メインカテゴリーを選択しなおす
退職後のお金に不安がある教員の方は必見!この記事では個人事業主になる前に知っておくべき売上・経費・所得・控除・税金・確定申告などの基礎を解説しています。知らないと損する落とし穴だらけなのです。この記事を読めば安心して独立の準備できます。
教員という働き方に不安を感じている方は必見!この記事では、教員と個人事業主を徹底比較し、決定的な違いをわかりやすく解説しています。収入や保障などあらゆる点でギャップがあるのです。この記事を読めば、将来の働き方を考えるヒントが得られます。
「誰が私たちを引き離したのか」~学校と保護者の関係は変わった②
昔の教師だって暇だったわけではない。 しかし気持ちに余裕があった。 面倒くさく生臭い付き合いを通して、 それで何とか人間関係をつむいでいた。という話。(写真:フォトAC) 【誰が私たちを引き離したのか】 ほとんどの教師の一番の願いは児童生徒の健やかな成長であり、大部分の保護者の関心は我が子が健康で健やかに育つことだと思っています。その意味で教師と保護者の利害は完全に一致しているのに、なぜこうもうまくいかなくなったのか――。 教師は“もう部活の面倒は見切れん”と言い、保護者は“これ以上、学校にこき使われるのは敵わない”と言う、こうした乖離は、いつから、どんなふうに起き始めたのか――ずっと心を痛め…
(写真:フォトAC) 記事 先生たちは理解しているのか?教育現場のICT化で “個人情報漏えい” 相次ぐ 教諭は困惑「現場に “やってみましょう” とは言うけれど…」専門家は指摘「手が回ってない可能性、研修が不十分」(2025.02.13 チューリップテレビ)newsdig.tbs.co.jp 学校で使われている『クラウド』という情報共有システムをめぐり、子どもたちの “個人情報の漏えい” が富山県で相次いでいます。なかには児童が回答した “いじめに関するアンケート結果” など機密性の高い個人情報までも…。現場の教諭からは、十分な研修がないままICT活用が進むことに懸念の声もあがっています。教…
文科大臣のたまわく「財務省は残業代をエサに時間外労働削減を計ろうとするが、文科省は自治体を晒上げの上、校長を叩くことで成し遂げて見せるぞ」
(写真:フォトAC) 記事 教員の勤務時間、自治体ごと公表 「長時間縮減のメカニズムに」―阿部文科相(2024.11.16 時事通信) www.jiji.com 阿部俊子文部科学相は15日、報道各社のインタビューに応じ、公立学校教員の長時間労働を是正する仕組みとして、自治体ごとに教員の勤務時間を公表する制度を構築すると明らかにした。校長の人事評価に働き方改革の視点を導入する方針も示した。主なやりとりは次の通り。 ―教員の働き方改革にどう取り組むか。 長時間勤務を縮減するメカニズムの構築に向け、自治体ごとの在校時間の公表を制度化する。各学校の取り組みを促進するため、働き方改革に関わっているという…
「運動会や修学旅行は『日本人が日本人になるための学習』の実地試験だ」~文化的グローバル化の話⑤(最終)
金がかからない、世間から文句を言われない――、 行政の下す判断は、最初からその2点に縛られている。 だから不必要な小学校英語やプログラミングは残り、 必要な運動会や修学旅行は縮小される、という話。(写真:フォトAC) 【寓話「バッタの実験」】 先月の中頃、「ムカデのジレンマ」という寓話に関連して、私には出典や題名が分からないまま、しかし大切にしている小話や寓話がある、というお話をしたことがあります*1。その同じ流れなのですが、次の寓話も、題名も出典も分からず困っている物語です。『昔、ある昆虫学者がバッタをしつけて、手を叩くとジャンプするようにした。そうしておいて、残酷なことに、足をむしり取って…
