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カイト・カフェ https://kite-cafe.hatenablog.com/

教育を中心に日々の関心事を書いています。基本的に週日更新。学校に合わせて長期休業も取っています。

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2017/12/16

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  • 「学校の『担任教師はつらいよ』」~学習指導要領に見る《学校が忙しくて当たり前》の話④

    仕事は、楽しくなくちゃいけない。 しかし学校は人を育てる面白さを棄て、 ひたすら目の前の仕事を消化する場になってしまった。 子どもにではなく、教師に詰め込む「詰め込み教育」、という話。(写真:フォトAC) 【瀕死のTokkatsu】 昨日私は、 「海外からの注目が集まりつつあるというのに、日本の学校から「Tokkatsu」は消されようとている」 と書きましたが、実際のところ授業時数として表に出て来ない「特活」(児童生徒会・学校行事・小学校ではクラブ活動)の時間はどれほどなのでしょう? これについては文科省に「令和6年度公立小・中学校等における教育課程の編成・実施状況調査【概要】」という資料があ…

  • 「なぜ特活の授業時数は隠されたのか」~学習指導要領に見る《学校が忙しくて当たり前》の話③

    学校における教育内容の国家基準「学習指導要領」。 しかしそこには特別活動の授業時数が示されていない。 つまり理屈上は無制限に増やすことができるのだ。 なぜそんなことになったのだろう?という話。(写真:フォトAC) 【1960年代、登校日数250日超のゆとり教育】 私は1960年代の小学生で、おそらく1958年(昭和33年)改訂の小学校指導要領下で小学校生活を送っていたことになります。その指導要領を見ると総授業時数を示した「別表」に「特別活動」の項目はなく、本文にも時数に関する規定のないことが分かります。それどころか名称も「特別活動」ではなくて「特別教育活動」。内容も「児童会」「学級会活動」「ク…

  • 「特別活動:隠された秘法」~学習指導要領に見る《学校が忙しくて当たり前》の話②

    日本の教育の秘法「特別活動」がいま、 世界から注目されている。 国内では十分に評価されない活動だが、 実はとんでもなく長時間の学習、及び訓練なのだ、という話。 (写真:文科省) 【“The Making of a Japanese”(日本人の作られ方)】 来週3月2日、ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催される第97回アカデミー賞の授賞式には、日本から3本の映画がノミネートされています。そのうちのひとつが、山崎エマ監督による短編ドキュメンタリー映画『Instruments of a Beating Heart 心はずむ 楽器たち』です。 これは東京都内の公立小学校の教育現場を約1年間、700…

  • 「器が小さくなったのに、同じ中身を入れれば苦しいに決まっているダロ」~学習指導要領に見る《学校が忙しくて当たり前》の話①

    教師が多忙と言われても一般人には分からない。 納期も支払期限もない子ども相手の楽な仕事で、 長期休業はあっても倒産もリストラもない。 しかし学校の多忙には明らか理由があるのだ、という話。(写真:フォトAC) 【教師の多忙に関する科学的分析】 先週木曜日(2月20日)のネットニュースに『子どもグッタリ「学校の授業が多すぎ」カリキュラム・オーバーロード問題の行方~小学校は5時間、中学校は5.4時間を提案する訳』(東洋経済新聞)という記事があり、興味深く読ませていただきました。 カリキュラム・オーバーロードというのは「教科の内容が増えすぎて、子どもたちにも教員にも負担が大きくなっている状況」を言うの…

