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カイト・カフェ https://kite-cafe.hatenablog.com/

教育を中心に日々の関心事を書いています。基本的に週日更新。学校に合わせて長期休業も取っています。

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2017/12/16

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  • 「根性の曲がった教師や役人はこう考える」~国の政策をどのように変えさせるか、本気で考えてみた②

    文科省も自治体教委も学校も、無理難題を跳ね返す力を失ってしまった。 いくところまで行って、そこで状況を見て考えるしかないと思っている。 だってそうでしょ? 学校なんて信用ならない、学校で子どもは殺されてしまうと、 みんな思っていたもの。 という話。(写真:フォトAC) 【私を含む、根性の曲がった人々はこう考える】 私は平和主義者ですから滅多に人と対立することがありません。相当に厄介な校長や教頭の下で働いても一向に逆らうふうがなかったので、同僚からは校長派あるいは教頭派とみられることもありましたが、逆らうのが面倒なのでそうしていただけで本音は「どうでもよかった」のです。 ただし言われたことに素直…

  • 「次々と繰り出されるアホな文教政策、それでもやるっきゃない」~国の政策をどのように変えさせるか、本気で考えてみた①

    昨日話題となった二つの教育に関するニュース。 何が何でも学校は時短をせよと文科省が言ったこと。 またまた教員免許取得のハードルを下げること。 文科省はバカかといった話だが、きっとバカを承知でやってるんだよ。 という話。(写真:フォトAC) 【きのう話題になった二つの象徴的な記事】 昨日、教育に関するちょっとしたニュースがふたつあって、ネットの一部を騒がせました。ひとつは、 www.kyobun.co.jp もうひとつは、 www.yomiuri.co.jpです。 前者は、「働き方改革に対する自治体や学校による取り組みの差があることから、文科省は2月3日、2020年に給特法に基づく指針で示した『…

  • 「通販の返品手続きは驚くほど簡単で、しかもオマケ話つきだった」~母がテレビコマーシャルで不要な薬を買ってしまって

    95歳の母がテレビを見て頻尿・夜尿の薬を買ってしまった。 利尿剤を飲んでいる身なのに。 さっそく返品手続きをしたのだが、その過程で思わぬ提案があったのだ。 「次回、同じ電話から注文があったら受け付けないこともできますが――」 という話。(写真:フォトAC) 【母が通販で不要な薬を買ってしまった】 先週書いたようにウサギのミースケの老衰がひどくて心配していたら、今度は今年96歳になる母の様子も何となく変で、食事を食べたり食べなかったり、目の前にある食べ物を見落として別の食事を用意したりと、心配なことが増えてきました。 先週は金曜日に家を訊ねたら、こたつの上に未開封の見慣れない薬があって、すぐ横に…

  • 「ウサギのミースケはトイレの場所も忘れてしまった」~死にゆく小さな者の記録①

    11歳になった我が家の飼いウサギのミースケ、 老衰が急速に進んでいる。 もはやトイレの位置も分からなくなり、 自由に部屋を歩き回ることもできないのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【三羽のウサギ】 ミースケ(本名:ミルク)という名の我が家のウサギについてお話しします。オスのミニウサギで、今年1月の当ブログ最初の記事で、「11歳の高齢で今も生き残り、いかにもペットらしい落ち着いた様子で家の中で暮らしています」と紹介したあの子です。 kite-cafe.hatenablog.com 11年前の秋、ペットショップがクリスマスプレゼント用に繁殖させたのが売れ残ってしまい、妹ウサギとともに半年間も店…

  • 「かつてテレビは学校の主敵だった」~テレビ放送70年目の誕生日に②

    テレビの変遷はハードの進化だけではなかった。 かつてテレビは学校の主なる敵だった。 そこで扱われる軽文化が、学校教育と相いれなかったからだ。 しかし学校とテレビの戦いは、意外な形で終わってしまったのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【かつてテレビは学校の主なる敵だった】 コンピュータゲームが出てくるまで、学校教育の主敵はテレビでした。現在でもそうですがテレビは子どもの学習時間を大量に奪いますし、ドリフの「8時だョ!全員集合」に代表されるテレビの文化は学校の価値と相いれない、というか真っ向から対立する不倶戴天の関係にあると認識されたからです。 いまの価値観だとむしろ鮮やかに見えてくるのですが…

  • 「テレビの登場と進化の話」~テレビ放送70年目の誕生日に①

    今日、2月1日は70回目のテレビの誕生日。 1953年のこの日、NHKが初めて本放送を始めた。 それから70年、テレビに色がつき、やがて薄型化していく。 それにしても時間がかかったものだ。 という話。(写真:フォトAC) 【今日はテレビの誕生日】 今日、2月1日は70回目のテレビの誕生日です。1953年のこの日、NHKテレビの本放送が始まりました。記念すべき第一回放送は記念式典と舞台劇などが放送されたそうです。 そのころの一日の放送時間はわずか2時間、受信契約世帯もたったの886軒だけだったと言われます。しかしそれもそのはずで、直前の1月に発売された初の国産テレビ受像機(シャープ電機製)の値段…

  • 「検査を受ける能力の低下」~人間ドックにいてきました2023

    人間ドックに行って、ひとこと言われてきた。再検査もある。 しかし今回いちばん動揺したのは、 人には検査をきちんと受けるための能力というもがあり、 それがずいぶん衰えてきたということだ。 という話。(写真:フォトAC) 【人間ドックに行ってきた】 古い知り合いが病気で亡くなった話をした翌日に人間ドックに行ってきた話をするは、結果が良かったにしろ悪かったにしろ、あまりいい方向に進まないような気がして腰が引けます。しかし今日書かないと“今日のこと”が残せなくなることもあるので記しておきましょう。この先、状況が変わるということもありますので。 さて結論から言いますと、即日のデータから判断できる状況は昨…

  • 「四十九日を過ぎて線香を贈る」~12月に亡くなったかつての同僚のこと

    12月に亡くなった元同僚の家に線香を贈った。 葬儀の際は慌ただしくて何もできなかったからだ。 夫人からはすぐに電話が来て、しばらく話すことができた。 楽しかった昔も甦ってきた。 という話。(写真:フォトAC) 【四十九日を過ぎて線香を贈る】 昨年12月の初めに、新聞で昔の若い同僚の死を知ったというお話をしました。 kite-cafe.hatenablog.com お悔やみ欄に発見した翌日が葬儀だったの慌てて弔電を打ち、一緒に働いていた当時の学年主任に連絡して、あとはどこも連絡しようがない――と思っていたところにフェイスブックのダイレクトメールで昔の教え子から連絡が入り、なんとそれがまったく関係…

  • 「ただ見せびらかすところから始まる窮地」~誉められたい、感謝されたい、すごいと言われたい⑤

    昔の同僚が騙されて多額の資金を渡してしまった事件、 打つ手がなくなって警察を煩わせることになった。 加害者の破滅も近い。ただ振り返ってみれば、 始まりは単に“すごい”と言われたいための小さなウソだったのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【まるで先に進まない話】 乗り掛かった舟から降り損ねてこの4年、エリナ女史の事件に、陰に陽に関わって今日まできました。いや、当事者ではありませんから「陰に陽に」ではなく「陰に陰に」という感じで、かなりもどかし日々でした。隔靴掻痒(かっかそうよう)とはこのことだと思いました。 最初の半年間はそれでも辛抱強く催促させてみました。しかしエリナ女史は「N女もまた被害…

  • 「詐欺師に金を奪われるためのさまざまな条件」~誉められたい、感謝されたい、すごいと言われたい④

    多くの詐欺事件が巧みな儲け話ではなく、アホな話題の下に行われる。 それでも引っかかるのは、引っかかるだけの条件がこちらにあるからだ。 欲だけの問題ではない。欲がないから騙されることもある。 私の知り合いの場合がまさにそれだった。 という話。(写真:フォトAC) 【普通に聞けばありえない額の利子】 電話をもらった日の週末、私はエリナ女史をレストランに呼び出して話を聞きました。話の中身は絵にかいたような、いや絵にさえ描けないような詐欺事案です。「500万円を預ければ3年据え置きで1割の利子をつけて返す」「一口100万円。1年据え置きで利子1割という『枠』が出た。1口だけ」「毎月1割の複利。ただし上…

