「働いたら負け」・・というのは、働くことへの違和感や抵抗感、そして社会構造そのものへの抗議の言葉だったりします。 こうしたスタンスを取ることは悪くはない(そう思えるぐらい社会経済も行き詰まっている)とは思いますが、どうしても「働いたら負け」と考える方に伝えたいことがあります。 今...
2022年3末に完全リタイア。「FIREの自由で創るセカンドライフ」をテーマに情報発信~FIRE-Driven Lifestyle Innovation~
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「働いたら負け」・・というのは、働くことへの違和感や抵抗感、そして社会構造そのものへの抗議の言葉だったりします。 こうしたスタンスを取ることは悪くはない(そう思えるぐらい社会経済も行き詰まっている)とは思いますが、どうしても「働いたら負け」と考える方に伝えたいことがあります。 今...
先日、こんなメッセージを読者の方からいただきました。 「私は”静かな退職”によって被害を受けています。最低限の仕事しかしない同僚の業務が『時間内に終わらないから』という理由で、上司から私に一部を引き取るよう指示されます。そんな同僚の“静かな退職”のしわ寄せが自分にきていて、と...
僕のFIRE生活は、子育ても終え、仕事にも一区切りがついた50代という、比較的遅めのタイミングから始まりました。 それだけ長くサラリーマン生活を続けてきたせいか、FIREで手に入れた「自由」には、あるひとつの欠落を強く感じています。 それは、「日常の変化」がなくなることです。...
定時で帰る。余計なタスクは引き受けない。出世にもこだわらない──そんな「静かな退職(Quiet Quitting)」という働き方が、いま注目を集めています。 最近読んだある記事では、「静かな退職を選んだ若手社員の末路」として、 市場価値の低下・AIによる業務の喪失・キャリア崩...
「お金という存在を好きか?」というフレーズをみて、少し戸惑いを覚えました。 今日はその違和感について綴ってみたいと思います。 もちろん、お金はとても大切です。ですが、「好きか?」「愛しているか?」と問われると、どうもピンときません。 例えるなら、「空気が好きですか?」、「水を愛...
FIRE生活に入ると、意外と多くの人が「自由なのにやることが見つからない」という状況に陥ります。 僕自身、当初は「リタイアしたらこれをやろう」とリストを作っていましたが、そのリストをあえて使わず、自分の思うままの感性に任せてリタイア生活でやりたいことを見つけています。 こうした行...
定年退職を無事に迎え、ホッとした夫に対して、妻がある秘密を告白する・・という The Gold Online の記事を読みました。 あまりに衝撃的だったので、今日はそのことを綴ります。 定年退職の翌日、突然明かされた「1,000万円の秘密」 これは、月収64万円、退職金2,70...
FIRE失敗というのは、一般的には「お金が尽きて働かざるを得なくなる」といった経済的破綻を指します。 経済的な自立が前提ゆえ、その土台が崩れるのは確かに失敗というか不本意です。なぜなら「望まない選択(例えば、働きたくないが働く等)」をしなくてはいけないからです。 僕はいまFIRE...
FIRE後、都会生活を離れて田舎生活をするというのは、自分のなかの選択肢にありながら断念した経緯があります。 やはり、都会生活の長い僕にとっての田舎ゆえの大きな-ハードル?というのは、うじゃうじゃいる虫たちです。 今日はそんな虫嫌いが少し変化した体験です。 空き家のリノベ 僕は以...
FIRE前の不安として、「FIRE生活では膨大な時間を持て余すのではないか」と悩む人も少なくありません。 実際、完全リタイアをしてFIRE生活に入った僕も、多くの自由時間を手に入れました。 それは、「やりたいことを思いきりやるための時間」でもありますが、実際には、はじめから明確...
先日、ある記事を読みました。内容は「1億円を貯めた男性が、FIREを目前にしてなぜか踏み出せずに悩んでいる」というものでした。 記事のなかでは、入社後にFIREを目指して節約に励み要約計画通りにお金を貯めたがなぜかFIREすることに躊躇している、というものです(この部分は4コマ漫...
リタイア生活に入ると、「ストレスから解放された」という感覚は確かにあります。 会社員時代のように、時間的な制約もなければ、無意味な人間関係に悩まされることもありません。 「自分のペースで一日を組み立てられる」日々は、想像以上に快適です。 とはいえ、すべてのストレスが消えるわけで...