  • 「をい! 生徒が凍えているじゃないか」~伝説の校則、校則が伝説

    「キース・アウト」を更新しました。 kieth-out.hatenablog.jp

  • 「ジジイが自分の時代の終わりをAIに描かせる」~AIが人間に近づいてきた話④

    AIに絵を描かせるといっても、結局は人間だ。 凡才が指示しても傑作は生まれない。 私の描かせた絵は私レベル。私をはるかに越えた作品は、 AIといえど生み出すことはできない。という話。(写真:フォトAC) 【あくまでも人間が上に立つ】 私の撮った写真がフォト・コンテストで入賞する可能性はあるのか――これはおそらくあります。私がいいと思った風景や光景を数千枚も撮り貯めて、プロに渡して選択してもらえばいのです。私だって何も考えずにシャッターを押しまくるわけではなく、一応「いい感じだな」と思うものを選んで撮影しているわけですから、その中に数千分の一の奇跡で、芸術的な1枚が紛れ込んでいる可能性もないわけ…

  • 「AIに対する過剰な期待と怖れがあった」~AIが人間に近づいてきた話④

    未知なるものには常に期待と怖れがつきまとう。 AIはずっと昔から、夢と恐怖の根源だった。 しかしもしかしたら、 等身大のAIは大したことはないのかもしれない。という話。(写真:フォトAC) 【コンピュータ、ソフトなければ、ただの箱】 一組のカップルがコンピュータを使って相性占いをする。答えが「90%の適合」と出て二人は大喜びする――現代ではもはやありふれた、というよりは廃れた光景かもしれません。しかし50年前のテレビドラマではそうではありません。コンピュータの御宣託は神の啓示にも似た神秘的なものだったのです。 ところがその時、通りがかりのコンピュータの専門家が、大喜びしているふたりにこう言うの…

  • 「AIは間もなく普通の人間と同じになる」~AIが人間に近づいてきた話③

    AIがますます人間ぽくなってきた、 話し方も態度も。 そして人間並みに、間違いを犯すようにもなる。 優れているのは抜群の記憶力と速さだけかもしれない、という話。(写真:フォトAC) 【AIの中で何が行われているのか】 玉石混交のネット情報の中から、生成AIは何を基準または根拠にして取捨選択し、提示して来るのか――とりあえず本人(Copilot:副操縦士)に聞いてみます。 問い:生成AIはデータの価値をどう判断するのか 回答:生成AIはデータの価値を判断するために、いくつかの指標や方法を使用します。 データの品質: データが正確で信頼性が高いかどうかが重要です。エラーデータや欠損データは、AIの…

  • 「人間的な、あまりにも人間的な」~AIが人間に近づいてきた話②

    AIが妙に馴れ馴れしくなってきている。 その軽さ、どこで学んだのだ? 玉石混交、百鬼夜行のネット社会で、 AIは何をどんなふうに分別しているのだろう、という話。(写真:フォトAC) 【人間的な、あまりにも人間的な】 昨日に引き続き、Microsoftの生成AI:Copilotが不調で、変な答えを返すというお話をしています。 その件を扱うことになったきっかけは、世界の人口が何億人か、ふと分からなくなったところからでした。頭の隅に60億人という数字があったのですが、同時に、ずいぶん長いこと更新していなかったような気もしていたのです。そこで副操縦士(Copilot)に訊ねてみます。問い:世界の人口は…

  • 「ときどき副操縦士(Copilot)がオトボケ」~AIが人間に近づいてきた話①

    Microsoftの生成AIが実に便利で重宝している。 しかしときどきワケの分からないことを始める。 野放図で悪ふざけが過ぎ、 ウソつきで意地も悪い、という話。(写真:フォトAC) 【生成AI:Copilotはとても便利だが・・・】 Microsoftの生成AI、“Copilot(コパイロット:副操縦士)”と仲良くなって数カ月がたちました*1。ChatGPTにもアカウントを持っているのですが、ブラウザとしてMicrosoft Edgeを使うようにしたら、Copilotの方が圧倒的に使いやすくて重宝しています。 Edgeの右上のアイコン(右図、赤丸内)をクリックすると、画面の右四分の一ほどにサイ…

