FIREのベストタイミングはいつか? きっと大半の人は「FIRE所要額が貯まった時」と答えるでしょう。 それは1つの正解ですが、実際にFIRE生活に入って痛感するのが、その先の時間の有限さです。 つまり「FIRE後に自由に使える健康な日数」という制約こそ、お金では換算できない大事...
2022年3末に完全リタイア。「FIREの自由で創るセカンドライフ」をテーマに情報発信~FIRE-Driven Lifestyle Innovation~
FIREのベストタイミングはいつか? きっと大半の人は「FIRE所要額が貯まった時」と答えるでしょう。 それは1つの正解ですが、実際にFIRE生活に入って痛感するのが、その先の時間の有限さです。 つまり「FIRE後に自由に使える健康な日数」という制約こそ、お金では換算できない大事...
2025年5月末時点の資産状況です。 今回は資産(金融資産と純資産)の推移、ならびに前回まで「金融資産は過去4カ月の 減少」が続いたことのメンタル影響(感じ方)について綴りたいと思います。 金融資産の推移 金融資産は、現預金、株式、債券、年金保険等の資産総額です(不動産は含まず)...
居住するマンションのポストに警察からの「巡回連絡カード」が入っていました。 これは、警視庁が全国的に実施している情報収集&連絡活動のためのものです。 この連絡カードに自分の個人情報(氏名、住所、電話番号、家族構成、勤務先等)を記入し、最寄りの交番に提出することになっています。 ア...
近年、「富裕層が増えている」という報道を目にすることが多くなりました。 なかでも注目を集めているのが、野村総合研究所のレポートに登場する「いつの間にか富裕層」という表現です。 これは、贅沢な暮らしをしているわけでもないのに、資産だけが膨らみ、富裕層に分類されるようになった人々を...
最近、「静かな退職(Quiet Quitting)」という言葉をよく耳にするようになりました。 出世や競争に関心を持たず、与えられた仕事以上のことはせずに淡々と職場に向き合う。この怠けでも反抗でもないこのスタイルは、「これ以上は望まない」という静かな意思表示といえます。 一方、...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)という生き方が注目される中で、「FIRE後の生活は本当に成り立つのか?」という不安もよく聞かれます。 特に、「資産を減らさずに暮らせるのか?」、「金融リテラシーが高くないと無理では?」という声は根強くあります。 でも実際のところ、 FIR...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)への関心が高まる一方で、「今後はフルFIREの実現はますます難しくなる」と警鐘を鳴らす論考も登場しています。 とある記事では、マクロ経済やテクノロジー、移住戦略の変化を理由に「もはやフルFIREは非現実的」と論じていますが、果たして本当に...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)を目指す人にとって、節約はごく自然な戦略の一つです。 支出を抑えることで、より早く経済的自立に近づけるゆえ、合理的で効果のある方法です。 ですが、FIRE後の生活においてもずっと同じ節約スタイルを続けていると、「自由になるために始めたはず...
給与だけでは資産形成に限界があります。 サラリーマンの収入は、毎月コツコツと働いて得るもので、一気に資産を増やすような加速度的な成長は見込めません。 今日は、 サラリーマンが本気で資産形成を考える際に、どの投資指標を軸にすべきか をお伝えします。 その結論として、個人的には...
FIRE後は「お金を使う感覚」、いわゆる経済観念が変化します。 経済観念とは、「お金の使い方・貯め方を支える、その人らしい感覚」のことです。 サラリーマンの頃は、「給与」という明確な基準があり、「基準を超えて支出したら赤字」とか「貯蓄は収入の〇〇%」と、すべてこの給与収入がベース...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指す人の多くが、「FIREをすれば、お金の不安から解放される」と考えています。 でも実際にFIREしてみた僕の感覚では、むしろその逆で、 新しい不安のかたち が現れると感じました。 たしかに、働かなくても生活できるだけの資産があれば、「...
今日は少し変わった話題を綴ります。 認知症が進行しつつある母親とのランチでの出来事です。 通信履歴を記録 母親は1人暮らしをしています。 年齢的にも不安なので、スマホ(といってもらくらくフォン)を持たせています。 スマホは僕にとっての「ホットライン」です。 ただ問題があって、いつ...
FIRE後の生活を送っていると、時にこうした声に出会います。 「余剰資産なんて、使い切らなければもったいない」 「そんなに残っているなら、もっと早くリタイアできたはず」 確かに、FIRE後の資産が思ったほど減らないというのはよくある話です。 運用の影響や支出の抑制により...
FIRE生活で「お金はゼロで死ぬべきか?」~Die With Zeroの見解
FIRE生活をしていると、「お金をどう使い切るか?」という問いに、たびたび向き合います。 中でも『Die With Zero』にある「お金は死ぬときに使い切るべきだ」という考え方は、FIREを実践する者にとって避けて通れないテーマです。 お金の出口戦略をどう描くかは、FIREの...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指す人にとって、「いくらあれば足りるのか?」は永遠のテーマです。 ネット上では「4%ルールで25年分の生活費を用意すればOK」など、数字で語られることが多いですが、実際のFIRE生活を通じて見えてきたのは、 「資産が多ければ多いほど自由に...
「仕事を通じて成長する」というのは、社会に出る前から言われ続けたセリフです。 成長とは、「仕事で知識を得たり、目標に向け努力したり、世の中に役立ったりすることで達成するもの」だという常識が、いつのまにか自分の中に根付いていました。 ですが、仕事から離れたFIRE生活を送るよう...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)をした後、日常生活の中でいくつかの変化がありました。 そのひとつは些細なことですが、「冷蔵庫の中にあるものの賞味期限切れがほとんどなくなった」ということです。 仕事をしていた頃は、忙しさや急な予定変更などのせいで、まとめ買いした食材が期限切...
