2022年4月からのFIRE生活を綴ってきたこのブログも、気づけば4年というひと区切りを迎えました。 コメントやメッセージ、実際にお会いした方とのやりとりを通じて、この場所は僕一人のものではなく、皆さまと一緒に広がってきた時間だったと感じています。 ここまでお付き合いいただき...
2022年3末に完全リタイア。「FIREの自由で創るセカンドライフ」をテーマに情報発信~FIRE-Driven Lifestyle Innovation~
2022年4月からのFIRE生活を綴ってきたこのブログも、気づけば4年というひと区切りを迎えました。 コメントやメッセージ、実際にお会いした方とのやりとりを通じて、この場所は僕一人のものではなく、皆さまと一緒に広がってきた時間だったと感じています。 ここまでお付き合いいただき...
【最終回】50歳FIRE、余命35年、人生90%の体感時間は終わっている・・・
僕はFIRE生活を始めた当初から「時間」について危機感がありました。 年齢と共に時間が速く過ぎゆく感覚から、ジャネの法則で体感時間の余命計算をしました。 すると、 「50歳でFIREし、余命35年あっても、人生の90%の体感時間は過ぎている」 という結果となりました。 「歳を...
以前からお伝えしている通り、今日、3月末でブログを一区切りにします。 FIRE生活に入ってちょうど4年。大学時代に見劣りしない想定外の刺激や広がりのある期間となりました。 「FIREとは?自由とは?」を考えながら日々の出来事や気づきを書き下ろしてきました。 その自由研究のアウトプ...
FIRE生活に入ってから、僕は「タイパ(時間の効率)」の考え方を手放しました。 タイパを上げても、豊かなFIRE生活は実現できないという直感があったからです。 そのため、サラリーマン時代のタスク管理のような「TODOリスト」は作らず、あえてFIRE生活の肌触りを感じながら、効率...
前回、自由は段階ごとに価値が変わると書きました。 ただ振り返ると、その自由は自分ひとりで完結するものではありませんでした。 同じ時間、同じ行動でも、誰と関わるかによって、見える世界や広がり方が変わります。 今日は、FIRE後に見えてきた「人間関係」について綴ります。 FIR...
FIREから4年。自由の価値は、毎年変わってきました。 1年目は解放、2年目は安定、3年目は退屈、4年目は刺激。 振り返ると、自由とはひとつの状態ではなく、その都度、意味を変えながら現れるものだったと感じています。 今日は、FIRE後にあらためて考えた「自由」と「FIREの価...
FIRE生活の4年間を綴ってきたこのブログ(開始は2022年11月)も、いよいよクロージングが見えてきました。 今日は、読者の方への感謝について綴ります。 ブログへのご意見やお会いした方々へ これまで、問い合わせフォームでご意見をいただいたり、メールでやりとりをしたり、実際にお会...
サラリーマン時代、よく言われた言葉があります。 「もっと好奇心を持って調べろ」 そうやって叱られながら、目の前のテーマを深掘りし、背景まで調べることを繰り返していました。 ただ振り返ると、あの頃の好奇心はどこか“強制悪用されていた”という気がします。 サラリーマン時代の習...
サラリーマン時代の習慣で、FIRE生活に役立っているものがあります。 最も大きいのが「好奇心の使い方」です。 FIRE生活のように時間と自由があると、好奇心をもって興味や関心に従って行動すると、世界が広がります。 そんな好奇心の土台は会社員時代に作られていたと感じています。 ...
FIRE生活を経て、気づけば一つの形になっていたものがあります。それが、僕の「資産運用ルールブック」です。 サラリーマン時代の僕にとって、お金は増やすものでした。資産を最大化することが、最も合理的だと思っていたからです。 ですがFIRE後は、その前提が変わりました。 いまの...
FIREの究極メリット~”お金を増やす”を捨てた先にあるもの
僕の4年間のFIRE生活は、「お金にとらわれない」をテーマにしてきました。 経済的自立をして自由になったはずなのに、当初はお金を増やすことばかりに時間を使うという矛盾がありました。 時間よりお金を優先していた理由は2つあります。 ・完全リタイア生活に入り、お金を切り崩す不安...
FIRE後、僕が経験した最大の心境変化は、サラリーマンの常識を疑うようになったことです。 きっかけは、早期リタイアしたにもかかわらず、お金を増やすことで忙しく日々を過ごしていた自分に気づいたことでした。 そんな違和感を掘り下げると、 ・「時間を持て余すのは悪だ」と多忙に過ごし...
早期リタイアをすると、当然、人間関係は減ります。 でも、利害関係による人間関係だけが減るので、それは悪くはない変化だと想像していました。 それを当初は「人間関係の断捨離」と捉えていました。 ところが4年のFIRE生活を経て感じることは、「断捨離」というより「新たな行動が生まれる源...
FIREを達成すると自由になります。 自由とは「いつ、どこで、誰と、何をするか」といった行動の自由です。 それは「好きなことができる」という人もいれば「嫌いなことをしなくてよい」という人もいます。 でも僕には、そうした「好き嫌い」ではなく、真の価値は、「余裕が生まれ、行動が増え、...
今日は、FIRE後の幸福感(Well-Being)に関わる「日常の時間の質」について綴ります。 リタイア生活をしてしばらく経った頃、ふとした違和感がありました。 特別なことは何もしていないのに、なぜか満たされているからです。 旅行に行っているわけでもなく、刺激的な体験をしてい...
FIREの決断というと、多くの人はまず経済的な実現性を考えます。 資産はいくらあるのか。どれくらい持つのか。 僕も当然、その点は考えていました。 ただ振り返ってみると、それだけでは決断には至りませんでした。 「できる」という状態と、「したい」と思えるかどうかは、少し違うも...
