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雨が降ったらキノコの季節「相生山の四季を歩く会」前記事の続編です。 *相生山のキノコの多さ、楽しくなるよ。(あきこ)*年に1回キノコの時だけ来ている。ふだんは主に食べられるキノコを探して歩いているので、きょうは久しぶりに全般的なことを知れてよかった。(三河の鈴木) *ていねいにきのこの説明をしていただけました。何回(年)か重ねて参加したら、よくきのこのことがわかるように思います。(ゆきえ) *下見の際に...
見上げるとサカキ(榊)に蕾が並んでいました。 一つぐらいは咲いてないかな?と探してみたけれど、どれも固そう。あの気高い香りが待ち遠しいです。樹林の低木層、ひと際目立つのがクチナシ(山梔子)の蕾。大きいです。1週間もせずに開くかな?咲いたら直ぐ黄色く萎れちゃうからタイミングが難しい。 花の春が過ぎて、初夏の花が咲き乱れて、雨の季節には雨が似合う花が咲いて、相生山の夏。 by アイ...
前回は、鳴子北駅からスタートして相生山緑地の自然林をたっぷりと歩いたのですが、オアシスの森については一部しか歩いていない気がしていました。 そこで、私は誓っていたのです。 I shall return. と。 なんちって、それは真っ赤なウソさ・・・マッカァウソ?・・・マッカーサー・・・強引だよなぁ('ω') いえ、でも私は相生山に戻ってきました。 今回は相生山駅から歩きました。 二度目の訪問ですが、相生山ってやはり "自然林" でしたね。 入り口からして、こんなにシンプル。 そして続く自然林、竹林が多い感じ。 沢山の山道が迷路のように張り巡らされています。 一瞬、道に迷うのでは? という不安感…
名古屋市内の緑地・公園は全部探訪済みだと思っていましても、まだまだあるんですよねぇ。 ということで、今回は「八竜緑地」です。 名鉄・瀬戸線の「大森・金城学院前」駅で降りました。すぐ目の前に「大森寺」があります。 大森寺は、ダイシンジと読みます。(-"-) 徳川光友の生母の菩提寺です。 至る所にモミジがありました。きっと秋には絶景でしょう。 さてと、 事前に頭に地図をインプットしていますので、山勘で八竜緑地を目指して歩いて行きますが、ときどき私の山勘は狂います。 この日も何故か、途中から金城学院大学のほうに歩いてしまい・・・女子大の誘因力は実に凄いんですねぇ・・・遠回りしてしまいました。 山間の…
いろいろな名古屋の公園緑地に行っていますが、自分の気に入ったコースを作るのが好きです。 少し前に名鉄・大森駅から、ゆとりーとラインの小幡緑地駅まで歩いたのを、今回は逆に歩いてみました。 つまり、「ゆとりーとラインの小幡緑地駅」から「名鉄瀬戸線の大森・金城学院前駅」(←駅名が長すぎる!)まで歩きました。 まずは、いつもの小幡緑地。 入り口の芝生広場は月曜ですから閑散としています。子供連れの主婦の方々が数組だけ。 こんなに広いのですが、それは万一の災害時の対策基地設営のための空間です。 さて、 いつもの「竜巻池」です。 ここにいると、周囲からウグイスの声が聴こえてきます。 今頃になると基本の ホー…
相生山のヒメボタルことしのピーク時期、先週の深夜観察時に初めて会った新しい友人から画像を提供して頂きました。ヒメボタルの住む森林でヒメボタルを愛でるとき、この環境がいつまでも続くよう、自分が何をしなければならないか、 何をしてはいけないのか、しっかり思う人が増えて欲しい。ヒメボタルの相生山が最終章を迎えることがないように。 by アイ...
生産緑地の縁にアケビ(木通)の果実。 「相生山のサクラで、これだけは苦味が少ない」そうです。オオシマザクラ(大島桜)園路に。花の旬を見過ごしました。ソヨゴ(冬青)雄株雄花は未だ残っていましたが、雌株雌花の多くは結実。 6月の代表花はネズミモチ(鼠黐)、モチノキ科を連想させますが対生で少し前まで咲いていたイボタノキ(水蝋樹)にそっくりな花、モクセイ(木犀)科です。金木犀のような匂いがするかどうか確かめ...
