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「本人に覚悟がなければ逃げ切れない」~あの人たちに対して、私たちができること③
川崎の女性遺棄事件の、どこに行き違いがあったのか、 遺族・友人と警察の間に、どういう齟齬があったのか、 たくさんの手がありながら、なぜ守り切れなかったのか、 本人は何を考えていたのだろう、という話。(写真:フォトAC) 【真剣味の伝わらないヘルプコール】 「不運は手を携えてやって来る」と言いますが、うまくいかないときにはさまざまなものが悪い方向へと進みます。川崎女性遺棄事件の被害者親族は、被害者が失踪の直前、「9回も電話して助けを求めたのに」と警察を責めますが、9回の内容は必ずしも危機を訴えていると認識できるようなものではありませんでした*1。 最初の2回は2024年12月9日午後6時35分と…