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このところ、大正時代に相次いで立ち上げられた小田原・箱根地域の貸自動車業について、「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」)で見つかった資料をもとに様々検討を加えてきました。その過程で「その2」や「その4」で、松本安太郎の立ち上げた貸自動車業については、「回顧六十年」(昭和13年・1938年 富士屋ホテル編集発行)では「エム・エフ商会」の名で紹介されているものの、それ以前の資...
当初の予定では「小田原電気鉄道」の自動車事業についてはごく手短に触れて終わりにする予定でした。前回までの記事では表題に「小田原電気鉄道」の名前を含めなかったのもそのためでした。しかし、「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」)の検索結果を色々と眺めるうちに、「小田原電気鉄道」の「富士屋自働車」への影響の大きさも考えないといけないと思い直し、更に松本安太郎の開業後直ちに「...
「富士屋自働車」と「エム・エフ商会」の自動車事業を巡って(その4)
前回に引き続き、「全国自動車所有者名鑑」(以下「―名鑑」)や「全国自動車所有者名簿」(以下「―名簿」)に掲載された、当時の箱根・小田原地区で貸自動車業を行っていた3業者の車両の動向と、それらの業者について「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」)上で見つかる資料などを検証します。今回は前々回の「松本安太郎」の続きです。※以下の「デジタルコレクション」へのリンクの後ろに「※」...
「富士屋自働車」と「エム・エフ商会」の自動車事業を巡って(その3)
前回の記事に引き続き、「全国自動車所有者名鑑」(以下「―名鑑」)や「全国自動車所有者名簿」(以下「―名簿」)に掲載された、当時の箱根・小田原地区で貸自動車業を行っていた3業者の車両の動向と、それらの業者について「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」)上で見つかる資料などを検証します。今回は当初の予定では前回に引き続き「松本安太郎」を取り上げる予定でしたが、こちらはもう少...
「富士屋自働車」と「エム・エフ商会」の自動車事業を巡って(その2)
前回に引き続き、「全国自動車所有者名鑑」(以下「―名鑑」)や「全国自動車所有者名簿」(以下「―名簿」)に掲載された、当時の箱根・小田原地区で貸自動車業を行っていた3業者の車両の動向と、それらの業者について「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」)上で見つかる資料を検証します。今回は「松本安太郎」が営んでいたという「エム・エフ商会」について、「デジタルコレクション」上で確認...
最近テレビで『大奥』の再放送をやっています。 これが私は大好きで、ついつい見てしまいます。 どのくらい前だか忘れてしまったけれど、明治座で『大奥』をやっていてひとりで観に行ったっけ。 確か浅野ゆう子、野際陽子、安達祐実、中山忍、が出ていたような。 贅沢な時間でした。 大好きなのです。 だからフジテレビが20年ぶりに新しい『大奥』をやると知って喜んだわけです。 期待して木曜日に新『大奥』を観たのですが… 全体的になんというか、かんというか。 少し残念な感じはあるけれど、ナレーションがあの滝山さま! これは嬉しすぎるサプライズでした。 確か放送まで発表とか無かったんではないでしょうか。 20年前の…
「富士屋自働車」と「エム・エフ商会」の自動車事業を巡って(その1)
もう10年近く前の記事になりますが、大正4年(1915年)や大正12年(1923年)の「全国自動車所有者名鑑」(以下「―名鑑」)や「全国自動車所有者名簿」(以下「―名簿」)に掲載された、富士屋ホテルの関連会社である富士屋自働車や小田原電気鉄道の保有する自動車について検討したことがありました。酒匂橋が大正12年に逸早くコンクリート橋に架け替えられた背景に、これらの自動車事業の熾烈な競争があったことを裏付ける史料にな...
「国立国会図書館デジタルコレクション」中の神奈川県史関連資料(その3)
本記事では、神奈川県及び関連部署によって発行された神奈川県史関連の資料について、「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」、一部「デジコレ」)への収録状況を確認して一覧化しました。今回は前回2回で取り上げ切れなかった各文化施設の作成した郷土史関連資料をまとめました。凡例については「目次」を参照下さい。1. 神奈川県立図書館のその他の刊行物2. 神奈川県立博物館・神奈川県立歴史博...
