「人間関係の断捨離:誰も困らない、むしろ楽なくらい」~東日本大震災以降14年之夢④
およそ三年半のコロナ禍を経て、私たちは多くのものを棄てた。棄ててようやく学んだ。生きていく上で必要なものはほとんどない。なくしても誰も困らない、むしろ楽なくらいだと、という話。(写真:フォトAC) 【社会関係のスリム化、巨大な社会実験】 東日本大震災が残した教訓が「人の命は儚い」と「ひとはひとりでは生きていけない」だったのに対して、コロナ禍が残したものは「生きていく上でほんとうに必要なことはあまりない」「いま存在するものの大部分は、なくてもとりあえず誰も困らない、むしろ楽なくらい」、「ひとはひとりでも生きていける」ということでした。 日本で一例目の患者が出た2020年1月からWHOが緊急事態宣…
2025/03/13 08:20