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僕が会社員だった頃、「自分にご褒美をあげる」という習慣は少なからずありました。 美味しい料理を食べに行ったり、温泉でのんびりしたり、たまにブランド品を手に入れたりすることがそれです。 これらは単なる娯楽ではなく、 自分の感覚を取り戻すための儀式 のようなものでした。 ところが...
FIRE後に変化することの1つに「時間周期」があります。 これは、「夜になると眠くなる」といった体の時間周期(リズム)のことではなく、「脳や行動レベルで支配される数」というものです。 結論から言うと、サラリーマン時代は脳(サラリーマン脳)が動作する基準サイクルが「3」であり、FI...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を達成すると、仕事の制約がなくなって自由な時間が手に入ります。 しかしその一方で「FIRE後にやりたいことがなくなった」とか「何をしていいかわからない」と感じる人もいます。 するとせっかくのFIRE生活も、その質を大きく下げる危険性があります。...
FIREから3年近くが経つ今はすっかりリタイア生活にも慣れました。 振り返るとFIRE直後は妙な行動や感覚が「長いサラリーマン生活の後遺症」として残っていたなと思うことがいくつかあります。 今回はその中でも特に印象的だったエピソードを3つ紹介します。 「遅刻したか?」との朝の焦り...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指す過程では、資産額を月次で把握することが重要なルーチンです。 資産額の増減を把握することで、目標に近づいている実感を得たり、計画を見直すための指標として活用されます。 しかし、FIRE後も同じように資産額を月次で把握する必要があるのでしょ...
人生はどのステージにおいても周囲からの「期待」というのを受けています。 でもその期待は合理的で状況に即したものではなくて、むしろその逆であるとリタイア生活で感じるようになりました。 サラリーマン時代は会社の目標達成を強いられる一方で「自己実現を目指せ」と言われます。 アーリーリタ...
完全リタイア生活に入って大きく変わったことは「人の成功を心底喜べること」です。 先日も友人と食事をしていた時に、リスクを取って資産家となったことを心底喜べました。 同時に「もし自分が完全リタイアをしていなければこういった心境にはなっていないかったかも」と思いました。 今日は完全リ...
リタイア後はQOL(クオリティ・オブ・ライフ;生活の質)が上がっています。 上がった要因は、精神的・経済的な変化によるものです。 精神的にはサラリーマンの頃のような忙しさや自分の意思で決められないものごとがかなり減ったことで精神的にも安定し、生活の質が高まったと感じています。 ま...
アーリーリタイア後には生活環境だけでなく心境も変化します。 仕事から解放され「ストレスの無い自由」といった環境が手に入るので、心も平穏になれば気持ちに余裕も生まれます。 そうした変化を実感する体験のなかで特に嬉しいと感じた2つがあります。 それは、①お寺でお祈りする内容の変化、②...
リタイア後、あえてサラリーマンの通勤時間に行動することを避けています。 通勤時間は最悪で、居住中のマンションのエレベーターはなかなか来ないし、来てもエレベーター内は混んでいるし、その雰囲気もどこか張り詰めた感じがして嫌だからです。 ですがリタイアから2年も過ぎ先日にある実験をしま...
お盆休みを取り上げたテレビニュースで定番のインタビューがあります。 羽田空港で旅行先から戻ったばかりの家族やカップルを捕まえて「どのような休暇を過ごしましたか?」と尋ねるわけです。 すると多くの人が「明日からまた”日常”に戻ります」とのセリフが出てきます。 それだけサラリーマンに...
とことんお金を使え!の実験と目標達成状況(2024年上半期)
毎月の生活費はある「支出目標額」を持っています。 その目標額はリタイア生活での ”やりたいこと” に経済ブレーキをかけず支出するものでありまたそれが「リタイア生活が豊かである」と感じるであろう数値でもあります。 これは2023年の「支出実験」から算定した数値として予算設定したもの...
アーリーリタイア前の不安として「リタイア後は過剰に節約してしまうのでは」というのがありました。 リタイアによる変化として、金銭感覚の不安として感じていた、①金銭感覚が緩む、②節約しすぎる、の後者のことです。 今回はこの「節約しすぎる」について触れます。 ちなみに前回の記事では「金...
