メインカテゴリーを選択しなおす
前述の通り、1016年(長和五年)、藤原道長の外孫、後一条天皇が、即位すると、道長は、摂政に就任した。 翌年の1017年(長和五年)藤原道長の長男、頼通は、…
藤原道長が、太政官の頂点に立った、当時、一条天皇の後宮には、中宮の藤原定子の他、藤原公季の娘、藤原義子、藤原顕光の娘の藤原元子が、女御として、入内していた。…
長和5年(1016年)正月下旬に三条天皇は譲位し、東宮・敦成親王が9歳で即位、後一条天皇が誕生しました。幼帝であったため、藤原道長が摂政となりましたが、翌年になると、摂政を嫡男の頼通に譲り、従一位太政大臣に。寛仁2 (1018) 道長の三女で叔母にあたる、九つ年上の威子(いし/たけこ)を後一条天皇の中宮とし、娘の彰子、妍子、威子の立后により一家3后を実現し、藤原氏摂関政治の最盛期を築きました。藤原実資は、『小右記』...
【光る君へ】#43 鈍感純粋まひろ一筋な道長、実資と議論かみ合わず。倫子様は鬱屈をひとりで昇華させた
「ホワイト道長」だから NHK大河ドラマ「光る君へ」第43回「輝きののちに」が11/10に放送された。あと残り5回。ドキドキするなあ。 ここにきて、私には道長はボーっとした純粋な三郎のままで、まひろ(&直秀)との約束だけを胸に、精一杯真っ直ぐに頑張ってきた、人は良いけどちょっと抜けた人物のように見えてきている。もちろん前回で黒白については片が付き、彼はホワイト決定だ。 だって「お前との約束を忘れれば、俺の命は終わる」だよ・・・この言いぶりには驚いた。そこまで愚直だったのか、と。まひろ一筋、真っすぐじゃん。まひろも、辛かったね頑張ったねとヨシヨシするしかないよ。 柄本佑のシュッとした光るルックス…
前回,斉信クンのディスインフォメーションにしてやられて(;´д`)ショボンヌな道長クンでしたが・・・それって,検非違使別当の実資サンがちゃんと裏を取ってれば良かっただけの話でわ? もしかして,実資サン,驕りが目に余った中関白家失墜の為にわざと・・・?とかね。 さてさて。 アヴァン,越前和紙に目を輝かせるまひろサン。確かに良き紙ですわね。 でもね,まひろサン,冬場の紙漉きは手がかじかんで大変なのよ?あなた,お家の切り...
「出家致します」・・・毅然とした定子サンの姿と実頼サンを責めない主上とその後の慟哭。いいねえ。 宣孝サンとのサシの場面が増えて,しかもビミョーに息が合ってるのは,伏線ですね。大仰な「大きに御無礼仕った」,からの〜深読み・・・こーゆーのは,為時パパではできない(でもそこがイイ)もんね〜。宣孝サンの「悪い顔」演技も,イイネ♪ で,見れば,パパの無官の年月が長過ぎてお家も結構荒れてきましたね〜。美術さん,細かい...
#716 レビュー 『殴り合う貴族たち 平安朝裏源氏物語』繁田信一
『殴り合う貴族たち【電子書籍】[ 繁田 信一 ] 』雅なイメージの平安王朝、今年の大河『光る君へ』でもそんな感じですが、それだけでけではない平安王朝の実態を知…
「実資(さねすけ)という重石、ふたつの宮中サロン」~今さら大河、今から大河④
「光る君へ」の時代には大勢のたおやかな男たちがいた、 腹の座った武骨者もいた。 女たちは宮廷サロンで賑やかに自らを磨く。 しかもそれらは極めて狭い範囲で起こったことなのだ、 という話。(写真:フォトAC) 【今までに来た人】 これまで5カ月余りのNHK大河ドラマ「光る君へ」に登場した人物を「文学・芸術に関わる人のみ」と限定して並べると、まず藤原道綱母(ふじわらのみちつなのはは:「蜻蛉日記」、歌人、〔財前直見〕)、赤染衛門(あかそめえもん:歌人、〔風稀かなめ〕)、儀同三司母(ぎどうさんしのはは・高階貴子・高内侍:歌人、〔板谷由夏〕)の三名。 もちろんまひろ(紫式部、〔吉高由里子〕)もききょう(清…
前回への補足。 よく考えたら,為時パパの越前守任官に「苦学の寒夜 紅涙襟を霑す」の漢詩が影響を与えたってのは,説話集や後の歴史物語に出てくるだけで,当時の記録類にはなかったのよね・・・。なので,まひろサンが介入したって別にいいわけだ。よし,許す(←何様?) さて。 「私はここに来てはおらぬぞ」・・・って,親子丼とか高御座でホニャララとかしてたクセに,何を今更外聞を憚ってるんすか(笑) 中関白家に戻ってのご兄...
