FIRE(経済的自立と早期リタイア)を実行するとき、よく語られるのは「いくら貯めたか」とか「どんな生活をするか」です。 でも実はもう一つ大切なことがあります。それが「辞め方」です。 「会社をどう辞めるか」は、単なる形式的な話ではなく、FIRE後の精神的な満足度に大きな影響を与え...
2022年3末に完全リタイア。「FIREの自由で創るセカンドライフ」をテーマに情報発信~FIRE-Driven Lifestyle Innovation~
完全FIREによって「無職」となりストレスフリーの生活を送っています。 ですがリタイア後「無職であるゆえ困ったケース」に遭遇したことがあります。 それは息子の賃貸契約の連帯保証人の手続きです。 今日はそんなちょっとばかりストレスとなったケースを取り上げます。 息子の賃貸契約の連帯...
アーリーリタイア後には生活環境だけでなく心境も変化します。 仕事から解放され「ストレスの無い自由」といった環境が手に入るので、心も平穏になれば気持ちに余裕も生まれます。 そうした変化を実感する体験のなかで特に嬉しいと感じた2つがあります。 それは、①お寺でお祈りする内容の変化、②...
皆さんは「時間の過ぎる早さ」に敏感ですか? 僕は「年齢を重ねるごとに時間が早く過ぎる」と感じていて(←誰もが感じるものですが)それがゆえにアーリーリタイアをして時間を有意義に使おうと思っています。 今日はそんな時間についての認識と、体感時間がより短くなったことの焦りについて綴りま...
FIRE界隈には2つの派閥があると常々感じています。 それは「FIREを目標」として達成したグループと「FIREは結果」だったグループです。 両者はFIREへのスタンスや得られるものの違いはあれど大事な部分は共通していると感じています。 ちなみに僕は「FIREは結果」という後者の...
今の完全FIRE生活には満足しています。 リタイア直後の解放感も、その後じわじわと感じる自由な日々も、暇を持て余さず活用できていますし、会社員に戻ることは無いと感じます。 ですが世の中に「絶対」は存在しません。 そこで5つの「完全FIRE生活から撤退して仕事に戻りたくなる可能性」...
先日、 日銀が金利引き上げに前向きな姿勢を示しました。 年内にもまた引き上げられる可能性も出てきますが、すると 金利上昇によって僕の持っている 借入金(住宅ローン)の負担が更に増える懸念が大きくなってきました。 それでも借入金の一括返済等はせず相対的に割安な金利の恩恵を受け続ける...
完全リタイアから2年が経過し相変わらず「会社員には決して戻れない」と感じます。 会社員に戻れない理由はリタイア後から3段階の変化がありました。 そして今回が4段目になるのですが、それは「自分が満足する仕事はとても見つからない」と思えるからです。 今日はリタイア後から「会社員に戻れ...
経済的に十分な資産があっても早期リタイアを先送りする人がいます。 問題はリタイア後に「もっと早くリタイアしていれば良かった」と後悔することです。 そうした後悔に陥りやすいタイプというのが5つあります。 それは、①仕事にストレスを感じていた人、②家族との時間を大切にしたい人、③自由...
リタイア後、あえてサラリーマンの通勤時間に行動することを避けています。 通勤時間は最悪で、居住中のマンションのエレベーターはなかなか来ないし、来てもエレベーター内は混んでいるし、その雰囲気もどこか張り詰めた感じがして嫌だからです。 ですがリタイアから2年も過ぎ先日にある実験をしま...
FIREをした人の割と多くが「もっと早くFIREできた」と情報発信しています。 それはFIRE界隈のマーフィーの法則ともいえる「リタイア資産は案外減らない」といった実体験から来ているケースが多いようです。 僕自身もその体験をしています。 だからといって「もっと早くFIREできた」...
先日、「60代で仕事を引退してはいけない」という記事を読みました。 70代まで働けというのかと記事を読むと、それは「生涯現役」を推奨する内容でした。 アーリーリタイアと対極の考え方ゆえ今日はそれを取り上げ自分の考えを整理しました。 ちなみに記事はこちらです。 60代で仕事を引退し...