昨5月28日深夜11時ころ、相生山緑地「オアシスの森」相生口に至る道路の状況です。駐車禁止場所への違法駐車、住宅街に次々侵入してくる何台もの車。この時間でも樹林地に入っていく人々の小塊。もう少し早い時間では大声で燥ぐ若い人や幼児連れの家族も多く見られました。仲間の報告では撮影機材を持ち込んだ人だけで50人程、見物人は200人以上を数えたそうです。「まるで祭り」を生みだした原因は・・・私たちは問い合わせ申し込...
満を持して・・・ テイカカズラ(定家蔓)が匂い始めました。その名の由来、甘い匂いが平安の悲恋物語を呼び起こします。蜜柑畑から漂うミカンの花の匂いと1mの差で隔たって、上品さが格上。 昼間は微かに、夜になると強くなります。夜行性の昆虫を呼ぶのでしょうか。ヒメボタルは寄りませんが、匂いの中を光ります。 by アイ...
大きなコナラ(小楢)の樹下、低木のネジキ(捻木)が伸びあがり、 その花序に白い花が増えてきました。 一方谷間のテイカカズラ(定家蔓)はまだ蕾。 と思っていたら、日当たりの良い蔓の上部にちらほら花が。 名古屋市道路建設課の「ヒメボタル分布調査」が始まるようです。 ネジキもテイカカズラも相生山のヒメボタル指標花。甘く匂う頃がヒメボタル生殖のピーク時期。さまざまな抑圧状況の中で今年の消長が気になります。 ...
アラカシ(粗樫)の樹林にヤママユ(山繭)を見つけました。こっちにも。 分りました?答えは下。上手に隠れてますよね。こんなに美味しそうな子だもの。鳥さんたちに見つかったら大変。 硬いアラカシの葉っぱを食べるんです。それなりの顎を持ってます。正面から見ると海獣みたいにも見えます。髭みたいなのもあるし。この子が成虫になると前翅8cmくらいの大きな蛾になります。繭 こちらからは、天蚕と呼ばれるきれいな翠の糸が...
エゴノキの花咲きました。11日、日曜日は「相生山の四季を歩く会」春の花は終わりましたが、初夏の樹の花盛り。毎年、参加者が最高潮を迎える5月。「後ろの方まで説明が聞こえません」「見逃しました」の声も多く、時間不足も見越して「午後の部」を設定しました。要申し込み、少数なら実施しません。 顔ぶれ豊かな花たちの中で、やっぱりエゴノキは別格!蕾がたくさん残ってるので、きっと日曜日は花盛り。相生山はヒメボタルが有...
ノイバラ(野茨)が咲いています。この間までフジ(藤)やアケビ(木通)が飾っていた林縁。延びた蔓びっしりの蕾、数個ずつ順に花開く。 予測していないと気付けない地味な花だけれども。 ほら、もっと近づいて。華麗な薔薇の香り、少し野生。花の代表格として誇るバラ属の原種だもの。5月の森は晴れやか、いい香りが漂っています。さまざまの花から葉から香り流れ交ざって、誘いの夏が始まる。 by アイ...
コナラ(小楢)の花、花粉を飛ばし役割を果たし終えた雄花序。 初夏の陽に輝く、ヤマツツジ(山躑躅)の紅とズミ(酢実)の白。春の嵐に仕切り直し、2回目の「相生山の四季を歩く会」 「黄砂かねぇ」「名駅の向うは海みたい」新緑の樹林の底で、観察した花々。 初夏の白い花に雨が降りました。サワフタギ(沢蓋木)の雄しべのヴェールも粗い葉身も。 ツクバネウツギ(衝羽根空木)の双子の釣鐘も種子を運ぶプロペラも。 濡れて洗わ...
