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カイト・カフェ https://kite-cafe.hatenablog.com/

教育を中心に日々の関心事を書いています。基本的に週日更新。学校に合わせて長期休業も取っています。

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2017/12/16

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  • 「この日バスチーユにいた囚人はたった7人」~7月14日フランス革命記念日①

    7月14日はフランス革命記念日。革命の舞台裏には、今こそ学ぶべき、教科書では語られない逸話や、魅力的な人物があふれている。(写真:ChatGPT) 【フランス革命記念日】 【1800年前後のフランス:最も面白い時代】 【死刑執行人シャルル=アンリ・サンソン】 【マクシミリアン・ロベスピエール】 【フランス革命記念日】 明日、7月14日はフランス革命記念日です(1789年)。最近は聞かなくなりましたが、日本では「パリ祭」と呼ぶことがあります。これは1933年公開のルネ・クレール監督映画「7月14日」を日本で上映する際、この題名では日本人の誰も分からないということで「巴里祭」という粋な名前にしたの…

  • 「あれは『食べない子』だったのだろうか」~改めて給食指導の話③

    孫のDCDについて考えているうちに、昔、給食を食べない女の子がいたことを思い出した。当時は躾けのできていない子だと思っていたが、もしかしたら、そうではなかったのかもしれない。(写真:ChatGPT) 【DCD:ハーヴを見ながら思い出したこと】 【エッケ・ホモ:この人(子)を見よ!】 【追い詰められたのは担任】 【それでも親に任される時代が来る】 【DCD:ハーヴを見ながら思い出したこと】 私の三人いる孫の中で最初の子、つまり初孫のハーヴ(もちろん仮名)にはDCD(発達性協調運動障害)という障害があります。発達障害という概念を構成するいくつかの障害の一つで、二つ以上の運動を同時にバランスよく行う…

  • 「食べさせたい理由」~改めて給食指導の話②

    「何をどれくらい食べるか子どもの自由だ」そんな声を耳にすることが増えた。しかし学校給食は昼食を提供する時間ではない。それは算数や国語と同じく、指導の時間なのだ。(写真:ChatGPT) 【差別される給食指導(続き)】 【私は食べさせたい】 好き嫌いの大部分は食わず嫌いと慣れの問題である。 あらゆる法令が給食指導を学校の義務としている。 摂らなくてもいい栄養素・熱量(カロリー)があるという考え方が受け入れられない。 【学級全員での完食はできるはずだ】 【差別される給食指導(続き)】 学校が行うべき教育の柱は三つ、「知育・徳育・体育」だとお話ししました。教師はこの三つを等しく教育するよう、義務づけ…

  • 「飽食の時代の学校における子どもの飢餓」~改めて給食指導の話①

    偏食の人間に「食べる幸せ」はない。自宅以外での食事は、ほとんどの場合、苦痛だ。私は数十年もかけて、自力で食事を楽しいものにした。しかし今は、学校がその仕機会を用意している。(写真:ChatGPT) 【計画】 【目の前に食事はあるのに、私には食べるものがない】 【何でもおいしくいただけることは幸せなことだ】 【学校が大切にする三つのこと】 【差別される給食指導】 【計画】 今日は学校給食についてお話ししたいと思います。 まず「何でもおいしくいただけることは幸せなことだ」というお話をします。 それから「学校が大切にする三つのこと」という小見出しで話をすすめ、「差別される給食指導」というところでいっ…

  • 「働かざる者、食うべからず」~雨で畑仕事ができないのでテレビ裏の配線整理をした

    雨で畑仕事もウォーキングもできない一日。「働かざる者、食うべからず」仕方ないので、テレビ裏の配線整理を始めた。そして思いがけず、"ある箱"が役に立った。(写真:SuperT) 【働かざる者、食うべからず】 【先月までの仕事】 【収納箱を二つに増やす】 【あれこれ工夫して、きれいにした点】 【働かざる者、食うべからず】 昨日は一日雨。 畑仕事にもウォーキングにも出られず、さりとてどこかに遊びに行くということもないので、一日、屋内で過ごしました。 晴耕雨読とは言ってもずうっと、雨読、雨読、雨読・・・。これでは気が滅入ります。さらに、聞けば江戸時代のお百姓は「働かざる者、食うべからず」とか言って、雨…

  • 「『自由の国』はどこへ行ったのか」~アメリカ建国250年に考える

    アメリカは自由でも平等でも人権の国でもなかった。それでも世界が心寄せたのは、自由や平等の理想を掲げ続ける国だったからだ。その「建前」が、今まさも失われようとしている。(写真:ChatGPT) 【アメリカ独立記念日が終わりました】 【アメリカが自由・平等・民主主義の国だったことは一度もない】 【それでもアメリカは自由・平等・民主主義の国だった】 【アメリカはもう、弱者を守らない】 【アメリカ独立記念日が終わりました】 先週7月4日、アメリカ合衆国建国250周年記念事業(America250)の中心行事が、異常な高温によるパレード中止や、突然の雷雨による大統領演説の2時間延期といった混乱はあったも…

  • 「運と流れ、星回り」~招福と除厄、運の掴み方②

    「今は流れが来ている」「今日は運が悪い」。誰もが口にしたことのある言葉だが、その実体はほとんど分かっていない。科学は何と言い、私たちはどう対処すればいいのか。(写真:ChatGPT) 【昔あったバイオリズムの話】 【運命の車輪】 【科学はどう説明するのか】 【それでも不幸は手をつないでやってくる】 【ではどうすればよいのか】 【昔あったバイオリズムの話】 半世紀も昔のこと、バイオリズムという、今となっては占いみたいなものが大流行して、老若男女を問わず夢中になった時代がありました。「今となっては占い」と書いたのは、当時は完全な科学だと信じる人が多かったためで、「すべての人は生まれた瞬間から身体・…

  • 「愚人、キャベツを殺し、パソコンに泣かされる」~招福と除厄、運の掴み方①

    キャベツを薬害で傷め、落花生に振り回される。パソコンが調子を崩し、Wordも仕事を果たさない。「不幸は手をつないでやってくる」と思わず嘆きたくなる日々――。(写真:SuperT) 【愚人、キャベツを殺す】 【死んだはずの落花生が生きていた】 【動画が固まる、ページが開かない】 【Word文書の.txt保存ができない】 【ああ、それにしても・・・】 【愚人、キャベツを殺す】 ここのところ、あれこれうまくいきません。 まずは畑。 キュウリの葉が変な顔色をしていたので不思議に思って手にしたら、裏にアブラムシがびっしり。私の畑はアブラムシの出ない畑でしたのでまったく油断していました。 で、少し強めの殺…

  • 「7月の予定:アメリカ建国250周年と『神の器』」~トランプ現象を支える信仰とは

    2026年7月4日はアメリカ建国250周年の記念日。トランプ大統領の80歳の誕生日とともに祝われる。しかしなぜあんな男を、福音派は支持し続けるのか?そこには“神の器”という特殊な概念がある。(写真:ChatGPT) 【2026年7月4日:偉大な国家と偉大な大統領の誕生日をともに祝う日】 【トランプ支持者を理解できない】 【神の器】 【7月の主な年中行事】 【7月の主なスポーツ・イベント】 【2026年7月4日:偉大な国家と偉大な大統領の誕生日をともに祝う日】 毎月、月初めのブログは、その月の名前の由来や予定されている年中行事などについて書くのが常でしたが、今月、特に力が入るのは7月4日のアメリ…

  • 「まだ白旗は上げたくない」~人生を着地させるか②

    田舎の家を整理して、東京で近くに住まない?――娘からのありがたい申し出だった。いつかその日が来ることはわかっている。しかし今ではない。まだ白旗は上げたくない。(写真:フォトAC) 田舎の家を整理して、夫婦で東京に来て近くに住まないかと娘が提案してきました。それに対する私の返事――。 【今ではない】 【私にも生活がある】 【「子どもに迷惑をかけたくない」のもう一つの意味】 【私はこうしたい】 【今ではない】 田舎の家を畳んで上京して近くに住まないかと、そんなふうに心配して誘ってくれたことに、改めて感謝する。 本当は子どもを二人とも、田舎でそばに置いて、孫やひ孫ともども死ぬまで見ていたかったのだけ…

  • 「若者の“何処(いずこ)へ”、高齢者の“いずれの時にか”」~人生をどう着地させるか①

    若いころは「どの道を選ぶか」に苦しみ、年を重ねてからは「いつ決断するか」に迷う。そんなことを考えていた折、娘から思いがけない「未来計画」を提案された。(写真:フォトAC) 【若者の悩み:何処(いずこ)へ】 【高齢者の悩み:いずれの時にか】 【娘の未来計画】 【若者の悩み:何処(いずこ)へ】 先週は、NHKが取材したAIと話しながら重大な決断をし、AIに励まされながら人生の終末期を過ごす86歳の女性の話を皮切りに、最後は「AIを理想的な恋人や親友に仕立て、ふたりだけの生活に耽溺して、その世界から出てこない若者」という、私にとっての最も恐ろしい幻想を示して締めくくりとしました。 高齢者の生活と若者…

