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三条天皇は、第六七代の天皇。冷泉天皇の第二皇子。名は居貞(おきさだ)。母は太政大臣藤原兼家の女超子。986年(寛和2)7月、従弟の一条天皇即位に際し元服、立太子。1011年(寛弘8)危篤の一条天皇の譲位を受け、36歳で即位し、皇太子には中宮藤原彰子の子、敦成親王(後一条天皇)が立ちました。しかし、その頃は藤原道長が左大臣として権勢をふるった藤原氏の全盛時代で、有力な後見を欠く三条天皇は、在位5年の間、絶えず政権...
「源氏物語」を生んだ一条朝は、紫式部、清少納言、安倍晴明など、おなじみのスターが活躍した時代。藤原道長が権勢をふるった時代とも記憶されているが、一条天皇は傀儡の帝だったわけえなく、「叡哲欣明」と評された賢王であった。「源 ...
アマテラス降臨す! ~平安貴族の権力闘争を伊勢の地から覗き見る 伊勢・斎宮跡
本投稿は前回の投稿の補足みたいな位置づけになっています。 前回の投稿は↓。ご一読いただければ幸いです。読まなくても本投稿をお読みになるうえでとくに問題はありません…けど、も(笑) aizenmaiden.hatenablog.com 紫式部や清少納言、藤原道長の時代が活躍した時代では道長の一門の御堂流と彼の兄である道隆の一門の中関白家の間で権力闘争が繰り広げられていましたが、そのなかで道長はかなり陰湿な手口をいろいろと仕掛けてきていたようです。 そのひとつに藤原定子の母親、高階貴子(道隆の妻)へのネガティブキャンペーンがあったらしい。彼女は高階氏出身、この氏族は「南北朝の狂犬」こと(勝手に命名…
平安ノスタルジーの世界をたどる 清少納言と藤原定子、一条天皇 ~京都・鳥辺野陵
“あらたまる しるしもなくて 思ほゆる 古(ふ)りにし世のみ 恋いらるるかな” 「世の中が変わる様子もなく、ただただ過ぎ去ってしまった昔の世を恋しく思います」 ---清少納言が詠んだ歌。 近年「昭和ノスタルジー」ともいうべき風潮があちこちに見られます。「あの頃はおおらかでよかった」とか「日本が元気だった」とか。文字通りの「ノスタルジー」であって、今より当時が良かったわけでは必ずしもないわけですが、こうした風潮そのものが現代日本の状況をよく示しているのかも知れません。 そしてそんなノスタルジーを感じる方にとってこの清少納言の歌は「わかるわかる!と親近感を覚えるのではないでしょうか。 とはいえこの…
BS4Kでお先に観てますネタバレすんません また初っ端から不義このドラマは1話に1回不義を入れる決まりなのか 本日の放送では、一条天皇が崩御しましたが 最…
大河ドラマ『光る君へ』で、宮中で大流行りし、一条天皇の心が亡き藤原定子に心とらえさせ続ける『枕草子』の見方が変わる『枕草子のたくらみ 「春はあけぼの」に秘めら…
大河ドラマ『光る君へ』で、中宮定子の下で活躍した清少納言を歴史小説で味わおうと思い『月の輪草子【電子書籍】[ 瀬戸内寂聴 ]』を読みました。90歳超の清少納言…
#811 レビュー 『源氏物語の時代 一条天皇と后たちのものがたり』山本淳子
大河ドラマ『光る君へ』で、ついに、まひろが『源氏物語』執筆のため、中宮彰子の女房となるそのあたり以降のことを書いている『源氏物語の時代 一条天皇と后たちのもの…
#793 清少納言と行成のとの交友関係 from『枕草子』 ~『光る君へ』を楽しむため
大河ドラマ『光る君へ』で、清少納言が、道長に一矢報いるべく、定子の光り輝く姿を描いた『枕草子 上 (ちくま学芸文庫) [ 清少納言 ]』より、その個所を見てい…
#784 敦康親王を生む定子の姿 from『枕草子』 ~『光る君へ』を楽しむため
大河ドラマ『光る君へ』で、清少納言が、道長に一矢報いるべく、定子の光り輝く姿を描いた『枕草子 上 (ちくま学芸文庫) [ 清少納言 ]』より、その個所を見てい…
【光る君へ】#28 道長苦心の「一帝二后」も束の間、皇后定子は悲劇の産褥死。一条帝、清少納言でなくとも泣ける😢