僕がFIREしたことを知人などに伝えると、様々な反応があります。 その中で、僕が最も困る反応が「仕事が嫌だったから辞めたの?」というものです。 というのも、僕は仕事が嫌いだったわけではなかったからです。むしろ、好きだったと言ってもいいくらいでした。 すると、仕事=ストレスと捉える...
絶望で始まったサラリーマン生活が、FIREに合理的だった理由
僕は社会人になる前日、かなり絶望していました。 自由だった大学生活が終わり、これから何十年も会社で働くのかと思うと、とても気が重かったからです。 ただ振り返ってみると、サラリーマン生活は意外と面白く、結果としてFIREにとって経済的にも精神的にも合理的な時間でした。 そんな...
お世話になった元上司等に、早期リタイアする意思を伝えたとき、いろいろな反応がありました。 大半の方は、長年のサラリーマン生活への労いや、新しい人生への応援の言葉でした。 そんな中で、二つだけ印象に残っている言葉があります。 一つは 「どうやって生活していくのですか?」 も...
「明日から社会人」となる日の絶望が大きかった人が知るべきこと
自分の人生のなかで最も憂鬱だった日は 入社の前日です。 「明日からノンストップで働き続ける日々が始まる・・・」と思うと、絶望感以外はありませんでした。 会社が嫌だとか、働くことを否定しているとか、そういったわけではありません。 大学時代の 自由な生活が終わり、制約ばかりの不自由な...
いまFIRE生活を送る僕ですが、子供のころは南米で生活をしていました。 そして最近は、その南米生活とFIREは、大きな関連があると思っています。 今のFIRE生活で大事だと思うのは「好奇心」です。 でもそれは会社を早期リタイアして突然できたわけではなく、中高校生の頃の南米生活に芽...
僕はFIREして、いまはアーリーリタイア生活をしています。 時間の自由を手に入れ、好奇心や体験、自分のペースで生きることを大事にしています。 そんな僕とは、まったく逆の人生を生きてきた人がいます。 僕の父です。 父は、生涯現役の人でした。 成功すること。お金を稼ぐこと。...
先日、大学のゼミ仲間で還暦同窓会を開きました。 卒業以来、40年近く会っていない人もいます。 「久しぶりすぎて話が合うのだろうか?」 正直、少し不安もありました。 でも、その心配はまったくの杞憂でした。 会場に入った瞬間、40年の時間はあっさり消えました。 今日は、還...
FIRE界隈では「FIREしたことを人に言わない」とする人は少なくありません。 人から羨まれたり、変わった人と思われたり、余計な詮索をされるからです。 実は僕もFIRE当初、そんな感覚が少しありました。 その頃は 「FIRE=報酬」 と捉えていたからです。 早期リタイアをし...
一般的にFIREでは、資産をどれだけ増やすか、どのように運用するかという「投資設計」から考えることが多いと思います。 つまり 資産を増やす ↓ その資産で生活する という順序です。 しかし僕はFIRE生活を4年間続けるなかで、少し違う考え方にたどり着きました。 それは、人生に...
僕のFIRE生活は、いま資産取り崩し期にあります。生活費に対して資産所得だけでは不足しているからです。 ただし65歳以降は公的年金の受給が始まり、資産所得と合算すれば生活収支は黒字化する見込みです。 つまり今は、将来黒字化するまでの移行期間でありながら、本来の定年までにあたる...
FIREの4つのモデル:資産基準と生活基準で変わるFIRE設計
FIRE前は、仕事が生活の中心です。時間の使い方や人間関係、興味関心も会社を軸に回っています。 FIREを考えるときも、自然と「いくら資産があれば働かない生活を送れるか」と「資産基準」です。 ところが実際にFIREすると可処分時間が増え、生活リズムや人間関係、興味関心も変化し...
FIRE後の生活費は資産所得で賄えるか?~僕のキャッシュフロー実例
FIREして4年が経つなかで、僕の資産との向き合い方にも少しずつ変化が生まれてきました。 FIRE直後は、「日常生活を心底楽しむ」ことを最優先にしていたため、資産管理は極めてシンプルで、毎月、資産総額とその構成、推移をざっと確認する程度です。 つまり、資産のストック(どれだけ...
FIREして4年が経ちました。 この節目で僕はあらためて自分の資産を棚卸してみました。 といっても、今回は「いくらあるか」という残高の確認ではありません。 整理したかったのは、自分が資産を どういう視点で見ているのか ということです。 結論から言うと、資産の見方は次のように変...
FIREの必要資産はよく「年間生活費の25倍」と言われます。いわゆる4%ルールです。 合理的な目安ではありますが、FIRE生活を4年続けるなかで、僕はこの数字は少し雑な指標ではないかと感じるようになりました。 というのも、この計算は「資産 → 支出 → 生活」という順序で考え...
完全リタイア生活を送るうえで、「不確実性」はとても厄介です。 何が起こるかわからない。自分がどう変わるかもわからない。 FIRE後の自由な生活では、こうした不確実性が精神的な満足度を静かに削っていきます。 僕自身もこの課題と向き合いながら試行錯誤を続けてきました。 そしてF...
FIREに向いている人の条件として、孤独耐性、自己管理、目的があることなどが一般に挙げられます。 どれも間違ってはいません。ですが僕は、どこか本質ではないと感じてきました。 今日は、僕が考えるFIRE適性について綴ります。 世間で語られるFIRE適性 FIRE後は会社とい...
FIRE生活を4年送る中で、お金との向き合い方について、どうしても立ち止まってしまう問いがあります。 それは、「お金を増やすゲームを、本当に降りていいのか?」という迷いです。 サラリーマン時代、お金を増やすことは、自由と解放に近づくための明確な手段でした。 働き、貯め、増やす。...
2026年2月末(FIRE45か月目)の資産分析です。 今回は、今後の4年間の資産運用戦略も考慮しながら分析をしています。 金融資産の推移と構成 4年前のリタイア時点から現在までの資産推移です。 金融資産の推移 リタイア時点(100%)に対し現時点では111.8%と、4年間、ほぼ...