(写真:フォトAC) 記事 公立校教員に残業代支給を検討 定額廃止案、勤務時間を反映(2024.11.03 東京新聞) www.tokyo-np.co.jp 公立学校教員の処遇改善を巡り、残業時間に応じた手当を支払う仕組みを導入する案が政府内で浮上、関係省庁が検討を始めたことが3日分かった。採用すれば、残業代の代わりに一定額を給与に上乗せ支給する現行の「教職調整額」制度は廃止する。教員の長時間労働の解消が課題となる中、勤務時間を反映した賃金体系へ変え、管理職に過重労働を抑える動機が働くようにする狙い。(以下、略) 評 【結局、残業代かい?】 今年4月に文部科学省の諮問機関である中央教育審議会が…
うたごえで私の歩いた過去を話す皆さんに共感を得る時代のこと私が今でも覚えている教師良い先生悪い先生両極端だったほんの一時期人生で言えば瞬間私は小学校の先生になりたいと思った時があるまずは想い出貧しさと極寒など飢えと過ごした時代は小学校1年から5年疎開先は親戚を頼って長野県の寒村最初は馬小屋で暮らしそのうち父が開墾雑木林を耕し手製の小屋を建て暮らす電気もガスも水道も無いラジオも無い栄養失調で父は私のいのちを諦めたと言うでも本人は今もそんなことを笑って話せる小学校の遠足は村を離れて徒歩で現在の伊那市まで途中の川辺で昼食休憩弁当を持って行けない我が家岸辺でひとりで居ると先生が来て弁当を分けてくれた男の先生嬉しさ優しさは顔は思いだせないがそのことは覚えている小学校の5年途中でやはり親戚を頼り東京の下町へ転校したい...教師が夢現実の厳しさ知る
「水泳の練習時間はとりあえず半減にされる」~学校から水泳指導がなくなる④
夏休み中のプール開放がなくなると稼働率は極端に下がり、 維持管理費と補修費が重くのしかかる。 行政は民間のプールの利用を考えるが、 はたしてそれでうまく行くのだろうか。という話。(画像:フォトAC) 【学校のプールはなくなる】 夏休み中にプールを開放する学校が少なくなっているという朝日新聞デジタルのニュースから話をはじめています*1。 考えてみれば昭和の時代、お盆を除いたひと夏を、まるまる使いっぱなしだった学校のプール、そのプール開放がお盆までとなり、やがて夏休み当初の一週間だけに減らされて、いよいよ取りやめとなる。すると実質的なプールの使用期間は、梅雨明けから終業式までのわずか10日間だけと…
「今が昔であれば、教師不足もなくなる」~一学期最終日の今昔物語
朝8時出勤、午後4時15分退勤、夏休み中は日直以外、一日も学校に行かない、そんな昭和が甦れば、教員不足も一瞬で吹き飛ぶのに・・・という話。(写真:フォトAC) 【一学期、お疲れ様でした】 長い一学期、お疲れ様でした。 日本の公立小中学校は明日から夏休みという学校が大部分のようです。私がしばしばお世話になる「日本文化研究ブログ」*1 *1によると、夏休みの始まりが明日でないのは、すでに実質13日(土)から始まっている千葉県千葉市、23日(火)始まりの京都府京都市・宮崎県宮崎市、24日(水)始まりの新潟県新潟市、25日(木)からの岩手県盛岡市・富山県富山市、さらに遅れて翌26日(金)が北海道札幌市…
「いつか人間が自分一人で通知票を書く日が来る」~生成AIで通知票を書く日はくるのか③
通知票の所見欄をAIに書いてもらうと言えば抵抗も強いが、 文例やひな形を見て真似をするのは昔からやってきたことだ。 浸かっている人も、この先ずっとAIに頼り続けることもないだろう。 人は進歩するのだ。目くじらを立てることはない、という話。(写真:フォトAC) 【そう言えば昔からやっていた】 生成AIのChatGPTに「小学6年生の総合所見を40人分、書いてください」と依頼すると4分少々で40人分の総合所見を提示してくれました。その中身が思った以上に平凡で、汎用性が高そうで、しかししばしば妙に具体的な部分もあって途方にくれました。 そこで一部をプリントアウトしてまだ現役の妻に見せると、こともなげ…