我が子・帝の好みを知らぬ女院様 NHK大河ドラマ「光る君へ」第28回「一帝二后」が7/21に放送され、悲劇的にも新皇后・定子が死んでしまった。新中宮・彰子のお祓い力によってお清めされ駆逐された結果なのだろうか。だとしたら恐ろしいほど強力。まずはあらすじを公式サイトから引用する。 (28)一帝二后 初回放送日:2024年7月21日 年の暮れ、まひろ(吉高由里子)は道長(柄本佑)との子を出産。宣孝(佐々木蔵之介)は子を賢子と名付け、約束通り我が子として育て始める。一方、道長は入内させた娘の彰子(見上愛)を中宮にし、定子(高畑充希)と后を二人にする「一帝二后」を、国家安寧のためにもくろんでいた。詮子…
皆さぁ〜ん、大河ドラマ「光る君へ」見てますかぁ〜なんだか…悲しい回だったねってことで第28話の感想ぉ!まひろは母になりましたね。まひろちゃんと…道長さんとの子…
一条天皇の皇后・藤原定子は、1000年(長保2)12月16日、媄子(びし)内親王を出産した直後、難産のため25歳で崩御、23日、定子の遺体は、六波羅蜜寺に安置され、27日に生前の希望から鳥戸野の南のあたりに土葬されたといいます。定子の死後、中関白家(父・兼家と弟・道長の中継ぎの関白という意味)は人望に欠け没落の一途をたどった。敦康親王が、后腹の第一皇子でありながら即位できなかったのも、それが一因である。定子が儲け...
前回,斉信クンのディスインフォメーションにしてやられて(;´д`)ショボンヌな道長クンでしたが・・・それって,検非違使別当の実資サンがちゃんと裏を取ってれば良かっただけの話でわ? もしかして,実資サン,驕りが目に余った中関白家失墜の為にわざと・・・?とかね。 さてさて。 アヴァン,越前和紙に目を輝かせるまひろサン。確かに良き紙ですわね。 でもね,まひろサン,冬場の紙漉きは手がかじかんで大変なのよ?あなた,お家の切り...
皆さぁ〜ん、大河ドラマ「光る君へ」見てますかぁ〜とと姉ちゃん…じゃなく定子さんが髪を切っちゃったな、どうなんだ?ってことで第21話の感想ぉ!髪を切り出家すると…
2週連続土曜日は観劇お出かけ ー Unrivaled 清少納言 VS 紫式部
5月2週連続だった土曜日の観劇ナイト 5月18日(土)は大人女子会で劇を観に行きました♪ Seattle Public Theater: UNRIVALED…
皆さぁ〜ん、大河ドラマ「光る君へ」見てますかぁ〜民が大変なのに私服を肥やす貴族、景気が悪いのに裏金を懐に入れる政治家みたいで腹が立つ…ってことで第16話の感想…
皆さぁ〜ん、大河ドラマ「光る君へ」見てますかぁ〜感想が一回遅れちゃったなぁ〜ってことで第13話の感想ぉ!前回から、なんと4年も経ったところから始まりましたが、…
お互いに相手のことが気になりながら、相手が誰なのかはっきり分からないために会うことのできない藤原道長とまひろ(紫式部)が初の出会い場所にて再会する『大河ドラマ…
#4116 夜もすがら契りしことを忘れずは恋ひむ涙の色ぞゆかしき
令和6年1月13日(土) 【旧 一二月三日 友引】・小寒 水泉動(しみずあたたかをふくむ)いかにして過ぎにしかたを過ぐしけむ暮らしわづらふ昨日今日かな ~皇后宮定子(977-1001)『千載和歌集』 巻16-0966 雑歌どうして過ぎ去った日々を過ごしてきたのか、日暮れまで過ごすの
令和5年1月13日(金) 【旧 一二月二二日 先負】・小寒・水泉動(しみずあたたかをふくむ)春すぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山 ~持統天皇(645-703)『新古今和歌集』 巻3-0175 夏歌春が過ぎてもう夏が来てしまったようです。衣替えの白い衣を干してあるとい
「辞世」の和歌や俳句などに見る死に直面した人の心の風景(その4)平安時代
団塊世代の私も73歳を過ぎると、同期入社した人や自分より若い人の訃報にたびたび接するようになりました。そのためもあってか、最近は人生の最期である「死」を身近に感じるようになりました。「あと何度桜を見ることができるのだろうか」などと感傷に耽っ