「無定年で働ける自分を作ろう・・」。 FIRE生活を送る僕とは「真逆」の記事を読み大きな違和感がありました。 定年してからでは遅すぎる…「一生、仕事とお金に困らない人」が50代までに始めていること 記事では、年金だけで暮らすのが難しい時代に備え、50代のうちから次のキャリアを見据...
FIRE後に猛烈に働くのは本当にFIREか?~その違和感の正体
世間で、「FIREをしました」と言いながら、猛烈に働いている方を見かけることがあります。 理屈のうえではFIREですが、僕はどうも「これは本当にFIREか?」と感じてしまいます。 FIREの定義からいえば、確固たるFI(経済的自立)を作ってさえいれば、REの形は自由に実現でき...
概ね、FIREを達成した人は満足しているし、幸福そうに見えます。 少なくとも、FIREしたこと自体を後悔している人は多くはありません。 ただ、最近よく考えるのは、その満足や幸福が、「 どこから生まれているのか、そして何によって維持されているのか」 は、人によってかなり違うという点...
早期リタイア生活に入ってから、以前にも増して大きなテーマだと感じているのが「居住」です。 どこに住むかは、日々の快適さだけでなく、人間関係や好奇心の育ち方に影響します。 その結果として、どんな体験をし、どんな知識やスキルを獲得していくのかも大きく変わります。 そのため今の僕は...
リタイア生活に入ると、居住費は「コスト」と見なすのが一般的です。 働かなくなった以上、家賃やローン、管理費はできるだけ抑える。FIRE生活としては、これは王道の考え方だと思います。 ただ、僕は最近、住まいをコストではなく「投資」として捉え直すようになりました。 それは、お金...
リタイア後は「自宅で過ごす時間が長いから」と住環境の重要性が言われます。 でも僕の実感は少し違っています。 僕が住まいに求める評価軸は、サラリーマン時代には存在しなかったものに変わりました。 その軸は、仕事中心とした利便性からリタイア直後はその解放感からくる 「 自由に行動できる...
これまで4年間のアーリーリタイア生活を踏まえ、改めて、「今後の理想のリタイア生活」をどう描いているかを綴ります。 具体論というより基本方針とはなりますが、結論から言えば、 お金を使って、減っていく時間と健康を補いながら、大学時代のような「世界が広がっていく状態」を、今の知恵と...
前回の記事で、僕は早期リタイアによって人生の可処分時間を増やし、残りの有限な人生の時間を「後悔ない生き方」に使いたいという考えを綴りました。 ただ、実際にFIRE生活を続けると、こうした 後悔回避が強いゆえ見落としがちなこと を体験しました。 今日はそうした「盲点」を整理しま...
Die With Zeroを実践した僕が考える「後悔しない生き方」の構造
Die With Zeroを読んで、強く共感した人は多いと思います。 人生は有限で、できなくなることは確実に増える。仕事に時間を使いすぎると、体験や思い出の複利を逃す。どれも、もっともだと感じる指摘です。 僕自身も、この本の考え方にはかなり共鳴しています。 ただ正確に言うと、...
今日は、世間でたびたび語られる「FIREの後悔」について、感情論ではなく構造の観点から整理してみたいと思います。 FIREが良いか悪いかではなく、なぜ人によって評価がここまで分かれるのか。FIRE4年が経過した僕なりに、その背景にある「評価軸の違い」を言語化します。 FIREの後...
今日は、資産形成期とFIRE後で大きく変わった「お金の換算軸」について綴ります。 サラリーマン時代、僕はお金を使うたびに、ほぼ反射的に同じ計算をしていました。 「これは将来いくらになるのか」、「何時間の労働に相当するのか」です。 10万円を使わなければ、年4%で運用して15年...
今日は、「年収・資産額・お金との距離感が、FIREを経てどう変わったか」について綴ります。 世間では今も、年収が高いほど優秀で、資産額が多いほど成功者だ、という価値観が根強くあります。 僕自身も、会社員時代はその軸の中で生きてきました。 けれど、リタイアして数年が経ち、資産を...
FIRE後の生活水準をどう設計するかは、人それぞれです。 生活水準を下げることで、より早くFIREを達成し、「働かない状態」という自由を早期に手に入れる人もいます。それも一つの合理的な選択だと思います。 ただ僕は、アーリーリタイアの時期が多少遅くなっても、 FIRE後に生活水...
FIRE4年の節目を迎え、金融資産の暴落シュミレーションをしました。 暴落シミュレーションの目的は、恐怖を増やすことではなく、 リスクを受容するためです。 経済恐慌が発生したとして、金融資産がどこまで減少し得るのかを数値化。それによって、資産全体の安全性や耐久性を構造的に理解する...
今日は、FIRE後の生活を通じて僕が実感した「お金の不安をなくす決定打」について綴ります。 お金を増やすことに集中していたFIRE前も、実際にお金を使い始めたFIRE後も、お金の不安は形を変えながら常につきまといます。 特に入金力が大きく落ちるFIRE後は、不安への向き合い方を...
人間関係は、サラリーマン時代もFIRE後も、僕にとっては「資産」と感じています。 ただし、サラリーマン時代の人間関係は、「好き嫌い」と切り離し、評価や役割を前提に構築されたものです。 仕事を円滑に進めるうえで合理的な関係でしたが、役割が消えれば終わってしまうフェイクな側面を含ん...
FIRE後の人間関係は「断捨離」だと言われがちですが、今の僕の感覚では、それは半分正解で、半分は誤解だと思っています。 実際に起きたのは、人間関係を単純に減らしたことではなく、人間関係に求める役割や前提条件が、大きく変わったということでした。 今回は、サラリーマン時代とFIRE...