何をもってセミリタイアが成立するかその条件は曖昧です。 条件が曖昧ゆえ、セミリタイアか否かについて、人によって認識差があります。 僕からみると「完全にセミリタイア民だ」と見える友人が、当の本人に聞くと「自分はセミリタイアしてない」と正反対の認識でいたエピソードがありました。 その...
これまで各年代ごと様々な投資をしましたが、 50代の アーリーリタイア生活から振り返ると、 良いものもあれば意味の無いものもあります。 投資とは必ずしも金融投資に限らず、自分の時間やエネルギーを何に投じたかという広い意味での前提です。 そうした総括的な観点での20代の投資を振り返...
お盆休みを取り上げたテレビニュースで定番のインタビューがあります。 羽田空港で旅行先から戻ったばかりの家族やカップルを捕まえて「どのような休暇を過ごしましたか?」と尋ねるわけです。 すると多くの人が「明日からまた”日常”に戻ります」とのセリフが出てきます。 それだけサラリーマンに...
今年は79回目となる「終戦の日」が過ぎました。 戦争を知らない我々世代の「自由」は戦時中の人のそれとはきっと違いますよね。 僕ら世代の自由は「FIRE(早期リタイア)」に象徴されます。 株式投資や節約に励み、より早く経済的自立の達成を目指し、それによってあらゆる束縛から解放を実現...
とことんお金を使え!の実験と目標達成状況(2024年上半期)
毎月の生活費はある「支出目標額」を持っています。 その目標額はリタイア生活での ”やりたいこと” に経済ブレーキをかけず支出するものでありまたそれが「リタイア生活が豊かである」と感じるであろう数値でもあります。 これは2023年の「支出実験」から算定した数値として予算設定したもの...
アーリーリタイア生活が2年も経つと「リタイアしていて良かった!」と思う「特定日」を幾つか経験します。 東京にいるいまは明日金曜日の朝がそれに該当します。 ということで、それを含めてリタイアして良かった(サラリーマンだったら大変だった)と思う特定日を3つ挙げてみました。 悪天候の日...
アーリーリタイア前の不安として「リタイア後は過剰に節約してしまうのでは」というのがありました。 リタイアによる変化として、金銭感覚の不安として感じていた、①金銭感覚が緩む、②節約しすぎる、の後者のことです。 今回はこの「節約しすぎる」について触れます。 ちなみに前回の記事では「金...
アーリーリタイア前に自分自身の金銭感覚について2つの不安がありました。 その不安とは、①金銭感覚が緩む、②節約しすぎる、というものです。 金銭感覚が緩むというのは長年勤めた会社を卒業した「ご褒美」であったり、いよいよ好きなことができるとの「解放感」から金銭感覚が崩壊するイメージで...
2024年の8月に入ってから「円高・株安・震災リスク(南海トラフ地震の懸念)」が台頭しました。 これらの急激な変化がリタイア資産のどの程度の範囲に影響するかを求めるため、アセットアロケーション(配分)に即して範囲影響を特定してみました。 すると結論としては「純資産ベースで74%の...
アーリーリタイア生活において個人の資産額として時価評価額の動きが少ないのは不動産です。 株や外貨資産のように日々リアルタイムに上下するのとは違い、不動産の時価評価額はさほど気にせず放置していられます。 ですが放置しながらも、昨今は3つの理由で不動産の時価評価額が減少するプレッシャ...
アーリーリタイアをすると「休み」の感覚がサラリーマンとは真逆になります。 週末が楽しみだったサラリーマン時代から今は「週末はどこにいっても混みあうから憂鬱」と感じます。 ですがその感覚は普段の平日・週末だけで「お盆休み」は状況が異なります。 平日よりも「リラックス倍増」となります...