上京区葭屋町に、平安宮 検非違使庁址の碑があります。検非違使は、京都の治安維持を担当した役職で、犯罪者の取締りから疫病などによる遺体処理まで、さまざまな仕事を任せられていました。当時、検非違使庁の別当であった藤原実資は、花山院に矢を射かけた事件(長徳の変)で、藤原伊周の屋敷を捜索したことを自身の日記『小右記』に記しています。平安京 検非違使庁址 東を堀川小路(堀川通)、北を鷹司小路(下長者町通)、...
細かく見返せるので,当日視聴ではなく,次のお休みの日に見逃し配信でじっくり見ることにしますた。 アヴァン,主上のお言葉が一条天皇らしいって感じ。 後世「御堂関白」とは呼ばれながら,実は摂政にしか就任してない道長クン・・・内覧で関白権限の重要な部分を保持しながら太政官内で実権を握る「異なる道」を,良い人方向で解釈しましたね。主上が母と妻の間で悩んだ末に出した答えは,実は・・・(苦笑) いとサン,清水寺へ...
先週の道長クンが一晩中看護してたシーン,熱に浮かされたまひろサンの夢(妄想)だったことにしても,いいでつか? 右大臣と権大納言が悲田院を直々に視察するのはともかくとして,↑は流石にファンタジーが過ぎるだろ・・・orz;;; さて,本題。 乙丸サン,どこまでも姫様大事なのよね・・・いいヤツだ♪ 為時パパは自分の経験に引きつけて,見抜きましたね。「世話をしていただく」ってのは,いい歳になってる娘の先行きを心配しての...
#661 実資と婉子女王夫婦について from『大鏡』 ~『光る君へ』を楽しむため
アツアツな関係で、デレデレの藤原実資と婉子女王について『大鏡 全現代語訳 (講談社学術文庫)』で見ていきたいと思います。婉子女王は花山天皇の女御だった!天皇出…
『光る君へ』で、妻に政治の在り方に不満を鳴らし、妻から日記に書けばと言われる藤原実資さんですが、日記を書いています。それが『大鏡 全現代語訳 (講談社学術文庫…
そーいえば,耄碌した兼家パパのお見舞いに夫婦揃って行った時,道長クン,奥さんのことを「明子女王」と紹介してたよね? 明子サンの父上は臣籍降下した源高明で,明子サンが生まれた時には既に「源」だったから,明子サンも当然「女王」ではないわけで・・・。 叔父の盛明親王の養女になってる(詮子サンとこに引き取られる前のことね)ので,ご機嫌取りの意味も込めて道長クンが女王付けしたのかしらん? それとも,「あの高明の娘」であ...
秋山竜次さんが演じる筋目を重んじ、あり方を重んじる藤原実資の日記『現代語訳小右記(1) 三代の蔵人頭 』で大河ドラマ『光る君へ』で描かれる出来事がどのように記…
前回,無事に道長クン を押し倒した と結ばれた倫子サマ。 よく考えたら,「無邪気の権化」道綱クンは倫子サマの同腹の妹君と既に結婚してるんだよねえ。何故に姉君が嫁き遅れたのか,やっぱ謎だわ。その辺もあって,こーゆー筋書きになったのかな? さてさて。 隆家クン,叔父上の道兼サンみたいに鬱屈するんじゃないよ〜? 似たような武闘派キャラクターだけに(笑) うーむ,まひろサン,識字教育で下々の者をお助けなさるのですね・・・...
高倉の女,セリフはなくて咽せてばっかりだったけど・・・後生の為の得度〜涙の母娘対面,笑顔の死と,オリジナルながらいいエピソードだったなあ・・・。 まひろチャンに弟子入り(笑)したさわサンのパパ上って,誰なの??? 宣孝サン,実資サンとの話を持ち込むとは・・・いや,このカップリングが成立してたら,文学上,歴史上とんでもない事態が起こってたんじゃね? ってか,見切りをつけるの早過ぎ(爆笑) で,お見舞いの品が女...