  • 「よみの国の亡者たち」~若者の間で安否確認アプリの利用が広まる③

    この国では《気持ち》は主張するものでなく《読む》ものだ。 他人に迷惑をかけてはいけない社会で、 心の読み方を身につけていないと、 人は生き生きと生きていけない、という話。(写真:フォトAC) 【《気持ち》は主張するものでなく《読む》もの】 3月号の月刊「文芸春秋」の巻頭随筆で作家・数学者の藤原正彦が、あるジャーナリストの書いたものの中にこんな話があったと紹介していました。「アメリカでは人物評価において次のことが重視される。(一)瞬発力がある(二)論理的に話せる(三)ユニークさがある(四)ネアカでユーモアセンスがある、の四つである」。 三年間アメリカに住んだ経験のある藤原も「そんなものと思う」と…

  • 「心底、独りぼっちな人々」~若者の間で安否確認アプリの利用が広まる②

    心底独りぼっちの人たちがいる。 現実社会で人間関係が薄く、 バーチャルの世界でも深く関わらない。 だからいつも安否確認のボタンを押すという話。(写真:フォトAC) 【心底から独りぼっちな人々】 昨日お話しした安否確認アプリ。60歳前後の人を対象に開設されたのに、20代・30代の現役世代も多く、利用者はすでに1000人を越えたと言います。その運営を行っているNPOが実施したアンケ―トには、辛い状況になっても人に迷惑をかけたくない人々の声が多く寄せられているようです。「都心でひとり暮らし、近所づきあいもありません。友人もSNSで繋がっているので、個別の連絡はあまりとりません。人間関係は希薄です。私…

  • 「アバターに繋がる人、アバターを切り離す人」~若者の間で安否確認アプリの利用が広まる①

    バーチャル世界を現実の延長と捉える人、 バーチャル世界を切り離す人、 ともに仮想空間の住人でありながら、 現実世界との距離が全く違う、という話。(写真:フォトAC) 【取っ掛かり】 一昨日、月曜日に考えたことは、 「これからの時代、仕事にしても、食事などの基本的な生活にしても、生身の人間にほとんど触れず、外出することもなく過ごすことができるようになる。人間関係もネットを通したものに限ってしまえば、価値観を同じくして気持ちの合う連中とだけ付き合っていけばいい。昔と違って友だちは日本中、いや世界中から探せばいいのだから、親友を見つけるのも難しくないだろう。ゲームをともに戦う仲間も頼りになる」という…

  • 「こころの居場所は世界中にあるが、ここにはない」~新しい人間の生き方

    かつて昭和の御世、人々の生活は自宅から50m以内にあった。 平成になると、人々の居場所は自動車で行った先になった。 やがてネットを通して、遠くの人と繋がりを持つようになり、 将来、ネットのこちら側に私以外の人はいなくなる、という話。(写真:フォトAC) 【50m四方だけが“世界”】 私の生まれ育った家は地方の中核都市の外れ、少し大きめの河川の堤防を降りたところにありました。坂を下ると袋小路になっていて、そこに19戸ほどの市営住宅があったのです。そのうちのひとつが私の家です。 二棟続きの平屋住宅が7棟、戸建ての平屋が5棟、いずれも今でいう2Kトイレ付風呂ナシの質素なもので、棟続き・戸建の別がある…

  • 「教員の学力低下が深刻で・・・」~新規採用者の出身学部の4割が偏差値50未満という衝撃

    キース・アウトを更新しました。 kieth-out.hatenablog.jp

  • 「やがて現実に繋がる“居場所”としてのゲーム」~新しい時代が来るのかもしれない⑤

    “ゲーム”は今や障害の垣根も乗り越えようとしている。 現実世界では見えない人間性を浮き彫りにし、 やがて現実に繋がる居場所となるかもしれない。 山ほどに問題はあるかもしれないが、という話。(写真:フォトAC) 【全盲のゲームプレーヤー】 NHKスペシャル「ゲーム×人類」(NHK総合1月25日(土)~26日(日))の第2夜は「変貌する人間と社会」というサブタイトルで、ゲームの持つ陰陽両面の可能性が紹介されました。 最初に映し出されたのは、オランダの全盲のゲームプレーヤーが、格闘ゲーム「ストリートファイター」の世界大会で勝利する場面でした。見えないことをアピールするためにわざわざ目隠しして参加した…