  • 「AIに連れていかれる人たち――耳なし芳一から『地上のあなた』へ」~やはりまだ生成AIは不安だ③

    耳なし芳一、牡丹燈籠、イザナギ、オルフェウス。いずれも越えてはならない幽明の境を越えた。そして今やAIが、私たちを“あちら側”にいざなう。(写真:フォトAC) 【あちら側に連れていかれる人たち:耳なし芳一とオルフェウス】 【友だちがAIに連れていかれる】 【AIは正しい状況を見られない】 【AIが唯一無二の親友・恋人・配偶者】 【あちら側に連れていかれる人たち:耳なし芳一とオルフェウス】 昨年度後期のNHK連続テレビ小説『バケバケ』で改めて注目された小泉八雲の『怪談』には、有名な「耳なし芳一」の物語が採録されています。 長門国豊浦郡赤間関(現在の山口県下関市内)の阿弥陀寺に住む盲目の琵琶法師・…

  • 「地上のあなたと呼ばれるAI」~やはりまだ生成AIは不安だ②

    生成AIは時として驚くほど常識を欠いた答えを返す。しかしその一方で、孤独や不安を抱えた人の心を支えてもいる。理解しがたい今日の生成AIについて考える。(写真:フォトAC) 【AIは読まない・気づかない・世間を知らない】 【AIに人生の重大な決断を委ねる】 【天国のあなた、地上のあなた】 【AIとの会話は私にとって安らぎ。AIは光】 【AIは読まない・気づかない・世間を知らない】 昨日は、火災で階上に取り残され、避難袋(脱出用シューター)で逃げなければならない場合は、まず1階まで下りて地上に着地マットを敷き、その後元の現場に戻って脱出しなければならないという、まことにおちゃらけたようなAIの答え…

  • 「学校火災が起きたら、誰が着地マットを敷きに行くのか」~やはりまだ生成AIは不安だ①

    避難袋は非常時のための設備。ところが生成AIに使い方を聞いてみると、使い方に珍回答が続々。こんなことでこの先もやっていけるのだろうか? (写真:ChatGPT) 【防災用の脱出シューターはどう使う?】 【脱出袋はひとりで使えるの?】 【え? 着地マットが必要なの?】 【しつこいけれど、誰がマットを敷くのか】 【学校で火災が起きたらまず、着地マットを敷きに行く?】 【防災用の脱出シューターはどう使う?】 一昨日、東京都北区滝野川第三小学校の火災について調べる中で、避難袋(脱出袋・脱出シューター)についてよく分からないので、生成AI(Microsoft Copilot)に教えてもらうことにしました…

  • 「同情はしないが憐れんではやろう」~旭川女子高生殺人事件の加害者の27年

    旭川女子高生殺人事件で、主犯の女性被告に懲役27年の判決が言い渡された。27年は「軽すぎる」という声も少なくないが、しかしそれは人生で最も豊かな年月なのだ。(写真:ChatGPT) 【旭川女子高生殺人事件の判決が下りた】 【つまらない私の豊かな人生】 【誰もが知っている被告のこのさき四半世紀】 【出所後の人生も見えている】 【同情はしないが憐れんではやろう】 【旭川女子高生殺人事件の判決が下りた】 2024年4月、北海道旭川市内で女子高校生(当時17歳)が橋から川に転落して死亡した、いわゆる「旭川女子高生殺人事件」で、旭川地方裁判所の裁判員裁判は主犯である23歳の女性被告に対して、求刑通りの懲…

  • 「滝野川第三小学校火災」~教師の判断は正しかったのか

    滝野川第三小火災で退路を断たれた子どもたちは、4階の窓の外にあるひさしへ避難して救助を待った。なぜ脱出袋は使われなかったのか。教員の、4階の屋外退避という判断は正しかったのか。(写真:フォトAC) 【滝野川第三小学校火災】 【担任教師の対応は正しかったのか】 【脱出袋は“使ったことがなかったので使えなかった”?】 【訓練なしに使えるものではない】 【自主判断・自主避難:滝野川の奇跡】 【滝野川第三小学校火災】 先週金曜日(2026年6月19日)東京都北区の区立滝野川第三小学校で大きな火災事故がありました。 これまでも児童生徒が在校中の学校での火災がなかったわけではありませんが、避難経路を塞がれ…

  • 「もう番狂わせとは呼ばせない」~日本人がスポーツでも頂点に立つ日

    サッカー日本代表が強豪国を破っても、もはや「番狂わせ」とは呼ばれない。今やスポーツでも日本人に不可能はなくなった。何がそう変えたのか――。(写真:Gemini) 【サッカー・ワールドカップ:もう日本は番狂わせを起こせない】 【大男たちの賛歌:野球でも頂点に立つ】 【不可能とさえ思わなければ広がる可能性と夢】 【サッカー・ワールドカップ:もう日本は番狂わせを起こせない】 つい最近のサッカー・ワールドカップ関連のネットニュースに『日本は、もう番狂わせを起こせない』*1というのがあって、どういうイチャモンかと思ったら否定的な記事ではなく、「日本はもう強豪の一角なのだから、格上を倒しても『番狂わせ(ジ…

  • 「ワールドカップが教えてくれる『夢』と『礼節』」~子どもたちに伝えたい世界大会の価値

    ワールドカップは単なる国際スポーツ大会ではない。それは世界や民族を知り、その限界と可能性を学び、他者への敬意やマナーを学ぶ機会である。日本代表やサポーターの姿を通して、それを子どもに伝えたい。(写真:ChatGPT) 【サッカー・ワールドカップが始まった】 【人類と民族の限界と目標を教える】 【「チケットはないがエチケットはある」事件】 【子どもたちに教えたいこと】 【サッカー・ワールドカップが始まった】 サッカー・ワールドカップが始まっています。常にスポーツの「にわかファン」で、つい先日までフィギュアスケート・ペアの熱烈なサポーターだった私も、今はサッカーの虜(とりこ)です。16日の対オラン…

  • 「やってみないと疑問さえ浮かなないこともある」~タマネギに関する三択問題と畑の現状

    チコちゃんの口調を借りると、「そもそもタマネギって何?」そこから始まるタマネギ三択問題と、子どもも知っているべき、6月の農業。(写真:SuperT) 【タマネギのなぞなぞをします】 【収穫後のタマネギはどうする?】 【6月に入り、畑仕事もひと段落】 【タマネギのなぞなぞをします】 問題1「タマネギって、そもそも何?」 茎の下の部分が肥大したもの。 根の一部。 葉のかたまり。 問題2「収穫期のタマネギは、畑でどのように植わっているの?」 まるまる土の中に埋まっている。 土から半分ほど顔を出している。 土に埋まっているのはタマネギの根の部分だけ。あとは地上に出ている。 問題3「5月、連休明けに畑の…

  • 「発達性協調運動障害の子がバスケットボールに夢中になる」~ハーヴ:DCDと診断されて3年

    靴紐を結ぶことにさえ苦労していた子が、今ではバスケの試合でコートを駆け回っている。発達性協調運動症(DCD)の診断から3年。その間の支援と変化の記録。(写真:ChatGPT) 【DCD: 発達性協調運動症・発達性協調運動障害】 【迅速な親の対応・子の意外な成長】 【気を遣わなくてはならないふたつのこと】 【ハーヴの抱えるもう一つの問題】 【DCD: 発達性協調運動症・発達性協調運動障害】 昨日、「何かと難しいことが多くてこのブログでも取り上げることの多かった(孫)1号」*1というかたちで少し触れたので、もう少しハーヴのことを書いておきます。3年前にDCD(Developmental Coord…

  • 「花丸ひとつの差が生むもの」~ライオン丸と宿題の話

    小学校1年生の孫が見せてくれた宿題プリント。そこに描かれた花丸が、ライオンの顔だった。父親の描いた「ライオン丸」。その小さな積み重ねが、子どもに大きな差を生む。(写真:フォトAC) 【不思議な宿題プリント】 【問題解決ライオン丸】 【子どもの宿題を見るのがつらい】 【我が家の優位は手放さない】 【不思議な宿題プリント】 先日1歳の誕生日を迎えたばかりの孫3号が、そろそろハイハイを卒業して立ち上がりそうだという話があったので、慌てて娘のところに行きました。私にとっては最後の孫になるかもしれない3号の、成長の様子はつぶさに記憶しておきたかったのです。ただし、私の見立てでは、たって歩くのはまだまだの…

  • 「生成AIは学校教育にとって脅威なのか」~AI時代の文章作成をどう考えるか④

    生成AIが学校教育を変えると言われて久しい。しかし通知票の所見から宿題の作文まで、現場はあまり変わっていないのではないか。ただし評価の観点は、次第に変わっていくはずだ。(写真:フォトAC) 【教育現場における生成AI】 【通知票の所見欄をAIに書かせることの是非】 【子どもがAIで作文を書いてきても】 【揺らぎ・逸脱・飛躍を評価する】 【しかし子どもはたぶん宿題にAIを使わない】 【それでもAIを使い続けるひと】 【教育現場における生成AI】 ChatGPTが公開されて早いもので3年半になります。 当初から驚き・熱狂・不安・警戒といったあらゆる感情を持って迎えられた世界初の生成AIでしたが、真…

  • 「AIの回答では満点がもらえない、そのもっともな理由」~AI時代の文章作成をどう考えるか③

    生成AIは常に正しく、合理的な回答を提示する。しかしそのまま提出しても、満点はもらえない。なぜ教師や上司はAIの答えだけでは満足しないのか。その背景にあるのは、「待値の違い」なのだ。(写真:フォトAC) 【鬼子AI】 【AIが100点満点ではないという事実を見直す】 【AIが連れていくあまりにも常識的な世界】 【常に「AIにできないことは何か」という視点を持つ】 【鬼子AI】 昭和中期の映画を見ながら、「女優さんの声が、今よりもずっと高い気がするのだが、それはフィルムの劣化とか音響機器の変化のせいか?」とか、その女優さんたちが使う「『~しましたわ』とか『こちらへいらっしゃって』とかいった言い方…