  • 「私の目の前で起きていた詐欺事件」~誉められたい、感謝されたい、すごいと言われたい③

    古い同僚が大きな詐欺に遭った。 しかも被害者と加害者を引き合わせたのは私なのだ。 事件の解決を目指して働く中で、 私はさまざまなことを学び、そして気づいていく。 という話。(写真:フォトAC) 【発端】 4年前の6月、年賀状のやり取りだけで十数年も付き合いのなかった古い同僚から電話がありました。定年間近の独身の女性教諭で、エリナ女史とでも名付けておきましょう。私が初めて管理職として勤めた学校で3年生の学級担任をしていた人で、思い出はないわけではありませんが特にこれといった印象も残さず、私の前を通り過ぎていった人です。いまさら特別な話があるとは思えません。 電話口で首を傾げながら探る気持ちで話を…

  • 「私の人生には課題が必要だ」~誉められたい、感謝されたい、すごいと言われたい②

    レーゾンデトールという言葉があった。 人はその「存在理由」がないと生きていけないという。 しかしどうだろう。 ただ生きて、そして死んでいくだけではいけないのだろうか? という話。(写真:フォトAC) 【私にはテーマが必要だ】 昨年の暮れ、元教え子の女の子二人と夕食をともにしました。女の子と言っても私にとってはそうだというだけで、二人とも40歳代半ばですから世間的にはもう立派なおばさんです。 ひとりは結婚して二人の子の子育てに忙しい美容師で、もう一人は外資系の企業に勤める外見的にはいちおうキャリアウーマンという感じの子です。 前者の子と会うのは5年ぶり。しかしSNS上でもやり取りがあるのでさして…

  • 「原初、私は天才だった」~誉められたい、感謝されたい、すごいと言われたい①

    若いころの私は有名になることばかりを考えていた。 自分はそれができる天才だと思い、努力もしなかった。 やがて等身大の自分を目の前に突きつけられ、 普通人としての人生が始まった。そして失ったものがある。 という話。(写真:フォトAC) 【40年前、私は天才だった】 子どものころ、私は自分のことを天才だと思っていました。ただ、天から与えられているはずの才能がどういう方面のものなのか、それが分からず苦しんでいました。ありていに言えば自分は「ひとかどの者」であるはずだが、何者かは分からないといった状態だったのです。 何の根拠もないのに異常な自信を持った青年――そんなものはありふれていて、おそらく昨夜も…

  • 「いざというときに助けてもらうための先行投資」~これからの夫婦、正月をどちらの実家で過ごすのか?③

    盆にも暮れにも双方の実家へ揃って行かないとして、 生涯、助けることも助けてもらうこともない人生を歩んでいけるのか、 援助しもらわなくてけっこう、面倒も見ない、遺産もいらない――。 そんなこと言わず、アルバイト気分で二日ほどがんばればいいだけじゃない? という話。(写真:フォトAC) 【盆は祖霊と暮は人間と】 昨日までに、「家族というのは最も強固なセーフティー・ネットであり、盆暮れに実家に帰るのは関係の確認ないしは関係更新のためだ」というお話をしました。 もちろん盆と暮れは少し意味合いが違うのであって、もともとは年2回の確認・更新だったのが、仏教伝来以降、盆は死者である先祖との交信・交歓のため、…

  • 「『なんで盆暮れに夫の実家に行かにゃならんのだ』という問いかけ」~これからの夫婦、正月をどちらの実家で過ごすのか?②

    若い夫婦にとって互いの実家を訪うことは気の重いことである。 因習を捨て、独立した家族として生きようとすれば、 そこには“双方の実家に行かない”という選択肢も生まれてくる、 ――そうだろうか? という話。(写真:フォトAC) 【「なんで盆暮れに夫の実家に行かにゃならんのだ」という問い】 昨日取り上げたサライの記事、2023.01.07「【義家族との間】「兄嫁から身内になったのだから帰省は当然と言われた」気を遣い合ってまで帰省する必要はある?~その1~」は、特に優れているわけでも逆に平均的なわけでもありません。たまたま目についたから拾ったもので、「なんで盆暮れに夫の実家に行かにゃならんのだ」といっ…

  • 「正月に息子夫婦が来なかったことに、何か意味があるのかと不安になった話」~これからの夫婦、正月をどちらの実家で過ごすのか?①

    ちょうどいい人生の終わり方というものも追求しきれない。 将来に不安があったとしても、打ち切るわけにはいかないからだ。 なぜそんなことを考えたのかというと、 具体的に家族関係が変化してきて、私は急に心配になってきたのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【わが人生のハッピーエンドのかたち】 西洋のおとぎ話は結婚してハッピーエンドで、日本のおとぎ話は金持ちになってハッピーエンドだ、と聞いたことがあります。白雪姫・シンデレラ・眠れる森の美女、桃太郎・花咲か・舌切り雀、なるほど。 もっとも世の中には結婚による不幸というのがけっこうあるのに対して、とつぜん金持ちになった不幸という話はあまり聞きません。し…

  • 「最後に頼れるのは、古い年賀状と古い人間関係だけ」~大黒さんは何処(いずこ)②

    かつての同僚である大黒(だいこく)さんからの連絡が途絶えた。 そろそろ一緒に人生を振り返る時期だと思っていたのに。 かくして私の七福神探索が始まったが、 糸口はあんがい近くにあった。 という話。(写真:フォトAC) 【去年の年賀状を頼りにする(残しておいてよかった!)】 40年近くずっとやり取りがあって、それも通り一遍ではない人からの年賀状が、今年に限って来なくて不安になったという話をしました。 忘れられたということならいいのですが、身長に対して体重が多いと言うか、ひとことで言えばかなりの肥満体形なので心配です。年齢を考えれば一般的な意味での万が一のことも万が一ではありません。 幸い昨年の年賀…

  • 「来るはずの年賀状が来なくて怯える」~大黒さんは何処(いずこ)に①

    年賀状を“虚礼”という人は実のないものしか書いてこなかった人だ。 賀状にはさまざまな意味があって大切にしている人もいる。 そしてひとたび途絶えると、 それがとてもたいへんな場合だってある。 という話。(写真:フォトAC) 【年賀状を虚礼というのは無礼だろう】 昨年末、従兄から「お互いに年賀状は止めるということで宜しく」といった感じのショートメールをもらって腹が立ったというお話をしました。私のことまで勝手に決めるなという意味です。 なるほど改めて見れば従兄の年賀状には添え書きのひとつもなく、出す方ももらう方も退屈な通り一遍のものでした。私のものは違います。ひとりひとり心を込めて添え書きもしていま…

  • 「この親子関係、なくてもあまり困らない」~冬休み中に思ったこと感じたこと④

    初めての“子どもが帰省しない正月” そこではっきりと気がついた。 もうあの子たちに私は必要ない、 ずっと前からそうだった――と。という話。(写真:フォトAC) 【子の不在】 今年の年越しは95歳の母と私たち夫婦の3人だけでした。1年前、2022年の正月は長女シーナの家族4人と、まだ独身だった長男のアキュラもいたので、総勢8人の賑やかなものでした。ところが今年、シーナは家族とともに夫の実家に行き、結婚したばかりのアキュラも夫婦水入らずで過ごしたいとかで帰省しなかったので、そんな寂しい正月になったのです。シーナの方はだいぶ前から一年おきと決まっていたのでどうということはないのですが、アキュラのいな…

  • 「コリジョンコース:見えるはずの車が、見えないまま衝突してしまう」~冬休み中に思ったこと感じたこと③

    年初めに福島県で大きな交通事故があった。 私がかつて経験したものと同じ型の事故だ。 見晴らしがよく、どう考えても起こりそうにない場所での事故、 ――広大な場所では車が消えてしまうのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【見ようとすれば見えるはずの車が、見えないまま衝突してしまう】 1月2日の夜、福島県の郡山市で大きな交通事故がありました。乗用車と軽乗用車が交差点の出会いがしらに衝突して軽乗用車が炎上、乗っていた一家四人が全員亡くなったのです。 出会い頭というと“互いに見えないところから顔を出し合って”という印象ですが、今回の事故はそうではありません。きわめて見通しの良い田舎道の十字路で、互いに…

  • 「中国ゼロコロナ政策の見直し:本当に何もしなくなるとは・・・」~冬休み中に思ったこと感じたこと②

    中国のゼロコロナ政策の見直し、 政府はたいへんなことになると思っていたが、そうでもなかったようだ。 なにしろ何もしないのだから。 それがこの国の恐ろしくもすごいところ。 という話。(写真:フォトAC) 【中国という乱暴な国】 大学での専攻が中国近代史でしたので好き嫌いとは無関係に今も興味はあるのですが、中国というこの国、ロシアやベラルーシといった他の独裁主義国(または権威主義国)と同様に、とにかくやることが乱暴というかスマートではありません。 これがトランプ以前のアメリカあたりだと、かなり繊細で丁寧で、もちろんやろうとしていることは中国・ロシアと同じでも、世論を慮って時間をかけ、なんとか体裁を…

