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「子育ては保育園と学校が面倒を見ます」~少子高齢化が教員の働き方改革を阻害する②
日本の少子化・高齢化が、教職員を増やすことに二の足を踏ませる。 女性の社会参加を促し、二人以上の子を持つことが奨励される。 代わりに差し出されるのが、 「子どもは学校が面倒を見ます」と書かれたカードだ。という話。(写真:フォトAC) 【少子化が確実である以上、教員を増やすことはできない】 少子化が学校教育にどう影響するかというと、まず出てくるのが「将来に向けて教員を減らさなくてはならない」という話です。 教員の数は「定数法(公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律)」によって決められています。基本は各校の学級数によって決まります。正確に言えば児童生徒数が学級数を決め、学級数…
「教職が子ども相手の楽な仕事で、高収入だと思われていた時代の話」~少子高齢化が教員の働き方改革を阻害する①
つい数年前まで、教職は子ども相手で楽な、 高収入の、安定した仕事だと思われていた。 だからいくら負担を増やしても、誰も心傷まなかった。 その時のツケが、今、回り巡って来た・・・という話。(写真:フォトAC) 先週の水曜日(12日)のこのブログで、明治時代、近代化を急ぐ政府は国民を説得してその子女を学校に出させた、いわば国民にお願いして学校に来ていただいたわけで、そんなところから学校教育は丁寧で、至れり尽くせりなものとならざるを得なかった、というお話をしました。翌13日はその続きで、「しかし現在は明治とは違った意味で、懇切丁寧で至れり尽くせりの教育が必要とされるようになっている」というお話をする…