先日、「富裕層はFIREに目もくれない」というタイトルの記事を読みました。 そこで主張されていたのは、「経済的自立は、好きな仕事をするための手段である」、「イヤイヤ働いてきた人は早期リタイアを選び、充実して働いてきた人は独立起業を選ぶ」という構図です。 筆者の周囲にいる富裕層...
先日、あるFIRE実践者の記事(以下)を読みました。いわゆる、資産所得も得ながら「住民税非課税世帯」の制度を利用して、所得税の負担を抑えているという内容です。 この記事に対し、「働けるんだったら、ちゃんと働いて税金を納めろよ」と、不公平感を訴えるコメントが寄せられたそうです。 ...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)という生き方が広まる一方で、それに対する批判の声も一定数あります。 批判が悪いわけではありませんが、あまりにも感情的に、「暇すぎる」「投資で生活できない」「働かないなんてずるい」など主観にこだわりすぎて論理性に欠けるケースもあります。 その...
なぜ人は歳をとるほど「孤独」を欲するか?~FIREに向く性格は後天的に育つ
歳を重ねるほどに、「孤独」・・いわゆる「ひとり時間」が心地よくなってきました。 この感覚には、同世代の友人たちも大いに共感してくれます。 学生時代から社会人初期にかけての僕は、むしろ「群れるのが好きなタイプ」でした。 予定が埋まっていないと不安で、飲み会や遊び、旅行も、できる限り...
1億円の金融資産をつくってFIREした元会社員が「持家か賃貸か」について独自の見解を述べた記事がありました。 結論としては「賃貸」という選択です。 その理由を読むと共感できる点も多くあるのですが、1億円の資産を保有したうえでの判断としては、少し違った見方もあるかもしれないと感じ...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)をしてから3年、お金を取り巻く環境は不思議なことが起きています。 自由な時間が増えたにもかかわらず、「浪費したい」という欲はむしろ減り、それにもかかわらず家計全体の支出は リタイア前より約50%増 と増えています。 これは一見矛盾していて、単に...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)をしてから、丸3年が経ちました。 FIRE前の自分は、「自由な時間が増えること」や「働かなくてよくなること」がメリットだと考えていました。 もちろん、それも間違いではありません。 ですが3年という時間を経て実感するメリットは、もっと深いと...
FIREできるのにしない人。 それは働かなくても十分な資産があるにもかかわらず、「FIREしたい」と言いながら、いつまでも仕事を続ける人です。 そうした「決断の先延ばし」を批判するものではありませんが、大切なのは その間にも、目に見えない「3つの損失」が積み重なっている という...
国民的グループ「嵐」が、来年“解散コンサート”を開くという報道が注目を集めています。 彼らは若くして圧倒的な名声と経済的基盤を築いており、もはや「働かなくてもいかようにでも生きていける状態」です。 そんな彼らが、グループとしての活動を終了するという決断を下したのは、ある種、芸...
ある「FIRE(早期退職)で失敗する人」というタイトルの記事で「FIRE(早期退職)してみたが幸せになれず、結局再び働き始める人が多い」という記述がありました。 失敗の原因でありパターンは、1つ目が「やることがない」、2つ目が「話が合う人がいない」、3つ目が「仕事をしている方が幸...
独身の今だからこそ実現できたFIREですが、もし自分が離婚せずに既婚のままだったら、それは本当に可能だったのか? そんな疑問がふと頭をよぎりました。 僕には、20年近くの家庭生活を送り、子どもの養育もかなり終盤まで共に過ごした経験があります。 その体験をもとに、「FIREを阻...
「なぜ、FIREをしたいの?」 そう聞かれて 「仕事を辞めたい」 と明確でインパクトのある回答をする人もいれば、 「とにかく自由に行きたい」 といった周囲からすると理解しにくい内面的な動機まで多様に存在します。 お金や時間が自由になるFIREだからこそ、 どんな人生を送りたいか...
今も時々、サラリーマンとして現役で頑張っている人たちに会う機会があります。 すると、一定の割合でこう尋ねられます。 「FIREって、退屈じゃないですか?」 この質問を投げかけてくる人は、FIREに対して一定の理想を抱きつつも、どこかで「本当に楽しいのか?」という疑念を抱えてい...
FIREで後悔しないためには、「早期リタイアによる逸失利益」をできる限り数値化し、それに見合う価値を冷静に見極めて納得感を得ることが重要です。 逸失利益とは、たとえば「定年まで勤めていれば得られたはずの収入」や「社会的信用等」といった数値的・非数値的な利益全体を指します。 早期...
2025年4月末時点の資産状況です。 金融資産は、先月よりもドル安・株安の影響を受け連続4か 月で下落し、リタイア時点(2022年5月末基準)の102.5%での着地となりました。 純資産についても、不動産評価額の微減によりこれまでの上昇トレンドが失速し、リタイア時点(2022年5...
もし「FIRE界隈で月次報告会を運営せよ」と命じられたら・・
もしFIRE達成者のコミュニティがあって、自分が「月次で定期報告しあう場を運営せよ」と命じられたら? そんな仮定のもと「月次報告会の運営概要」をどうするか考えてみました。 やはり、辛くて苦しい面もあったサラリーマン生活では「楽しいこと」を取りこぼしていました。 FIRE後はそうし...
最近、「リタイア後は1年かけて世界一周したい」という記事を読み、このような発想を持っている方はFIRE生活に向いていると思いました。 なぜなら、サラリーマン的な「細切れの時」を繋ぎ合わせて何ができるかを考えるのではなく、FIREだからこそ得られる「まとまった時間」をもとに、大きく...
