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FIRE(経済的自立による早期リタイア)という言葉には「自由」や「解放」といった希望を感じる人が多いようですが、実態はシンプルです。 それは単に「経済的に自立し、働かなくても生活できる状態」にすぎません。 そんな状態ですが、それぞれ人間には「意思」があるので、「選択肢がある」と...
「若い時はお金より経験だ」、「貯金なんかしないで旅に出ろ」。 これはよく耳にするフレーズですが、本当にそれが将来の自分にとって価値ある「投資」になるのでしょうか。 この問いに、ようやく自分なりの答えを持てるようになりました。 それは、「経験」という理由で若い時の消費を正当化するの...
最近、「もはや休みは贅沢!5割が物価高で休日を返上…」という記事を目にしました。 物価高の影響で、副業やアルバイトに時間を割き、休日すら働かざるを得ない人が増えているという内容です。 特に気になったのは、その労働が「余裕資金を作るため」ではなく、「現状を維持するため」である点で...
FIREのベストタイミングはいつか? きっと大半の人は「FIRE所要額が貯まった時」と答えるでしょう。 それは1つの正解ですが、実際にFIRE生活に入って痛感するのが、その先の時間の有限さです。 つまり「FIRE後に自由に使える健康な日数」という制約こそ、お金では換算できない大事...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)への関心が高まる一方で、「今後はフルFIREの実現はますます難しくなる」と警鐘を鳴らす論考も登場しています。 とある記事では、マクロ経済やテクノロジー、移住戦略の変化を理由に「もはやフルFIREは非現実的」と論じていますが、果たして本当に...
FIRE生活で「お金はゼロで死ぬべきか?」~Die With Zeroの見解
FIRE生活をしていると、「お金をどう使い切るか?」という問いに、たびたび向き合います。 中でも『Die With Zero』にある「お金は死ぬときに使い切るべきだ」という考え方は、FIREを実践する者にとって避けて通れないテーマです。 お金の出口戦略をどう描くかは、FIREの...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指す人にとって、「いくらあれば足りるのか?」は永遠のテーマです。 ネット上では「4%ルールで25年分の生活費を用意すればOK」など、数字で語られることが多いですが、実際のFIRE生活を通じて見えてきたのは、 「資産が多ければ多いほど自由に...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)をした後、日常生活の中でいくつかの変化がありました。 そのひとつは些細なことですが、「冷蔵庫の中にあるものの賞味期限切れがほとんどなくなった」ということです。 仕事をしていた頃は、忙しさや急な予定変更などのせいで、まとめ買いした食材が期限切...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)をしてから、丸3年が経ちました。 FIRE前の自分は、「自由な時間が増えること」や「働かなくてよくなること」がメリットだと考えていました。 もちろん、それも間違いではありません。 ですが3年という時間を経て実感するメリットは、もっと深いと...
最近、「リタイア後は1年かけて世界一周したい」という記事を読み、このような発想を持っている方はFIRE生活に向いていると思いました。 なぜなら、サラリーマン的な「細切れの時」を繋ぎ合わせて何ができるかを考えるのではなく、FIREだからこそ得られる「まとまった時間」をもとに、大きく...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)によって「失うもの(損失)」として、17項目をリストアップしています。 今回の後半記事では、17項目のうち残る8項目について綴ります。 なお、4分類(経済的損失・社会的損失・心理的損失・日常習慣的損失)のうち、後半2つの「心理的損失・日常...
FIREをすると、いろいろなものを得ますが、同時に、いろいろなものを失いもします。 僕自身、FIREで「失った」と感じたものを「トップ5」として記事にしてきました。 今回、改めて「FIREから3年経過したいま時点、感じること」として綴ってみます。 なお、その5つとは、以下にな...
20代〜30代の若い世代から、「仕事が楽しいから70歳まで働きたい」、「生涯現役でいたい」といった声を耳にすることがあります。 特に会社員よりも、フリーランスや起業家など、自らの裁量で仕事をしている人にそうした傾向が強いように感じます。 僕自身も30代の頃はそうした言葉に共感...
なぜ、FIRE達成で「仕事を辞めること」が大事ではなくなるか
FIREは、経済的自立によって、働かなくても生活できる状態のことを指します。 そのため、現役で働く人(かつての僕自身も含め)は、「FIRE=仕事をやめること」という側面を過大に評価しがちです。 確かに、日々の仕事にストレスを感じていればこそ、「働かなくてもいい」という状態に強い...
サラリーマンの頃は「アーリーリタイア後に〇〇したい」というある習慣を思い描いていました。 その1つは「喫茶店のモーニングを食べる」というものです。 でも実際にFIREすると、週に1~2回どころか、年に1回も行きません。 朝の喫茶店に出向いて、モーニングセットを注文し、コーヒーにパ...
完全リタイア生活を送るようになってから丸3年が経ちます。 そんな「毎日が自由」というFIRE生活で、実は、リタイア前に想像していなかったリアルな驚きや気づきがあります。 今回、そうしたなかで特に印象的だった「3つ」を紹介します。 ① いつでも寝られる自由があると、意外と朝早く起き...
「FIREすると自己管理が大変になる」とよく言われます。 なんとなく説得力があるようでいて、でも何がどう大変なのかよくわからない主張です。 僕のFIRE生活での自己管理といえば、自分の「時間」の管理、「お金」の管理、「健康」の管理、「社会的つながり」の管理などです。 これら個々に...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を達成すると、仕事の制約がなくなって自由な時間が手に入ります。 しかしその一方で「FIRE後にやりたいことがなくなった」とか「何をしていいかわからない」と感じる人もいます。 するとせっかくのFIRE生活も、その質を大きく下げる危険性があります。...