「国立国会図書館デジタルコレクション」中の神奈川県史関連資料(その2)
本記事では、神奈川県及び関連部署によって発行された神奈川県史関連の資料について、「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」、一部「デジコレ」)への収録状況を確認して一覧化しました。今回は特に神奈川県立図書館(以下表題・表中を除き「県図書館」)とその関連部署が作成した資料を可能な限り集めてみました。凡例については「目次」を参照下さい。1. 神奈川県史料2. 神奈川県郷土資料集成3....
「国立国会図書館デジタルコレクション」中の神奈川県史関連資料(その1)
本記事では、神奈川県及び関連部署によって発行された神奈川県史関連の資料について、「国立国会図書館デジタルコレクション」への収録状況を確認して一覧化しました。今回は特に「神奈川県史」(1.参照)とその編纂時に併せて刊行された書籍について一覧化を試みました。凡例については「目次」を参照下さい。1. 神奈川県史ここでは、昭和42年(1967)に神奈川県政100年記念事業として着手され、約17年をかけて完成された「神奈川...
「国立国会図書館デジタルコレクション」中の神奈川県及び県内各市町村史関連資料:目次
昨年暮れに「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」、一部「デジコレ」)が全文検索に対応して以来、前々回まで幾つかの題材で検索を試みて記事を書いていましたが、その過程で「神奈川県史」や県内各市の市史や関連冊子がヒットし、一部は記事内で引用しました。これまでは県史や県内各市町村史については最寄りの図書館の蔵書を見つつ、そちらでは必ずしも蔵書が揃っていないため、必要に応じて所...
あれこれ手を尽くしても,どうしても入手できなかった文献・絶版本を閲覧するために,暑い中を国会図書館まで行ってきました.ぞるばは20代の頃(遠い昔...)から国会図書館は良く利用してきましたが,当時と今ではまるで別物です.昔は,国会図書館に文
記事の差別化を図りたいブロガーに役立つ「国立国会図書館」の利用方法を書籍編集者解説しました。日本一の蔵書資料を自分の端末からオンラインで検索する方法も紹介しています。説得力ある記事作成にお役立てください。
0500 起床 気分快 晴 僕は良い時代にぎりぎり生き残ったなあ、と思う今日この頃。ほんと学問がやりやすい時代になったなあ。
血圧値 116/78/71 酸素飽和度 99% 体温 36.4℃ 体重 67.5キロ Wikiの記述をコピペして使いまわすな、という批判はよくわかります。 けっこうよく見かけますからねえ。(自戒?) でも間違い含みではあっても、Wikiは良く書けてますよね。 ほんと、便利。(誰が書いたかわからないけど) ていうか、偉い先生の著作だって、間違いはあるし。 テキストクリティークは自己責任です。 本業の学生ですらそうだし。 レポートの答えを「知恵袋」で聞いたりね。 嬉しそうに答えるおじさんが居るっていうのも、まあ原因ですが。 ディスるつもりはありません。 コミュニケーションは大切だし、それ自体楽しい…
0540 起床 気分快 曇 青面金剛を深読みする① とりあえず、お不動さんのような「明王」系の仏様に見えますね。
血圧値 126/85/73 酸素飽和度 98% 体温 36.3℃ 体重 67.3キロ 「青面金剛 しょうめんこんごう」は庚申塔や庚申の掛軸に描かれる神様だが、謎だらけで、庚申の神様ということ以外何も分かっていない。 これはとても無責任ともいえる言い方なのですが、たしかにそうかもしれない、という気もします。 やはり、中国の民間信仰の「道教」が起源なのか。はたして古代インドとのつながりは? それとも本当は、日本起源の神格なのでしょうか。 主として路傍の石像ですが、こんなにも多くの作例があるのに、その本質は何一つ分かっていない。 この前に触れました、目黒の寿福寺の青面金剛像。これは立派な木製の立像で…
データ宝庫の一つ、国立国会図書館デジタルコレクションに接して
ひと昔前だったら、それこそ生涯をかけて調査するようなことも、今では、いながらにしてその所在がわかる。ポチッと押すだけで、キーワードで串刺しにしたデータがズラズラズラと流れてくる。 データといえば