現役時代、20代から長期・分散投資を続けた結果、FIRE(経済的自立・早期リタイア)を実現できたと感じています。 FIRE後、金融投資からは少し距離を置きましたが、実は今も「ある投資」を続けています。 それが、「健康」「人間関係」「心の潤い」といった 非金融資産への投資 です...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を決断するうえでの最大の不安は、「定期的な給与収入がなくなり、FIRE後の生活が行き詰まらないか」という点です。 そこで誰もが「資産シミュレーション」を実施し、収支バランスや資産取り崩しの持続性などを綿密に確認します。 しかし、FIRE後の...
リタイアして最初に戸惑ったのは、情報源が一気に狭まったことでした。 サラリーマン時代には、業界や経済の情報に自然と触れる機会がありました。 しかし、会社を離れると、そうした生の情報はほとんど入ってきません。 一方で、リタイア生活にはリタイア生活ならではの情報の拾い方もあります。...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)によって「失うもの(損失)」として、17項目をリストアップしています。 今回の後半記事では、17項目のうち残る8項目について綴ります。 なお、4分類(経済的損失・社会的損失・心理的損失・日常習慣的損失)のうち、後半2つの「心理的損失・日常...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)をすると、多くの自由を手にする代わりに 「失うもの(損失)」 があります。 そんな「損失」は4分類あり、「経済的損失・社会的損失・心理的損失・日常習慣的損失」というものです。 その分類ごと、17項目についての概要や対応策、所感などを綴ります...
最近、セミリタイアやFIREについて書かれたブログやSNS投稿を眺めていて、感じることがあります。 それは、FIREに至るきっかけが実に多様であるということです。 なんでもかんでも「FIRE」という、そもそも定義が曖昧な用語で括ってしまうと、その違いが見えにくくなってしまいま...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)を目指す際、多くの人が参考にするのが「4%ルール」や「年間生活費の25倍」といった指標です。 たとえば年間生活費が300万円であれば、その25倍=7,500万円を確保し、それを年利4%で運用して暮らすという考え方です。 とてもシンプルで...
FIRE生活を送る上で、何を前提にするかによって、日々の生き方は大きく変わってきます。 中でも重要なのは、「この先も一切働かずに生きていくのか、それとも、いざとなれば再就職するか」というFIRE卒業を想定するかしないかという点です。 仮に、「FIRE卒業」として正社員に戻る可能性...
FIREをすると、いろいろなものを得ますが、同時に、いろいろなものを失いもします。 僕自身、FIREで「失った」と感じたものを「トップ5」として記事にしてきました。 今回、改めて「FIREから3年経過したいま時点、感じること」として綴ってみます。 なお、その5つとは、以下にな...
FIRE後に「なんだかつまらない」、「自由すぎて不安」といった、期待外れの声が聞かれることがあります。 サラリーマン生活から解放され「好きな場所で、好きなように生きれる」と、理想のFIRE生活を実現しても、「こんなはずじゃなかった・・・」と感じる人もいるのです。 この原因のひ...
今朝もいつもと同じく「のどかな朝」を迎えていました。 ですが急にある出来事が起こり、久しく感じていなかった戦慄が走りました。 リタイア生活を3年送りましたが、こんな恐怖は初めてです。 ということで、今日はその戦慄が走った「おぞましい体験」を綴ります。 のどかな朝 起きてからテレビ...
成功者の「FIRE観」を比較した(堀江貴文氏・イケハヤ氏・高橋歩氏)
FIRE(経済的自由により、働かなくても生きていける状態)は、多くの人にとって理想的なゴールです。 一方で、社会で成功し、十分な資産や影響力を持ちながらも、FIRE(自由にのんびり暮らす事)を選ばずに活動し続ける人たちも存在します。 今回は、堀江貴文氏、イケハヤ氏、高橋歩氏と...
多くのサラリーマンは、65歳ともなれば定年を迎え、「リタイア生活という自由」がやってきます。 会社に通う必要はなくなり、優雅な日々を送れると信じて疑わない「定年待ち」の社畜オジサンにとって、これからの時代は苦難の連続になるかもしれません。 そこで、FIRE(経済的自立による早期...
FIRE(経済的自立&早期リタイア)という「働かずとも生きられる自由」は、誰にとっても理想に映るかもしれません。 しかし現実には、年収が1億円を超えても「FIREなど意味がない」と語る人たちがいます。 たとえば実業家の堀江貴文氏などがその代表です。 最近、その感覚が少し理解できる...
FIRE後のいま、僕が実践している「FIRE生活での節約」は、現役時代にはできなかった方法です。 それは「スケジュールの柔軟性と手間」を活用して生活費を下げることです。 その対象は、2024年の家計支出で「支出先トップ」となっていた「旅費(25%)」に対して実施しています。 今日...
20代〜30代の若い世代から、「仕事が楽しいから70歳まで働きたい」、「生涯現役でいたい」といった声を耳にすることがあります。 特に会社員よりも、フリーランスや起業家など、自らの裁量で仕事をしている人にそうした傾向が強いように感じます。 僕自身も30代の頃はそうした言葉に共感...
なぜ、FIRE達成で「仕事を辞めること」が大事ではなくなるか
FIREは、経済的自立によって、働かなくても生活できる状態のことを指します。 そのため、現役で働く人(かつての僕自身も含め)は、「FIRE=仕事をやめること」という側面を過大に評価しがちです。 確かに、日々の仕事にストレスを感じていればこそ、「働かなくてもいい」という状態に強い...
「資産1億円で老後破産?」というFIRE事例に仕立てた“作り話”と思える記事がThe Gold Onlineから出ました。 それは、「資産1億円があっても、人生設計に計画性がないと、早期リタイアで破綻する」というメッセージです。 今日は、その記事の矛盾も指摘しながら、テーマから学...
