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このところ、大正時代に相次いで立ち上げられた小田原・箱根地域の貸自動車業について、「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」)で見つかった資料をもとに様々検討を加えてきました。その過程で「その2」や「その4」で、松本安太郎の立ち上げた貸自動車業については、「回顧六十年」(昭和13年・1938年 富士屋ホテル編集発行)では「エム・エフ商会」の名で紹介されているものの、それ以前の資...
当初の予定では「小田原電気鉄道」の自動車事業についてはごく手短に触れて終わりにする予定でした。前回までの記事では表題に「小田原電気鉄道」の名前を含めなかったのもそのためでした。しかし、「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」)の検索結果を色々と眺めるうちに、「小田原電気鉄道」の「富士屋自働車」への影響の大きさも考えないといけないと思い直し、更に松本安太郎の開業後直ちに「...
「富士屋自働車」と「エム・エフ商会」の自動車事業を巡って(その4)
前回に引き続き、「全国自動車所有者名鑑」(以下「―名鑑」)や「全国自動車所有者名簿」(以下「―名簿」)に掲載された、当時の箱根・小田原地区で貸自動車業を行っていた3業者の車両の動向と、それらの業者について「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」)上で見つかる資料などを検証します。今回は前々回の「松本安太郎」の続きです。※以下の「デジタルコレクション」へのリンクの後ろに「※」...
NHKEテレで放送された「ザ・バックヤード国立国会図書館」を録画しておいたのを、やっと見た。放送日は1月31日だった。これはすごく面白かった。「ザ・バックヤード」という番組は博物館や図書館、水族館などの裏側、通常、公開されていないバックヤードにカメラが入り、そこでの様々な活動を紹介する番組だ。ザ・バックヤード知の迷宮の裏側探訪「本当の“知”は、裏にかくされている」ようこそ奥深いウラの世界へ!https://www.nhk.jp/p/ts/17NP738N5R/episode/te/JM7R7JGZ26/国立国会図書館初回放送日:2024年1月31日ここは毎朝、大量の本が届く、蔵書数日本一の図書館。どうして日本中の本が集まる?どうやって整理する?その秘密を裏側で探ると、出版物をめぐる驚きの発見が!!説明にあ...ザ・バックヤード国立国会図書館
「富士屋自働車」と「エム・エフ商会」の自動車事業を巡って(その3)
前回の記事に引き続き、「全国自動車所有者名鑑」(以下「―名鑑」)や「全国自動車所有者名簿」(以下「―名簿」)に掲載された、当時の箱根・小田原地区で貸自動車業を行っていた3業者の車両の動向と、それらの業者について「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」)上で見つかる資料などを検証します。今回は当初の予定では前回に引き続き「松本安太郎」を取り上げる予定でしたが、こちらはもう少...
昨日、NHKで紹介されていた珠洲市の写真館を営んでおられる坂健生さんが仰っておられた「能登はやさしや土までも」。ネット検索をかけてみましたら、たくさん情報が出てきました。主なものを。◆まず、川中美幸さんが2018年7月にリリースされているこの曲。◆原点を調べている記事。【「能登はやさしや土までも」の言葉の原典について】「能登はやさしや土までも」の言葉の原典は何か。... レファレンス協同データベースレファレンス協同データベース(レファ協)は、国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築する調べ物のための検索サービスです。参加館の質問・回答サービスの事例、調べ...レファレンス協同データベース◆昨年5月6日の東京新聞コラム「筆洗」<コラム筆洗>「能登はやさしや土までも」と古くから言う。素朴な人情が言わ…:東京...能登はやさしや土までも
「富士屋自働車」と「エム・エフ商会」の自動車事業を巡って(その2)
前回に引き続き、「全国自動車所有者名鑑」(以下「―名鑑」)や「全国自動車所有者名簿」(以下「―名簿」)に掲載された、当時の箱根・小田原地区で貸自動車業を行っていた3業者の車両の動向と、それらの業者について「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」)上で見つかる資料を検証します。今回は「松本安太郎」が営んでいたという「エム・エフ商会」について、「デジタルコレクション」上で確認...
「富士屋自働車」と「エム・エフ商会」の自動車事業を巡って(その1)
もう10年近く前の記事になりますが、大正4年(1915年)や大正12年(1923年)の「全国自動車所有者名鑑」(以下「―名鑑」)や「全国自動車所有者名簿」(以下「―名簿」)に掲載された、富士屋ホテルの関連会社である富士屋自働車や小田原電気鉄道の保有する自動車について検討したことがありました。酒匂橋が大正12年に逸早くコンクリート橋に架け替えられた背景に、これらの自動車事業の熾烈な競争があったことを裏付ける史料にな...