  • 「新型コロナ:3年間で今が一番ヤバいんじゃね?」~冬休み中に思ったこと感じたこと①

    行動規制のない2年ぶりの年末年始、 人々は浮かれ、政府もマスコミも後押しをする。 しかしちょっと待て、3年間で今が一番ヤバいんじゃね? 私たち高齢者は震えているんだけど・・・。 という話。(写真:フォトAC) 【オイ、オイ、待ってくれ】 それでもそこそこ長い年末年始休業が終わって、今日から3学期(2学期制の学校では後半)が始まるという学校も少なくないでしょう。私も先週金曜日のウォーミングアップを終えて、今日からまた継続的にこのブログを書いて行こうと思っています。 この2週間あまり、公私に渡ってさまざまに考えることがあったのですが、ずうっと気になっていたのは新型コロナのことです。とてつもなく大き…

  • 「ウサギを飼う前に」~これからウサギを飼おうとする人に覚悟してもらいたいこと

    ウサギ年だからウサギでも飼ってみようと思う人、 ウサギを見て心奪われ、明日にも買いに行こうと思っている人、 ウサギは飼いやすい生き物だが、 ペットショップに行く前に、ちょっと立ち止まってくれ。 という話。(写真:SuperT) 【ウサギという生き物】 今年はウサギ年だということでテレビやネットにウサギの登場場面が多くなり、その愛くるしい様子に“ウサギでも飼ってみようか”と思われる方もおられるかもしれません。 ウサギは大声で吠えることもなく、人に噛みついたりひっかいたりすることも稀で、また種類にもよりますが、毛並みを整えたり服を着せたりといった手間もない生き物です。年がら年中からだのあちこちを舐…

  • 「今年の年賀状」~2023年

    2023年は、こんな年賀状を出しました。

  • 「2023年」~新年のご挨拶

    あけまして おめでとうございます本年もよろしくお願いいたします。

  • 「学校はいいところだ(皆さま、よいお年を)」~悪い方向からしか見てもらえないけど

    まだ暗い朝の町を、もうとっぷり暮れた夕暮れの街を、 子どもたちは静かの登下校している。 大変だね。しかし楽しい毎日なら何の苦にもならないよね。 そう言っていい子どもたちの方が、実は圧倒的に多いのだけどね。という話。 (写真:フォトAC) 【学校はいいところだ】 昨日は冬至。一年で一番夜が長く、昼の短い日でした。その短い昼の始まる直前、午前7時前のうす暗い中を、中学生が登校していきます。同じ日の夕方、午後7時近くの暗闇の中を、同じ中学校の生徒が家路をたどっていきます。部活のほとんどない時期だと思うのですが、なぜこんなに早くから遅くまで、子どもたちは学校にいなくてはならないのでしょう? かつて自分…

  • 「教員のアカデミズムの終焉」~昔の教師は教養人の端くれでありたがった②

    昭和の教師たちには自ら作り上げたさまざまな研修機会があった。 読み合わせ、職員文集、同好会、忘年会の寸劇・・・。 しかしそれも平成の声を聞くと瞬く間に消えていってしまった。 仕事に仕事が被さり何もできなくなったのだ。これでいいのか? という話。(写真:フォトAC) 【教員のアカデミズム】 昭和30年代くらいまで、教職はエリートの就く仕事で、それだけに文化的志向は強く教養のレベルも高かった、昭和最晩年であってもその遺風は残っていた、というお話をしました。代表的なひとつが忘年会の出し物として提供された寸劇です。もしかしたら明治時代から連綿と続き、戦後は三島由紀夫や五木寛之も出演したという「文士劇」…

  • 「教師の素人芝居が理解できた時代」~昔の教師は教養人の端くれでありたがった①

    いよいよ冬休みまであと三日だが、 大昔、この時期になると妙に忙しい教員集団がいた。 忘年会の出し物の練習をしていたのだ。 それほど余裕があったとも、文化的渇望が強かったとも言えるのだが。 という話。(写真:フォトAC) 【東京都練馬区の冬休みの謎は深い】 いよいよ日本中の小中学校の大部分が今週いっぱいで授業終了。24日の土曜日から冬休みに入ります。 ちなみに24日・25日は土日ですから冬休みでなくても休日。また長期休業最終日の1月9日(月)はハッピーマンデー制度による成人の日でそこまで3連休です。この前後の5日間の休日を“冬休み”と考えるかどうかは自治体によって違っているようなのです。 例えば…

  • 「年賀状じまいの作法」~ショートメールで連絡が来て腹が立った話

    お互いに年賀状はやめしょうという話がショートメールできた。 いきなりのぶっきら棒なやり方に腹が立った。 ことを進めるには手順があるじゃないか――。 そこで私は考えた。 という話。(写真:フォトAC) 【年賀状じまいの通知がショートメールで来た】 突然ショートメールにこんなメッセージが届きました。「ご無沙汰しています。元気ですか。今年からお互いの年賀状のやりとりは、やらないということで、よろしくお願いします」 送り主は4歳年上の従兄で、かつての同業者、教員。しかしここ十数年は親戚の葬儀でしか会わない人です。子どものころはかなり仲がよく、というよりはジャイアンとスネ夫みたいな関係で、もうひとりのジ…

  • 「萩生田政調会長!給食のことは放っておいてください」~黙食は何が何でもやめさせなければならない重要案件なのだろうか

    6人の小中学生が自民党の萩生田政調会長を訪ねて、 給食の黙食をやめてほしい気持ちを伝えたという。 しかし黙食は喫緊・最大の教育課題なのだろうか? そもそも黙食ってそんなに悪いことなのか? という話。(写真:フォトAC) 【小中学生、陳情に走る】 先週金曜日のNHK「NEWS WEB」に「“おしゃべりしながら給食を” 小中学生が要望」という記事がありました。 内容はタイトルそのもの、それ以上でも以下でもありませんが、ほんとうに字面通り「みんなとおしゃべりをしながら給食を食べたい」と、たったそれだけのことを訴えるために、神奈川県と群馬県から6人もの小中学生が自民党本部を訪問し、萩生田政調会長も時間…

  • 「保育士や教師は、自分たちの子をそんなふうに育ててはいない」~子どもの心にどんな小さな傷も与えてはいけない③

    人権を守ることへの厳しすぎるほどの姿勢は欧米に由来する。 しかしその欧米は、決して弱者に甘い国々ではない。 その欧米の厳しい基準をもって日本に被せれば、 日本の子どもは大人社会を生きていけない。 という話。(写真:フォトAC) 【高い人権意識はどこからくるのか】 静岡県裾野市の私立保育園において園児虐待を通報した内部告発者の高い人権意識、それを支える人権思想はどこから来たものか――。これは基本的に英仏を中心とするヨーロッパで生まれ、合衆国で育ったものだと私は考えています。虐待かどうかの基準は合衆国にあるのです。 アメリカを参考に子どもの人権や安全安心を考えようとする動きは、例えば昨年から今年に…

  • 「だれも気づかなかった虐待を“正義の人”が見ていた」~子どもの心にどんな小さな傷も与えてはいけない②

    静岡県裾野市の私立さくら保育園児童虐待事件。 報道された内容がどうしても映像として浮かんでこない。 しかしほぼ確実なのは、それを冷徹な”正義の人“が見ていたということだ。 そしてやがて裾野に、全国の正義の目が集まってくる――。 という話。(写真:SuperT) 【何が起こっていたのか】 静岡県裾野市の私立保育園園児虐待事件、これに限らず報道が一斉に動く場合、しばしばマスコミ記事は細かな点で信用ならないことがあります。各社こぞって記事にするといっても一日や二日で集まる情報は似たり寄ったりで、後追い記事はうっかりすると他社の書き写しみたいになってしまいますから多少色付けをするわけです。その色付け部…

  • 「私立さくら保育園、児童虐待の16の大罪」~子どもの心にどんな小さな傷も与えてはいけない①

    静岡県裾野市の私立保育園で、保育士による大きな虐待事件があった。 ところが私にはその重大さが理解できないのだ。 事例のほとんどは、私が自らの子にしてきたことと同じだ。 現代の保育・教育の場には、昭和の常識がまったく通らない部分がある。 という話。(写真:フォトAC) 【さくら保育園、児童虐待の16の大罪】 静岡県裾野市の私立保育園で起きた園児虐待事件、新たな証言も出なくなり、容疑者3人が逮捕されて報道もひと段落したみたいです。 事件そのものは裾野市の私立さくら保育園において、6月から8月にかけて三人の保育士が1歳児クラスで虐待を重ねていたというもので、11月29日付静岡新聞朝刊に記事が載ると翌…