昨今の株式相場の下落と円高の「ダブルパンチ」で資産評価額が幾ら目減りしているかを把握してみました。 いつもは月末時点に資産額をモニタリングするのですが、今日は期中の動きと、この時点での所感を綴りたいと思います。 資産推移 減少分をみると数か月分の生活費が吹っ飛んでいます。 金融資...
僕が会社員だった頃、「自分にご褒美をあげる」という習慣は少なからずありました。 美味しい料理を食べに行ったり、温泉でのんびりしたり、たまにブランド品を手に入れたりすることがそれです。 これらは単なる娯楽ではなく、 自分の感覚を取り戻すための儀式 のようなものでした。 ところが...
昨今のトランプ関税ショックによる相場混乱により、F IRE に批判的、悲観的な記事が増えると思います。 今朝、目に飛び込んだのは「 FIRE は負け組だ」とする記事です。 この記事はFIREとは何か、そのリスクは何かを考える重要なテーマでもあるので取り上げたいと思います。 記事の...
大人になると、勉強が将来の選択肢を広げてくれることや、生涯学習の大切さがわかります。 しかし、子供にとって「なぜ勉強が必要なのか?」という問いは、なかなか腑に落ちないものです。 新学期を迎え、いよいよ受験であったり、勉強が大切になる子供たちの親御さんも読者のなかにいらっしゃると思...
早期リタイアをしている男性が「平日の日中に表をプラプラ歩いていると職質された」ということを綴った記事を何度か読んだことがあります。 僕にとってそんな話題は他人事だと思っていました。 なぜならこれまでのFIRE生活3年間、職質されたり怪しまれたりしたことは一度もないからです。 それ...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)がもたらす「自由」について、実は、世間では大きな混乱があると感じています。 多くの人が思い描くのは、 「会社の拘束から解放された自由」 です。 出社の義務も、時間の縛りも、組織のルールもない、そんな「解放感」をFIREのイメージとして持つのは...
FIRE(経済的自立&早期リタイア)を達成したあとに訪れたものは「解放感に満ちた浪費生活」ではなく「静かなる欲の消失」でした。 欲の消失とは、高価な物を欲することも、自由を満喫しようと散財することも無い、そんな状態です。 これは予想に反していました。 なぜならFIRE後は自由な時...
FIRE(経済的自立&早期リタイア)をすると、時間の使い方が大きく変わります。 リタイア前は「やりたいけど、なかなかできない」と思っていたことが、意外と自然に日常の一部になっていくものです。 僕にとって、その1つがアーティストのライブコンサートに行くことでした。 リタイア後、なぜ...
1億円ないならFIREは危険! 資産4000万円でも破綻する??
最近、「FIREは危険であり、労働こそが最もリスクが低く確実な資産形成手段である」と主張する記事を読みました。 そこでは「1億円を貯めるのに30~40年かかる」、「数千万円でFIREしても投資だけでは生活できない」、 そのうえで「労働は最もリスクが低く、確実に資産を生み出せる手段...
サラリーマンの頃は「アーリーリタイア後に〇〇したい」というある習慣を思い描いていました。 その1つは「喫茶店のモーニングを食べる」というものです。 でも実際にFIREすると、週に1~2回どころか、年に1回も行きません。 朝の喫茶店に出向いて、モーニングセットを注文し、コーヒーにパ...
2025年3月末時点の資産状況です。 今回、金融資産は過去3か 月は連続減少ですが、それでもリタイア時点(2022年5月末基準)の103.5%と、ほぼ横ばいです 。 一方、純資産は過去最高で、 リタイア時点(2022年5月末基準)の122%となりました。 金融資産の推移 金融資産...
3年前の今日は、リタイア前の最終出勤日でした。 長年のサラリーマン生活を終えた帰り道、、無事にアーリーリタイアできたことに安堵したのを覚えています。 当時は解放感で浮かれて何も考えていませんでしたが、3年が経った今は、「もうサラリーマンには絶対に戻れない」という確信を持っています...
アーリーリタイアの最大のメリットは、 「時間の自由」と「体力」 のバランス を活かせること です。 つまり、時間の自由があるだけではなく、「体力があるうちにこそできること」を楽しめるのがアーリーリタイア期の今だと思っています(65歳の定年まで働いていたら体力的にはできないことがあ...
「1億円以上の資産を持ってい るのに不安でお金を使えない」という 年金生活者(田中さん;仮名・ 75歳)の記事がありました。 確かに資産が十分にあっても「将来が不安だから」とお金を使えない人は少なくありません。 これはいわば、老後にお金を使いきれずに最大資産を残したまま死んでしま...
僕のFIREは、フルタイムの仕事を辞めて セミリタイアを挟まずに完全リタイアへ直行 しました。 ふと「もしセミリタイアを経ていたらどんな違いがあったか?」と考えます。 セミリタイアは、フルタイムの仕事を徐々に緩めながらリタイア後の生活にスムースに移行できるメリットがある一方で、「...
「 FIRE は暇だ」という見解をよく耳にします。 確かに、仕事を辞めると自由時間が大幅に増えますが、「時間が沢山ある」ということだけで「 FIRE は暇だ」という意味でもない気がします。 というのは、暇に近い感覚として、 刺激が無い(退屈)、やるせない(虚無)、 やる気...
完全リタイア生活を送るようになってから丸3年が経ちます。 そんな「毎日が自由」というFIRE生活で、実は、リタイア前に想像していなかったリアルな驚きや気づきがあります。 今回、そうしたなかで特に印象的だった「3つ」を紹介します。 ① いつでも寝られる自由があると、意外と朝早く起き...
完全FIRE生活を送る今があるのは、遡ると30代で経験した「家庭を持つ」ことに突き当たると思います。 20代の頃は、社会人としての実績も経験もない中で、とりあえず頑張って働けば給与があがり、どこか 「稼ぐこと=自己の価値証明」 という承認欲求を満たす日々でした。 そうしたお金...