働いていた頃には決して交わらなかった平日午後の時間帯には、不思議な人間模様が広がっていました。 そんな「平日午後の人間模様」から、アーリーリタイア後は驚きや気づきを得ています。 ということで、会社員時代の僕が想像できなかった「平日午後の(愉快な)裏社会」を少し紹介します。 子供...
日本に住んでいると、物価高や円安の影響で「自分たちはどんどん貧しくなっている」と感じることも多くなりました。 外国人観光客が安い日本を訪れてすごい消費をしている様子を見ると、豊かな国とはとても思えません。 政治の混乱や経済の先行き不透明感も加わり、将来に悲観的になりがちです。 ...
FIRE後、多くの人が「さあ、新しい人生を始めよう!」とばかりに、住まいや人間関係、日々の習慣などを一気に変えたくなります。 でも、そこで 少しだけ立ち止まってほしい のです。 僕自身の経験から痛感したのは、「FIRE後すぐに生活を変えすぎると、かえって自由の質が下がる」とい...
FIREを達成すると、多くの人がまず「解放感」を味わいます。 働く義務、ルーティン、会社の制度や人間関係・・。長年にわたって自分を縛ってきた枠組みから解放されることで大きな高揚感が生まれます。 しかし、その高揚感が落ち着いた頃、ふと「自由のなかでどう生活していこう」と持て余し...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)という言葉には「自由」や「解放」といった希望を感じる人が多いようですが、実態はシンプルです。 それは単に「経済的に自立し、働かなくても生活できる状態」にすぎません。 そんな状態ですが、それぞれ人間には「意思」があるので、「選択肢がある」と...
「若い時はお金より経験だ」、「貯金なんかしないで旅に出ろ」。 これはよく耳にするフレーズですが、本当にそれが将来の自分にとって価値ある「投資」になるのでしょうか。 この問いに、ようやく自分なりの答えを持てるようになりました。 それは、「経験」という理由で若い時の消費を正当化するの...
先日、80歳をゆうに超えた母とランチをしました。 お店のモニターに、日本各地の名所がスライドショーのように流れていました。 僕が何気なく「ここ、どこだろう。綺麗だ・・」とつぶやいた瞬間、母はじっと画面を見つめ、「これは山口の角島大橋(つのしまおおはし)よ」と言いました。 ほどなく...
最近、「もはや休みは贅沢!5割が物価高で休日を返上…」という記事を目にしました。 物価高の影響で、副業やアルバイトに時間を割き、休日すら働かざるを得ない人が増えているという内容です。 特に気になったのは、その労働が「余裕資金を作るため」ではなく、「現状を維持するため」である点で...
足元で円安が進行し、今日は160円/ドルのすぐ手前まできています。 金融資産の半分を外貨で所有しているので、個人的には円安だからといって困るわけではありません。それどころか円安になれば資産額は増加するメリットすらあります。 とはいえやはり日本人、こんな「安い日本」が海外勢から経済...
FIRE達成の理想年齢は45歳だと思っています。 厳密には 「45歳でFI(経済的自立)を達成し、そこで人生の折り返しの判断をすること」 が理想と感じています。 今日は、なぜ「FIREは45歳が理想」かを、45歳で人生の折り返し判断をするべき2つの理由と、そこで経済的自立をしてい...
自分のアーリーリタイアはライフイベントに大きく影響されていると思います。 自分の意思でアーリーリタイアをした気ではありますが、そんなリタイアのタイミングはライフイベント(特に、子供が社会人になるタイミング)に左右されたと思います。 計算すると、僕のような考え方では41歳までに子供...
アーリーリタイアは個人の意思で実行するものですが、そんな個人の意思も、働く業界や職務から影響を受けていると思います。 業界や職務の特性で「アーリーリタイアにつながりやすい」といった傾向が強かったり、リタイアのモチベーションを生みやすいところがあると思います。 今日はそんなアーリー...
片道切符でアーリーリタイアをしたので経済的には「年金と資産所得」に依存しています。 そんな依存構造のなか、今後の20~30年の資産の安全性や安定性について少し考えてみました。 すると現役時代にはあまり考えなかった点として、いまさらながら「現役時代はより年金に対して価値を過小評価し...
FIRE生活において「自由に楽しく生きていく」うえで僕が欠かさず持っておきたいと思うものが 「お金、健康、時間」 の3つです。 もちろん幸せに生きていくうえでは、この3つだけでは足りません。 例えば「大切な人たちなどの”人間関係”」とか「生き生きとしていられる”趣味”」も大事です...