「国立国会図書館デジタルコレクション」中の神奈川県史関連資料(その3)
本記事では、神奈川県及び関連部署によって発行された神奈川県史関連の資料について、「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」、一部「デジコレ」)への収録状況を確認して一覧化しました。今回は前回2回で取り上げ切れなかった各文化施設の作成した郷土史関連資料をまとめました。凡例については「目次」を参照下さい。1. 神奈川県立図書館のその他の刊行物2. 神奈川県立博物館・神奈川県立歴史博...
「国立国会図書館デジタルコレクション」中の神奈川県史関連資料(その2)
本記事では、神奈川県及び関連部署によって発行された神奈川県史関連の資料について、「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」、一部「デジコレ」)への収録状況を確認して一覧化しました。今回は特に神奈川県立図書館(以下表題・表中を除き「県図書館」)とその関連部署が作成した資料を可能な限り集めてみました。凡例については「目次」を参照下さい。1. 神奈川県史料2. 神奈川県郷土資料集成3....
「国立国会図書館デジタルコレクション」中の神奈川県史関連資料(その1)
本記事では、神奈川県及び関連部署によって発行された神奈川県史関連の資料について、「国立国会図書館デジタルコレクション」への収録状況を確認して一覧化しました。今回は特に「神奈川県史」(1.参照)とその編纂時に併せて刊行された書籍について一覧化を試みました。凡例については「目次」を参照下さい。1. 神奈川県史ここでは、昭和42年(1967)に神奈川県政100年記念事業として着手され、約17年をかけて完成された「神奈川...
「国立国会図書館デジタルコレクション」中の神奈川県及び県内各市町村史関連資料:目次
昨年暮れに「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」、一部「デジコレ」)が全文検索に対応して以来、前々回まで幾つかの題材で検索を試みて記事を書いていましたが、その過程で「神奈川県史」や県内各市の市史や関連冊子がヒットし、一部は記事内で引用しました。これまでは県史や県内各市町村史については最寄りの図書館の蔵書を見つつ、そちらでは必ずしも蔵書が揃っていないため、必要に応じて所...
「国立国会図書館デジタルコレクション」のリニューアルを受けて(その4・「鵠沼」の「よみ」⑷)
昨年12月21日にリニューアルされた「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」)の全文検索を使って、「鵠沼」の「よみ」の変遷を⑴、⑵、更に⑶と見てきました。この話題の記事がよもやこれほど長くなるとは想定していませんでしたが、今回でまとめに入りたいと思います。※今回も、以下の「デジタルコレクション」へのリンクの後ろに「※」マークを記しているものは「国立国会図書館内/図書館・個人送信限...
こんにちはあめちゃんです。 先日 国立国会図書館に行ってきました。 前回の記事の、ご先祖さまシリーズのつづきのお話になります。 『断捨離・おそうじシリーズ(…
静謐な 部屋に入れば 独特の 匂い漂う ここは図書館 ★ このところ、読書意欲が減退して遠ざかっていた図書館に、通りがかった市立図書館に久しぶりに行ってきました。 ★ 入館すると、静
「国立国会図書館デジタルコレクション」のリニューアルを受けて(その4・「鵠沼」の「よみ」⑶)
昨年12月21日にリニューアルされた「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」)の全文検索を使って、「鵠沼」の「よみ」の変遷を⑴、⑵と見てきました。今回も引き続き、「鵠沼」の「よみ」の変遷について「デジタルコレクション」から読み取れることを書き連ねてみたいと思います。※今回も、以下の「デジタルコレクション」へのリンクの後ろに「※」マークを記しているものは「国立国会図書館内/図書館...
「国立国会図書館デジタルコレクション」のリニューアルを受けて(その4・「鵠沼」の「よみ」⑵)
前回を受けて、今回も「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」)の全文検索で「鵠沼」の「よみ」の変遷を検討します。今回は前回の最後に掲げた「よみ」の件数分布を受けて、どの様なことが言えるかを例を挙げて考えてみます。※今回も、以下の「デジタルコレクション」へのリンクの後ろに「※」マークを記しているものは「国立国会図書館内/図書館・個人送信限定」のコンテンツです。Web上での閲覧に...
