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九広東鉄(現:MTR東鉄線)の電化以来、ながらく香港住民に親しまれてきたメトロキャメル製電車。つりかけ駆動を採用したことで、「音鉄」を中心に根強いファンがめだつ車両です。韓国製電車の導入にともない、2022年に惜しまれながら引退しました。そんなメトロキャメル製電車は、現在どうしているでしょうか。さっそく調べてみると、香港島の湾仔地区に静態保存されていることが判明しました。保存先はビクトリアハーバーをのぞ...
物事がスンナリいくことってそうないですよ。だからこそ、とんとん拍子でうまくいったときは嬉しいですし、その喜びをバネにまた新たな挑戦ができるってもんです。そんな「とんとん拍子の喜び」を、香港の街中で感じる機会がありました。香港トラムで最も古い車体形状をとどめるレア車・120号に出くわしたのです。この車両を探しはじめてから、たった1時間後の出来事でした。▲銅鑼湾のそごう前でメチャクチャ人が多いんだ!なにか...
2階建て電車で風を浴びよう!香港トラム乗車記(杜老誌道→北角)
香港住民の足として、古くから親しまれている香港トラム。非冷房で所要時間のかかる乗り物ですが、運賃の安さから利用者が絶えることはありません。その魅力といえば、なんといっても2階席からの風景でしょう。最前列のベンチに座って窓を開け放つと、香港島の混とんとした景色や生活音が、風に誘われたかのように飛び込んできます。一度体験したら病みつきになること間違いなし!今回はそんな香港トラムの乗車記をお届けします。...
香港MTRのキャラクター「鐵仔」 (T-Chai) が超かわいい!ぬいぐるみをGETするには
かわいいキャラクターの代名詞といえば、そう...ひこにゃんです!あの白くて丸っこい見た目が人気を呼び、日本中のかわいいもの好きを虜にしてきました。「餅のように白くて丸いかわいさ」に価値を見出すのは、もちろん日本人だけじゃありません。東アジアの香港に目をやると、いるじゃないですか...白くて丸っこいの!▲二次元なT-チャイくん彼の名は「鉄仔」(T-Chai=ティーチャイ)。香港の鉄道事業をになうMTRのキャラクターで...
【旅行記】香港エクスプレスで行く映画ロケ地めぐり 4日目 (完) ―窓際席で帰れる至福
あれだけ長いように感じた香港滞在も、ついに最終日を迎えた。宿泊代をケチったせいで、最後の夜は空港で雑魚寝という有様だ。しかも、中東系旅客が延々とおしゃべりをするからロクに睡眠をとれず、24時間以上も起きっぱなしのまま朝を迎えた。これから先、とにかく帰ることしか考えていない。とはいえ、福岡行きの出発は12時35分とかなり後だから、なんとか時間つぶしの方法を見つけたいところだ。さあどうしよう?目次1 ランタ...
【旅行記】香港エクスプレスで行く映画ロケ地めぐり 3日目―新界エリアで乗り鉄
滞在4日間でもっとも重要な日がやってきた。これからはじまる3日目は一日中雨が降らない、屋外行動に適した日だ。それだけに、ジャッキー映画のロケ地をしっかり見ておきたい。同室のインド人は相変わらず、3時ごろまでスマホ遊びに興じた挙句、信じられないほど遅い時間に寝息を立てた。時計を見るともう5時を過ぎている。このまま眠ったら、9時過ぎまで寝きってしまう自信がある。でもそれは不本意だ。ならば寝るのはもうやめて...
【旅行記】香港エクスプレスで行く映画ロケ地めぐり 2日目―憧れのトラム120号を求めて
同室のインド人たちは3時ごろ、ようやく寝静まった。疲れているというのに、これではとても満足に眠れやしない。今後、香港で宿泊するとしたら、値段はやや高くても個室にするか、利用者の質が高いドミトリーを使うのがベターかもしれない。目次1 香港らしい朝食といえば2 幻の香港神社参道でコツメカワウソに会った3 東鉄線のメトロキャメルは海峡を背に4 牛乳プリンを食べながら香港トラムのレア車「120号」を待つ5 ホンハ...
【旅行記】香港エクスプレスで行く映画ロケ地めぐり 1日目―夜景と大群衆と
小学校3年生のころ、ジャッキー・チェンのアクション映画に出会ったのがすべてのはじまりだ。クラスメートや上級生から雑に扱われるなかで、強くて優しいジャッキー扮する主人公は、僕にとってのヒーローだった。あれから20年以上がたち、ジャッキーをはぐくんできた香港は変わろうとしている。言論の自由は陰りだし、民主主義は形骸化していった。誰もが知る国際都市ホンコンは、じきに中国のシャンガンへと変質するだろう。僕ら...