  • 「第三次世界大戦は始まっているのかもしれない」~軍事オタクとしての金正恩も参加してくる

    清水寺の今年の漢字が「戦」になった。 言われずとも確かに、今年一年はウクライナの戦争報道に明け暮れた。 陰に陽に参戦する国々は第一次世界大戦に匹敵する。 もしかしたらもう第三次世界大戦は始まっているのかもしれない。 という話。(写真:SuperT) 【第三次世界大戦は始まっているのかもしれない】 毎年恒例の京都清水寺の「今年の漢字」が「戦」だそうで、昨日発表がありました。むべなるかなという感じです。今年2月末に始まったウクライナ戦争は当初の見通しを大きく外し12月の現在も続いています。来年の末になっても終わらないという専門家もいます。 構図としてはロシア対ウクライナで始まった戦争が、今や西側連…

  • 「さて、そろそろ年賀状の準備をしなくちゃ」~私はこんな賀状をつくってきた

    12月も中旬に差しかかって、そろそろ年賀状を用意をしなくてはいけない。 昔はこれも楽しみだった。 しかしコロナ禍も3年。なかなか人に話せるような楽しいこともない。 今年はどうしようか。 という話。(写真:フォトAC) 【そろそろ年賀状の準備をしなくちゃ】 12月もそろそろ中旬。大昔に比べると年末ぎりぎりの年賀状も意外と元旦に届くようにり、あまり慌てることもないのですが、何しろ冬の農閑期、多少の時間はあるのでそろそろ手をつけようかと思っています。 そうは言っても一種類だけ作るのではなく、一年間の家族の様子を知らせる「親戚・家族・お世話になった人向け」、少しくだけた私自身の「友人・元同僚向け」と二…

  • 「真っ昼間、キツネに遭った」~キツネを巡るetc(エトセトラ)

    夜行性のはずのキツネに、真っ昼間、遭った。 こちらに気づくといったん止まり、カメラ目線でじっとしている。 撮影が終わると、退散。 そんなキツネについてちょっと調べてみたくなった。 という話。(写真:SuperT) 【真っ昼間、キツネに遭った】 買い物の必要があって昼前に畑道を通り、近くのホームセンターに向かいました。その途中で前方30mほどのところをキツネが横切って行きます。その直後、キツネはほぼ直角に曲がって私の右前方を同じ方向に走り始めます。やがて道路が交差するところで私がスピードを緩めると、キツネは後方も注意していたかのように停まり、振り返ります。私も止まります。そして窓を開け、スマホを…

  • 「しかしいまも“良い子”を育てたい」~結局、最後は人柄なのだから

    最後は人柄というが、その前にたくさんの選別があるじゃないか。 人柄よりも容姿や財力の方が重要な世界だってあるじゃないか。 しかし親や教師が子どもに与えられるものは少ない。 だから私は、いまも”良い子“を育てたい。 という話。(写真:フォトAC) 【輪切りの中の人間関係】 高校入試の成績が360人中12番でした。 半世紀も前の栄光を語るのは、以後いかに自慢することがなかったかを証明するようなものですが、話したいのは次のことです。 それから半年後、2学期の中間試験の成績が265番で、担任は生徒それぞれにB5サイズの順位グラフを作って渡していたのを、私の分だけグラフ模造紙(B版全紙)を細く切ってそこ…

  • 「8強を目指している間、8強は不確実なまま」~結局は、過剰学習か繰り返し学習が決め手

    サッカー日本代表は残念だった。 いつか決勝を目指すようになり、“8強は当然”となる日が来ればいい。 それと同じで、学習もひとつふたつ上を目指してこそ目標が確実になる。 今の自分のひとつふたつ上でいいのだから。 という話。(写真:フォトAC) 【8強を目指している間、8強は不確実】 ワールドカップ・サッカー、対クロアチア戦、残念でした。録画放送で見ましたが、勝っても不思議のない試合であるとともに、負けても文句の言えない試合だったように思いました。要するに互角だったということです。ただし「8強を目指す」というのはやはりこういうことだな、という思いもあります。 かつてスーパー・コンピュータについて「…

  • 「何のために生きるのか」~ある哲学者の寓話を思い出して

    俳優でタレントの渡辺徹さんが亡くなった。 61歳、これもまた若すぎる死だ。 しかし考え直してみよう、 これもまた新しい人生の始まりなのかもしれないのだ。 という話。(写真:フォトAC) 【若すぎるもう一人の死】 俳優でタレントの渡辺徹さんが亡くなり、昨日(12月5日)、妻の榊原郁恵さんと息子の裕太くんの記者会見が行われたそうです。二人とも涙を見せず、気丈な対応をされたようです。 61歳。昨日お話しした私の元同僚とほぼ同じ年齢ですが、私の同僚が長く病んだのに対して、渡辺さんは今回に限って、むしろ呆気ないほどの亡くなり方でした。20日に腹痛を訴えて入院し、その際に郁恵さんと言葉を交わしたのを最後に…

  • 「人はいくつまで生きるべきなのだろう」~亡くなった年下の元同僚の無念を想う

    年下の元同僚の訃報を新聞で知った。 若すぎるほど若いという年齢でもないが、十分に生きたとも言えない。 人はどれほど生きたら一応の満足を得られるのだろう。 それにしても定年前はダメだ。 という話。(写真:フォトAC) 【年下の元同僚が亡くなった】 紙の新聞というものをほとんど読まなくなってずいぶんになります。速報はネットニュースでかなり見て、詳しい内容や解説はテレビで見てしまいますので、朝刊が届くころにはたいていのことは分かってしまうからです。それでも朝は1面からざっと目を通し、めぼしい記事があったら拾い読みし、地方版については少し丁寧に見出しを確認して、最後に1ページだけ、かなりゆっくりと内容…

  • 「コロナウイルスに初心な中国はこれから大変なことになる」~(付)江沢民(こうたくみん)が死んだ。倖田來未じゃなくて

    国民の大規模なデモによって、中国政府はゼロコロナ政策を見直すらしい。 しかし緩和は、この国に莫大な災厄をもたらすかもしれない。 しかも国民は、デモによって政治が変わることを覚えてしまったのだ。 そんな時期に、江沢民元総書記の死亡も伝えられた。 という話。(写真:フォトAC) 【中国はゼロコロナを見直すのか】 相次ぐゼロコロナ反対のデモに押されて、ようやく中国政府もこれまでの政策を改め、地方では都市丸ごと、あるいは1区画丸ごとの封鎖ではなく、感染者の出た建物一棟程度の封鎖で収めるように変化してきたみたいです。 一時期、中国国民を歓喜させたゼロコロナ政策が、これほどの重荷になるとは誰も思っていなか…

  • 「私は他人に合わせることを主体的に選んでいる」~日本人は同調圧力に負けてマスクをし続けるのか②

    政府の意向に従って、花の都の上野の杜を顎マスクで歩いている。 もちろん人通りの多いところや屋内では普通に口を覆う。 それで誰も何も言わない。 これが「同調圧力でマスクを外せない国」の姿なのだろうか。 という話。(写真:フォトAC) 【日本人がマスクを外さないのは同調圧力のためなのか】 政府は何とかして屋外の日本人からマスクを外したいようですが、外国人観光客が日本に来ずらいといった実態でもあるのでしょうか、それとも外国の会議に出る際、国内を慮って日本人の政治家だけがマスクをしているのが恥ずかしいからでしょうか? いずれにしろコロナ禍の初期、あれほど「ウィルス感染にマスクは無効」といったアナウンス…

  • 「日本人は同調圧力に負けてマスクをし続けるのか」~それぞれの国のそれぞれの同調圧力

    久々に都会に出たが、人出は多く、そのほとんどがマスクをしている。 彼らは同調圧力に屈した人々なのだろうか? 少なくとも私はそうではない。自らマスクを選び取ったのだ。 同調圧力なんてどこの国にもあり、日本が特別なわけでもないはずだ。という話。 【東京に行ってきました】 ちょっとした用事があって久しぶりに東京に行ってきました。そのついでに美術館に行ったり東京駅近くで知人と食事をしたりと、私としては極めて珍しい2日間を過ごしてきました。 コロナ感染第8波上昇中というのに何をしているのだと自分自身思わないわけではありませんが、一方で感染予防が叫ばれながら他方でマスクを外して旅に出ようみたいな政府のキャ…

