かな、やっぱりお日さまの暖かさがいいよね。 きのうの極寒の強風と雪を耐えた、先日からの梅の花一輪。樹林の中は余り雪が吹き込まなかったようです。常緑革質の葉表に溶けた雪の名残り。カナメモチ(要黐)の冬芽。 少し華やかに見えたのはガマズミ(莢蒾)の乾いた果実。北尾根のコナラ(小楢)の二股幹にほ...
相生山の梅、ことしは一輪ずつしか開きません。 それでもシイノキ(椎の木)艶々が増し、競うように塗り箸ネジキ(捻木)が赤くなっています。中日新聞愛知県内版、自然観察関係の案内欄に「相生山の四季を歩く会」 「一月は往く」本当に速いですね、あっという間に1ヵ月。毎月の準備に追われます。そのおかげで、自然の変化に敏感になれます。 その造形に人気のアカメガシワ(赤芽柏)裸芽の冬芽と葉痕。林縁から樹林に入れば・・・...
2週間前まで未だ固かったヤマザクラ(山桜)葉芽の先が、ようやくほどけてきました。 日本海側や北日本と比べると暖冬の東海地方でも、今期の冬芽の進行は遅いです。農作物の生育でも見られる、降水量が少なく空気が乾燥していることが影響しているのでしょうか。葉や花を乾燥や寒さから守る冬芽の状態が長引くのだろうと推測されます。 ヤマウルシ(山漆)の大きな頂芽にも、小さな変化が現れました。ぴったりくっ付いていた羽状...
コナラ(小楢)の高い枝、張り出した枝に鳥が止まって・・・あれっ動かない! なんだ枯葉か。ちょっと様子が違う?!zoomで合わせたら・・・繭でした。ヤママユ(山繭)だと思います。おなじみの緑色 こちら ではないけれど。 高さは3m以上あります。真下へ行って仰ぎました。あんなに高いところに作ったんだ。今まで地面に落ちていたものや、せいぜい目線くらいで見かけましたが、初めて見る高さです。天敵の野鳥に狙われな...
「相生山の四季を歩く会」では、いつも大人気のツツジ科ウスノキ(臼の木) この時に見たのは一年枝が赤い子たち。尾根の日当たりの良い場所では赤くなるようです。比べて少し日照が弱いところでは緑色。強い陽光から若い枝を守るためにアントシアニンを形成するからだと思っていますが、ただ個体差だけなのかもしれません。「緑の枝に赤い芽鱗がキレイ!」とこちらを好む人も多い。 今期は秋が暖かかったせいか、落葉しないで残っ...
冬芽の女王とされてきたバラ科ザイフリボク(采振り木)を久しぶりに訪ねました。 「希少種だから特別に保護しなくっちゃ」と周りの常緑樹を切り払い こちら 目線の枝が枯れてしまって、双眼鏡かカメラのzoomでしか葉の状態は見られません。辛うじて赤い芽鱗の下から白い絹毛が見えて「襟巻?」と何とか認められました。 これが自然を大事にすることなんだろうか、ザイフリボクの樹下に立って、仰ぎ見て思うことです。冬芽に樹...
確かこの辺り・・・仰ぐと、一年枝が赤味を帯びていました。 花も冬芽も人気者のツツジ科ネジキ(捻木)。12日の「相生山の四季を歩く会」では時間切れで、ネジキの生育地まで届かず。特徴あるタカノツメ(鷹の爪)やウスノキ(臼の木)などに比べて存在感が薄れてしまいました。それでも忘れていない人がいて、2月の「冬芽コンテスト」に辛うじてノミネートされています。春の紅を主張するネジキの美しさ。今年はもうスグ見られ...
「3月の陽気」の中、冬芽たちがふくらみます。クスノキ科の落葉樹、昨年の葉を付けたまま越冬中のヤマコウバシ(山香ばし)も、春間近の姿。 前の子は葉と花の要素を持った混芽でしょうか。ひときわ大きく育っています。「相生山の四季を歩く会」の1月テーマは「春待つ冬芽を訪ねよう」でした。あれから10日、みんなで見た芽、見逃した芽の“その後”の姿を訪ねました。ホームページ更新、12日の参加者コメントを当日の画像とともに...
「相生山の四季を歩く会/1月」 こちら 参加者アンケートと記録画像を整頓中。続報お届けします。 *今年初めての山歩き、楽しみました。(ひとみ) *冬の時期は葉がなく、芽がはっきりわかった。(カオル)*冬芽にも色々、夫々に寒い季節を過ごしていること。(裕子) *おしゃべりしながら歩いて楽しかった。枯れた葉が多い中、つやつやした葉を見つけると嬉しい。また参加したいです。よろしくお願いします。(n)*冬季の森のこ...