  • 「デジタルゲーム:『30億人の熱狂と未来』」~新しい時代が来るのかもしれない④

    今やゲーム市場は30億人、29兆5千億円にも上る。 エンタメとしては映画・音楽を上回る巨大市場で、 人々はそこへ一攫千金を夢見て群がる。 それこそ年寄りには意識が全くついていけない世界だという話。(写真:フォトAC) 【デジタルゲーム:「30億人の熱狂と未来」】 NHK総合テレビは先月(2025年1月)、25日(土)・26日(日)の2夜連続で、NHKスペシャル「ゲーム×人類」を放送しました。1日目のPARTⅠは「30億人の熱狂と未来」というサブタイトルでゲーム業界の現在を、二日目のPARTIIでは「変貌する人間と社会」というサブタイトルでゲームの持つ陰陽両面の可能性が紹介されました。 PART…

  • 「小学生に英語を教えたら英語のできない子と英語嫌いが増えた話」~小学校英語の現在地点

    キース・アウトを更新しました。 kieth-out.hatenablog.jp

  • 「アメリカ人は今もアメリカン・コーヒーを飲んでいるのか」~新しい時代が来るのかもしれない③

    フランス人は人の目を気にしない、 イタリア人は景観を大切にする、 アメリカ人は薄味のコーヒーしか飲まない。 どれもこれも薄っぺらな思い込みかもしれない、という話。(写真:フォトAC) 【懐疑主義とステレオタイプ】 物事の存在や価値などを信じず、世の中のすべての事象は不確かで断定的に語ることはできないという立場・考え方を懐疑主義といいます。しかし自分の周辺にすべてに疑いを持ち続けていたら(いま手にしている鍋は本当に存在しているのだろうか?)とてもではありませんが生きていけませんから、私たちは多くのものごとを「これはこういうものだ」と極めつけて生きています。 こうした極めつけは基本的には妥当なもの…

  • 「欧米人は他人の目を意識しないのだろうか?」~新しい時代が来るのかもしれない②

    日本では、常に同質性が求められ、出る杭は打たれる。 欧米人は個を大切にし、同調を好まず、 他人の目を意識して何かをするということはない、 って、それ、思い込みじゃないか?という話。(写真:フォトAC) 【フランス人にひとり飯はない】 最近、フランス人は「ひとり飯をしない」というちょっと驚くべきネット記事を目にしました*1。書いたのは翻訳家・ライターの小山のぶよという人(男性)。自称「居座り系旅人」だそうで、カナダ、フランス、ポルトガルで海外生活を送ったのち日本へ向けてユーラシア大陸移動。現在はジョージアに4年間滞在中という、国際風来坊のような人です。そういう生き方、羨ましいですね。 さて、話は…

  • 「昔懐かしい同調圧力の話」~新しい時代が来るのかもしれない①

    最近また「同調圧力」という言葉を聞くようになった。 日本人は同調圧力に弱く、自分で考えようとしないという。 ホントウか? 我々はそこまで愚かな民族なのか?という話。(写真:フォトAC) 【同調圧力の話】 「同調圧力」という言葉は、コロナ禍の最中に広がりを見せてきたと記憶しています。 2020年の夏ごろ、政府が飲食店や遊技場に営業自粛を求めたところ、多くは従ったものの一部が強行。それを市民が行政に密告、1200件にも及ぶ抗議に耐えかねた大阪府は府内で営業を続けているパチンコ店の名前を公表、営業自粛をさらに推し進めるよう圧力をかけたのです。すると大阪府内のパチンコ店に通えなくなったファンの一部は和…

  • 「教頭を追い詰める校長は、自身が病気だったのかもしれない」~埼玉県でのできごと

    キース・アウトを更新しました。 kieth-out.hatenablog.jp

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