お金の意味(価値)は人生のステージごとに変わります。 僕自身、20代から50代にかけてお金に対する考え方が4段階で変化しました。 ①20代:お金=成功の証(承認欲求) → 収入でしか自分の価値を測れない。 ②30代:お金=家族の安定(守る力) → 家計を支え、責任を負うことを...
FIRE をした人の生き方はさまざまです。 例えば、暇を持て余してしまう人、暇でも働かない生活だけで満足できる人、趣味に没頭する人、また働き始める人・・。 多様な生き方があるのは当たり前ですが、でも、なぜそうなるか? FIRE3年が経過したなかでの僕の持論は、 「FI...
先日、昔からの趣味仲間が「ついに仕事を辞めたよ!」と報告をくれました。 FIRE仲間が増えるのはいつだって嬉しいものですが、今回は 「やっと同じ時間を過ごせる!」と、喜びは特別のものでした。 なぜ喜びが特別かを考えると、 会社生活ゆえにバラバラな人生を歩んだ仲間が この年齢で F...
アーリーリタイア生活はとても平坦です。 サラリーマン生活のような「貴重な週末」といった時間の緩急がないので、つい、時間の大切さを忘れてしまいます。 今日は「今という時間を大事にする」と痛感したお花見のエピソードを綴ります。 思い立って母親を花見に誘う自由 アーリーリタイア生活は自...
FIREが広まる中で、「セミリタイア」という言葉もよく使われています。 ですが、 実際にセミリタイアと名乗る人は少なく、パートやフリーランス、個人事業主として働いている人の方が多い というのが僕が感じる世の中の現実です。 では、「セミリタイア」とはいったい何なのか? 具体的に...
FIREを達成した後も、「生きがいのために働く」という人が多くいらっしゃいます。 確かに、仕事を通じて充実感や社会との接点を得られるのは事実です。 ですが「本当に”生きがい” だけが理由か?」といつも思うのです。 もし 「生きがい」 が主目的なら、純粋なボランティア活動でも、本...
FIREの目指しやすは時代によって違いがあるのか?といった疑問が浮かびました。 なにしろ今と昔では労働環境が大きく違います。 ・1980年代: 「 長時間労働 +終身雇用+年功序列」 の時代 →とにかく働けば安定した収入が得られた ・2020年代: 「 短時間労働 +成果主義+キ...
FIRE後に変化することの1つに「時間周期」があります。 これは、「夜になると眠くなる」といった体の時間周期(リズム)のことではなく、「脳や行動レベルで支配される数」というものです。 結論から言うと、サラリーマン時代は脳(サラリーマン脳)が動作する基準サイクルが「3」であり、FI...
僕が選ぶFIRE生活したい地方TOP3:バランスの福岡、快適な札幌、都会的な神戸
東京でFIRE生活をする僕が、独自に作った「FIRE生活をしたい都市の選定基準」をもとに、各主要都市をスコアリングしてみました。 これは、旅先でふと「この都市は魅力的で移住したい!」と感じる状況をもとに、その魅力を切り口整理した7つの「選定基準」をもとに主要都市を比較したものです...
旅行先でふと「この都市で暮らすのもいいな!」と感じることがあります。 その「感覚」を洗い出してグルーピングすると7項目に分類されます。 これが僕にとっての 「FIRE生活してみたい都市の選定基準(7項目)」 です。 今日はこの選定基準を綴ります。 7つの選定基準 僕の旅行目的は、...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を達成した後、どこで暮らすかは大きなテーマの一つです。 東京でのリタイア生活では、やはり都市ゆえの過密さが原因となるデメリットに気を付けなければいけません。 僕の経験からそれは、①生活コストが高い、②公共交通の利便性と不便さが共存、③本物の壮大...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を達成した後、 どこで暮らすか は大きなテーマの一つです。 僕はリタイア生活を東京で過ごし、当面は地方へのプチ移住も断念していますが、そんな生活が3年を過ぎると、その魅力をいろいろ実感します。 一言でいえば、それは、 都市の利便性を活かして豊か...
先日、僕ら50代以上の投資仲間が集まったとき、ふとした流れから「若いっていいよな」という話題になりました。 ただのノスタルジーではなく、 「若さは、それ自体が強力な武器になる」 という視点です。 「でもさ、俺らが若いころって、結構バカなこともやってたよな?」 そんな話から盛...
もうすぐ僕の契約する自動車保険(マイカー保険)の契約更新が来ます。 その契約をリタイア生活に合わせて再検討しました。 なにしろリタイア後は、旅行の機会が格段に増え、旅先でレンタカーを利用することも増えています。 ですが、レンタカーに付随する補償は必ずしも十分ではないので、そこを自...
FIRE(経済的自立&早期リタイア)をすると「感謝の気持ちが強まる」という法則があると感じます。 そう感じたのは、あるスーパーでカート整理に奮闘する高齢スタッフを見た時の出来事です。 今日はそんな僕のFIRE後の心境や受け止め方の変化を綴ります。 邪魔なのになぜか心地よい行動 あ...
先日、婚活戦場の激戦区に迷い込んでしまいました。 というのも、僕はアーリーリタイア生活で「ある習慣」を実践しているからです。 それは「週1、昔、行きなれた場所に行く」というもので、婚活習慣ではありません・・。 その日は、僕が現役時代(30代)に仕事の打ち合わせで使っていた都内の「...
現役時代は「最悪な出来事」がFIRE後は「ラッキー」に感じること
先日、札幌旅行をした時に「現役時代だったら最悪な出来事」が起こりました。 羽田に戻るフライトがキャンセルとなり、またその日のフライトは全て満席。つまり「帰るに帰れない状態」となった出来事です。 ですが今のアーリーリタイア生活中の僕にとって、なんら急いで帰る理由もなく、そんな旅先で...