「国立国会図書館デジタルコレクション」のリニューアルを受けて(その4・「鵠沼」の「よみ」⑴)
昨年12月21日にリニューアルされた「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」)の全文検索を使って、「その1」、「その2」と2本記事を書きました。それらに引き続いて、当初は今回の記事を「その3」として公開する予定だったのですが、調査すべき分量の多さから「その3」には先に「箱根の蕎麦」を題材にして出しました。しかしそれでも難航し、他の話題の記事をアップしながらこちらの記事も並行...
先週の話ではあるけれども。 国立国会図書館—National Diet Library コロナ前はたまに行っていたのだけれども、コロナで入場制限などもあったりで長いこと行っていなかった。 で、行っていない間に食堂もなくなってしまったし・・・と思っておりましたら! 食堂が復活したとな! 前にも食堂には行ったことがあるけれども、大人が頼んでいいお子様ランチみたいなのがあるようだったので、それを食べてみたいなと思って行ってみた。 結論から申しますと、メニューが変わったのか減らされたのか、該当するメニューはなかった。 で、何か他のヤツ・・・と思ったけれども、食べたいなって感じのも..
記事の差別化を図りたいブロガーに役立つ「国立国会図書館」の利用方法を書籍編集者解説しました。日本一の蔵書資料を自分の端末からオンラインで検索する方法も紹介しています。説得力ある記事作成にお役立てください。
短信:「多摩川誌」は「国立国会図書館デジタルコレクション」で公開されていました
このブログを始めて間もない頃に、当時ネット上で公開されていた「多摩川誌」(建設省関東地方建設局京浜工事事務所)を紹介しましたが、8年ほど前にこのサイトが廃止されてしまったことをお伝えしました。最近になってFedibird(マストドン)に参加したのを切っ掛けに、右のような形でこのブログの過去記事を1日1回ずつ紹介しています。その一環で「多摩川誌」を紹介した記事を見返した折に、ふと「多摩川誌」は「国立国会図書...
国会図書館のデジタルコレクションで、名乗っている姓の歴史を調べてみようというテーマを持っていた。 今日はその調査のために国会図書館を訪ねる旅。 永田町で降りて国会図書館前の交差点まで歩いて、案
「国立国会図書館デジタルコレクション」のリニューアルを受けて(その3:「箱根の蕎麦」補遺)
昨年12月21日にリニューアルされた「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」)の全文検索で新たにヒットする資料をもとに、何か新たな発見があるかどうかを試す記事を、「その1」及び「その2」で公開しました。その記事を公開した頃には、「その3」はすぐにアップできるだろうと考えていました。ところが、その予定で調べ始めた題材では予想外に多くの資料が「デジタルコレクション」上でヒットし...
国立国会図書館で自分の本を見てきたよ!の旅人です。 旅人の活字は、これまでに1冊の著書(実用本)と投稿採用者によって作られた本2冊の計3冊で書籍になっています。 すべて自分でも持ってはいますが、国立国会図書館とは、日本で
これも先日来の「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」)のリニューアルによって実現したことの一環ではあるのですが、当初アップする予定だった「その3」がまだ仕上がっていないため、こちらの短い記事を先に出します。かなり前の記事で、現在の多摩川台公園内に位置する古墳群を、将軍就任前の徳川家定がそれとは知らずに訪れていたことを動画にして公開しました。その際に典拠とした史料につい...
「国立国会図書館デジタルコレクション」のリニューアルを受けて(その2)
前回の記事に引き続いて、先月21日にリニューアルされた「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下「デジタルコレクション」)の全文検索で新たにヒットする資料をもとに、何か新たな発見があるかどうかを試してみます。今回は前回の「馬入橋」を受けて、「酒匂橋」を取り上げることにしました。酒匂橋につては馬入橋ほどに落橋を繰り返した記録は残っていないものの、明治から大正にかけての経緯については更に探すべき史料が...
「国立国会図書館デジタルコレクション」のリニューアルを受けて(その1)
前回の記事で紹介した通り、「国立国会図書館デジタルコレクション」が12月21日にリニューアルされました。「国立国会図書館デジタルコレクション」をリニューアルしました(付・プレスリリース)https://t.co/wfzdnsdCng— 国立国会図書館 NDL (@NDLJP) December 21, 2022 具体的なリリース箇所は、プレスリリースのPDFにある通り、全文検索可能なデジタル化資料の増加閲覧画面の改善画像検索機能の追加シングルサインオン...