  • 「AIは私から創造の喜びを奪う」~AI時代の文章作成をどう考えるか②

    疑問を抱き、資料を探し、考えをまとめて書く。その知的な過程そのものが楽しみだった。ところがAIは、過程を省略して一気に答えを提示する。私たちの学びや創作のあり方が、大きく変わってしまう。(写真:フォトAC) 【昭和中期の女性は、お姫様言葉でしゃべっていたのか】 【AIが返してきたものに、私は何ができる?】 【独創的な文章は書けなくなる】 【昭和中期の女性は、お姫様言葉でしゃべっていたのか】 昨日用意した二番目の主題、「古い映画の中に出てくる『~しましたわ』とか『こちらへいらっしゃって』とかいった言い方、当時の女性は本当にしてたの?」に対する生成AI(ChatGPT)の回答は以下の通りでした。 …

  • 「AIに主題を奪われた日」~AI時代の文章作成をどう考えるか①

    ブログ記事を書く上で、AIの利用は日常的である。文章チェックや画像の選択等々――ところがある日、投げかけた疑問に、AIは完成された文章を返してきた。私は戸惑う。この上、私に何ができるというのか。(写真:フォトAC) 【私のブログ文章作法】 私がブログ記事を書く手順はこうです。 まず何を書くか主題を決める。この段階ですでに内容の骨格と書き出しは決まっています。それが確定しないと主題を決めたことにはなりません。 文章を書き始める。確認すべきこと、調べるべきことは、その都度、確認したり調べたりして文章を膨らませる。 一応書き上げたところで読み直し、誤字脱字のチェックをし、文章を整える。 AI(Cha…

  • 「6月8日が問いかけるもの」~池田小事件と秋葉原事件から何を学ぶか

    今日は、日本の犯罪史に深い傷跡を残した二つの事件、池田小学校児童殺傷事件と秋葉原事件の起きた日だ。四半世紀を経た今、私たちはあの日々から何を学び、何を教訓として生かすことができるのだろう。(写真:フォトAC) 【6月8日、祈念の日】 【池田小学校児童殺傷事件】 【どうすればよかったのか】 【やはり携帯に頼るしかない】 【学ぶことのないもうひとつの6月8日】 【時代は変わった】 【6月8日、祈念の日】 今日、6月8日は大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件(2001年)と秋葉原無差別殺傷事件(2008年)の起こった日です。 日本の犯罪史に残る重大事件が同じ6月8日に起きたのは、偶然と言えば偶然で…

  • 「『安定的な皇位継承』を子どもにどう教えるのか?」~権威と権力の行方④

    子どもに問われ、そのたびに、首を傾げているようでは話にならない。すぐに答えるためには、高い学識と伝える技術が必要だ。例えば、『安定的な皇位継承』を子どもにどう教えるのか。(写真:フォトAC) 【教師の正統性:高い学識】 【正しく・分かりやすく・偏らず】 【天皇の正統性】 【皇位継承問題を子どもにどう教えるか】 【留意事項】 【教師の正統性:高い学識】 昨日は教師の正統性として、 資格がある(教員免許を有し、採用試験に合格していて、任命されている)。 教育・指導のための技能を持っている。 人格的に優れている。 の三つをあげました。 大昔は1番だけで良くて、夏目漱石の「坊ちゃん」に出てくる教師たち…

  • 「王家の正統性とは何か」~権威と権力の行方③

    正統性とは何か。醜聞まみれの英国王室が、それでもなお権威を持ち続けられるのはなぜか。その秘密を解き明かしながら、現代の王家を観る。(写真:ChatGPT) 【正統性:教師の場合は――】 今はさすがにいないと思いますが、私が中学校の教員になったばかりの昭和のころには、教師に向かって平気で悪態をつく子が何人もいて、面倒なことが少なくありませんでした。ただしそういう子は自己表現が下手だからそうなるのであって、語彙が足りない分、言うことは似通ってきます。そこに教師のつけ入る隙が生まれます。要するに言葉で圧倒すればいいのです。 例えば、「なんで、てめぇの言うことなんか聞かなくちゃいけねぇんだ!」と言われ…

  • 「滅亡した王家の意外なその後」~権威と権力の行方②

    王制が倒れた後の国王ならびに皇帝一家はどうなるのか。歴史を振り返ると、その末路は国によって大きく異なる。冷遇されたイタリア王家を起点に、ヨーロッパ各国の元王家が歩んだ波乱の運命を追ってみた。(ドラクロア「民衆を率いる自由の女神」) 【冷遇されるイタリアの元国王家】 イタリアの最後から二番目の国王エマヌエーレ3世は、はじめ名君と呼ばれながら、臆病のために独裁者と手を結んで国家存亡の危機を招き、弱さのために国民と首都を見捨てた罪によって、子孫は長く祖国に戻ることができませんでした。60年近く経ってから許されて帰国することはあっても、元国王一家を暖かく見る雰囲気はなく、冷遇されていると言います。 で…

  • 「今日は何の日:イタリア王国の滅亡」~権威と権力の行方①

    今日6月2日はイタリア王国が滅びた日(1946年)。この国が戦後まで王国だったことは知らなかった。ひとつの大きな権力の崩壊。その様相を調べることは、現代の権力の行く末を知る手がかりになるかもしれない。(写真:フォトAC) 【困ったときの“今日は何の日”】 このブログ、元々は2005年の4月から学校内で先生向けに紙ベースで書いていた内容を2006年11月からネットにも上げるようになったもので、当初は土日祝日および長期休業を除く年間220日程度、退職してからは特にここ数年、長期休業もなくなって年270日前後は書くことになっています。「融通の利かない頑固者」(妻の弁)ですから、やると決めたらやめるこ…

  • 「6月になりました」~6月のウンチクと学校の衣替えについて

    毎月の月初めは、その月のこと自体を話したい。水無月の由来、“June”意味、6月の行事など。「衣替え」は初め宮中の行事だった。そしていま、それは制服文化とつながっている。(写真:ChatGPT) 【6月になりました】 毎月、月初めは月名の由来や行事、誕生石や誕生花を紹介してきました。これは自分自身が教員だったころからの習慣で、例えば6月の最初の日は、朝の会で、「今日から6月です。6月には昔、「水無月(みなづき)」という呼び名があって、いまでもそういう言い方をする人がいます。英語ではJune(ジューン)。ギリシャの女神様の名前から来ていると言います。ジューン・ブライドという言葉があって・・・」と…

  • 「仕方ない、よりよく死ぬために今を楽しく頑張ろう」~高齢者の健康で文化的な生活④

    ジョギングに、ヨガにピラティス。運動嫌いだった私も、運動しなければならなくなった。なるべく苦しまず、家族に迷惑をかけ過ぎずに死ぬために。しかしどうせやるなら、楽しくやるしかないだろうな。(写真:フォトAC) 【ピンピンコロリなんて難しくない】 高齢者に訊くと大抵は「ピンピンコロリが理想」と言います。しかし「ピンピンコロリ」はさほど難しいことではありません。死ぬまで「ピンピン」していれば、その次の瞬間は「コロリ」に決まっていますから「ピンピンコロリ」は即完成となります。 ただし私のような老人は現世に様々な不良債務がありますから、それを始末してからでないと死ぬに死ねません。また現世に残す人々のうち…

  • 「暖炉とロッキングチェアと、読まれることのなかった本たち」~高齢者の健康で文化的な生活④

    若いころ想った暖炉もロッキングチェアもなく、読書習慣も失ってしまった。70代になった今は小説を開くことも億劫だ。なぜ人は年を取ると本を読まなくなるのか――。(写真:SuperT) 【あれほど読んだ“本”を読まなくなった】 若かったころ、おそらく20代か30代のころの私が思い描いていた自分自身の老後は、暖炉のある家で、ロッキングチェアに座りながら、妻の入れてくれた紅茶を飲みながら、読書する、というものでした。残念なことに家に暖炉をつくることなく、ロッキングチェアのように場所を取る椅子を購入することもなく、妻は紅茶を入れるような人でなく、そして、驚くべきことに読書もしなくなっていたのです。 当時の…

  • 「ドナルド・トランプ アズ ザ・高齢芸術家志望者の希望の星」~高齢者の健康で文化的な生活③

    生成AIは表現の世界を根本から変え始めている。トランプによるAI画像投稿で見えてきたのは、何の訓練も教育も受けてこなかった高齢者が、自分の思いを作品できる時代が来たということだ。(写真:ChatGPT) 【世界一の権力者の世界一下劣な作品】 アメリカ大統領がオバマ元大統領に囚人服を着せたAI画像をつくり、SNSに載せたと話題となっています。昭和に生きた私はすぐに、「こんなの典型的ないじめじゃん。黒板に相合傘で嫌なヤツ同士の名前を書いたり、写真にいたずら描きをしたりしたのと同じダロ」と思うのですが、もはや問題にならず「話題となっています」程度の話です。 「トランプ大統領じゃあしょうがない」という…