「FIRE失敗」というフレーズはよく使われています。 ですが実際のところ、何をもってFIRE失敗とか、あるいはFIRE成功というかの感覚は人によって違うようみ見受けられます。 セミリタイア界隈では 「ストレスのある仕事や人間関係から解放され働かないこと」 が幸福度の高い理想的な状...
FIRE(セミリタイア)の認定 条件はとても曖昧です。 なので「FIREしました」と 自称する なかには世間で「それってFIREか?」と疑問を持たれてしまうケースもあります。 その代表例として2つの極端なケースを取り上げました。 それは、 ①FIREを達成しながらフルタイム以上に...
独身アーリーリタイア生活は若いうちの今は気軽で楽しいものですがいずれ高齢期になると多くの面で生活上の不安が生じると感じています。 その代表が「孤独死」のリスクです。 2024年1〜3月に一人暮らしの自宅で亡くなった65歳以上の高齢者が約1万7千人確認されたことが14日、警察庁への...
サラリーマン時代もリタイア後のいまも「学歴」はずっと自分について回ってきます。 そんな学歴が今のリタイア生活で役立つかといえば、結論から言うと 「役立つことはないが困るものでもない」 という程度のものです。 今の生活での価値があるもの順番は「健康>時間>お金>・・>学歴」と、学歴...
アメリカのミレニアル世代(現時点およそ28歳~44歳)において、FIRE達成で重視するのは「(早期リタイアより)経済的自立だ」との考えが主流になっているそうです。 過去(1990年代)のアメリカのFIREムーブメントは「複数の収入源を作って完全リタイアを目指す」とのものから昨今、...
時々、リタイア生活の幸福度を二者択一で比較して自分が何をどの程度大事にするか価値観を見極めます。 例えば、どちらか1つを取るとしたら、 ①質素な日々x豪華な旅行 (普段のリタイア生活は質素な居住環境に住み、旅行で豪華ホテルやらで過ごす)、 ②豪華な日々x質素な旅行 (普段のリタイ...
僕はずっと一定の節約マインドを持ち続けています。 それは、FIRE前もFIRE後も、資産が少ないときも資産が増えても、変わらず一定です。 それは良いとされる節約習慣である「家計簿をつけろ」、「予算を持て」などの行動レベルのお手本を模範したからではありません。 そもそも節約マインド...
完全リタイアの今は多くの時間を「学び直し」に費やしています。 そんな学び直しは、完全リタイアだからこその選択をしています。 僕の場合は片道切符の完全リタイアなので、つまりは二度とサラリーマンをしないとなると、仕事に関わる知識やスキルの学び直しをする必要はまるでありません。 なので...
野村総合研究所(NRI)の「富裕層ピラミッド」に関連ずけして 「貯蓄1億円(=富裕層以上)を達成してFIREするぞ!」といったような 目標設定をされる方もいらっしゃると思います。 ご存じの通り、この富裕層ピラミッドは保有資産額に応じて5段階(超富裕層・富裕層・準富裕層・アッパーマ...
よくブログで「総資産公開」という言葉をみますが、「総資産」は人によって定義や運用に差があると思います。 株関連の投資ブログをされている方は「総資産=所有する有価証券の時価総額の合算額+預貯金」という意味で 総資産額と 使われていて、恐らくこれが 多数派であり一般的です。 一方で、...
アーリーリタイアを目指すうえで大事なのは「お金」と「健康」です。 ですが実際はお金ばかりに注目がいき、なかなか健康の重要性は認識されません。 今日は「なぜ健康が大事か」について僕のFIRE経験談も含めて綴りたいと思います。 お金と健康が共に大事な理由 お金と健康が大事だと気が付い...
季節の変わり目での「衣替え」のつもりがもう一歩踏み込んで「断捨離」に走っています。 リタイアから2年間で1度も着ていない服を中心に処分をしようと袋につめながらも、また取り出したりと優柔不断さがでてしまい1か月もウジウジとしています。 今日はその心境と解決策(未完)の出来事を綴りま...
アーリーリタイアをしてからこの2年間、まるで使わなくなった日用品などがあります。 正確には「使わないもの」には2つあって、 ①想定通り使わないもの、 ②使うと思っていたけど使わないもの、 です。 今日はそれらを取り上げます。 想定通り使わないもの 想定通り使わないものは、 ①シス...
50代と30代ではFIREの意味が大きく違う気がします。 その感覚を明確にするため「50代FIREにあって 30代FIREにないもの」を自分自身を振り返りながら考えてみました。 なお、人生100年時代と言われるので、そんな30代と50代の10~20年は僅かな誤差でしかないように思...