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資産形成をしていく上でひとつのポイントとなるのが純金融資産500万円という数字です。 ・日々の生活でお金に困る状況ではない ・大きな支出があっても対応することができる 純金融資産が500万円あるとはこのような状況です。そして、資産を1,000万円、2,000万円と大きくしていくには通過点である資産額です。 そして、純金融資産500万円というのは、どのような世帯であっても考え方や工夫によって到達することができますね。 ・年収が平均よりも低い ・リスクを取った資産運用をしない このような状況であっても十分に到達することが可能だということです。 しかし、漫然と生活しているだけで誰しもが到達可能かと言えばそうではないですね。 純金融資産500万円に到達することなく、人生を終えてしまうという世帯も少なくはないということです。 ・純金融資産500万円の世帯とは ・純金融資産500万円に確実に到達するための方法 今回はこの2点について触れてみたいと思います。
【絶対に損をしなけば投資をするとの回答が30%】金融教育に関する意識調査2023からわかる投資をはじめることが難しい理由
2023年7月6日に野村アセットマネジメント資産運用研究所から「金融教育に関する意識調査2023」が公表されました。 ・投資の実態 ・金融教育の受講意欲、理由 ・金融教育の受講経験、内容等 ・家庭での金融教育 内容としては、このような金融教育に関する事項を24項目に分けて調査を行った結果です。 www.nomura-am.co.jp 調査はインターネット調査で行われており、20歳~69歳の男女で有効回答数は10,664サンプルと非常に大掛かりな調査です。 この調査の非常に面白いところは、はじめに調査サンプルに対して、金融に関する問題7問に回答してもらい、金融リテラシーの高さを測定しています。 ・6~7問正解 金融リテラシー高位置 ・3~5問正解 金融リテラシー中位置 ・それ以下 金融リテラシー低位置 このように正解数に応じて3つの階層に調査サンプルを分けています。 ※金融に関する問題は「金融教育に関する意識調査2023」の最後のシート(調査概要)に記載されています。個人的にはそれほど難しい問題ではないと感じます。 この、金融リテラシーを3つに分けた調査内容は非常に興味深く、その中で特に私が気になった項目が「投資をはじめる条件」を集計した内容です。 ・投資をはじめる条件の集計結果 ・集計結果からわかる投資をはじめることが難しい理由 今回は「金融教育に関する意識調査2023」の内容からこの2点を中心に投資をはじめることについて考えてみたいと思います。
【NISAの満足度に関する調査】有価証券を300万円以上保有していれば上位何パーセントに入るのか
4月11日に金融庁から「NISAの満足度に関する調査」の調査結果が公表されました。 調査の概要としては、金融庁から委託を受けた野村総合研究所が昨年の6月から7月にNISA口座を保有している方を対象として行われました。 設問は9問あり、回答サンプル数は96,030サンプルとかなり大規模な調査であることがわかります。 調査の詳細な結果はパワーポイントで60スライドとかなりボリュームがあり、内容は非常に興味深いですね。 ・個人年収 ・個人有価証券保有額 ・NISAへの年間投資額 このようなことをデータにまとめており、内容としてはかなり踏み込んだものとなっています。 今回は「NISAの満足度に関する調査」についてのいくつかの項目に触れて、そこからわかることを考えてみたいと思います。
野村総合研究所、富裕層ピラミッド(純金融資産ベース)で「自分はどの階層か?」と考えて思うこと
野村総合研究所(NRI)は2005年から定期的に「富裕層ピラミッド」を発表しています。 富裕層ピラミッドとは、世帯における「純金融資産保有額」を指標とし、各種統計などから推計して階層分類したものです。 階層は、その保有資産額の応じて「超富裕層・富裕層・準富裕層・アッパーマス層・マ...
世帯の純金融資産保有額について最もわかりやすいもののひとつが、野村総合研究所が出している純金融資産保有額を階層別に表した図解ですね。 出典 野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計 ニュースリリース 野村総合研究所(NRI) 最新の調査結果(2021年版)が3月に公表され、各層の内訳は以下のようになっています。 ・超富裕層 0.1% ・富裕層 2.5% ・準富裕層 6% ・アッパーマス層 13.4% ・マス層 77.8% この内訳を見て分かるとおり、大多数の世帯は純金融資産保有額が3,000万円未満のマス層に属しています。 もちろん、自分の世帯の純金融資産保有額がマス層に属していることは悪いことではありません。 資産形成というのは誰もが0円からスタートさせることになるからですね。 しかし、ある程度の年齢に達している、資産形成に何十年と取り組んでいるにも関わらず、マス層に属し続けるというのはよいことではないですね。 マス層というのは、あくまでも資産形成の準備段階であり、資産形成をする以上、誰もがその上の層(準富裕層、富裕層)などにステップアップしていく必要があるからです。 各層にステップアップしていくために非常に重要なのが、いかにしてマス層から抜け出してアッパーマス層に上がるかということです。 そして、マス層からアッパーマス層に上がるためにはある程度の条件を満たしておく必要があると私は考えています。 ・アッパーマス層について ・マス層からアッパーマス層にあがるために必要なこととは 今回は資産形成について、この2点を中心に触れてみたいと思います。
【金持ちしか勝たん!野村総合研究所の最新調査結果】2019年と2021年の世帯の純金融資産保有額比較
2023年3月1日に、野村総合研究所から2021年の日本における純金融資産額保有別の世帯数と資産規模を各種統計から推計された調査結果が公表されました。 ・国税庁統計年報書(国税庁) ・全国消費実態調査(総務省) ・人口動態調査(厚生労働省) 調査結果は、このような統計データと野村総合研究所が富裕層に行ったアンケート調査などを集計した統計データを基に作られています。 ・超富裕層(5億円以上) ・富裕層(1億円以上5億円未満) ・準富裕層(5,000万円以上1億円未満) ・アッパーマス層(3,000万円以上5,000万円未満) ・マス層(3,000万円未満) 世帯の純金融資産保有額をこの5つの階層に分けて、図解で示したものが調査結果の総表として示されています。 自分の世帯がどの層に属しており、他の世帯と比較して純金融資産が多いのは少ないのか、ということは資産形成をしていく上でひとつの目安として知っておくことは非常に大切です。 ・純金融資産保有額とは ・2021年の世帯の純金融資産保有額の解説 ・2019年と2021年の世帯の純金融資産保有額の比較 今回はこの3点を中心に世帯の純金融資産保有額について考えてみたいと思います。
日本の富裕層は149万世帯 富裕層・超富裕層の世帯数は最多に('ω')
www.nri.com 2021年度版の金融資産別の世帯数と資産規模をピラミッド型で表した分類が、野村総研から発表されました。 日本の富裕層は149万世帯、超富裕層は9万世帯で、この推計を開始した2005年以降過去最多となったとのことです('ω') 私は2019年に続いて準富裕層世帯に位置していますが、富裕層に到達できるのはいつになるのかなー。インデックス投資の比重を上げていけば、いずれは到達できそうですが、このインフレ下で金利の高い状態では、当面は厳しいかなと感じています。 アベノミクスが始まったのが2012年でしたので、それ以降の2013年度は準富裕層以上の世帯が急増しているのがわかります…