  • 「日本人ブランドを高め、維持する」~ワールドカップ清掃の何が悪い!②

    ワールドカップの会場での清掃は、 結果的に日本人ブランドを高め、維持することに繋がる。 企業の仕事も外交もやり易くなる。それをわざわざ、 ゴミを増やして、彼の国の身分制度を維持してやる必要はない。 という話。(写真:フォトAC) 【いきり立つほどのことはなかった】 カタールのサッカー・ワールドカップ会場では、日本人サポーターたちが敗戦にも関わらずスタジアムを清掃して、また海外のメディアで評判になっています。別の国では敗戦に怒った市民が暴動を起こしたといった報道もあり、対比されたわけでもありませんが、自ずと日本の評価を高めることになりました。諸外国はサッカーで暴動を起こすくらいが当たり前ですから…

  • 「不道徳な人間に道徳を教えられる」~ワールドカップ清掃の何が悪い!①

    残念ながら昨夜のコスタリカ戦は零封殺。 しかし負けたスタンドとロッカーで、そのあと黙々となされたことがある。 その場を清掃し、整えることだ。 この美風に、何人たりとも、ケチをつけてはいけない。 という話。(写真:フォトAC) 【封殺されたそのあとで】 生粋のコンジョウナシで、期待が裏切られるのが怖いばかりに昨夜も午後7時のキックオフをリアルタイムで見ることができず、NHKニュースを見たあとで30分ほど家事をし、8時からは「鎌倉殿の13人」で実朝が暗殺され、公暁が惨殺されるのを見たところでチャンネルを変えると、間もなく日本代表がカタールで封殺されてしまいました。 どうやら日本チームは私が見ていな…

  • 「財産はあってもなくても、いざという日のためにやっておくこと」~財産は残せばいいというものでもない③

    自分が死んだあとで、子どもたちが遺産を巡って不仲になるのは困る。 自分が死んだあとで、財産がどこにあるのか分からないのも困る。 自分が稼いだ金が手つかずのまま残るのも、早く底をつくのも困る。 老人の悩みは尽きないが、ここに名案がある。という話。(写真:フォトAC) 【定年を迎えたら、そろそろ遺言状を書く】 子どものいない夫婦で、夫が死んだらとたんに今まで付き合いのなかった夫の兄弟姉妹が現れて、遺産の半分も持って行ってしまった、というような事態を防ぐ方法は簡単です。遺言状を書いておけばいいのです。 自筆で、「全財産を妻に譲る」と書き、日付を入れて署名捺印。それだけでいいようです。さらに財産目録を…

  • 「財産の少ない家でこそ起こる 血みどろの争い」~財産は残せばいいというものでもない②

    子どものいない家で夫が亡くなる。しかし遺産の半分しか妻のもとに残らない。 財産の少ない家で、わずかな遺産を巡って血みどろの兄弟争いが起こる。 それらすべては、 故人が生きているうちに、やるべきことをやっておけば防げたはずのことだ。 という話。(写真:フォトAC) 【夫婦子ナシ、しかし夫の遺産すべてが妻のものとは限らない】 一昨日は最後の方で「法定相続人が妻ひとりだったりすると基礎控除額は3600万円しかありません」と書きましたが、これは少し誤解を招きやすい表現です。と言うのは「法定相続人が妻ひとり」というのは極めて稀なケースだからです。 「え? 子どものいない夫婦なんて世の中ざらで、その場合、…

  • 「老後の心配は貧困だけじゃない」~終活のススメ①

    老後を年金だけでは生きてはいけない、最低2000万円は必要だという。 しかし普通に準備すれば2000万円はそれほど大きな額でもない。 個人の積み上げていける財産は意外と多いものだ。 問題はむしろムダに残してしまうことかもしれない。 という話。(写真:フォトAC) 【老後のための2000万円、実はたいしたことはない(かもしれない)】 昨日のスポーツくじで6億円当てた男性が、その後も堅実に生き、高級外車や高級時計を買ったりタワマンを購入したりしてもなお投資で5000万円の上積みをし、現在の悩みは「6億円が目減りすることには痛みがある」「死ぬときは財産でゼロであってほしい」という矛盾とどう付き合って…

  • 「金が減るのも残るのも嫌だ」~やはり宝くじの高額当選者は思ったほど幸せではない

    宝くじの高額当選者の話を読んだ。人は何億円もの金を手に入れても、あまり生活を変えないようだ。よく考えてみるとそれもありがちなこと。しかしそうなると、高額当選者であることの意味は何なのだろう。という話。(写真:フォトAC) 【10年前、宝くじで6億円当たった男はどう生きたか】 スポーツくじで6億円当てた男性が、その後の10年間を語るという文春オンラインの記事を面白く読みました。 bunshun.jp bunshun.jp 要点は次のようなものです。 “宝くじ当選者のヤバイ末路”みたいなことにはならず、生活はほとんど変わっていない。 とりあえずそのうちの5億5千万円分は、すぐに銀行に金融商品を買わ…

  • 「知の伝承:どうでもいいことまで伝わっていく」~元教え子が昔の私を呼び覚ます

    フェイスブックに昔の教え子が投稿した「どうでもいい話」、 実は私が数十年前に教えた話だった。 こうして「どうでもいいこと」は伝承していく。 しかし「どうでもよくないこと」だって密かに伝わっていくものだ。 という話。(写真:フォトAC) 【元教え子が昔の私を呼び覚ます】 フェイスブックにアカウントを持っていて、あまり熱心にやっているわけではありませんがときどき更新しています。その始めたばかりの時期、私を探し当てた元教え子からいくつか友達申請があり、これも頻繁にやり取りしているわけではありませんが、お互いに「いいね」を押し合ったりしています。 元教え子たちの「いいね」には「見守っていますよ」といた…

  • 「やはり小学校英語はいらない」~1%のエリートのために99%の凡人が苦しむことはない

    生涯、英語を使う機会がほぼゼロである日本人の割合は90%。 必要に迫られて仕事で英語を使うことの時々ある日本人は9%。 外国語習得に必要な時間はおよそ2200時間。 そう考えると、やはり小学校英語はいらない。 という話。(写真:フォトAC) 【翻訳アプリがあれば、英語を勉強しなくてもいいのか】 昨日のYahooニュースに転載されていたAERAdot.の記事が面白かったので紹介します。「翻訳アプリがあれば、英語を勉強しなくてもいいのでは」 自動翻訳の専門家はどう答える?という記事です。 内容をかいつまんで言うと、 一生にわたって英語を使う機会がほぼゼロである日本人の割合は人口の約90%である。 …

  • 「“結局最後は人間”というもどかしさ。だが仕方ない」~なぜあの子は車内で死ななければならなかったのか②

    父親の思い込みから発生した岸和田の女児置き去り死事件。 最後の砦はクラス担任の欠席連絡だったはずだ。 しかしなぜそれができなかったのか。 そこにはおそらく相応の理由がある。という話。(写真:フォトAC) 【欠席確認、ほんとうに忘れただけなのだろうか】 中学校で欠席確認を怠ったばかりに、二度も危うい目に遭いそうになった私も、小学校に異動してからはそうした事故を起こしませんでした。なぜなら小学校の担任はほぼ一日中、自分のクラスに張り付いていますから、不在児童の確認連絡を忘れてもすぐに思い出せるからです。 それは保育園も同じで、保育士の場合、小学校よりもさらに対応する子どもが少ないですから、よほどの…

  • 「欠席確認の怠り、私にも経験がある」~なぜあの子は車内で死ななければならなかったのか①

    父親の些細な勘違いから2歳の女の子が死んだ。 しかし保育園が一本の確認電話を入れるだけで起こらなかった事故だ。 なぜその程度のことができなかったのか。 ところが私自身にも同じ経験が、しかも二度もあるのだ。という話。(写真:フォトAC) 【欠席確認の怠り。私にも経験がある】 大阪の岸和田で2歳の娘を保育園に預けたと思い込んだ父親が、9時間に渡って車内に放置、熱中症で死なせてしまうという事件がありました。一義的に責められるべきは父親で、ご自身も繰り返し自責の念に苦しめられていると思いますが、ここに来て、子どもの登園していないことを確認しなかった保育園の責任についても、問う報道が目立つようになってい…

  • 「高齢者のあることのやっかい」~伯母が100歳の誕生日を迎えて

    先日、伯母が100歳の誕生日を迎えた。私の母も95歳。人はなかなか死なないものだ。しかし一般的な人の死から逆算すると、私の余命はあんがいと短い。高齢者の余命問題、どう考えたらいいのだろう。という話。(写真:フォトAC) 【キンは100シャイ、ギンも100シャイ、伯母も100歳】 先週の金曜日(11月11日)は伯母の誕生日でした。 だから何だというような話かもしれませんが、書いた私自身が高齢者であることを加味してもらうと、この文に多少の重みあるいは変化が出てくるかも知れません。 100歳だそうです。 今年初めて知ったのですが大正11年11月11日のゾロ目誕生日で、中国では独身者の日ですが、伯母は…