  • 「半年だけの美術部員が、大人になって分かったこと、得たもの」~高齢者の健康で文化的な生活②

    「そっくりに描くこと」が絵のすべてだと思っていた。それが評価されずに美術部を半年で辞めた少年が、やがて絵を教える側に回り、長い年月を経て、生活の一部にするまでの物語。(写真:ChatGPT) 【半年だけの美術部員】 中学1年生の時、半年間だけ美術部員でした。正確に言えば、半年、正式な部員で、あとの半年は幽霊部員で、そして辞めたのです。 当時はおそらく部活動の黎明期で、部活はやってもやらなくてもいい、その気があれば二つ同時にやっても、可能なら三つ同時に入っていてもかまわないという時代で、私は入学と同時に美術部に入り、やがてバスケ部の格好良さに惹かれて半年後に入部し、そこからしばらく二足の草鞋を履…

  • 「悠々自適なのに退屈する人たち、そうでない人たち」~教員っていい仕事だよね、と改めて思った話

    経済的には困っていない。健康でもある。それでも「暇で仕方がない」と嘆く高齢者がいる。一方でまったく退屈を感じない人たちもいる。その違いを考えるうちに、教職のすばらしさに気づいた。(写真:ChatGPT) 【命があれば生きているというわけではない】 イエス・キリストは「人はパンのみにて生きるにあらず」と言い、日本国憲法に「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」(生存権)とあるように、人間はただ命を保持していればいいというわけにはいきません。「健康」で「文化的」でなければ「生存している」ことにはならない、それが原則です。特に高齢者にとって、健康はもちろん、文化的かどうかはけっこう大きな問…

  • 「捕まるまでやめられない闇バイトの罠」~高校生4人を使った栃木強盗殺人の愚かさに耐えられない⑤

    金目的の犯罪は一歩踏み込めば後戻りできない。楽に稼げる、危なくなったら逃げればいい・・・、甘い言葉の先にあったのは強盗殺人犯という現実だった。最悪の場合が想像できない若者たちの未熟さと代償の重さ。(写真:フォトAC) 【金(かね)目的は捕まるまでやめない】 少なくとも高校生のひとりは指示役とされる20代夫婦と顔見知りだったという話が出てきました。また先月、事件の起きた上三川町とは別のところに住む被害者自宅が窃盗被害に遭っていたとか、あるいは3月に都内で起きた窃盗未遂事件の際、今回の使われた高級外車とよく似た車が防犯カメラに記録されていたとか、今回の事件とつながりそうな話がいくつか出てきました。…

  • 「バールを渡した時点で終わっていた」~高校生4人を使った栃木強盗殺人の愚かさに耐えられない④

    命に関わる仕事は経験を積んだ大人がやる――。かつて暴力団の抗争では組長クラスが現場に立った。高校生たちが実行役になった栃木県の強盗殺人事件は、そこに犯罪組織としての未熟さと致命的な甘さが見える。(写真:フォトAC) 【大事な仕事は大人がやるという当たり前】 「自分の思い通りにしたければ自分でやるしかない」 これは人生の鉄則です。自分がやっても思い通りにならないことは多いのですが、それでも誰かの思わぬ行動のために、責任を取らされるのはかないません。 1997年、大阪・神戸では広域暴力団山口組の内部で激しい抗争が起きていました。8月、山口組の実質的トップである若頭(ナンバー2)が5人の暗殺者に襲わ…

  • 「子どものライオンを甘やかしてはいけない」~高校生4人を使った栃木強盗殺人の愚かさに耐えられない③

    小学生のうちは大きな問題が見えなかった子が、中学生になって突然、深刻なトラブルを起こす――。 しかし芽は確実に小学校時代に育っていたはずだ。早めに見つけて対処しておけば、問題は起こらなかったのに。(写真:フォトAC) 【子どものライオンを甘やかしてはいけない】 ライオンはネコ科ですから子どもの頃はネコのようにかわいい。けれどかわいいからといって自由に飛びつかせたり、歯を立てても叱らずにいたりすると大変なことになります。人間も無傷ではいられませんし、ライオンは殺されることになります。 小学生の間はさして問題のなかった子が中学校に上がってからは次々と問題を起こす背景には、しばしばそういった事情もあ…

  • 「小学校5年生の子が5年後、無期拘禁刑の判決を受けている可能性」~高校生4人を使った栃木強盗殺人の愚かさに耐えられない②

    栃木県上三川町の強盗殺人事件の実行犯たち、わずか5年前は私の孫と同じ小学校5年生だった。16歳までのそのわずか5年間に、あの子たちは何を失い、どこで道を踏み外したのか。(写真:フォトAC) 【小学校5年生の子が5年後、無期拘禁刑の判決を受けている可能性】 先週末、東京に住む娘の家に行ってきました。 間もなく1歳になる孫3号のドリが、若者言葉で言う「絶賛ハイハイ中」でしっかり目に焼き付けておきたいということがあり、大学時代の友人が出品する展覧会があってそれを機に数人の仲間と会う計画もあり、他に観たい絵画展があり、孫2号のイーツの誕生日が一週間後なのでついでにお祝いもしてしまおうという、“行きたい…

  • 「子どもが子どもを使って起こした子どもだけの犯罪」~高校生4人を使った栃木強盗殺人の愚かさに耐えられない①

    子どもを使えばとんでもなく危険なことがある。2023年に狛江市で起きた強盗殺人事件の、ルフィ・グループが明らかにした教訓がそれだ。しかしそれでも重大な危険を冒す愚か者がいる。(写真:フォトAC) 【子どもが子どもを使って起こした子どもだけの重大犯罪】 先週木曜日(2026年5月14日)、栃木県上三川町で発生した強盗殺人事件については、昨日までに実行犯の4人と指示役の夫婦1組が逮捕されています。 事件は午前9時過ぎという白昼に行われたもので、この家に住む69歳の女性が搬送先の病院で死亡。女性には殴られたり刺されたあとが20箇所以上あったといいます。異変に気付いて駆けつけた長男(40代)と次男(3…

  • 「そんな時代があったよね、友よ」~永遠に続くと思っていた友人たちとの時間が閉じていく

    友人との時間が終わる日が来るなど、若いころには、想像もしなかった。しかし年月は少しずつ会う機会を奪っていく。旧友からの一本の電話が、そのことを教える。(写真:フォトAC) 【突然の電話】 昨夜、中高6年間同級だったYから電話がありました。その後もずっと付き合いがあって、数人の仲間と続いている一か月おきの飲み会にもよく顔を出していました。しかし結婚して100kmほど離れた都市に居を構え、齢を取ってからは膝に問題を抱えるようになって自然と足は遠のき、ここ数年は3年前の喜寿祝に集まったくらいで、なかなか会えなくなっていたのです。そんなYからの電話で思わず身構えました。この歳になると迂闊には聞けない話…

  • 「今のトランプは“暗黒面”へ堕ちていくアナキンだ」~合衆国の凋落を見るに忍びない④

    強烈な支持、絶対的な自信、膨らみ続ける怒りと敵意――『スター・ウォーズ』のアナキンの変貌は、そのまま最近のトランプの姿に重なる。見えるのは、強すぎる自我が招く孤独と破滅の物語。(写真:フォトAC) 【映画「スター・ウォーズ」シリーズ】 「スカイウォーカー・サーガ」は、ジョージ・ルーカスが制作し、1977年に公開した映画「スター・ウォーズ」から始まる全9部作の総称です。 後に『エピソード4/新たなる希望』と改題されるオリジナル映画『スター・ウォーズ』(1977年)を皮切りに、『エピソード5/帝国の逆襲』(1980年)、『エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)の旧三部作が製作され、その後、『…

  • 「トランプってダメ教師とかダメ親とかに似てるよね」~合衆国の凋落を見るに忍びない③

    学校の授業と国家の政治、まったく別に見えるが、「人を動かすか」という点で似ている。準備も読みもないまま強い言葉だけを振り回せば、やがて暴力か屈服かという瀬戸際に追い込まれる。(写真:フォトAC) 【学校の授業も政治も同じ】 アメリカがイランに提示した和平案に対するイランからの回答、5月8日までに来るはずだと心待ちにしていたのになかなか来ず、10日になってようやく来たかと思ったら、「まったく不適切で受け入れられない」ものだったとかで、11日になってトランプ氏は、「なんて馬鹿げたことだ。あいつらは馬鹿なのか? (中略)我々は完全な勝利を収めるだろう」と大げさに呆れたり怒ったり。これってダメな教師や…

  • 「アメリカ人はなぜ“あんな男“が好きなのか」~合衆国の凋落を見るに忍びない②

    「支持率低下」を騒がれても、トランプ支持はなお強固だ。それを政策や経済だけで説明するのは難しい。アメリカには“あんな男”が愛される文化があるのだ。(写真:フォトAC) 【なぜ“あんな男が好きなのか”】 トランプ大統領について、メディアは「いよいよトランプ離れが始まった」とか「ついに支持率最低を記録」とか仰々しい見出しを立てますが、その支持率はおおむね34~41%。これが大きいのか小さいのかというと、同じ2期目の5月段階では、人気の高かったバラク・オバマでさえ45%(2014年5月)、子ブッシュは31~34%(2006年5月)でしたから、トランプの34~41%はまったく問題ない数値と言えます。 …