FIRE生活を楽しむ資質~好奇心はアイデンティティを手放したとき最大化する
前回の記事では、FIRE後に自由な時間が増えても、それを使いこなすには「好奇心」が重要だ、という話を書きました。 その好奇心を育てるうえで、実は「目標を持つ」というサラリーマン的な発想が、新しいものへの反応を鈍らせている、というパラドクスにも触れました。 目標があると、テレビや...
今日は、FIRE後の生活で、僕が意図的に「やらなくなったこと」について綴ります。 それは、目標を立てること、細かく予定を組むこと、TODOリストを常に持つことです。 怠けているわけではありません。 これは、自由な時間をどう使うかを考えた末の、かなり意識的な選択でした。 サラリー...
今日は、FIREをしてから僕の前に広がる世界が、どんなふうに見えるようになったのかを、少し感覚的に綴ってみたいと思います。 理論や正解の話ではありません。 あくまで、僕自身が4年間のFIRE生活から感じる景観と手触りの話です。 サラリーマンの頃の景観 サラリーマンになる前、僕は...
次の3月末で、FIREから丸4年になります。 宣言してきたとおり、この節目で一度、区切りをつけようと思っています。 残り50記事という数字が見えてきて、いまはどこか、深呼吸をしたい気分です。 4年間は「思考停止」ではなく「思考深化」だった この4年間、僕は時間、健康、お金、人...
FIREをすると生活は確かに大きく変わります。 ただそれは、「自由になった」というより、何をもって豊かと感じるか、その軸が変わったことが大きいと思います。 サラリーマンの頃は、「お金を増やす=豊かさ」という資産観でした。 ですがFIRE後は、前回の記事で書いた通り、「お金・健康・...
FIRE生活4年を迎える今は、サラリーマン時代とは 「資産とは何か」 という前提が大きく変化しました。 サラリーマンの頃は疑いもなく「資産=お金」であり「金融資産を増やす=成功」という世界観でした。 それがリタイアから4年も経つと、資産の捉え方は「お金」から離れ、より広く捉えるよ...
FIREは万人に有効か? ~FIとREを分けると見えてくる答え
FIRE生活も4年目に入り、当初抱いていた理想やイメージと、実際の生活とのあいだにあるズレが、かなり言語化できるようになってきました。 今日はその中でも、「FI(経済的自立)」と「RE(早期リタイア)」は本当に同じ価値を持つものなのか、僕自身の実感をもとに振り返ってみたいと思いま...
今日は、FIRE生活4年の総括として、「FIREとは何だったのか」について振り返りたいと思います。 結論から言えば、FIRE直後に感じた解放感や安定した自由を経て、時間をかけて自分の価値観・・とくに「何を優先するか」という順番が、サラリーマン時代とは大きく変わりました。 今振...
今日は、高校進学を控えた姪っ子から進路や教育について相談を受けたことをきっかけに、僕がいま考えている「教育とリスクヘッジ」の話を整理してみたいと思います。 結論から言えば、これからの時代における教育の価値は、「成功するかどうか」より、「どれだけ人生の選択肢を分散できたか」で測るの...
4年前(2022年3末)のアーリーリタイア時点、 僕は「いずれ海外プチ移住・・」と考えていました。 当時、コロナ禍の閉塞感から日常が戻りつつあった時期でしたし、移住というのは 自由の象徴です。サラリーマン時代にはできない希少価値ある経験として希望を持っていました。 リタイア生活は...
FIRE生活4年目を迎え、最近、違和感を覚えているのが「FIRE卒業(再就職)への否定的な言説」です。 FIRE卒業は、資金不足であったり、リタイア生活に満足できずに仕事に戻るパターンが標準です。 たとえそこに計画の甘さや自己理解の浅さがあっても、失敗や気づきを得ながら前進したな...
2026年1月末(FIRE44か月目)の資産分析です。 今回は、今後の4年間の資産運用戦略も考慮しながら分析をしています。 支出率と資産増加率 2026年1月の支出率:-0.5% リタイア生活を快適に過ごす支出目標額とほぼ同額の支出があり、金融資産(リタイア時点を100とする)の...
今日は、アーリーリタイアから4年が経ったいま、僕が「もう会社員には戻れない」と感じている理由について綴ります。 これは勢いや反骨心から出た結論ではありません。 時間をかけて4年のリタイア生活のなかで考え続けた末に、いま、自分の中で静かに固まった感覚です。 FIRE直後に感じていた...
50代半ばでアーリーリタイアをして4年が経ちました。 同僚の多くが65歳まで働く一方で、無職である僕が手にしている最大の特権は、「体力・気力・好奇心がまだ十分に残っている状態での自由な時間」です。 ただ、その特権にも賞味期限があります。 次の4年間は、アーリーリタイアと呼べる最...
アーリーリタイアから4年が経過したいま、お金を使うときの判断軸が、サラリーマン時代とは根本的に変わっていることに気づきました。 それは単なる気分や贅沢志向への変化ではなく、「何を最大化しようとしているのか」という評価関数そのものが変わった感覚です。 今日はこの判断軸の変貌について...
僕は早期リタイア後の時間を、できるだけ自由にそして後悔のないよう使ってきました。 FIREから4年が経ったいま振り返ると、「体験の数」ではなく「体験の質」が過ごした時間の豊かさに大きく左右すると感じます。 実際に僕がやったのは、旅行、資格取得、語学や料理などの教室に通ったり、友...
僕はFIRE(早期リタイア)の不安を断ち切って決断するために、ある判断軸を使いました。 なにしろ早期リタイアでの不安は、得られる喜び(自由)より大きかったからです。 判断軸は、「会社を辞めることで何を失い、何を得るのか」という比較で、50代半ばの自分に該当するものを書き出しまし...