先日の株式市場の大幅下落の時にチャンスと思い買い入れた銘柄がいきなりの下落です。 その銘柄は九州旅客鉄道(JR九州)。 理由は災害リスクです。 8月8日午後4時43分に発生した日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震による影響で、本日はずるずると下落しました。 そんな不運な状...
定額制サービス(いわゆるサブスク)は世の中には沢山あります。 定額なので「使えば使うほどお得」になるサービスです。 時間に余裕のあるリタイア生活ゆえそんな定額制サービスを使い倒しているかと思いきや、僕の場合はそうでもなかったりします。 ということで今日は僕が使っている定額制サービ...
昨今の株価下落と円高でリタイア資産がどのぐらい毀損したかを確認しました。 比較したのは①リタイア時点からの下落、②先月末(2024年7月末)からの下落、の2点です。 ちなみに資産構成のうち直接影響がある範囲は下図の通り39%の部分です。 リタイア時点からの下落 僕が資産額を算出す...
株式相場の大きな上げ下げがこの数日間に起こりました。 そのさなか自分の「踏ん切りのつかない投資スタンス」を思い知りました。 今日はそれについて綴ります。 現金ポジションの多さ 2022年末ぐらいは現預金比率が30%近くありました。 問題はその現預金を「現金ポジション」として「いつ...
この暑い毎日で何かと外出するのが億劫です。 都内は交通網が整備されていて、僕の場合は徒歩で数分も歩けばバス停もありますし、更に歩けば地下鉄の最寄り駅もあります。 それでもこの暑さで少しでも歩くと汗が出てきますし心地よくはありません。 そんな暑い夏の日々で役立っているのが車です。 ...
日銀の政策金利の引き上げで僕の契約する住宅ローンの変動金利も上昇していく見通しです。 完全リタイア民としてこの事態をどう捉え手を打つか個人的な方針を綴ります。 なお、個人的とはいえ、この影響は住宅ローンを組んでいる人には広く共通する問題だと思います。 いろいろ見解があるなかの1つ...
昨今、お金の管理方法(特にお金の色分け)を簡素化しています。 適正な現預金を持ちながらも余裕資金をしっかり投資等で活用できるよう、これまで ①生活運転資金、 ②余裕資金(=投資運用資金)という2つに色わけしていました。 今回は更に、 ③遊び資金 (=遊びのための投資資金)を追加し...
今日(8月2日)の日経平均株価は2216円の下げ幅でブラックマンデー以来史上2番目の大暴落となりました。 ちなみに終値で過去最大の下げ幅を記録したのは1987年10月20日の3836円で、米国株が暴落した「ブラックマンデー」の翌日でした。 今日の下げ幅は下落率でみれば5.81%な...
前回(先月末時点)から急速な円高と 株式市場の下落で保有資産が減少しました。 なにしろ資産の半分が外貨建てゆえ影響は大です。 ですがこうした円高株安でダメージを受けながらも、今月、資産が増える結果となりました。 それは先月、個人年金保険(終身)の満期分まで支払いを終え、10年確定...
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FIRE(経済的自立と早期リタイア)を実行するとき、よく語られるのは「いくら貯めたか」とか「どんな生活をするか」です。 でも実はもう一つ大切なことがあります。それが「辞め方」です。 「会社をどう辞めるか」は、単なる形式的な話ではなく、FIRE後の精神的な満足度に大きな影響を与え...
アーリーリタイアをしてから、通勤電車とはまったく無縁の生活になりました。 出かける用事があっても、平日の朝の通勤時間はなるべく避けるようにしています。 ところが先日、やむを得ない用事があり、朝8時頃に地下鉄で移動することになりました。 久しぶりに、通勤ラッシュの電車に乗るこ...
前回の記事では、「最初の落し穴」として、「生活費×25倍」という計算式において25倍ばかりに気を取られ、肝心の「生活費の見積もりが現役時代ベースのまま」といった点をお伝えしました。 今回はもうひとつの落し穴、つまり 「 25倍という数字だけで“安心できる構造”が完成するわけではな...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を考えるとき、「生活費×25倍」という計算式は多くの人が目安として使っています。 この式は一見シンプルで、使いやすいモデルですが、そこには意外と語られない落し穴があると僕は感じています。 よく言われる「インフレを考慮していない」とか「米国経済...