  • 「アメリカは“トランプ大統領”を子どもたちにどう説明するのか」~合衆国の凋落を見るに忍びない①

    リンカーン、ケネディ、オバマ――、アメリカ大統領は長く「国民の手本」だった。しかし今、アメリカの子どもたちは、現職大統領から何を学べばいいのか。(写真:フォトAC) 【アメリカの子どもたちは、トランプをどう教えられているのだろう?】 精神衛生上よくないので、昨年は一年間、ドナルド・トランプ氏のことはできるだけ考えないように、書かないようにしてきました。しかし今年になって堪忍袋の緒が切れて、考えたり調べたりして、書くことも多くなっています。すると案の定、気持ちは昂ります。日本語のひとつひとつには言霊という魔力が宿っていますから、扱いを間違えると飲み込めるものも飲み込めなくなるのでしょう。 それに…

  • 「真の原因は誰にも分からないが、一歩ずつ前に進むことはできる」~ゴールデンウィーク明け、子どもに“学校へ行きたくない”と言われたら②

    子どもに学校へ行きたくないと言われると、すぐに原因を調べたくなる。けれど自分を語るなど、誰にでもできることではない。それよりもまず一歩だけ踏み出すことだ。(写真:フォトAC) 【Gemini Says】 「GW明け、子どもに『学校へ行きたくない』と言われたらどう対応するか」――AI(今回はGoogle Geminiに訊いた)の答えは以下の3点。 「言語化できない」という前提に立つ 「心のガソリン」が切れている可能性があるので、学校での緊張を解くために、家では甘えさせてあげたり、好きな遊びに没頭させたりして、心のエネルギーを回復させることを優先する。 スモールステップと情報の共有完全に休ませるか…

  • 「30年変わらない不登校論への違和感」~ゴールデンウィーク明け、子どもに“学校へ行きたくない”と言われたら①

    ゴールデンウィーク明け、子どもが学校に行きたくないと訴えたら――。マスコミも心の専門家も、AIも同じことしか言わない。それで不登校が減ったわけでもないのに。(写真:フォトAC) 【ゴールデンウィークが終わった】 長かった(短かった?)ゴールデンウィークも終わり、多くの学校・職場で今日から授業や仕事が始まります。現職の教員だった昔のゴールデンウィーク明けや長期休業明けを思い出すと、まず甦ってくるのが、あの気の重さ、腰の重さです。 学校現場やマスコミ紙上で繰り返される、《不登校の子はこころのエネルギーが切れているのです。ゆっくり休ませてエネルギーが溜まれば、子どもは自然に動き出すものです》という話…

  • 「子どもたちにゴールデンウィークの意味を教えておけばよかった」~憲法記念日・みどりの日・こどもの日

    教師も大型連休に至ってようやく一休み。そこまでの慌ただしさの中で、しかし子どもたちに、いつも祝日の由来や意義を、教え損なってきた。せっかくの機会だったのに。(写真:フォトAC) 【祝日について子どもに話してこなかった】 昨日は“学校の先生たちはゴールデンウィークが嫌い”というお話をしました。それはつまり、総合的にみると「なくてもいい」「ない方がいい」「他の時期に移してほしい」といったところなのですが、現実問題として大型連休がありがたい面もあります。特に初任の先生、転任して新しい学校に移ったばかりの先生たちは倒れ込むように5月に入りますから、「一息ついて立て直す」のに都合がいいのです。 継続して…

  • 「学校を休んでまで、ゴールデンウィークを延ばして遊びに行くことはないだろう」~学校を休ませるなら6月、それよりも親が夏に仕事を休む

    学校を休んでまでの大型連休の延長。しかし今は子にとって案外大切な時期だ。学校を休ませるならむしろ6月、できれば夏休み中に、親が長期休暇を取ればいい。(写真:フォトAC) 【学校の先生はそもそもゴールデンウィークが嫌い】 ゴールデンウィークと呼ばれる春の大型連休、今年の場合、今日・明日二日間の学校を休めば8連休、その先で7日・8日も休んで12連休も可能とかで、SNSなどでは「家族旅行を理由に子どもに学校を欠席させるのはアリなのか、ナシなのか」といった論争も起こっているようです。*1*2 ただしこの話、いろいろな立場、状況によって判断も異なってくるので、一概には言えない部分かとも思います。 例えば…

  • 「運命をどう受け入れるか」~JR福知山線脱線事故から21年②

    大切な人との別れは、いつも突然に訪れる。あの時もう少し優しくできていたら――、そんな後悔を抱えずに生きることはできるのか。福知山線脱線事故の犠牲者の父親に学ぶ。(写真:フォトAC) 【人との、悔いのない関わり】 JR福知山線脱線事故で娘さんを失った男性の言葉、「これが娘の人生です。あの子は一つ早い電車に乗っていたらその電車が、一つ遅い列車に乗っていればそれが、脱線転覆して同じように命を失っていたに違いないのです」 その話を聞いた時、最初に思ったのは、「この人は、これまでもずっとそんな生き方をしてきたのだろうな」ということです。「そんな生き方」というのは、家族や知人がいついなくなっても受け入れら…

  • 「記憶に残るあの人」~JR福知山線脱線事故から21年①

    2005年4月25日に起きた事故から21年。流れた時間は同じはずなのに、重みは違う。私の記憶に残るのは、遺族であるひとりの父親の、ほとんど“明るい”と言っていいような表情だ。(写真:フォトAC) 【JR福知山線脱線事故から21年】 先週の土曜日(4月25日)、朝のニュースを見ていたら「JR福知山線脱線事故から21年」という内容を放送していました。「光陰矢の如し」「歳月人を待たず」と言いますが、殊に他人事は知らないうちに長い年月が経ってしまいます。 21年前の4月と言えば今は36歳になった娘が高校生になって意気揚々と通い始めた時期、息子が小学校の最上級生となり、私が単身赴任2年目でようやく落ち着…

  • 「高齢者はスマートウォッチのセルラーモデルが一択」~老人のためのウェアラブル機器講座③

    スマートウォッチのセルラーモデルは、「特殊な人向けの高価な選択肢」だと思い込んでいた。しかし調べると “なくてもいい”と思っていた機能も、高齢者には必須なのだ。(写真:フォトAC) 【知っているつもりで分かっていなかったこと】 人にアドバイスする以上、いろいろきちんと調べてからでないと迂闊なことは言えないものです。 娘婿のエージュに、「スマートウォッチもいいけど、スマホがそばにないと通信できないよ」と言った後で、ふと、今まで目の前にありながら、考えもしなかったことを思いついたのです。 スマホが近くになくても通信できるスマートウォッチをセルラーモデルと言いますが、それの何がいいんだ?という話です…

  • 「上司の言うことも必ずしも聞かなくていい」~学校の“上に政策あれば下に対策あり”②

    長時間労働、無限責任、理不尽な要求、社会に追いつかない学校のシステム。その中で教師も指示に従わないことを覚える。努力しても、できないことが多すぎるからだ。(写真:フォトAC) 【学校の理不尽】 昨日は『教員は「定額働かせ放題」なので仕事は無制限に降りてくる、だからまじめに取り組むべき仕事とそうでないものをきちんと区別しないで、言われるままに素直にやっていると首が絞まる』というお話をしました。もう少し続けます。 教員として上からの指示・指導に素直になれないことについては他にもさまざまな理由があります。私は30歳になるまで民間で働いていて、そこから教員になりましたから、初期はかなり反抗したくなる場…

  • 「できないことを指示すれば、しなくなる」~学校の“上に政策あれば下に対策ある”

    「定額働かせ放題」の下で異常に膨らんだ教師の仕事。一定の段階を超えると対応策が練られるようになる。スマホ・携帯の持ち込み禁止も、ただ禁じただけでは抜け穴が探される。(写真:フォトAC) 【素直に従うことはない】 「お義父さん、そのスマートウォッチというのはどうです?」 そう訊いたからといって、小学校の教員で娘婿のエージュが、本気でスマートウォッチを教室に持ち込もうと考えたかどうかは分かりません。真面目で、育児休業をとるほど家庭大事の人ですからいちおう可能性を探ったといったところでしょう。 けれど教員の中には、多少の冒険なら時にはしてもいい、と考える人もいます。言われたからといって素直に従うこと…

  • 「教師のスマホを禁じた学校は、それで安全になったのだろうか」~教師がスマホを教室に持ち込むことを禁じられて

    スマートフォンの持ち込み規制が強まる学校現場。しかしかつての教師たちは自前でこの利器を用意し、学校の安全・安心を守り支えようとした。今の学校は、以前よりずっと危険な状況にある。(写真:フォトAC) 【平成の教師はもっと進んでいた】 まだ携帯電話に対する規制の甘かった平成中期、教師は携帯電話の利用法を独自に開発しつつありました。 もちろん機器は自前のもので通信費も自分で払わなくてはならない恨みはありましたが、朝の会で不在を確認した児童生徒について、わざわざ職員室まで行って電話をかける労がなくなり、確認漏れということも少なくなりました。その場で確認すればいいのですから。 朝の会は確認事項が多いので…

  • 「教師が教室に持ち込めない携帯を、子どもが持っている」~逆転した教室のデジタル格差

    育休明けの教師が直面した厳格すぎる「スマホ禁止令」。教員の携帯が禁止される一方で、生徒の持ち込みは進む。かつて文明の最先端だった学校は、いま「時代の最後尾」にまで後退してしまった。(写真:フォトAC) 【婿殿、育児休業から復帰する】 新年度が始まり、育児休業をとっていた娘婿のエージュも学校勤務に戻っていきました。私にとっては孫3号のドリが生まれた昨年6月以来ですから、とんでもない“浦島太郎”になっているのではないかとずいぶん緊張していたようです。 私も1年間休んだ経験があるので《わずか10カ月でそれほど変わることもないだろう》と思ったのですが、スマートフォンの扱いだけは大きく変わったようです。…