FIREをすると「友人と話が合わなくなる」といった意見も多くあり、それをマイナス要因だと捉える人もまた多いと思います。 ですが僕は正反対に受け止めています。 確かに、仕事がメインの話題だった友人とはギャップが生じ疎遠になりますが、趣味や価値観でつながっている友人(旧友含む)とはF...
このところ、ニュースで聞かない日がないほど取り上げられている有名人がいます。 その人物とは、莫大な資産を築き、本来であればFIRE(経済的自立と早期リタイア)が可能な立場でありながら、破産のリスクまで囁かれ、さらにFIRE卒業(芸能界復帰)も困難な状況にある 中居正広さん です...
2024年も残りわずかとなり今年の10大ニュースを思い出しています。 先日の記事に書いた通り今年は何を達成したか覚えていない特異な状況です。 なぜなら当初から「目標を持ってそれに縛られるより、今の気持ちややりたいことを大事にして過ごす」をやった結果、これぞといった目標の達成感を得...
FIREをしてから「会社を辞めて本当に良かったのか?」と考えることもあります。 時間的にも精神的にも自由を得たことから「お金で買えない価値」を感じています。 でもそうした「ふわふわした精神論」ではなく「計測可能な経済論」で見直してみることにしました。 今日はFIREの価値を経済面...
FIRE(経済的自由と早期退職)後に「暇だ」と感じることは多くの人に共通する課題です。 そうした漠然とした「暇」という感覚を分析してみました。 分析において時間の使い方を4分類(幸福の時間、投資の時間、役割の時間、浪費の時間)にして考えるとわかりやすく、結論としては、暇となる理由...
FIREから2年、もう会社に戻れない3つの理由(③健康資本)
FIREから2年以上が経ったいま「会社に戻ること」は到底考えられません。 その理由は3つあり、①自己決定権、②時間>お金、そして今回の記事で取り上げる「③健康資本」です。 健康資本というように、リタイア生活で欠かせないのが健康です。 なぜならリタイア生活を送るうえでいくら「お金」...
FIREから2年、もう会社に戻れない3つの理由(①自己決定権)
FIREをしてから2年以上が経ったいま、かつての日常であった「会社」に戻ることはもはや考えられません。 それはリタイア生活に慣れたという理由ではなく、会社というルールに縛られない日々は自由と豊かさに満ち溢れ、新たな感性や価値観が生まれ、それを大切にしていきたいからです。 2年とい...
既にFIRE生活を2年以上送る中で、 FIRE生活が上手くいくには条件があると 少しずつ実感しています。 総じて、 経済的な安定だけでなく、精神的な充実や社会的なつながりも大切だとは思います。それを具体的な 6つの要素に分けて見ました。 ① 経済的な安定 ② 健康の維持 ③ ...
世間で「富裕層は喧嘩をしない」と言われています。 「金持ち喧嘩せず」という諺もあるぐらいですからこれは真実を表していると思います。 その理由は「お金があるから喧嘩しない」といった資産防衛な意味で捉える人もいますが、もっと多くの側面があります。 個人的にはその理由として、①精神的余...
今日はFIREが人生のリベンジとなるかを考えてみました。 結論、FIREは人生のリベンジにもなればリスタートになると僕は思っています。 なお、リベンジというからにはその裏には「勝ち組」と「負け組」があり、その敗者が勝者を「生き方」として打ち負かしたり凌駕するという意味です。 よっ...
自分では無傷FIREをしたと思っています。 無傷というのは、FIREに必要な所要額を目標に長年の「苦行」に耐えてFIRE達成したのではなく、「気がついたらFIREに至っていた」ということです。 だからといって楽(ラク)に早期リタイアしたわけではなく、遺産相続やらの他力本願でリタイ...
僕の人生では45歳前にFIREすることは絶対に不可能だったと思います。 たとえお金が十分にあっても「家族(元妻)がFIREに反対する」と思えるからです。 今でこそ独身FIRE生活の自由を謳歌するのが当たり前の状況ですが、その時点の自分からすると今の状態は「奇跡」と思うでしょう。 ...
FIREに関してHOW-TOの情報が世の中に多く出回っていて、それを常々、違和感を持って感じています。 なぜなら「HOW-TOばかり追いかけていては成功しない」「WHYが大事だ」と、思っているからです。 今日は、この単純で本質的な、WHYというFIREに向き合うスタンスについて綴...
セミリタイア界隈ではFIRE卒業に手厳しい気がします。 批判のポイントは、「せっかくFIREで会社員から解放されたのに、FIRE生活を続けられずに会社員に戻るなんて失敗に他ならない」という意見です。 FIREに至るまで、実は仕事が嫌であるがゆえに安易にFIREをしてしまったり、慎...
日常の些細な出来事で「FIREをして良かった」と感じる瞬間が幾度かあります。 その1つが旅行手配です。 僕はツアーでの手配より個人手配(飛行機、ホテル等を個別に自分が手配すること)が好きで、昨日、この手配をした際に「FIREをして良かった」と感じました。 FIREによる時間的自由...
多くの人が「FIREで束縛や制限から解放される!」と信じています。 ですがなかには「自由を感じにくい気質」があります。 実は僕も会社を辞めたとたん大きな「自由」を得たような気はしません。 今日はそんな「自由」を感じる気質や資質について綴ります。 FIREで得られる自由とは FIR...
FIRE後に潤いある人生を目指せば目指すほど、サラリーマン時代の目標・予定の立て方とは真逆となります。 会社員時代の目標策定や計画立案のやり方もスキルもFIRE後は通用しなくなります。 今日は、そんなFIREのメリットを使い倒した理想的な目標の立て方が、いかにサラリーマン時代のや...