アーリーリタイア前に自分自身の金銭感覚について2つの不安がありました。 その不安とは、①金銭感覚が緩む、②節約しすぎる、というものです。 金銭感覚が緩むというのは長年勤めた会社を卒業した「ご褒美」であったり、いよいよ好きなことができるとの「解放感」から金銭感覚が崩壊するイメージで...
アーリーリタイアをすると「休み」の感覚がサラリーマンとは真逆になります。 週末が楽しみだったサラリーマン時代から今は「週末はどこにいっても混みあうから憂鬱」と感じます。 ですがその感覚は普段の平日・週末だけで「お盆休み」は状況が異なります。 平日よりも「リラックス倍増」となります...
昨今、お金の管理方法(特にお金の色分け)を簡素化しています。 適正な現預金を持ちながらも余裕資金をしっかり投資等で活用できるよう、これまで ①生活運転資金、 ②余裕資金(=投資運用資金)という2つに色わけしていました。 今回は更に、 ③遊び資金 (=遊びのための投資資金)を追加し...
自分がアーリーリタイアをしてから価値観が変わった部分があります。 何を大事にするかという「軸の取り方」がサラリーマンの頃とは違うのです。 その違いを端的に表すために3つの天秤を考えてみました。 天秤とは、①内的充実vs外的成功、②現在重視vs未来重視、③自己受容vs自己改善、とい...
FIREには4段階の進化があるように思えます。 その進化の段階は「より経済的・精神的に自由になっていく」というもので、 ①投資をせずに単に貯蓄をしている段階、 ②FIREを目指して投資を始める段階、 そしてFIREを達成後、 ③投資を継続しながらFIRE生活を送る段階、 そして最...
今日(7月25日)は東京株式市場で日経平均株価が1285円34銭(3.3%)安と今年最大の下落率・幅となりました。 また1ドル=151円台後半まで10円近く今月は円高も進みました。 有価証券や外貨建て資産の評価損は大きく合算するとこの1か月間で生活費の半年分以上は評価上で失いまし...
セミリタイア界隈でも「おひとりさま特権」を謳歌している人は多いと思います。 そんな僕も遅ればせながら独身リタイア民として2年間の自由気まま生活を 送っています。 ですが今日は「それ」の行く末を怖く思う1日となりました。 80代半ばの年老いた母親を連れて総合病院の診察に行ってほぼ1...
完全リタイアから2年経過しリタイア当初の「新鮮さ」はありません。 ですが代わりに超単純な理由でリタイアの良さを実感しています。 それは 「明日も良い日がくる 」 といった感覚です。 今日はその感覚について綴っておこうと思います。 明日も良い日がくるという感覚 この「明日も良い日が...
完全FIREをして有り余る時間を持つと自分が根っからズボラかどうかがわかります。 なにしろ仕事から100%離れて、会社員のような目標を強制させられるでもないリタイア生活を送っているわけです。 時間の使い方で本性が出てしまうというものです。 ちなみに僕は時間を持て余していた大学生の...
FIRE後に「想像と違った」と感じた最大のギャップが「時間の余裕」です。 サラリーマンの頃は仕事ばかりの毎日です。 アーリーリタイアをすれば、そんな仕事時間が全て「自由時間」として手に入ります。 自由時間を手にした暁にはとことん「何もしない贅沢をしてやる」と思っていました。 それ...
完全リタイア生活に入ってから日常生活での感覚がいろいろと変化しました。 今回はそんな変化についてランキング形式で綴ってみます。 なお、ランキングの基準としては、 ①意外性=より意外性が高いのが高得点 ②永続性=リタイア以降も永く続くものは高得点、慣れて感じなくなるものは低得点 ③...
リタイア後は「今を大切にしたい」との気持ちが想像以上に強くなりました。 ただサラリーマンの頃も、似たような感覚はあって、それは「仕事の目標到達という圧を受け ”今の時間を無駄なく効率的に仕事する"」という意味で今を大切にはしていました。 なので、FIRE後のこの感覚が会社員時代と...