日本最早で桜を観に沖縄へ~FIRE後のWell-Being構造
日本一早く桜を見ようと思い、先週、沖縄に行きました。 目的地は寒緋桜(カンヒザクラ)で有名な八重岳です。那覇空港から車で約1時間半、沖縄北部の山あいにあります。 アーリーリタイアから4年が経ち、「FIRE生活におけるWell-beingとは何か」を考え続けてきましたが、今回の旅は...
「資産数億円」でもアーリーリタイアを選ばない富裕層~FIRE批判
SNSやビジネスメディアで時折見かける「富裕層はアーリーリタイアなんて考えない」、「一生働き続けるのが真の成功者だ」という主張があります。 先日、こうしたFIRE批判の発信源の一つが、富裕層を顧客に持つ税理士であることを知りました。 その記事では、次のように述べられています。...
「資産1億円を偏差値で表すと、どのくらいなのか?」・・そんなことを一度は考えたことがある人もいると思います。 統計的に見れば、資産1億円は日本では上位数%に位置し、偏差値に換算すれば70前後。数字だけを見れば、かなりの高水準です。 この水準に到達した人は、運だけではなく継続的な...
FIREをしてからほぼ4年が経ちました。 正直に言えば、最初の頃にあった強烈な ”解放感” はもうありません。 「もうずっと働かなくていいんだ」といった当初の高揚感はすっかり日常に溶け込み、躍るような感情はなくなりました。 それでも、ある特定の瞬間だけは、今でもはっきりと「自...
「資金ぎりぎりFIRE vs 余力十分FIRE」の向き不向き
FIREの話題になると、「資金はギリギリでもいいのか」、「余力はどれくらい必要か」という議論になりがちです。 ただ僕自身、FIRE後の生活を通じて感じているのは、これは単純な優劣の問題ではない、ということです。 大切なのは、その人の性格や価値観、これまでの働き方によって「向き不...
アーリーリタイアできる資産がありながらも「この先、自分は成長しなくなるのではないか」といった不安で、FIREを躊躇する人がいます。 この感情は、怠けることへの恐怖ではありません。むしろ、FIRE後に多くの人が最初につまずく“典型的な罠”だと僕は感じています。 会社員時代に刷り込...
「資産は十分にあってFIREできるはずなのに、無職になるのが怖い」・・こうした悩みを、僕はこれまで何度も耳にしてきました。 この感情は、決して弱さでも未熟さでもありません。むしろ、多くの人が正直に抱えている、ごく自然な不安だと思います。 今日は、この「無職・肩書喪失の恐怖」を、...
FIREを目指すなかで 「資産が十分でも、FIREで年収を手放すのが辛い」と考える人もいます。 僕自身、FIRE前は「せっかく長年の努力で築いた年収を自ら捨てて本当にいいのだろうか?」と、言葉にしづらい不安感を覚える時期がありました。 それこそサラリーマン脳に支配されていたと、F...
日本では「純金融資産1億円以上が富裕層」という定義が広く知られています。 これは野村総合研究所(NRI)の富裕層ピラミッドによるもので、多くのメディアや個人の発信でも引用されています。 この基準は長く使われてきましたが、インフレや円安が進んだ現在、「1億円の価値は以前と同じなのか...
先日、タイ入国時に「模倣サイト」の詐欺にひっかかりそうになりました。 それはタイ入国において必要となる デジタル到着カード 「TDAC(Thai Digital Arrival Card)」 の申請に関するものです。 自分はこうしたものには騙されないといった思いあがりのツケとなっ...
「FIREは暇で辛い」・・こうした声はずっと以前から出ています。そして「FIRE卒業」という言葉もすっかり一般化しています。 FIRE4年目の僕自身は、いまもこの生活を楽しんでいます。ただ、だからといって「暇が辛い」という感覚を一概に否定するつもりはありません。 むしろ、その感覚...
FIRE批判のひとつに「FIREするとボケる」というのがあります。 仕事を辞めることで刺激が減り、社会との接点が薄れ、結果として思考力や判断力が衰えるのではないか、という懸念です。 この批判はどこかもっともらしく聞こえますが、FIRE4年目のいまの僕には、 因果関係の置き方に...
FIRE批判への見解 ~「三大義務(納税・勤労)の放棄」か?
FIREについて語ると、必ず出てくる批判があります。 それが「働く義務や納税の義務を果たしていない!」というものです。 つまり、日本国憲法で定める三大義務( 納税・教育・勤労) のうち、FIREは「納税と勤労の2つの義務を放棄している」という主張です。 FIREから4年目の...
FIREに関する批判の1つに「1億円じゃFIREできない」という主張があります。 この言葉を目にするたびにいつも同じ違和感を覚えます。 それは本当に“金額の問題”なのかという点です。 今日はこの「1億円じゃFIREできない」という批判について、FIRE4年目の僕自身の感覚をもと...
FIREに対する批判はずっと存在しています。 そのなかでよく言われるのが「FIREは逃げだ」という批判です。 FIREをした人は、好きなことをして時間をすごす(ToDo型)や、合わない仕事から解放された平穏を味わう(制約解放型)に分かれます(比率は人によって違う)。 批判は後者...
これまでを振り返ると、お金の果たす役割が人生のステージ毎に大きく違っていました。 お金は「守るため」の役割であったり、「攻めるため」の役割であったりします。また、お金を使う自由裁量があったりする時もあれば、まるで無かったりもしました。 こうした 人生のステージごとにお金の役割がど...
資産を多く持つことは、いまや疑いなく「人生の成功」と結びつけて語られます。 特にFIREとなれば、十分な資産を築き、働かずに自由に過ごし続ける・・ということが理想像として称賛されがちです。 そんな「経済的な余裕のメリット」を否定するつもりはありません。お金は選択肢を増やし、不安...
僕はFIRE(早期リタイア)を現実的な目標として意識し始めてから、節約に対する考え方がはっきりと変わりました。 FIRE前の節約の意味は、「将来の安心のため、なるべく少ない犠牲で資産を最大化する」という効率性がポイントでした。 それがFIRE後は「今の満足を最大にするために資産...