アーリーリタイア生活では、「暮らし方」が日々の幸福度に大きな影響を与えると、今あらためて実感しています。 ここでいう「暮らし方」とは、どんな街に、どんな住まいで、どんな人と、どんな距離感で暮らすか・・という全体設計のことです。 たとえば、都心のマンションに住むか、地方の戸建てに...
いまでこそFIRE(経済的自立と早期リタイア)という言葉が一般化していますが、90年代の頃にもアーリーリタイアというトレンドは記憶しています。 当時は完全リタイアは「隠居」、セミリタイアは「脱サラ」とも呼んでいて、当時の常識ではそれなりの「高収入」、「出世組」、「退職金が多い大企...
アーリーリタイア生活を続けていると、日々の中で「自分の感じ方が変わってきた」と思うことがあります。 リタイア後の特別な出来事とかで感じるというより、変哲もない日常の中にいて、「以前とは違った視点や感情が生まれる」という種類の変化です。 今日は、そんな「サラリーマン時代にはなか...
僕はアーリーリタイア以降、月末時点での資産状態を記録し続けています。 今回はリタイアから37カ月目で、いつもと少し視点を変え、資産管理そのものが僕の「願望」や「恐れ」をどのように反映しているかを自己分析しながら実施してみました。 資産状況は「 金融資産」と「純資産」についての推移...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)が身近に語られるようになった今、完全リタイアを前提にすると「資産1億円」はひとつの基準として意識されています。 確かに明快な数字ですし、「1億円を達成して仕事を完全に辞めよう」といった目標としても自然なのでしょう。 ただ実際には、 経済的・精...
アーリーリタイア直後から現在に至るまで、毎日の生活のなかで「ああ、リタイアしてよかった」と自然に感じる場面があります。 それは、「やりたいことができる」というより、「 やりたくないことをやらなくていい」という解放感 を味わう時です。 そして、その解放感が会社員時代に重ねてきた「...
僕は学生時代に様々なアルバイトをしていましたが、今思い返しても 強く印象に残っている極端な対比 があります。 その対比は、「マクドナルドの厨房」と「一流ホテルのレストランウエイター」です。 当時は10代で右も左も分からない中で、ただ仕事に必死でした。 でも今になって振り返る...
ある記事で、スーパーの総菜を毎日“半額”で買って暮らしている50代男性の話を読みました。 就職氷河期に苦しみ、非正規の立場から抜け出せないまま年を重ねた方のようです。 「若い頃は、こんな生活になるとは夢にも思わなかった」、「唐揚げ弁当が残っていてラッキーだった」・・。そんな言葉...
年収1,200万円だった元部長が、再雇用で年収7割減。しかも若手社員に過去の武勇伝をさえぎられ、「惨めさを感じた」と語る記事を見かけました。 その記事では、「シニアが再び働きがいを感じられる組織づくりが大事」と、あくまで企業側の制度や環境に焦点が当てられていました。 でも、僕に...
昨日はブログの更新をできませんでした。 とくに、病気で寝込んだわけではありません。 ほぼ毎日、飲み会やら旅行をしていてもブログ更新をしてきた僕ですが、さすがにぐったり更新できない状況を今日は簡単に報告します。 朝からDIY リタイア後、購入した空き家の整備として丸1日、庭の草木を...
テレビの街頭インタビューなどで「年金だけでは暮らせない」「老後資金が足りない」といった声がよく取り上げられています。 こうした報道を目にするたびにいつも疑問を感じてきました。 というのも、僕の母の生活実態を見ていると、老後生活にそこまで多額の資金が必要だとはどうしても思えないから...
「働いたら負け」・・というのは、働くことへの違和感や抵抗感、そして社会構造そのものへの抗議の言葉だったりします。 こうしたスタンスを取ることは悪くはない(そう思えるぐらい社会経済も行き詰まっている)とは思いますが、どうしても「働いたら負け」と考える方に伝えたいことがあります。 今...