2025年最初の「相生山の四季を歩く会」1年前と全く同じ38人の参加。寒い曇り空、雪ちらついて先行き不安。「風が無いから、まだいいね」メインテーマは「冬芽をじっくり」→「どんな所に生えてる木か」→「今楽しむだけでなく、この先も楽しめるように考えたりして」歩きましょう。樹林入り口・林縁部は外から入ってきた植生も多い。ニセアカシヤ(=針槐)の隠芽、ムラサキシキブ(紫式部)の裸芽。 「秋が暖かくて離層が発達しな...
伊吹山塊を覆っていた雪雲が切れた。冬の樹林は青空をアオハダ(青肌)の短枝が刻む。 一瞬の積雪が融けて、常緑の冬芽。アラカシ(粗樫)の頂生側芽、ふくらみの兆しはタブノキ(椨)の紅。 乾いた紫の果実ムラサキシキブ(紫式部)の裸芽。 広い葉痕に沈むヌルデ(白膠木)もこもこの毛を被った鱗芽。「相生山の四季を歩く会⋆1月」の資料が届きました。冬の色だね。もう少し寒のうち。コースから外れた子たちを載せておきましょ...
「相生山の四季を歩く会」年初から花の時期までは冬芽観察が中心になります。列島上空に寒気が流れ込んだ朝、12日の下見に出かけました。入口集合場所から樹林の中へ、落葉・常緑問わず樹種の数だけ冬芽はある。生育環境によって状態はそれぞれ、と言っても今の時期は基本まだまだ固い。 そんなことを確かめながら、下層が伐られたコナラ樹林まで来たら、モチツツジ(黐躑躅)の紅葉がキレイに残っていました。モチツツジは半落葉(...
朝刊 昼過ぎ 冬芽2題アズキナシ(小豆梨)とヤマウルシ(山漆)家路 双子池帰ってきたカルガモ(軽鴨)ペアと岸辺に黄昏るアオサギ(青鷺)明日は晴れ明日は一番の冷え込みらしいです。気になるのは日曜日、降らないで欲しい。2025年初歩きですから。 by アイ...
ここ数年はお正月休みが終わる前に、相生山からちょっと遠出。先輩の観察会に仲間入りして新年をスタートさせています。晴れて暖かい朝、今年は良い年になりそう。上手く撮れた画像と先生や先輩に教えてもらったことの一部を紹介します。 ベニシダ(紅羊歯)登場。「シダは特に交雑種がいっぱい。典型的なものを覚えること」この区域には東海丘陵要素の生物も見られます。トウカイコモウセンゴケ(東海小毛氈苔)「水が浸み出して...
色あせない黄葉が今日も残る相生山です。3出複葉が大きなタカノツメ(鷹の爪)が目立ちます。朝の湿気に甘い匂いも漂っていました。親木の足もとに幼木の頂芽は緑の芽鱗に守られて冬芽。 小さいと言えどもゴツゴツ逞しい短枝から覗く、これが鷹の爪!「年越し」超えて「冬越し」する古い葉の元に、ヤマコウバシ(山香ばし)の新芽は細筆の毛先のよう。陽気な踊り手はヤマウルシ(山漆)の頂芽。密な短毛におおわれて乾燥と低温から...
春は足踏み状態ですが、コナラ(小楢)は芽吹きの季節です。大きなシンボルコナラも芽吹いているはずですが、くわしいようすは枝が高くて分からない。「下がっている枝が危ないから伐っといた」手入れ好きなオジサン。「危なくないって・・・ちょうど目の高さの枝は少ないんで『芽吹いた、葉が出た、花咲いた』って、みんながいつも楽しみに観てきた枝だよ。小さな親切大きな迷惑、勝手なことしたらイカンわ」ってちょっと強い調子...
「相生山の四季を歩く会」ホームページ更新しました。こちら 常連さんたちのコメントと「午後の部」を紹介します。 *森の中、梢の端々に無数の芽吹き。(hazuki)*コナラの芽が銀色に光ってた。青空はいろんな物を輝かせます。(ヒメシャガ)*午前の部で見た サクラ ウスノキ ネジキなど 2時間程歩いた後に見たら 確実に緑やピンクの色が濃くなっていた。(ケイコ) *以前は花が咲いた、実がなった、とその時を楽しんでいま...
先週の日曜日、ヒサカキ(姫榊)やウスノキ(臼の木)を熱心に観察中の「相生山の四季を歩く会」の仲間たち。 リピータの圭子さんから頂いたコメントを紹介します。*相生山四季を歩く会もまだ2回目で午後の部も歩いて見ましたら、2月の時には全く意味不明の理解出来ない言葉もゆっくりプリントを見ながら説明を聞けば植物が愛おしくなりそうです。前以て送って下さるプリントの予習が大切ですね!! 最後の画像は「午後の部」にだけ...