相生山の四季を歩く会の「ズミのお花見」参加コメントを紹介します。 *相生山にこんなに沢山の可愛い花があったのですね。歩きながら こんなにゆっくり花を見る事がなく、花の名前も教えて頂く迄知らなかった。 有難うございました。(藤) *昨日は良い日になりました。ズミの花と蕾の色合いの美しさ感激しました。サワフサギの花も蕾があるとかわいらしいと思いしました。コバノガマズミは花がほとんど散っていたが一つの花を観察...
緑の風が流れる4月第4土曜の午後。「相生山の四季を歩く会」は初めて『ズミのお花見』をしました。定例が第2日曜なので、ズミ(酢実)の花期とは合わなかったのです。 桜花見を有志で実施してきましたが、今年の4月は春の嵐に見舞われたこともあって、ズミの開花に合わせて特別開催。「話には聞いているけれど見たことは無い」人、「毎年見ているが皆と見たことは無い」人、常連さん中心にメールやブログの呼びかけに期待の集まり...
晩春、4月下旬、二十四節気は穀雨。新緑の相生山に白い花が目立つようになりました。 高木になるアズキナシ(小豆梨)、花も花序も大きく目立ちます。樹林のあちことに広範囲に生育しています。ミツバチ(蜜蜂)かな? さっきから頻りと活動中。 谷筋に多いカマツカ(鎌柄)は低木で、優し気に咲きます。この株は最も大きい部類。花は可愛いけれど、にぎやかに咲きました。 がまずみロードの記事 こちら でも紹介した、コバノガマ...
芽吹きの優しい新緑があふれ、さまざまな花の匂いが流れる時季ですが、あいにくの雨。「相生山の四季を歩く会」15年で一番のとんでもない悪天候。それでも熱心な参加者が7人も。 きょうの観察ポイントの1、ヤマコウバシ(山香ばし)の花。雌株しかない彼女の両性花をていねいに観察。しっかり伸びた雌しべの柱頭と退化した雄しべ。・・・その後、柔らかい若葉のテイスティング。“香ばし”の意味を味覚で体感しました。改変された元...
落花盛んなヤマザクラ(山桜)の春を追って、 コナラ(小楢)の森の主人公の芽吹き始まる。 仰いで高い樹冠、目線の先に。産毛がキラキラ。4月の青い風に揺れる。枝いっぱいに広がる緑。個体差見せて、順々に色が変わるコナラ樹林は常緑樹との対比も美しい。 「毎日、朝起きると、周りの木の色が昨日と変わってるんですよ。それが驚きと共に楽しくてね」相生山緑地内に住む友人が誇らしげに教えてくれました。今日は「花まつり」...
相生山の春の花。梅、ヒサカキ(姫榊)、桜、ツツジ類・・・と続いて、次は誰かな? 展開し終えた緑の中に、ミヤマガマズミ(深山莢蒾)❢この種では一番先に咲く、相生口からも近い谷筋の株。近づいて、真っ白と微かなピンク、蕊の可憐。退いて、光と影の変化と造形。 ガマズミの中では唯一の、爽やか甘い匂い、今年も会えました。 by アイ...
タカノツメの芽が大きくなりました。 いつの日か芽鱗は落ちて、この中に3出複葉の何枚の葉身が包み込まれているんだろう。 「唐辛子の鷹の爪じゃありませんよ」「タラノキ(棫)やコシアブラ(漉油)と同じウコギ科の樹木です」自然観察の始めに教わりました。春の陽浴びて、葉芽が伸びます。ほど良いところで・・・はい。空に向かって、鷹の爪! 猛禽類のね。 by アイ...
桜に先駆けてスミレ(菫)が満開。日向に半日陰に、樹林の林床に見頃のとき。 マキノスミレ(牧野菫)ニオイタチツボスミレ(匂い立壷菫) ならず者が盗掘したらしい跡。そこで見るから良いのに、ひとり占めしたいとする心が貧しい。散策路のあちらこちら、落とし物を探すように丁寧に歩くと、個性豊かにスミレたち。 by アイ...
ヒサカキ(姫榊)の花が咲き揃ったので、雌花・雄花 こちら 以外の両性花を例年のように探してみました。あった!あった! 雄しべの数が少なく、雌しべの柱頭・花柱が見える花たち。 両性花を探していたら、雌花の花弁付け根=雌しべの根元周りが液状に光っている子を見つけました。蜜なのかな?指先ですくってなめてみたけど、、、甘い?と思えば甘いのかな?? でも、どうなんだろう。雌しべの元に蜜をたくわえて、花粉を受け...