先日、定年退職後の節約の重要性を説く記事を読みました。 率直に言うと、FIREを実践している人の視点から見ると、そこには明らかな「レベルの違い」を感じる内容でした。 ただし、それは定年退職者すべてを指すものではなく、 節約や資産設計を意識しないまま定年という時間軸を迎えた一部の...
ホリエモンのアンチFIRE記事に関する見解(更に言いたい!)
昨日、ホリエモン(堀江貴文氏)のFIRE否定に関する記事を読んで、僕が感じたことを綴りました。 その記事で指摘し忘れている重要な点であり、僕にとってのFIREの最大メリットをもって反論したいと思います。 なお、ホリエモンの主張の FIREな んか目指さないで、一生かけてしがみつき...
今日は、「若者のFIRE志向」を否定するホリエモン(堀江貴文氏)の主張について、FIRE4年目の僕の立場から感じた違和感を、少し踏み込んで整理して綴ります。 ホリエモンの主張は刺激的で、部分的には共感できる点もあります。ただ同時に、そこには見過ごしにくい偏りと、危うさも含まれて...
アーリーリタイアから4年が経過した今でも、正月明けに初仕事へ向かうときの、あの独特の気の重さはよく覚えています。 朝の空気が妙に冷たく感じられたり、電車は混んでいるのに静けさがすごかったり、会社では形式的な挨拶に気持ちが追いつかなかったり。 とはいえ、振り返ってみると、正月明け...
“千と千尋の神隠し”の感動シーンがFIRE(リタイア)後に変化した件
昨日、テレビで『千と千尋の神隠し』が放映されていました。 この映画は、僕がまだ子育てをしていた頃、正月休みに子どもたちに付き合って何度も繰り返し観た作品です。どの場面でどんなセリフが出てくるか、自然と覚えてしまうほどでした。 ところがFIRE後のいま、20年以上ぶりにあらた...
FIREをして仕事から解放されると、他者から時間の制約を受けることもなく、自分の好きなように時間を使えます。 そのため、時間の使い方において、ストレスはありません。 とはいえ、時々、「この時間の使い方は噛み合っていない」と違和感を覚えることがあります。 今日は、僕自身が「これは違...
アーリーリタイアをしてから年々強くなっている感覚があります。 それは「自由な時間は思う以上に速く減る」という実感です。 リタイア後に時間は増えましたが、同時に「この時間を雑に扱えば、あっという間に時間が過ぎる」という怖さも感じます。 今日は、そんな前提に立ったうえで、今年の抱負...
2025年末(FIRE43か月目)の資産分析です。 結論から言うと、2025年 12月は 「支出は多め、資産は微増」 でした。 支出率と資産増加率 リタイア時の金融資産を基準にすると、2025年12月の月間では、 ・支出率:0.49% *(月間支出額)÷(リタイア時点の金融資産)...
年初、僕はこのブログで「2025年は刺激のある1年にする」と書きました。 振り返ると、FIRE生活は、 1年目=解放(受験勉強から解き放たれたような1年) 2年目=回復(体力や健康、人間関係を取り戻した時期) 3年目=マンネリ(生活は安定した一方、日常がルーティン化した) だか...
アーリーリタイア生活を送るなかで、僕はいま「2つのインフレ」と向き合っています。 一つは、誰にとっても避けられない 物価上昇というインフレ 。もう一つは、FIRE後に静かに進みやすい ライフスタイルインフレ です。 FIRE後に支出が増えること自体は珍しくありません。問題は、そ...
FIRE生活を維持するために資産寿命は重要です。その寿命は「取崩し率」によって把握できます。 ただ、その取り崩し率を使っても、 数字をただ追っているだけで、本当の資産寿命を把握し、安心を得るには不十分 だと気づきました。 問題は、取崩し率そのものというより、 その計算前提が雑す...
多くの人は「FIREをすると孤独になる」と思っています。 なぜなら「社会との接点がなくなること」といった外的な環境変化が孤独を生むと考えるからです。 ですが実際は、孤独は物理的な状況より、内的な感覚に左右されて生まれるものだと僕は感じています。 内的感覚ゆえ、FIREをしているか...
孤独という言葉は一括りにされがちですが、実際には置かれた立場や人生のフェーズによって、その正体は大きく変わります。 僕自身、サラリーマンとして働いていた時期と、FIRE後の生活の両方を経験する中で、「同じ“孤独”という言葉では説明できない違い」を強く実感しています。 今日は、...
FIRE後の生活を、「人生の消化試合だ」と感じる人は少なくないと思います。 働く必要がなくなり、資本主義のルールに従って我慢を強いられる日々からも解放される。勝敗はすでに決していて、あとは無理をせず、のんびり時間をやり過ごすだけ・・。 そんな感覚を持つのは、とても自然なことです...
2022年4月からのFIRE生活を綴ってきたこのブログも、気づけば4年というひと区切りを迎えました。 コメントやメッセージ、実際にお会いした方とのやりとりを通じて、この場所は僕一人のものではなく、皆さまと一緒に広がってきた時間だったと感じています。 ここまでお付き合いいただき...
僕はFIRE生活を始めた当初から「時間」について危機感がありました。 年齢と共に時間が速く過ぎゆく感覚から、ジャネの法則で体感時間の余命計算をしました。 すると、 「50歳でFIREし、余命35年あっても、人生の90%の体感時間は過ぎている」 という結果となりました。 「歳を...
以前からお伝えしている通り、今日、3月末でブログを一区切りにします。 FIRE生活に入ってちょうど4年。大学時代に見劣りしない想定外の刺激や広がりのある期間となりました。 「FIREとは?自由とは?」を考えながら日々の出来事や気づきを書き下ろしてきました。 その自由研究のアウトプ...