空が明るくなって、ネジキ(捻木)の赤が一層光っていました。 散策路沿いの少し暗い辺りでも、2枚の芽鱗の下から幼い葉先がのぞきました。1ヵ月前 こちら からのネジキの変化が、そのまま相生山の春の移ろい。 戻る寒さに戸惑いながらも、少しまた少し、山全体の色が変わります。 by アイ...
2月の雨が過ぎると、キラッキラの朝が来ました。コナラ(小楢)の傘下に、輝く花芽たち。コバノガマズミ(小葉の莢蒾)のキラメキ。思い思いの方向へグゥーンッと伸びて、「春だよ!」 ネコの耳のように尖った三角形に挟まれて、ギッシリの蕾が見えます。早春の色だった赤い芽鱗が外れて、細かい毛が陽光浴びて。 花の春が始まるよ!! by アイ...
相生山緑地の南部雑木林に、わずかですがゴンズイ(権翠)が生育しています。ミツバウツギ(三葉空木)科の落葉亜高木。奇数羽状複葉の濃い葉に対比する、秋の赤い果実が裂開して現れる黒い種子のようすに人気がありますが、相生山では見たことはありません。 ゴンズイは2個の仮頂芽が出る場合と、1個の頂芽が出る場合があります。今日は2種の株を見ました。仮頂芽(上)の子は芽鱗の冬芽、頂芽(下)は芽吹いて小さな若葉が展開し...
雨中のヤマコウバシ(山香ばし) こちら から5日。暖かい雨と冷たい雨が来て、少し変化が見えます。 冬芽の色が赤から黄緑に。外側の芽鱗が剥がれたのでしょうか。柔らかそうな葉芽の先端には短毛があるらしい、淡い色。 伸びた枝には葉痕が幾つか見えます。ということは、すでに少しずつ葉を散らせているようです。2月末のヤマコウバシ、未だ未だいっぱい付いている去年の葉。いつ頃になったら全て落ちてしまうのでしょう。ことし...
いつもの林縁の道、何か違和感? イボタノキ(水蝋樹)に新しい緑。越冬した古い葉の葉腋から、ていねいに折り畳まれた新芽がそろりと開き始めていました。「初夏のような」暖かい日と、冷たい雨で「平年並みに」逆戻り。そんな戸惑いの中でも、着実な移ろい。イボタノキがそっと教えてくれました。 by アイ...
2024.2.5の大雪の翌々日 2024.2.7 小石川植物園 2024.2.7 小石川植物園 東京都文京区、都心にある植物園です。日が当たるところではあるのですが、あまり人が通...
春雨と呼ぶには少し冷えて、1本コナラ(小楢)の尾根道。枯れ葉が残っているように見えますが、茶色い葉は手前の低木ヤマコウバシ(山香ばし)のものです。 クスノキ科の落葉樹にもかかわらず、葉柄にできる離層が「未発達?」で、昨年の葉が年を越えます。新しい葉芽が展開するまで葉が落ちない。「落ちない」からと受験生のお守りにする神社があるそうです。植生に詳しい関係者がいらっしゃるのでしょうかね。 雨粒の中に、冬芽...
早春の雨の後は、芽吹きの風。コナラ(小楢)の頂芽が緩みました。 広い相生山緑地を探し回れば、他の樹種にも芽吹きの姿を見るかも知れませんが、先ずはコナラ。暗い褐色から明るい茶色へ芽鱗が解けて。淡黄から若緑、新しい葉の春の色。そよぐ産毛も見えました。 by アイ...
「冬の散策の楽しみは、可愛い冬芽と葉痕のユニークな顔に会えること。自然からのごほうびを満喫💛」(Michi)先週日曜日の「相生山の四季を歩く会*午後の観察会」ヤマコウバシ(山香ばし)からアズキナシ(小豆梨) 午前中には会えなかった子たちを順に巡りました。余りにも小さくて見つけにくかったナツハゼ(夏櫨)の『にこちゃんマークの口』も、高い所にあって見えにくかったクサギ(臭木)の『馬蹄形』も。 ヤマウルシ(...
深夜からの雨 暖かな雨 二十四節気の「雨水」に合わせて春の雨 明るい雨 暖かな雨粒が小枝に流れてカマツカ(鎌柄)の冬芽 春のピンク まだ冬姿な コナラ(小楢)の大木に 春のシャワー ヒサカキ(姫榊)の葉が光って 葉腋に蕾の小粒が並んで天の水の気 氷の粒が融けて降って流れて森に春 静かに静かに広がる 雨 by アイ...