  • 「不登校対応の極意:この子の親友だったら何と言ってあげるのだろう」~不登校もいじめも過去最多について⑨

    もっともカウンセリングに向かないはずの親にしか、もっとも有効なカウンセリングはできない。不登校の回復の過程は、親が優秀なカウンセラーとなる過程なのかもしれない。という話。(写真:フォトAC) 【不登校の着地点】 不登校の指導の場で「登校することが目的ではない」という言い方があります。しかし子どもが生き生きと学校に通うようになったら、それが最良の状況であることは間違いないでしょう。何といっても日中、同い年の子どもが一番多くいる場所が学校ですからさまざまな経験ができます。 しかし何も学校に行くことがすべてでないことには私も同意します。学校外に生き生きと生きることのできる場所があれば、あるいは学齢期…

  • 「子どもを『受け止める』とは、こういうことだ」~不登校もいじめも過去最多について⑧

    自分の心の中の曖昧模糊としたものに形を与える、その手伝いをするのがカウンセリングだ。不登校からの回復があったとすれば、そこに優秀なカウンセラーがいたはずで、おそらくそれは親だったのだ。という話。(写真:フォトAC) 【カウンセリングとは何か】 カウンセリングとは何か。 私はそれを、 「来談者本人が、心の中にある曖昧模糊とした不安や苦しみ、悩みや哀しみ、怒りなどを、見えるかたちに表現するためのお手伝い」 と考えています。 心の中のはっきりしないものを見える形にすることを、対象化とか客体化とか、あるいはモノ化と言います。私個人は「モノ化」が一番しっくりします。手に取ってしげしげと観察できるようなも…

  • 「不登校問題では、私は医師もカウンセラーも信じない」~不登校もいじめも過去最多について⑦

    不登校に関して、医師やカウンセラーに頼り切ることはできない。過去50年間、魔法のように不登校を終わらせた専門家も、呪文のようにすべてを解いた言葉もない。しかし不登校から戻ってきた子たちも大勢いるのだ。という話。(写真:フォトAC) 【不登校問題では、私は医師もカウンセラーも信じない】 不登校に関して、私は医師やカウンセラーに私怨があります。 もう40年近く前のことになりますが、学校に来にくくなっている子どもたちを指導している最中に医師やカウンセラーの指導が入って、片っぱしから持って行かれたという思いがあるからです。 この子はまだ休ませる状況ではない、いまはまだがんばらせる段階だ――そう思って私…

  • 「学校に行けない状況はまず分析されなくてはいけない」~不登校もいじめも過去最多について⑤

    不登校にはさまざまなかたちがある――。そんな当たり前のことが長いこと見過ごされてきた。保護者や教師は現場で現実的な対応を続けてきたが、マスコミや政府のレベルでは今も平板だ。という話。(写真:フォトAC) 不登校や心理の専門家の言う「受け止めてください」「受け入れる姿勢で」「寄り添って」、あるいは「こころの居場所をつくって」「そのままのキミでいいよと知らせてあげて」等々について、具体的にどういうことなのか考えてみたいと思います。 しかしその前に、これらの助言がまったく意味をなさない不登校もいるので、まずその点について考えておきます。 【「登校拒否は病気じゃない」の功罪】 1989年に出版された奥…

  • 「皆既月食のウンチク」~今夜は皆既月食

    今夜は皆既月食(6時9分ごろから)。しかし月が太陽の反対側に来るのは毎月のことじやないか?なぜ月食は毎月起こらないのだろう?という話。(13年前の記事ですが) kite-cafe.hatenablog.com

  • 「不登校問題の専門家たちが仕事をしていない」~不登校もいじめも過去最多について⑤

    2021年度「問題行動・不登校調査」の結果によると、不登校はわずか1年の間に、25%、5万人近くも増えてしまったという。それなのに世の人々は何の感慨もなくやり過ごしてしまい、こころの専門家たちは空しい助言を与えるばかりなのだ。という話。(写真:フォトAC) 【不登校が1年間で25%も増えても誰も動かない】 10月27日に公表された2021年度「問題行動・不登校調査」によると、病気や経済的理由などとは異なる要因で30日以上登校せず「不登校」と判断された小中学生は24万4940人と過去最高を記録しました。 1998年以降12万人から14万人程度で高止まりしていた不登校の児童生徒数は、2012年ごろ…

  • 「いじめはなくなることも減ることもないが、諦めることもない」~不登校もいじめも過去最多について④

    形式的にも実体としても、いじめはなくなることも減ることもない。中身は刻々と難しくなっていく。しかし諦めることもない。私たちにはまだまだやれることが残っている。という話。(写真:フォトAC) 【「いじめ」も「いじめもどき」も、なくなることも減ることもない】 学校からいじめをなくすことができるのかといえば、まず不可能です。いじめ防止対策推進法におけるいじめの定義が「当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているもの」である限り、絶対になくなりません。学校の重要な任務のひとつが人間関係の教育(いわゆる道徳)である以上、さまざまな活動の中で「心理的物理的影響を与える行為」が繰り返され、その中で児…

  • 「いじめの指導が難しいのは、心を問題にするからだ」~不登校もいじめも過去最多について③

    いじめかどうかは被害にあった子が「心身に苦痛を感じている」かどうかで決まる。いじめの指導が難しいのはそのためだ。みんなで苦痛の見積もりが異なる。しかし具体的行為については、乖離はそれほど広がらないだろう。心の指導なんて、落ち着いた時間に、日常的にやればいいのだ。という話。(写真:フォトAC) 【カエサルのものはカエサルに】 あだ名で呼ぶことを含めて、軽微なからかいから恐喝・傷害事案まで、いじめと疑われるものはすべて収集したいという文科省の欲望も分からないわけではありませんが、指導する側からすれば程度によって指導方法がまったく異なりますから、十把一絡げに「いじめ」と言われても困る場合も少なくあり…

  • 「いじめ調査バブル、子どもも教師も訴えたもの勝ち!」~不登校もいじめも過去最多について②

    文科省はできるだけ多くのいじめ報告を要求する。報告の多い学校は立派で、少ない学校は怪しいとさえ言うのだ。だから学校は限りなくいじめもどきを掘り出し、対処する。子どもはケンカさえできなくなり、いじめ自体は地下運動化して、残る。という話。(写真:フォトAC) いじめの認知件数が増え続ける背景には、「いじめ」と定義される範囲が、取るに足らない軽微なものから警察が対応すべき暴力まで、広すぎるという事情がある――そんなふうにお話ししました。しかし原因はそれだけではありません。 【いじめは訴えたもの勝ち】 昨日見たようにいじめの定義が主観主義の立場を取って「児童生徒が心身の苦痛を感じているかどうか」が基準…

  • 「いじめ調査バブル:認知件数にはありとあらゆるものが詰め込まれている」~不登校もいじめも過去最多について①

    文科省の調査の結果、いじめも不登校も過去最多になったとか。いずれもコロナ禍といった非常事態でもない限り減ることはない。数十年に渡って対策を打って来たのに増え続けるいじめと不登校、しかしそれには理由があるのだ。という話。(写真:フォトAC) 【対策を打っても、ひたすら増え続ける不登校といじめ】 先週金曜日、文科省から「令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」(2022.10.27)が発表され、メディアが一斉に報道しました。 代表的な記事としては毎日新聞の「不登校、いじめとも過去最多 コロナ影響か 文科省、21年度調査」(2022.10.28)などがありま…

  • 「知らないこと以外は何でも知っている」~教員の教養の高め方②

    「教育の質」を問題にする人たちは、もしかしたらとんでもなく高いレベルを望んでいるかもしれない。しかし日本の学校教育は、そこまですごい教師を必要としていない。ただ普通に、子どもたちの問いに応えられればいいのだ。という話。(写真:フォトAC) Yahooニュースに転載された月刊教員養成セミナーの記事について、昨日に引き続き書いています。 【謝罪:記事の読み取りを誤りました】 Yahooニュースに転載された月刊教員養成セミナーの記事を話題にしたことは、間違いだったとつくづく後悔しています。やはりロクな内容ではありませんでした。 何ともピンとこない雰囲気があってもう一度読み直したら、記事のいう「教養」…