「ChatGPTはどこまで成長したのだろう」~生成AIで通知票を書く日はくるのか①
生成AIで通知票の所見を書くことの是非が話題になっている。 しかしそもそもAIを使えば、 40人もの所見を簡単に書き分けることができるのだろうか? そこで私は最近のAIの、能力を調べ直してみることにしたという話。(写真:フォトAC) 【今日のブログの予定】 今日の記事は、 都道府県ごとの夏休みの開始日と終了日、日数を調べ、大部分が今週末であることを確認してから、 「昨日までの3連休で、通知票は書きあがりましたか?」と問う。 「ここに『海の日』が入るようになってから、通知票にじっくり取り組む日が増えて楽になりましたね」と、社会的には通用しない学校の悪しき慣行を前提にひとこと言って、 ところで、最…
「まだまだ信用ならないChatGPTに通知票の所見を書かせてみる」~生成AIで通知票を書く日はくるのか②
「息を吐くようにウソをつく」と言われた生成AI。 1年余りの間にかなり成長した。しかしまだ信用しきれない。 そんなAIに通知票の総合所見を書かせると、 確かにそれなりのものが出て来る・・・が、という話。(写真:フォトAC) 【ChatGPTはだいぶ良くなったが、まだまだ信頼しきれない】 私があまり触らなかったこの1年数カ月の間に、ChatGPTがどれ進化して使えるようになったか、もう少し調べてみます。例えば私のハンドル・ネーム“SuperT”について、知っていることを教えてくださいと訊ねたときの以前の答えは次のようなものでした。「SuperTは、日本のYouTuberであり、主にゲーム実況やプ…
「部活を学校に残す、給特法も悪くない」~少子高齢化が教員の働き方改革を阻害する⑤
部活の地域完全移行を宣言する自治体が次々と出てきた。 しかし都会はまだしも、人もなく金もない田舎町で何ができるのか――。 部活は時間をかけて小出しに校外に出し、 貰えぬ残業代よりも確実な調整額。特典もあるしね。という話。(写真:フォトAC) 【部活の地域移行:拍車はかかるが馬は走るか?】 一昨日(6月19日)の朝日新聞デジタルに「神戸市、平日の中学部活動も地域移行へ 方針公表、2026年度から」という記事が出ていました。ただし私は、部活の地域移行について過去20年にわたる失敗の現場にいましたので、生徒・保護者・学校、そして地域および各種団体がいちおう満足して納得できるような組織ができるかどうか…
「しつけも部活も学校の仕事として受け入れるしかない」~少子高齢化が教員の働き方改革を阻害する④
「子育ては保育園と学校が面倒を見ます」 暗にそう言ってきた以上、政府に教育の大風呂敷はたためない。 しつけは学校の重要な指導項目だ。 部活も完全に切り離すことは難しい。という話。(写真:フォトAC) 【子どものしつけは誰の責任か】 しつけという言葉はボンヤリ使う場合が多いので改めて定義しようとすると厄介です。しかしおそらく、一部は「挨拶をする」とか「目上の人にはそれなりの言葉遣いをする」とかいった生活上のマナー・ルール・道徳の問題であり、もう一部は「食事をしたら歯を磨く」とか「きちんと服をたたむ」とか「着る」とか、要するに生活自立に関わる能力・習慣のことを言うと思われます。大人に対しても使わな…
「子育ては保育園と学校が面倒を見ます」~少子高齢化が教員の働き方改革を阻害する②