  • 「AIは100の力を120にはするが、1は1.2にしかできない」~人間も、いつか電気羊の夢を見る⑤

    AIは力のない者に100の力を与えるものではない。基礎力に欠ける者は、まだAIをあてにしない方がいい、困難が生み出す成長の機会を、失ってしまうからだ。しかも失っていることに、気づくこともできない。(写真:フォトAC) 【書くように考える、書けるように感じる】 昨日も少し触れた“文章を書くことが苦手な人”の「何をどう書いたらいいのか分からない」という嘆き、これに対する最も安易で無意味な答えは、「見た通り、思った通りに書けばいい」です。それができれば苦労はありません。 もっともこれを最初に言ったのは夏目漱石だという説があるので“安易で無意味”と言っていいものかどうか、判断に困っています。 この嘆き…

  • 「それほんとうにAIに任せていい仕事なのか」~人間も、いつか電気羊の夢を見る④

    生成AIは学校の中にも深く浸透しつある。しかしAIは本当に「客観的な助言者」になりえるのか。AIに任せることで、人間が失うものはないのか。それはほんとうにAIに任せていい仕事なのか。(写真:フォトAC) 【若い人がAIを頼ることには疑義がある】 自分自身が調査の大部分をAIに依頼し、仕上がった文章もAIに校正をしてもらっている(ただし誤字脱字、明らかなミスの指摘のみ)にもかかわらず、私は学校の先生がAIを使って通知表を書くことに、否定的な気持ちを持っています。 もちろんすべての教員がAIで所見を書くべきではないと言っているのではなく、主として経験の浅い、したがって所見を書くことに慣れていない若…

  • 「AIは頼りになる副担任なのか、それとも教師から能力を奪う悪魔なのか」~人間もいつか電気羊の夢を見る③

    AIは教師を支える「副担任」になり得るのか、それとも人間から忍耐力や主体性を奪う悪魔なのか。現場で広がるAIとその裏で指摘され始めたリスク。二つの側面を手がかりに、AI時代の教育を考える。(写真:フォトAC) 【問題のあり所】 通知表の所見欄をAIに書いてもらう。手順をきちんと踏めばそれも悪くない。その手順も。常識的に考えれば当然きちんと踏むことになる。しかしそれで失うものはないのか。例えば私がネット活用・AI活用と進むにしたがって、具体的な調査能力・検索能力を失っていったように――それが課題でした。 あれこれ考えていたところ、そこにさらに「AIってすごく便利だよ」という情報が入ってきます。 …

  • 「人間のアンドロイド化と失われていくもの」~人間はいつか電気羊の夢を見るようになるのか②

    通知表をAIに書かせるのはいいとして、その文章を書くための基本的技能は、今後どうなっていくのか。それはもう必要のない技術だということなのか。(写真:フォトAC) 【AI手探り時代】 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』は、フィリップ・K・ディックが1968年に出版したSF小説で、日本では映画『ブレードランナー』の原作(原案)として知られています。 あまりにも人間らしく成長して自己の存在理由を問うようになったアンドロイド(レプリカント)を処分するのが主人公の仕事なのですが、「アンドロイドはどこまでアンドロイドなのか」、別の言い方をすると「アンドロイドと人間の違いは何なのか」と問う主人公のセリフ…

  • 「人間はやがて電気羊の夢を見るようになるのか」~AIは人類とどう共存するのか①

    通知表をAIに書かせていいものか――、4年前の今頃、大論争となっていた問題だ。もちろんそれにはケリがついた。しかし今も疑問は残る。(写真:フォトAC) 【AI手探り時代】 一般人が無料で使えるAIとしてChatGPTが公開されたのが2022年の11月30日。その後SNSやマスメディアを通して評判は凄まじい速さで拡大。2023年3月から4月にかけては早くも学校で、児童生徒がAIを使って宿題をやったらどうするのかとか、AIで書いた作文をどう見破るのか、といったことが話題となりました。中でも侃々諤々の大論争になったのが「通知表」の所見欄をAIに書かせることの是非です。 私などはボーッとしていましたの…

  • 「スマホ、スマート・ウォッチ、ワイヤレス・イヤホン、三位一体の日々」~老人のためのウェアラブル機器講座②

    最先端技術は、弱者が使ってこそ意味がある。スマートフォンもスマートウォッチも、そしてワイヤレス・イヤホンも、本当は年寄りこそが使うべきものだ。(写真:フォトAC) 【それでもやはり楽しくない】 スポーツをすると気分がさっぱりするとか、楽しいという人の気持ちがまったくわかりません。自分が選手で、試合に出るといったことであれば楽しいとか面白いとかもあるでしょう。マラソンのような単純な競技でも、順位を競うとか記録に挑戦するとかいうならきっと喜んで参加できると思います。しかし健康維持のために行うウォーキングが楽しいという感じは、もう7年も続けているのにまったく湧いてこないのです。病気だったのに歩くたび…

  • 「高齢者はスマート・ウォッチでウォーキングに拍車をかける」~老人のためのウェアラブル機器講座①

    高齢者は好きでなくても運動しなくてはいけない。しかし慣れぬ身には辛い。そんな時、むしろ年寄りのために、最新機器が役に立つ。(写真:フォトAC) 【好きでなくても運動をしなくてはいけない】 運動は苦手でも得意でもなく、好きでも嫌いでもない普通の人間として育ってきました。美しく均整の取れた肉体とか、筋骨隆々の体に対するあこがれを持つ、ということもありませんでした。 そうした人間の多くは、高校や大学を離れると同時に体育とは縁がなくなり、したがってこれといった運動をすることもなく壮年期に差し掛かります。すると思いがけなく、社内運動会だとか子どもの運動会の保護者種目とかで走る羽目になり、実際に動いてみる…

  • 「入学式は重くない。しかし記憶には残る」~4月当初の学校⑤

    南丹市の児童行方不明事件、入学式の日なら事情は異なっていた。入学式は軽く、皆に余裕がある。校長はそれなりにつらいが――。(写真:フォトAC) 【南丹事件の担任教師、責めたら気の毒だ】 、卒業式のピアノ担当だったとか、思わず、“そりゃダメだ”と呟いてしまいました。卒業生を除くと最上級生に当たり、式の準備も中心的に担う5年生の担任、その上ピアノ伴奏の担当――そうなると当日の自由度は極端に狭まります。 国歌斉唱はわかりませんが、校歌斉唱の伴奏はしたでしょう。式の中で歌われるすべての曲の伴奏を考えると、緊張は半端ではありません。一度入場した卒業式会場から退出するなど、思い付きもしません。子どもの出席確…

  • 「京都府南丹市児童行方不明事件の不幸な偶然」~4月当初の学校④

    南丹市の児童行方不明事件、あまりにも謎が多い。わずか30分間に何があったのか、どう消えたのか、担任教師はなぜ確認を怠ったのか――。しかし最後の点については、同情すべき理由がある。(写真:フォトAC) 【京都府南丹市児童行方不明事件のあらまし】 京都府南丹市で先月23日から小学5年生(今は6年生)の男児が行方不明になっていて、昨夜(6日夜)、保護者説明会が行われました。その席で、学校の欠席確認が遅れたことについて、説明とお詫びが再度行われたようです。「欠席確認が遅れた」というのは次のような事情です。 この日、3月23日は卒業式で、6年生(卒業生)と5年生のみが登校することになっていた。 午前8時…

  • 「生涯でただ一度、全員が勉強を楽しみにできる日」~4月当初の学校③

    ほとんどの地域で今週前半が入学式。新入生たちはやる気満々で校門をくぐる。だが1年後、皆が勉強好きでいることはない。好きでなくてもできる子を育てなくては――。(写真:フォトAC) 【四日目】 今年初めて教員として校門をくぐった先生方。いよいよ授業の始まる4月第2週です。 全国的には今週前半に入学式の行われる地域が多そうですが、週末(10日金曜日)というところもあるようで全国まちまち、地方ごとでずいぶん違います。 先日もお話ししたように小学校ではもっとも早いと思われる長野市が4日(なんと土曜日!)ですから、10日入学式の宇都宮市・千葉市・京都市などは一週間近くも遅いのです。その差はいつ縮められるの…

  • 「黄金の日々・地獄の一か月を乗り切るための三つのコツ」~4月当初の学校③

    いよいよ来週から本年度の授業が始まる。 子どもたちは驚くほど前向きな気持ちでやってくる。 それを捉えるのが黄金の3日間。続く怒涛の4週間。 乗り切るコツは、KKKとPPM、そしてABC理論だ。(写真:フォトAC) 【三日目】 いよいよ三日目です。今年はカレンダーの関係で、ほぼ第一週に入学式・始業式ができない仕組みになっています。 ですから4月当初、今日までの三日間を死ぬほど働いて、4日(土)・5日(日)とやり残した仕事をしたり体を休めたりして、来週は週明けから一気呵成に黄金の三日間、地獄の一か月を駆け抜けることになります。余裕があってなかなか悪くありません。 ただし世の中には今日が入学式(大阪…