カイトさんがミノムシ(ミノガ)を見つけて教えてくれた。ミノムシなんて子どもの頃にはそこらじゅうにいて、裸にしてカラフルな毛糸とか布片とかをまとわせて遊んだ記憶がある。 いつの間にか身近から消えてしまい、今日は一体何年ぶりに見ただろう、と思った。 by Bee &カイト(画像提供) 「相生山の四季を歩く会」参加者コメントより一部抜粋...
相生山緑地の北東端、山根小学校上の元崖地から東を向くと、2,000~3,000m級の山岳パノラマが望めます。稜線に雪が付き、春霞の前、寒中の晴れた午前中がタイミング。北アルプス南端の独立峰、御岳山。条件が良い時は左奥に小さく乗鞍も見えるのですが、きょうは無理。その右、方位では南、中央アルプスの南の峰々(空木岳辺りかな?)が並びます。その右側は、近くの恵那山。大きいです。冬になると存在感が一層増す。そして、今...
そろそろカンアオイの季節。今年は暖かいから咲いてるよ。 「ヒミツの花園」巡ってみましたが、未だ蕾固い。・・・っていうか、コレほんとに蕾?ツボミにもなってない。。。相生山のヒメカンアオイ(姫寒葵)は、ことしも立春にならないと咲かないみたいです。 by R.61...
名古屋市は相生山緑地基本計画を本年度中に決めるとし、ビジョン(案)を公表しました。「相生山の四季を歩く会」事務局は1月観察会の資料に以下の通りコメントをつけて一部を掲載し、参加者の皆さんの意見を求めました。38人中23人が記入提出してくれました。いくつかのご意見を紹介します。会にメールアドレスを登録してある方には資料を送っています。欠席の方も意見が返ってきています。追加の意見を出された方もいます。未発...
ことしも相生山の東方面は快晴。きれいな初日の出が拝めました。名古屋市の標準時刻は7:00、相生山の東南展望地では6:06 また1年、よろしくお願いいたします。 by アイ...
「もみじ谷行ってきました。最高でした~」ってメールが昨日届きました。行かずばならない・・・入口からワクワク。 先客がいました。幼児たちと保育師さん。ちょっと遠慮して常緑の窓から。谷底へ下りて視角いっぱい。12月1日万緑紅一点 8日「相生山の四季を歩く会」 今日18日 グラデーションの樹 その先端の一番きれいな枝 「わたしのお祖父さんが植えたのですが、もう100年くらい経つのかなあ。今一番太い木がそ...
コナラ(小楢)の森が明るい。黄褐色や黄緑の光が、谷間の常緑の林床まで舞い散っています。 「相生山の道路」工事の為に伐り払われて、工事が止まってそのままギャップになった辺りが、明るくて色あい見事なのは皮肉です。 その上のバリケード板がまだ残っている小広場から、コナラの谷を見渡して、仰ぐと、樹幹は最高潮。 一部削りとった山肌に「緑の連続のため」名目で土を盛ったシェルターから見下ろすと、都心への眺望は紅葉...
尾根のアオハダ(青肌)の薄い黄色を背景に、初めて出会った透ける橙色。 回り込んでしゃがんで、お日さま光線を仰いでみました。リョウブ(令法)これがクライマックスの色。空の青も共鳴して、この紅葉には撃たれて佇みました。 by アイ...
前の市長の「決めたからと言って何でもやればいいというものではない」「自然を大事にするため相生山の道路計画は廃止する」という姿勢は、私たちも支持できるものでした。けれども、15年も時間があったのに決着をつけきれずに「失職」してしまいました。『後継者』として市民の負託を受けた新市長には、その責任を果たしてもらわねばなりません。前任者のやり残した課題を解決してこそ後継者です。自然を大事にするための施策を実...