2022年12月2日 「国立国会図書館デジタルコレクション」をリニューアルします(令和4年12月21日)(国立国会図書館)上記の通りなのですが、12月21日、国立国会図書館デジタルコレクションがリニューアルされました。この結果、全文検索可能なデジタル化資料が増加し、閲覧画面などが改善されました。・「国立国会図書館デジタルコレクション」をリニューアルします(国立国会図書館プレスリリース)上記データを見ていただければ分かりますが、とても使いやすくなりました。特に、OCR技術の向上による、全文検索可能になったというのは、以前からすれば隔世の感があります。それから、更に以下のようなサービス改善もされるそうです。個人向けデジタル化資料送信サービス(国立国会図書館)色々と個人情報を提供した上での登録が必要ですが、これ...国立国会図書館のデジタルサービスがリニューアル
前回の記事の続きですが、国立国会図書館の「次世代デジタルライブラリー」のOCRの精度を詳細に検証された方がいらっしゃいましたので、今回はその動画を紹介したいと思います。【検証】古典籍の全文検索はできるのか(前篇)【くずし字OCR/#次世代デジタルライブラリー/#NDL全文使ってみた】(YouTube上で視聴) 【検証】古典籍の全文検索はできるのか(後篇)【くずし字OCR/#次世代デジタルライブラリー/#NDL全文使ってみた...
永田町は、実は観光名所かも?ー国会図書館は、行き帰りも楽しい
前回の続きです。 ▷ 【パラダイス】国会図書館で、思い出の雑誌に再会ー無料で学べる!楽しめる場所(2) 国会図書館を出たら、目の前に国会が見えました。 「国会」図書館だからね、当たり前か。 それで思ったんですけど、永田町って、ちょっとした観光に良いかもしれないですね。 有名な建物がいっぱいだもの。 国会は、行きにも見えました。 国会を見ると、やっぱり「おー」って、テンションが上がりますね。 TVで見てる、あれかー、って。 入り口の前では、見学の小学生が列を作っていました。 個人でも、国会見学を申し込めるみたい。 今度行こうかなぁ。 見学・傍聴:参議院 行きは霞ヶ関駅、帰りは永田町駅を利用しまし…
【パラダイス】国会図書館で、思い出の雑誌に再会ー無料で学べる!楽しめる場所(2)
パラダイスを、発見してしまいました・・・。 しかも永田町という、日本のど真ん中に。 どうしても読みたい、古い雑誌があったので、国立国会図書館へ。 そしたら・・・そこがパラダイスだった!! 絶版した雑誌や図書が読み放題、 カフェは安いし、 WiFiや電源まであるし。 利用はもちろん、無職・セミリタイアに優しい「無料」! 国会図書館には、関西館(京都)もありますし、 近くの図書館を通じた資料探しや複写など、来館しなくても利用できるサービスもあります。 国会図書館に所蔵されていたのは、絶版本だけじゃない。 そこには、懐かしい「あの頃」も、保管されていました。 みなさんも、国会図書館で、「あの頃」と再…
国立国会図書館「次世代デジタルライブラリー」のOCR結果について
11月8日に国立国会図書館からこの様なお知らせが発表されました。実験サービス #次世代デジタルライブラリー に、OCRテキストを画像に重ねて表示する機能を追加しました。閲覧画面右上の「T」(矩形ごとにテキスト表示)ボタンをクリックすると、資料画像上のテキスト部分がハイライトされ、カーソルの位置のテキストが表示されるようになります。#NDL全文使ってみた pic.twitter.com/mFdkax9sk1— 国立国会図書館 NDL (@ND...
永田町の国会議事堂向かいにある国立国会図書館 国内で販売されている出版物を納品する義務があるため、商業関係では東京と大阪の国会図書館に5部ずつ納品なんですが自費出版ないし同人誌については1部ないし2部(東京の場合であれば大阪の国会
片付けって本当はシンプル 終わったことにケリをつけていくだけ これからの暮らし26
お盆も終わったので盆飾りをしまって、通常運行に戻したグリコール・グリコです。一旦ここまですればOKかな?と片付け停滞期に入っていましたが、本を再び片付け始めて分かったことがありました。
5月から始まった国立国会図書館(NDL)の「個人向けデジタル化資料送信サービス」(略称:個人送信)。これまでは、参加している公共図書館等を通じて利用するしかなかった複写の申し込み・デジタル化資料の閲覧が、個人でも申し込めるようになったという