FIRE後の生活において、お金との向き合い方が大きく変化しました。 FIRE直後は「資産が減っても本当に大丈夫か?」というお金の不安が最大の課題でした。 その解決のために、以下の 3つのアクション を実施しました。 資産推移と資産構成の可視化 最悪シナリオのシミュレーション 現...
完全リタイア生活を送っている今、「もしセミリタイアをするなら何をする?」と考えました。 すると「今の時代だからこそ可能なセミリタイア生活」が思い浮かびます。 それは「旅 × 文化 × セミリタイア」という新しいライフスタイルです。 シェア型居住サービスであるADDRESS等や単発...
FIREを達成する前の認識は 「FIREをしたら何か目標を持たないと生活に張りがなくなる」と考えていました。 でもこの認識は FIRE生活が 1年も経つと変化し、そして 3年経過した今は「あえて目標を持たない生き方のが良い」と確信に変わっています。 サラリーマン時代は評価と 目標...
FIRE後のモチベーションと聞くと、「何かを達成するための意欲」と考えがちですが、実際にFIREから3年経過して感じるのは、それとは少し違う感覚です。 モチベーションは、日々をスムーズに生きるための「エネルギー」のようなもので、サラリーマンの頃にあった「目標達成のための意欲」では...
2025年2月末時点の資産状況です。 今回、資産は円高と株安のダブルパンチで少し減りました。 それでもリタイア時点(2022年5月末基準)からほぼ横ばいで、メンタル的にも淡々とトラッキングするのみです。 そこで、①金融資産と②純資産(金融資産+不動産評価額-借入金)の推移と、今回...
FIREを達成した直後、意外にも困ったのが「自己紹介」です。 サラリーマン時代なら「〇〇会社の△△です」 と名乗れば、それだけで自分の立ち位置が伝わります。 ですがFIRE後は、会社という肩書もないなか、自己紹介をするのも、職業欄に記入するのも悩みます。 こうしてアイデンティティ...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を達成する前と後ではお金の使い方は変化しないと思っていました。 なぜなら FIRE前に培った節約習慣はFIREしても変わらないと思っていたからです。 僕の個人的な経験からはこれは「YES]でもあり「NO」でもあります。 結論としては、リタイアし...
FIRE後に孤独を感じる3つの理由—社会とのつながりとは限らない
FIRE(経済的自立と早期リタイア)をすると、「社会とのつながりがなくなり、孤独になるのでは?」と考えます。 つまり「FIRE→社会とつながり喪失→孤独」という因果関係です。 FIREをして仕事を辞めれば、職場での人間関係はなくなり、そうした人間関係のつながりが孤独の原因と考えが...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)のデメリットとして「社会とのつながりがなくなる」という声をよく聞きます。 正直、この意味がまるでわかりません。 確かに、仕事を辞めると職場の人間関係は激減しますが、それは本当に「社会とのつながりの喪失」を意味するのでしょうか? そもそも、「社会...
FIRE生活の2つの生き方!あなたはTODOそれともTOBE?
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を達成すると、働く義務から解放され、自由な時間を手に入れることができます。 その自由な時間をどう過ごすかは人それぞれですが、大きく分けると「TODO思考」と「TOBE思考」という2つの思考スタイルに分けられます。 この思考スタイルは、サラリーマ...
自分のアーリーリタイアを俯瞰して気づいたこと(FIRE3年後)
アーリーリタイアをしてから3年が経過しました。 このアーリーリタイアが今の自分にどのような位置づけになっているか、人生を時系列で遡り、少し俯瞰して観察しました。 すると「アーリーリタイアの本質」が鮮明になりました。 今回、それを「若い頃の情熱 → 加齢による変化 → FIREの決...
「気づけば富裕層になっていた」~そんな現象が日本では増えているそうです。 野村総合研究所(NRI)の富裕層ピラミッドの最新データ(2025年2月13日発表)では、富裕層以上の世帯数は前回推計(2021年)から 11.3%増、 資産総額は約29%増だそうです。 うち、 準富裕層から...
平日の日中に出歩くことも多いFIRE生活では、サラリーマンの頃にない微笑ましいシーンに遭遇します。 今日はある80代後半の小柄なお婆ちゃんと若い新米ママさんの会話でその瞬間に遭遇しました。 それも、お婆ちゃんが想像を絶する「バグり方」をしていたからです。 早速、そのエピソードを綴...
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FIREのベストタイミングはいつか? きっと大半の人は「FIRE所要額が貯まった時」と答えるでしょう。 それは1つの正解ですが、実際にFIRE生活に入って痛感するのが、その先の時間の有限さです。 つまり「FIRE後に自由に使える健康な日数」という制約こそ、お金では換算できない大事...
2025年5月末時点の資産状況です。 今回は資産(金融資産と純資産)の推移、ならびに前回まで「金融資産は過去4カ月の 減少」が続いたことのメンタル影響(感じ方)について綴りたいと思います。 金融資産の推移 金融資産は、現預金、株式、債券、年金保険等の資産総額です(不動産は含まず)...
居住するマンションのポストに警察からの「巡回連絡カード」が入っていました。 これは、警視庁が全国的に実施している情報収集&連絡活動のためのものです。 この連絡カードに自分の個人情報(氏名、住所、電話番号、家族構成、勤務先等)を記入し、最寄りの交番に提出することになっています。 ア...
近年、「富裕層が増えている」という報道を目にすることが多くなりました。 なかでも注目を集めているのが、野村総合研究所のレポートに登場する「いつの間にか富裕層」という表現です。 これは、贅沢な暮らしをしているわけでもないのに、資産だけが膨らみ、富裕層に分類されるようになった人々を...