FIREをして1年半を経過した頃から「何かが足りない」という緩い危機感があります。 リタイア生活が不満だとか暇だとか、そういった問題ではありません。 生活の単調さゆえの「マンネリ感」であり、もっと変化や刺激が必要なのだと思います。 きっとこの感覚で「FIRE卒業」と、刺激を求めて...
FIRE生活で効果を感じている習慣が3つあります。 それは、①毎日1時間のジム、②週3日の休肝日、③眠い時は寝る、です。 これらはFIRE生活を健やかに送るために大事な要素で、やはり「健康」は時間やお金より貴重です。 なにしろ、幾ら時間やお金があっても、健康を害してしまっては時間...
先日、3日間で四国は30箇所のお寺参りをしました。 レンタカーで延べ650キロを走破しながら、朝から夕方まで四国88箇所霊場の巡礼をしてきました。 毎回、お寺での参拝で手を合わせ」お願いをするわけですが「リタイア生活に入ってそのお願いの内容が変わった」と気が付きました。 それは「...
リタイア前には想定していたのにリタイア後に却下することとなった「想定違い」があります。 その1つが「いざとなれば働けば良い」ということで、今はイチミリたりともそう思えなくなったことです。 これは、リタイア後に家計が厳しい状況に陥れば「いざとなればセミリタイア的に働くのはアリ」と対...
リタイア後に変わったことの1つが「コスト重視から好きなもの重視」という経済観念の変化です。 例えば外食に行ってメニュー表を見るときに、リタイア前は「品物と価格」をみて品定めをしていました。 それがリタイア後は「品物とおススメ」で品定めをします。 つまりは「コストより好きなもの・食...
日常の些細な出来事で「FIREをして良かった」と感じる瞬間があります。 その3つめの事例が睡眠です。 僕はサラリーマン時代の平日、朝7時の目覚ましで起こされると「あ~、もっと寝ていたいのに」とストレスを感じていました。 なので「FIREをしたら目覚まし時計で起こされず好きなだけ寝...
FIREをした人がよく「好きな時に好きなことをできる」とFIRE生活の良さを表現します。 このフレーズを聞いて僕が想像するのは「好きな時に寝たり起きたり、ご飯食べたり・・」といった「乱れた食生活」です。 それゆえ、どことなく「FIRE生活の良さ」として言いにくいものでした。 でも...
世間では「目標として描かないものは手に入れられない」とか「目標がなければ怠惰な生活を送る」と思いがちです。 でも僕はリタイア生活を” いきいき”と”より良く”過ごすには 「目標を持たない生き方が大切だ」と思うようになりました。 あれだけサラリーマン時代、「目標を持って然るべき」と...
会社員時代とアーリーリタイアをした今で、投資や資産運用のスタンスは正反対です。 まさかこうも違うとは思ってもいませんでした。 一方で哲学というレベルでは変わらないものです。 今日はそういったお金の「向き合い方」や「作り方」が違う一方で、本質的に哲学は共通するという気づきを綴ります...
アーリーリタイアから1年半がたち、人間関係はストレスのない健全で最適なものになってきたと感じます。 そのからくりは実は単純で、 ①会社関連の人間関係で嫌なものは切り捨てたこと(=断捨離・自然淘汰)、 ②リタイアの時間でより大事な人間関係に力を注いだこと の両軸をしてきたからです。...
FIRE後の大きな変化の1つが「会社も肩書も捨てる」というものです。 会社や肩書を背負わない完全リタイアの無職生活は気楽ながら、これまで当たり前だった「〇〇に勤める〇〇です」というアイデンティティは一切使えなくなります。 会社の肩書を取った途端、自分は何者か?といった退職後のアイ...
アーリーリタイア/FIREをすると人間関係が健全になります。 健全とは「仕事上、避けることができなかった人間関係をリタイア後に切り捨て、自分に居心地のよい人間関係だけ残す」という状態です。 職場の人間関係は円滑でしたが、それでも気が合わない人と一緒に仕事をするストレスがあったと、...