先日、こんなメッセージを読者の方からいただきました。 「私は”静かな退職”によって被害を受けています。最低限の仕事しかしない同僚の業務が『時間内に終わらないから』という理由で、上司から私に一部を引き取るよう指示されます。そんな同僚の“静かな退職”のしわ寄せが自分にきていて、と...
僕のFIRE生活は、子育ても終え、仕事にも一区切りがついた50代という、比較的遅めのタイミングから始まりました。 それだけ長くサラリーマン生活を続けてきたせいか、FIREで手に入れた「自由」には、あるひとつの欠落を強く感じています。 それは、「日常の変化」がなくなることです。...
定時で帰る。余計なタスクは引き受けない。出世にもこだわらない──そんな「静かな退職(Quiet Quitting)」という働き方が、いま注目を集めています。 最近読んだある記事では、「静かな退職を選んだ若手社員の末路」として、 市場価値の低下・AIによる業務の喪失・キャリア崩...
「お金という存在を好きか?」というフレーズをみて、少し戸惑いを覚えました。 今日はその違和感について綴ってみたいと思います。 もちろん、お金はとても大切です。ですが、「好きか?」「愛しているか?」と問われると、どうもピンときません。 例えるなら、「空気が好きですか?」、「水を愛...
先日の東京都知事選は現職の小池さんが当選を果たしました。 あけてみると現職強しの「変わりばえの無い結果」でしたが、僕自身、今回の選挙をきっかけに東京が変わり始める気がしました。 そしてやはり思うのは良くも悪くも「石丸劇場はかなり仕込まれている」という点です。 今日は僕が感じた都知...
アーリーリタイアをした2022年以降、勤めていた会社も他の国内企業も賃上げのトレンドにあります。 僕と同じタイミングでリタイアした民としてはきっと 「よりによって自分がリタイア後に賃上げなんて」 というのが一般だと思います。 もちそんタイミングの悪さは多少なり癪には感じますが、そ...
7月7日、よりによって七夕の夜に大失敗を見つけてしまいました。 1年以上ログインをしていなかった某ホテルの会員サイト(複数)にログインをしてみたのです。 すると IHGホテル&リゾーツ (インターコンチやホリディイン等)と マリオット系 (マリオット、シェラトン、リッツカールトン...
アーリーリタイアをして丸2年が経ちました。 この節目に、これまでのアーリーリタイア生活において後悔したことが無かったかを振り返りました。 結論からいうと、これまで一度もアーリーリタイアを後悔したことはありません。 このように肯定的に捉えているのは2つの要因によるものです。 それは...
自分の家計管理として「毎月の金融資産の推移」に加え、四半期に1度の頻度で「純資産の推移」を追いかけています。 純資産は家計管理で「最重要」と考えているのですが、それは純資産が個人の所有する「富の総額」を表すからです。 ご存じの通り、純資産は、全ての資産(現金、預金、不動産、株式な...
セミリタイア界隈で「早期退職」と「アーリーリタイア」の違いについて語られています。 僕はこのブログ開設時にどちらの用語を使うか迷ったうえ、結果として「アーリーリタイア」に決めたわけですが、それはこの両者の世間的な受け止め方について考えた結果でもありました。 今回、遅ればせながら自...
完全FIREをして有り余る時間を持つと自分が根っからズボラかどうかがわかります。 なにしろ仕事から100%離れて、会社員のような目標を強制させられるでもないリタイア生活を送っているわけです。 時間の使い方で本性が出てしまうというものです。 ちなみに僕は時間を持て余していた大学生の...
都内は最高気温が30度を超えジメジメした夏が到来です。 サラリーマンの頃はそんな夏が憂鬱で仕事になんか行きたくないと思っていました。 ですがリタイア後、いよいよ3回目の夏を迎えるなか「サラリーマンはいいなあ」と懐かしんでしまう下劣な思考が頭をよぎりました。 もちろんサラリーマンに...