相生山の紅葉の指標の一つコバノガマズミ(小葉の莢蒾)の様子を見に出かけました。1週間前までは赤い果実が目立ったのに、減った感じ。赤い葉っぱが増えたせいかな?誰かが少しずつ食べてるのかな? 緑から黄色くなって、赤や紫も交ざって。今日は未だ「はしり」の段階。曇ってるし。次の雨と共に冷えれば、暑かった夏の盛んな光合成が弾けるはず・・・・。 by アイ...
小雨空なのに林縁部の紅葉が見事でした。朱色を誇るハゼノキ(櫨の木)です。背後で際立たせているのは・・・あれっ、何の木?亜高木層に達するような木、今まで気づかなかった。 ヤブニッケイ(薮肉桂)? それともニッケイ(肉桂)?もっと近づいたら、果実がつるんと光ってました。翡翠色。クスノキ科だから、もう少ししたら黒く熟すんだろうな。樹種を確かめるために、葉っぱの先を摘まんでみました。ツンと刺激臭、もしかして、、...
空模様を気にしながら、やっぱり出かけました。11月1日、午前9時。シンボルコナラ2度目の伐採の朝。いつものように静かでエンジン音もしない。。。 間違えたかな?願いが通じて中止になったか! 11月8日(金)9日(土)に変更されてました。台風接近の風を配慮したのかな?だとしたら根元から伐倒してしまうつもりなのか? たまたま通りかかった「10年以上もここを歩いてる」オジサンたちと立ち話。「やっぱり伐っちゃうみたいですね...
ガマズミ(莢蒾)の赤い果実が目立ちます。 コバノガマズミ(小葉の莢蒾)の紅葉が葉j待っています。 ガマズミの果実の隣に帰り花が白い。 深まる秋。赤い霜降。先週の「相生山の四季を歩く会」こちらから1週間たちました。森の色を比べてみてください。 by アイ ...
*シンボルコナラ 撫でてあげたかったけれど囲いがあり触れられなくて残念! 昨年の十五夜の月と秋の虫。夕日が沈み星が瞬き始め虫の音コンサートは最高潮。暫くして満月が昇ってきました。すると月光を背に黒々と大きなキンボルコナラのシルエット・・・・まだ1年前のこと・・・・・ (hazuki) 相生山の四季を歩く会10月13日の参加者アンケートに残された、シンボルコナラとの思い出。「秋の虫とお月さま」昨年のようすは こち...
ハギ(萩)の花、朝からの雨に濡れました。 水玉を転がす3枚の複葉。ツクシハギ(筑紫萩)は白い花弁うつむいて。満開を迎えていた紫が濡れて融けます。なんとも艶やか。展望地では開いた空から一段と濡れて、若木は少し心細げ。 雲は厚く、きょう一日止みそうにありません。暗い空に対比して、足元の花色が心弾ませます。 雨に打たれて咲き誇るヤマハギ(山萩)の花。 秋の誇りの相生山です。 by アイ...
雨の午後、小型エンジン音がするシンボルコナラ前。 ここに広がっていた力枝、大枝は既に落され片付けられて、虚しい雨空。傍らの掲示板には 骨格剪定 幹回り3.74m と板書されていました。「さびしいねえ」「まだ幹が残ってるのが救い」 「緑の葉っぱが残ってる枝があるよね。あそこから復活せえへんか?」「ムリかもしれんけど、期待したいわ」 帰り道に通りかかったら高所作業車や枝葉回収車も撤収していて、ピンクのテープ...
もう少し黄色いはずの落葉樹林は北尾根コナラ(小楢)付近。秋雨前線が掛かったり離れたりの空模様。向こうの若いヤマザクラ(山桜)の辺りだけが明るく見えました。 高齢コナラの足もとにアレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)小さな草むら。畳んだ花びらが秋の灯り。降りの山根口。未だ靄った空からの少しの光に、今日の黄葉。 仰いだオオシマザクラ(大島桜)の橙が逆光、くすんで写りました。快晴の高い空も秋。今日のような落ち着...