  • 「“誰も命までよこせとは言わない”から始まる三つの教訓」~4月当初の学校②

    さて、新年度二日目。昨日はどうだった? 仕事の一部を見ただけで絶望したかい? けれど大丈夫。頼れば必ず助けてもらえる。 それに、失敗したところで大過はないから。 (写真:フォトAC) 【新年度二日目】 二日目です。 今年初めて教師として学校へ入った先生方、初日はどうでした? あまりの忙しさに、「これ、絶対にエイプリル・フール・ジョークだよな」なんて思ったりはしなかったでしょうね。 二重の意味で、冗談ではありません。 現実です。 もっともあなたの忙しさには特別な理由があって、昨年度から引き続いてその学校にお勤めの先生たちは、学校のことも地域のこともよくわかっているうえに、3月中に多少のフライング…

  • 「今日、初めて教師として学校に向かった先生たちへ」~4月当初の学校①

    新年度が始まった。 今日、初めて教員として校門をくぐった先生たち、 たいへんだが大丈夫。 経験のある先生たちがついている。(写真:フォトAC) 【今日、初めて教師として学校に向かった先生方へ】 これだけ過酷だ、ブラックだ、大変だと言われる時代に、しかも採用試験の倍率が下がったため、質が低下しただの能力不足だのと無責任な誹謗を浴びながら、それでもなお、子どもたちのために働こうと決心された先生方に、私は深々と首を垂れて、敬意と感謝の気持ちを表したいと思います。 さまざまに悪い話もありますが、教職はこの世で最も尊く、重要で、価値も、やりがいもある仕事です。人類が何万年もかけて築き上げてきた文化を伝承…

  • 「世界中が日本になればいいのに(付:トランプ千年王国の話)」~間もなく年度が変わり、人生の節目をまたひとつ越える②

    私の令和7年度は、 大谷翔平と“りくりゅう”と共にあった。 そして(言いたくはないが)、 陰をずっとトランプがついてきていた。 (写真:フォトAC) 【私の令和7年度】 令和7年度(2025年度)のまとめをしようと思ったのですが、すでに昨年末に令和7年(2025年)のまとめをやってしまったのでいまさら付け加えることもほとんどありません。少しだけ、書き漏らしたことや今年に入って加わったことがありますので記しておきます。 そのひとつは、今年度は例年よりいっそうミーハー(昭和言葉:流行や有名人にすぐ飛びつく人)であったということです。夢中になっていたのはドジャースの大谷翔平選手とフィギュアスケートの…

  • 「令和7年(2025年度)が終わります」~間もなく年度が変わり、人生の節目をまたひとつ越える

    令和7年度が終わる。そして私の、 介護と家事と自分事に専念した10年も節目。 よくしたもので目の前の世界も変わる。 私にも最後のご奉公が回ってくる。 (写真:フォトAC) 【令和7年度が終わる】 令和7年度(2025年度)が間もなく終わります。 サラリーマン生活を辞めて10年も経ちますので、さすがに“年度”という概念も薄れ、3月31日をひとつの締めくくりとする感覚もなくなってきているのですが、それでも家居10年――今年はちょっと違う感じがあります。30歳で中学校の教員になり、40歳で小学校に移り、50歳からは管理職を、10年ずつやってきて60歳からは再就職。ただしここは2年しか持たず、62歳か…

  • 「どうやら先生たちは、春は暇らしい」~うっかり話して誤解される

    「キース・アウト」を更新しました。 kieth-out.hatenablog.jp

  • 「生成AIの、声のない知性への不安」~AIとの距離が分からなくなってきた②

    AIは常に正しく、間違いのない答えを返してくる、 ように見える。 しかし表情も読めず、声色も聞こえないその答えが、 わたしにはあまりにも不安なのだ。(写真:フォトAC) 【何かがおかしい】 昨日は、「イヌを飼いたいのだけど、30万円も払っていくらもしないうちに死ぬかもしれないと思うと怖くて買えない。ところが赤ん坊をもうけるときは、出産費用のことも『万が一死なせたら・・・』といったことも一切考えなかった。この違いは何だと思う?」といった問いに、ChatGPTが返してきた回答があまりにも完璧でした。しかし私にはどこかしっくりとこない。これは100点の答えではない――何か欠けている。そう感じたところ…

  • 「完璧な答えの、中にある違和感」~AIとの距離が分からなくなってきた①

    犬を飼いたくなってペットショップに行き、 値段に怯えて帰ってきた。しかし、 親になるときはコストもリスクも考えなかった。 あれはなぜなのかと、AIに聞いてみたところーー、 (写真:フォトAC) 【犬が欲しくなったが諦める】 以前、三羽いたウサギの最後の一羽、ミースケ(本名:ミルク)が死んで3年が経ちました。そこそこ後を引いたペットロスもいつのまにか終わって、気がつけばいつ死んだかもはっきりしなくなっています。試みに妻に、「問題! ミースケが死んで何年になるでしょう? 肌感覚でお答えください」と言ったら、答えは「8年!」。あまりの大外れに「3年」だと教えてやると、「ああ、8年はこっちゃん(本名:…

  • 「本が体験を補強し、体験が勉強を補強する」~“本を読むことが当たり前”という家風③

    勉強はあまりにもコスパが悪い。 しかしやらないわけにもいかない。 そのコスパの悪い勉強を、体験が補強して、 その体験の量と質を、本が補強する。(写真:フォトAC) 【学問:人類が行う中で最も効率の悪い活動】 学問は人類が行う中でも、最も効率の悪い活動です。 あれほど時間も手間もかけて覚えた化学式も関数も、古文も漢文も、あるいは中学卒業のころ少しは使えるようになっていた英語も、いまや壊滅状態です。問題:小学校で学んだことが全部役立つ仕事がひとつだけある。それは何か。答え:小学校の先生。問題:中学校の社会科で学んだことが全部役立つ仕事がひとつだけある。それは何か。答え:中学校の社会科の先生。――と…

  • 「子どもが本を読まなくてはならない四つ目の理由」~“本を読むことが当たり前”という家風②

    私たちはあまりにも気が急きすぎる。 文も動画もイントロも、短いほどありがたい。 その中で重厚長大なものへの耐性が失われる。 それでいいのか?(写真:フォトAC) 【ショート動画で頭が腐る】 娘のシーナたちの子育てを見ていて、しばしば感心することがあります(もちろん感心しないこともありますが)。そのひとつはYoutubeやTikTokのショート動画を禁止しているところ。実は私が好きで、ある日、何の気なしに見ていたら娘のシーナが覗き込んで、「そういうものは見ない方がいいよ、アタマ、腐るから」 いくら何でも頭が腐ることはないだろうと思ったのですが、次のひとことは少々引っかかりました。「短いものばかり…

  • 「日常の良い習慣が繰り返されることがしつけ」~ “本を読むことが当たり前”という家風

    ふたりの孫(10歳と6歳)を連れて書店へ行った。 危ないこと、ひとに迷惑なことはせず、 短い時間で、適切な本を選んでくる。 毎週、同じようにしているからだ。 (写真:フォトAC) 【東京へ】 孫3号が絶賛ずりばい中で間もなくハイハイ、やがて歩けるようになるはずです。ところがこの期間が驚くほど短い場合があります。特に私たちのように離れた場所に住んでいると1~2回見ただけで終わってしまう可能性もある。孫1号も記憶にありませんし、孫2号の時はコロナ禍で、結局、直接見たことは1回あったかどうかといった状態です。そこで娘のシーナにとってはおそらく最後の子である3号ドリについては、できるだけ見ておこうと、…

  • 「MAGA MAGA-C:ジャイアンに手を焼く世界」~日に日に世界が悪くなる、気のせいか、そうじゃない③ 

    ドナルド・トランプは理解しがたい男だが、 『ドラえもん』のジャイアンだと思えばわかる。 しかしわかったところで打つ手がない。 禍々(まがまが)しい話だ。 (写真:フォトAC) 【イラン情勢Q&A】 Q:なぜドナルド・トランプはイラン核合意から離脱(2018年5月)したのか。A:黒人の血が流れているくせに見栄えが良くて演説もうまく、人気が絶大なバラク・オバマの政治的遺産をすべて消したいと考えたから。“イランが信じられるか! 核合意なんていらん!”といった意味の、政治的“当てつけ”による。 Q:2025年6月に突然、イスラエルとともにイランの核施設を攻撃したのはなぜ?A:アメリカの核合意離脱以降イ…

  • 「ガソリン代はどこまで高くなるのか」~日に日に世界が悪くなる、気のせいか、そうじゃない②

    かつて水よりも安いと言われたガソリン。 いまや1L=200円も超えようとしている。 ガソリンの価格はどうやって決まるのか、 今後どこまで上昇するのか。 (写真:フォトAC) 【ガソリン代はどこまで高くなる?】 昨日のCNNニュースによると長期にわたるアメリカの石油封鎖のためにキューバの送電網が全面的に崩壊、全国規模の停電が起こっているのだそうです。キューバの発電が大きく石油に依存しているためです。「燃料価格は高騰し、非公式市場ではガソリンが1リットル当たり9ドル(約1430円)に達する。これは車の燃料タンクを満たすのに300ドル以上かかる計算で、大半のキューバ人の年収を上回る額だ」(2026.…

  • 「“油断”ふたたび」~日に日に世界が悪くなる、気のせいか、そうじゃない①

    ホルムズ海峡が実質封鎖され、 日本に流される油が断たれる。 どうなるのか――。実は私たちには、 半世紀前の記憶があるのだ。(写真:フォトAC) 【油断(オイル・ショック)】 『涅槃経(ねはんきょう)』という仏典には次のような説話があると言います。 古代インドのある王が臣下の集中力を試そうと油の入った鉢を持たせ、人通りの多い道を歩かせることにしました。もし油を一滴でもこぼせばお前の命を断つであろうと告げて、抜刀した家来をさらに後ろにつけ、王城を後にさせたのです。鉢を持った臣下は命令に従って集中力を切らすことなく歩き、ついに一滴も油をこぼさずに通りを歩き抜いて、命が助かったばかりでなく、のちに重要…