  • 「先生方! 教師は教養がないって言われているよ!」~教員の教養の高め方①

    世間は教師のことも学校のことも理解していない。教育学の大学教授でさえ、現場を理解できないのだ。彼らは給与さえ増やせば人材が集まると信じ、大学院卒なら優秀だと思い込んでいる。その上で現職教員たちを腐す。という話。(写真:フォトAC) 【なんか納得の行かない記事を見た】 「『教師』は誰でもできる仕事!?―文科省通知に物申す」(*)という月刊教員セミナーの記事がYahooニュースに転載されていて、タイトルにひかれて読みました。 内容は、教員不足に際して文科省は特別免許や臨時免許を乱発して人員を確保しようとしているが、これでは質を下げるばかりじゃないか。そもそも諸外国では大学院卒が教員の条件になりつつ…

  • 「間もなく極東で戦争が始まる(・・・かもしれない)」~子どもたちに中国を教える日が来る ③

    政府の中枢から葛藤が消え、問題は市民レベルに下りてくる。対立は深まりこそすれなくなることはない。そこで国民を死なせることに何のためらいもない為政者たちは、本気で戦争のことを考え始める・・・かも知れない。という話。(写真:フォトAC) 【政権内部の闘争が外部に移行する】 内政に困難を抱えた政府が、戦争によって国内をまとめようとする愚行は昔から繰り返されてきたことです。 逆に言えばここ数年、世界第二位の経済力をもって飛ぶ鳥の勢いだった中国が、わざわざ国際秩序を乱し、南シナ海に進出したり台湾に圧力を加えたりするのは、内部が外から見るよりははるかに難しいことになっていたからかもしれません。特に中国の政…

  • 「中国は今ふたたび危うい国になった」~子どもたちに中国を教える日が来る ②

    中国はまたもや独裁者を戴く国になった。しかしちょうどその今、内政は危機に向かおうとしている。新型コロナはこれからもこの国で、侮れない内憂であり続ける。自由と資本の甘い味に慣れた人々も、間もなく我慢できなくなるだろう。という話。(写真:フォトAC) 【李鋭は予言した】 先日、ロシアについて、「なぜロシアはこんな為政者しか生み出せないのか」と書きましたが、実はこの言い方には元ネタがあって、次のようなものです。 中国数千年の歴史で培われてきた封建制度や農民意識からは、秦の始皇帝、毛沢東や鄧小平のような人物しか出てこない 語ったのは李鋭という毛沢東の元秘書で、大躍進運動を批判して地位を追われ、文化大革…

  • 「息子・習近平は勝つことしか学ばなかった」~子どもたちに中国を教える日が来る ①

    第20回中国共産党大会は、習近平国家主席の続投を決めて閉会した。周近平の特別な地位を認め、周近平の思想によって国を動かすのだという。どこかで見た風景、いつか嗅いだことのある匂い。私はそんな中国が恐ろしい。まもなく子どもたちに中国を教える日が来る。という話。(写真:フォトAC) 【ものの見方が変わってきた】 43歳の時に大病をして、あとは余生と思って生きて来たのでもう未練はない、いつ死んでもいい、しかしもし願いがかなうなら、中国と北朝鮮の行く末を見て死にたい――。もうずいぶん昔から言い続けてきたことですが、ここにきて急に気持ちが揺らいでいます。 ウクライナ戦争以降のロシアがどうなるのか気になって…

  • 「知りたいことはほとんど伝わってこない」~ウクライナ戦争を巡る断想④

    田舎の隠居親父がボヤいたところで何の意味もないが、ロシアの核攻撃ってほんとうにできるの?ロシアの南方あるいは極東はどうなっているの?拉致された人はどこに行ったの?と、ほんとうに知りたいことは何も伝わってこない。という話。(写真:フォトAC) 【核攻撃、するとしたらどこへ、どの程度でやるの?】 プーチン大統領は核攻撃をチラつかせてウクライナおよび西欧諸国を恫喝しているとたびたび報道されていますが、私はそのたびに不思議に思うことがあります。 「核を使うかもしれんぞ」というときのプーチン大統領の頭には、どんな状況でどんな使い方をするのか、はっきりしたイメージがあるのだろうかということです。同じことは…

  • 「ウラジーミル・プーチンを子どもたちにどう教えるか」~ウクライナ戦争を巡る断想③

    現在進行形の政治状況を子どもたちに教えることは難しい。評価も定まらず変化も大きいからだ。しかし目の前の具体的な事象を教えずして何の教育か。そこで私はこんなふうに話した。という話。(写真:フォトAC) 【ウラジーミル・プーチンを子どもたちにどう教えるか】 真実も歴史的評価も定まっていない現在進行形の社会的事件を学校でどう扱うか。これはけっこう厄介な問題です。正しいと思っていたことが間違っていたり、偽情報が飛び交ったり、うまく行ったと思ったことが過ちの第一歩だったりといったことは政治に限らず多くありがちなことです。 しかし逆に、教師がいま起きている生々しいできごとを扱わないで何の教育か、という考え…

  • 「ロシアの弱さと強さ、つるふさの法則、そして権力者の顔」~ウクライナ戦争を巡る断想②

    ウクライナ侵攻を通して見えてきた、ロシアの軍事力の弱さと経済力の強さ。それにしても「つるふさの法則」に揺れ動いてきたこの国は、どうしてプーチンのような権力者しか生み出すことができないのか。という話。(写真:フォトAC) 【驚くべきロシアの弱さと強さ】 ウクライナで戦争が始まって8カ月、この間に驚かされたことがいくつもあります。 ウクライナについていえばゼレンスキーという元コメディアンの肝の座った様子、外交のうまさ、ロシアについては呆れるほど強くなかった軍事力、びっくりするほどしぶとかった経済力などです。 特にロシアの軍事力については、当初、大量の戦車が一列になって侵攻していくさまを見て、超ド素…

  • 「戦争の終わらせ方と傍観の罪」~ウクライナ戦争を巡る断想①

    ウクライナ戦争が始まって8カ月、まだまだ終わりが見えてこない。しかしどんな事象にも終わりは来る。あとは何を予見し、自分はどう生きるのかという問題だけだ。という話。(写真:フォトAC) 【ウクライナ戦争はどのように終わるのだろう】 2月24日にロシアがウクライナに侵攻して間もなく8カ月になります。最近はウクライナの攻勢が伝えられることが多くなっていますが、だからと言ってロシア軍が総崩れになって自国に逃げ帰ると言った雰囲気でもなく、ジリジリと苛立つような日々が続いています。 望ましいことではありませんが当初のロシアのもくろみ通り、ロシアが1週間でキーウを制圧して大統領を挿げ替えていたら、あるいはほ…

  • 「あちこちに不義理をして、ホゾを噛む」~古い知り合いの退職挨拶状が届いて・・・

    4月の届いた早期退職の挨拶状に返事が書けない。退職の原因が分からないので言葉が出ないのだ。定年退職まであと数年だというのに何があったのか、きちんと連絡し合っていれば、こんな思いにならずに済んだのに。という話。(写真:フォトAC) 【退職の挨拶状に返事が書けない】 4月の末に退職の挨拶状をいただいた昔の同僚に、返事が出せずに困っています。すぐに返すつもりがなかなか進まず、暑中見舞いを書こうと思って果たせず残暑見舞いにも遅れて、今、目の前に宛名だけ書いたはがきが置きっぱなしです。 なぜ書けないのか。それは冒頭に、「この度、病気療養のために休職しておりましたが、早期退職しました」とあったからです。 …

  • 「やっぱりこれからはサブスクかな?」~分かってはいるが抵抗もある

    映画やドラマ、音楽も、あるいは洋服も電化製品も、これからは定額見放題・聞き放題・使い放題の時代なのかもしれない。それは分かっているのだが、資産として物の残らない世界、やはりどこかに抵抗がある。という話。(写真:フォトAC) 【アメリカのテレビ局を舐めてはいけなかった】 先日お話しした「ゲーム・オブ・スローンズ」、無事、有料化の前に全編観終わりました。かなり面白かった。 脚本に十分時間がかけられているらしく、登場人物たちの複雑な感情や人々の成長の様子がよくわかる物語でした。それに何といってもあの規模の大きさ。 数万人の兵士がぶつかり合う合戦場面だとか巨大な城だとか、あるいはドラゴンだとかはほとん…

  • 「Withコロナから取り残される人々」~病院や高齢者施設・学校はいつまで感染対策を続けるのだろう?