金融資産額の月次分析です。 リタイアから25か月目、 資産は104%(対リタイア時点)と 最高値更新です。 預貯金を取り崩す生活を 送りながら「資産」が減らない 理由は明確で、 円安の加速と株式等の評価増によるものです。 但し、最高値といっても僅か4%の上振れでしかなく「ほぼ横ば...
アーリーリタイアをするとその自由時間で思わぬ「お得な体験」をしたりします。 サラリーマン時間で動かないところに「お得ゾーン」があると感じます。 今日はそんな思わぬ「お得で上機嫌」な体験をしたことを綴ります。 スーパーでの買い物(通常) 僕はスーパーで買い物をするときは、商品が割引...
今回は新NISAの話題ながらそれは資産をどう作るかのトピックではなく「長期的な投資展望で留意すべきリスク」の話です。 金融投資を進めたり個人資産を防衛するうえで最大のリスクと思われるものが昨今の「 新NISAに関わる動き」から推測できています。 結論からいうとそれは 「資産税」で...
景気が良かったバブル期ならば「楽にFIREできる」と考える人が多いと思います。 当時は今より物価は安く、平均給与は425万円程度(今は460万円)と恵まれています。 また高い経済成長に乗ってお金を増やしたり、投資のチャンスだって豊富にあるといった点もいかにもFIRE向きです。 そ...
都内にあるスーパー併設のフードコートで1人過ごしていた時の出来事です。 80代のお婆ちゃんたちと隣り合わせになりました。 お婆ちゃんたちの会話がすごく盛り上がり、耳に入ってきてしまった内容が興味深いし、なかなか深く思う点がありました。 そんな高齢期のお婆ちゃんたちのモノの見方や悩...
アーリーリタイアをすることでサラリーマンの頃よりも自在に使える時間(可処分時間)が増えました。 そんな増えた時間で 「ものすごいこと」ができていれば、それをもってアーリーリタイアの価値を明白に説明できるわけですが、 実際は、それほど説得力のあるものごとはありません。 どこかにプチ...
僕は「タイパ」といった考え方には否定的です。 なぜならそんな効率性を求める 考え方が「FIRE失敗」を生み出す原因だとも考えているからです。 よくFIREをした人が「FIREは暇だ」と嘆くことがありますが、そうした人はFIREで得た 有り余る時間のタイムリッチな豊かさを享受できる...
足元で円安が進行し、今日は160円/ドルのすぐ手前まできています。 金融資産の半分を外貨で所有しているので、個人的には円安だからといって困るわけではありません。それどころか円安になれば資産額は増加するメリットすらあります。 とはいえやはり日本人、こんな「安い日本」が海外勢から経済...
FIRE達成の理想年齢は45歳だと思っています。 厳密には 「45歳でFI(経済的自立)を達成し、そこで人生の折り返しの判断をすること」 が理想と感じています。 今日は、なぜ「FIREは45歳が理想」かを、45歳で人生の折り返し判断をするべき2つの理由と、そこで経済的自立をしてい...
自分のアーリーリタイアはライフイベントに大きく影響されていると思います。 自分の意思でアーリーリタイアをした気ではありますが、そんなリタイアのタイミングはライフイベント(特に、子供が社会人になるタイミング)に左右されたと思います。 計算すると、僕のような考え方では41歳までに子供...
アーリーリタイアは個人の意思で実行するものですが、そんな個人の意思も、働く業界や職務から影響を受けていると思います。 業界や職務の特性で「アーリーリタイアにつながりやすい」といった傾向が強かったり、リタイアのモチベーションを生みやすいところがあると思います。 今日はそんなアーリー...
片道切符でアーリーリタイアをしたので経済的には「年金と資産所得」に依存しています。 そんな依存構造のなか、今後の20~30年の資産の安全性や安定性について少し考えてみました。 すると現役時代にはあまり考えなかった点として、いまさらながら「現役時代はより年金に対して価値を過小評価し...