  • 「放っておいてもモノは壊れる」~老後、節約してもしれないこと

    老後も贅沢をせずに慎ましく暮らす。 それならきっと金には困らないはずだ。 そう思って年金生活に入ったが、予定外があった。 放っておいてもモノは壊れる。(写真:フォトAC) 【温水、止まる】 月曜日の朝、勝手口から外に出たら足元が水浸し。何かと思ったらエコキュートの室外機から水が漏れて下に氷柱ができていました。排水管でも詰まったのかもしれないと思いながら全面パネルを外して見たら、タンクの一番高い位置から水が漏れて落ちているのです。明らかに素人に対処できる問題ではない。 そこで8時を過ぎるのを待って知り合いの電気屋に電話すると、すぐに見に来てくれました。脚立に乗って溢水箇所を確認してからあちこち電…

  • 「震災の中で美しく生きることを学んだ世代が、本当にいるのかもしれない」~ツイッターに集まった元気が出る100のつぶやき②

    史上最悪の自然災害が、 世界で最も勤勉で道徳的な国の民を襲った。 人々は黙って受け止め、それぞれ最善の選択をした。 その中から”震中派”と呼ぶべき子どもたちが育ってくる。(写真:フォトAC) 【世界で最も勤勉で道徳的な国民】 私は骨の髄まで凝り固まった民族主義者で、この世界に日本人以上に勤勉で道徳的に優れた民族はいないと思っています。その、元々勤勉で道徳的にも優れていた民族が極限まで道徳的になったのが東日本大震災に際してのことであり、その姿は世界に報道され、やがて逆輸入されて我が国民も知るところとなった、と思っています。 そんな言い方をすると必ず「いや、そうでもない。東日本大震災でも略奪はあっ…

  • 「すべての人が自分の役割を探していた」~“ツイッターに集まった元気が出る100のつぶやき”①

    未曽有の大災害が日本を襲ったあの日、 日本各地で信じられないことが起こっていた。 人々は奪うことをやめて分かち合い、 知らない者が知らない誰かを助けようとしていたのだ。(写真:フォトAC) 【ツイッターに集まった元気が出る100のつぶやき】 一昨日(10日)、ふと思い出して昔の自分の記事にリンクをつけたのですが、14年前に書いたその記事を、昨日改めて読んでみました。 kite-cafe.hatenablog.com 中で引用した「東日本大震災後、ツイッターに集まった元気が出る100のつぶやきを集めました」という触れ込みのページ(「Genki tweets」)はすでになく、けれど元となった「X(…

  • 「東日本大震災の祈念の日、新しい時代は来ているのかもしれない」~15年目の3・11がやってきた③

    15年前のあの日、それに続く復興の日々、 私たちの周辺では様々なことが起こった。 そして日本人は変わった、あるいは変わらなかった。 それをこれからも見ていこう。(写真:フォトAC) 【あんなに人が亡くなるとは思わなかった】 東日本大震災は私にとってずいぶんと予想やアテの外れた災害でした。 例えば3月11日の午後5時半ごろ、私は市内の大学病院の集中治療室廊下にいました。むかし関わりのあった子どもが意識不明で低体温治療を受けており、その家族を励ますのが目的でした。 大きな地震があって大津波が発生したことは知っていましたが、阪神・淡路大震災から16年、公共の建築物のほとんどは耐震工事を終えており、津…

  • 「『絆』と『日本及び日本人』」~15年目の3・11がやってきた②

    日常の風景が一瞬にして失われる。 大切な人が、次の瞬間にいなくなって帰らない。 東日本大震災がもたらした。 「絆」と「日本及び日本人」の物語。 (写真:フォトAC) 【失われる日常】 未曽有の災害はその巨大さのゆえに、ついでに善きものまで引き寄せてしまうことがあります。 東日本大震災の場合はふたつ。 ひとつは「絆」で、もうひとつは「日本及び日本人」です。 2011年3月11日、あの日の午前中、建設会社から新築住宅の引き渡しを受けたい家族がいます。親たちが難しい手続きの話をしている間、子どもたちはぴかぴかの床を撫でながら、今日から始まる新しい家での生活に、静かに、心躍らせていました。 あの日の午…

  • 「東日本大震災でこの国は何が変わったか」~15年目の3・11がやってきた①

    ある事件・事故・人が歴史的にどれほど重要であるか、 それを測る基準がある。 東日本大震災はその基準に照らし合わせて、 何をどう解釈したらいいのだろう。(写真:フォトAC) 【百科事典に載る人】 70年以上も生きてくるとさまざまな社会的事件・事象を経験し、たくさんの人の偉大な人々を見ることになります。しかし自ずと軽重があって、忘れてもいいもの忘れていい人、忘れてはいけないもの忘れてはいけない人、私にとっては重要だが社会的には意味のないもの、私にとっては関心の薄いものだが社会的・歴史的には重要なもの等、さまざまです。それをどう分類していくか――。 実は私には一つの基準があって、その第一は「百科事典…

  • 「偉大な三人のアメリカ人の言葉と、私たちに求められること」~アメリカは世界をどこに連れていくのか⑤

    まさか国民の団結を犠牲にする大統領が、 合衆国に出現するとは思わなかった。 アメリカ国民はそれでいいのか、 偉大な人々が今も見ているぞ。(写真:フォトAC) 【もしかしたら本物の老化?】 いよいよデイリー新潮で、トランプ関連の記事のタイトルが『トランプ氏「暴走老人化」が止まらない 「自己顕示欲」を満たすイラン攻撃に国民43%が「ノー」、共和党内の求心力にも陰り』、もはやボケ老人扱いです。 内容は多少おとなしくなって、「一般的には、年を重ねると老化への不安から自己顕示欲が強くなると言われる。この傾向が顕著なのはトランプ氏だ」ということで、私も一昨日あつかった空港や駅にかたっぱし名前を残そうとする…

  • 「そして大国の元首は、皆、同じになってしまった」~アメリカは世界をどこに連れていくのか④

    政治の専門家たちは皆、トランプに呆れている。 敵対する国々は、呆れた上に怯えている。 真面目に考えるにはあまりにも狂気じみているが、 いい加減に扱うには危険すぎる。(写真:フォトAC) 【専門家はさじを投げている】 アメリカとイスラエルの軍隊がイランを急襲して最高指導者ハメネイ師が殺されたと新聞報道のあった3月1日。その夜のニュースで、ここ数十年のイランおよびアメリカ=イラン関係を、専門家とともに振り返る場面がありました。パーレビ王朝の倒れたイラン革命から始まって深刻な対立関係が続き、やがてオバマ元大統領の核合意があり、それをドナルド・トランプは就任と同時に一方的に破棄した(第一次トランプ政権…

  • 「“大人子ども”たちが世界を操る」~アメリカは世界をどこに連れていくのか③

    2018年の北朝鮮の軍事パレードを 映画「スター・ウォーズ」でも見た気がする。 国中がトランプの名を冠した施設で満ちた国を、 大トランプ艦隊が守る日が来る。(写真:フォトAC) 【総書記の取り仕切る帝国の逆襲】 昨日、記事に「人権と正義の国の小学生みたいな人」というタイトルをつけて送信した後、不意に人権もなければ正義もない国の独裁者のことを思い出しました。 北朝鮮の金正恩総書記です。2018年のことですからもう8年も前になりますが、この年、北朝鮮では建国70周年記念の大軍事パレードが行われ、その様子は世界に向けて発信されました。私もYoutubeで、かなり長いパレードの様子*1を楽しみました。…

  • 「人権と正義の国の小学生みたいな人」~アメリカは世界をどこに連れていくのか②

    ハクトウワシとバラ国、スーパーマンの守る国。 正義の国、人権の国。 日本にとってアメリカは、理想・目標・手本であった。 それが今は――。(写真:フォトAC) 【人権と正義の国】 「アメリカは人権の国、正義の国」と言っても実際には人権尊重や正義とは程遠い状況があり、ずるいこと、汚いことも山ほどあることは知っています。アメリカで1年間に殺される子どもの数は数千人。日本の数十倍から100倍以上と考えられています。また、年間に殺される女性(およそ5000人)の三分の一は、配偶者・元配偶者・恋人などによるものです。その数も日本の15~20倍という規模。人権の国・正義の国としてあるまじき姿です。 アメリカ…

  • 「弱肉強食、社会的サバンナの国のポリコレ」~アメリカは世界をどこに連れていくのか①

    強い者だけが生き残り、弱者は肉に供される、 アメリカの開拓時代はまさに弱肉強食の世界だった。 それを「理念」と「法」と「誓い」で固くしばりつけた、 その結び目が、今、ほどかれようとしている。(写真:フォトAC) 【アメリカ人が最も多く死んだ戦争】 アメリカ合衆国がもっとも多くの死者数を記録した戦争は何だったかご存じですか? 答えは南北戦争です。 南北戦争(1861-1865) 62万人 第一次世界大戦(1917-1918) 11.7万人 第二次世界大戦(1941-1945) 40.5万人 ベトナム戦争(1965-1973) 5.8万人 ここ10数年、特にトランプが大統領に就任して以来「アメリカ…

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