今後のブログの方向性を再定義しました【FIREと自分らしさ】
当ブログを開始して9か月が過ぎました。 これまで「毎日1記事」と継続してきましたが、先週その方針を破り一時休止をしました。 休止をしたのは、僕がホストとなる家族旅行に集中すること、そしてブログを続ける意味を考え直す狙いです。 実は最近、ブログ更新に時間が奪われること、毎日書くスト...
生きていくとだんだんと「量より質」を重視するようになるものです。 わかりやすいのは「食」の欲求です。 加齢で体が必要とする栄養量も減るので、食べられる量が減るのは自然なことです。 仕事や趣味などの「生き方」も本質は同じです。 最初は無駄に働いたり、無駄になった趣味もありますが、だ...
リタイアから1年4か月、ブログを始めて9か月近くたちます。 これまでアーリーリタイア後の心境や関心事、課題感を綴ってきました。 その甲斐あってか「自分とじっくり向き合う」ができ、いろいろわかったことがあります。 リタイア後に最も変化のあったこと リタイア後、自分自身で最も大きく変...
今日は熱が37.5〜38.5度を行き来し良くなる気配はありません。 ベットで横になりながら、動物面白ハプニング動画を見ても、笑いながら咳き込む状況です。 ということでスマホをみずに「会社員時代の楽しい思い出や当時の幸せ」を振り返りました。 実は先日、「リタイアから1年4か月、会社...
いまの完全リタイア生活はストレスなく過ごせて何ら不満はありません。 でも一方で、ストレスがないがゆえに「物足りない」と思うことがあります。 それが、仕事を頑張った後に飲む「ビールの味」です。 夏の暑さのなか、ストレスに耐えてチームで飲むビールは格別です。 それは「ビールの味x仲間...
2022年3月末にアーリーリタイアをしてから1年4か月が過ぎました。 心理的にはとても大きな変化が起きています。 完全に「リタイア」という新しい世界に入ったというか、ある意味、会社員時代を振り切った気もします。 リタイア1年時点の過去記事は「現役時代が遠い昔」と表現しましたが、い...
アーリーリタイア後のストレスは会社員時代の5分の1程度に感じます。 え?と思うかもしれません。 「リタイア後はストレスがゼロになるのでは?」と思う人にはびっくりでしょう。 でも人間、生きてる限り「ストレスゼロ」はないと思います。 ただ、リタイアによって仕事からのストレスが大幅に減...
一般に支出の大分類は「消費、浪費、投資」です。 リタイア 生活に入ると、この3分類に該当しない支出が発生します。 例えば、旅行や趣味の出費は、世間的にはレジャー関連としての贅沢費であり「浪費」と区分するはずです。 ですがいまのリタイア生活では旅行もその他趣味も「必要不可欠」な出費...
お金を貯める能力と使う能力はまるで違います。 FIRE後、お金を使うストレスを感じ分解すると 不安、未練、恐怖 の3つとわかり、それを取り除くように取り組みました。 お金を貯めるために必要であった「お金の教養」という能力とはまるで違う、お金を上手に使う「器量」が3つを完全克服する...
FIRE後に潤いある人生を目指せば目指すほど、サラリーマン時代の目標・予定の立て方とは真逆となります。 会社員時代の目標策定や計画立案のやり方もスキルもFIRE後は通用しなくなります。 今日は、そんなFIREのメリットを使い倒した理想的な目標の立て方が、いかにサラリーマン時代のや...
2022年3月末にアーリーリタイアをしてから半年が過ぎました。 リタイア後の半年はかなり忙しい日々でしたが、ようやく自分らしいセカンドライフを始める入口に立った感じです。 多忙だった理由は、本来の退職関連の手続きに加え、生活立ち上げ、投資関連などがあったからです。 退職関連の手続...
2022年 3月末にアーリーリタイアをしてから3か月が過ぎました。 退職関連の各種手続はほぼ終わりましたが、まだドタバタしています。 東京生活の立ち上げと、投資関連で時間がかかっています。 今回は、アーリーリタイアから3か月後の生活面や心境面について記します。 アーリーリタイアに...