最近、「静かな退職(Quiet Quitting)」という言葉をよく耳にするようになりました。 出世や競争に関心を持たず、与えられた仕事以上のことはせずに淡々と職場に向き合う。この怠けでも反抗でもないこのスタイルは、「これ以上は望まない」という静かな意思表示といえます。 一方、...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)という生き方が注目される中で、「FIRE後の生活は本当に成り立つのか?」という不安もよく聞かれます。 特に、「資産を減らさずに暮らせるのか?」、「金融リテラシーが高くないと無理では?」という声は根強くあります。 でも実際のところ、 FIR...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)への関心が高まる一方で、「今後はフルFIREの実現はますます難しくなる」と警鐘を鳴らす論考も登場しています。 とある記事では、マクロ経済やテクノロジー、移住戦略の変化を理由に「もはやフルFIREは非現実的」と論じていますが、果たして本当に...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)を目指す人にとって、節約はごく自然な戦略の一つです。 支出を抑えることで、より早く経済的自立に近づけるゆえ、合理的で効果のある方法です。 ですが、FIRE後の生活においてもずっと同じ節約スタイルを続けていると、「自由になるために始めたはず...
給与だけでは資産形成に限界があります。 サラリーマンの収入は、毎月コツコツと働いて得るもので、一気に資産を増やすような加速度的な成長は見込めません。 今日は、 サラリーマンが本気で資産形成を考える際に、どの投資指標を軸にすべきか をお伝えします。 その結論として、個人的には...
FIRE後は「お金を使う感覚」、いわゆる経済観念が変化します。 経済観念とは、「お金の使い方・貯め方を支える、その人らしい感覚」のことです。 サラリーマンの頃は、「給与」という明確な基準があり、「基準を超えて支出したら赤字」とか「貯蓄は収入の〇〇%」と、すべてこの給与収入がベース...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指す人の多くが、「FIREをすれば、お金の不安から解放される」と考えています。 でも実際にFIREしてみた僕の感覚では、むしろその逆で、 新しい不安のかたち が現れると感じました。 たしかに、働かなくても生活できるだけの資産があれば、「...
今日は少し変わった話題を綴ります。 認知症が進行しつつある母親とのランチでの出来事です。 通信履歴を記録 母親は1人暮らしをしています。 年齢的にも不安なので、スマホ(といってもらくらくフォン)を持たせています。 スマホは僕にとっての「ホットライン」です。 ただ問題があって、いつ...
FIRE後の生活を送っていると、時にこうした声に出会います。 「余剰資産なんて、使い切らなければもったいない」 「そんなに残っているなら、もっと早くリタイアできたはず」 確かに、FIRE後の資産が思ったほど減らないというのはよくある話です。 運用の影響や支出の抑制により...
FIRE生活をしていると、「お金をどう使い切るか?」という問いに、たびたび向き合います。 中でも『Die With Zero』にある「お金は死ぬときに使い切るべきだ」という考え方は、FIREを実践する者にとって避けて通れないテーマです。 お金の出口戦略をどう描くかは、FIREの...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指す人にとって、「いくらあれば足りるのか?」は永遠のテーマです。 ネット上では「4%ルールで25年分の生活費を用意すればOK」など、数字で語られることが多いですが、実際のFIRE生活を通じて見えてきたのは、 「資産が多ければ多いほど自由に...
「仕事を通じて成長する」というのは、社会に出る前から言われ続けたセリフです。 成長とは、「仕事で知識を得たり、目標に向け努力したり、世の中に役立ったりすることで達成するもの」だという常識が、いつのまにか自分の中に根付いていました。 ですが、仕事から離れたFIRE生活を送るよう...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)をした後、日常生活の中でいくつかの変化がありました。 そのひとつは些細なことですが、「冷蔵庫の中にあるものの賞味期限切れがほとんどなくなった」ということです。 仕事をしていた頃は、忙しさや急な予定変更などのせいで、まとめ買いした食材が期限切...
先日、「富裕層はFIREに目もくれない」というタイトルの記事を読みました。 そこで主張されていたのは、「経済的自立は、好きな仕事をするための手段である」、「イヤイヤ働いてきた人は早期リタイアを選び、充実して働いてきた人は独立起業を選ぶ」という構図です。 筆者の周囲にいる富裕層...
先日、あるFIRE実践者の記事(以下)を読みました。いわゆる、資産所得も得ながら「住民税非課税世帯」の制度を利用して、所得税の負担を抑えているという内容です。 この記事に対し、「働けるんだったら、ちゃんと働いて税金を納めろよ」と、不公平感を訴えるコメントが寄せられたそうです。 ...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)という生き方が広まる一方で、それに対する批判の声も一定数あります。 批判が悪いわけではありませんが、あまりにも感情的に、「暇すぎる」「投資で生活できない」「働かないなんてずるい」など主観にこだわりすぎて論理性に欠けるケースもあります。 その...
FIREは「経済的自立と早期リタイア」という意味です。 そこに「早期リタイア」と綴られながら実際は広く解釈され「会社を辞めたあと自分が好きなことを仕事にしていてもFIRE(セミリタイア)」と世間で認識されています。 そんな「好きなことを仕事にしている」という代表的なものが、早期リ...
世の中には「コントロールできないもの」があります。 例えば、天候、経済・社会情勢、老化、他人(の感情)などです。 そんな「コントロールできないもの」に対して サラリーマンの頃は何かとストレスを感じ、 どうしようもできない(ならない)のに「ついてない!」とか「なんでこうなるの!」と...
先日のABEMA PrimeでのFIRE失敗に関する座談会がありました。 YOUTUBEで視聴した僕は何とも言えない後味の悪さがありました。 FIREの失敗例として参加した2名(カイトさん、あんぱんさん)とコメンテータ側はひろゆきさんやカンニング竹山さんなどが参加しました。 その...