    コロナ規制が緩められて観光業を中心に活気が戻りつつある。しかし一方で感染対策がまったく緩められる兆しのない場所がある。高齢者施設と病院と学校。これらはいつになったら元の生活を取り戻せるのだろう。という話。(写真:フォトAC) 【コロナ規制が緩められ活気が戻って来た】 一昨日から外国人旅行者に対する水際作戦も緩和され、国内では全国旅行支援も始まりました。 国内の感染状況は、落ち着いてきているとはいえ、まだほとんどの都道府県はレベル2で「警戒を強化すべきレベル」のままなのに、観光業をはじめとして国内は浮き立っています。2年前の第2波で政府が「国民の気の緩み」を問題としたとき、私はずいぶん腹を立てま…

  • 「男が女を置き去りにする国と『でき婚』という道徳を持つ国」~アメリカ議会中間選挙の不可解な争点

    アメリカ議会の中間選挙が近づいているが、争点のひとつは人工妊娠中絶の是非だそうだ。しかし女を置き去りにされる国で、中絶がなくなったらたいへんだろう。それに引き換え我が国は――。という話。(写真:フォトAC) 【アメリカ中間選挙が近づく】 アメリカ中間選挙(11月8日)まで一カ月を切っています。 いつもは大統領の野党に有利に動くと言われている中間選挙。しかし今回は単純に共和党有理とはならないようです。最も大きな争点のひとつが人工妊娠中絶の是非で、両者絶対にあとに引かない覚悟で拮抗しているからです。 ことの発端は6月末、連邦最高裁が、妊娠中絶を「憲法上の権利」と認めた49年前の判例を覆したことでし…

  • 「日本は10年(20年)遅れているのだろうか」~「ゲーム・オブ・スローンズ」の性と暴力について考える

    アマゾン・プライムで「ゲーム・オブ・スローンズ」を観はじめて、忙しさでたいへんなことになっている。それはいいとしてこのドラマ、とんでもなくおもしろいが、さて、中における性と暴力の横溢をどう考えればいいのだろう。という話。(写真:フォトAC) 【退屈な日につまらないことをした】 三連休もあったのに(と”毎日が日曜日“の私が言うのも変ですが)、この半月あまり、実に忙しい日々を送っています。ほぼ毎日5時間以上テレビで映画鑑賞をしなくてはならなかったからです。 ことの始まりはこうです。 先月の末、雨続きで畑仕事もできない日が続いて、さらに見るべきテレビもなくなった私は、アマゾンのプライムビデオで面白そ…

  • 「自分の中に複数の『自分』をみつけ、友だちの袖を引ける子を育てる」~「ちむどんどん」にみるものの見方考え方④

    「ちむどんどん」の問題の多くは、登場人物たちは、あまりにも幼いところから来ている。しかしだからと言って子どもが二十歳前に老成するのも考えものだ。そこにまだ行うべき教育があるからだ。という話。(写真:フォトAC) 【大人があれでは困るが、子どもがそうでなくても困る】 NHK朝の連続ドラマ「ちむどんどん」は結局のところ大人が子どもの真似をした、あるいは子どもが大人になっても子どものままだった物語です。しかし大人社会で子どものふるまいをすればすぐに行き詰まってしまいますから、実際のところ、なんとか半年間ドラマを続けようと思ったらご都合主義と欺瞞で繕うしかなかったのでしょう。どう考えても不必要な挿話が…

  • 「冒険は終わる。ときめきは聞こえない」~「ちむどんどん」にみるものの見方考え方③

    自分の欲望に従うことだけが正しい生き方だ――、そう信じて走ることのできる時間は短い。周囲も無条件・無責任に支持することをしなくなる。もちろんファンタジーの中ではそうでもないが。という話。(写真:フォトAC) 【おとなは自分に正直にも無垢にも生きられない】 右手に「自分に正直に!」と刻まれた剣を持ち、左手に「純真無罪」と書かれた盾を持った若者も、社会に出ればあっという間に思い知らされてしまうものです。私がそうでした。 齢を取った今から考えると世の中はさほど複雑でも強靭でもありませんでしたが、若さに任せてやりたいことを好き勝手にできるほど単純なものでもないのです。 剣を振り回し、盾をあちこちに当て…

  • 「強制有理・純真無罪」~「ちむどんどん」にみるものの見方考え方②

    このドラマの登場人物たちは、なぜああも無神経なのだろう、それがNHK朝の連続ドラマ「ちむどんどん」の感想のひとつだ。人々は自分たちの考える「本人のため」を平然と押し付ける。ドラマだから結果はよくなるが、現実はそうはいかないだろう。という話。(写真:フォトAC) 【天然人(びと)の恐ろしき所業】 NHK朝の連続ドラマ「ちむどんどん」は連ドラ史上最もSNSで叩かれたドラマだと思いますが、中でも視聴者の不興を買ったひとつは、主人公暢子の結婚式の場面でした。 夫となる和彦は式場まで決まっていた婚約者を振り切って、また妻となる暢子は幼馴染の智の真剣なプロポーズ切り捨てての結婚だったのですが、こともあろう…

  • 「胸がときめくなら、あとはどうでもいいじゃないか」~「ちむどんどん」にみるものの見方考え方①

    悪評芬々のNHK朝の連続ドラマ「ちむどんどん」が終わった。わざと焚きつけているとしか思えない矛盾や錯誤、主人公たちの傲慢や無神経。しかしそこにも見るべきところはあるのだ。という話。(写真:フォトAC) 【「ちむどんどん」終わる】 NHK朝の連続ドラマ「ちむどんどん」も先週で終わり、昨日から新ドラマ「舞いあがれ!」が始まりました。私は主演の福原遥さんが好きですし、母親役の永作博美さんも好きなので大いに期待しています。 悪名高い前作は、私も最後まで見続けましたが、実際どういう意図でああした脚本になるのか、首を傾げることしきりでした。 東京丸の内に社屋があると思われる新聞社の編集長と部下は、昼休みに…

  • 「10月になりました。衣替えです」~昔の女の子はスラックスなんて大嫌いだった

    10月のウンチクを少々。そして冬の制服について考える。間もなく寒い冬が来る。その寒さに対して、昔の女子中高生はスラックスなんて大嫌いだったけど、今の子どもたちはどこまで合理的に対処できるのだろう?という話。(写真:フォトAC) 【10月になりました】 10月になりました。 月初めにはその月にまつわるウンチク話を書くことが多いのですが、10月はこれといった話題もなく、広げて語る行事もあまりありません、 ただ英語の月名Octoberは「8番目の(月)」という意味で、なぜ10月が「8番目」なのかというと、古代ローマ暦はMarch(弥生)を起点としているために今月が8番目にあたるというわけです。 Oc…

  • 「最後に頼りになるのは、苦しさを共有し、支え合う仲間」~年度の下半期をどう過ごすか

    これといった行事のほとんどない下半期、子どもの意識も活動もボンヤリと遠くへ行ってしまう。しかし待て、こんな時期でもできることがある。こんな時期にしかできないこともあるのだ。という話。(写真:フォトAC) 【年度の下半期をどう過ごすか】 昨日もお話ししましたが今日9月30日で令和4年度の上半期が終わり、明日から下半期となります。今年度の折り返しです。中学校では一斉の衣替えがあったりして気分を一新するにふさわしい時とも言えます。 ただし小学校ではまだ運動会や音楽会が残っているところがあり、中学校でも文化祭がたけなわ。部活動の新人戦も上位大会に勝ち進んだチームはまだまだ気が抜けません。慌ただしい日が…

  • 「子どもの時間、大人の時間」~長さが違うから区切らなくてはいけない

    今月が終われば今年度の半分が終わる。子どもたちに意識させ、仕切り直しをさせよう。子どもたちの時間は私たちよりはるかに長く、だから細かく区切って意味付けしなくてはならないのだ。という話。(写真:フォトAC) 【二分の一年度の話】 ほぼ毎年9月の末に書いていることですが、今月が終わると平成4年度の半分が終了することになります。10月1日からは年度の後半が始まるわけです。「ほぼ毎年」書いているのは、現職教師として学級担任をしていたころも、ほぼ毎年子どもたちに同じことを言っていたからです。 「今日は9月の30日、明日からは10月だ。この、9月30日と10月1日はまったく違う。なぜかわかるかい? 4月に…

  • 「やっぱりやめておけばよかったかな」~国葬で残された唯一よかったこと

    安倍晋三元総理大臣の国葬が行われた。それなりに尊敬され慕われた人なのだから、むしろ国葬にしない方が良かったのかもしれない。ただ、中にひとつだけ、良いこともあった。という話。(写真:フォトAC) 【やっぱりやめておけばよかったかな】 安倍晋三氏の国葬が賛否両論はげしい中で行われました。 屋外で気勢を上げる反対派の激しいシュプレヒコールを思えば、とてもではありませんが「しめやかに」と言うわけにもいきませんが、一般献花の列も相当に長く多く、まさに国論を二分してという中での挙行でした。この国では久しく見ることのなかった風景です。 前にも申し上げましたが私は安倍氏に対して相反する二つの感情を持っていまし…

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