愛知県では数少ないブナ原生林を歩いてきました。出会ったキノコの一部を紹介します。ドクツルタケ(毒蔓茸)毒キノコの名前を挙げる時には毎回三本の指に入るほど有名な猛毒キノコ。今年、中毒で死亡した人が国内から出た。ドクツルタケの中にも何種類かあり、相生山でもまれに見られるが恐らく別種。類似のシロタマゴテングタケ(白玉子天狗茸)とは、大型である点、ツバの位置が低い点、柄に繊維状のだんだら模様がある点より判別...
見慣れたキノコ、相生山で多くの人が一番最初に気づいて覚えるキノコ。シロオニタケ(白鬼茸)が復活してきました。 未だ傘の直径が掌ほどもあるほどのものは出ていませんが、散策路から樹林林床をのぞくと、白い塊が点々が奥に連なっているのが望めます。梅雨6月7月にいったん広がって、地中に潜んでいた菌糸が活性化しています。相生山の初夏、白い木の花が咲き溢れます。相生山の秋は、白いキノコが地面に並びます。残暑、猛暑と...
今年は遅いだろうな・・・と油断しているうちに開花してました。相生口のヌルデ(白膠木) 小さくて地味な花だけど、これだけ咲くと華やかです。さて、未解決の問題があります。この株の花、雄花ですよね。雄しべの葯が立ち上がって、中央に花柱は見当たりません別の雌株の花 こちら でも、この子、実がなるんです。雌花が見つからないうちに。毎年。雌雄別株のウルシ科ヌルデ・・・もしかして両性花アリ? by Oak....
日陰の散策路、ちょっと変わった不気味なキノコ。いつか見たヒトヨタケ(一夜茸)に似ています。「これはウスキモリノカサ(薄黄森の傘)の終盤の姿ですね。こちらに成菌があります」一緒に歩いていたキノコ先生。 「えっ、こんなに変わるの!?」とても同じ種とは思えないです。「こっちに老菌がありますね。さっきの姿になる前の段階です」 確かにハラタケの仲間の特徴、傘の裏=胞子が詰まった襞が黒い、柄には崩れたツバの残骸...
その形が“きのこ型”をしていないので気になるキノコがあります。ノウタケ(脳茸) 育っていくにつれ、柄が傘に隠れてツチグリ(土栗)の仲間のように見えますが、れっきとしたハラタケ科。もっともきのこ型をしたキノコの仲間です。出始めはポッコリ可愛いのです。やがて傘に皺が出て脳そっくり! 今年はいつもよりよく見かける感じです。老菌と更に古くなった個体とが並んでいました。雨風に打たれたり、誰かに食べられたりして、そ...
きょうの「相生山の四季を歩く会」9月の集いはキノコがテーマ。ところどころで採取したり説明を聞いたり元気にロングコースを歩きました。⋆9月の相生山、残暑はきびしいが木々は元気。きのこも色々。空気は旨い。楽しい半日を過ごせました。(巌) ⋆キンミズヒキが咲いて秋を感じました。(ヒメシャガ) *ずっとキノコ探し歩いて、ふと見上げたらアゲハチョウの姿。初めてのナガサキアゲハ、秋の蝶舞う美しさ。(ひろ子)正午過ぎ...
小さなキノコたちの顔見せです。秋本番は彼女たちから始まるのかもしれません。 地面の濡れ落ち葉にビッシリ。そんな中に赤い子を見つけると得したような気分になります。アベマキ(棈)の下には白い子。ハナオチバタケ(花落ち葉茸)です。白いのも赤のも、開いたのもすぼんでるのも。 思いっきり低くなって下からのぞくと、光を透かすヒダヒダが美しい❢ 小さな落ち葉を栄養源にして発生する、小さな宝石ハナオチバタケ。秋の華落ち葉...
台風の風は強まらないものの雨が続いていて、それでも少しの晴れ間が出たら、残り少ないアブラゼミ(油蝉)の細い声が、すかさず聞こえたりします。 直ぐ横の樹に停まった子、鳴かない。メスかな?近づいたら、パタッパタと落ちました。地面に落ちてしまうか・・・行く先を追ったら、辛うじて地表ぎりぎりの枯れ枝に掴まって上向き。蝉の羽根も、枝も、森の空気も濡れて、水の中。この台風が相生山近辺まで到来するうちに、彼女は...