金融資産額の月次定期分析です。 完全リタイア後は預貯金を取り崩す生活ですが、 金融資産残高は過去25か月、右肩下がりにはならずに ず っと横ばいです。 これは「評価額マジック」という水物ではあるのですが、本来は資産が減っていく予定だったので、横ばいというのは得をした気分です。 そ...
先日のABEMA PrimeでのFIRE失敗に関する座談会はかなり酷な内容でした。 なにしろ「話しの展開」として「7割の人がFIREを望んでいて興味津々・・」とフックをかけておいて、そこからのコメンテーターが寄ってたかって「そんなのはFIREじゃない、FIREなんて意味あるのか・...
FIREの所要額を算出するうえで最も厄介な課題は「予測できない将来の支出を想定すること」です。 独身で50代のアーリーリタイアとなると、家族や子供のある家庭よりも変数は少なくシンプルなはずです。 それでも僕が洗い出したリストは5つあって、①長寿リスク、②医療費、③インフレ(物価上...
世間では一般的に「FIREを目標にすることは間違っている」といった認識を持つ人が多い気がします。 なんとなく「それらしい」主張ですが、僕はそれに違和感を持っています。 今日はその違和感を綴ります。 FIREにある2つのルート そもそもFIREを目標にするという括り方が「大雑把すぎ...
目下、政府は高齢者の定義を65歳から70歳へと引き上げる案を示していることは広く知られるところです。 確かに元気な65歳アッパーとしてはマドンナ(65歳)や郷ひろみ(67歳)など超人的ですし、平均寿命が上がり思い描いていた60代と実際は大違いなのは事実です。 そんな元気なシニアで...
サラリーマンの 時 に連続9日~14日の 夏季休暇を 何度か 取ったことが あります。 その休暇を使いやったことは長期の海外旅行や日本横断の 車の旅などです。 そんな時間を要する趣味もサラリーマンの長期休暇があればできるわけですが、だからといって「長期休暇があるから完全FIREを...
アーリーリタイア後は平日日中に行動するため老人の方と接することが多くなります。 すると「老人本人が意図しない迷惑」なるものも多々遭遇してしまうので、僕自身、ご老人の起こす問題をより顕著に感じるようになりました。 世間ではクレーマーのレベルを越えた嫌がらせが「カスハラ」として社会問...
サラリーマン生活から完全リタイア生活に変わると日常生活の「規則正しさ」がなくなります。 きまった時間に起きて、食事を取り、通勤し・・という規則性が無くなって自由になると、極端に「暇」になる人と「忙しい」となる人に分化する気がします。 僕はその「忙しい派」と自認しますが、正直、他人...
相変わらず物価高の日々が続き、スーパーでの食品や日用品はなるべく買い時を狙ってお得に買いたいものです。 そんな「節約術」として、最近、新たに気づいたことがあります。 スーパーが設けている特定日の「割引デー」ではなく、その翌日に「より割引がある商品も存在する」ということです。 食品...
世間のニュース記事などでFIRE批判は度々みかけます。 批判のポイントは、 ・経済(労働力として社会に寄与しない)、 ・納税(納税せずにフリーライド)、 ・社会倫理(勤労;国民の3大義務違反)、 ・社会模範(働かない大人)・・等々です。 こうした批判も建設的な議論の余地もあるので...
アーリーリタイアから2年たってもいまだにFIREの定義が頭のなかで混乱しています。 そんなFIRE定義の曖昧さから、まず混乱しているのがそもそも「経済的自立って何か?」ということです。 結局、「自分が経済的(家計的)に不自由がない」と感じられればそれで既にが経済的自立を達成したと...
今の完全リタイア生活に入ってからの2年間はずっと幸福感は高いままです。 ですが仮に「何が起こると幸福感を失ってしまうか?」と考えると、「3つの欠かせないもの」が浮かび上がります。 それは、①健康、②お金、③人間関係、です。 人によってFIRE生活に不可欠なものは違ってくるとは思い...
海外勤務やワーホリで海外在住中に稼いだ外貨をいかに経済効率の良い方法で処理(円転等)するかを悩まれる方もいるかと思います。 すぐに円転する必要がない場合、外貨のまましばらく運用して利息を稼ぎつつ為替レート見合いで円転するのが効率的です。 その時にWISEやRevolut等を使い外...
政府による増税の網はとにかく抜かりがありません。 リタイア資金として重要となる「退職金」は税金のかからない「非課税枠」がかなりあります。なぜなら退職金は老後の生活保障的な性格があるので税制上の優遇をしてきたためです。 ですがそんな枠を取り払うという方向での増税がずっと検討されてい...
よく「FIREは孤独だ」とネガティブな意味合いで使われていることがあります。 ですがこの孤独というのはいろいろな面があり、必ずしもネガティブなものではないどころか僕の場合はポジティブに捉えています。 また孤独と少し違って「孤立」と混同し「FIREは孤独だ(孤立してしまう)」とのニ...
完全リタイア後の日々を心から楽しむには、自分の資産に「明るい未来」があることが大事です。 50代で完全リタイアをした僕は労働に戻るという選択肢はないゆえ、やはり「安定した収入源」が何より大事です。 そのために「金融資産の74%は元本保証で安全運用」をしています。 でも最近、そんな...
完全FIREをして資産を取り崩す日々を送りだした時に、3つの心理的ストレスともいえる「代償」があり、それを克服することが必要でした。 その代償とは、 ①お金を増やしたいという 「未練を捨てる」 、 ②資産を取り崩す 「不安と対峙する」 、 ③資産計画で想定外が起こる 「恐怖を克服...