日本の少子化・高齢化が、教職員を増やすことに二の足を踏ませる。 女性の社会参加を促し、二人以上の子を持つことが奨励される。 代わりに差し出されるのが、 「子どもは学校が面倒を見ます」と書かれたカードだ。という話。(写真:フォトAC) 【少子化が確実である以上、教員を増やすことはできない】 少子化が学校教育にどう影響するかというと、まず出てくるのが「将来に向けて教員を減らさなくてはならない」という話です。 教員の数は「定数法(公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律)」によって決められています。基本は各校の学級数によって決まります。正確に言えば児童生徒数が学級数を決め、学級数…
(写真:フォトAC) 記事 中学部活外部コーチが生徒と性的関係、市教委把握後も指導継続 長野(2024.06.13 朝日新聞デジタル www.asahi.com 長野県松本市の市立中学校で昨夏ごろ、運動部の外部コーチをしていた市内の30代男性が部員の生徒と性的関係を持つなど不適切な行為をしたのに、学校や市教育委員会がその事実を把握した後も約1カ月間にわたり、部活動の指導を続けさせていたことが、市教委への取材で分かった。市教委は「突然やめると、周囲で理由の詮索(せんさく)が始まり、個人の特定につながるおそれがあった」と説明している。(以下、略) 評 【部活動の肥大・加熱は今に始まったことではない…
「教職が子ども相手の楽な仕事で、高収入だと思われていた時代の話」~少子高齢化が教員の働き方改革を阻害する①
つい数年前まで、教職は子ども相手で楽な、 高収入の、安定した仕事だと思われていた。 だからいくら負担を増やしても、誰も心傷まなかった。 その時のツケが、今、回り巡って来た・・・という話。(写真:フォトAC) 先週の水曜日(12日)のこのブログで、明治時代、近代化を急ぐ政府は国民を説得してその子女を学校に出させた、いわば国民にお願いして学校に来ていただいたわけで、そんなところから学校教育は丁寧で、至れり尽くせりなものとならざるを得なかった、というお話をしました。翌13日はその続きで、「しかし現在は明治とは違った意味で、懇切丁寧で至れり尽くせりの教育が必要とされるようになっている」というお話をする…
「ブラック霞が関と学校」~官僚が教える“残業代が出ても残業が減らないワケ"①
霞が関が危機的状況だという。 異常な長時間労働に苦しんで、人は辞めるが代わりは来ない。 その姿は学校にそっくりだ。 いや待て、違う。官僚には残業代が出ていたはずじゃないか?という話。(写真:フォトAC) 明治時代、近代化を急ぐ政府は国民を説得してその子女を学校に出させた、いわば国民にお願いして学校に来ていただいたわけで、そんなところから学校教育は丁寧で、至れり尽くせりなものとならざるを得なかった、というお話をしました。 今日はその続きで、「しかし現在は明治とは違った意味で、懇切丁寧で至れり尽くせりの教育が必要とされるようになっている」というお話をするつもりでした。ところが一昨日のNHKクローズ…
「仕事を減らしても教師の労働時間は減らないだろう。教師は漁師と同じだからだ」~のちに禍根を残さないよう言うべきことは言っておく②
教員も働き方の意識を変えるようにと専門家は言うが、 教師の気持ちは大きくは変わらないだろう。 学校の教師も港の漁師と同じ。 隣りのアイツには負けたくないのだ。という話。(写真:フォトAC) 【思った通り、教師が子どもを犠牲にする話】 全国中学校体育大会(略称:全中)の規模縮小の話は昨日のニュースでも扱われていて、ある局では相撲部の大会を取材し、保護者や選手から「困った」「何とかしてほしい」といった言葉を採取した上で、「子どもたちを第一に考えた方策を取ってほしいものです」といったまとめ方をしていました。右上には「教員の負担軽減のため」の文字が浮かび上がっています。 全部まとめると、「教員の負担軽…
「調整ができていなかったのか? 猿芝居なのか? いずれ教師は何でも言うことをきくと思っているのか」~《教職調整額10%以上》に財務省が待ったをかけた。
キース・アウトを更新しました。 kieth-out.hatenablog.jp
