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現在、放射性廃棄物の最終処分方法で一番現実的とされている方法は、地層処分です。最もいい方法・・と言うよりも、不完全過ぎて全然いい方法ではありませんが、他の方法と比べれば「マシ」ということでしょうか?・・しかし、「地層処分」するから、「原発を推進する」というスタンスであるのならば、とんでも無い事です。こんな酷い「地層処分」を、原発推進派は原発再稼働、原発増設の根拠にし、更なる放射性廃棄物の増加に繋...
韓国や中国の人々が、ALPS「処理水」を「汚染水」と呼んでいる、と大手マスコミの多くが、批判していますが、この「処理水」は「汚染水」に間違いはないでしょう。少なくともトリチウムは除去出来ないわけですから「トリチウム汚染水」とは言えるでしょう。「汚染水じゃなければ飲んでみよ。」と言う要求に対して『「飲めるかどうか」と「海に流して良いか」は別問題、論点のすり替え』・・と言っている「有識者」がいますが、で...
元々天然には(ほとんど)存在せず、人工的に作られた(放射性)元素が人工元素です。核実験により生成された放射性核種、ならびに、原子力発電など原子炉で作られる放射性核種が主な人工元素です。 20世紀半ば頃から、核実験や原子力発電などにより生成され環境中へばら撒かれた放射性核種は大量にあります。 「現在環境中に存在する人工放射性核種のほとんどは核実験に起因するものですが、 その放射能は自然放射能に比べる...
室田武氏の「原子力の経済学」を購入して読んだのは、3.11の原発震災の年が終わり、次の年が明けた頃〔2012年〕でした。非常に名著だと思った記憶があります。 しかし10年以上前のことですので、多くの内容を忘れていました。 今年5月に読み直してみましたところ、何故こんなに興味深く印象的な事を忘れていたのだろうか?と思う内容が書かれていました。(読み飛ばしてしまったのか、眠かったのか?) それは、毒性の非常に...
風評被害とは、「事件や事故の後、根拠のない噂や憶測が広まる事で発生する被害」の事を指して言われています。いわゆる「デマ」による被害と言う事でしょう。福島第一原発事故以来、多くの風評被害が福島県民を苦しませてきた・・・と政府も福島県もマスコミも電力会社も・・・報道しています。 確かにデマによる風評被害もあったでしょう。しかし、実際、に被害に遭っている場合でも「風評被害」とされてきた例も多々あると思...
先日、Zoomオンラインセミナー:「核分裂後の化学的毒性物質テルル」山田國廣氏 に参加しました。このセミナーのタイトルからもお分かりの通り、核分裂後の化学毒の危険性に関するセミナーでした。 原発の危険な廃棄物と言えば、放射性廃棄物が直ぐに思い浮かびますが、それ以外の廃棄物は特に問題にされて来ませんでした。反原発の人々も、放射性廃棄物のことしか取り上げませんでした。 しかし、山田國廣氏によると、原発...
これまた10年ほど前に読んだ2冊本の読み直しによる論考です。 記事【放射能の消滅処理】2023/04/03 にも書きましたように、放射能の消滅処理は、理論的に不可能で無いとしても、実質不可能です。 その場合、原子力は石油の代替になるのか、また生態系や人間社会にとってどの様な意味があるのかを考えてみようと思います。 猛毒の濃度に比例するように、ガン、奇形、出産異常を引き起こし、その濃度が高くなると、固有の急性...