現在の京都御苑の仙洞・大宮御所の北側には、藤原道長の邸宅・土御門第がありました。平安時代のこの辺りは、公家の屋敷や寺院が建つ土地で、東側には紫式部の邸宅跡・廬山寺、その南の鴨沂高校の辺りには、道長が創建した法成寺もありました。寛仁2(1018)年10月16日、道長の「御堂関白記」に和歌を詠んだ記載があり、その歌は藤原実資の日記「小右記」の同じ日に記されており、「この世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたることもな...
京都市中京区の頂法寺は、本堂の形が六角形であることから六角堂と呼ばれています。聖徳太子の創建と伝わりますが、その名が現れるのは平安中期以降で、藤原道長の日記『御堂関白記』に「六角小路」の表記があり、藤原実資の『小右記』にも六角堂への参詣が何度か登場します。六角堂京都市中京区にある天台宗の寺。本堂が六角形なので六角堂と通称されるが,正称は紫雲山頂法(ちようほう)寺。西国三十三所観音霊場の第18番札所。...
前回最後,直秀クンが捕まった時の道長クンの表情は,複雑の一言でしたねえ。いろんな感情・思いが次から次に押し寄せてるような。 え?今回,雅信サンは出ないの〜???(←実は気に入ってる) 乙丸,百舌彦並走シーンが,よき(笑) ビミョーにいいコンビだな。 心づけを渡しただけだ,って顔は将来の道長サンっぽかったです♪ でも,それが逆の意味に取られちゃったのか・・・;;; 右大臣家の御曹司から思惑ありげに渡されたら,誰だ...
NHKプラスで見返しててふと思い出したこと。 雅信サン家で三人酒飲みながら密談してて,兼家サンが倫子姫の入内の有無を尋ねた場面,オーベルシュタイン閣下とマリーンドルフ伯とのやりとりにビミョーに雰囲気が似てたなあ,と。 では,本題。 帝,嘆き悲しみながらあの細帯を・・・だから,どんなプレイを楽しまれてたんでつか〜〜〜〜っ(笑) 毒は使わないけど,毒気だらけでござゐます・・・特に,あのあたり。 晴明サン,兼家ハ...
前回の補遺:美麗な細帯で手首を・・・主上の異常な愛情(お,韻を踏んでるな)。元ネタわかる人だけわかって www 体調崩すなんて,女御サマどんなプレイを楽しんでたんでつか?(違) さて。 逃げた小鳥・・・どこへ行ったんでせうね? 倫子サン,毅然としたよき姫さまですなあ。黒いところをどっかに潜めてるのかと最初は疑ったけど・・・でも,まだまだ序盤,先はわからんな(苦笑) 一瞬だけの架空人物・「四角いお顔」侍従宰相(...
やっぱトメは兼家パパなのね。さすが謀略の人。 ・・・生涯に関する記録が殆どないのをいいことに,五節の舞姫をやらせるとわっ?! 筑紫の五節ならぬ越前の五節でつか?(笑) ホントに五節の舞姫やってたら,↑の謎な女人のエピソード,少しは書かれてたんじゃないかと思いますが(苦笑) 裳着でさえ衣裳の多さを嫌がってたのに,まひろサン,乙です。ってか,当時の舞なんて廃絶してんのに,よくでっち上げられましたな。復興し...
放送当日に熱発で見られなかったんで,NHKプラスで後追いでつ。 能ある鷹は爪を隠す道長クン。・・・思い出してニヤケるなよぉ(笑) まひろサン,その似顔絵ではわからない・・・(爆笑) この姉弟,いいコンビやな。 宿直所の描写がなかなか秀逸。雨夜の品定めのパロですかな。 実資サンがやっぱ面白い。最後の「あ,そう」が微妙に意味深で。そして,次男の操り方が上手いお父様(笑) 最終的な利害だけは一致してる円融天皇とお父様と...
お互いに相手のことが気になりながら、相手が誰なのかはっきり分からないために会うことのできない藤原道長とまひろ(紫式部)が初の出会い場所にて再会する『大河ドラマ…
前回,ラストの衝撃にツッコむのを忘れてたんですが・・・道兼クン,あんたお家に死穢&血穢を持ち込んでんじゃーん?!!! おとーさま,当分出仕できなくなったんじゃないのッ?! で,三郎クンへの虐待折檻を,後々の「七日関白」に繋げたりしたりするのかなぁ? あ,だから「せっかん」政治ってゆーのか,そうかそうか(違) でわ,第2回・・・本役の登場ですな。 アヴァン宣孝サン,結局あんたが婿になるんでしょーーー?(笑)...