FIRE生活に入ってから、僕は「タイパ(時間の効率)」の考え方を手放しました。 タイパを上げても、豊かなFIRE生活は実現できないという直感があったからです。 そのため、サラリーマン時代のタスク管理のような「TODOリスト」は作らず、あえてFIRE生活の肌触りを感じながら、効率...
前回、自由は段階ごとに価値が変わると書きました。 ただ振り返ると、その自由は自分ひとりで完結するものではありませんでした。 同じ時間、同じ行動でも、誰と関わるかによって、見える世界や広がり方が変わります。 今日は、FIRE後に見えてきた「人間関係」について綴ります。 FIR...
FIREから4年。自由の価値は、毎年変わってきました。 1年目は解放、2年目は安定、3年目は退屈、4年目は刺激。 振り返ると、自由とはひとつの状態ではなく、その都度、意味を変えながら現れるものだったと感じています。 今日は、FIRE後にあらためて考えた「自由」と「FIREの価...
FIRE生活の4年間を綴ってきたこのブログ(開始は2022年11月)も、いよいよクロージングが見えてきました。 今日は、読者の方への感謝について綴ります。 ブログへのご意見やお会いした方々へ これまで、問い合わせフォームでご意見をいただいたり、メールでやりとりをしたり、実際にお会...
サラリーマン時代、よく言われた言葉があります。 「もっと好奇心を持って調べろ」 そうやって叱られながら、目の前のテーマを深掘りし、背景まで調べることを繰り返していました。 ただ振り返ると、あの頃の好奇心はどこか“強制悪用されていた”という気がします。 サラリーマン時代の習...
サラリーマン時代の習慣で、FIRE生活に役立っているものがあります。 最も大きいのが「好奇心の使い方」です。 FIRE生活のように時間と自由があると、好奇心をもって興味や関心に従って行動すると、世界が広がります。 そんな好奇心の土台は会社員時代に作られていたと感じています。 ...
FIRE生活を経て、気づけば一つの形になっていたものがあります。それが、僕の「資産運用ルールブック」です。 サラリーマン時代の僕にとって、お金は増やすものでした。資産を最大化することが、最も合理的だと思っていたからです。 ですがFIRE後は、その前提が変わりました。 いまの...
僕の4年間のFIRE生活は、「お金にとらわれない」をテーマにしてきました。 経済的自立をして自由になったはずなのに、当初はお金を増やすことばかりに時間を使うという矛盾がありました。 時間よりお金を優先していた理由は2つあります。 ・完全リタイア生活に入り、お金を切り崩す不安...
FIRE後、僕が経験した最大の心境変化は、サラリーマンの常識を疑うようになったことです。 きっかけは、早期リタイアしたにもかかわらず、お金を増やすことで忙しく日々を過ごしていた自分に気づいたことでした。 そんな違和感を掘り下げると、 ・「時間を持て余すのは悪だ」と多忙に過ごし...
早期リタイアをすると、当然、人間関係は減ります。 でも、利害関係による人間関係だけが減るので、それは悪くはない変化だと想像していました。 それを当初は「人間関係の断捨離」と捉えていました。 ところが4年のFIRE生活を経て感じることは、「断捨離」というより「新たな行動が生まれる源...
FIREを達成すると自由になります。 自由とは「いつ、どこで、誰と、何をするか」といった行動の自由です。 それは「好きなことができる」という人もいれば「嫌いなことをしなくてよい」という人もいます。 でも僕には、そうした「好き嫌い」ではなく、真の価値は、「余裕が生まれ、行動が増え、...
今日は、FIRE後の幸福感(Well-Being)に関わる「日常の時間の質」について綴ります。 リタイア生活をしてしばらく経った頃、ふとした違和感がありました。 特別なことは何もしていないのに、なぜか満たされているからです。 旅行に行っているわけでもなく、刺激的な体験をしてい...
FIREの決断というと、多くの人はまず経済的な実現性を考えます。 資産はいくらあるのか。どれくらい持つのか。 僕も当然、その点は考えていました。 ただ振り返ってみると、それだけでは決断には至りませんでした。 「できる」という状態と、「したい」と思えるかどうかは、少し違うも...
僕がFIREしたことを知人などに伝えると、様々な反応があります。 その中で、僕が最も困る反応が「仕事が嫌だったから辞めたの?」というものです。 というのも、僕は仕事が嫌いだったわけではなかったからです。むしろ、好きだったと言ってもいいくらいでした。 すると、仕事=ストレスと捉える...
僕は社会人になる前日、かなり絶望していました。 自由だった大学生活が終わり、これから何十年も会社で働くのかと思うと、とても気が重かったからです。 ただ振り返ってみると、サラリーマン生活は意外と面白く、結果としてFIREにとって経済的にも精神的にも合理的な時間でした。 そんな...
お世話になった元上司等に、早期リタイアする意思を伝えたとき、いろいろな反応がありました。 大半の方は、長年のサラリーマン生活への労いや、新しい人生への応援の言葉でした。 そんな中で、二つだけ印象に残っている言葉があります。 一つは 「どうやって生活していくのですか?」 も...
自分の人生のなかで最も憂鬱だった日は 入社の前日です。 「明日からノンストップで働き続ける日々が始まる・・・」と思うと、絶望感以外はありませんでした。 会社が嫌だとか、働くことを否定しているとか、そういったわけではありません。 大学時代の 自由な生活が終わり、制約ばかりの不自由な...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指す人にとって、「いくらあれば足りるのか?」は永遠のテーマです。 ネット上では「4%ルールで25年分の生活費を用意すればOK」など、数字で語られることが多いですが、実際のFIRE生活を通じて見えてきたのは、 「資産が多ければ多いほど自由に...