「現状で教師は増やせない、しかし仕事は絶対に減らさない」~定額働かせ放題はそのままに、調整額4%が10%以上に上がるらしい
キース・アウトを更新しました。 kieth-out.hatenablog.jp
「愛知は、10連休に、燃えているか」~先生たちは大型連休が嫌いなのに
意外なことに教師たちは春の大型連休を嫌う。 せっかく作り上げた子どもの習慣が簡単に崩れてしまうからだという。 ところが愛知県は子どもにも教師にも、10連休を強く勧めている。 それぞれ自主的にゆっくり休めと――。大丈夫か? という話。(写真:フォトAC) 【GW:学校は10連休を我慢できない】 大型連休前半が終わり、カレンダー通りの人たちは今日から三日間、仕事に学業にと改めて励み。5月3日からの3連休でまた一息をついてと、そんな感じになるのでしょうか。今年は3・4・5日ががっちり土日にかかっていますからうま味も少なく、人によっては「落ち着いた生活ができるからいいや」という感じ方もあるのかもしれま…
「たくさんの若者が消えていく社会」~東京都の新任教員の、20人にひとりが1年以内に退職した①
昨年、東京都の新任教員の、20人にひとりが1年以内に退職したという 教員ばかりでなく、社会のあちこちで若者が神経をすり減らし、 叩かれ、潰されている。 いったい何が起こっているのだろう。という話。(写真:フォトAC) 【新任教員の20人にひとりが1年以内に退職した】 昨日付の朝日新聞デジタルに「東京都の新任教諭、4.9%が1年以内に離職 過去10年で最多」という記事がありました。 それによると昨年度に東京都が採用した新任教員のうち、169人が1年以内に退職しているのだそうです。割合にして4.9%。過去10年間で最多。ほとんどが自己都合による退職だったといいます――。 ここまでだったら、「ああ、…
「校長は『残業手当が尽きたから、通知票は書かなくていいや』と言うだろうか」~調整額10%以上の提案は「撤回しろ」と教師は言った。
調整手当増額が、教師たちに著しく不評だという。 はて? それでいいのか? 大変だぞ。 教師たちも正当な代表者を失い、 あらゆる人たちが、教師を代表する。という話。(写真:フォトAC) 【「調整手当10%以上」は撤回してください】 先週4月20日朝のテレ朝ニュースで『教員の給与増額案 教員ら「撤回していただきたい」』という内容の話があり、かなり気持ちに引っかかりました。 現役の高校教員 西村祐二さんが、「(調整額増額の方向性について)教員や教員志望の学生の声をちゃんと聞いたうえで、撤回していただきたいと強く主張します」と強く訴えたのだそうです。Yahooニュースにもありましたから、まだ見られるよ…
(写真:フォトAC) 記事 教員「残業代」、中教審で増額意見が大半 今春に方向性(2024.04.04 日経新聞) www.nikkei.com教員の確保に向けた議論を進める中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の特別部会が4日開かれ、残業代の代わりに支給する「教職調整額」の引き上げを求める意見が相次いだ。特別部会は教員の待遇について今春中に働き方改革などとあわせて方向性をまとめる。 教員は授業準備や教材研究など明確に業務を切り分けることが難しく、時間ごとの残業代を支払わない代わりに教職員給与特別措置法(給特法)に基づき月給の4%を教職調整額として支給している。 ただ「定額働かせ放題」と揶揄(…
「枠は減るのに教員は増える、もしかしたら収まりきらない」~定年延長の行方③