「仕事を通じて成長する」というのは、社会に出る前から言われ続けたセリフです。 成長とは、「仕事で知識を得たり、目標に向け努力したり、世の中に役立ったりすることで達成するもの」だという常識が、いつのまにか自分の中に根付いていました。 ですが、仕事から離れたFIRE生活を送るよう...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)をした後、日常生活の中でいくつかの変化がありました。 そのひとつは些細なことですが、「冷蔵庫の中にあるものの賞味期限切れがほとんどなくなった」ということです。 仕事をしていた頃は、忙しさや急な予定変更などのせいで、まとめ買いした食材が期限切...
先日、「富裕層はFIREに目もくれない」というタイトルの記事を読みました。 そこで主張されていたのは、「経済的自立は、好きな仕事をするための手段である」、「イヤイヤ働いてきた人は早期リタイアを選び、充実して働いてきた人は独立起業を選ぶ」という構図です。 筆者の周囲にいる富裕層...
先日、あるFIRE実践者の記事(以下)を読みました。いわゆる、資産所得も得ながら「住民税非課税世帯」の制度を利用して、所得税の負担を抑えているという内容です。 この記事に対し、「働けるんだったら、ちゃんと働いて税金を納めろよ」と、不公平感を訴えるコメントが寄せられたそうです。 ...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)という生き方が広まる一方で、それに対する批判の声も一定数あります。 批判が悪いわけではありませんが、あまりにも感情的に、「暇すぎる」「投資で生活できない」「働かないなんてずるい」など主観にこだわりすぎて論理性に欠けるケースもあります。 その...
歳を重ねるほどに、「孤独」・・いわゆる「ひとり時間」が心地よくなってきました。 この感覚には、同世代の友人たちも大いに共感してくれます。 学生時代から社会人初期にかけての僕は、むしろ「群れるのが好きなタイプ」でした。 予定が埋まっていないと不安で、飲み会や遊び、旅行も、できる限り...
1億円の金融資産をつくってFIREした元会社員が「持家か賃貸か」について独自の見解を述べた記事がありました。 結論としては「賃貸」という選択です。 その理由を読むと共感できる点も多くあるのですが、1億円の資産を保有したうえでの判断としては、少し違った見方もあるかもしれないと感じ...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)をしてから3年、お金を取り巻く環境は不思議なことが起きています。 自由な時間が増えたにもかかわらず、「浪費したい」という欲はむしろ減り、それにもかかわらず家計全体の支出は リタイア前より約50%増 と増えています。 これは一見矛盾していて、単に...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)をしてから、丸3年が経ちました。 FIRE前の自分は、「自由な時間が増えること」や「働かなくてよくなること」がメリットだと考えていました。 もちろん、それも間違いではありません。 ですが3年という時間を経て実感するメリットは、もっと深いと...
FIREできるのにしない人。 それは働かなくても十分な資産があるにもかかわらず、「FIREしたい」と言いながら、いつまでも仕事を続ける人です。 そうした「決断の先延ばし」を批判するものではありませんが、大切なのは その間にも、目に見えない「3つの損失」が積み重なっている という...
国民的グループ「嵐」が、来年“解散コンサート”を開くという報道が注目を集めています。 彼らは若くして圧倒的な名声と経済的基盤を築いており、もはや「働かなくてもいかようにでも生きていける状態」です。 そんな彼らが、グループとしての活動を終了するという決断を下したのは、ある種、芸...
ある「FIRE(早期退職)で失敗する人」というタイトルの記事で「FIRE(早期退職)してみたが幸せになれず、結局再び働き始める人が多い」という記述がありました。 失敗の原因でありパターンは、1つ目が「やることがない」、2つ目が「話が合う人がいない」、3つ目が「仕事をしている方が幸...
独身の今だからこそ実現できたFIREですが、もし自分が離婚せずに既婚のままだったら、それは本当に可能だったのか? そんな疑問がふと頭をよぎりました。 僕には、20年近くの家庭生活を送り、子どもの養育もかなり終盤まで共に過ごした経験があります。 その体験をもとに、「FIREを阻...
「なぜ、FIREをしたいの?」 そう聞かれて 「仕事を辞めたい」 と明確でインパクトのある回答をする人もいれば、 「とにかく自由に行きたい」 といった周囲からすると理解しにくい内面的な動機まで多様に存在します。 お金や時間が自由になるFIREだからこそ、 どんな人生を送りたいか...
今も時々、サラリーマンとして現役で頑張っている人たちに会う機会があります。 すると、一定の割合でこう尋ねられます。 「FIREって、退屈じゃないですか?」 この質問を投げかけてくる人は、FIREに対して一定の理想を抱きつつも、どこかで「本当に楽しいのか?」という疑念を抱えてい...
FIREで後悔しないためには、「早期リタイアによる逸失利益」をできる限り数値化し、それに見合う価値を冷静に見極めて納得感を得ることが重要です。 逸失利益とは、たとえば「定年まで勤めていれば得られたはずの収入」や「社会的信用等」といった数値的・非数値的な利益全体を指します。 早期...
2025年4月末時点の資産状況です。 金融資産は、先月よりもドル安・株安の影響を受け連続4か 月で下落し、リタイア時点(2022年5月末基準)の102.5%での着地となりました。 純資産についても、不動産評価額の微減によりこれまでの上昇トレンドが失速し、リタイア時点(2022年5...
もしFIRE達成者のコミュニティがあって、自分が「月次で定期報告しあう場を運営せよ」と命じられたら? そんな仮定のもと「月次報告会の運営概要」をどうするか考えてみました。 やはり、辛くて苦しい面もあったサラリーマン生活では「楽しいこと」を取りこぼしていました。 FIRE後はそうし...
最近、「リタイア後は1年かけて世界一周したい」という記事を読み、このような発想を持っている方はFIRE生活に向いていると思いました。 なぜなら、サラリーマン的な「細切れの時」を繋ぎ合わせて何ができるかを考えるのではなく、FIREだからこそ得られる「まとまった時間」をもとに、大きく...