定年延長で今後6万人近い正規教員の増加が見込まれる。 しかし法律上、教員の枠を広げるわけにはいかない。 新規採用を減らし、講師の枠も減らし――、 それでもダメなら・・・定数を増やすしかないじゃないか。という話。(写真:フォトAC) 【だから言ったじゃないか・・・】 教員免許更新制が始まったとき、「こんなことをしていたら講師がいなくなっちゃうじゃないか」と危機感を露わにしたのは現場だけでした。 免許更新は現役教師にとっては必須であり、更新講習の受けやすい状況が設けられていましたが、免許取得から一度も教職に就いたことのないいわゆるペーパー・ティーチャーや、定年退職その他で学校を離れた教員は、基本的…
「定年が1年延びて大勢がこのまま教師を続けるらしい。やがて教師の総数は、現在より1割近くも増えるというが・・・」~新聞に教職員人事が発表されて②
定年は延びるが管理職は教壇に戻り、給与も3割減る。 それでも続けられる人がどれだけいるかと思ったら、 意外と多くて、数年後は6万人近くも教員が増えてしまう。 大丈夫か?という話。(写真:フォトAC) 教職員人事に関する新聞発表があったことについて話しています。 【定年延長でも、教師を辞める人はいるはずだ】 定年延長にもかかわらず60歳で退職してしまう先生がどれくらいいるのか、学校に残る先生がどれほどいるのか、そのことに興味があります。 これだけ苛酷といわれる労働環境の中で、一度退職金を手にして区切りをつけてしまった教師たちが、給与を3割もカットされて、それでもなお生き生きと働いて行けるのだろう…
「定年延長で居残る人、それでも辞める人」~新聞に教職員人事が発表されて①
新聞に教職員人事が発表された。 発表すること自体を問題視する人もいるが、私は楽しみだ。 人の動きを辿るだけでいくつものドラマが浮かんでくる。 特に今年は定年延長が始まり、さまざまな思惑が見え隠れする。 という話。(写真:フォトAC) 【教職員人事発表】 新聞紙上でも教職員人事が発表されました。 これほど大規模な人事が毎年発表されるのは教職員だけで、人権上の観点からも個人情報保護の立場からも、いかがなものかという意見が前々からありました。私自身も昔、この発表でたいへんな思いをしたことがあるのですが、今は旧知の人々の動向を知ることができて、ありがたいと言えばありがたいものです。発表を見てさまざまに…
年賀状を契機として、40年ぶりに、 初任のころの教員仲間に会うことになった。 お互い齢は食ったが、 変わらない何かがある。 という話。(写真:フォトAC) 【年賀状に携帯番号とLINEアカウントを入れた結果】 定年から10年がたってだいぶ身辺整理も進みました。例えば年賀状は、義理の関係はほとんどなくなり、親戚と、今後も末永く付き合っていきたい友人・先輩だけになったと感じています。そこで今年の年賀状には、これまでは比較慎重だった携帯電話番号を載せLINEアカウントのQRコードも貼り付けておいたのです。何人から連絡がくるのかとドキドキしていたのですが、電話はなく、LINEにアクセスしてきたのもわず…
「小川市郎も坂本金八も、いわゆる 『でもしか』『ラリーマン』教師」~40年前の仲間と会う②
「不適切にもほどがある!」の小川市郎も坂本金八も、 ともに「デモシカ先生」「サラリーマン教師」世代なのに、 次世代の私たちの方がやる気のない教師のように言われ、 今は、過熱・体罰・暴言教師の元凶だと言われる。 という話。(写真:フォトAC) 【体罰と暴言とセクハラの時代】 年寄りが40年ぶりに集まれば当然、昔話に花が咲きます。 しかし思い出を語っても、「昔はよかった」とか「昔の方が楽しかった」というふうにならないのは、当時の教育文化が誤ったものだったという認識が、いまや確かなものとして広がってきたからなのかもしれません。体罰にも暴言もセクハラにも心当たりがあります。部活や生徒指導に熱が入りすぎ…
働き方改革は『教育現場にも』 卒業シーズンです。先日朝のテレビ番組で『卒業文集が廃止になる』学校が増えてきているという話